JP6515871B2 - ウィンドウガラス加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のウィンドウガラスを加熱することによってウィンドウガラスの曇りを防止又は除去するウィンドウガラス加熱装置に関する。
従来から知られる、予防安全システム用カメラを備える車両は、カメラ前方側にあるウィンドウガラス(例えば、フロントガラス又はリアガラス)の一部分のガラス曇りを防止するための加熱装置(「従来装置」と称する。)を備えている。
この従来装置は、カメラ前方側にあるウィンドウガラスの一部分を温めるための電熱線(「カメラ用電熱線」と称する。)を備え、この電熱線への通電が要求されたとき当該電熱線に通電するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
欧州特許出願公開第2644005号明細書
一方、車両のウィンドウガラス(例えば、フロントガラス又はリアガラス)の全面を加熱するためにウィンドウガラスの全面にわたって埋設された電熱線、及び、その通電を制御する制御部を備えたウィンドウガラス加熱装置(「全面デアイサー」と称する。)が知られている。
しかしながら、従来装置は、全面デアイサーへの通電を行っている状態であるか否かに関わらず(即ち、全面デアイサーへの通電とは独立して)、カメラ用電熱線への通電を行うので、次のような問題が生じてしまう。
即ち、カメラ周辺には、カメラブラケット又はカメラケース等の樹脂部分等の耐熱性の低い部分(「カメラ周辺の低耐熱性部分」)があり、全面デアイサー及びカメラ用電熱線の両方に通電された場合、それらからの熱によって、カメラ周辺の低耐熱性部分が過剰に加熱されてしまう。その結果、カメラ周辺の低耐熱性部分の熱劣化(例えば、融解等)が生じてしまう可能性がある。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、カメラ周辺の低耐熱性部分の熱劣化が生じる可能性を低下させたウィンドウガラス加熱装置(以下、「本発明装置」と称呼する場合がある。)を提供することにある。
本発明装置は、通電が行われることによって熱を発生し且つ当該発生する熱を用いて車両(100)のウィンドウガラス(101)を通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮影するカメラ(30)の前方にある同ウィンドウガラスの特定部分(101a)を加熱する電熱線と、通電が行われることによって熱を発生し且つ当該発生する熱を用いて前記ウィンドウガラスの全面を加熱する前記ガラス全面加熱装置(デアイサー40)と、前記電熱線及び前記ガラス全面加熱装置への通電を制御する制御部(85、80)とを備える。
前記制御部は、前記ガラス全面加熱装置を用いた前記ウィンドウガラスの全面の加熱を要求するガラス全面加熱要求が発生している場合(図4のステップ420での「Yes」との判定)、前記ガラス全面加熱装置が前記ウィンドウガラスの全面を加熱するように前記ガラス全面加熱装置への通電を制御するガラス全面加熱装置通電制御を実行し(ステップ430)、前記電熱線を用いた前記ウィンドウガラスの特定部分の加熱を要求する電熱線使用要求が発生している場合(図5のステップ505での「Yes」との判定)、前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行される状態であるか否かを判定し(ステップ510)、前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行されないと判定したとき(ステップ510での「Yes」との判定)前記電熱線が前記ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように前記電熱線への通電を制御する電熱線通電制御を実行し(ステップ540、ステップ545)、前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行されると判定したとき(ステップ510での「No」との判定)前記電熱線通電制御を実行せず前記電熱線を非通電状態に維持する(ステップ550)ように構成されている。
これによれば、ガラス全面加熱装置への通電が行われている間、電熱線(カメラ用電熱線)への通電の停止が継続する。従って、カメラ周辺の低耐熱性部分の温度が過剰に高くなる可能性が低い。その結果、カメラ周辺の低耐熱性部分に熱劣化が生じる可能性を低下することができる。
更に、前記電熱線(46)は、前記カメラ(30)を前記車両に支持するための支持部材(31)によって前記カメラと前記ウィンドウガラスとの間に形成される閉空間(31a)を加熱するように前記支持部材に取り付けられ得る。
