以下に、本願に係る判定装置、判定方法、及び判定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る判定装置、判定方法、及び判定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.判定処理〕
図1を用いて、実施形態に係る判定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。図1では、判定装置100は、ユーザにより商品が購入された場合に、商品に対応づけられた商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合に基づく課金を商品の販売元であるストアに対して行うかどうかを判定する場合を示す。以下では、販促割合が対応付けられた商品をオプション有商品と記載し、販促割合に基づく課金をオプション課金と記載する場合がある。
また、図1では、判定装置100は、ユーザが入力したクエリ(検索クエリ)に対応する商品またはサービス(以下、併せて「商品」とする)に関する情報(以下、「商品情報」ともいう)を提供する場合を示す。なお、図1の例では、商品に関する商品情報をコンテンツの一例として示すが、コンテンツは商品情報に限らず、商品に関するものであれば、どのようなコンテンツであってもよい。
図1に示すように、判定システム1には、端末装置10と、販売元装置20と、判定装置100とが含まれる。端末装置10と、販売元装置20と、判定装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。また、図1に示した判定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の販売元装置20や、複数台の判定装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がユーザが利用するスマートフォンである場合を示す。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。具体的には、図1では、端末装置10がユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)が利用するスマートフォンである場合を示す。
また、図1に示す例においては、端末装置10の画面の表示に応じて、端末装置10を端末装置10−1、10−2として説明する。なお、端末装置10−1、10−2は同一の端末装置10である。また、以下では、端末装置10−1、10−2について、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。
判定装置100は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理に応じて、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、一のコンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する情報処理装置である。
また、判定装置100は、端末装置10から取得したクエリに対する検索結果を端末装置10に提供する検索サービスを提供する。図1の例では、判定装置100は、商品情報が並べられたランキング情報を、クエリの送信元である端末装置10へ提供する。また、図1に示す例では、判定装置100が電子商取引サービスを提供するものとする。
なお、図1では、判定装置100が検索サービスや電子商取引サービスを提供する場合を示すが、外部の情報処理装置が検索サービスや電子商取引サービスを提供する場合、判定装置100は検索サービスや電子商取引サービスを提供しなくてもよい。この場合、判定装置100は、検索サービスや電子商取引サービスを提供する外部の情報処理装置等からユーザの行動情報を取得し、取得した行動情報に基づいて、オプション課金をストアに対して行うかどうかの判定のみを行ってもよい。
販売元装置20は、販売元であるストアXの管理者M1によって利用される情報処理装置である。例えば、ストアXの管理者M1は、販売元装置20を用いて、電子商取引サービスにおいて販売する商品を追加したり、販促割合の設定を行ったりする。また、販売元装置20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。図1は、販売元装置20がノート型PCである場合を示す。
まず、判定装置100は、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20から商品を追加することを示す情報を取得する(ステップS11)。図1の例では、判定装置100は、ストアXが販売するワインXを商品として追加することを示す情報を販売元装置20から取得する。例えば、判定装置100は、ストアXが販売するワインXの価格が「5000」(円)であることを示す情報や、ワインXの画像や商品説明等の種々の商品情報を販売元装置20から取得する。
また、図1の例では、判定装置100は、ストアXが販売するワインXに販促割合「5%」を設定することを示す情報を取得する。すなわち、判定装置100は、ストアXが販売するワインXに販促割合「5%」を対応付けることを示す情報を取得する。
なお、ここでいう販促割合とは、商品が販売された際に、例えば電子商取引サービスを提供するサービス提供者に対して提供される販売促進費であって、商品の販売価格からひかれる販売促進費の、販売価格に対する割合である。このような販売促進費は、サービス提供者の利益になりうる費用である。なお、サービス提供者は、商品を販売するために広告の表示やセール、クーポンの提供等、商品の販売を促進するための任意の行為に販売促進費を用いてもよい。また、サービス提供者は、販売促進費の全額を用いて、販売促進を行う必要はなく、一部のみを用いてもよく、全てを用いずともよい。また、販売促進費は、例えば電子商取引サービスにおける電子商店街(例えばショップサイトA)における出品費用として用いられてもよい。すなわち、本願明細書での「販売促進費」とは、商品の販売を促進するために用いる費用のみならず、電子商店街における様々なサービスの提供に対して用いられる費用をも含む概念である。
その後、判定装置100は、ストアXが追加したワインXを電子商取引サービスにおいて販売される商品として追加する(ステップS12)。図1の例では、判定装置100は、ストアXが追加したワインXを商品情報記憶部121に追加する。例えば、判定装置100は、ストアXが追加したワインXを商品ID「GD11」により識別される商品(以下、「商品GD11」と記載する場合がある)とし、商品情報記憶部121に追加する。
図1の例では、判定装置100は、商品情報記憶部121に示すように、ストアXが販売する商品として、商品GD11を追加する。また、判定装置100は、商品情報記憶部121に示すように、ストアXが販売する商品GD11に対応付けて商品名が「ワインX」であり、価格が「5000」(円)であることを示す情報を追加する。また、ストアXが販売する商品GD11に対応付けて販促割合が「5%」に設定されていることを示す情報を追加する。
なお、上述のように、「商品GD*(*は任意の数値)」と記載した場合、その商品は商品ID「GD*」により識別される商品であることを示す。例えば、「商品GD1」と記載した場合、その商品は商品ID「GD1」により識別される商品である。なお、以下では、「商品GD*(*は任意の数値)」の商品情報を「商品GD*(*は任意の数値)」と表記する場合がある。例えば、以下では、商品GD1を商品GD1の商品情報と読み替えることもできる。
なお、上述した例では、説明を簡単にするために、商品GD11の登録と販促割合の設定を併せて行う場合を示したが、ステップS11において、判定装置100は、販促割合「5%」を対応付けることを示す情報のみを取得してもよい。例えば、判定装置100は、電子商取引サービスにおいて販売される商品としてストアXが販売するワインX(商品GD11)が既に登録されている場合、商品GD11に販促割合「5%」を対応付けることを示す情報のみを取得してもよい。そして、ステップS12において、判定装置100は、既に商品情報記憶部121に記憶された商品GD11に対応する販促割合の欄を「無」から「5%」に変更してもよい。
その後、判定装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10−1からクエリを取得する(ステップS13)。図1の例では、判定装置100は、端末装置10−1からクエリ「ワイン」を取得する。図1に示す例において、ユーザU1は、端末装置10−1の画面に表示された判定装置100が提供する電子商取引サービスに関するショップサイトAのページW11中の検索窓にクエリ「ワイン」を入力し、検索ボタンを押下する。そして、端末装置10−1は、判定装置100へクエリ「ワイン」を送信する。
