JP6514520B2 - ハンド装置、それを備えたロボットアーム及びロボット - Google Patents

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Description

本発明は、押し動作、引き動作、把持動作、摘まみ動作等の作業を行うハンド装置、並びに、それを用いたロボットアーム及びロボットに関する。
従来、押し動作、引き動作、把持動作、摘まみ動作等の作業を行うためのハンド装置としては、ハンド基部と、ハンド基部に連結され、屈伸機構を有する複数の指部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そのような構成のハンド装置は、これを用いるロボットアームやロボットの動作に応じて各指部が独立して屈伸し、その動作に適した形態となる。
特許第4234547号公報
しかし、特許文献1に記載のようなハンド装置を用いて押し動作や引き動作を行う場合、指部を介して対象物に荷重を加えることになる。このとき、指部に大きな力が加わり、指部の屈伸機構に破損が生じてしまうおそれがあった。
また、そのような破損を防止するために指部の屈伸機構の数を減らすことも考えられるが、屈伸機構の数を減らすと指部の自由度が低下するので、押し動作や引き動作以外の精密な動きが要求される動作(例えば、把持動作や摘まみ動作、ボタンを押すといった動作)を行うことが難しくなるおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、破損が生じにくく、精密な動きが要求される動作を行うことができるハンド装置、それを用いたロボットアーム及びロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のハンド装置は、ハンド基部と、ハンド基部の長手方向の先端部からハンド基部に対して屈曲して延びる第1指部と、第1指部の先端部のハンド基部側の面と対向するようにハンド基部に取り付けられた第2指部と、第2指部の先端部を第1指部に接近又は離間するように第2指部を作動させる駆動機構とを備え、第1指部は、ハンド基部の長手方向及び第1指部の延びる方向に対し直交する方向に、第2指部よりも長く形成されるとともに、第2指部の先端部と対向する位置に、ハンド基部から離れる方向に突出する突起部を有し、第2指部は、第2指部の先端部を第1指部に接近させた閉状態で突起部と当接する爪部を有し、ハンド基部の長手方向及び第1指部の延びる方向に対し直交する方向における爪部の長さは、第1指部の突起部の長さに対応しており、突起部の先端部と爪部の先端部とは、閉状態では、当接していることを特徴とする。
本発明のハンド装置では、押し動作の際に、第1指部は、そのハンド基部とは反対側の面を介して対象物に荷重を加え、引き動作の際には、そのハンド基部側の面を介して対象物に荷重を加える。
このような動作の際に対象物に大きな荷重を加えると、従来のハンド装置では、ハンド基部と第1指部との間の関節機構に破損が生じてしまうおそれがあった。しかし、本発明のハンド装置の第1指部は、ハンド基部に固定されたものである、すなわち、従来のハンド装置のように関節機構を介してハンド基部に連結されたものではない。
そのため、本発明のハンド装置によれば、このような動作の際に対象物に大きな荷重を加えても、破損が生じにくい。
また、本発明のハンド装置によれば、第1指部のハンド基部側の面に対向するように設けられた第2指部と第1指部とによって対象物を摘まむといった動作等の精密な動きが要求される動作も容易に行うことができる。
また、このような突起部を設ければ、第1指部の先端部でもボタン等を押すという動作ができるようになる。
また、第1指部の突起部及び第2指部の爪部は、ハンド基部の長手方向及び第1指部の延びる方向に対し直交する方向における長さが、第1指部全体よりも短い。このような突起部と爪部とによれば、第1指部と第2指部とで摘まむことが難しい小さな対象物も、容易に摘まむことができる。
また、本発明のハンド装置においては、第2指部の先端部は、第2指部の先端部を第1指部に接近させた閉状態では、第1指部の先端部よりもハンド基部に近い位置に位置していることが好ましい。
このように、閉状態(例えば、摘まみ動作をする際に対象物を摘まんでいる状態)で第2指部の先端部が第1指部の先端部よりもハンド基部に近い位置に位置するように構成すれば、ハンド装置全体の閉状態におけるサイズを、より小型化することができる。その結果、狭所でも作業を行うことができる。
また、本発明のハンド装置においては、駆動機構は、非駆動時には、第2指部の先端部を第1指部に接近させた閉状態を維持することが好ましい。
このように、駆動機構の非駆動時には閉状態(例えば、摘まみ動作をする際に対象物を摘まんでいる状態)となるように構成すれば、動作中に駆動力の供給が停止したとしても、対象物を落下させてしまうことがない。また、摘まみ動作中に駆動力を供給し続ける必要がなくなるので、省電力化を実現し、駆動機構に用いる駆動源を小型・軽量化を実現することができる。
