JP6514183B2 - 意思表示装置、及び、施術箇所管理装置 - Google Patents

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本発明は、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら、施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を被施術者が施術者に伝える意思表示装置、及び、それを備えた施術箇所管理装置に関する。
マッサージ(体重をかけ、対象者(被施術者)が痛みを感じる強さで行う行為を含む。)は、静脈系血液循環、リンパ循環の改善を目的にした手技療法である。マッサージには、筋肉の緊張をほぐし、筋肉痛を和らげる効果、精神的な緊張を和らげる効果をもたらし、ストレスを軽減する効果があるといわれている。これらの効果は、一種のリラクゼーション効果であるといわれている。
このように多くの効果を持つマッサージであるが、現在はマッサージを行う施術者と、マッサージを受ける被施術者との間でのコミュニケーションが不十分であることにより、適切な施術が行われないことが多い。例えば、もむ行為及び指圧行為(指で押す行為)といった施術は、その力加減が重要である。しかし、力加減は施術者の経験に委ねられる場合が殆どである。
そこで、被施術者が十分な意思表示を行うことを可能にするために、マッサージという施術の特徴を十分に考慮した上で、マッサージを受けている被施術者に最も適した意思表示方法を提供する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2016−034456号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、出力手段は、ベッドの近くの壁に固定しているので、施術者は施術箇所から視線を外して決まった方向に視線を移して出力手段を見る必要がある。このため、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら、施術者が施術箇所に対して施術を行うことはできない。
本発明の目的は、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を被施術者が施術者に伝える意思表示装置、及び、施術箇所管理装置を提供することにある。
発明者は、鋭意研究をした結果、以下の意思表示装置、及び、施術箇所管理装置を発明した。
本発明に係る意思表示装置は、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び前記施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら前記施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を前記被施術者が前記施術者に伝える意思表示装置であって、前記被施術者に貸与され、前記施術者が行っている施術についての希望の情報を、前記被施術者が操作することによりリアルタイムに送信する送信器と、前記施術者が携帯し、前記送信器からの前記希望の情報をリアルタイムに受信する受信器とを備え、前記受信器は、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに、前記希望の情報を前記施術者に伝達することを特徴とする。
本発明の意思表示装置において、前記施術は、前記施術箇所を、摩さつする行為、押す行為、もむ行為、及び、たたく行為の少なくとも1つの行為を含み、前記施術についての希望は、前記1つの行為に対して、再度行って欲しいという希望、更に強く行って欲しいという希望、及び、更に弱く行って欲しいという希望の少なくともいずれかを含むことを特徴とする。
本発明の意思表示装置において、前記送信器は、前記被施術者の手の複数の指に装着される送信側本体部と、前記送信側本体部に設けられたモーメンタリ動作型スイッチとを含み、前記モーメンタリ動作型スイッチは、前記被施術者の装着された手の、前記複数の指とは異なる指により操作可能に前記送信側本体部に設けられていることを特徴とする。
本発明の意思表示装置において、前記受信器は、前記施術者の身体に装着される受信側本体部と、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている際の妨げとならないように、前記受信側本体部に取り付けられた光源と、を含み、前記光源は、前記光源が発した光を前記施術者が視認可能に、前記受信側本体部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の意思表示装置において、前記受信器は、前記施術者の身体に振動を伝える加振器を含むことを特徴とする。