端末装置10からクエリ「ワイン」を取得した判定装置100は、クエリに対応する商品情報を抽出する。図1の例では、判定装置100は、索引情報記憶部122(図4参照)に記憶された情報に基づいて、商品情報記憶部121からクエリに対応する商品情報を抽出する。
なお、図1では、説明を簡単にするために、図4中の索引情報記憶部122に示す「#1」〜「#8」等は、索引に対応する商品情報の順位に対応するものとする。すなわち、図1の例では、図4中の索引情報記憶部122に示すように、クエリ「ワイン」に対応する商品のうち、ランキング(順位)1位は商品GD1であり、ランキング2位は商品GD2であり、ランキング3位は商品GD55であるものとする。また、ストアXが販売するワインXである商品GD11はランキング6位であるものとする。なお、各索引に対応する対応商品の順位の決定は、クエリを取得した際に所定のランキング決定ロジックにより行われてもよい。
図1の例では、判定装置100は、索引情報記憶部122(図4参照)に基づいて、クエリ「ワイン」に対応する商品情報を商品情報記憶部121から抽出する。具体的には、判定装置100は、商品情報記憶部121から、ストアAが販売するワインAである商品GD1やストアBが販売するワインBである商品GD2やストアVが販売するワインVである商品GD7やストアXが販売するワインXである商品GD11等を抽出する。
その後、判定装置100は、抽出した商品情報を含む対応商品一覧を端末装置10へ提供する(ステップS14)。図1の例では、判定装置100は、ランキング情報RK11を端末装置10−1へ提供する。
ここで、判定装置100は、販促割合が設定された商品が優先的に表示されるランキング情報RK11を端末装置10−1へ提供する。図1の例では、判定装置100は、端末装置10へ提供する一覧ページW12中に、販促割合が設定された商品(オプション有商品)が優先的に表示される領域AR11を設ける。これにより、判定装置100は、オプション有商品が端末装置10において優先的に表示されるようにする。
図1の例では、判定装置100が2つの商品情報が表示される領域AR11を設定する場合を示す。そして、判定装置100は、クエリ「ワイン」に対応するオプション有商品のうち、領域AR11に表示する商品を抽出する。例えば、判定装置100は、クエリ「ワイン」に対応するオプション有商品のうち、設定された販促割合が高い方から順に2つの商品を抽出する。図1の例では、判定装置100は、販促割合「10%」が対応付けられている商品GD7、すなわちストアVが販売するワインVを領域AR11に表示する1位の商品として抽出する。また、図1の例では、判定装置100は、販促割合「5%」が対応付けられている商品GD11、すなわちストアXが販売するワインXを領域AR11に表示する2位の商品として抽出する。
なお、判定装置100は、販促割合が高い方から順に限らず、種々の情報を適宜用いて領域AR11に表示する商品を抽出してもよい。例えば、判定装置100は、各商品の価格と販促割合とを乗算した販売促進費(販促割合費)が多い方から順に2つの商品を抽出してもよい。
また、図1の例では、判定装置100は、端末装置10へ提供する一覧ページW12において領域AR11の下部に、販促割合が設定されていない商品(オプション無商品)を表示する領域AR12を設ける。また、判定装置100は、領域AR12には、ランキング1位から順にクエリ「ワイン」に対応する商品が表示されるようなランキング情報RK11を提供する。例えば、判定装置100は、領域AR12には、ランキングが1位である商品GD1や、2位である商品GD2や3位である商品GD55が表示されるようなランキング情報RK11を提供する。なお、領域AR12に表示される商品には、領域AR11に表示される商品GD7や商品GD11は含まれなくてもよい。このように、図1の例では、一覧ページW12全体としてみた場合、商品GD7が順位1位として、商品GD11が順位2位として、商品GD1が順位3位として、商品GD2が順位4位として、表示される。このように、図1の例では、販促割合が対応付けられた商品のランキングが上昇し、優先的に表示される。なお、優先表示が上記に限らず、種々の表示であってもよい。
判定装置100からランキング情報RK11を提供された端末装置10は、ランキング情報RK11を表示する(ステップS15)。図1の例では、端末装置10−1から端末装置10−2へ表示が遷移される。
端末装置10−2の画面には、検索結果を一覧表示する一覧ページW12が表示される。具体的には、端末装置10−2の画面には、クエリ「ワイン」に対応する検索結果を表示する一覧ページW12が表示される。
図1の例では、端末装置10−2の画面には、一覧ページW12中の領域AR11には、クエリ「ワイン」に対応するオプション有商品のうち、順位1位の商品GD7であるワインVの商品情報が最上位に表示され、続けて順位2位の商品GD11であるワインXの商品情報が並べて表示される。また、図1の例では、端末装置10−2の画面には、一覧ページW12中の領域AR12には、クエリ「ワイン」に対応する商品のうち、順位1位の商品GD1であるワインAの商品情報から順に商品情報が並べて表示される。
その後、ユーザU1は、端末装置10−2に表示された一覧ページW12に基づいて、ストアXが販売するワインXを購入する(ステップS16)。図1の例では、ユーザU1は、端末装置10−2に表示された商品GD11を選択し、ストアXのページ(例えば図7中のストアページW13)を表示し、ストアXのページにおいて所定の操作を行うことにより、ストアXが販売するワインXを購入するものとする。すなわち、図1の例では、ユーザU1は、入力したクエリに対して表示された一覧ページW12中を経由した一連の操作により、商品GD11であるワインXを購入するものとする。例えば、端末装置10−2は、ユーザU1の操作に応じて、ユーザU1がワインXを購入する意思を示す情報を判定装置100へ送信する。
端末装置10−2からユーザU1がワインXを購入する意思を示す情報を取得した判定装置100は、ワインXの購入処理を行う(ステップS17)。例えば、判定装置100は、ユーザU1の口座情報等を用いてワインXの決済処理を行ったり、ワインXをユーザU1が指定する住所に配送する手続を行ったりする。
そして、判定装置100は、ユーザU1に購入されたワインXについて課金判定を行う(ステップS18)。図1の例では、判定装置100は、ユーザU1によるワインXの購入について、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、ユーザU1が端末装置10−2に表示された商品GD11を選択し、ストアXが販売するワインXを購入したことを示す行動情報等に基づいて、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
そして、判定装置100は、ストアXに対してオプション課金を行う(ステップS19)。図1の例では、判定装置100は、ストアXに対して、ワインXの価格「5000(円)」に販促割合「5(%)」を乗算した「250(円)」を課金する。例えば、判定装置100は、ユーザU1によるワインXの購入について、オプション課金「250(円)」を行うことを示す情報を、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20に送信する。
上述したように、判定装置100は、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。なお、上述した例では、判定装置100がオプション有商品の商品GD11を選択したユーザU1が、一覧ページW12中を経由した一連の操作により、商品GD11を購入した場合にオプション課金を行う例に示したが、オプション課金の対象とするかどうかの判定は種々の情報を適宜用いて行ってもよい。この点についての詳細は後述する。
また、判定装置100は、所定の条件を満たすストアにのみ販促割合の設定を許可してもよい。例えば、判定装置100は、例えばショップサイトAを介した商品の売上総額が所定の閾値以上であるストアにのみ販促割合の設定を許可してもよい。また、判定装置100は、ストアに対して所定の条件を満たす商品群についてのみ販促割合の設定を許可してもよい。また、例えば、判定装置100は、一のストアが販売する全商品に対して販促割合を対応付ける場合、販促割合の設定を許可してもよい。また、例えば、判定装置100は、一のストアが販売する全商品における所定割合以上の商品群に対して販促割合を対応付ける場合、販促割合の設定を許可してもよい。また、例えば、判定装置100は、一のストアが販売する全商品の売上に占める割合が所定割合以上の商品群に対して販促割合を対応付ける場合、販促割合の設定を許可してもよい。このように、判定装置100は、種々の条件等に基づいて、販促割合の設定を行ってもよい。