これによれば、カメラとウィンドウガラスとの間の空間は閉空間であるので、その空間の温度は、ガラス全面加熱装置への通電が停止している間の電熱線通電制御のみによっても上昇しやすい。このため、カメラの前方のウィンドウガラスの部分に発生した曇りを除去しやすく或いはその曇りの発生を防止しやすい。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1の(A)は、本発明の一実施形態に係るカメラヒータ(ウィンドウガラス加熱装置)を備えた車両の正面図であり、図1の(B)は、その車両の部分側面図である。 図2は、図1に示したカメラヒータを含むシステムを示した図である。 図3の(A)は、本発明の一実施形態に係るカメラヒータの作動を説明するためのタイムチャートであり、図3の(B)は、一実施形態に係るカメラヒータの作動とは異なる作動を説明するためのタイムチャートである。 図4は、図1に示したメイン電子制御装置(メインECU)のCPUが実行するデアイサー通電制御ルーチンを示したフローチャートである。 図5は、図1に示したカメラ電子制御装置(カメラECU)のCPUが実行する一実施形態に係るカメラヒータ通電制御ルーチンを示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「本加熱装置」と称呼する。)について説明する。本加熱装置は、図1に示した車両100に適用される。
図1及び図2に示したように、車両100は、内燃機関10、イグニッションスイッチ20、デアイサースイッチ25、カメラ30、ウィンドウガラス加熱装置としてのデアイサー40、ウィンドウガラス加熱装置としてのカメラヒータ45、オルタネータ50、整流器60、及び、バッテリ70を備える。
内燃機関10(以下、単に「機関10」と称呼する。)は、多気筒(本例においては、4気筒)・4サイクル・火花点火式のガソリン機関である。図2に示したように、機関10は、スロットル弁11、燃料噴射弁12、及び、点火装置13を備える。
スロットル弁11は、機関10の図示しない吸気管に配設されている。スロットル弁11は、後述するメイン電子制御装置(以下、「メインECU」と称呼する。)80に接続されている。メインECU80は、スロットル弁11の開度TAがその目標値TAtgtになるようにスロットル弁11を駆動する。
燃料噴射弁12は、機関10の図示しない吸気ポートに燃料を噴射するように配設されている。燃料噴射弁12は、メインECU80に接続されている。メインECU80は、燃料噴射弁12から噴射される燃料の量Qがその目標値Qtgtになるように燃料噴射弁12を駆動する。
点火装置13は、機関10の図示しない燃焼室内に形成される燃料と空気との混合気を点火することができるように配設されている。点火装置13は、メインECU80に接続されている。メインECU80は、点火装置13が所定のタイミングで混合気を点火するように点火装置13を駆動する。
イグニッションスイッチ20は、車両100の運転者(利用者)によって操作される。イグニッションスイッチ20は、メインECU80に接続されている。機関10の運転(機関運転)の停止中にイグニッションスイッチ20が運転者によってオン位置に設定されると、メインECU80は機関運転を開始させ、その結果、車両100が走行可能状態となる。一方、機関運転中にイグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されると、メインECU80は機関運転を停止させ、その結果、車両100が走行不能状態となる。
カメラ30は、図1に示したように、車両100の内部、即ち、車両100の前方のウィンドウガラスの一つであるフロントガラス101の内側に配設されている。カメラ30は、ブラケット(支持部材)31によって車両100に支持されている。ブラケット31は、樹脂材料から構成される。
カメラ30は、フロントガラス101を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影する。図2に示したように、カメラ30は、後述するカメラ電子制御装置(以下、「カメラECU」と称呼する。)85に接続されている。カメラ30の撮影データは、カメラECU85に送信される。カメラECU85は、受信した撮影データをメインECU80に送信する。メインECU80は、例えば、車両100の前方を走行している別の車両(先行車)と車両100との間の距離(車間距離)を所定の距離に維持する車間距離制御、白線を認識して車両100が走行している車線から逸脱しないようにするために図示しない操舵輪の操舵角を変更する車線維持制御、及び、車両100の前方に存在する障害物を認識して車両100が当該障害物と衝突することを回避するために図示しない制動装置を動作させる衝突回避制御等を行うために、カメラECU85から受信した撮影データを用いる。
