JP6518472B2 - 離着陸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飛行装置が離着陸するための基地となる離着陸装置に係り、特に飛行装置が着陸した位置を矯正して予め定められた正規位置に飛行装置を案内して位置決めすることができる離着陸装置に関するものである。
従来から、様々な用途で無人の飛行装置が使用されている。例えば、下記特許文献1には、撮影機能を備えた飛行装置を用いる警備用の撮影システムに関する発明が開示されている。
この撮影システムでは、監視領域において進入物体をレーザセンサで検知して異常状態となると、飛行装置としての飛行ロボットを所定の着陸待機場所から進入物体の位置まで飛行させて進入物体を撮影させる任務を実行させる。そして、異常状態がクリアされると、飛行ロボットを着陸待機場所まで飛行させて着陸させる。
特開2014−150483号公報
上述したような無人の飛行装置を用いて自動的に所定の任務を実行するシステムでは、着陸待機場所において飛行装置が待機している間にも所定の作業を自動的に行う必要がある。この必要な作業とは、例えば、飛行装置のバッテリーへの充電、飛行装置が任務中に取得した情報等の地上設備への伝達、地上設備から飛行装置への新規設定情報等の入力、などがある。これらは無人の飛行装置の運用に係わる重要な作業であり、飛行装置を運用するシステムの実効性を担保するためには、これらの作業を自動的に確実に実行する必要がある。このためには、飛行装置が着陸する着陸待機場所に、種々の作業を自動的に実行する機器を備えた離着陸装置を設置しておき、これらの機器の充電部や通信部などに対して、飛行装置の対応する充電部や通信部が有線又は無線にて充電・通信可能な位置関係となるように正確に飛行装置を着陸させなければならない。しかしながら、無人で飛行する飛行装置は、特に屋外においては風などの影響を受けるため、そのような位置関係となるように誤差なく着陸することは必ずしも容易ではなく、若干の誤差を以て着陸する可能性を排除することができない。
本発明は、以上説明した従来の技術における課題を解決することを目的としており、飛行装置が離着陸するための基地となる離着陸装置において、飛行装置が着陸した位置を矯正して予め定められた正規位置に飛行装置を確実に案内して位置決めできるようにすることを目的としている。
請求項1に記載された離着陸装置は、
飛行装置の正規位置が上面に設定された基台と、
前記基台の縁部に移動自在に設けられた可動体と、
前記可動体が前記基台の外方に広がった開放状態と、前記可動体が前記開放状態から前記基台の内方に向けて移動した収納状態との間で前記可動体を移動させる駆動部と、
を具備し、
前記可動体が前記開放状態から前記収納状態に向けて移動することにより前記開放状態において前記基台に着陸した前記飛行装置を外方から押して前記基台の上で移動させ、当該飛行装置の着陸位置を前記正規位置の方向に案内することを特徴としている。
請求項2に記載された離着陸装置は、請求項1記載の離着陸装置において、
前記基台から突出して前記基台上の前記飛行装置に係合することにより前記飛行装置を前記正規位置に案内するガイド部を有することを特徴としている。
請求項3に記載された離着陸装置は、請求項2記載の離着陸装置において、
前記可動体が前記収納状態に向けて移動を始めた後に前記ガイド部が前記基台から突出し始める連動動作を行う制御機構を備え、当該連動動作により、前記基台上の前記飛行装置を前記正規位置に案内することを特徴としている。
請求項4に記載された離着陸装置は、請求項2記載の離着陸装置において、
前記制御機構が、
上面に開口を有するフレームと、
前記ガイド部を突出させるための押圧体を備えた移動自在な移動台と、
前記移動台を前記フレームに対して固定するストッパと、
を具備しており、
前記ガイド部は前記基台に移動自在に設けられており、
前記駆動部は、前記フレームに対して前記基台を昇降させ、
前記駆動部により前記基台が降下すると、前記可動体は前記開口に対して摺動することにより前記収納状態となり、前記移動台が前記ストッパによって前記フレームに対して固定され、さらに前記基台が降下することで、前記固定された前記移動台の前記押圧体が前記ガイド部を突出させることを特徴としている。