〔2.判定装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る判定装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る判定装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、判定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、判定装置100は、判定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば判定システム1に含まれる端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図2に示すように、商品情報記憶部121と、索引情報記憶部122と、行動履歴情報記憶部123とを有する。
(商品情報記憶部121)
実施形態に係る商品情報記憶部121は、商品に関する各種情報を記憶する。図3は、実施形態に係る商品情報記憶部の一例を示す図である。図3に示す商品情報記憶部121は、「ストア」、「商品ID」、「商品名」、「価格」、「販促割合」、「CTR(Click Through Ratio)」、「CVR(Conversion Rate)」、「在庫数」といった項目を有する。
「ストア」は、対応する商品の販売元であるストアを示す。なお、「ストア」には、ストアID等の販売元であるストアを識別するための識別情報が記憶されてもよい。「商品ID」は、商品を識別するための識別情報を示す。「商品名」は、商品の具体的な名称等を示す。「価格」は、対応する商品の売値を示す。「販促割合」は、商品の販売価格に対する販売促進費の割合を示す。なお、「販促割合」に「無」と図示する場合は、対応する商品に販促割合が設定されていないことを示す。
「CTR」は、商品に関する配信コンテンツ(商品情報)が選択された割合を示す。「CVR」は、配信コンテンツを介して、商品を販売する販売元の利益につながる行動に至る指標を示す。例えば、「CVR」は、配信コンテンツを配信した回数に対して各種のコンバージョンに至った回数の割合を示す。「在庫数」は、対応する商品の在庫数を示す。
例えば、図3に示す例において、ストアAは、商品ID「GD1」により識別される商品(商品GD1)等を販売する販売元であることを示す。また、商品GD1は、商品名が「ワインA」であり、価格が「4500」(円)であることを示す。また、商品GD1は、販促割合が「無」、すなわち販促割合の設定がされていないことを示す。また、商品GD1は、CTRが「2%」であり、CVRが「0.5%」であり、在庫数が「100」であることを示す。
また、例えば、図3に示す例において、ストアXは、商品ID「GD10」により識別される商品(商品GD10)や商品ID「GD11」により識別される商品(商品GD11)等を販売する販売元であることを示す。また、商品GD10は、商品名が「日本酒A」であり、価格が「15000」(円)であることを示す。また、商品GD10は、販促割合が「5%」に設定されていることを示す。また、商品GD11は、商品名が「ワインX」であり、価格が「5000」(円)であることを示す。また、商品GD11は、販促割合が「5%」に設定されていることを示す。なお、ストアXが販売する各商品には、異なる販促割合(例えば、5%と10%等)が設定されてもよい。
なお、商品情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、商品情報記憶部121は、商品情報が追加された日時や商品情報が作成された日時に関する情報を記憶してもよい。また、商品情報記憶部121は、商品の画像や粗利、送料の有無、送料、商品を検索する際に使用されるキーワード、商品の種別等といった各種の商品情報を記憶してもよい。
(索引情報記憶部122)
実施形態に係る索引情報記憶部122は、索引に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係る索引情報記憶部の一例を示す図である。図4に示す索引情報記憶部122は、「索引ID」、「索引」、「対応商品」といった項目を有する。また、「対応商品」には、「#1」、「#2」、「#3」、「#4」、「#5」、「#6」、「#7」、「#8」といった項目を有する。
「索引ID」は、索引を識別するための識別情報を示す。「索引」は、索引(インデックス)を示す。「対応商品」中の「#1」、「#2」、「#3」、「#4」、「#5」、「#6」、「#7」、「#8」は、索引に対応する商品情報を示す。なお、「#1」〜「#8」等は、索引に対応する商品情報の順位に対応してもよい。例えば、「対応商品」中の「#1」は、索引に対応する商品情報のうちランキングが「1位」の商品情報であってもよい。また、「対応商品」中の「#2」は、索引に対応する商品情報のうちランキングが「2位」の商品情報であってもよい。
図4の例は、索引ID「IN11」により識別される索引「ワイン」は、対応する商品情報が、商品GD1や商品GD2や商品GD55や商品GD14や商品GD200や商品GD11や商品GD9や商品GD7等に関する商品情報であることを示す。
なお、索引情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、索引情報記憶部122は、各索引に対応する商品数を記憶してもよい。例えば、索引情報記憶部122は、各索引や各商品情報が追加された日時に関する情報を記憶してもよい。
(行動履歴情報記憶部123)
実施形態に係る行動履歴情報記憶部123は、ユーザの行動に関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係る行動履歴情報記憶部の一例を示す図である。例えば、行動履歴情報記憶部123は、各ユーザの端末装置10に配信したコンテンツに対するユーザの行動等の各種の行動情報を記憶する。図5に示す行動履歴情報記憶部123には、「ユーザID」、「行動ID」、「日時」、「種別」、「内容」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「行動ID」は、ユーザの行動を識別する情報を示す。「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。なお、図5の例では、日時dt10のように日時を抽象的な記号で表記するが、例えば「2016年9月6日17時28分54秒」のような具体的な日時であってもよい。また、「種別」は、対応するユーザの行動の種別に関する情報を示す。また、「内容」は、対応するユーザの行動において対象となった内容を示す。
例えば、図5に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、行動ID「AC10」〜行動ID「AC13」等により各々識別される行動を行ったことを示す。例えば、図5に示す例においてユーザU1は、日時dt10において、クエリ「ワイン」を用いた検索(行動AC10)行ったことを示す。また、例えば、図5に示す例においてユーザU1は、日時dt11において、ワインVに関する商品情報GD7の選択(行動AC11)を行ったことを示す。また、例えば、図5に示す例においてユーザU1は、日時dt12において、ワインXに関する商品情報GD11の選択(行動AC12)を行ったことを示す。また、例えば、図5に示す例においてユーザU1は、日時dt13において、ワインXの購入(行動AC13)を行ったことを示す。
なお、行動履歴情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。また、図5では、ユーザIDごとに行動情報が行動履歴情報記憶部123に記憶される場合を示したが、行動情報は、ユーザIDごとに限らず、例えば時刻順に記憶されてもよい。
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、判定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(判定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、取得部131と、抽出部132と、判定部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131)
例えば、取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、商品情報記憶部121や索引情報記憶部122や行動履歴情報記憶部123から各種情報を取得する。また、取得部131は、各種情報を外部の情報処理装置から取得してもよい。
