JP6514382B2 - 積層構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、中空板状体の少なくとも一方の主面に繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせた積層構造体に関する。
中空板状体は、ハニカムコア、コルゲートコア、中空柱状コアなどとも呼ばれ、軽量で強度も高いことから、容器、棚、パレット、パネル、バッグ等の民生用から航空機用まで使用されている。特許文献1にはハニカムコア材の中空部に合成樹脂発泡体を充填し、ハニカムコア材の両面に外被板をサンドイッチ上に接着した構造が提案されている。特許文献2にはハニカムコア材の両面に繊維強化プラスチック(FRP)を接着した構造が提案されている。特許文献3にはハニカムコア材の両面に織布又は不織布からなる布状複合材料層とその上のプリプレグからなる一方向繊維強化樹脂を接合した構造が提案されている。特許文献4にはハニカムコア材の両面に一方向繊維体を別々に異方向に配置した中間材とその上の化粧フィルムが一体化された構造が提案されている。また特許文献5には、1枚のシートから真空成形と折り畳みによりハニカムコア材を作ることが提案されている。
しかし、従来の提案は、折り曲げると折り曲げ部分に座屈による突出シワや凹部が発生し、曲げ耐性が低下するという問題があった。
実公昭61−30844号公報 特開平8−258189号公報 特許第2627851号公報 特許第4278678号公報 特許第4408331号公報
本発明は、上記問題を解決するため、軽量化ができ、折り曲げても折り曲げ部分に座屈による突出シワや凹部が発生しにくい積層構造体を提供する。
本発明の積層構造体は、ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製中空板状体コア材の両主面に、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとをこの順番に貼り合せた積層構造体であって、前記中空板状体コア材はシートを真空成形して立体的にしたコア材であり、その表面には凹部及び/又は孔が存在し、前記繊維シートはポリプロピレン製織物であり、前記熱可塑性樹脂フィルムはポリプロピレン製フィルムであり、前記コア材、前記ポリプロピレン製織物の層間は、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記コア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする。
本発明の別の積層構造体は、ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製中空板状体コア材の両主面に、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとをこの順番に貼り合せた積層構造体であって、前記中空板状体コア材はシートを真空成形して立体的にしたコア材であり、その表面には凹部及び/又は孔が存在し、前記繊維シートはポリプロピレン製織物であり、前記熱可塑性樹脂フィルムはポリプロピレン製フィルムであり、前記ポリプロピレン製織物を前記ポリプロピレン製フィルムで挟み込み、サンドイッチ構造とし、前記コア材、前記ポリプロピレン製織物及び前記ポリプロピレン製フィルムの各層間は、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記コア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする。
本発明のさらに別の積層構造体は、ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製ハニカムコア材の両主面に、熱可塑性樹脂フィルムと不織布シートを貼り合せた積層構造体であって、前記ハニカムコア材は、ポリプロピレンシートを真空成形して立体的にして、折り畳むことによってハニカムコア材を成形したものであり、前記ハニカムコア材の表面は、凹部及び/又は孔が形成されており、前記ハニカムコア材の表面に熱可塑性樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記ハニカムコア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする。
本発明は、熱可塑性樹脂製中空板状体の少なくとも一方の主面に繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせた積層構造体とすることにより、軽量化ができ、折り曲げても折り曲げ部分に座屈による突出シワや凹部が発生しにくい積層構造体とすることができる。中空板状体は厚さがあり、曲げると曲げた側に座屈による突出シワや凹部ができるが、繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムを積層して貼り合わせることにより、座屈による突出シワや凹部が発生しにくい積層構造体とすることができる。
