JP6511853B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドア部材の駆動を行う駆動装置に関する。
空調機器には、空気が通る流路を内部で切り替えるためのドア部材が備えられる。このようなドア部材としては、例えば、ヒーターを通過する空気の量を変化させることにより空気の温度を調整するためのもの(エアミックスドア)がある。また、車両に搭載される空調機器の場合には、運転者の上半身に向かって吹き出される空気の流路と、運転者の足元に向かって吹き出される空気の流路とを切り替えるためのドア部材がある。
流路の切換えが手動ではなく自動的に行われるように、空調機器には、モーター(回転電機)の駆動力によってドア部材の駆動を行う駆動装置が備えられることが多い。このような駆動装置は、モーターに加えて減速機構を有する構成となっている。減速機構は、モーターの回転軸の回転を、ドア部材の開閉動作に変換するための機構である。モーターの駆動力は、減速機構によって減速され且つトルクが増大されてドア部材に伝達される。
近年、特に車両に搭載される空調機器には小型化の要請が強くなってきており、ドア部材や駆動装置も小型化することが求められている。これに応えるために、下記特許文献1では、回転ドアのドア部材のうち、回転軸となる円柱状部分(シャフト)の内部に減速機構が収納された構成の駆動装置が提案されている。
当該駆動装置は、モーターの回転軸に接続された第1スクリューと、回転軸の軸方向に沿って第1スクリューと離間して配置された第2スクリューと、を備えている。また、一端が第1スクリューに螺合しており、他端が第2スクリューに螺合しているスライダを更に備えている。モーターの駆動力によって第1スクリューが回転すると、当該回転運動がスライダの直線運動に変換され、当該直線運動が第2スクリューの回転運動に変換される。第2スクリューはドア部材の一端に接続固定されているので、第2スクリューが回転するとこれに連動してドアが回転(開閉)する。
下記特許文献1に記載の駆動装置では、モーターの回転軸の回転運動をドア部材の開閉動作に変換するための上記のような減速機構が、ドア部材の回転軸となる円柱状部分の内部に収納された構成となっている。このため、例えば、ドア部材が収納される空間(空気の流路)の外側に減速機構が配置されるような構成と比べて、減速機構を含めた駆動装置全体を小型化することができる。
国際公開第2013/190074号
上記特許文献1に記載の駆動装置では、第1スクリューの回転運動をスライダの直線運動に変換するための変換機構と、スライダの直線運動を第2スクリューの回転運動に変換するための変換機構とが、モーターの回転軸の中心軸に沿って互いに離間して並ぶように配置されている。このため、当該中心軸に沿った方向の寸法を小さくして更なる小型化を図ることは困難であった。
また、スライダの直線運動がスムーズに行われるためには、第1スクリューと第2スクリューとは、それぞれの中心軸が互いに一致するように配置される必要がある。しかしながら、これらは互いに別部品として構成されているので、組み立て時のばらつきによってそれぞれの中心軸がずれてしまう可能性がある。その結果、スライダの直線運動が阻害されてしまい、ドア部材の動作精度(位置決め精度)が悪化してしまう可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドア部材の動作精度を悪化させることなく、全体を更に小型化することのできる駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る駆動装置は、ドア部材(350)の駆動を行うための駆動装置であって、回転軸(MX)を有するモーター(M)と、棒状の部材であって、回転軸と共に回転する第1部材(100)と、第1部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置された第2部材(200)と、第2部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置された第3部材(310)と、回転軸の中心軸(CA)周りにおける第1部材の回転により、第2部材を中心軸に沿った方向に移動させながら、第1部材の回転速度よりも遅い回転速度で第2部材を中心軸周りに回転させる第1変換機構(110,210,220