請求項1に記載された離着陸装置によれば、可動体が開放状態にある時に、飛行装置を基台の上に着陸させる。飛行装置が基台上の正規位置に着陸していなくとも、その後、駆動部によって可動体を収納状態に移動させれば、移動する可動体に押されて飛行装置は基台の上で移動し、基台上の正規位置により近い位置に位置決めされる。
請求項2に記載された離着陸装置によれば、上述のように開放状態から収納状態に移動する可動体によって飛行装置が基台上の正規位置に接近すれば、基台のガイド部が基台から突出する方向に移動して飛行装置に係合し、飛行装置を正規位置に案内することができる。
請求項3に記載された離着陸装置によれば、可動体が開放状態から収納状態に向けて移動を始め、飛行装置を正規位置に向けて移動させ始めた後に、ガイド部が基台から突出し始めて飛行装置を正規位置に案内するので、可動体とガイド部の連携による飛行装置の正規位置への位置決めを円滑かつ確実に実行することができる。
請求項4に記載された離着陸装置によれば、基台フレームの上方に位置すると、可動体は開放状態となる。この状態で飛行装置を基台の上に着陸させる。その後、駆動部によって基台を下降させ、開いた可動体をフレーム内に引き込むと、可動体はフレームの開口に当たって移動し、収納状態となる。従って、飛行装置は、移動する可動体に押されるので、正規位置に着陸していなくとも、基台上の正規位置により近い位置に移動することができる。
さらに、上述のように基台がフレーム内に下降して下方に移動すると、その移動の途中で移動台がフレームに対して固定され、移動台が備える押圧体が相対的に基台のガイド部を下方から押して持ち上げる。すると、基台上の正規位置の近傍にある飛行装置にガイド部が係合し、さらにガイド部が持ち上がって基台から突出することにより、飛行装置は移動して基台上の正規位置に位置決めされる。
また、請求項4に記載された離着陸装置によれば、基台を昇降させる一つの駆動部によって、可動体を移動させる動作とガイド部を移動させる動作の両方を簡易な構成で実現できる。
実施形態の離着陸装置の一部と、これに着陸する飛行装置の斜視図である。 開放状態を示す実施形態の離着陸装置の模式構造図である。 収納状態を示す実施形態の離着陸装置の模式構造図である。 ガイド部が突出した状態を示す実施形態の離着陸装置の模式構造図である。 開放状態を示す実施形態の離着陸装置と着陸直前の飛行装置の斜視図である。 収納状態を示す実施形態の離着陸装置の斜視図である。 実施形態の離着陸装置において、飛行装置が着陸する基台上においてガイド部が飛行装置を正規位置へガイドする動作を説明する動作図(1)である。 実施形態の離着陸装置において、飛行装置が着陸する基台上においてガイド部が飛行装置を正規位置へガイドする動作を説明する動作図(2)である。 実施形態の離着陸装置において、飛行装置が着陸する基台上においてガイド部が飛行装置を正規位置へガイドする動作を説明する動作図(3)である。
本発明の実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
本実施形態の離着陸装置1は、無人で飛行する飛行装置2が離着陸を行う基地となる装置であって、着陸した飛行装置2を所定の正規位置に案内して目的に応じた接続動作を自動的に行うものである。この接続動作は、例えば、飛行装置2が内蔵するバッテリーへの充電や、飛行装置2と地上設備との間での有線又は近距離無線による情報通信等の作業である。詳細は後述するが、図1に示すように、離着陸装置1は、着陸した飛行装置2が位置決めされる正規位置が上面の中央に設定された基台3を備えており、飛行装置2は、通常この基台3の中央を目標位置として着陸するように飛行制御される。
1.飛行装置2について
図1に示す飛行装置2について説明する。
飛行装置2は、丸形の本体4と、本体4の頂部付近に平面視十字型の配置で設けられた4本の保持部5と、各保持部5の先端に設けられた回転翼6を有している。4本の保持部5は、本体4から外方に向けて斜め下方に突出しており、周方向については上述の通り等角度間隔で配置されている。また、各保持部5の先端に設けられた回転翼6は、その回転面が略水平となっている。従って、回転翼6が下方に向けて気流を発生させれば、回転面の上側の気圧が下側よりも低下し、揚力が発生して飛行装置2が浮上し、飛行することができる。
