JP6516912B1 - 自走式車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】健常者のみではなく、車椅子を必要とする身体障害者や高齢者も自走運転を楽しむことができ、且つ従来よりも速度の出やすい自走式車両を提供する。【解決手段】自走式車両1は、椅子部2と、脚用駆動系3と、手用駆動系4と、を有する。脚用駆動系3は、脚用踏み込み台31と一体形成されて脚用踏み込み台31へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部32aが形成されている波板32と、回転軸33aに軸支されて波状部32aと嵌合することで波板32の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部33と、を備える。この構成により、健常者のみではなく、車椅子を必要とする身体障害者や高齢者も自走運転を楽しむことができ、且つ従来よりも速度の出やすい自走式車両1となる。【選択図】図1

Description

本発明は、手及び脚の力を利用して走行できる自走式車両に関するものである。
従来から、手と足をボート漕ぎのような形式でレバーを前後に漕ぎながら走行することで全身運動ができるようになる駆動装置が知られている。また、手足の不自由な身体障害者などが手及び脚の一方の機能を利用して自走できる自走式車椅子が知られている。
例えば、漕艇機具の櫓を漕ぐように駆動レバーを引いて駆動力を得ると共に、椅子に座って足掛かりに足を掛けて操向しながら、脚の力を利用して椅子を往復させて駆動力を後輪軸に伝達するようにした陸上漕艇機具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、ラチェット機構の仕組みを応用した走行を実現して楽な姿勢で車椅子を前後走行できるようにしたラチェット機能付き車椅子も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2008−500236号公報 特開2004−267610号公報
しかしながら、従来の手足の力を利用して走行する自走式車両では、手足の力を十分に活用しているとは言い難く、速度が充分に出ないなど、自転車と並ぶような移動体とするまでには未だに改良の余地が充分にある。
また、健常者のみが走行や運動を楽しむのではなく、手又は足の不自由な身体障害者や高齢者をも同時に自走運転を楽しむことができる自走式車体の出現が望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、健常者のみではなく、車椅子を必要とする身体障害者や高齢者も自走運転を楽しむことができ、且つ従来よりも速度の出やすい自走式車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ドライバが座る椅子部と、ドライバの脚の力で走行するための脚用駆動系と、ドライバの手の力で走行するための手用駆動系と、を有する自走式車両であって、前記脚用駆動系は、ドライバが脚で踏み込むための脚用踏み込み台と、前記脚用踏み込み台と一体形成され、当該脚用踏み込み台へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部が形成されている波板と、回転軸に軸支されて前記波状部と嵌合することで前記波板の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部と、前記第一歯車部を、ラチェット、スプロケットを収納したギヤボックスを介して駆動輪の駆動軸に連結すると共にギヤボックス内のラチェットにより前記波板の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて前記駆動軸を一方向に回転駆動させるようにした第一駆動系と、を備え、前記手用駆動系は、その下端部が前記第一歯車部の回転軸に連結されて、当該回転軸と中心として回動する手用走行レバーと、前記手用走行レバーの動きに伴って回動する前記第一歯車部と、前記第一駆動系と、を備え、前記自走式車両は、さらに、天面が開口されて、少なくとも前記椅子部、前記脚用駆動系及び前記手用駆動系を収容する箱体を有し、前記波板は左右方向に突出した凸部を有し、前記箱体の側面には、スリット状の開口部が複数形成されており、当該開口部を前記波板の前後面及び前記凸部が貫通移動することで前記波板が前後方向へスライド移動する、ことを特徴とする。