,422)と、中心軸周りにおける第2部材の回転により、第3部材を中心軸周りに回転させる第2変換機構(230,313)と、を備え、第3部材の回転運動に連動してドア部材の駆動が行われるように構成されており、ドア部材と、ドア部材を内部に収容するケーシングの内壁面との間には、中心軸に沿った方向において隙間が形成されており、第1変換機構は、第1部材の外周面に形成された螺子状の突起部(110)と、第2部材の内周面に形成されており、突起部と螺合する螺旋状の溝部(210)と、を有しており、第1変換機構は、モーターの筐体に対して固定、又はモーターの筐体と一体形成された部材であって、第2部材の一部を外側から囲むように配置された第4部材(420)と、第2部材の外周面から外方に向けて突出する回転用突起(220)と、第4部材の内周面(440)に形成された螺旋状の溝であって、回転用突起を内部に受け入れる回転用溝(422)と、を更に有しており、第2変換機構は、第2部材の外周面から外方に向けて突出する駆動用突起(230)と、第3部材の内周面(340)に、中心軸に沿って延びるように形成された直線状の溝であって、駆動用突起を内部に受け入れる駆動用溝(313)と、を有していることを特徴とする。
上記のような構成の駆動装置では、モーターの駆動力によって第1部材が回転すると、第1変換機構により、第1部材の上記回転運動が第2部材の運動に変換される。第2部材は、中心軸に沿った方向に移動しながら、第1部材の回転速度よりも遅い回転速度で中心軸周りに回転する。
このような第2部材の運動は、第2変換機構により第3部材の運動に変換される。第3部材は、第2部材と同様に中心軸周りに回転する。ドア部材の駆動は、第3部材の回転運動に連動して行われる。第1部材、第2部材、及び第3部材は、モーターの中心軸から外側に向かってこの順に並ぶように配置されている。
上記のような構成においては、第1変換機構と第2変換機構とは、モーターの中心軸に沿って互いに離間して配置される必要はなく、それぞれの一部を互いにオーバーラップさせた状態で配置されることが可能となる。このため、モーターの中心軸に沿った寸法を短くすることができる。
また、第2部材は第1部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置されており、第3部材は第2部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置されている。このような構成においては、駆動装置の主要な構成部品が、モーターの中心軸に沿って複数に分かれるようには配置されない。このため、組み立て時において複数の部品の位置がずれてしまうようなことが防止され、ドア部材の動作精度が悪化してしまうことが防止される。
本発明によれば、ドア部材の動作精度を悪化させることなく、全体を更に小型化することのできる駆動装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係る駆動装置を示す斜視図である。 図1に示された駆動装置の内部構造を模式的に示す図である。 図1に示された駆動装置のスライダを示す図である。 図1に示された駆動装置のうち、モーターフォルダの内面に形成された溝の形状を示す図である。 図1に示された駆動装置のうち、ドアシャフトの内面に形成された溝の形状を示す図である。 モーターフォルダの内面に形成された溝の形状の変形例を示す図である。 モーターフォルダの内面に形成された溝の形状の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る駆動装置の一部を模式的に示す図である。 ドア部材及び駆動装置の機能を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の第1実施形態に係る駆動装置10について説明する。駆動装置10は、車両の空調装置の一部をなすものであって、図1に示されるように、空気の流路を区画するケーシングCSの内部に収納されている。駆動装置10は、空気の流れを規制するためのドア部材350を駆動し、空気の流れを変化させるための装置である。尚、本実施形態においては、駆動対象であるドア部材350は、駆動装置10を構成する部品(後述のドアシャフト310)と一体に形成されている。