また、本発明のハンド装置においては、駆動機構は、第2指部の先端部が第1指部に対して接近又は離間するように、第2指部を回動させることが好ましい。
このように第2指部が回動する構成とすれば、第1指部のハンド基部側の面と、第2指部のハンド基部側の面と、ハンド基部の第1指部が延びている側の面とで、対象物を3点接触によって把持することができるようになる。また、第2指部の先端部を第1指部の先端部よりも突出した位置に移動させれば、第2指部の先端部でボタン等を押すという動作ができるようになる。そのため、実行できる動作の種類を増やすことができる。
また、本発明のハンド装置においては、第1指部は、第2指部側とは反対側に緩衝部材を有していることが好ましい。
このような緩衝部材を有するようにすれば、押し動作の際に第1指部を保護することができるので、さらに破損を防止しやすくなる。
また、本発明のハンド装置においては、駆動機構は、第2指部を作動させる駆動力を発生する駆動源と、駆動源と第2指部との間に設けられたブレーキとを有し、駆動源は、第2指部の先端部を第1指部から離間させた開状態にする際に、駆動力を発生させ、ブレーキは、駆動時に第2指部の作動を可能にし、非駆動時に第2指部の作動を停止させることが好ましい。
このように構成すれば、駆動源及びブレーキを作動させていない状態で第2指部の位置を固定できるので、駆動源の定格トルクを小さくしても、対象物を強固に掴み続けることができる。ひいては、小型の駆動源を採用することができるようになるので、駆動機構全体の軽量化・小型化を図ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明のロボットアームは、上記いずれかのハンド装置と、可動リンクと、ハンド装置の長手方向の第1指部側とは反対側の端部に可動リンクを連結する関節機構とを備え、関節機構は、ハンド装置のハンド基部を、可動リンクに対して第1指部の延設されている側とは反対側に回動可能に連結していることを特徴とする。
本発明のロボットアームによれば、ハンド装置として上記のいずれかのハンド装置を備えているので、可動リンクに連結されたハンド装置の破損が生じにくく、精密な動きが要求される動作を行うことができる。
また、本発明のロボットアームによれば、ハンド装置を起こす動作(人間が手の平を正面に向ける動作に対応する動作)を行うことができるので、上記のハンド装置が行うことができる各種動作に加え、可動リンクの長手方向の正面にある対象物を摘まむという動作を行うことができる。さらに、可動リンクが長手方向の軸周りに回転する機能を有する場合には、正面にある対象物を摘まんだまま捻るといった動作を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明のロボットは、基体と、複数の可動リンクと、各々の可動リンクを基体に対して回動可能に連結する複数の関節機構と、複数の可動リンクの少なくとも1つに連結された上記いずれかのハンド装置とを備えていることを特徴とする。
上記のハンド装置を備えた本発明のロボットによれば、可動リンクに連結されたハンド装置の破損が生じにくく、精密な動きが要求される動作を行うことができる。
また、本発明のロボットによれば、ハンド装置によってロボットの自重を支えるように対象物に荷重を加えた場合であっても、ハンド装置に破損が生じることがないので、ハンド装置の動作と可動リンクの回動とによって、梯子を上るような移動も行うことができる。
また、本発明のロボットにおいては、複数の可動リンクは、基体の上部に左右一対に設けられた腕リンクと、基体の下部に左右一対に設けられた脚リンクを含み、脚リンク又は腕リンクのみによる二足歩行モードと、脚リンク及び腕リンクによる四足歩行モードとを切り替え可能であるように構成してもよい。
上記のハンド装置は、ロボットの脚体の先端の足平部として用いてもロボットの自重によって破損が生じることがないので、通常では各種作業のための動作を行う腕リンクを、歩行のために用いることができる。
また、本発明のロボットにおいては、可動リンクは、ハンド装置を可動リンクに対して回動させる駆動部を有し、駆動部は、可動リンクが回動していない基準姿勢時には、可動リンクの基体側に位置していることが好ましい。
駆動部としては一般的にアクチュエータ等の駆動源や減速機等を組み合わせたものが用いられるので、可動リンクを構成する部材としてはサイズが比較的大きく、ロボットの移動時等には外部環境に接触してしまうことが多い。そこで、上記のように、駆動部を基準姿勢時には可動リンクの基体側に位置するように構成すれば、駆動部と外部環境との接触を回避しやすくなる。