例えば、取得部131は、端末装置10から検索におけるクエリを取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1が利用する端末装置10からクエリを取得する。図1の例では、取得部131は、端末装置10−1からクエリ「ワイン」を取得する。
例えば、取得部131は、商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が対応づけられた商品に関するコンテンツであって、ユーザが利用する端末装置10に配信されたコンテンツである配信コンテンツに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、行動履歴情報記憶部123等からユーザへのコンテンツ配信に関する情報を取得する。
例えば、取得部131は、一の販売元が販売する全商品であって、各商品に販促割合が対応づけられた全商品のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、一の販売元が販売する全商品における所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、一の販売元が販売する全商品の売上に占める割合が所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。
図1の例では、取得部131は、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20から商品を追加することを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ストアXが販売するワインXを商品として追加することを示す情報を販売元装置20から取得する。例えば、取得部131は、ストアXが販売するワインXの価格が「5000」(円)であることを示す情報や、ワインXの画像や商品説明等の種々の商品情報を販売元装置20から取得する。
また、例えば、取得部131は、ストアXが販売するワインXに販促割合「5%」を設定することを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ストアXが販売するワインXに販促割合「5%」を対応付けることを示す情報を取得する。
また、例えば、取得部131は、ユーザU1の行動情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1がクエリ「ワイン」を用いた検索を行ったことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1がクエリ「ワイン」に対応する検索結果のうち、ワインVの商品情報を選択したことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1がクエリ「ワイン」に対応する検索結果のうち、ワインXの商品情報を選択したことを示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU1がワインXを購入したことを示す情報を取得する。また、例えば、取得部131は、取得したユーザU1の行動情報を行動履歴情報記憶部123へ格納する。
(抽出部132)
抽出部132は、種々の情報を抽出する。例えば、抽出部132は、クエリに対応する検索結果を抽出する。例えば、抽出部132は、取得部131により取得されたクエリに対応する検索結果を抽出する。例えば、抽出部132は、端末装置10から送信されたクエリに対応する検索結果を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、クエリに対応する商品情報を抽出する。例えば、抽出部132は、索引情報記憶部122(図4参照)に記憶された情報に基づいて、商品情報記憶部121からクエリに対応する商品情報を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、索引情報記憶部122(図4参照)に基づいて、クエリ「ワイン」に対応する商品情報を商品情報記憶部121から抽出する。例えば、抽出部132は、商品情報記憶部121から、ストアAが販売するワインAである商品GD1やストアBが販売するワインBである商品GD2やストアVが販売するワインVである商品GD7やストアXが販売するワインXである商品GD11等を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、クエリ「ワイン」に対応するオプション有商品のうち、領域AR11に表示する商品を抽出する。例えば、抽出部132は、クエリ「ワイン」に対応するオプション有商品のうち、設定された販促割合が高い方から順に2つの商品を抽出する。例えば、抽出部132は、販促割合「10%」が対応付けられている商品GD7、すなわちストアVが販売するワインVを領域AR11に表示する1位の商品として抽出する。また、例えば、抽出部132は、販促割合「5%」が対応付けられている商品GD11、すなわちストアXが販売するワインXを領域AR11に表示する2位の商品として抽出する。
(判定部133)
判定部133は、種々の情報を判定する。例えば、判定部133は、ユーザが購入した商品の販売元にオプション課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツ(商品情報)の表示に関する処理に応じて、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、一のコンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。例えば、判定部133は、端末装置10に表示された配信コンテンツがユーザに選択された後、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。
また、例えば、判定部133は、ユーザが一のコンテンツに関する商品に対して所定の登録操作を行った後、その商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、ユーザが所定の電子商取引サービスにおいて、一の商品をお気に入りやカートに追加し、その後ユーザがお気に入りやカートに追加した一の商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。また、例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、一の商品をお気に入りやカートに追加したが、その一の商品を購入しなかった場合、販売元に通常の販売促進費から所定の額を減額した額を請求すると判定してもよい。また、例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、一の商品をお気に入りやカートに追加したが、その一の商品を購入しなかった場合、販売元に通常の販売促進費に0以上1未満の所定の値を乗算した額を請求すると判定してもよい。
また、例えば、判定部133は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品をユーザが購入した場合、配信コンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品の販売元が販売する他の商品をユーザが購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが購入した商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択し購入した商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが購入した商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。なお、ここでいうユーザが最初に選択したコンテンツとは、所定の期間においてユーザが最初に選択したコンテンツであれば、種々の期間においてユーザが最初に選択したコンテンツであってもよい。例えば、ユーザが最初に選択したコンテンツとは、ユーザの行動履歴のうち、最も過去の日時においてユーザが選択したコンテンツであってもよいし、所定の期間にユーザが最初に選択したコンテンツであってもよい。例えば、ユーザが最初に選択したコンテンツは、販売元にオプション課金の適用が開始されてからの期間において、ユーザが最初に選択したコンテンツであってもよい。また、ここでいう最初に選択し購入したコンテンツとは、所定の期間においてユーザが最初に選択し購入したコンテンツであれば、種々の期間であってもよい。例えば、ユーザが最初に選択し購入したコンテンツとは、ユーザの行動履歴のうち、最も過去の日時においてユーザが購入したコンテンツであってもよいし、所定の期間にユーザが最初に選択し購入したコンテンツであってもよい。例えば、ユーザが最初に選択し購入したコンテンツは、販売元にオプション課金の適用が開始されてからの期間において、ユーザが最初に選択し購入したコンテンツであってもよい。