なお、図示はしないが、この飛行装置2は、内部に充電可能な電池を備えており、前記回転翼6を駆動する図示しないモータに電流を供給することができる。そして、この電池は、図示しない充電回路を介して、図1に示すように本体4の底面に設けられた受電端子7に接続されている。詳細は後述するが、離着陸装置1に着陸して正規位置に位置決めされた飛行装置2の前記受電端子7は、離着陸装置1の接続部の一例である給電端子8に接続される。
さらに、この飛行装置2は、その目的に応じた種々の機器等を搭載している。例えば、警備用の飛行装置2であれば、監視カメラや視界を照らすための照明装置、通信装置、スピーカー等を搭載していてもよい。また、飛行装置2は、これらの機器等及び前記モータを制御する図示しない制御部を備えている。なお、受電端子7に替えて飛行装置2に他の送受信端子部を設け、給電端子8に替えて離着陸装置1に他の接続部である送受信端子部を設け、着陸時に両者を結合させ、離着陸装置1の制御部と飛行装置2の制御部の間で、情報の読み出し、書き込み等、何らかの通信又は情報の交換等を行うようにしてもよい。すなわち、離着陸装置1と飛行装置2の接続の目的は問わない。
図1に示すように、飛行装置2の本体4の底面側には、2対の連結材9を介して着陸脚10が取り付けられている。着陸脚10は、正六角形の環状の板体である。詳細は後述するが、図1に示すように、飛行装置2が着陸する基台3には、ガイド部11と称する一対の部材が設けられており、これが上方に突出して着陸脚10の内側に引っ掛かり、ガイド部11の動作に従って着陸脚10が操作されることにより、飛行装置2を基台3の中央の正規位置に位置決めするようになっている。
2.離着陸装置1の構成
離着陸装置1の構成を図2〜図4等を参照して説明する。
離着陸装置1は、装置本体としてのフレーム15を有している。フレーム15は中空の箱型であり、上面には円筒状の案内部16が一体に設けられ、案内部16は略円形の開口17を介してフレーム15の内外を連通させている。フレーム15の内部には、その底部上に駆動部18が設けられている。駆動部18は、上下方向に伸縮するリンク機構19と、これを作動させる図示しないアクチュエータを備えている。なお、図示はしないが、このフレーム15の内部には、本装置の各部を制御するための装置、機構、制御部等が設けられており、当該各部に接続されている。
リンク機構19の上端には昇降台20が固定されている。リンク機構19を伸縮させれば、案内部16内及びフレーム15の内部で昇降台20を昇降させることができる。昇降台20が昇降する案内部16の内部には、その下半部分の内面側にストッパ21が設けられている。ストッパ21の機能については後述する。ストッパ21は、円環状の単一の部材又は周方向について等間隔で全周にわたり設けられた複数個の部材であり、案内部16の内周面よりも内方に突出していて、その内径は前記昇降台20の外径よりも大きい。従って、図3に示すように、リンク機構19により昇降台20が案内部16及びフレーム15の内部で昇降してもストッパ21とは干渉しない。
昇降台20の上面には、外周に沿って複数本の支持柱22が垂直に立設されており、これら支持柱22の上端には略円形の基台3が昇降台20と平行に固定されている。すなわち、昇降台20と基台3は支持柱22を介して一体に構成されている。従って、前記駆動部18が作動すれば、図2〜図4に示すように、昇降台20と基台3は一体となって案内部16の内部を昇降する。基台3の外径は、案内部16の内径よりもやや小さい程度であり、基台3が案内部16の内部に入っても案内部16の内面と干渉することはない。但し、一体構造である昇降台20と基台3が、駆動部18によって案内部16の内部を昇降する際、図3及び図4に示すように、相対的に下方に配置された昇降台20は案内部16の内部から、案内部16の下端を抜けてフレーム15の内部にまで下降する。しかし、相対的に上方に配置された基台3は、図2及び図3に示すように、案内部16の外部と、前記ストッパ21よりも上方の案内部16の内部との間で昇降する。