本発明の意思表示装置において、前記施術は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に規定する「あん摩」、「マツサージ」及び「指圧」と、「柔道整復師法」に規定する「柔道整復」と、「理学療法士及び作業療法士法」に規定する「理学療法」と、「保健師助産師看護師法」に規定する「助産師」による「助産行為」と、リラクゼーション全般、並びに、リラクゼーションとしての「全身もみほぐし」及び「もみほぐし」とを含むことを特徴とする。
本発明に係る施術箇所管理装置は、上述に記載の意思表示装置と、前記送信器からの前記希望の情報を受信する希望情報受信部と、前記施術箇所の位置の情報を検出して、施術位置情報として出力する圧力検知部と、前記希望情報受信部が前記希望の情報を受信する毎に、受信した前記希望の情報と、前記圧力検知部から出力された前記施術位置情報とを記録する記録部と、前記記録部が記録する前記希望の情報と前記施術位置情報とを出力する施術位置情報出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信器は、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに、希望の情報を施術者に伝達することができる。このため、施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を被施術者が施術者に伝えることができる。すなわち、施術者は、被施術者の施術に対する微妙な希望(「そこもっと」)を正確に理解することができる意思表示装置、及び、施術箇所管理装置を提供することができる。
本発明に係る意思表示装置の外観斜視図である。 図1に示した意思表示装置を用いて施術をしている概略図である。 図2に示した意思表示装置の受信器の拡大斜視図である。 図2に示した意思表示装置の送信器の拡大斜視図である。 図1に示した意思表示装置の出力に応じて作成した施術箇所の概略図である。 図1に示した意思表示装置を備えた施術箇所管理装置の概略図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る意思表示装置の外観斜視図である。図2は、図1に示した意思表示装置を用いて施術をしている概略図である。図3は、図2に示した意思表示装置の受信器の拡大斜視図である。図4は、図2に示した意思表示装置の送信器の拡大斜視図である。図5は、図1に示した意思表示装置の出力に応じて作成した施術箇所の概略図である。図6は、図1に示した意思表示装置を備えた施術箇所管理装置の概略図である。
(意思表示装置)
図1に示すように、意思表示装置10は、送信器40と、受信器20とを備える。
図2に示すように、意思表示装置10は、施術者Mが被施術者Hの施術箇所の凝視及び施術者Mの様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線の確保をしながら施術者Mが施術箇所に対して行っている施術についての希望(例えば、「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」)を被施術者Hが施術者Mに伝える装置である。
(施術及び施術についての希望)
施術は、施術箇所を、摩さつする行為、押す行為、もむ行為、及び、たたく行為の少なくとも1つの行為を含む。施術は、リラクゼーション、マッサージ等で表現されるすべての行為が含まれ、例えば、全身マッサージ、足つぼマッサージ、ヘッドマッサージ、ハンドマッサージも含まれる。更に、施術は、リラクゼーション全般、並びに、リラクゼーションとしての「全身もみほぐし」及び「もみほぐし」も含まれる。
更に、施術は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に規定する「あん摩」、「マツサージ」及び「指圧」、「柔道整復師法」に規定する「柔道整復」、「理学療法士及び作業療法士法」に規定する「理学療法」、並びに、「保健師助産師看護師法」に規定する「助産師」による「助産行為」の少なくともいずれかを含む。
「施術についての希望」は、その行為に対して、「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」の少なくともいずれかを含む。
ここで、「あん摩」は、被施術者Hの衣服の上から施術し、被施術者Hの身体の中心から手足に向かって経絡及び筋肉を刺激する。「マツサージ」(Massage)は、オイル及びパウダーを被施術者Hに直接用い、被施術者Hの身体の末梢から中心に向かって、被施術者Hの皮膚を直接摩り刺激していく。「指圧」は、被施術者Hの衣服の上から、指又は手掌等を用い、被施術者Hの身体の中心から手足に向かって押し圧する刺激を与える。