駆動装置10の具体的な構成を説明する前に、まず図9を参照しながら、空調装置における駆動装置10及びドア部材350の機能について簡単に説明する。
樹脂により形成されたケーシングCSの内部には、空気が通る流路が複数形成されている。具体的には、図9(A)及び図9(B)にそれぞれ示されるように、上方側の流路FP1と、下方側の流路FP2とが形成されている。
流路FP1は、上流側(図9では左側)に配置されたブロワ(不図示)からの空気が運転者の上半身に向けて吹き出されるよう、空気を案内するための流路である。流路FP2は、上記ブロワからの空気が運転者の足元に向けて吹き出されるよう、空気を案内するための流路である。図9では、いずれの流路においてもブロワからの空気は左側から右側に向かって流れる。
図9(A)は、空気が運転者の足元に向けて吹き出される状態、すなわち、運転者の操作により空気の吹き出しが「FOOT側」に切り替えられている状態を示している。このとき、流路FP1の入口は、その全体がドア部材350により塞がれた状態になっている。このため、ブロワからの空気は流路FP1には流入せず、全て流路FP2に流入し、流路FP2を通って運転者の足元側に供給される。
図9(B)は、空気が運転者の上半身に向けて吹き出される状態、すなわち、運転者の操作により空気の吹き出しが「FACE側」に切り替えられている状態を示している。このとき、流路FP2の入口は、その全体がドア部材350により塞がれた状態になっている。このため、ブロワからの空気は流路FP2には流入せず、全て流路FP1に流入し、流路FP1を通って運転者の上半身側に供給される。
図9(A)に示される状態と図9(B)に示される状態との切り替えは、駆動装置10によってドア部材350が駆動されることにより行われる。具体的には、ドアシャフト310の中心軸周りにドア部材350が回転することにより、状態の切り替えが行われる。
このように、駆動装置10によってドア部材350の位置(本実施形態では回転角度)が変化し、これにより空気が流れる流路がFOOT側からFACE側、もしくはFACE側からFOOT側へと切り替えられる。尚、駆動装置10は、図9に示されるような流路の切換え機構だけでなく、従来から知られている様々な形態の流路の切換え機構(例えばエアミックスドア)に適用できる。以降の説明においては、駆動装置10の具体的な構成や動作のみを説明することとし、駆動装置10やドア部材350が配置される流路の具体的な形態については図示及び説明を省略する。
図1及び図2を参照しながら、駆動装置10の具体的な構成を説明する。駆動装置10は、モーターMと、モーターフォルダ400と、スクリュー100と、スライダ200と、回転ドア300とを備えており、その略全体がケーシングCSの内部(空気が通る流路)に配置されている。
尚、図1においては、ケーシングCSのうち駆動装置10が取り付けられる部分及びその近傍のみが示されており、ケーシングCSの他の部分については図示が省略されている。また、図1においては、駆動装置10の内部構造が明確となるように、スライダ200、回転ドア300、及びモーターフォルダ400のそれぞれの一部(手前側部分)がカットされた状態が示されている。
また、図2においては、断面においてドア部材350の全体形状が示されるように、ドア部材350が回転してその主面の法線方向が水平となっている状態が示されている。
モーターMは、略円柱形状の筐体を有する回転電機である。モーターMは、ドア部材350の開閉動作に必要な駆動力の発生源である。モーターMは、その回転軸MXを水平方向且つケーシングCSの内部に向けた状態で、ケーシングCSの内面に対して固定されている。具体的には、後述のモーターフォルダ400内に保持及び固定された状態で、当該モーターフォルダ400を介してケーシングCSに対し固定されている。不図示の制御装置によってモーターMが駆動されると、モーターMの駆動力により回転軸MXがその中心軸(中心軸CA)周りに回転する。
本実施形態においては、モーターMはDCモーターである。尚、本発明を実施するにあたっては、モーターMは必ずしもDCモーターである必要はなく、ステップモーター、ブラシレスモーター等、回転軸(出力軸)を有する種々の回転電機を採用し得る。駆動装置10が自動車用の空調機器の一部である場合には、モーターMは12V又は24Vの電力供給により動作する仕様のものが望ましい。