この自走式車両において、前記波板は、その後端側において、当該波板の後方への移動を付勢するための弾性部材に接続されることが好ましい。
この自走式車両において、前記箱体の左右の開口部には、前記波板をスムーズにスライド移動させるためのベアリング構造が備わることが好ましい。
この自走式車両において、前記手用走行レバーは、ドライバが手で握るための水平バーと、当該水平バーの左右両端側に回動自在に連結される垂直アームとを備え、前記垂直アームの下端部が前記回転軸に連結され、前記波板には、前記手用走行レバーの前記垂直アームが通過するために前後方向に延長したスリット部が形成されることが好ましい。
この自走式車両において、前記垂直アームの下端には、ラチェットが配置され、前記回転軸の一方向の回転に対してフリーになるようにセットされていることが好ましい。
この自走式車両において、さらに、前輪と接続されて、前記自走式車両を直進或いは旋回させるためのハンドル部を備えることが好ましい。
この自走式車両において、さらに、前記ギヤボックスと前記駆動軸との間には、動力の伝達を調整するための内装変速機を備えることが好ましい。
この自走式車両において、前記スリット部に、ドライバが座るための前記椅子部の脚部が貫通されることが好ましい。
上記課題を解決するため、本発明は、ドライバが座る椅子部と、ドライバの手と脚の力で走行するための手足駆動系と、を有する自走式車両であって、前記手足駆動系は、ドライバが脚で踏み込みための脚用踏み込み台と、ドライバの手の力を伝える手用走行レバーと、前記脚用踏み込み台へのドライバの踏み込み動作、及び前記手用走行レバーへのドライバの引張動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部が形成されている波板と、一端が前記脚用踏み込み台に接続され、他端が前記波板の後方に配置された第一滑車を介して前記波板の後端側に接続される第一ロープと、一端が前記手用走行レバーに接続され、他端が前記波板の前方に配置された第二滑車を介して前記波板の前端側に接続される第二ロープと、前記波板とは別部材であって、前記第一ロープを収納する内部空間を有する脚用ロープ収納台と、回転軸に軸支されて前記波板の波状部と嵌合することで前記波板の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部と、前記第一歯車部を、ラチェット、スプロケットを収納したギヤボックスを介して駆動輪の駆動軸に連結すると共にギヤボックス内のラチェットにより前記波板の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて前記駆動軸を一方向に回転駆動させるようにした第一駆動系と、を備えることを特徴とする。
この自走式車両において、前記脚用踏み込み台と前記手用走行レバーとは一体化されることが好ましい。
この自走式車両において、前記波板は、その後端側において、当該波板の後方への移動を付勢するための弾性部材に接続され、その前端側において、当該波板の前方への移動を付勢するための弾性部材に接続されることが好ましい。
この自走式車両において、前記自走式車両は、さらに、天面が開口されて、少なくとも前記椅子部、及び前記手足駆動系を収容する箱体を有し、前記波板は左右方向に突出した凸部を有し、前記箱体の側面には、スリット状の開口部が複数形成されており、当該開口部を前記波板の前後面及び前記凸部が貫通移動することで前記波板が前後方向へスライド移動することが好ましい。
この自走式車両において、前記箱体の左右の開口部には、前記波板をスムーズにスライド移動させるためのベアリング構造が備わることが好ましい。
本発明に係る自走式車両は、椅子部と、脚用駆動系と、手用駆動系と、を有する。脚用駆動系は、脚用踏み込み台と一体形成されて脚用踏み込み台へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部が形成されている波板と、回転軸に軸支されて波状部と嵌合することで波板の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部と、を備える。この構成により、本発明に係る自走式車両は、健常者のみではなく、車椅子を必要とする身体障害者や高齢者も自走運転を楽しむことができ、且つ従来よりも容易な動作で速度を出すことができる。