基台3の外周には、全周にわたって可動体25が設けられている。可動体25は、後に参照する図5及び図6に示すように、細長い板材からなる骨組みで構成した花弁形の部材である。可動体25は、花弁形の小端部において基台3の縁部としての外周部にヒンジ等の可動構造によって取り付けられ、花弁形の大端部を自由端として揺動可能とされている。可動体25は、図2(又は図5)に示すように、外力を受けない場合には、基台3の平面から概ね45度の角度で外方に倒れた姿勢となるが、これ以上外方に広がることはできない。また可動体25は、図3(又は図6)に示すように、基台3が案内部16の内部に引き込まれた場合には、案内部16の開口17の縁に当たって内方に撥ね上げられ、基台3の表面に対して概ね90度の角度で立ち上がった姿勢となる。なお、可動体25は板状ではなく骨組みで構成されており、隙間がある。このため、飛行装置2の着陸時には下降気流を逃がすので飛行装置2の着陸状態が安定する。
基台3の中央部は、給電や情報の授受のために、着陸した飛行装置2が離着陸装置1と結合されるべき正規位置とされている。基台3の正規位置には、後述する給電端子8が出没するための孔部26が形成されている。孔部26は矩形状である。また、孔部26を挟んで対向する2位置には、ガイド部11が揺動自在に設けられている。ガイド部11は、後に参照する図7〜図9に示すように、頂点が底辺に水平に切り欠かれた正三角形状又は台形状の板であり、前述した孔部26を挟んだ状態で先端側を互いに対向させて配置されており、基台3の一部をなしている。ガイド部11は、その底辺の部分のみで基台3に連結されており、底辺を中心とし、先端側を自由端として上方に向けて揺動することができる。すなわち、ガイド部11は、基台3に形成された同形の孔を塞いでおり、この位置よりも下方に下がることはないが、下方から押されれば、底辺を回動中心として上方に揺動し、基台3の表面よりも上方に突出することができる。この時、後に参照する図7〜図9に示すように、ガイド部11が塞いでいた孔と孔部26は繋がることになる。
昇降台20と基台3の間には、略円形の移動台30が設けられている。移動台30は、その外周に複数個の貫通孔が形成されており、昇降台20と基台3を連結する複数本の支持柱22が貫通孔に挿通されており、移動台30は支持柱22を案内として昇降台20と基台3の間で上下動することができる。移動台30の外径は、案内部16の内径よりは小さいが、前記ストッパ21の内径よりは大きい。従って、図2に示すように、案内部16の内部において昇降台20とともにストッパ21よりも上方を移動することはできるが、図3及び図4に示すように、案内部16の内部で昇降台20とともに下降すると、昇降台20はストッパ21に干渉せずにストッパ21よりも下方に下降できるが、移動台30はストッパ21で引っ掛かり、これよりも下方に移動することはできない。
移動台30の上面の中央には、接続部としての給電端子8が設けられている。給電端子8は、図2〜図4の紙面に垂直な方向を長手方向としており、その平面形状は、基台3に設けられた前記孔部26と略同一の矩形状である。また、給電端子8の2つの長辺の中央には、それぞれ押圧体31が設けられている。各押圧体31は、基台3の2つのガイド部11の真下に位置する。図示はしないが、給電端子8は、フレーム15内に設けられた給電装置及び制御部等に接続されており、飛行装置2の受電端子7に接続して必要に応じて給電を行うことができる。なお、この給電端子8に替えて、これに接続した飛行装置2との間で情報の授受等を行うための情報端子等を設けてもよい。
飛行装置2が基台3の上に着陸した場合、飛行装置2は、期待されるように正規位置に正規の向きで正確に着陸するとは限らない。正規位置から外れた基台3上の他の位置に着陸する場合もあるし、正規位置であっても向きにばらつきがでる場合もある。そのような場合であっても、本離着陸装置1によれば、前述した可動体25及びガイド部11の連続した動作によって飛行装置2を正規位置に正規の向きで位置決めすることができる。
以下に、可動体25及びガイド部11の動作について説明する。
3.昇降台20の下降に伴う可動体25及びガイド部11の動作
図2及び図5に示すように、離着陸装置1が飛行装置2の着陸を待ち受ける場合、基台3は、案内部16の開口17の上方である上方位置に位置している。可動体25は自重によって外方に倒れ込み、可動体25が基台3の全周について外方に広がった開放状態にある。
この時、移動台30は昇降台20の上に重なった位置にあり、給電端子8は基台3の下方にあり、基台3からは突出していない。また、押圧体31も基台3の下方にあり、基台3のガイド部11は持ち上がっていない。