尚、図1においては、水平方向であり且つ中心軸CAに沿ってモーターMから回転ドア300側に向かう方向をx方向としてx軸を設定している。また、水平方向であり且つx方向に対して垂直な方向をy方向としてy軸を設定している。更に、鉛直上方に向かう方向をz方向としてz軸を設定している。以降の図面においても、同様にしてx軸、y軸、z軸を設定している。
モーターフォルダ400は、モーターMを保持するための部材である。モーターフォルダ400は略円筒形状に形成されており、その中心軸を回転軸MXの中心軸CAと一致させた状態で配置されている。モーターフォルダ400は、大径部410と、小径部420とを有している。
大径部410は、モーターフォルダ400のうち−x方向側の部分である。大径部410の内径はモーターMの筐体の外径と略一致している。モーターMの筐体は、その外周面の全体を大径部410の内周面に当接させた状態で、大径部410に対して固定されている。
尚、モーターMの固定方法としては、このような態様に限定されず、種々の固定方法を採用することができる。例えば、大径部410の内周面に複数の突起が形成されており、当該突起の先端のみがモーターMの筐体に当接しているような態様であってもよい。
大径部410のうち−x方向側の端部近傍は、ケーシングCSの壁面に形成された円形の貫通穴に挿入され、ケーシングCSに対して固定されている。このように、モーターフォルダ400の大径部410を介して、モーターMの筐体がケーシングCSに固定されている。このため、モーターMの筐体がx方向にスライドしたり、中心軸CAの周りに回転したりすることが防止されている。
小径部420は、モーターフォルダ400のうちx方向側の部分である。小径部420の内径は、大径部410の内径よりも小さく、スライダ200の外径よりも僅かに大きい。小径部420の内周面440には、中心軸CAの周りを螺旋状に囲むような溝422が3本形成されている。尚、溝422の本数は3本に限定される必要はなく、4本以上の複数の溝422が互いに等間隔に形成されていてもよい。また、1本又は2本の溝422が形成されている態様であってもよい。
後に詳しく説明するように、これらの溝422により、モーターMが駆動された際におけるスライダ200の動きが案内される。つまり、モーターフォルダ400は、モーターMを保持してケーシングCSに対して固定する機能と、スライダ200の動きを案内する機能との両方を備えている。尚、以下の説明においては、小径部420の内部空間のことを「内部空間421」とも表記する。
本実施形態では、モーターフォルダ400は樹脂成形により形成されている。尚、モーターフォルダ400は、ケーシングCSと一体に形成されていてもよい。また、このような態様に替えて、図2に示されるような形状のモーターフォルダ400が、モーターMの筐体と一体形成されているような態様であってもよい。この場合、(一体形成された)モーターフォルダ400とモーターMとが、ケーシングCSに固定されることとなる。
スクリュー100は、一端が回転軸MXに固定された棒状(円柱状)の部材である。スクリュー100は、その中心軸を回転軸MXの中心軸CAと一致させた状態で配置されている。スクリュー100のうちモーターMとは反対側の端部の端面には、不図示の凹部が形成されている。当該凹部には、ケーシングCSに形成された突起HPが収納されている。突起HPにより、スクリュー100は回転自在な状態で保持されている。
スクリュー100を保持するための構成としてはこのようなものに限られず、様々な構成を採用し得る。例えば、ケーシングCSの内面(スクリュー100側の面)に形成された円筒形状の軸受け部が、スクリュー100をその外周側から支持するような構成としてもよい。また、ケーシングCSに形成された貫通穴にスクリュー100が挿通されており、これによりスクリュー100が保持されているような構成としてもよい。
スクリュー100の外周面の略全体には、螺子状の突起部110が形成されている。モーターMが駆動されて回転軸MXが回転すると、これに伴ってスクリュー100も中心軸CAの周りに回転する。本実施形態では、スクリュー100は樹脂成形により形成されているが、スクリュー100は金属部品であってもよい。
スライダ200は、略円柱形状の部材であって、その中心軸を回転軸MXの中心軸CAと一致させた状態で配置されている。スライダ200の内径は、スクリュー100の外径に略等しい。スライダ200の内周面には螺旋状の溝部210が形成されている。スライダ200にはスクリュー100が挿通されており、スクリュー100の突起部110とスライダ200の溝部210とが螺合している。
