JP6512794B2 - 歯車、歯車の製造方法、複写機、およびプリンター - Google Patents

歯車、歯車の製造方法、複写機、およびプリンター Download PDF

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本発明は外周に多数の歯とそれを支持する環状のリムによりなる歯部と、歯車の回転運動をさせるための軸部とを持ち、キャビティ内に樹脂を流入するためのゲートと、前記ゲートから歯部への樹脂の流路を備えた歯車に関するものである。
従来、複写機、プリンター等の動力伝達部品として射出成形樹脂歯車が多数使用されている。こうした利用分野では、印刷の品質を高めるため、これら射出成形樹脂歯車の精度要求が非常に高まっている。
射出成形樹脂歯車はキャビティ面に開口する多点ゲートから樹脂を注入して成形を行っている。例えば、特許文献1に記載されているように、環状歯部と軸部と両者を結合する分岐しないリブとを持つプラスチックス歯車が考案されている。
特開平11−325221号公報
しかし、射出成形樹脂歯車は高精度化だけでなく、高機能化も進み、リブ形状や穴形状などを歯車に付加しなければならない場合があり、ゲートから歯部への流路が均等な間隔で設置できないことがある。この場合、歯車周方向で、流動距離が不均一になることにより樹脂の合流のタイミングが不均一となり、歯先の真円度や噛合い誤差(JGMA116−02)等で規格される歯面精度に悪影響を及ぼす。
特許文献1の方法では、ゲートから歯部へのリブが均等な間隔で設置できないことによる樹脂流動をコントロールすることは困難であり、歯面精度が悪化してしまうという課題があった。
本発明は、多点ゲートを用いた射出成形樹脂歯車のゲートと歯部を接続するリブの不均等配置に起因する歯部への樹脂の合流のタイミングの不均一を抑制する。そして、射出成形樹脂歯車を高精度化するとともに、歯面精度に影響を与えない射出成形樹脂歯車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明による樹脂製歯車は、環状のリムの外周に歯が形成された歯部と、中心部に形成された軸部と、前記歯部と前記軸部とを接続する複数の接続部を有し、前記複数の接続部の、それぞれの接続部の中心を通る仮想線である中心線によって、前記歯部を複数の歯部領域に分割した時、前記歯の数が異なる少なくとも一つの歯部領域を有する樹脂製歯車であって、前記接続部には、ゲート痕が形成され、前記複数の接続部のうちの少なくとも一つの接続部の中心線と前記歯部の内周との交点における前記歯部の内周の接線と前記中心線とのなす角度は、前記少なくとも一つの接続部を挟んで隣接する前記歯部領域のうちの大きい歯部領域側の方が小さいことを特徴とする。
本発明による歯車の製造方法は、外周に歯が形成され前記歯の裏側に形成されたリムによる歯部と、中心部に形成された軸部と、前記歯部と前記軸部とを接続する複数の接続部を有し、前記複数の接続部によって前記歯部を複数の歯部領域に分割した時、大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域を有する歯車の製造方法であって、前記歯部を成形する空間、前記軸部を成形する空間、および前記複数の接続部を成形するための空間を有するキャビティの、前記複数の接続部を成形するための空間のそれぞれから樹脂を注入し、前記大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域とには、前記大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域のうち、大きい歯部領域の方に傾いている前記一つの接続部を成形するための空間から、前記歯部を成形する空間に樹脂が注入されることを特徴とする。
多点ゲートを用いた射出成形樹脂歯車のゲートと歯部を接続する流路の不均等配置に起因する歯部への樹脂の合流のタイミングの不均一を抑制できる。
本発明の実施の形態に係わる歯車の概略図 図1の一部拡大図 本発明の実施の形態に係わる歯車の製造方法を説明する概略図 比較例に係る歯車の概略図 流れの性質を説明する図 実施例17を説明する図
図1、図2は本発明における実施の形態の一例を表す歯車を説明する図である。図1(a)は、本発明における実施の形態の一例を表す射出成形樹脂歯車の上面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。図2は図1(a)における第1の接続部41の拡大図である。