図1Aは本発明の一実施例における積層構造体の曲げ強度を測定する際の断面図、図1Bは同比較例における積層構造体の曲げ強度を測定する際の断面図である。 図2A−Eは本発明の一実施例における積層構造体の断面図である。
容器、棚、パレット、パネル、バッグ等の積層構造体は、曲げに対する耐性が重要になる。本発明者らは当初、中空板状体の表層に繊維シートを貼り合わせることにより、曲げ耐性が向上するのではないかと考えて中空板状体の表層に繊維シートを貼り合わせた。しかし、繊維シートを貼り合わせただけでは予想に反して曲げ耐性を向上させることは困難であった。その原因を調べると、中空板状体は3〜30mm程度の厚さがあり、曲げると曲げた側に座屈ないしは屈曲による突出シワができやすく、この突出シワにより繊維シートの構成繊維が乱れないしは破壊して曲げ耐性は低くなってしまう問題があることがわかった。
図面によって説明すると、図1Bに示すように中空板状体1の表面に繊維シート2を貼り合わせた積層構造体5は、曲げると内側に座屈ないしは屈曲による突出シワ6ができやすく、この突出シワ6により繊維シート2の構成繊維が乱れないしは破壊して曲げ耐性は低くなる。
そこで、座屈による突出シワの発生を防止するため、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムを組み合わせて、中空板状体の表面に積層した。これにより、曲げても内側に座屈ないしは屈曲による突出シワが発生しにくくなった。繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムの積層の順番は、曲げ剛性と曲げ強度の点からはいずれであってもよいが、表面の平滑性を考慮すると熱可塑性樹脂フィルムを外側に配置するのが好ましい。
本発明の繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムは中空板状体の少なくとも一方の主面に貼り合わせる。一方の主面に貼り合わせる場合は、前記のとおり積層構造体を曲げると内側に突出シワが発生し易いので、曲げたときに内側になるように貼り合わせる。この場合は、他の主面には繊維シートまたは熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせてもよいし、両方貼り合わせてもよい。使用状態において様々な方向に応力がかかる場合は、繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムは中空板状体の両主面に貼り合わせるのが好ましい。繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムは、熱又は接着剤を用いて中空板状体に貼り合せるので、両主面に貼り合せることによって両主面が対称になり、反り等の製品の不具合が起こり難く、平坦な製品になる。前記において主面とは平面状の表裏面のことである。
中空板状体と繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムとの貼り合せる方法はいかなる方法であってもよい。例えば下記の方法がある。
(1) 中空板状体に繊維シートを貼り合わせ、更に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせて一体化する方法。
(2) 中空板状体に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ、更に繊維シートを貼り合わせて一体化する方法。
(3) 中空板状体とあらかじめ繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムとを一体化した複合シートとを貼り合わせて一体化する方法。
繊維シートと熱可塑性樹脂フィルム間、熱可塑性樹脂フィルムと中空板状体間、又は繊維シートと中空板状体間は、それぞれ接着剤を用いて貼り合わせても良い。接着剤は、すべての層間に用いても良いし、任意の層間に用いても良い。例えば、中空板状体/接着剤/繊維シート/接着剤/熱可塑性樹脂フィルム、中空板状体/接着剤/繊維シート/熱可塑性樹脂フィルムや中空板状体/接着剤/熱可塑性樹脂フィルム/接着剤/繊維シート/接着剤/熱可塑性樹脂フィルム等である。
上記貼り合わせ手段としては、加熱加圧により直接加熱又は間接加熱する方法、接着剤として低融点フィルムのような接着フィルムを入れて熱ラミネートする方法又は液状接着剤を塗布して接着する方法等が適宜使用できる。さらに、中空板状体の製造と同時に繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせる方法でも良い。生産時の取扱い性に鑑みれば、あらかじめ繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムを一体化した複合シートを用いるのが好ましい。前記複合シートを作るための貼り合わせ方法は、直接加熱でも間接加熱でも良い。また、複合シートと類似した熱可塑性プリプレグのようなシートを用いてもよい。