図2に示したカメラヒータ45(以下、単に「ヒータ45」と称呼する。)は、図1に示したように、カメラ30の前方のブラケット31によって囲まれている空間31aを加熱することができるようにブラケット31に配設されている。空間31aは、より具体的に述べると、カメラ30とブラケット31とフロントガラス101とによって囲まれている閉空間である。従って、ヒータ45は、カメラ30とフロントガラス101との間のブラケット31の部分に配設されている。
ヒータ45は、ヒータ電熱線46及びヒータ回路スイッチ47を備える。ヒータ電熱線46の一端は、整流器60を介してオルタネータ50の一方の端子に接続されている。ヒータ電熱線46の他端は、ヒータ回路スイッチ47の一端に接続されている。ヒータ回路スイッチ47の他端は接地されている。更に、ヒータ回路スイッチ47は、カメラECU85に接続されていて、カメラECU85からの指示信号によりその状態がオン(導通)状態及びオフ(非導通、遮断)状態の何れかに設定されるようになっている。
オルタネータ50は、機関10の図示しないクランクシャフトにより回転駆動させられるようになっている。オルタネータ50は、機関運転中、機関10によって駆動されることにより電力を発生する。なお、オルタネータ50の他方の端子は接地されている。
オルタネータ50が発電した電力の少なくとも一部は、ヒータ回路スイッチ47がオン状態に設定されている場合、整流器60を介してヒータ電熱線46に供給される。即ち、ヒータ電熱線46が通電される。残りの電力は、整流器60を介してバッテリ70に充電されるか、或いは、その一部は、整流器60を介して後述するデアイサー40の電熱線41に供給される。
ヒータ電熱線46が通電されると、ヒータ電熱線46が発生する熱によって空間31aが加熱される。その結果、カメラ30の前方のフロントガラス101の部分101aが加熱される。これにより、フロントガラス101の部分101aが水分によって曇っている場合には、その曇りが除去され、フロントガラス101の部分101aが曇っていない場合には、その部分101aに曇りが生じることが防止される。
一方、ヒータ回路スイッチ47がオフ状態に設定されると、オルタネータ50が発電した電力は、ヒータ電熱線46に供給されなくなる。即ち、ヒータ電熱線46への通電が停止される。
デアイサー40は、デアイサー電熱線41及びデアイサー回路スイッチ42を備える。デアイサー電熱線41は、図1に示したように、フロントガラス101の全面にわたってフロントガラス101の内部に埋設されている。図2に示したように、デアイサー電熱線41の一端は、整流器60を介してオルタネータ50の一方の端子に接続されている。デアイサー電熱線41の他端は、デアイサー回路スイッチ42の一端に接続されている。デアイサー回路スイッチ42の他端は接地されている。更に、デアイサー回路スイッチ42は、メインECU80に接続され、メインECU80からの指示信号によりその状態がオン(導通)状態及びオフ(非導通、遮断)状態の何れかに設定されるようになっている。
メインECU80に接続されているデアイサースイッチ25が車両の運転者によりオン操作(押圧操作)されると、メインECU80は、デアイサー回路スイッチ42をオン状態に設定する。なお、デアイサースイッチ25は、運転者により押圧操作されている限りオン状態となるが、押圧操作が解除されると自動的にオフ状態へと戻る。
内燃機関10の運転中にデアイサー回路スイッチ42がオン状態に設定されている場合、オルタネータ50が発電した電力の少なくとも一部が整流器60を介してデアイサー電熱線41に供給される。即ち、デアイサー電熱線41が通電される。
デアイサー電熱線41が通電されると、デアイサー電熱線41が発生する熱によってフロントガラス101全体が加熱される。これにより、フロントガラス101が水分によって曇っている場合には、その曇りが除去され、フロントガラス101が曇っていない場合には、そのフロントガラス101に曇りが生じることが防止される。
一方、メインECU80が後述するようにデアイサー回路スイッチ42をオフ状態に設定すると、デアイサー電熱線41に電力は供給されない。即ち、デアイサー電熱線41への通電が停止される。
制御部としてのメイン電子制御装置(即ち、メインECU)80は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
イグニッションスイッチ20がオン状態に設定されると、メインECU80は、イグニッションスイッチ20からの信号に応答してスロットル弁11、燃料噴射弁12及び点火装置13を駆動することによって機関運転を開始させる。一方、イグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されると、メインECU80は、イグニッションスイッチ20からの信号に応答してスロットル弁11、燃料噴射弁12及び点火装置13の駆動を停止することによって機関運転を停止させる。
メインECU80は、上述したように、デアイサー回路スイッチ42をオン状態及びオフ状態の何れかに設定する。