尚、スクリュー100及びスライダ200のそれぞれの形状は上記のようなものに形成されない。スクリュー100が中心軸CAの周りに回転すると、当該回転がスライダ200のスムーズな直進運動(中心軸CAに沿った方向への移動)に変換されるような態様であれば、種々の構成を採用し得る。例えば、スクリュー100の表面に形成された円柱状の突起が、スライダ200の内面に形成された螺旋状の溝に収納されているような態様であってもよい。本実施形態では、スライダ200は樹脂成形により形成されているが、スライダ200は金属部品であってもよい。
スライダ200は、その一部(−x方向側の端部近傍)が、常に小径部420の内部空間421に収納されている。スライダ200の外周面のうち−x方向側の端部近傍には、外方に向けて突出する突起220が3つ形成されている。図3に示されるように、突起220は、x軸に沿って見た場合において互いに等間隔となるように配置されている。つまり、中心軸CAとそれぞれの突起220とを結ぶ3本の直線が、互いに120度の角度で交わるような位置に配置されている。
それぞれの突起220は、小径部420の内周面440に形成された3本の溝422にそれぞれ収納されている。換言すれば、小径部420の内周面440においては、図3に示されるように配置されたそれぞれの突起220が収納されるような位置に、それぞれの溝422が形成されている。
既に述べたように、溝422の本数は3本に限定される必要はなく、4本以上又は2本以下(つまり、単数又は複数)の溝422が形成されていてもよい。いずれの場合であっても、スライダ200の外周面には、溝422の本数と同数の突起220が、それぞれの溝422と対応する位置に形成されている。また、溝422及び突起220は、互いに等間隔に配置されていることが望ましいのであるが、等間隔でなくてもよい。
図4は、小径部420の内周面440に形成された溝422の形状及び配置を示す図である。図4は、(筒状の曲面である)内周面440を展開してその全体を描いたものである。図4における上辺と下辺とは、実際には繋がっている。後の説明に用いる図6、図7も同様である。
図4に示されるように、内周面440に形成された3本の溝422は、互いに平行且つ等間隔に配置されている。また、それぞれの溝422は、その長手方向が中心軸CAに対してなす角度がいずれもθ1となるように形成されている。
突起220が溝422に収納されているので、中心軸CA周りにおけるスライダ200の自由な回転は抑制されている。つまり、モーターMが駆動されても、スライダ200がスクリュー100と同じ回転速度で回転してしまうことはない。
モーターMが駆動されてスクリュー100が回転すると、スライダ200の溝部210には、スクリュー100の突起部110からx軸(中心軸CA)に沿った力が加えられる。このため、スライダ200はx軸に沿って移動することとなる。このとき、突起220は溝422に収納された状態のまま、溝422に沿って移動する。
スライダ200は、突起220が溝422に沿って移動するように案内される。このため、スライダ200は、中心軸CAに沿った方向に移動しながら、中心軸CAの周りに回転することとなる。このときの回転速度は、スクリュー100の回転速度よりも小さい。以上のようなスライダ200の動きを示して、以下では「並進回転運動」とも称する。
以上のように、突起部110と溝部210とが螺合していること、及び、突起220が溝422に収納されていることにより、スクリュー100の回転運動がスライダ200の並進回転運動に変換される。突起部110、溝部210、突起220、及び溝422は、本発明の「第1変換機構」に該当するものである。
回転ドア300は、ドアシャフト310とドア部材350とからなり、これらが樹脂成型によって一体に形成されている。
ドアシャフト310は、略円筒形状に形成された部分であって、その中心軸を回転軸MXの中心軸CAと一致させた状態で配置されている。ドアシャフト310は、スクリュー100の略全体を外側から囲んでいる。