本発明の実施形態に係るロボットの構成を模式的に示す正面図。 図1のロボットの関節機構の自由度を模式的に示す斜視図。 図1のロボットの二足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットの四足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットのハンド部及び腕リンクの一部を示す斜視図。 図1のロボットのハンド部及び腕リンクの一部を断面として示す側面図であり、6Aは閉状態を示し、6Bは開状態を示す。 図1のロボットのハンド部の内部構造を断面として示す斜視図。 図1のロボットのハンド部が腕リンクに対して曲がった状態を示す側面図。
以下、図面を参照して、本発明に係るロボットの実施形態を説明する。本実施形態のロボット1は、人型のロボットであり、二足歩行モードと四足歩行モードとを切り替えて移動可能に構成されたものである。
ただし、本発明におけるハンド装置は、このように構成された人型のロボットにのみ適用し得るものではなく、その他の工業用ロボット等、ハンド装置を備えるロボットであれば、本実施形態のロボット1とは異なる形態のロボットも含まれるものである。
まず、図1を参照して、本実施形態のロボット1の構成を説明する。
ロボット1の胴体は、上部基体10と、上部基体10の下方に配置された下部基体11と、上部基体10と下部基体11との間に設けられた腰関節機構12とで構成されている。上部基体10と下部基体11とは、人間の腰関節に対応する腰関節機構12を介して、相対的に回動可能に連結されている。
ロボット1の頭部は、周囲の環境を認識するための環境認識装置20の環境認識ユニット20aである。環境認識ユニット20aに搭載されている外部環境を撮像するためのカメラや外部環境までの距離を認識するためのセンサは、上部基体10の内部に配置された環境認識ユニット用制御回路20bによって制御されている。環境認識ユニット20aは、人間の首関節に対応する首関節機構21を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
なお、本実施形態のロボット1が人型のロボットであるので、人間の頭部に対応する環境認識ユニット20aを上部基体10の上方に設けている。しかし、本発明のロボットの環境認識ユニットは、このような構成に限定されるものではなく、ロボットの使用環境等に応じて、上部基体の上部以外の位置(例えば、上部基体の前方等)に設けてもよい。
ロボット1の左右の腕体は、上部基体10の上部左右両側から延設された一対の腕リンク30(可動リンク)である。各々の腕リンク30は、人間の肩関節に対応する肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
腕リンク30は、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aと、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bと、人間の肘関節に対応する肘関節機構30cとで構成されている。第1腕リンク部30aは、肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bは、肘関節機構30cを介して、第1腕リンク部30aに対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bの先端には、人間の手に対応するハンド部40(ハンド装置)が連結されている。
なお、本実施形態のロボット1では、腕体である腕リンク30を、第1腕リンク部30aと、第2腕リンク部30bと、肘関節機構30cとで構成している。しかし、本発明のロボットの腕体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
ハンド部40は、エンドエフェクタの一例である。このハンド部40は、人間の手首関節に対応する手首関節機構41を介して、腕リンク30の第2腕リンク部30bに対して回動可能に連結されている。本実施形態のロボット1では、ハンド部40と腕リンク30とで、マニピュレータとしてのロボットアームが構成されている。
ロボット1の左右の脚体は、下部基体11の下部から下方に延設された左右一対の脚リンク50(可動リンク)である。各々の脚リンク50は、人間の股関節に対応する股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。
脚リンク50は、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aと、人間の下腿に対応する第2脚リンク部50bと、人間の膝関節に対応する膝関節機構50cとで構成されている。第1脚リンク部50aは、股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bは、膝関節機構50cを介して、第1脚リンク部50aに対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bの先端には、人間の足に対応する足平部60が連結されている。
なお、本実施形態のロボット1では、脚体である脚リンク50を、第1脚リンク部50aと、第2脚リンク部50bと、膝関節機構50cとで構成している。しかし、本発明のロボットの脚体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