本発明の実施の形態1に係る自走式車両の使用状態を説明する斜視図である。 同上自走式車両の使用状態を説明する概略側面図である。 同上自走式車両に備わる波板と第一歯車部との嵌合状態を説明する図である。 同上自走式車両に備わる箱体の一例を示す概略斜視図である。 同上自走式車両に備わる足側又は手側のラチェットを利用した駆動機構を説明する概略斜視図である。 同上自走式車両に備わる足側又は手側のラチェットを利用した足及び手で駆動する機構を説明する概略平面図である。 同上実施の形態1の変形例1に係る自走式車両に備わる足側又は手側のラチェットを利用した足及び手で駆動する機構を説明する概略平面図である。 同上実施の形態1の変形例2に係る自走式車両に備わる箱体の一例を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る自走式車両に備わる箱体の一例を示す概略斜視図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る自走式車両について図1乃至図6を参照して説明する。図1に示すように、自走式車両1は、ドライバが座る背もたれ付きの椅子部2と、ドライバの脚の力で走行するための脚用駆動系3と、ドライバの手の力で走行するための手用駆動系4と、後輪(駆動輪)5、前輪6、及び外枠となる筐体部7を備える。この自走式車両1のドライバは、健常者のみではなく手足の不自由な身体障害者や高齢者もドライバとして走行を楽しむことができる。また、ドライバは、手や脚の少なくとも一方の力を利用して走行を楽しむことができる。
自走式車両1の筐体部7は、FRP(Fiber-Reinforced Plastics)などの樹脂強化プラスティックを用いてできる限りの軽量化・低価格化を図り、また、筐体6の内部には後述する箱体8が収容されている。なお、前輪6と接続されて、自走式車両1をドライバが自ら直進或いは旋回させるためのハンドル部(図示せず)を備えて、自在な方向に走行できるようにしても良い。また、本願発明と同発明者の特許第4718581号に示すような摩擦クラッチとクラッチ操作板とクラッチ操作治具とブレーキシューとを備えてドライバが体を左右に傾けることで左右何れかに旋回できる機能を備えても良い。さらに、自走式車両1は屋根付き形状でも良い。
次に、自走式車両1をドライバが手足の力で駆動するための機構に関して図2を参照しながら説明する。自走式車両1は、少なくとも脚用駆動系3及び手用駆動系4を備え、脚用駆動系3は、図2に示すように、脚用踏み込み台31と、波板32と、第一歯車部33と、第一駆動系34とを備える。脚用踏み込み台31は、ドライバが脚で踏み込むための踏み込み台である。波板32は、脚用踏み込み台31と一体形成されて脚用踏み込み台31へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には凹凸形状を有した波状部32aが形成されている。第一歯車部33は、回転軸33aに軸支され、波状部32aと嵌合することで波板32の前後方向へのスライド移動に伴って回転する。第一駆動系34は、第一歯車部33を、ラチェット、スプロケットを収納したギヤボックス34aを介して駆動輪5の駆動軸5aに連結すると共にギヤボックス34a内のラチェットにより波板32の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて駆動軸5aを一方向に回転駆動させる。
ここで、第一歯車部33の凹部と波板32の波状部32aとの嵌合状態を図3に示す。本図に示すように、波板32のスライド移動に応じて第一歯車部33が回転する。なお、第一歯車部33は後述するチェーンとも嵌合する。この波板32を用いることの利点としては、スライド幅が手に比較すると非常に大きく、このためスピードが出やすくなり、また、脚は押す方向に力が入りやすいため、この力を最大限に活かすことができる。
一方、自走式車両1の手用駆動系4は、その下端部が回転軸33aに連結されて、回転軸33aと中心として回動する手用走行レバー41と、手用走行レバー41の動きに伴って回動する第一歯車部33と、第一駆動系34と、から成る。なお、後輪5は駆動軸5aを介して連結されており、後輪5は、ラチェット機構を介して脚用駆動系3及び手用駆動系4に連結されていることが分かる。
<手用走行レバーの構造>
手用走行レバー41は、図4に示すように、少なくとも握り部を有する水平バー41aと、水平バー41aの左右両端側に回動自在に連結される垂直アーム41bとを備える。垂直アーム41bの下端には、ラチェット41cが配置され、回転軸33aの矢印A方向の回転に対してフリーになるようにセットされている。すなわち、手用走行レバー41を押し込む際には、回転軸33aは回転することがないようにセットされている。