1は歯車の歯でありリムの外周に環状に形成される。2は歯車のリムであり歯車の軸、あるいは、歯車に挿入される軸(不図示)に対して同軸に構成される。ここでは、歯1とリム2を歯部と称する。3は溶融樹脂の注入口であるゲートの痕であり、ここでは、後述する接続部に一つずつ、リムと同心円上に配置されている。41、42、43は、歯部と後述する軸部とを接続する第1の接続部、第2の接続部、第3の接続部であり、複数の接続部によって歯部と後述する軸部とを接続する。ここでは接続部を3か所形成することによって歯部と軸部とを接続する例を示しているがこれに限ることはない。第1の接続部41と、第2の接続部43は、ゲートが配置されている部分で屈曲し、くの字形状をしている例を示している。5は歯車の中心部に形成された軸部であり、軸部5は、歯車に挿入される軸を支えるため歯車の中心部に形成されたリブであってもよいし、歯車の中心部に形成された軸であってもよい。
R1、R2、R3は、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点を示す。θ1は、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線T1(図2参照)との交点R1と歯車の中心Oを結んだ線と、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点R2と歯車の中心Oを結んだ線とのなす角度である。この間の歯部の領域を第1の歯部領域とする。θ2は、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点R2と歯車の中心Oを結んだ線と、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点R3と歯車の中心Oを結んだ線とのなす角度である。この間の歯部の領域を第2の歯部領域とする。θ3は、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点R3と歯車の中心Oを結んだ線と、歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点R1と歯車の中心Oを結んだ線とのなす角度である。この間の歯部の領域を第3の歯部領域とする。歯部の内周と歯部の内周に接続する接続部の中心線との交点は等間隔で形成されていることが理想である。つまり、第1の歯部、第2の歯部、第3の歯部の大きさが同じ(つまり歯数が等しい、あるいは内周の長さが同じ)であることが理想であるが、本実施形態では、設計上等の理由から、θ1、θ2に比べてθ3が大きい(長い)例を示している。ただ、θ1、θ2、θ3の、隣り合う角度の角度差のうちの少なくとも一つが、6°以上45°より小さい場合に、より効果が発揮される。6°より小さい、または、45°以上となってしまうと、樹脂充填の不均一差を改善する効果は少ない。
図2において、N1は、交点R1におけるリム(歯部)の内周の接線である。α1およびα2は、リム(歯部)の内周に接続する接続部の中心線T1とリム(歯部)の接線とのなす角度である。α1は、第1の接続部に隣接する第3の歯部領域側の角度であり、α2は隣接する第1の歯部領域側の角度を示している。本実施形態は、α1の角度はα2の角度に比べて小さいことを特徴としている。交点R1を有する接続部に隣接する第1の歯部領域と第3の歯部領域の大きさを比べると第3の歯部領域の方が大きい。つまり、隣接する歯部領域の大きさが大きい側の角度を小さくすることを特徴としている。
次に、本発明の歯車の製造方法の一例について図3を用いて説明する。
図3は、図1(a)で示した本発明の歯車の一実施形態を製造するための金型の断面図である。図3において、51は金型である。52は、金型51に形成された、歯車を形成するための空間であるキャビティである。53は、キャビティに樹脂を注入するためのゲートである。61はキャビティの一部分であり、歯車の外周に形成される歯部の一部である歯を成形するため空間である。62はキャビティの一部分であり、歯車の歯部の一部であり、歯の裏側に形成されるリムを成形するための空間である。63は、キャビティの一部分であり、軸部を成形するための空間である。軸部は、歯車に挿入される軸を支えるため歯車の中心部に形成されたリブであってもよいし、歯車の中心部に形成された軸であってもよい。64は、キャビティの一部分であり、歯部と軸部とを接続するための接続部を形成するための空間であり、ゲート53から歯部と軸部とに樹脂を流しこむための流路となる。歯車は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミド、ナイロン、ハイトレルのいずれかを含む樹脂材料を用いて、射出成形で製造される。樹脂材料を溶融させ、溶融させた樹脂材料はゲートから接続部を形成するための空間を介して歯部を形成するための空間に流れ込ませる。そして歯部が成形される。