制御部としてのカメラ電子制御装置(即ち、カメラECU)85は、周知のマイクロコンピュータを含む電子回路であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたルーチン(プログラム、インストラクション)を実行することにより、種々の機能を実現するようになっている。
カメラECU85は、ヒータ回路スイッチ47をオン状態及びオフ状態の何れかに設定する。上述したように、機関運転中、カメラECU85がヒータ回路スイッチ47をオン状態に設定すると、ヒータ電熱線46が通電され、カメラECU85がヒータ回路スイッチ47をオフ状態に設定すると、ヒータ電熱線46への通電が停止される。
<作動の概要>
車両100の運転者によってデアイサースイッチ25がオン操作されることによりデアイサースイッチ25がオフ状態からオン状態へと変更されるとデアイサー使用要求が発生する。デアイサー使用要求は、デアイサー40を用いてウィンドウガラス101の全面を加熱する要求である。デアイサー使用要求が発生すると、メインECU80は、デアイサー40への通電(連続通電)を開始する。即ち、メインECU80は、デアイサー回路スイッチ42を継続的にオン状態に設定する。これにより、デアイサー電熱線41に電力が供給され、即ち、デアイサー電熱線41が通電され、その結果、デアイサー電熱線41によりフロントガラス101が加熱される。このように、メインECU80による制御であって、デアイサー40がウィンドウガラス101の全面を加熱するようにデアイサー40への通電を調整する制御は、デアイサー通電制御とも称呼される。
その後、メインECU80がデアイサー電熱線41への通電を開始してからの経過時間Tdが所定時間Tdthに達した時点で、メインECU80は、デアイサー回路スイッチ42をオフ状態に設定する。これにより、デアイサー電熱線41への電力供給、即ち、デアイサー電熱線41への通電が停止され、以て、メインECU80は、デアイサー通電制御を終了する。
一方、イグニッションスイッチ20がオン位置に設定されると、通電制御要求条件が成立し、ヒータ電熱線46を用いてウィンドウガラス101の特定部分101aの加熱を要求する電熱線使用要求(カメラ用電熱線使用要求)が発生する。カメラECU85は、電熱線使用要求が成立し、且つ、デアイサー通電制御が行われていない場合、ヒータ電熱線46の通電制御(以下、「電熱線通電制御」とも称呼される。)を実行する。カメラECU85は、電熱線通電制御を行う場合、所定の通電継続時間Tonにわたるヒータ電熱線46への通電と、所定の通電停止時間Toffにわたるヒータ電熱線46への通電の停止と、を交互に繰り返し行う。
上記通電継続時間Tonは、カメラ30の前方のフロントガラス101の部分101aに生じている曇りを除去し且つその部分101aに曇りが生じることを防止するのに十分な時間に設定される。
上記通電停止時間Toffは、通電継続時間Tonにわたるヒータ電熱線46への通電によって「ヒータ45の部品並びにヒータ45周辺のブラケット31及びウィンドウガラス101を含む部品(以下、これら部品をまとめて「被加熱部品」と称呼する。)の温度が過剰に高くならない温度まで被加熱部品の温度を低下させるのに十分な時間に設定される。
なお、本実施形態においては、上記通電停止時間Toffは上記通電継続時間Tonと等しい時間に設定されている。具体的に述べると、上記通電停止時間Toff及び上記通電継続時間Tonは、それぞれ2分〜3分に設定されている。
更に、カメラECU85は、イグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されることにより電熱線使用要求が消滅すると(即ち、通電制御要求条件が不成立になると)、ヒータ回路スイッチ47をオフ状態に設定して維持することによってヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する。また、イグニッションスイッチ20がオン位置に設定されている状態(即ち、電熱線使用要求が発生している場合)であっても、デアイサー40に対するデアイサー通電制御が行われている場合には、カメラECUは、ヒータ回路スイッチ47をオフ状態に設定して維持することによってヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する。
これによれば、例えば、イグニッションスイッチ20及びデアイサースイッチ25が図3の(A)に示したように操作された場合、ヒータ電熱線46への通電が以下のように制御される。即ち、図3の(A)に示した例においては、時刻t1において、イグニッションスイッチ20がオフ位置からオン位置に変更されている。また、時刻t6において、デアイサースイッチ25が車両の運転者によりオン操作(押圧操作)されることによりデアイサー40への通電が開始され、時刻t6から所定時間Tdhが経過した時刻t7において、デアイサー40への通電が停止されている。また、時刻t12において、イグニッションスイッチ20がオン位置からオフ位置に変更されている。