そして、各垂直アーム41bの下端部が回転軸33a、ギヤボックス内のラチェット機構を介して後輪の駆動軸5aに連結されている。そして手用走行レバー41の握り部を手で握ってボート漕ぎの形式で、手前に引き寄せたり、前方に押し倒したりすることで、ラチェット機構の働きによって後輪5が前進走行できるようになる。なお、手用走行レバー41の高さを調節可能とすれば、ドライバの座高の高さに応じて手用走行レバー41の高低に対応して楽に漕げるようになる。この高さ調節の一例として、例えば垂直アーム41bの長さをネジ等で調節する方法が考えられる。
次に、自走式車両1の筐体部7の内部に収容される箱体8の構造に関して図5を参照しながら説明する。自走式車両1は、天面が開口されて、少なくも椅子部2、脚用駆動系3及び手用駆動系4を収容するための箱体8を有している。また、波板32は、左右方向に突出した凸部32b,32cを有し、箱体8の側面には、スリット状の開口部8a〜8dが4か所で形成されており、開口部8a,8bを波板32の前後面が貫通移動し、開口部8c,8dを波板32の左右の凸部32b,32cが貫通移動することで波板32が前後方向へスライド移動できる。
波板32には、その後端側において、波板32の後方への移動を付勢する弾性部材9が接続されている。この弾性部材9は例えばゼンマイバネなどである。弾性部材9の一端側は波板32に接続され、他端側は図示はしていないが筐体部7の内壁などに接続固定される。そして、例えば脚用踏み込み台31を踏み込んだ後で足の力を抜くと、弾性部材9によって波板32が後側に戻るようになっており、これにより、脚用踏み込み台31を連続して前方向に踏み込んで回転でき、よりスムーズな走行を実現することが可能となる。つまりボート漕ぎの形式で、波板32を前後にスライド移動させることができ、このときラチェット機構の働きによって前進走行するようになっている。なお、本実施の形態1において、手用走行レバー41の場合は手で握って引き寄せることができるのでバネを使わなくてもよい。また、後述の実施の形態2に示すように、波板32の前端側において前方への移動を付勢するゼンマイバネなどの弾性部材を設けて足で踏み込んだ際の補助力として用いることも当然考えられる。
波板32には、手用走行レバー41の垂直アーム41bが通過するために前後方向に延長したスリット部32dが形成されている。また、スリット部32dに、ドライバが座るための椅子部2の脚部が貫通されてもよい。このように、自走式車両1では椅子部2が前後に動くことはなく1か所に固定されているために、健常者のみでなく身体障害者や高齢者の運転時の身体への負担を減らしながら運転を楽しむことができる。
<足用駆動系の機構の説明>
次に、脚用駆動系3の詳細構造に関して図6を参照しながら説明する。脚用駆動系3の第一歯車部33は、図4に示すように、チェーン10a,10bを介して、ギヤボックス34a内のスプロケット37,38に接続されている。脚用踏み込み台31を左右の足により踏み込むように押すと、チェーン10a,10bを矢印G1方向に走らせ、後部の左右の駆動輪5(後輪5)を回転させるようにした構成とする。
<ギヤボックス内の機構と手用走行レバーによる回転方向の説明>
ギヤボックス34aによる駆動伝達の原理は、手用走行レバー41で発生する反復回転を、ギヤボックス34a内のラチェット35a,36a、スプロケット37,38,39、平ギヤ40a,40b、軸42,43等を使って一方向の回転に変換させるものである。ここではラチェット35aは前方向(図5の矢印H2と反対方向)に回転フリーとされ、ラチェット36aは後方向(図5の矢印H1と反対方向)に回転フリーとなるようにセットされている。
ここで、ラチェット機構に関して説明すると、ラチェットとは動作方向を一方に制限するために用いられる機構であり、本実施の形態においては、脚用走行レバー及び手用走行レバーを用いて前後に漕いだ時に軸を一方向に回転させる働きをする。なお、ラチェット機構の構成は多々知られており、そのうちから適宜最適なものを選択すればよい。
次に、駆動装置を前進走行させる場合の動作に関して説明する。ドライバが脚用踏み込み台31を踏み込むと、波板32が前方に移動して、この波板32の下面に形成された波状部32aと嵌合する2つの第一歯車部33も同じ方向に回転(矢印E1方向)する。そして、2つのチェーン10a,10bを前方向(矢印G1)に走行させ、ギヤボックス34a内の2つのスプロケット37及び38を前方向に回転させる。