図3においては、接続部および接続部に形成されるゲートは、一つしか図示していないが、接続部およびゲートは、複数形成されている。そして、キャビティ52は、複数の接続部によって前記歯部を複数の歯部領域に分割した時、大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域を形成するための空間を有している。それぞれの前記複数の接続部を成形するための空間に形成されたゲート53から樹脂を注入する。接続部を成形するための空間は、大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域のうち、大きい歯部領域の方に傾くように形成されている。そして、前記大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域のうち、大きい歯部領域の方に傾いている前記一つの接続部を成形するための空間から、前記歯部を成形する空間に樹脂が注入される。
大きさが異なる歯部領域がある時、樹脂の充填が完了するまでの速度に差ができてしまい、これが歯面精度に悪影響を及ぼしてしまう要因の一つであった。これを解消するために、隣接する歯部領域の大きさが大きい側の樹脂の流入角度を小さくする。こうすることで、歯部領域の大きさが大きい側への樹脂の流れを促進し、小さい側への樹脂の流れを抑制することで、充填完了速度の差を少なくすることができる。これは、歯部領域を成形するための空間と、接続部を成形するための空間との間の角度が鋭角の場合は、樹脂の流れを促進することができるという樹脂の流れの性質によるものである。逆に、歯部領域を成形するための空間と、接続部を成形するための空間との間の角度が鈍角の場合は、流れが抑制されるという樹脂の流れの性質によるものである。図5は、この樹脂の流れの性質を示した図である。角度が鋭角の場合(A)は、分岐点より、流動先端までの長さが長く、樹脂の流れが促進されていることがわかる。また、角度が鈍角の場合(B,C)は、分岐点より流動先端までの長さが短く、樹脂の流れが抑制されていることがわかる。(参考文献:成形加工 第9巻 第7号 1997『ガラスインサート金型によるランナー分岐部流動挙動の解析』東京大学 横井秀俊)この現象を、本金型に適用することにより、充填完了速度の差を少なくすることができることを見出したものである。
このように、本発明は、樹脂流動を制御するために、リムの肉厚を不均一にすることによる収縮の不均一差を発生させることなく、また成形サイクルの増加やゲート点数の増加など付加を伴わずに流動を改善することができる。よって、材料の使用量を削減できるだけでなく、射出成形樹脂歯車のコストを低価格に抑えることが可能となる。
また、スポークギヤの様な穴の空いたギヤにおいても、本発明を用いることで、歯面上へ発生するウェルド位置を容易に移動することが可能であり、ウェルドに起因する歯面の精度改善することができる。
〔実施例1〕
実施例1として、上述した実施の形態の一例を表す射出成形樹脂歯車を作製した。そして、小さい歯部領域を流れる樹脂の先端が合流した時点で、大きい歯部領域を流れる樹脂の先端と先端との距離を中心からの角度で表し評価した。
歯車は歯先円直径Φ26.18、モジュール0.7、圧力角14.5°、歯数32、圧力角20°、ねじれ角25°とした。リムと接続する流路の幅は1mm、高さは、1mmとし、歯部領域の角度をθ1=θ2=115°、θ3=130°とした。また、α1の値を60°とした。樹脂材料は、ポリアセタールを用いた。
比較例1として、図3に示す従来技術を用いた射出成形樹脂歯車を製造した。図4(a)は上面図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図である。図4に示すように、歯面に対して直角に接続部を配置し、ゲート41から樹脂を注入した。歯部領域の角度をθ1=θ2=115°、θ3=130°とした。そして、小さい歯部領域を流れる樹脂の先端421が合流した時点で、大きい歯部領域を流れる樹脂の先端422と先端422との距離(流動距離差)を中心からの角度で表し評価した。判定は、比較例と比べて流動距離差が少なくなった場合、効果ありとして○とした。
表1に示すように、比較例1では、15°程度流動距離差があったが、歯面に対する接続部の角度α1を変化させることで、7°程度に抑えられることが確認され、樹脂充填の不均一差を改善する効果がみられた。
〔実施例2、3〕
次に、実施例1で製作した射出成形樹脂歯車の、歯面に対する接続部の角度α1を80、60、45と変化させた。それ以外は実施例1と同様の方法で射出成形樹脂歯車を製作し、評価した。判定は、比較例と比べて流動距離差が少なくなった場合、効果ありとして○とした。
表2に示すように、歯面に対する接続部の角度α1を変化させることで、比較例1では、15°程度流動距離差があったが、接続部の角度α1を小さくすることで、流動距離差が小さくなり、樹脂充填の不均一差を改善する効果がみられた。
〔実施例5〜14〕
次に、実施例1で製作した射出成形樹脂歯車の、歯部領域角度をθ1=θ2=105°、θ3=150°に変更した。また、θ1=θ2=110°、θ3=10°に変更した。さらに、θ1=θ2=118°、θ3=124に変更した。また、歯面に対する接続部の角度α1を80、60、45、30と変化させた。それ以外は実施例1と同様の方法で射出成形樹脂歯車を製作し、評価した。判定は、比較例と比べて流動距離差が少なくなった場合、効果ありとして○と判定した