また、例えば、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、所定の条件に基づいて、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのいずれの販促割合を用いて、販売元に課金を行うかを判定する。
例えば、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が大きい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。また、例えば、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が小さい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。また、例えば、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とに基づいて算出される他の販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。
図1の例では、判定部133は、ユーザU1に購入されたワインXについて課金判定を行う。また、例えば、判定部133は、ユーザU1によるワインXの購入について、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。また、例えば、判定部133は、ユーザU1が端末装置10−2に表示された商品GD11を選択し、ストアXが販売するワインXを購入したことを示す行動情報等に基づいて、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、所定の条件に基づいて、一のコンテンツに関する商品を販売するストアに販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、ストアに販促割合に基づく課金を行うと判定する。また、例えば、判定部133は、端末装置10に表示された配信コンテンツがユーザに選択された後、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、ストアに販促割合に基づく課金を行うと判定する。
また、例えば、判定部133は、販促割合に商品の価格を乗じた販売促進費と、商品に関するコンテンツの選択率(CTR)や商品の販売元の利益につながる行動に至る割合(CVR)とに基づく優先度に応じて、ユーザに提供するコンテンツ(商品情報)を判定(決定)してもよい。例えば、判定部133は、販売促進費に基づいて、コンテンツの価値を判定してもよい。例えば、判定部133は、販売促進費に基づいて、コンテンツの価値を示す指標値を算出してもよい。例えば、判定部133は、コンテンツの価値を示す指標値としてeCPM(effective Cost Per Mill)を算出してもよい。例えば、判定部133は、販売促進費とコンテンツの選択率とに基づいて、eCPMを算出する。例えば、判定部133は、販売促進費と商品に関するコンテンツのCTRとを乗算することでeCPMを算出する。例えば、判定部133は、販売促進費と商品を販売する販売元の利益につながる行動に至る割合とに基づいて、eCPMを算出する。例えば、判定部133は、販売促進費とCVRとを乗算することでeCPMを算出する。例えば、判定部133は、販売促進費と商品に関するコンテンツが表示される任意のコンテンツ上の表示枠の面積とに基づいて、eCPMを算出する。例えば、判定部133は、販売促進費を表示枠の面積で除算することで単位面積当たりのeCPMを算出する。
(提供部134)
提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。例えば、提供部134は、抽出部132により抽出されたコンテンツ(商品情報)を端末装置10へ提供する。例えば、提供部134は、抽出部132により決定されたランキングに基づく検索結果を外部の情報処理装置へ提供する。例えば、提供部134は、抽出部132により決定されたランキングに基づく検索結果をクエリの送信元である端末装置10へ提供する。
例えば、提供部134は、ユーザU1が利用する端末装置10へランキング情報を提供する。例えば、提供部134は、抽出部132により決定されたランキングに基づく検索結果を端末装置10へ提供する。図1の例では、提供部134は、ランキング情報RK11を端末装置10−1へ提供する。
例えば、提供部134は、課金サービスを提供する。図1の例では、提供部134は、ストアXに対してオプション課金を行う。例えば、提供部134は、ストアXに対して、ワインXの価格「5000(円)」に販促割合「5(%)」を乗算した「250(円)」を課金する。例えば、提供部134は、ユーザU1によるワインXの購入について、オプション課金「250(円)」を行うことを示す情報を、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20に送信する。また、提供部134は、販売元装置20へ課金情報を提供する。図1の例では、提供部134は、課金額250(円)を示す情報を販売元装置20へ提供する。
〔3.判定処理のフロー〕
ここで、図6を用いて、実施形態に係る判定装置100による判定処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る判定処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、判定装置100は、ユーザが購入した商品に関する情報を取得する(ステップS101)。図1では、判定装置100は、ユーザU1がワインXを購入したことを示す情報を取得する。
また、判定装置100は、ユーザの行動情報を取得する(ステップS102)。図1では、判定装置100は、図5中の行動履歴情報記憶部123に示すように、ユーザU1がクエリ「ワイン」を用いた検索を日時dt10に行い、ワインVの商品情報を日時dt11に選択し、ワインXの商品情報を日時dt12に選択し、ワインXを日時dt13に購入したことを示す情報を取得する。
また、判定装置100は、オプション課金の条件を満たすかどうかを判定する(ステップS103)。例えば、判定装置100は、端末装置10に表示された一覧ページW12中の商品GD11(ワインX)をユーザU1が選択した後の所定の期間内に、ユーザU1が商品GD11を購入した場合、ワインXの販売元であるストアXに販促割合に基づく課金を行うと判定する。図1の例では、判定装置100は、ユーザU1が端末装置10−2に表示された商品GD11を選択し、ストアXが販売するワインXを購入したことを示す行動情報等に基づいて、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
オプション課金の条件を満たす場合(ステップS103:Yes)、判定装置100は、販促割合に基づいて課金額を決定する(ステップS104)。図1の例では、判定装置100は、ストアXに対して、ワインXの価格「5000(円)」に販促割合「5(%)」を乗算した「250(円)」を課金額として決定する。
その後、判定装置100は、決定した課金額に基づいて、ユーザが購入した商品のストアに課金する(ステップS105)。図1では、判定装置100は、ユーザU1によるワインXの購入について、オプション課金「250(円)」を行うことを示す情報を、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20に送信する。
一方、オプション課金の条件を満たさない場合(ステップS103:No)、判定装置100は、オプション課金を行わずに処理を終了する。例えば、判定装置100は、ユーザU1が端末装置10−2に表示された一覧ページW12中の商品GD11を選択せずに、オプション課金に関する商品GD11の情報提供以外の経路によりストアXが販売するワインXを購入した場合、ワインXを販売するストアXに対してオプション課金を行わないと判定する。
〔4.他の商品の購入〕
上述した例では、一覧ページW12中の商品GD11とユーザU1が購入した商品GD11とが同じ、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品をユーザが購入した場合を示したが、一のコンテンツに関する商品と、配信コンテンツに関する商品とは異なってもよい。この点について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態に係る他の商品の購入時における課金判定の一例を示す図である。