ドアシャフト310のうち、モーターフォルダ400の小径部420を外側から囲んでいる部分(図2の点線DL1よりも−x方向側の部分)は、その内径が小径部420の外径よりも僅かに大きくなっている。また、ドアシャフト310のうち、小径部420のx方向側端部よりも更にx方向側の部分(図2の点線DL1よりもx方向側の部分)は、その内径がスライダ200の外径よりも僅かに大きくなっている。ドアシャフト310のうち当該部分(点線DL1よりもx方向側)の内周面のことを、以下では「内周面340」とも表記する。
ドアシャフト310の内部空間のうち、点線DL1よりも−x方向側の部分(小径部420が収納されている部分)のことを、以下では「内部空間311」とも表記する。また、ドアシャフト310の内部空間のうち、点線DL1よりもx方向側の部分のことを、以下では「内部空間312」とも表記する。
スライダ200は、その一部(x方向側の端部近傍)が、常にドアシャフト310の内部空間312に配置されている。スライダ200の外周面のうちx方向側の端部近傍には、外方に向けて突出する突起230が3つ形成されている。図3を参照しながら説明した突起220と同様に、突起230は、x軸に沿って見た場合において互いに等間隔となるように配置されている。つまり、中心軸CAとそれぞれの突起230とを結ぶ3本の直線が、互いに120度の角度で交わるような位置に配置されている。
ドアシャフト310の内周面340には、x方向に沿って伸びる直線状の溝313が3本形成されている。それぞれの突起230は、これらの溝313にそれぞれ収納されている。換言すれば、内周面340においては、図3に示されるように配置されたそれぞれの突起230が収納されるような位置に、それぞれの溝313が形成されている。
溝313の本数は3本に限定される必要はなく、4本以上又は2本以下(つまり、単数又は複数)の溝313が形成されていてもよい。同様に、突起230の個数は3つに限定される必要はなく、4つ以上又は2つ以下の突起230が形成されていてもよい。いずれの場合であっても、スライダ200の外周面には、溝313の本数と同数の突起230が、それぞれの溝313と対応する位置に形成されている。また、溝313及び突起230は、互いに等間隔に配置されていることが望ましいのであるが、等間隔でなくてもよい。
図5は、ドアシャフト310の内周面340に形成された溝313の形状及び配置を示す図である。図5は、(筒状の曲面である)内周面340を展開してその全体を描いたものである。図5における上辺と下辺とは、実際には繋がっている。
図5に示されるように、内周面340に形成された3本の溝313は、互いに平行且つ等間隔に配置されている。また、それぞれの溝313は、その長手方向が中心軸CAに対してなす角度がいずれも0となるように形成されている。つまり、それぞれの溝313の長手方向は、中心軸CA(x軸)と平行である。
既に説明したように、モーターMが駆動されてスクリュー100が回転すると、当該回転はスライダ200の並進回転運動に変換される。スライダ200のそれぞれの突起230は、やはり中心軸CAに沿った方向に移動しながら、中心軸CAの周りに回転することとなる。このため、突起230を内部に収納する溝313の内側面には、突起230により力が加えられる。当該力により、ドアシャフト310は中心軸CAの周りに回転する。
尚、溝313の長手方向は中心軸CAと平行であるから、突起230により溝313の内側面に加えられる力は、ドアシャフト310を中心軸CAの周りに回転させるような力(回転力)のみとなる。換言すれば、ドアシャフト310を中心軸CAに沿った方向に移動させるような力(直進力)は、ドアシャフト310には加えられない。
以上のように、直線状に形成された溝313の内部に突起230が収納されていることにより、スライダ200の並進回転運動がドアシャフト310(回転ドア300)の回転運動に変換される。それぞれの突起230及び溝313は、本発明の「第2変換機構」に該当するものである。
ドア部材350は、図9を参照しながら既に説明したように、空調装置において空気が流れる流路を切り替えるための部材である。ドア部材350は全体が略矩形の板状体であって、ドアシャフト310の外周面から外方に向けて伸びるように形成されている。また、ドア部材350とドアシャフト310との境界部分は、x軸に沿ってドアシャフト310の略全体に亘っている。
モーターMが駆動されてスクリュー100が回転すると、これまでに説明した第1変換機構及び第2変換機構によってドアシャフト310が回転し、これに連動してドア部材350が回転する。すなわち、図9を参照しながら説明したような流路の切り換え(開閉)が行われる。