このように、施術者Mは、様々な施術体勢をとりながら、被施術者Hに対して施術を行う。
(送信器)
図1に示すように、送信器40は、被施術者Hに貸与され、施術者Mが行っている施術についての希望の情報を、被施術者Hが操作することにより、リアルタイムに送信する送信器である。
送信器40は、送信側本体部41と、モーメンタリ動作型スイッチ42とを備える。送信器40は、更に、送信側取付部45と、電波発信器とを備える。電波発信器は、モーメンタリ動作型スイッチ42が押下されている間だけ、受信器20に対して、押下信号を発信するバッテリー内蔵の電波発信器である。
送信側本体部41は、被施術者Hの手の複数の指に装着される筐体である。送信側本体部41は、一般的な大人の手のひらに収まる程度の大きさの直方体の形状を有する。送信側本体部41の4つの側面のうちある側面に、モーメンタリ動作型スイッチ42が設けられており、その側面とは反対側の側面に、送信側取付部45が取り付けられている。
送信側取付部45は、送信側本体部41を被施術者Hの手の複数の指に装着するための取付部であり、送信側取付部45が被施術者Hの手の複数の指に、簡単に、かつ、衛生的に装着できるように、送信側本体部41に設けられる。送信側取付部45としては、例えば、マジックテープ(登録商標)、伸縮性を有するゴムベルト、指サックを挙げることができる。送信側取付部45は、使用する度に、除菌、交換が容易な部材又は素材であることが好ましい。
被施術者Hの手の複数の指(例えば、人差し指と中指)に送信側取付部45を巻き付けることにより、被施術者Hの手の複数の指に送信側本体部41を装着することができる。また、その状態で、被施術者Hの手の複数の指のうち送信側取付部45が巻かれていない指(複数の指とは異なる指、例えば、親指)で、無理なく自然体でモーメンタリ動作型スイッチ42を押下することができる。
このように、モーメンタリ動作型スイッチ42は、被施術者Hの装着された手の、複数の指(人差し指と中指)とは異なる指(親指)により操作可能に送信側本体部41に設けられている。
モーメンタリ動作型スイッチ42は、1つのスイッチであってもよく、また、複数(例えば3つ)のスイッチで構成されていてもよい。
モーメンタリ動作型スイッチ42が、1つのスイッチで構成されている場合、被施術者Hは、施術者Mから被施術者Hへの問いかけ、声掛けに対する返事として、「はい」ならスイッチの一度押しをし、「いいえ」なら二度押しをするようにしてもよい。また、施術箇所を施術している最中に、スイッチを押し、更にもう一度、スイッチを押せば、「もういいよ」の意思表示とすることができる。また、スイッチは、一度押し、二度押し、長押しの三つ操作をすることができる。
モーメンタリ動作型スイッチ42が3つのスイッチで構成されている場合、3つのスイッチは、それぞれ、「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」に対応していることが好ましい。
(受信器)
受信器20は、施術者Mが携帯し、送信器40からの希望の情報をリアルタイムに無線で受信する受信器である。
受信器20は、施術者Mが被施術者Hの施術箇所の凝視及び施術者Mの様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに、希望の情報を施術者Mに伝達する機能を有する。
受信器20は、受信側本体部21と光源22とを備える。受信器20は、更に、送信器40からの押下信号を受信するバッテリー内蔵の電波受信器を備える。
受信側本体部21は、受信器20の筐体であり、直方体形状を有する。
光源22は、受信側本体部21の4つの側面のうちある側面の先端付近に設けられている。このため、光源22は、光源22が発した光を施術者Mが視認可能に、受信側本体部21に取り付けられていることになる。
光源22は、1つの発光体で構成されていてもよく、複数(例えば3つ)の発光体で構成されていてもよい。光源22が3つの発光体で構成されている場合、3つの発光体は、それぞれ、「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」に対応して、赤色、青色、及び、黄色の発光体であることが好ましい。受信器20は、光の色と点灯パターンとの組み合わせの信号を受信し、その受信した信号に応じて光源22を発光させてもよい。
受信側本体部21は、光源22が設けられている側面に施術者Mに架けられるメガネ60のテンプルが接触するように、メガネ60を介して施術者Mの身体に装着される。このため、受信側本体部21がメガネ60のテンプルに装着しているので、施術者Mが被施術者Hの施術箇所の凝視及び施術者Mの様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線の確保の妨げとならないように、光源22は、受信側本体部21に取り付けられていることになる。