そして、スプロケット37及び38にセットしたラチェット35aの回転伝達方向を矢印H2方向、ラチェット36aの回転伝達方向を矢印H1方向にセットすると、スプロケット37は軸43に対し空転し、スプロケット38は軸42と共に矢印J方向に回転する。そして、この回転はスプロケット38から平ギヤ40bを矢印Jの方向に回転させ、その回転に伴いスプロケット39が回転し、チェーン10cが回転することで後輪の駆動軸5aに付いているスプロケット5bを前進方向(矢印Lb方向)に回転させる。このとき、ギヤボックス34a内の軸42の矢印J方向の回転は平ギヤ40a及び40bから軸43を矢印K方向に回転させるが、この回転はラチェット35aの関係でスプロケット37には伝わらない。
一方、続けてドライバが手用走行レバー41を手前方向に引くと回転軸33aが後方向(矢印E2)に回転し、これと一体の2つの第一歯車部33も同じ方向に回転して2つのチェーン10a,10bを共に後方向(矢印G2)に走行させ、ギヤボックス34a内の2つのスプロケット37,38も後方向に回転する。また、ドライバが脚用踏み込み台31を引く動作(開放する動作)をすると、波板32がゼンマイバネ9の付勢によって後方に移動される。この際には、波板32の下面に形成された波状部32aと嵌合する2つの第一歯車部33も同じ方向に回転して2つのチェーン10a,10bを共に後方向(矢印G2)に走行させ、ギヤボックス34a内の2つのスプロケット37,38も後方向に回転する。
そして、この際には、スプロケット37,38に取り付けたラチェット35a,36aの回転伝達方向を前述のように矢印H2方向及びH1方向にセットしているため、スプロケット37は軸43と共に矢印K方向に回転するがスプロケット38はラチェット36aの関係で空転する。一方、スプロケット39の軸42はスプロケット37、軸43(矢印K方向に回転)、平ギヤ40a,40bからの回転によって前進方向(J方向)に回転し、チェーン10cを経て後輪5の駆動軸5aを前進方向(Lb方向)に回転させる。このような原理によって手用走行レバー41の往復運動で後輪5の駆動軸5aは前進方向に回転することになる。
以上のように、手用走行レバー41及び脚用踏み込み台31を前後に漕ぐ力をすべて駆動輪5の前進移動に変換できるようになり、その結果、速度を出すことが可能となる。
なお、図6においては、ギヤボックス34a内のギヤ構成と往復運動を一方向(前進)の回転力に変換させる機構を示しているが、ラチェット35a及び36aを逆に向きにセットすると、波板32のスライド運動でギヤボックス34a内の回転伝達が逆になり、後輪5の駆動軸5aが逆回転して後進することになる。つまり、2つのスプロケット37及び38に設けられるラチェット35a及び36aを逆方向に切換えると、スプロケット39は前記の場合と逆方向に回転し、これにより後輪5が逆回転して自走式車両1を後進させることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る自走式車両1は、椅子部2と、脚用駆動系3と、手用駆動系4と、を有する。脚用駆動系3は、ドライバが脚で踏み込むための脚用踏み込み台31と、脚用踏み込み台31と一体形成されて脚用踏み込み台31へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部32aが形成されている波板32と、回転軸33aに軸支されて波状部32aと嵌合することで波板32の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部33と、第一歯車部33を、ラチェット35a及び36a、スプロケット37,38,39を収納したギヤボックス34aを介して駆動輪5の駆動軸5aに連結すると共にギヤボックス34a内のラチェット35a及び36aにより波板32の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて駆動軸5aを一方向に回転駆動させるようにした第一駆動系34と、を備える。手用駆動系4は、その下端部が第一歯車部33の回転軸33aに連結されて、回転軸33aと中心として回動する手用走行レバー41と、手用走行レバー41の動きに伴って回動する第一歯車部33と、第一駆動系34と、を備える。この構成より、手と脚をボート漕ぎのような形式で、手用走行レバー41を引くときの力、脚用踏み込み台31を踏み込む際(屈伸運動をする際)の力を利用して自走式車両1を走行させることができ、全身の力を効率的に自走式車両1の走行に伝えながら全身運動することが可能となる。すなわち、手と脚を協働し、脚は(特にボートをこぐ姿勢)押す方向に力が入りやすく、手は押すよりも引く方向に力が入りやすいため、この力を最大限に活かすことが可能となり、その結果、効果的に速度がでて、自転車のように速度を楽しみながら運転することができる。また、高齢者やダイエット目的の健常者が抵抗なく使用することが可能となる。