足平部60は、人間の足首関節に対応する足首関節機構61を介して、脚リンク50の第2脚リンク部50bに対して、回動可能に連結されている。
次に、図2を参照して、本実施形態のロボット1の関節機構の自由度について説明する。
なお、本実施形態の説明では、各関節機構が各部材を回動させる方向は、特にことわらない限り、いずれの関節機構も連結された部材を回動させていない姿勢(以下、「基準姿勢」という。)を基準として説明する。本実施形態のロボット1の場合、基準姿勢は、ロボット1が起立した状態(上部基体10、下部基体11、各腕リンク30及び各脚リンク50をほぼ鉛直方向に伸ばした状態)となる。
また、本実施形態の説明では、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸は、それぞれ図2に示すように、ロボット1が基準姿勢のときにおけるロボット1の鉛直方向の軸(Z軸)、左右方向の軸(Y軸)、前後方向の軸(X軸)を意味する。この場合、ヨー軸は、上部基体10及び下部基体11の体幹軸である。
腰関節機構12は、上部基体10の下方に配置された第1腰関節機構12aと、第1腰関節機構12aと下部基体11との間に配置された第2腰関節機構12bとで構成されている。
第1腰関節機構12aは、上部基体10を、下部基体11及び第2腰関節機構12bに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。第2腰関節機構12bは、上部基体10及び第1腰関節機構12aを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
首関節機構21は、環境認識ユニット20aを、上部基体10に対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
腕リンク30の肘関節機構30cは、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bを、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
肩関節機構31は、上部基体10の鉛直方向の幅及び水平方向の幅の範囲内に位置するように配置された第1肩関節機構31aと、第1肩関節機構31aの側方であって上部基体10の外側に配置された第2肩関節機構31bと、第2肩関節機構31b及び腕リンク30の第1腕リンク部30aの間に配置された第3肩関節機構31cとで構成されている。
ここで、基体の「幅」とは、鉛直方向では、通常使用される状態において、基体の最も高い位置から最も低い位置までの間を指す。同様に、水平方向では、通常使用される状態において、基体の最も前方となる位置から最も後方となる位置までの間、又は、最も右側となる位置から最も左側となる位置までの間を指す。
第1肩関節機構31aは、第2肩関節機構31bを、上部基体10に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2肩関節機構31bは、第3肩関節機構31cを、第1肩関節機構31aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。第3肩関節機構31cは、腕リンク30を、第2肩関節機構31bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
手首関節機構41は、腕リンク30の第2腕リンク部30bのハンド部40側に配置された第1手首関節機構41aと、第1手首関節機構41aのハンド部40の間に配置された第2手首関節機構41bとで構成されている。
第1手首関節機構41aは、第2手首関節機構41bを、第2腕リンク部30bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2手首関節機構41bは、ハンド部40を、第1手首関節機構41aに対してロール軸周り及びピッチ軸周りに回動可能に連結している。
脚リンク50の膝関節機構50cは、人間の下肢に対応する第2脚リンク部50bを、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
股関節機構51は、下部基体11の下方に配置された第1股関節機構51aと、第1股関節機構51aの脚リンク50側に配置された第2股関節機構51bとで構成されている。
第1股関節機構51aは、第2股関節機構51bを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2股関節機構51bは、脚リンク50を、第1股関節機構51aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
足首関節機構61は、足平部60を、第2脚リンク部50bに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