なお、施術者Mの目の横に受信器20が装着できれば、受信器20をメガネ60以外のものに取り付けてもよい。また、受信器20は、施術者Mの身体に振動を伝える加振器を含むものであってもよい。また、受信器20は、施術部屋の雰囲気を壊さないよう、赤外線、ブルートゥース(登録商標)を使い、受信器20、携帯電話等からイヤフォンで、受信してもよいし、携帯電話のバイブ機能を使って受信してもよい。また、受信機20は、携帯電話等からイヤフォンで録音された声や様々な音での合図を受信してもよい。
(施術箇所管理装置)
図6に示すように、施術箇所管理装置200は、意思表示装置10と、送信器40からの希望の情報を受信する希望情報受信部210と、施術箇所の位置の情報を検出して、施術位置情報として出力する圧力検知部220と、希望情報受信部210が希望の情報を受信する毎に、受信した希望の情報と、圧力検知部220から出力された施術位置情報とを記録する記録部230と、記録部230が記録する希望の情報と施術位置情報とを出力する施術位置情報出力部240と、を備える。圧力検知部220は、公知の検知装置を用いることができ、例えば、特開2013−172841号公報に記載のマッサージナビゲーション装置を用いることができる。
圧力検知部220は、被施術者Hに対して行った、摩さつする行為、押す行為、もむ行為、及び、たたく行為をした施術箇所を検知する装置である。
施術位置情報出力部240は、図5に示すように、用紙100に被施術者Hの背面を描写した絵110と、記録部230が記録する希望の情報と施術位置情報とを色と位置で表した施術位置120とを印刷することができるように構成されている。
用紙100に印刷された施術位置120の色は、例えば、赤色、青色、及び、黄色の3色である。この場合、赤色、青色、及び、黄色は、それぞれ、「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」に対応している。
また、施術位置120が多く印刷されている箇所は、被施術者Hの多くが希望する箇所であるといえるので、これらの情報に基づいて、施術者Mは、被施術者Hにとって、より的確で気持ちのよい施術を提供することができる。
(意思表示装置、及び、施術箇所管理装置の使用方法)
施術者Mは、被施術者Hを、施術する施術部屋(個室、個人店又は数十台のベッドを有する大きな施設)に案内する。施術部屋は、施術を行う性質上、とても静かでリラックスできる環境を維持している。また、施術部屋が大きな施設になるほど被施術者Hは声を出しづらくなる傾向がある。
(送信器及び受信器の装着)
図4に示すように、施術者Mは、施術部屋に案内された被施術者Hに、送信器40を装着させる。また、図3に示すように、施術者Mは、受信器20を装着する。
送信側取付部45を被施術者Hの手の複数の指(例えば、人差し指と中指)に装着するだけなので、送信器40の装着は、常に、被施術者Hにストレスを与えることなく、スピーディーに行うことができる。このとき、送信側取付部45を被施術者Hの手の人差し指と中指に装着すると、被施術者Hがリラックスした際の手の親指の先端が、送信器40のモーメンタリ動作型スイッチ42の近傍に位置する。
また、施術中、送信器40を装着した被施術者Hは、うつ伏せ、仰向け、横向き、腕をベッドの下に下げる、頭を横ベッドの上に乗せる、腕を背中にまわす等様々な体勢をとることを要求される。この場合であっても、送信側取付部45が被施術者Hの手の複数の指に装着されているので、被施術者Hは、これらの姿勢を取りつつも、負担なく、スピーディーに送信器40のモーメンタリ動作型スイッチ42を操作することができる。
(施術中)
そうして、図2に示すように、被施術者Hに、圧力検知部220が設けられた施術用のベッドに横たわってもらい、施術を開始する。
(発声行為をしない理由)
施術中、一般に、施術者Mと被施術者Hとの間のやりとりは、トーンを下げた声で行われる。また、施術者Mと施術者Mのスタッフとの間の連絡事項、複数のスタッフ同士の連絡事項は、手ぶりで伝える方法及び耳元で囁く方法で行われる(なお、どれほど無神経な人間でもこのような施術中で通常のトーンで声をだす人はいないことは言うまでも無い。)。
また、施術中、被施術者Hの体は、長時間、うつ伏せ状態になる。また、被施術者Hの顔は、長時間、フェイスクッションにうずめた状態になる。
更に、被施術者Hがこのような状態において、施術者Mと被施術者Hとの間のやりとり(施術に対する情報交換)を、複数回、行うことは可能ではあるが、その場合、被施術者Hに非常に大きなストレスがかかることになる。