イグニッションスイッチ20がオフ位置からオン位置に変更されることにより電熱線使用要求が発生した時刻t1においては、デアイサー40に対するデアイサー通電制御(即ち、デアイサー40への通電)は行われていない。従って、カメラECU85はヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を開始する。即ち、カメラECU85は、時刻t1においてヒータ電熱線46への通電を開始し、時刻t1から通電継続時間Tonが経過した時刻t2において、ヒータ電熱線46への通電を停止する。カメラECU85は、時刻t2から通電停止時間Toffが経過した時刻t3にてヒータ電熱線46への通電を再開する。
その後、カメラECU85は、通電継続時間Tonだけヒータ電熱線46へ通電し、通電停止時間Toffだけヒータ電熱線46への通電を停止する動作を繰り返し行う(時刻t2乃至時刻t5を参照。)。
時刻t6においてデアイサー40に対するデアイサー通電制御が開始されると、カメラECU85は、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する。そして、時刻t7においてデアイサー通電制御(デアイサー40への通電)が終了されると、カメラECU85は、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を再開する。
その後(即ち、時刻t7以降)、カメラECU85は、イグニッションスイッチ20がオン位置からオフ位置に変更されることにより電熱線使用要求が消滅する発生する時刻t12まで、通電継続時間Tonにわたるヒータ電熱線46への通電と、通電停止時間Toffにわたるヒータ電熱線46への通電の停止と、を交互に繰り返し行う。即ち、カメラECU85は、時刻t7から時刻t12までヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を実行する。そして、時刻t12において、カメラECU85は、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する。即ち、ヒータ電熱線46を継続的に非通電状態に維持する。
このヒータ電熱線46に対する制御によれば、図3の(B)に示したようにヒータ電熱線46への通電が制御される場合に比べて、カメラ周辺の低耐熱性部分に熱劣化が生じる可能性が低くなる。
即ち、図3の(B)に示した例においては、デアイサー40に対するデアイサー通電制御が開始された時刻t16から当該デアイサー通電制御が停止される時刻t20までの期間においてもヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御が実行される。この場合、カメラ周辺の低耐熱性部分の温度は、ヒータ電熱線46及びデアイサー電熱線41の両方からの加熱によって、過剰に高くなる可能性が高い。従って、カメラ周辺の低耐熱性部分に熱劣化が生じる可能性が高い。
一方、本加熱装置によれば、デアイサー40に対するデアイサー通電制御が開始される時刻t6から当該デアイサー通電制御が停止される時刻t7までの期間において、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御が行われず、電熱線46は継続的に非通電状態に維持される。従って、カメラ周辺の低耐熱性部分の温度が過剰に高くなる可能性が低い。よって、カメラ周辺の低耐熱性部分に熱劣化が生じる可能性が低い。
<具体的作動>
次に、本加熱装置の具体的な作動について説明する。
メインECU80のCPU(以下、単に「メインCPU」と称呼する。)は、図4にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、メインCPUは、ステップ400から処理を開始してステップ410に進み、デアイサー40に対するデアイサー通電制御が実行中であるか否か(実際には、デアイサー40への通電が停止中であるか否か)を判定する。
いま、デアイサー通電制御が停止されていると仮定すると、メインCPUは、ステップ410にて「Yes」と判定してステップ420に進み、デアイサースイッチ25がオン操作されたか否かを判定する。
デアイサースイッチ25がオン操作されていない場合(即ち、デアイサー使用要求が発生していない場合)、メインCPUは、ステップ420にて「No」と判定してステップ495に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合、デアイサー通電制御が停止された状態に維持されるので、デアイサー40への通電が停止された状態が継続される。