なお、図7中の端末装置10−2は、図1中の端末装置10−2と同様である。すなわち、図7中の端末装置10−2は、図1におけるステップS15により、一覧ページW12が表示された後の状態を示す。例えば、図7は、図1におけるステップS15の後において、ユーザU1が図1とは異なる操作を行った場合の一例を示す。
まず、ユーザU1は、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中の商品GD11を選択する(ステップS21)。図7の例では、ユーザU1は、指FG1により、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中のワインXが表示された部分をタッチすることにより、ワインXを選択する。
これにより、端末装置10は、ストアXのストアページW13を表示する(ステップS22)。図7の例では、端末装置10−2から端末装置10−21へ表示が遷移される。図7に示すように、ストアXのストアページW13には、ストアXが販売する商品GD10〜GD12等が表示される。具体的には、ストアXのストアページW13には、ストアXが販売する日本酒AやストアXが販売するワインXやストアXが販売するウィスキAが表示される。
そして、ユーザU1は、端末装置10−21に表示されたストアページW13中の商品GD10を選択する(ステップS23)。図7の例では、ユーザU1は、指FG1により、端末装置10−21に表示されたストアページW13中の日本酒Aが表示された部分をタッチすることにより、日本酒Aを選択する。その後、ユーザU1は、ストアXのページにおいて所定の操作を行うことにより、ストアXが販売する日本酒Aを購入する(ステップS24)。例えば、端末装置10−21は、ユーザU1の操作に応じて、ユーザU1が日本酒Aを購入する意思を示す情報を判定装置100へ送信する。
端末装置10−21からユーザU1が日本酒Aを購入する意思を示す情報を取得した判定装置100は、日本酒Aの購入処理を行う(ステップS25)。例えば、判定装置100は、ユーザU1の口座情報等を用いて日本酒Aの決済処理を行ったり、日本酒AをユーザU1が指定する住所に配送する手続を行ったりする。
そして、判定装置100は、ユーザU1に購入された日本酒Aについて課金判定を行う(ステップS26)。図7の例では、判定装置100は、ユーザU1による日本酒Aの購入について、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、ユーザU1が日本酒Aを購入するに至るまでの行動情報等に基づいて、日本酒Aに販促割合が対応付けられているか等の種々の情報に基づいて、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。
ここで、図7中の商品情報記憶部121に示すように、ストアXが販売する商品GD10である日本酒Aには販促割合が「5%」対応付けて設定されている。また、ユーザU1は、一覧ページW12においてオプション有商品として優先的に表示されたストアXの商品GD11を経由して、ストアXの日本酒Aを購入している。そのため、判定装置100は、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
そして、判定装置100は、ストアXに対してオプション課金を行う(ステップS27)。図7の例では、判定装置100は、ストアXに対して、日本酒Aの価格「15000(円)」に販促割合「5(%)」を乗算した「750(円)」を課金する。例えば、判定装置100は、ユーザU1による日本酒Aの購入について、オプション課金「750(円)」を行うことを示す情報を、ストアXの管理者M1が利用する販売元装置20に送信する。
上述のように、判定装置100は、ユーザの行動情報等に基づいて、ユーザが商品を購入するに至る経路に関する情報を取得することにより、一のコンテンツに関する商品と、配信コンテンツに関する商品とは異なる場合であっても、ユーザに購入された商品を販売するストアに関する情報が優先的に表示される等の恩恵を受けた場合、そのストアに対して適切に課金を行うことができる。
〔5.時間による判定〕
なお、上述した例において、判定装置100は、一覧ページW12においてオプション有商品として優先的に表示されたストアXの商品GD11を経由したユーザU1がストアXの商品を購入した場合であっても、種々の情報に応じて、ストアXに対してオプション課金を行わないと判定してもよい。例えば、判定装置100は、一覧ページW12に表示されたストアXの商品GD11を経由したユーザU1がストアXの商品を購入した場合であっても、一覧ページW12中の商品GD11が選択された時点から商品の購入に至るまでの期間に応じて、ストアXに対してオプション課金を行うかと判定してもよい。この点について、図8を用いて説明する。図8は、実施形態に係る時間経過に応じた課金判定の一例を示す図である。
なお、図8中の端末装置10−2は、図1中の端末装置10−2と同様である。すなわち、図8中の端末装置10−2は、図1におけるステップS15により、一覧ページW12が表示された後の状態を示す。例えば、図8は、図1におけるステップS15の後において、ユーザU1が図1とは異なる操作を行った場合の一例を示す。
まず、ユーザU1は、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中の商品GD11を選択する(ステップS31)。図8の例では、ユーザU1は、指FG1により、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中のワインXが表示された部分をタッチすることにより、ワインXを選択する。また、図8の例では、ユーザU1は、日時dt31において、一覧ページW12中の商品GD11を選択する。
図8の例では、判定装置100は、一覧ページW12中の商品GD11が選択された日時dt31から期間tm30が経過するまでにストアXの商品が購入された場合、ストアXに対してオプション課金を行うと判定する。例えば、判定装置100は、日時dt31から期間tm30が経過した日時dt33までにストアXの商品が購入された場合、ストアXに対してオプション課金を行うと判定する。例えば、期間tm30は、3日や1週間等の種々の期間であってもよい。例えば、判定装置100は、期間tm30を商品GD11のカテゴリや価格等の種々の情報に基づいて、適宜設定してもよい。
図8の例では、ユーザU1は、日時d32にストアXの商品を購入する(ステップS32)。例えば、ユーザU1は、日時d32にストアXが販売するウィスキA(図7参照)を購入する。
そして、判定装置100は、ユーザU1に日時d32に購入されたストアXの商品について課金判定を行う(ステップS33)。この場合、判定装置100は、課金情報DL31に示すように、ユーザU1に日時d32に購入されたストアXの商品について、ストアXに対してオプション課金を行うと判定する。具体的には、判定装置100は、日時dt31から期間tm30が経過するまでにユーザU1により購入されたストアXの商品であるため、ユーザU1に日時d32に購入されたストアXの商品について、ストアXに対してオプション課金を行うと判定する。例えば、ユーザU1は、日時d32にストアXが販売するウィスキA(図7参照)を購入した場合、ユーザU1に日時d32に購入されたウィスキAについて、ストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
また、図8の例では、ユーザU1は、日時d34にストアXの商品を購入する(ステップS34)。例えば、ユーザU1は、日時d34にストアXが販売するワインXを購入する。
そして、判定装置100は、ユーザU1に日時d34に購入されたストアXの商品について課金判定を行う(ステップS35)。この場合、判定装置100は、課金情報DL32に示すように、ユーザU1に日時d34に購入されたストアXの商品について、ストアXに対してオプション課金を行わないと判定する。具体的には、判定装置100は、日時dt31から期間tm30が経過した後にユーザU1により購入されたストアXの商品であるため、ユーザU1に日時d34に購入されたストアXの商品について、ストアXに対してオプション課金を行わないと判定する。例えば、ユーザU1は、日時d34にストアXが販売するワインXを購入した場合、ユーザU1に日時d34に購入されたワインXについて、ストアXに対してオプション課金を行わないと判定する。
上述のように、判定装置100は、ストアXが情報の優先表示等の恩恵を受けた時点からの期間に応じてオプション課金を行うかどうかを判定することにより、ストアXに対してオプション課金を行うかと判定してもよい。例えば、判定装置100は、一覧ページW12に優先表示されたストアXの商品GD11を選択してから所定の期間内にストアXの商品が購入された場合、ストアXが情報の優先表示等の恩恵を受けたとして、ストアXにオプション課金を行うと判定する。また、例えば、判定装置100は、一覧ページW12に優先表示されたストアXの商品GD11を選択してから所定の期間経過後にストアXの商品が購入された場合、ストアXが情報の優先表示等の恩恵を受けていないとして、ストアXにオプション課金を行わないと判定する。したがって、判定装置100は、ユーザに購入された商品を販売するストアに関する情報が優先的に表示される等の恩恵を受けた場合に、そのストアに対して適切に課金を行うことができる。