他方、施術者Mは、施術開始から1〜2分で、殆どの被施術者Hに、施術の強さの確認を1回(場合によっては3〜4回)行うことが多いが、発明者の経験上、被施術者Hは、施術の強さがよほど極端(非常に強いや非常に弱い)でない場合、黙っていることがほとんどである。すなわち、施術時間が経過するほど施術者とのコミュニケーションが取りづらくなり、被施術者Hは概ね黙っている。
具体的には、施術者Mが被施術者Hに積極的に声を掛ければ、被施術者Hはさすがにそれに答えてくれるが、施術者Mは、周囲の雰囲気を配慮したり、リラックスして施術を受けている被施術者Hに対して配慮したりするので、積極的に声を掛けづらい。
しかし、発明者の経験上、多くの被施術者Hは、今行っている施術に対して、リアルタイムに、希望及び要望を施術者Mに伝えたいと思っていることは多いが、施術の邪魔にならないように、また、施術の部屋の雰囲気を壊さないように、なんとなく我慢して黙ってしまう、との感想を持っている。つまり、一般に、気を使う必要のない場所で家族、気心の知れた友人に肩をもんでもらう際には、「もっと上」、「もっと下」、「そこグーと押して」などを気兼ねなく声を発して希望及び要望を伝えることが容易であるが、施術部屋のような場所は、とても静かでリラックスできる環境であるので、被施術者Hは、施術に対して行ってもらいたいリクエストを施術者Mに伝えることを我慢する(希望及び要望をあきらめる)ことが多い。
そうすると、施術者Mは、被施術者Hからの施術に対する要望を得ることなく施術を行うことになる。このため、施術者Mは、たとえトレーニングと経験とを積んでいても、被施術者Hからの施術に対する要望がない状態で、施術箇所を高い精度(ミリ単位、微妙な角度、微妙な強弱)で施術することは非常に難しい。換言すると、施術者Mが多くの経験を有していても、施術者Mは、被施術者Hの肉体的感覚を体験することはできない。
被施術者Hは、通常の環境の中でのコミュニケーションでは、殆どストレスを感じていないが、肉体的にも精神的にも話しづらい特殊な環境(施術部屋)の中では、声を出して施術者Mに要求を伝えようとすることは明らかに大きなストレスを感じることになる。
また、被施術者Hは、筋肉が緊張した状態(筋肉が固まった状態、又は、力が入った状態)で筋肉に対して強い施術をすると、被施術者Hの筋及び筋肉を痛める可能性がある。ここで、被施術者Hが施術者Mに声を掛けるという発声行為は、想像以上に腰から背中、首にかけての筋肉を緊張させる。このため、特に、被施術者Hが、うつ伏せ状態で、話をしている間は、施術の力を強くすることができない。同様に、被施術者Hの発声行為により呼吸の深さ等も変わるため、施術中、被施術者Hの発声行為はなるべく避けるべきである。
このように、施術中、被施術者Hは、発声行為を殆どしない。
(施術者の視線)
施術箇所を高い精度(ミリ単位、微妙な角度、微妙な強弱)で施術するために、施術者Mは、被施術者Hの周囲を常に動き、体勢を変えながら施術を行う。また、高い精度で施術するため状況に応じ被施術者Hの体勢も変える。よって、施術者Mは、自由な視線の確保が必要である。施術者Mは、被施術者Hの微妙な体の反応にも注意する必要があるため、施術者Mは、常に、様々な方向に注意と視線を向けなければいけない。
他方、施術部屋及びそれを備える店舗では、被施術者の来店、退店、他の被施術者、スタッフ、電話対応等、様々なことに注意を払う必要がある。つまり、施術者Mは、施術中であっても、施術箇所を凝視するだけでなく、様々なことに注意を払う必要がある。
換言すると、受信器20は、施術者Mの施術における目線(施術箇所の凝視及び施術者Mの様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線)の妨げにならない位置に設置する必要があるが、従来の特許文献1に記載の技術のように、複数の受信器を、施術部屋の壁等に設置しても、十分なものとはなりにくい。
そこで、受信器20を施術者Mのメガネ60のテンプルに装着することにより、施術者Mが、常に、施術の際の押圧する指の角度及び押圧の加減、各施術箇所における被施術者Hの体勢を凝視すると共に、施術者Mの自由な視線を確保することができる。
(施術中のコミュニケーション)
被施術者Hは、施術をしてもらって気持ちが良いと感じた場合、送信器40のモーメンタリ動作型スイッチ42を押す。これにより、施術者Mのメガネ60に取り付けられた受信器20の光源22が点灯し、施術者Mは、リアルタイムに、被施術者Hがモーメンタリ動作型スイッチ42を押したことを把握する。モーメンタリ動作型スイッチ42を押すということは、被施術者Hが施術に対する希望を持ったことであり、光源22の点灯状態がその希望の情報を示すものになる。これにより、メガネ60に光源22を取り付けることによって、施術者Mは、視線を外さずとも、被施術者Hの施術の希望(感想)を感知することができる。換言すると、施術者Mが施術箇所の凝視及び施術者Mの様々な施術体勢における自由な視線を確保している状態を維持しながら、施術者Mは、被施術者Hの施術に対する希望を知ることができる。