なお、本発明のロボットにおける腰関節機構、首関節機構、肩関節機構、肘関節機構、膝関節機構、股関節機構、足首関節機構の構成は、上記の構成に限定されるものではなく、ロボットの用途やロボット内の関節の配置スペースに応じて、適宜変更してよい。例えば、いずれかの関節機構を省略してもよいし、上記以外の関節機構を追加してもよい。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態のロボット1の2つの歩行モードについて説明する。なお、図3においては、理解を容易にするために、腕リンク30を図示省略している。
なお、本実施形態の説明において、ハンド部40又は足平部60を「接地させる」とは、ハンド部40又は足平部60がロボット1に作用する力に抗する接触反力を受けるように、ハンド部40又は足平部60を外部環境に接触させることを意味する。
図3に示すように、二足歩行モードでは、一対の脚リンク50の一方の先端の足平部60を地面Aに接地させた状態(その一方の脚リンク50を支持脚とした状態)で、他方の脚リンク50の先端の足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その他方の脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、脚リンク50のそれぞれの遊脚としての動作は、交互に行われる。また、図示省略した腕リンク30は、非接地状態となっている。
図4に示すように、四足歩行モードでは、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの2つ又は3つを地面Aに接地させた状態(その2つ又は3つの腕リンク30及び脚リンク50を支持脚とした状態)で、残りの2つ又は1つのハンド部40又は足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの2つ又は1つの腕リンク30又は脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、遊脚として動作させる腕リンク30又は脚リンク50は、所定の規則で周期的に切り替えられる。
ただし、四足歩行モードの動作は、上記の動作に限定されるものではない。例えば、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの1つを地面Aに接地させた状態(その1つのハンド部40又は足平部60を支持脚とした状態)で、残りの3つのハンド部40及び足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの3つのハンド部40又は足平部60を遊脚として動作させること)を繰り返すようにすることも可能である。
また、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60を一斉に空中に移動させて(すなわち、ロボット1をジャンプさせて)、さらに接地させることを繰り返すようにすることも可能である。
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態のハンド部40について詳細に説明する。なお、図5及び図6におけるハンド部40は、基準姿勢時においてロボット1の右側に位置し、右手を構成するものである。
まず、図5を参照して、ハンド部40の構成について詳細に説明する。
ハンド部40は、人間の手の平及び手の甲に対応するハンド基部40aと、人間の人差し指、中指、薬指及び小指に対応する単一の部材である第1指部40bと、人間の親指に対応する第2指部40cとを備えている。
第1指部40bは、ハンド基部40aの長手方向の先端部から、ハンド基部40aに対して屈曲して延びている。第1指部40bは、ハンド基部40aと一体的に構成され、ハンド基部40aに固定されている。第1指部40bのハンド基部40aとは反対側の面には、緩衝部材40dが取り付けられている。
このように構成された第1指部40bを備えるハンド部40では、押し動作の際には、第1指部40bは、そのハンド基部40aとは反対側の面(すなわち、緩衝部材40d)を介して対象物に荷重を加える。一方、引き動作の際には、第1指部40bのハンド基部40a側の面を介して対象物に荷重を加える。
従来のロボットはハンド基部と第1指部との間に関節機構が設けられていたので、このような押し動作や引き動作の際には、第1指部に大きな力が加わり、その関節機構に破損が生じてしまうおそれがあった。しかし、本実施形態のロボット1のハンド部40の第1指部40bは、ハンド基部40aに固定されたものである、すなわち、従来のロボットのように関節機構を介してハンド基部に連結されたものではない。
そのため、ハンド部40は、このような動作の際に対象物に大きな荷重を加えても、破損が生じにくい。
また、押し動作の際には、緩衝部材40dが第1指部40bを保護するので、第1指部40bそのものにも破損が生じにくい。