図1Aは本発明の一実施例における積層構造体を曲げたときの断面図であり、中空板状体1の表面に繊維シート2と熱可塑性樹脂フィルム3を貼り合わせた積層構造体4は、曲げても内側には座屈ないしは屈曲による突出シワは発生しないか又は発生しにくい。この理由は、繊維シートは、引張りには強いが圧縮には弱いので、曲げた内側では座屈し易くなる。しかし、熱可塑性樹脂フィルムは、引張りや圧縮が同等の強度なので、繊維シートの強度低下を抑制し、座屈強度を向上させている。この結果、強度も低下することがなく、全体として軽量を維持したまま曲げ剛性と曲げ強度をともに満足させることができる。なお、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルム以外には、任意で接着シートや保護シート(化粧シートなど)を積層させても良い。
接着剤としては、例えばPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)フィルムでもよく、両材料を混合した材料などでもよい。形態としては、接着フィルム、接着製不織布、液状接着剤などを用いてもよい。接着フィルムや接着製不織布等は、複数層の接着フィルムとしても良い。また、他の材料としてエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やオレフィン系フィルムでもよい。
接着剤として、接着フィルムを用いる場合は、厚みは5〜200μm程度が良く、接着フィルムの単位面積当たりの重量(目付)は10〜200g/m2が良い。接着フィルムと接着製不織布は、熱可塑性樹脂フィルムより5〜40℃低いものである。
本発明において中空板状体とは、凹凸形状のコア層をいう。例えば、ハニカムコア、コルゲートコア、中空柱状コアなどの剛体をいい、どのようなものであっても良い。例えば、特許文献1〜5に開示されている中空板状体もすべて利用できる。図面で示すと図2A−Eの中空板状体を一例として挙げることができる。図2Aはハニカムコアの例、図2Bは中空円柱状コアの例、図2Cはエンボスによる波型コルゲートコアの例、図2Dは押し出し成形したハーモニカ状コアの例、図2Eはフィルムから成形したハニカムコアの例である。ハニカムコアの別例としては、円錐形状を向い合せて貼り合せた中空板状体もある。なお、図2A−Eは、中空板状体1の両面に、あらかじめ繊維シート7と熱可塑性樹脂フィルム8が一体化された複合シート9を貼り合わせた例である。また、中空板状体には、凹凸形状のコア層に樹脂フィルムを貼るか又は一体に形成して平坦面を形成したものも含む。
中空板状体の材料は熱可塑性樹脂であればいかなるものであってもよく、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレンビニルアルコールコポリマー(E/VAL)、アイオノマー(エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸とのコポリマーに多価金属イオンを作用させて得られる樹脂)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)などを使用できる。このうち、コストと軽量性からポリプロピレンが好ましい。例えば中空板状体の厚みは3〜30mmである。
本発明で使用する繊維シートは、織物、編み物及び不織布から選ばれる少なくとも一つの繊維シートであることが好ましい。織物としては、連続繊維を用いた平織り、綾織り、朱子織り、アヤメ織り等の織物や3軸織物等が挙げられる。編み物としては、連続繊維を用いた平編、リブ編、トリコット、ラッセル、モケット等が挙げられる。また、不織布としては、スパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布等が挙げられる。繊維シートとしては、さらに、レース、組物、ネット等も使用可能である。これらの繊維シートはフィルムと積層すると、曲げても座屈による突出シワや凹部ができにくく、曲げ強度(座屈強度)を高くすることができる。この中でも連続繊維を用いた織物は薄くて強度を高くでき、表面平滑性も高いことから好ましい。前記において連続繊維とは長繊維(フィラメント繊維)のことである。前記においてフィラメント繊維はモノフィラメントでもよいしマルチフィラメントでもよい。
繊維シートを構成する繊維材料は、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ナイロン繊維などの熱可塑性樹脂繊維、木綿や麻などの天然繊維、ガラス繊維、炭素繊維などの任意の繊維を選択できる。中でもコスト、強度、耐久性、廃棄物の容易な点などのバランスを鑑みると、熱可塑性樹脂繊維や天然繊維のような有機繊維製織物が好ましく、特に熱可塑性樹脂繊維製織物が好ましい。