(施術箇所の記録)
図5に示すように、被施術者Hの施術に対する希望を記録することが好ましい。このような記録を、経験が少なかったりセンスが悪かったりする施術者が参照することにより、施術者は、ある程度の満足を被施術者に与えることができると共に、早い上達がみこめる。
被施術者Hの施術に対する希望を記録した用紙100には、被施術者Hの背面が描写された絵110と、希望の情報と施術位置情報とを色と位置で表した施術位置120とが印刷されている。施術者Mは、用紙100を参照することにより、ビジュアル的に施術において重要な施術箇所とその施術に対する希望を把握することができる。
(施術箇所管理装置の動作)
図6に示すように、施術箇所管理装置200の圧力検知部220は、施術中、被施術者Hの施術箇所を検出し、施術位置情報として出力する。また、希望情報受信部210は、送信器40が操作された際に出力される希望の情報を受信する。
記録部230は、希望情報受信部210が希望の情報を受信する毎に、受信した希望の情報と、圧力検知部220から出力された施術位置情報とを記録する。これにより、施術箇所管理装置200は、施術において重要な施術箇所とその施術に対する希望(「再度行って欲しいという希望」、「更に強く行って欲しいという希望」、及び、「更に弱く行って欲しいという希望」)を得ることができる。
そして、図5に示すように、施術位置情報出力部240で、用紙100に被施術者Hの背面を描写した絵110と、記録部230が記録する希望の情報と施術位置情報とを色と位置で表した施術位置120とを印刷することにより、施術者Mは、ビジュアル的に施術において重要な施術箇所とその施術に対する希望を把握することができる。
印刷された用紙100に記載された情報は、施術の技術の向上、施術における人体の学習において、非常に大きく影響する。一般に、リラクゼーション等の技術の習得にはかなりの経験が必要である。被施術者にある程度の満足を与え、被施術者から指名を得るには、発明者の経験上、1000時間の経験が必要である。
図1から図4に示した意思表示装置10を備えた施術箇所管理装置200のみを使うことにおいても、経験が少なかったりセンスが悪かったりする施術者でも、ある程度の満足を被施術者に与えることができると共に、早い上達がみこめる。
更に、施術箇所管理装置200は、被施術者のわがままな欲求(被施術者の当然の権利)が施術者の技術と報酬の向上につながり、被施術者の満足と施術者の技術と報酬の向上とが同時に行われる。
以上の説明から明らかなように、意思表示装置10によれば、受信器20は、施術者Mが施術箇所を凝視している状態及び施術者Mの様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに、希望の情報を施術者Mに伝達することができるので、施術者Mが被施術者Hの施術箇所の凝視及び施術者の様々な施術体勢における施術者Mの自由な視線を確保しながら施術者Mが施術箇所に対して行っている施術についての希望を被施術者Hが施術者Mに伝えることができる。すなわち、施術者Mは、被施術者Hの施術に対する微妙な希望(「そこもっと」)を正確に理解することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
H 被施術者
M 施術者
10 意思表示装置
20 受信器
21 受信側本体部
22 光源
40 送信器
41 送信側本体部
42 モーメンタリ動作型スイッチ
45 送信側取付部
60 メガネ
100 用紙
110 被施術者を描写した絵
120 施術位置
200 施術箇所管理装置
210 希望情報受信部
220 圧力検知部
230 記録部
240 施術位置情報出力部

Claims (5)

  1. 施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び前記施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら前記施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を前記被施術者が前記施術者に伝える意思表示装置であって、
    前記被施術者に装着され、前記施術者が行っている施術についての希望の情報を、前記被施術者が操作することによりリアルタイムに送信する送信器と、
    前記施術者に装着され、前記送信器からの前記希望の情報をリアルタイムに受信する受信器と