〔6.課金額について〕
上述した例では、各商品に対応付けられた販促割合とその商品の価格とを乗算して算出した販売促進費をストアに課金する額とする場合を示したが、ストアに課金する額は、種々の情報を適宜用いて決定されてもよい。例えば、判定装置100は、複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費を算出し、算出した複数の販売促進費のうち、所定の基準に基づいて選択した一の販売促進費をストアに課金する額としてもよい。この点について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係る課金額の決定の一例を示す図である。
なお、図9中の端末装置10−2は、図1中の端末装置10−2と同様である。すなわち、図9中の端末装置10−2は、図1におけるステップS15により、一覧ページW12が表示された後の状態を示す。例えば、図9は、図1におけるステップS15の後において、ユーザU1が図1とは異なる操作を行った場合の一例を示す。また、商品情報記憶部121Aは、商品GD10である日本酒Aに対応付けられた販促割合が「1%」である点において、図1中の商品情報記憶部121と相違する。
まず、ユーザU1は、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中の商品GD11を選択する(ステップS41)。図9の例では、ユーザU1は、指FG1により、端末装置10−2に表示された一覧ページW12中のワインXが表示された部分をタッチすることにより、ワインXを選択する。
これにより、端末装置10は、ストアXのストアページW13を表示する(ステップS42)。図9の例では、端末装置10−2から端末装置10−41へ表示が遷移される。図9に示すように、ストアXのストアページW13には、ストアXが販売する商品GD10〜GD12等が表示される。具体的には、ストアXのストアページW13には、ストアXが販売する日本酒AやストアXが販売するワインXやストアXが販売するウィスキAが表示される。
そして、ユーザU1は、端末装置10−41に表示されたストアページW13中の商品GD10を選択する(ステップS43)。図9の例では、ユーザU1は、指FG1により、端末装置10−41に表示されたストアページW13中の日本酒Aが表示された部分をタッチすることにより、日本酒Aを選択する。その後、ユーザU1は、ストアXのページにおいて所定の操作を行うことにより、ストアXが販売する日本酒Aを購入する(ステップS44)。例えば、端末装置10−41は、ユーザU1の操作に応じて、ユーザU1が日本酒Aを購入する意思を示す情報を判定装置100へ送信する。
端末装置10−41からユーザU1が日本酒Aを購入する意思を示す情報を取得した判定装置100は、日本酒Aの購入処理を行う(ステップS45)。例えば、判定装置100は、ユーザU1の口座情報等を用いて日本酒Aの決済処理を行ったり、日本酒AをユーザU1が指定する住所に配送する手続を行ったりする。
そして、判定装置100は、ユーザU1に購入された日本酒Aについて課金判定を行う(ステップS46)。図9の例では、判定装置100は、ユーザU1による日本酒Aの購入について、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、ユーザU1が日本酒Aを購入するに至るまでの行動情報等に基づいて、日本酒Aに販促割合が対応付けられているか等の種々の情報に基づいて、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うかどうかを判定する。
ここで、図9中の商品情報記憶部121Aに示すように、ストアXが販売する商品GD10である日本酒Aには販促割合が「1%」対応付けて設定されている。また、ユーザU1は、一覧ページW12においてオプション有商品として優先的に表示されたストアXの商品GD11を経由して、ストアXの日本酒Aを購入している。そのため、判定装置100は、日本酒Aを販売するストアXに対してオプション課金を行うと判定する。
ここで、図9の例では、判定装置100は、複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費を算出し、算出した複数の販売促進費のうち、所定の基準に基づいて選択した一の販売促進費をストアへの課金額と決定する(ステップS47)。例えば、判定装置100は、課金体系一覧CL41に示すように、体系A〜体系D等の複数の課金体系に基づいて算出される課金額を比較することにより、日本酒Aを販売するストアXに対する課金額を決定する。
例えば、課金体系一覧CL41中の体系Aは、ユーザU1が購入した日本酒Aの価格と、日本酒Aに対応付けられた販促割合とに基づいて販売促進費を算出する体系である。そのため、判定装置100は、課金体系一覧CL41中の体系Aの場合、日本酒Aの価格「15000(円)」と、日本酒Aに対応付けられた販促割合「1(%)」とを乗算することにより、「150(円)」を販売促進費として算出する。
また、例えば、課金体系一覧CL41中の体系Bは、ユーザU1が購入した日本酒Aの価格と、商品情報が優先表示されたワインXに対応付けられた販促割合とに基づいて販売促進費を算出する体系である。そのため、判定装置100は、課金体系一覧CL41中の体系Bの場合、日本酒Aの価格「15000(円)」と、ワインXに対応付けられた販促割合「5(%)」とを乗算することにより、「750(円)」を販売促進費として算出する。
また、例えば、課金体系一覧CL41中の体系Cは、商品情報が優先表示されたワインXの価格と、商品情報が優先表示されたワインXに対応付けられた販促割合とに基づいて販売促進費を算出する体系である。そのため、判定装置100は、課金体系一覧CL41中の体系Cの場合、ワインXの価格「5000(円)」と、ワインXに対応付けられた販促割合「5(%)」とを乗算することにより、「250(円)」を販売促進費として算出する。
また、例えば、課金体系一覧CL41中の体系Dは、日本酒Aに対応付けられた販促割合と商品情報が優先表示されたワインXに対応付けられた販促割合とに基づいて算出される第3の販促割合に基づいて販売促進費を算出する体系である。具体的には、課金体系一覧CL41中の体系Dは、ユーザU1が購入した日本酒Aの価格と、上述した第3の販促割合とに基づいて販売促進費を算出する体系である。図9の例では、判定装置100は、第3の販促割合として、日本酒Aに対応付けられた販促割合「1(%)」と商品情報が優先表示されたワインXに対応付けられた販促割合「5(%)」との平均値「3(%)」を用いる。
そのため、図9の例では、判定装置100は、課金体系一覧CL41中の体系Dの場合、日本酒Aの価格「15000(円)」と、第3の販促割合「3(%)」とを乗算することにより、「450(円)」を販売促進費として算出する。なお、上述した4つの体系A〜Dは一例であり、判定装置100は、体系A〜Dに限らず、種々の情報を適宜用いた体系により販売促進費を算出してもよい。
そして、図9の例では、判定装置100は、体系A〜Dを含む複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費のうち、値が最大の販売促進費をストアへの課金額と決定する。例えば、判定装置100は、課金体系一覧CL41中の体系Bにより算出された販売促進費「750(円)」を、日本酒Aを販売するストアXに対する課金額と決定する。なお、判定装置100は、値が最大の販売促進費に限らず、種々の条件に基づいて、ストアへの課金額と決定してもよい。例えば、判定装置100は、体系A〜Dを含む複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費のうち、値が最小の販売促進費をストアへの課金額と決定してもよい。例えば、判定装置100は、体系A〜Dを含む複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費のうち、値が2番目に大きい販売促進費をストアへの課金額と決定してもよい。
例えば、判定装置100は、販売元(ストア)が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、ストアXが販売する日本酒Aのコンテンツ(例えば、図9中の商品GD10)が最初に選択された場合、ワインXの販促割合「5(%)」に基づく課金を行うかどうかを判定してもよい。例えば、判定装置100は、ストアXが販売するワインXのコンテンツ(例えば、図9中の商品GD11)が最初に選択された場合、ワインXの販促割合「5(%)」に基づいて、ユーザが購入した日本酒Aに対する課金を行うかどうかを判定してもよい。