また、このように構成されたハンド部40を備えたロボット1は、ハンド部40によってロボット1の自重を支えるように対象物を保持した場合であっても、ハンド部40に破損が生じることがないので、ハンド部40の動作と腕リンク30の回動とによって、梯子を上るような移動も行うことができる。
さらに、このように構成されたハンド部40を備えたロボット1は、ハンド部40の第1指部40b(本実施形態では、第1指部40bのハンド基部40aとは反対側に取り付けられた緩衝部材40d)を接地させて移動する四足歩行モードで移動する場合であっても、ロボット1の自重によってハンド部40に破損が生じることがない。
第2指部40cは、第1指部40bの先端部のハンド基部40a側の面と対向するように、ハンド基部40aに取り付けられている。第2指部40cは、ハンド基部40aの内部に設けられた駆動機構40e(図6参照。)によって、第2指部40cの先端部を第1指部40bに接近又は離間するように第2指部が回動させられる。
このように第2指部40cが構成されているので、ハンド部40は、第1指部40bと第2指部40cとによって対象物を摘まむといった動作等の精密な動きが要求される動作も容易に行うことができる。
また、第1指部40bは、ハンド基部40aの長手方向及び第1指部40bの延びる方向に対し直交する方向(Y軸方向)で、第2指部40cよりも長く形成されるとともに、第2指部40cの先端部と対向する位置に、ハンド基部40aから離れる方向(X軸方向)に突出する突起部40fを有している。
このような突起部40fを有しているので、ハンド部40は、第1指部40bの先端部でもボタン等を押すという動作ができる。
また、第2指部40cは、第2指部40cの先端部を第1指部40bに接近させた状態(以下、「閉状態」という。)で突起部40fと当接する爪部40gを有している。ハンド基部40aの長手方向及び第1指部40bの延びる方向に対し直交する方向(Y軸方向)における爪部40gの長さは、第1指部40bの突起部40fの長さに対応している。
このような爪部40gを有しているので、ハンド部40は、第1指部40bと第2指部40cとで摘まむことが難しい小さな対象物も、突起部40fと爪部40gとで、容易に摘まむことができる。また、この爪部40gを利用することによって、突起部40fでは押すことが難しい小さなボタンを押すといった動作も可能となる。
次に、図6を参照して、ハンド部40の第2指部40cの回動について説明する。
駆動機構40eは、第2指部40cの先端部を第1指部40bに対して接近又は離間するように、ハンド基部40aの内部に位置する支点P周りに、第2指部40cを回動させる。
このように第2指部40cが回動するので、図6Aに示すように、閉状態では、ハンド部40は、第1指部40bのハンド基部40a側の面と、第2指部40cのハンド基部40a側の面と、ハンド基部40aの第1指部40bが延びている側の面とで、対象物Oを3点接触によって把持することができる。
また、閉状態では、第2指部40cの先端部は、第1指部40bの先端部よりもハンド基部40aに近い位置に位置するので、閉状態では、ハンド部40全体がより小型化される。そのため、狭所で作業を行う際には、閉状態とすることで、エンドエフェクタであるハンド部40を容易に作業領域まで移動させることができる。その結果、ハンド部40と外部環境との接触を防止して、ハンド部40の破損を防止することができる。
一方、図6Bに示すように、第2指部40cの先端部を第1指部40bの先端部から離間させた状態(以下、「開状態」という。)は、第2指部40cは、第1指部40bよりも突出した位置に位置するので、ハンド部40は、第2指部40cの先端部(本実施形態においては爪部40g)でボタン等を押すという動作ができる。
次に、図7を参照して、ハンド部40に内蔵された駆動機構40eについて説明する。
駆動機構40eは、駆動源40e1と、駆動源40e1からの駆動力の伝達を制御する電磁ブレーキ40e2と、電磁ブレーキ40e2を介して伝達された駆動源40e1からの駆動力を減速して第2指部40cに伝達する減速機40e3とで構成されている。また、駆動機構40eは、駆動時には第2指部40cが開状態となり、非駆動時には、第2指部40cが閉状態となるように構成されている。
このように構成された駆動機構40eを備えているので、ハンド部40は、動作中に駆動力の供給が停止したとしても、対象物を把持した状態が解除されないので、対象物落下させてしまうことがない。また、ロボット1が梯子を上っている場合等には、ロボット1の落下が防止される。
ところで、従来のロボットでは、主に駆動源からの出力のみによって、指部の駆動を制御して、対象物を掴む動作を行っていた。
また、従来のロボットで用いられているモータ等の駆動源は、一般的に、瞬時的に大きなトルク(以下、その最大のトルクを「瞬時最大トルク」という。)を発生させることができるが、定格トルク(保持トルク)は、瞬時最大トルクよりも低くなるという特徴がある。