    を備え、
    前記送信器は、前記被施術者の手の複数の指に装着される送信側本体部と、前記送信側本体部に設けられたモーメンタリ動作型スイッチとを含み、
    前記モーメンタリ動作型スイッチは、前記被施術者の装着された手の、前記複数の指とは異なる指により操作可能に前記送信側本体部に設けられており、
    前記受信器は、前記施術者の身体に装着される受信側本体部と、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている際の妨げとならないように、前記受信側本体部に取り付けられた光源と、を含み、
    前記光源は、前記光源が発した光を前記施術者が視認可能に、前記受信側本体部に取り付けられており、
    前記受信器は、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに前記希望の情報を前記施術者に伝達する意思表示装置。
  2. 施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び前記施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら前記施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を前記被施術者が前記施術者に伝える意思表示装置であって、
    前記被施術者に装着され、前記施術者が行っている施術についての希望の情報を、前記被施術者が操作することによりリアルタイムに送信する送信器と、
    前記施術者に装着され、前記送信器からの前記希望の情報をリアルタイムに受信する受信器と
    を備え、
    前記送信器は、前記被施術者の手の複数の指に装着される送信側本体部と、前記送信側本体部に設けられたモーメンタリ動作型スイッチとを含み、
    前記モーメンタリ動作型スイッチは、前記被施術者の装着された手の、前記複数の指とは異なる指により操作可能に前記送信側本体部に設けられており、
    前記受信器は、前記施術者の身体に振動を伝える加振器を含み、
    前記受信器は、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに前記希望の情報を前記施術者に伝達する意思表示装置。
  3. 前記施術は、前記施術箇所を、摩さつする行為、押す行為、もむ行為、及び、たたく行為の少なくとも1つの行為を含み、
    前記施術についての希望は、前記1つの行為に対して、再度行って欲しいという希望、更に強く行って欲しいという希望、及び、更に弱く行って欲しいという希望の少なくともいずれかを含む請求項1又は請求項2に記載の意思表示装置。
  4. 前記施術は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に規定する「あん摩」、「マツサージ」及び「指圧」と、「柔道整復師法」に規定する「柔道整復」と、「理学療法士及び作業療法士法」に規定する「理学療法」と、「保健師助産師看護師法」に規定する「助産師」による「助産行為」と、リラクゼーション全般、並びに、リラクゼーションとしての「全身もみほぐし」及び「もみほぐし」とを含む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の意思表示装置。
  5. 施術者が被施術者の施術箇所の凝視及び前記施術者の様々な施術体勢における施術者の自由な視線の確保をしながら前記施術者が施術箇所に対して行っている施術についての希望を前記被施術者が前記施術者に伝える意思表示装置であって、前記被施術者に貸与され、前記施術者が行っている施術についての希望の情報を、前記被施術者が操作することによりリアルタイムに送信する送信器と、前記施術者が携帯し、前記送信器からの前記希望の情報をリアルタイムに受信する受信器とを備え、前記受信器が、前記施術者が前記施術箇所の凝視及び前記自由な視線の確保をしている状態を維持させながら、リアルタイムに前記希望の情報を前記施術者に伝達する意思表示装置と、
    前記送信器からの前記希望の情報を受信する希望情報受信部と、
    前記施術箇所の位置の情報を検出して、施術位置情報として出力する圧力検知部と、
    前記希望情報受信部が前記希望の情報を受信する毎に、受信した前記希望の情報と、前記圧力検知部から出力された前記施術位置情報とを記録する記録部と、
    前記記録部が記録する前記希望の情報と前記施術位置情報とを出力する施術位置情報出力部と
    を備える施術箇所管理装置。
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