上記繊維シートの目付は、通常100〜800g/m2のもの用いられるが、軽量性と補強性とのバランスの観点から好ましくは200〜700g/m2である。
繊維シートは、織物、編み物及び不織布から選ばれる少なくとも一つの繊維シートと多軸繊維シートとの積層であってもよい。多軸繊維シートは、熱可塑性樹脂繊維を一方向に配列した層を繊維方向が異なるように複数層積層しかつ一体化したものであり、ステッチ糸により編み込む方法、構成繊維の融着、低融点繊維の接着又は接着剤による接着などの方法により全体が一体化されている。取扱い性に鑑みれば、熱可塑性のステッチ糸により編み込む方法が好ましい。一方向に配列した繊維層は、タテ、ヨコ、斜めなどの多方向に繊維が配列しており、かつ織物や編物のように繊維の交錯点がないことから、様々な方向に対して強度が高い。ただし、多軸繊維シートは、各層が一方向に配列してあるため、軽量化を図ろうとすると繊維間に隙間ができることがあり、見た目として不均一になることがある。そこで、軽量化を図った多軸繊維シートと同等な目付け量の織物を、多軸繊維シートの代わりに貼ることによって、見た目が均一になり、意匠性が向上することができる。例えば、90°/30°/−30°の3軸繊維シートの上に織物を貼りつける方法や90°/30°/−30°の3軸繊維シートにおいて、90°の繊維シートと同等な目付け量の織物を、30°/−30°の2軸繊維シートの上に貼る方法等によって、見た目が均一になり、意匠性が向上する。また更に、織物の経糸と緯糸と違う方向に繊維方向を有する多軸繊維シートを貼ることによって、強度の方向性が少なくなるような使用も可能である。さらに、前記3軸繊維シートを2枚以上積層して用いるような場合、そのうちの1枚(特に最上層)を織物にすることなども可能である。
熱可塑性樹脂フィルムは、未延伸フィルム、1軸延伸フィルム、2軸延伸フィルム(2軸配向フィルム)などいかなるフィルムであっても良く、その材質としては例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレンビニルアルコールコポリマー(E/VAL)、アイオノマー(エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸とのコポリマーに多価金属イオンを作用させて得られる樹脂)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、エチレン酢酸ビニル共重合(EVA)などを使用できる。このうち、コストと軽量性からPP,PEが好ましい。熱可塑性樹脂フィルムの好ましい厚みは0.1〜0.5mmが軽量であり、衝撃強度も高いことから好ましい。厚み0.5〜3.0mmも可能である。なお、熱可塑性樹脂フィルムは、単層であっても多層であっても良く、単層としては上記厚みより薄いフィルムであっても、多層フィルムとして上記範囲内であれば、座屈による突出シワの発生を防止するために有効となる。さらには軟質剤(エラストマー)を入れて衝撃強度を高くするのが好ましい。熱可塑性樹脂フィルムには耐候剤、帯電防止剤、他の効果的な材料を添加しても良い。
繊維シートと中空板状体に関し、中空板状体がハニカム形状の時には、ハニカム形状の片の角度と繊維シートの例えば織物の経糸又は緯糸方向が同じになるように配置してもよい。あるいはハニカムの一対の1片と織物の経糸又は緯糸方向が同じになってもよいし、ハニカムの一対の複数片と織物の経糸又は緯糸方向が同じになってもよい。また、ハニカム形状の並行の片に対して繊維シートの織物の経糸又は緯糸方向が直交すると曲げ剛性又は曲げ強度が向上する。さらに、中空板状体の曲げ剛性や曲げ強度に強い方向と弱い方向があったときには、繊維シートに方向性を付けて、中空板状体の弱い方向を特に補うようにしてもよい。
積層構造体は、溶着等の貼り合せやリサイクル性から同一材料を用いるのがよい。特に中空板状体、繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムは、同一材料の例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレンビニルアルコールコポリマー(E/VAL)、アイオノマー(エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸とのコポリマーに多価金属イオンを作用させて得られる樹脂)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、エチレン酢酸ビニル共重合(EVA)などを使用できる。このうち、コストと軽量性からPP,PEが好ましい。この積層構造体は衝撃によって熱可塑性樹脂フィルムや中空板状体が破損しても繊維シートがあるため、飛散防止になる。積層構造体の見かけ密度は、0.05〜1.0g/cm3好ましくは0.1〜0.5g/cm3である。熱可塑性樹脂フィルムより繊維シートの重量(目付)を軽くすることや繊維シートより熱可塑性樹脂フィルムの重量(目付)を軽くすることもできる。