表3に示すように、本提案形状のように、歯部領域角度θ1、θ2、θ3が変化した場合であっても、歯面に対する接続部の角度α1を変化させることで、樹脂充填の不均一差を改善する効果が確認された。しかし、歯部領域角度が、θ1=θ2=105°、θ3=150°である、歯部領域角度の差が45°と大きい実施例5〜8では、樹脂充填の不均一差を改善する効果は少ない。
〔実施例15、16〕
次に、実施例1、実施例2、比較例1と同様の方法で射出成型歯車を製造し、歯車の歯先の真円度を比較した。不図示の真円度測定機(東京精密製 ロンコム65A)で歯先真円度を測定した。
この測定結果を表4に示す。
表4に示されるように、比較例5では、歯先真円度は、62μmであったが、実施例15、16では、歯先真円度が36μm、22μmとなり改善効果がみられた。表4に示すように、本発明の実施により樹脂流動の不均一差を改善することで、歯先真円度は、比較例5より改善されることが確認された。
〔実施例17〕
次に実施例17として、歯面に対する接続部を4つとし、図4に示す射出成形樹脂歯車を製造した。図6(a)は上面図、図6(b)は図6(a)のB−B断面図である。
歯部領域の角度をθ4=θ5=90°、θ6=100°、θ7=80°とし、角度Σ1を60°とした。それ以外は実施例1と同様の方法で射出成形樹脂歯車を製作し、評価した。
表5に示すように、比較例6では、20°程度流動距離差があったが、歯面に対するスポークの角度Σ1の値を60°とすることで樹脂充填の不均一差を改善する効果がみられた。また、射出成形で得られた樹脂歯車を、不図示の真円度測定機(東京精密製 ロンコム65A)で歯先真円度を測定した。比較例6の樹脂歯車も同様に歯先真円度を測定した。
表5に示すように、比較例6では、歯先真円度は、65μmであったが、本発明では、歯先真円度が21μmとなり改善効果がみられた。
1 歯
2 リム
3 ゲートの痕
4 接続部
5 軸部
41 ゲート
42 樹脂流動の先端部
θ1 歯部領域角度
θ2 歯部領域角度
θ3 歯部領域角度

Claims (8)

  1. 環状のリムの外周に歯が形成された歯部と、中心部に形成された軸部と、前記歯部と前記軸部とを接続する複数の接続部を有し、前記複数の接続部の、それぞれの接続部の中心を通る仮想線である中心線によって、前記歯部を複数の歯部領域に分割した時、前記歯の数が異なる少なくとも一つの歯部領域を有する樹脂製歯車であって、
    前記接続部には、ゲート痕が形成され、前記複数の接続部のうちの少なくとも一つの接続部の中心線と前記歯部の内周との交点における前記歯部の内周の接線と前記中心線とのなす角度は、
    前記少なくとも一つの接続部を挟んで隣接する前記歯部領域のうちの大きい歯部領域側の方が小さいことを特徴とする樹脂製歯車。
  2. 前記接続部は3か所に形成されることを特徴とする請求項1記載の樹脂製歯車。
  3. 前記3か所の接続部の中心線と前記歯部の内周との交点と、歯車の中心Oを結んだ線の間の隣り合う角度の差が、6°以上であって、45°より小さいことを特徴とする請求項2記載の樹脂製歯車。
  4. 前記中心線は、前記ゲート痕が形成されている部分で屈曲していることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の樹脂製歯車。
  5. 外周に歯が形成され前記歯の裏側に形成されたリムによる歯部と、中心部に形成された軸部と、前記歯部と前記軸部とを接続する複数の接続部を有し、前記複数の接続部によって前記歯部を複数の歯部領域に分割した時、大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域を有する歯車の製造方法であって、
    前記歯部を成形する空間、前記軸部を成形する空間、および前記複数の接続部を成形するための空間を有するキャビティの、
    前記複数の接続部を成形するための空間のそれぞれから樹脂を注入し、
    前記大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域とには、前記大きさが異なる少なくとも一つの歯部領域と、隣り合う歯部領域のうち、大きい歯部領域の方に傾いている前記一つの接続部を成形するための空間から、前記歯部を成形する空間に樹脂が注入されることを特徴とする歯車の製造方法。
  6. 前記樹脂は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミド、ナイロンのいずれかを含む樹脂であることを特徴とする請求項5記載の歯車の製造方法。
  7. 請求項1乃至4いずれか一項記載の歯車を動力伝達部材に用いることを特徴とする複写機。
  8. 請求項1乃至4いずれか一項記載の歯車を動力伝達部材に用いることを特徴とするプリンター。
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