そして、波板32をスライドさせるために、波板32が動くスライド幅が長いほど第一歯車部33も回転し、その結果、速度が上がる。さらに、波板32の後側にはゼンマイバネ9を設置すると、脚を押す力だけで進行し、ゼンマイバネ9で引き戻す力と手用走行レバー41で引く力も加わればゼンマイバネ9をあまり強いバネにしなくても良くなる。またさらに、脚で自走式車両1を進行し、ハンドル手段でのハンドル操作も可能となる。
また、手足によって手用走行レバー41と脚用踏み込み台31とをボートを漕ぐような動作で動かすだけで、ラチェット機構の仕組みを応用した走行を実現でき、楽な姿勢で自走式車両1を前進走行させることができる。またラチェット機構は簡易な構造でコストもかからず、重量的にも軽いという利点もある。さらに、手の握る力の衰えた人や老人や握力の弱い身体障害者であっても手足のどちらかの機能を利用して自力で安全に移動することができる。すなわち、足の衰えた人は手だけで漕ぐ形式を取り入れた形にしてもよく、一方、手の衰えた人は足だけで漕ぐ形式を取り入れた形にしてもよい。また両手足で漕ぐ形式を取り入れた場合は、手が疲れたときは手を休めて足だけで漕ぐことができ、手と足をチェンジすることでより楽に走行できるようになる。
(変形例1)
本実施の形態1の変形例1について図7を参照して説明する。本変形例1においては、後輪5側に内装変速機20(ギヤ)を設ける構成となっている。この構成においても、上記実施の形態1を同様の作用効果を奏することができ、ドライバは、よりスムーズに自走式車両1を運転できる。
(変形例2)
本実施の形態1の変形例2について図8を参照して説明する。本変形例2においては、箱体8の左右の開口部8c,8dの内側面には、波板32の凸部32a,32bをスムーズにスライド移動させるためのベアリング構造21が備わっている。この構成においても、上記実施の形態1を同様の作用効果を奏することができ、ドライバは、よりスムーズに自走式車両1を運転できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る自走式車両について図9を参照して説明する。なお、上記実施の形態1と同様の構成に関しては同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。本実施の形態2に係る自走式車両1は、ドライバが座る椅子部2と、ドライバの手と脚の力で走行するための手足駆動系11と、を有する。
この手足駆動系11は、図9に示すように、脚用踏み込み台31、手用走行レバー41と、波板32と、第一ロープ12と、第二ロープ13と、脚用ロープ収納台14と、第一歯車部33と、第一駆動系34とを備える。本実施の形態2において、脚用踏み込み台31と手用走行レバー41とは一体化されている。
第一ロープ12は、一端が脚用踏み込み台31に接続され、他端が波板32の後方に配置された第一滑車15を介して波板32の後端側に接続される。第二ロープ13は、一端が手用走行レバー41に接続され、他端が波板32の前方に配置された第二滑車16を介して波板32の前端側に接続される。ここで、第一滑車15及び第二滑車16は、ロープの進行方向を180度変更するための部材である。脚用ロープ収納台14は、波板32とは別部材であって箱体8の上面などに固定されており、第一ロープ12を収納する内部空間14aを有する。そして、波板32は、脚用踏み込み台31へのドライバの踏み込み動作、及び手用走行レバー41へのドライバの引張動作によって前後方向にスライド移動する。
波板32は、その後端側において、波板32の後方への移動を付勢するためのバネ(弾性部材)17に接続され、その前端側において、波板32の前方への移動を付勢するためのバネ(弾性部材)18に接続される。なお、バネ17,18の一端側は波板32に接続され、他端側は図示はしていないが筐体部7の内壁などに接続固定される。