本発明の積層構造体において、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとを一体化した複合シートを使用する場合は、繊維シートを熱可塑性樹脂フィルムで挟み込み、サンドイッチ構造としても良い。このようにすると繊維シートのシワの発生防止ができる。
また、繊維シートが複数層の積層体で構成され、その表層がPE繊維層の場合は、接着フィルムもPEとするのが好ましい。接着性の向上ができるためである。
本発明の積層構造体において、中空板状体からなるコア上に各シートを順番に貼り合わせる方法であれば、接着フィルムを使用しなくてもシワは生じにくい。また、繊維シートの外側になる樹脂の材料と他の材料を混ぜて熱可塑性樹脂フィルムを成形し、この熱可塑性樹脂フィルムと繊維シートを貼り合せると剥離強度が向上する。
熱可塑性樹脂フィルムは、繊維シートに対して直接押し出し成形される樹脂層としても良い。また、各シート又はフィルムは単層でも良いし、複層にしても良い。複層の場合は2層、3層又はそれ以上の層とすることができる。各層の融点は一例として、熱可塑性樹脂フィルム>接着フィルム≧繊維シート又は熱可塑性樹脂シート>繊維シートとすることができる。中空板状体の融点は、熱可塑性樹脂フィルムと同等であるのが好ましく、繊維シートと同等もしくは高いのが好ましい。熱可塑性樹脂フィルムは、凹凸形状のコア層上の樹脂フィルムより薄いことが好ましく、同等もしくはコア層上の樹脂フィルムより厚くてもよい。
以下実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
<中空板状体>
岐阜プラスチック工業株式会社製、商品名“TECCELL”厚み8mmのコア材(図2Eに示す形状)を使用した(以下「T8」という)。1平方メートル当たりの重量(目付け)は1100g/m2であった。この中空板状体は、厚さ0.3mmのポリプロピレン(PP)シートを真空成形して立体的にして、折畳むことによってハニカムコア材を成形したものである。このハニカムコア材の表面は、凹部や孔ができるので、繊維シートの接着面積が増え、またアンカー効果になるので、溶着強度が強くなるものである。
<繊維シート>
ポリプロピレン製モノフィラメント糸を引き揃えた総繊度1100dtexの糸を、経糸密度及び緯糸密度12本/インチとした平織物(目付105g/m2)を3枚積層で使用した。
<熱可塑性樹脂フィルム>
厚さ0.8mm、引張り弾性率1600(MPa)のポリプロピレン樹脂製無延伸シートを使用した(「PP0.8mm」と略す。)。厚さ0.2mmポリプロピレン樹脂製無延伸シートを「PP0.2mm」, 厚さ0.4mmポリプロピレン樹脂製無延伸シートを「PP0.4mm」と略す。
<接着フィルム>
中空板状体と繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとのそれぞれの間に、接着フィルムとして厚み0.03mmのポリエチレンフィルムを介在させた。
<積層構造体の作成>
中空板状体の両面に接着フィルムを介在させて繊維シートを積層し、さらに接着フィルムを介在させて熱可塑性樹脂フィルムを積層し、熱ラミネート法により接着フィルムを溶着させて全体を一体化した。
得られた積層構造体の曲げ試験は、ASTM C393に準拠した4点曲げ法で測定した。試験片サイズは幅75mm、長さ550mm、試験速度は20mm/minとした。支点スパン500mm、荷重スパン50mmとした。結果は次の表1に示すとおりであった。重量比は、基準となる実験番号1-1の重量を100としたときの、それぞれの重量比である。
Figure 0006514382
表1から明らかなとおり、本発明の実施例品(実験番号1-3,1-4)は軽量化ができ、曲げ試験においても、座屈による突出シワは発生しなかった。
(実施例2)
中空板状体として、岐阜プラスチック工業株式会社製、商品名“TECCELL”厚み30mmのコア材を使用した(以下T30という)。1平方メートル当たりの重量(目付け)は2100g/m2であった。中空板状体以外は、実施例1と同様にして積層構造体を作成した。得られた積層構造体の曲げ試験の結果は次の表2に示すとおりであった。重量比は、基準となる実験番号2-1の重量を100としたときの、それぞれの重量比である。
Figure 0006514382
表2から明らかなとおり、本発明の実施例品(実験番号2-3,2-4)は軽量化ができ、曲げ試験においても、座屈による突出シワは発生しなかった。また、織物と熱可塑性樹脂フィルムとの積層順序を変えても、共に良好な結果が得られた。
本発明の積層構造体は、容器、棚、パレット、パネル、バッグ、自動倉庫用スリーブボックス、ドア、ロール回収用長尺ボックス、畳の芯材、展示ブース用壁材、Tボード(トラック用当て板)、簡易テーブルセット等の積層構造体に適用できる。