一方、デアイサースイッチ25がオン操作された場合(即ち、デアイサー使用要求が発生している場合)、メインCPUは、ステップ420にて「Yes」と判定してステップ430に進み、デアイサー回路スイッチ42をオン状態に設定することによってデアイサー通電制御(即ち、デアイサー40への通電)を開始し、その後、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。
デアイサー通電制御によってデアイサー40への通電が開始された後、メインCPUがステップ410に進むと、メインCPUはステップ410にて「No」と判定してステップ440に進み、デアイサー40への通電が開始されてから経過した時間Tdが所定時間Tdthに達したか否かを判定する。
経過時間Tdが所定時間Tdthに達していない場合、メインCPUは、ステップ440にて「No」と判定してステップ495に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合、デアイサー40への通電が継続される。
その後、時間が経過して経過時間Tdが所定時間Tdthに達すると、メインCPUは、ステップ440にて「Yes」と判定してステップ450に進み、デアイサー回路スイッチ42をオフ状態に設定することによってデアイサー40への通電を停止する。即ち、メインCPUは、デアイサー通電制御を終了し、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。換言すると、デアイサー40が所定時間(=Tdth)にわたり継続的に通電されると、デアイサー使用要求が消滅し、その通電が停止される。以上がメインECU80のデアイサー40の通電に関する具体的な作動である。
一方、カメラECU85のCPU(以下、単に「カメラCPU」と称呼する。)は、図5にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、カメラCPUは、ステップ500から処理を開始してステップ505に進み、イグニッションスイッチ20がオン位置に設定されているか否かを判定する。
イグニッションスイッチ20がオン位置に設定されることにより通電制御要求条件が成立している場合(即ち、電熱線使用要求が発生している場合)、カメラCPUは、ステップ505にて「Yes」と判定してステップ510に進み、デアイサー40に対するデアイサー通電制御(即ち、デアイサー40への通電)が行われていない状態であるか否かを判定する。
デアイサー通電制御が行われている場合、カメラCPUは、ステップ510にて「No」と判定してステップ550に進み、ヒータ回路スイッチ47をオフ状態に設定することによってヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する処理(ヒータ電熱線46への通電を継続的に停止する処理)を行う。その後、カメラCPUはステップ595に進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御は開始されず、ヒータ電熱線46への通電は停止された状態に維持される。
これに対し、カメラCPUがステップ510の処理を実行する時点において、デアイサー通電制御が行われていない場合(デアイサー40への通電が行われていない状態である場合)、カメラCPUはそのステップ510にて「Yes」と判定し、ステップ515以降の処理を行うことによってヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を実行する。より具体的に述べると、カメラCPUはステップ515に進むと、ヒータ電熱線46への通電が開始されてからの経過時間TKonがゼロよりも大きいか否かを判定する。
現時点が、イグニッションスイッチ20がオン位置になった直後の時点、又は、イグニッションスイッチ20がオン位置の状態、且つ、実行中のデアイサー通電制御が停止された直後の時点であると仮定する。即ち、現時点が、図3(A)に示した時刻t1又は図3(A)に示した時刻t7であると仮定する。
この場合、現時点は、ヒータ電熱線46への通電は開始されていないので、経過時間TKonは、ゼロである。よって、カメラCPUは、ステップ515にて「No」と判定してステップ530に進み、ヒータ電熱線46への通電が停止されてからの経過時間TKoffがゼロよりも大きいか否かを判定する。
現時点は、イグニッションスイッチ20がオン位置になった直後の時点、又は、イグニッションスイッチ20がオン位置の状態、且つ、実行中のデアイサー40への通電制御が停止された直後の時点であるので、経過時間TKoffは、ゼロである。従って、カメラCPUは、ステップ530にて「No」と判定してステップ545に進み、ヒータ電熱線46への通電を開始する。その後、CPUは、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