この状態で、飛行装置2が離着陸装置1の基台3の上面に着陸する。飛行装置2は、離着陸装置1の給電端子8と受電端子7が合致する向きとなるよう、正規位置に着陸するように指令を受けている。ここでは、正規位置をやや外れ、正規位置と可動体25の間、又は機体の一部が可動体25に接触した状態で着陸したものとする。
図3に示すように、駆動部18が作動し、リンク機構19を下方に縮退させていく。昇降台20と移動台30と基台3は下降を始める。基台3が案内部16の開口17の中に入ると、可動体25は案内部16の開口17の縁に引っ掛かりながら摺動し、基台3の外方に広がった開放状態から、基台3の内方に向けて移動し、基台3の上面を囲むように窄まって略垂直な収納状態となる。この時、開放状態から収納状態に移動していく可動体25が、基台3上の飛行装置2外方から押す。飛行装置2は、より内方の正規位置により近い場所に移動する。
図7は、給電端子8が基台3の上に突出する直前の状態において、基台3上の飛行装置2の位置を示すために、飛行装置2の着陸脚10及び受電端子7のみを示した図である。上述した可動体25の動作により、飛行装置2が例えば図7に示すように基台3の中央である正規位置に押し出されたとしても、この状態では、受電端子7の位置は給電端子8と位置が完全には合致しておらず、このまま給電端子8が上昇したとしても飛行装置2の受電端子7に接続することはできない。
図3に示すように、この時も、まだ移動台30は昇降台20の上に重なった位置にあり、給電端子8は基台3の下方にあり、基台3からは突出していない。また、押圧体31も基台3の下方にあり、基台3のガイド部11は持ち上がっていない。
図3の状態から図4の状態に向けて、昇降台20をさらに下降させていくと、昇降台20はストッパ21を通過してさらに下方へ移動していくが、移動台30はストッパ21に引っ掛かってフレーム15に対して位置が固定されるため、昇降台20に連動して下降してくる基台3に対し、移動台30は相対的に接近することになる。そして、図4に示すように、昇降台20がフレーム15内で最も低い下方位置に到達すると、ストッパ21上に停止した移動台30の上に基台3が重なり、移動台30の給電端子8は基台3の孔部26から上方に突出し、押圧体31は基台3のガイド部11を押し上げて基台3の上方に突出する。
図7〜図9を参照して、給電端子8及びガイド部11が基台3の上方に突出する作用を説明する。
前述した通り、飛行装置2が可動体25によって図7に示す正規位置に押し出されていたとしても、この状態では、受電端子7は給電端子8と位置が正確には合致していない。しかしながら、図8に示すように、給電端子8と押圧体31が基台3の上方に突出してくると、押圧体31に押し上げられたガイド部11の先端部が着陸脚10の内側に入り込み、着陸脚10を回転させ、図9に示すように、一対のガイド部11の2つの底辺の位置に、着陸脚10の対向する一対の辺がくるように、飛行装置2の向きを修正する。
なお、可動体25が開放状態である基台3の上に飛行装置2が着陸し、その後、可動体25が収納状態になることで飛行装置2が正規位置に移動するためには、基台3の直径と、可動体25が開放状態にある場合の直径と、飛行装置2の大きさとの間に一定の関係があることが必要になる。すなわち、飛行装置2が基台3の何れかの位置に着陸した場合に、可動体25の移動によって飛行装置2が押され、飛行装置2が所定の正規位置の方向に移動するような関係であることが必要である。例えば、基台3の直径が、飛行装置2の回転翼6を含めた差し渡しの寸法に略合致しており、かつ飛行装置2を載せた状態で可動体25の収納状態への移行に支障が生じることなく基台3を案内部16内に引き込めるような寸法関係であればよい。
また、基台3の正規位置付近にある飛行装置2の位置又は向きをさらに修正するガイド部11の形状、寸法は、飛行装置2の着陸脚10の形状、寸法と一定の関係がある。実施形態では着陸脚10を正六角形状としたが、その1辺の長さと、ガイド部11の底辺の長さは略等しくなっている。換言すれば、着陸脚10の正六角形において、中心と各頂点を結んで6つの三角形をつくった場合、中心を挟んで互いに180度反対側の位置にある少なくとも2つの三角形が、着陸脚10に対する配置及び寸法の関係で、前記一対のガイド部11に相当することになる。なお、本実施形態のガイド部11がこのような形状寸法となったのは、正六角形状の着陸脚10に適合させたからであり、着陸脚10の形状寸法が異なれば、ガイド部11の形状寸法もそれに合わせて適宜変更することが望ましいのはもちろんである。