自走式車両1は、天面が開口されて、少なくとも椅子部2、及び手足駆動系11を収容する箱体8を有する。波板32は左右方向に突出した凸部を有し、箱体8の側面には、スリット状の開口部8a〜8dが複数形成されており、開口部8a〜8dを波板32の前後面及び凸部が貫通移動することで波板32が前後方向へスライド移動する。箱体8の左右の開口部には、波板32をスムーズにスライド移動させるベアリング構造21が備わる。
この構成により、手足駆動系11は、ドライバが手で手用走行レバー41を握って手前方向に引くことで、波板32を容易に往復スライドさせることができる。また、ドライバは、脚で脚用踏み込み台31を踏み込むことで、波板32を容易に往復スライドさせることができる。なお、波板32がスライド移動した後の第一歯車部33と第一駆動系34との動作でラチェット機構を利用して自走式車両1の後輪5を駆動して前進する構成は上記の実施の形態1と同じであるためのその詳細な説明は省略する。
以上の説明のように、本実施の形態2に係る自走式車両1では、滑車15,16、バネ17,18、及びロープ12,13を上記の配置で備える。この構成により、手用走行レバー41(第二ロープ13)を手で引っ張ると波板32が前進し、手を緩めると波板32が自然に後退する。脚用踏み込み台31(第一ロープ12)を踏み込むと波板32が後退し、脚を緩めると波板32が自然に前進する。このように、本実施の形態2に係る自走式車両1では、バネ17,18があることでロープ12,13の緩みを防ぎ、手足で連動して漕ぐのに都合よく連動運動を助けてくれる。例えば、手しか使えない身体障害者は、手用走行レバー41を緩めるとバネ17の力で波板32が自然と後方に引っ張られるので手を動して第二ロープ13を引いたり緩めたりするだけで自走式車両1を動かすことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、自走式車両1にドライバが自らの意思で手又は脚を用いてストップできるようにブレーキ部を備えても良い。手用走行レバー41に屈曲部を設けても良い。また、ドライバが疲れてきたら電動式エンジンで駆動するようにしても良い。
1 自走式車両
2 椅子部
3 脚用駆動系
4 手用駆動系
5 後輪(駆動輪)
5a 駆動軸
6 前輪
7 筐体部
8 箱体
8a〜8d 開口部
9 弾性部材(ゼンマイバネ)
11 手足駆動系
12 第一ロープ
13 第二ロープ
14 脚用ロープ収納台
15 第一滑車
16 第二滑車
17,18 弾性部材(バネ)
20 内装変速機
21 ベアリング構造
31 脚用踏み込み台
32 波板
32a 波状部
32b,32c 凸部
33 第一歯車部
33a 回転軸
34 第一駆動系
34a ギヤボックス
35a,36a,41c ラチェット
37,38,39 スプロケット
40a,40b 平ギヤ
41 手用走行レバー
41a 水平バー
41b 垂直アーム

Claims (13)

  1. ドライバが座る椅子部と、ドライバの脚の力で走行するための脚用駆動系と、ドライバの手の力で走行するための手用駆動系と、を有する自走式車両であって、
    前記脚用駆動系は、
    ドライバが脚で踏み込むための脚用踏み込み台と、
    前記脚用踏み込み台と一体形成され、当該脚用踏み込み台へのドライバの踏み込み動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部が形成されている波板と、
    回転軸に軸支されて前記波状部と嵌合することで前記波板の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部と、
    前記第一歯車部を、ラチェット、スプロケットを収納したギヤボックスを介して駆動輪の駆動軸に連結すると共にギヤボックス内のラチェットにより前記波板の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて前記駆動軸を一方向に回転駆動させるようにした第一駆動系と、を備え、
    前記手用駆動系は、
    その下端部が前記第一歯車部の回転軸に連結されて、当該回転軸と中心として回動する手用走行レバーと、
    前記手用走行レバーの動きに伴って回動する前記第一歯車部と、
    前記第一駆動系と、を備え
    前記自走式車両は、さらに、天面が開口されて、少なくとも前記椅子部、前記脚用駆動系及び前記手用駆動系を収容する箱体を有し、