そのため、従来のロボットのハンド部で対象物を掴み続ける動作を行うためには、十分に大きな定格トルク(保持トルク)を持つモータ(すなわち、サイズの大きなモータ)を使用しなくてはならず、ハンド部全体の大型化を招いていた。
これに対し、本実施形態のロボット1のハンド部40では、駆動機構40eが、第2指部40cと第2指部40cを回動させる駆動力を発生する駆動源40e1との間に、電磁ブレーキ40e2を有する構成となっている。電磁ブレーキ40e2は、駆動時(通電時)に第2指部40cの作動を可能にし、非駆動時に第2指部40cの作動を停止させるように構成されている。
このハンド部40で対象物を掴み続ける動作を行う場合、まず、電磁ブレーキ40e2に通電して駆動源40e1からの駆動力を第2指部40cに伝達可能な状態とし、次に、駆動源40e1で発生した瞬時最大トルクで第2指部40cを回動させて対象物を掴み(第2指部40cを開状態とした後に閉状態とし)、その後、電磁ブレーキ40e2の通電を遮断して第2指部40cを固定する。
すなわち、ハンド部40は、駆動源40e1において生じる駆動力がゼロの状態で、対象物を掴んだ状態(駆動源40e1が定格トルクを発生し続けているのと同じ状態)を保持することができる。
そのため、ハンド部40に用いられる駆動源40e1は、対象物を掴む際に第2指部40cを回動させるために十分な瞬時最大トルクを発生させることができるものであればよく、従来のロボットよりも小型の駆動源を採用することができる。その結果、駆動機構40eは、電磁ブレーキ40e2を備えていても、全体として従来の駆動機構よりも小型・軽量なものとすることができる。
以下、図8を参照して、本実施形態の手首関節機構41について詳細に説明する。なお、図8における手首関節機構41は、基準姿勢時においてロボット1の右側に位置するものである。
手首関節機構41の第2手首関節機構41bは、ハンド部40のハンド基部40aの長手方向の第1指部40b側とは反対側の端部を、腕リンク30に対して第1指部40bの延設されている側とは反対側に向かって、ピッチ軸周りに回動可能に連結している。すなわち、ロボット1では、ハンド部40を起こす動作(人間が手の平を正面に向ける動作に対応する動作)を行うことができるようになっている。
そのため、ハンド部40は、腕リンク30の長手方向の正面にある対象物を摘まむという動作を行うことができる。さらに、肩関節機構31の第3肩関節機構31cによって腕リンク30が長手方向の軸周りに回転可能となっているので、ハンド部40は、正面にある対象物を摘まんだまま捻るといった動作を行うことができる。
手首関節機構41の第2手首関節機構41bの内部には、ハンド部40と第2手首関節機構41bとを相対的に回動させるための駆動部41cが配置されている。駆動部41cは、アクチュエータ等の駆動源や減速機等を組み合わせたものであるので、手首関節機構41を構成する部材としてはサイズが比較的大きい。
そこで、ロボット1では、基準姿勢時において駆動部41cが手首関節機構41の上部基体10側に位置するように構成することによって、駆動部41cと外部環境との接触を回避している。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、第1指部40bに緩衝部材40dを取り付けているが、緩衝部材は、第1指部の材料やロボットの自重に応じて、省略してもよい。
また、上記実施形態においては、第1指部40bに突起部40fを設けているが、突起部40fは、第1指部40bの幅等に応じて、省略してもよい。
また、上記実施形態においては、第2指部40cに第1指部40bの突起部40fに対応するように爪部40gを設けているが、爪部40gは、省略してもよい。省略した場合、つまみ動作は、第1指部40bと第2指部40cとによって行われる。また、爪部40gは、必ずしも突起部40fに対応するものである必要はなく、突起部40fを省略した場合にも、設けてもよい。
また、上記実施形態においては、駆動機構40eは、第2指部40cを回動させている。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、駆動機構は、第2指部の先端部を第1指部に接近又は離間するように第2指部を作動させるものであればよい。例えば、第2指部をハンド基部に対してスライドさせるものであってもよい。
1…ロボット、10…上部基体、11…下部基体、12…腰関節機構、12a…第1腰関節機構、12b…第2腰関節機構、20…環境認識装置、20a…環境認識ユニット、20b…環境認識ユニット用制御回路、21…首関節機構、30…腕リンク(可動リンク)、30a…第1腕リンク部、30b…第2腕リンク部、30c…肘関節機構、31…肩関節機構、31a…第1肩関節機構、31b…第2肩関節機構、31c…第3肩関節機構、40…ハンド部(ハンド装置)、40a…ハンド基部、40b…第1指部、40c…第2指部、40d…緩衝部材、40e…駆動機構、40e1…駆動源、40e2…電磁ブレーキ、40e3…減速機、40f…突起部、40g…爪部、41…手首関節機構、41a…第1手首関節機構、41b…第2手首関節機構、41c…駆動部、50…脚リンク(可動リンク)、50a…第1脚リンク部、50b…第2脚リンク部、50c…膝関節機構、51…股関節機構、51a…第1股関節機構、51b…第2股関節機構、60…足平部、61…足首関節機構、A…地面、O…対象物、P…第2指部40cの回動の支点。