例えば、判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。例えば、判定装置100は、ストアXが販売するワインXのコンテンツ(例えば、図9中の商品GD11)が最初に選択され、ワインXが購入された場合、ワインXの販促割合「5(%)」に基づいて、ユーザが購入した日本酒Aに対する課金を行うかどうかを判定してもよい。例えば、ストアは、自身のサイトにユーザを誘導するために、ユーザに最初に選択される商品に高めの販促割合(料率)を設定することがある。例えば、ストアは、ユーザが購買意欲を喚起し、ユーザが思わず買いたくなるような格安の目玉商品に高めの料率を設定することにより、ユーザを自身のサイト(ストアページ)に誘導し、そこで他の商品もセットで購入させる場合がある。また、この場合、最初に選択されたコンテンツに関する商品が購入されない場合があるが、上述した処理により、最初に選択されたコンテンツに関する商品が購入されない場合であっても、適切に課金額を決定することができる。このように、判定装置100は、上述した処理により、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定し、販売元に課金を行うことができる。
上述のように、判定装置100は、複数の課金体系に基づいて複数の販売促進費を算出し、ストアへの課金額を決定することにより、ストアへの課金額を柔軟に決定することができる。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る判定装置100は、取得部131と、判定部133とを有する。取得部131は、商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が対応づけられた商品に関するコンテンツであって、ユーザが利用する端末装置10に配信されたコンテンツである配信コンテンツに関する情報を取得する。判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理に応じて、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、一のコンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理に応じて、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、一のコンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、端末装置10における配信コンテンツの表示に関する処理がされた後の所定の期間内に、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、端末装置10に表示された配信コンテンツがユーザに選択された後、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、端末装置10に表示された配信コンテンツがユーザに選択された後、ユーザが一のコンテンツに関する商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、ユーザが一のコンテンツに関する商品に対して所定の登録操作を行った後、当該商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、ユーザが一のコンテンツに関する商品に対して所定の登録操作を行った後、当該商品を購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品をユーザが購入した場合、配信コンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品をユーザが購入した場合、配信コンテンツに関する商品の販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品の販売元が販売する他の商品をユーザが購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、一のコンテンツに関する商品として、配信コンテンツに関する商品の販売元が販売する他の商品をユーザが購入した場合、販売元に販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づく課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、販売元が販売する商品のうち、ユーザが最初に選択したコンテンツに関する商品であって、ユーザが最初に購入した商品の販促割合に基づいて、ユーザが購入した販売元の商品に当該販促割合に基づいて課金を行うかどうかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、所定の条件に基づいて、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのいずれの販促割合を用いて、販売元に課金を行うかを判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、所定の条件に基づいて、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのいずれの販促割合を用いて、販売元に課金を行うかを判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が大きい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が大きい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が小さい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が小さい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、判定部133は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とに基づいて算出される他の販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とが異なる場合、配信コンテンツに関する商品の販促割合と、他の商品の販促割合とのうち、値が小さい販促割合を用いて、販売元に課金を行うと判定することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、取得部131は、一の販売元が販売する全商品であって、各商品に販促割合が対応づけられた全商品のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、一の販売元が販売する全商品であって、各商品に販促割合が対応づけられた全商品のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、取得部131は、一の販売元が販売する全商品における所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、一の販売元が販売する全商品における所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
また、実施形態に係る判定装置100において、取得部131は、一の販売元が販売する全商品の売上に占める割合が所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得する。
これにより、実施形態に係る判定装置100は、一の販売元が販売する全商品の売上に占める割合が所定割合以上の商品群であって、各商品に販促割合が対応づけられた商品群のうち、一の商品に関する配信コンテンツに関する情報を取得することにより、商品の販売元に対して課金を行うかを適切に判定することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る判定装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、判定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ提供する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る判定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。