即ち、イグニッションスイッチ20がオン位置に設定された直後の時点は、ヒータ電熱線46への通電は開始されておらず停止された状態に維持されている。同様に、イグニッションスイッチ20がオン位置の状態、且つ、実行中のデアイサー通電制御が停止された直後の時点は、ヒータ電熱線46への通電は開始されておらず停止された状態に維持されている。したがって、これらの時点は、経過時間TKonも経過時間TKoffもゼロである。このため、カメラCPUは、ステップ515及びステップ530にてそれぞれ「No」と判定してステップ545に進み、ヒータ電熱線46への通電を開始する。
カメラCPUがステップ545の処理を行うことによってヒータ電熱線46への通電が開始されると、経過時間TKonがゼロよりも大きくなる。従って、カメラCPUは、ステップ515にて「Yes」と判定してステップ520に進み、経過時間TKonが通電継続時間Ton以上であるか否かを判定する。
経過時間TKonが通電継続時間Tonに達するまでの間は、カメラCPUは、ステップ520にて「No」と判定してステップ595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、ヒータ電熱線46への通電が継続される。
経過時間TKonが通電継続時間Ton以上になると、カメラCPUは、ステップ520にて「Yes」と判定してステップ525に進み、ヒータ電熱線46への通電を停止する。その後、カメラCPUは、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
カメラCPUがステップ525の処理を行うことによってヒータ電熱線46への通電が停止されると、経過時間TKoffがゼロよりも大きくなる。一方、経過時間TKonはゼロである。従って、カメラCPUは、ステップ515にて「No」と判定し、その後、ステップ530にて「Yes」と判定してステップ535に進み、経過時間TKoffが通電停止時間Toff以上であるか否かを判定する。
経過時間TKoffが通電停止時間Toffに達するまでの間は、カメラCPUは、ステップ535にて「No」と判定してステップ595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、ヒータ電熱線46への通電の停止が継続される。
経過時間TKoffが通電停止時間Toff以上になると、カメラCPUは、ステップ535にて「Yes」と判定してステップ540に進み、ヒータ電熱線46への通電を開始する。その後、カメラCPUは、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
なお、カメラCPUがステップ505の処理を実行する時点においてイグニッションスイッチ20がオフ位置に設定されることにより通電制御要求条件が不成立となっている場合(即ち、電熱線使用要求が発生していない場合)、カメラCPUは、ステップ505にて「No」と判定してステップ550に進み、ヒータ電熱線46に対する電熱線通電制御を停止する処理(ヒータ電熱線46への通電を継続的に停止する処理)を行う。
以上が本加熱装置の具体的な作動であり、これによれば、カメラ周辺の低耐熱性部分に熱劣化が生じる可能性を低下させつつ、フロントガラス101の部分101aの曇りを除去し、或いは、フロントガラス101の部分101aに曇りが生じることを防止することができる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
上記通電継続時間Tonと上記通電停止時間Toffとは、互いに同じ時間に設定されていてもよいし、互いに異なる時間に設定されていてもよい。
カメラ30が車両100の後方のウィンドウガラス(リアガラス)を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影するように車両100の内部に配設されている場合、ヒータ45は、カメラ30の前方のリアガラスの部分を加熱するヒータであってもよい。車両100は、リアガラスの全面を加熱するデアイサー40を備えていてもよい。この場合、デアイサー電熱線41は、リアガラスの全面にわたってリアガラスの内部に埋設されている。
更に、カメラ30が車両100の側方のウィンドウガラス(サイドガラス)を通して車両100の内部から車両100の外部を撮影するように車両100の内部に配設されている場合、ヒータ45は、カメラ30の前方のサイドガラスの部分を加熱するヒータであってもよい。車両100は、サイドガラスの全面を加熱するデアイサー40を備えていてもよい。この場合、デアイサー電熱線41は、サイドガラスの全面にわたってサイドガラスの内部に埋設されている。