Claims (10)

  1. ハンド基部と、
    前記ハンド基部の長手方向の先端部から前記ハンド基部に対して屈曲して延びる第1指部と、
    前記第1指部の先端部の前記ハンド基部側の面と対向するように前記ハンド基部に取り付けられた第2指部と、
    前記第2指部の先端部を前記第1指部に接近又は離間するように前記第2指部を作動させる駆動機構とを備え
    前記第1指部は、前記ハンド基部の長手方向及び前記第1指部の延びる方向に対し直交する方向に、前記第2指部よりも長く形成されるとともに、前記第2指部の先端部と対向する位置に、前記ハンド基部から離れる方向に突出する突起部を有し、
    前記第2指部は、前記第2指部の先端部を前記第1指部に接近させた閉状態で前記突起部と当接する爪部を有し、
    前記ハンド基部の長手方向及び前記第1指部の延びる方向に対し直交する方向における前記爪部の長さは、前記第1指部の前記突起部の長さに対応しており、
    前記突起部の先端部と前記爪部の先端部とは、前記閉状態では、当接していることを特徴とするハンド装置。
  2. 請求項1に記載のハンド装置であって、
    前記第2指部の先端部は、前記第2指部の先端部を前記第1指部に接近させた閉状態では、前記第1指部の先端部よりも前記ハンド基部に近い位置に位置していることを特徴とするハンド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハンド装置であって、
    前記駆動機構は、非駆動時には、前記第2指部の先端部を前記第1指部に接近させた閉状態を維持することを特徴とするハンド装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハンド装置であって、
    前記駆動機構は、前記第2指部の先端部が前記第1指部に対して接近又は離間するように、前記第2指部を回動させることを特徴とするハンド装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のハンド装置であって、
    前記第1指部は、前記第2指部側とは反対側に緩衝部材を有していることを特徴とするハンド装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のハンド装置であって、
    前記駆動機構は、前記第2指部を作動させる駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源と前記第2指部との間に設けられたブレーキとを有し、
    前記駆動源は、前記第2指部の先端部を前記第1指部から離間させた開状態にする際に、駆動力を発生させ、
    前記ブレーキは、前記ブレーキの駆動時に前記第2指部の作動を可能にし、前記ブレーキの非駆動時に前記第2指部の作動を停止させることを特徴とするハンド装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のハンド装置と、可動リンクと、前記ハンド装置の長手方向の前記第1指部側とは反対側の端部に前記可動リンクを連結する関節機構とを備え、
    前記関節機構は、前記ハンド装置の前記ハンド基部を、前記可動リンクに対して前記第1指部の延設されている側とは反対側に回動可能に連結していることを特徴とするロボットアーム。
  8. 基体と、複数の可動リンクと、各々の前記可動リンクを前記基体に対して回動可能に連結する複数の関節機構と、複数の前記可動リンクの少なくとも1つに連結された請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のハンド装置とを備えていることを特徴とするロボット。
  9. 請求項8に記載のロボットであって、
    前記複数の可動リンクは、前記基体の上部に左右一対に設けられた腕リンクと、前記基体の下部に左右一対に設けられた脚リンクを含み、
    前記脚リンク又は前記腕リンクのみによる二足歩行モードと、前記脚リンク及び前記腕リンクによる四足歩行モードとを切り替え可能であることを特徴とするロボット。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のロボットであって、
    前記可動リンクは、前記ハンド装置を前記可動リンクに対して回動させる駆動部を有し、
    前記駆動部は、前記可動リンクが回動していない基準姿勢時には、前記可動リンクの前記基体側に位置していることを特徴とするロボット。
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