本発明の好ましい態様をまとめると次のとおりである。
(1)熱可塑性樹脂製中空板状体の少なくとも一方の主面に、繊維シート(但し、多軸繊維シート単体を除く)及び熱可塑性樹脂フィルムを貼り合せたことを特徴とする積層構造体。
(2)前記繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムは、中空板状体の両主面に貼り合わされている前記(1)に記載の積層構造体。
(3)前記貼り合わせは、直接融着、低融点フィルムを入れて熱ラミネート及び接着剤による接着から選ばれる少なくとも一つである前記(1)又は(2)に記載の積層構造体。
(4)前記積層構造体は、熱可塑性樹脂製中空板状体に対し繊維シート及び熱可塑性樹脂フィルムがこの順番に貼り合せられている前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の積層構造体。
(5)前記積層構造体は、熱可塑性樹脂製中空板状体に対し熱可塑性樹脂フィルム及び繊維シートがこの順番に貼り合せられている前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の積層構造体。
(6)前記シートは連続繊維で構成されている前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の積層構造体。
1 中空板状体
2,7 繊維シート
3,8 熱可塑性樹脂フィルム
4,5 積層構造体
6 突出シワ
9 複合シート

Claims (5)

  1. ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製中空板状体コア材の両主面に、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとをこの順番に貼り合せた積層構造体であって、
    前記中空板状体コア材はシートを真空成形して立体的にしたコア材であり、その表面には凹部及び/又は孔が存在し、
    前記繊維シートはポリプロピレン製織物であり、前記熱可塑性樹脂フィルムはポリプロピレン製フィルムであり、
    前記コア材、前記ポリプロピレン製織物の層間は、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、
    前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記コア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする積層構造体。
  2. 前記積層構造体は容器である請求項1に記載の積層構造体。
  3. 前記繊維シートは連続繊維で構成されている請求項1又は2に記載の積層構造体。
  4. ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製中空板状体コア材の両主面に、繊維シートと熱可塑性樹脂フィルムとをこの順番に貼り合せた積層構造体であって、
    前記中空板状体コア材はシートを真空成形して立体的にしたコア材であり、その表面には凹部及び/又は孔が存在し、
    前記繊維シートはポリプロピレン製織物であり、前記熱可塑性樹脂フィルムはポリプロピレン製フィルムであり、
    前記ポリプロピレン製織物を前記ポリプロピレン製フィルムで挟み込み、サンドイッチ構造とし、
    前記コア材、前記ポリプロピレン製織物及び前記ポリプロピレン製フィルムの各層間は、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、
    前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記コア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする積層構造体。
  5. ポリプロピレンシートによって成形される厚さ方向に中空板状体が配列したポリプロピレン製ハニカムコア材の両主面に、熱可塑性樹脂フィルムと不織布シートを貼り合せた積層構造体であって、
    前記ハニカムコア材は、ポリプロピレンシートを真空成形して立体的にして、折り畳むことによってハニカムコア材を成形したものであり、
    前記ハニカムコア材の表面は、凹部及び/又は孔が形成されており、
    前記ハニカムコア材の表面に熱可塑性樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂フィルムより融点が5〜40℃低い低融点フィルムを介在させて熱ラミネートにより接着されており、
    前記熱可塑性樹脂フィルムの肉厚は、前記ハニカムコア材を構成するシートの肉厚より厚いことを特徴とする積層構造体。
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