ヒータ45は、車両100の利用者によって操作されるスイッチを備えたヒータであって、そのスイッチが車両100の利用者によってオン位置に設定された場合に通電許可条件が成立して電熱線使用要求が発生し、そのスイッチが車両100の利用者によってオフ位置に設定された場合に通電許可条件が不成立となって電熱線使用要求が消滅するように構成されたヒータであってもよい。
車両100は、機関運転中に所定の機関運転停止条件(例えば、ブレーキペダルが操作されており且つ車両の速度(車速)がゼロとなったという条件)が成立した場合に機関運転を停止させ、機関運転の停止中に所定の機関再始動条件(例えば、イグニッションスイッチがオン位置に設定されており且つアクセルペダルが操作されたという条件)が成立した場合に機関運転を再開させる機関運転制御を実行するように構成された車両であってもよい。この場合、本加熱装置は、上記機関運転制御によって機関運転が再開された場合に通電許可条件が成立して電熱線使用要求が発生し、上記機関運転制御によって機関運転が停止された場合に通電許可条件が不成立となって電熱線使用要求が消滅するように構成されてもよい。
更に、車両100は、車両の駆動源として内燃機関及び電動モータを備えた車両(所謂、ハイブリッド自動車)であってもよいし、車両の駆動源として内燃機関を備えずに電動モータのみを備えた車両(所謂、電気自動車)であってもよい。車両100が、ハイブリッド自動車及び電気自動車の何れか一方である場合、本加熱装置は、自動車が運転(走行)可能状態となるレディスイッチがオフからオンになったときに電熱線使用要求が発生し、レディスイッチがオンからオフになったときに電熱線使用要求が消滅するように構成されてもよい。
更に、本加熱装置は、デアイサースイッチ25が車両100の運転者によりオン操作(押圧操作)されたときに、外気温度又は機関10の冷却水温が閾値温度以下であるときにのみ、デアイサー使用要求が発生したと判定するように構成されていてもよい。
加えて、本加熱装置は、デアイサー通電制御において、電熱線通電制御と同様、一定の第1時間T1だけデアイサー回路スイッチ42をオン状態に設定してデアイサー電熱線41に通電し、その後、一定の第2時間T2だけデアイサー回路スイッチ42をオフ状態に設定してデアイサー電熱線41を非通電とする制御を繰り返し実行してもよい。
10…内燃機関、20…イグニッションスイッチ、25…デアイサースイッチ、30…カメラ、40…デアイサー(ウィンドウガラス加熱装置)、41…デアイサー電熱線、42…デアイサー回路スイッチ、45…カメラヒータ(ウィンドウガラス加熱装置)、46…ヒータ電熱線、47…ヒータ回路スイッチ、50…オルタネータ、80…メイン電子制御装置(メインECU)、85…カメラ電子制御装置(カメラECU)、100…車両、101…ウィンドウガラス、101a…ウィンドウガラスの特定部分

Claims (2)

  1. 通電が行われることによって熱を発生し且つ当該発生する熱を用いて車両のウィンドウガラスを通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮影するカメラの前方にある同ウィンドウガラスの特定部分を加熱する電熱線と、
    通電が行われることによって熱を発生し且つ当該発生する熱を用いて前記ウィンドウガラスの全面を加熱するガラス全面加熱装置と、
    前記電熱線及び前記ガラス全面加熱装置への通電を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ガラス全面加熱装置を用いた前記ウィンドウガラスの全面の加熱を要求するガラス全面加熱要求が発生している場合、前記ガラス全面加熱装置が前記ウィンドウガラスの全面を加熱するように前記ガラス全面加熱装置への通電を制御するガラス全面加熱装置通電制御を実行し、
    前記電熱線を用いた前記ウィンドウガラスの特定部分の加熱を要求する電熱線使用要求が発生している場合、前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行される状態であるか否かを判定し、
    前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行されないと判定したとき前記電熱線が前記ウィンドウガラスの特定部分を加熱するように前記電熱線への通電を制御する電熱線通電制御を実行し、
    前記ガラス全面加熱装置通電制御が実行されると判定したとき前記電熱線通電制御を実行せず前記電熱線を非通電状態に維持するように構成された、
    ウィンドウガラス加熱装置。
  2. 請求項1に記載のウィンドウガラス加熱装置において、
    前記電熱線は、前記カメラを前記車両に支持するための支持部材によって前記カメラと前記ウィンドウガラスとの間に形成される閉空間を加熱するように前記支持部材に取り付けられる、
    ウィンドウガラス加熱装置。
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