    前記波板は左右方向に突出した凸部を有し、
    前記箱体の側面には、スリット状の開口部が複数形成されており、当該開口部を前記波板の前後面及び前記凸部が貫通移動することで前記波板が前後方向へスライド移動する、ことを特徴とする自走式車両。
  2. 前記波板は、その後端側において、当該波板の後方への移動を付勢するための弾性部材に接続される、ことを特徴とする請求項1記載の自走式車両。
  3. 前記箱体の左右の開口部には、前記波板をスムーズにスライド移動させるためのベアリング構造が備わる、ことを特徴とする請求項記載の自走式車両。
  4. 前記手用走行レバーは、ドライバが手で握るための水平バーと、当該水平バーの左右両端側に回動自在に連結される垂直アームとを備え、
    前記垂直アームの下端部が前記回転軸に連結され、
    前記波板には、前記手用走行レバーの前記垂直アームが通過するために前後方向に延長したスリット部が形成される、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の自走式車両。
  5. 前記垂直アームの下端には、ラチェットが配置され、前記回転軸の一方向の回転に対してフリーになるようにセットされている、ことを特徴とする請求項記載の自走式車両。
  6. さらに、前輪と接続されて、前記自走式車両を直進或いは旋回させるためのハンドル部を備える、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の自走式車両。
  7. さらに、前記ギヤボックスと前記駆動軸との間には、動力の伝達を調整するための内装変速機を備える、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の自走式車両。
  8. 前記スリット部に、ドライバが座るための前記椅子部の脚部が貫通される、ことを特徴とする請求項に記載の自走式車両。
  9. ドライバが座る椅子部と、ドライバの手と脚の力で走行するための手足駆動系と、を有する自走式車両であって、
    前記手足駆動系は、
    ドライバが脚で踏み込みための脚用踏み込み台と、
    ドライバの手の力を伝える手用走行レバーと、
    前記脚用踏み込み台へのドライバの踏み込み動作、及び前記手用走行レバーへのドライバの引張動作によって前後方向にスライド移動し、且つその下面には波状部が形成されている波板と、
    一端が前記脚用踏み込み台に接続され、他端が前記波板の後方に配置された第一滑車を介して前記波板の後端側に接続される第一ロープと、
    一端が前記手用走行レバーに接続され、他端が前記波板の前方に配置された第二滑車を介して前記波板の前端側に接続される第二ロープと、
    前記波板とは別部材であって、前記第一ロープを収納する内部空間を有する脚用ロープ収納台と、
    回転軸に軸支されて前記波板の波状部と嵌合することで前記波板の前後方向へのスライド移動に伴って回転する第一歯車部と、
    前記第一歯車部を、ラチェット、スプロケットを収納したギヤボックスを介して駆動輪の駆動軸に連結すると共にギヤボックス内のラチェットにより前記波板の前後方向への往復スライド運動を、一方向の回転に変えて前記駆動軸を一方向に回転駆動させるようにした第一駆動系と、を備える、ことを特徴とする自走式車両。
  10. 前記脚用踏み込み台と前記手用走行レバーとは一体化される、ことを特徴とする請求項記載の自走式車両。
  11. 前記波板は、その後端側において、当該波板の後方への移動を付勢するための弾性部材に接続され、その前端側において、当該波板の前方への移動を付勢するための弾性部材に接続される、ことを特徴とする請求項又は10に記載の自走式車両。
  12. 前記自走式車両は、さらに、天面が開口されて、少なくとも前記椅子部、及び前記手足駆動系を収容する箱体を有し、
    前記波板は左右方向に突出した凸部を有し、
    前記箱体の側面には、スリット状の開口部が複数形成されており、当該開口部を前記波板の前後面及び前記凸部が貫通移動することで前記波板が前後方向へスライド移動する、ことを特徴とする請求項乃至11のいずれか一項に記載の自走式車両。
  13. 前記箱体の左右の開口部には、前記波板をスムーズにスライド移動させるためのベアリング構造が備わる、ことを特徴とする請求項12記載の自走式車両。
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