なお、正六角形状の着陸脚10を有する飛行装置2の向きを、上述したような一対のガイド部11で修正して端子同士の向きを揃えるためには、着陸した飛行装置2の受電端子7の向きが、給電端子8に対して±30度以内の誤差であることが必要である。
また、以上説明した実施形態では、飛行装置2の向きや位置を最終的に修正するガイド部11を、対向して配置された一対の三角形状とし、これに係合する飛行装置2の着陸脚10を正六角形状としたが、これは一例に過ぎない。上述した通り、正規位置の近傍に押し出された飛行装置2の位置や向きを離着陸装置側の給電端子8に合わせてさらに修正できる構成であれば、着陸脚の形状、構造は任意であるし、ガイド部の形状、構造も着陸脚に合わせて適宜構成することができる。
さらに、上述の実施形態では、駆動部18を一つ用いて可動体25の動作とガイド部11の動作を実現する制御機構を示したが、これに限らなくともよい。例えば、可動体25の動作を行わせる一の駆動部とガイド部11の動作を行わせる他の駆動部とを別々に設け、さらに、可動体25の動作を一の駆動部によって行わせた後にガイド部11の動作を他の駆動部に行わせる制御部を設けて、上述の実施形態と同様な動作を実現する制御機構としてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、可動体25を開放状態にして着陸する飛行装置2を受けとめ、その後、可動体25を窄めて収納状態に変形させるときの可動体25の移動により、給電端子8がある正規位置に飛行装置2を案内することができる。また、ガイド部11を突出させて飛行装置2と係合させることで、飛行装置2の向きや位置をさらに修正できる。これにより、風などの環境的な要因や飛行装置2の性能的な要因などにより、着陸位置に誤差が生じたとしても、離着陸装置1の正規位置に設けられた基台3の正規位置に飛行装置2を案内して確実に接続させることができる効果が得られる。
1…離着陸装置
2…飛行装置
3…基台
8…接続部としての給電端子
11…ガイド部
15…フレーム
18…駆動部
19…駆動部のリンク機構
21…ストッパ
25…可動体
30…移動台
31…ガイド部を押圧する押圧体

Claims (4)

  1. 飛行装置の正規位置が上面に設定された基台と、
    前記基台の縁部に移動自在に設けられた可動体と、
    前記可動体が前記基台の外方に広がった開放状態と、前記可動体が前記開放状態から前記基台の内方に向けて移動した収納状態との間で前記可動体を移動させる駆動部と、
    を具備し、
    前記可動体が前記開放状態から前記収納状態に向けて移動することにより前記開放状態において前記基台に着陸した前記飛行装置を外方から押して前記基台の上で移動させ、当該飛行装置の着陸位置を前記正規位置の方向に案内することを特徴とする離着陸装置。
  2. 前記基台から突出して前記基台上の前記飛行装置に係合することにより前記飛行装置を前記正規位置に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1記載の離着陸装置。
  3. 前記可動体が前記収納状態に向けて移動を始めた後に前記ガイド部が前記基台から突出し始める連動動作を行う制御機構を備え、当該連動動作により、前記基台上の前記飛行装置を前記正規位置に案内することを特徴とする請求項2記載の離着陸装置。
  4. 前記制御機構は、
    上面に開口を有するフレームと、
    前記ガイド部を突出させるための押圧体を備えた移動自在な移動台と、
    前記移動台を前記フレームに対して固定するストッパと、
    を具備し、
    前記ガイド部は前記基台に移動自在に設けられており、
    前記駆動部は、前記フレームに対して前記基台を昇降させ、
    前記駆動部により前記基台が降下すると、前記可動体は前記開口に対して摺動することにより前記収納状態となり、前記移動台が前記ストッパによって前記フレームに対して固定され、さらに前記基台が降下することで、前記固定された前記移動台の前記押圧体が前記ガイド部を突出させることを特徴とする請求項3に記載の離着陸装置。
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