本実施形態に係る駆動機構10では、モーターMの回転軸MXの回転が、二つの機構(第1変換機構及び第2変換機構)を介してドア部材350に伝達される。具体的には、回転軸MXの回転が第1変換機構により減速され、スライダ200を並進回転運動させる。この並進回転運動のうち、中心軸CA周りの回転運動のみが、第2変換機構によりドア部材350に伝達される。
第1変換機構が配置されている範囲(スクリュー100及びスライダ200)と、第2変換機構が配置されている範囲(スライダ200とドアシャフト310)が配置されている範囲とは、x方向に沿って互いに離間しておらず、x軸に沿ってオーバーラップした状態となっている。第1変換機構と第2変換機構とは、ドアシャフト310の径方向に沿って互いに重なるように配置されている、ということもできる。
第1変換機構と第2変換機構とがこのように配置されているので、x軸に沿った駆動装置10の全体の寸法を短くすることが可能となっている。換言すれば、流路の内寸が小さい場合であっても、当該流路内に駆動装置10の略全体を収納することができる。
また、スライダ200はスクリュー100を外側から囲むように配置されており、ドアシャフト310はスライダ200を外側から囲むように配置されている。また、モーターフォルダ400の小径部420は、スライダ200を外側から囲んでおり、ドアシャフト310により外側から囲まれている。このように、駆動装置10の主要な構成部品が、中心軸CAに沿って複数に分かれるようには配置されておらず、径方向(中心軸CAに垂直な方向)において互いに重なるように配置されている。このため、組み立て時において複数の部品の位置がずれてしまうようなことが防止され、ドア部材350の動作精度が悪化してしまうことが防止されている。
ところで、ドア部材350の回転運動が摩擦などによって妨げられることを防止するためには、ドア部材350と、ケーシングCSの内壁面との間に一定の隙間を形成しておく必要がある。これに伴い、x方向におけるドア部材350の位置は完全には規制されず、ドア部材350にはある程度のガタ(x方向に沿った位置の変動)が生じてしまうことになる。つまり、モーターMの駆動が行われていないときにおいて、ドア部材350がx軸に沿った方向(スラスト方向)に動いてしまう可能性がある。
仮に、溝313が螺旋状に形成されていた場合には、ドア部材350がスラスト方向に動くと、それに伴ってドア部材350の回転角度(つまり開度)が変化してしまうことになる。モーターMの駆動が行われていないにも拘らず、ドア部材350の開度が変化してしまうことは、ケーシングCSを通過する空気の流量変化を引き起こすことになるので望ましくない。
これに対し、本実施形態では、溝313が螺旋状ではなく、中心軸CAに沿った直線状となるように形成されている。このため、上記ガタに起因してドア部材350がスラスト方向に動いてしまったとしても、溝313の内壁面には回転方向の力は加えられず、ドア部材350が中心軸CA周りに回転してしまうことはない。本実施形態においては、スラスト方向にガタが生じることは許容しながらも、ドア部材350の開度を精度よく維持することが可能となっている。
本実施形態では、スライダ200の動きを案内するための溝422が、モーターフォルダ400の小径部420に形成されている。しかしながら、本発明の実施の形態はこのようなものに限られない。例えば、モーターフォルダ400はモーターMを保持する機能のみを有することとし、モーターフォルダ400とは別の部材によってスライダ200の動きが案内されるように構成してもよい。例えば、ケーシングCSの一部がスライダ200の外周面に沿って伸びており、当該部分に突起220を収納する溝(溝422に相当するもの)が形成されていてもよい。
また、ドアシャフト310とドア部材350とを一体に形成するのではなく、これらを別部品としてそれぞれ形成した上で、互いに連結してもよい。
本実施形態では、スライダ200には3つの突起220が形成されているが、突起220の個数は3つでなくてもよい。例えば、突起220の個数は4つでもよい。この場合、中心軸CAとそれぞれの突起220とを結ぶ4本の直線が、互いに90度の角度で交わるような位置に配置されることが望ましい。
また、突起220が1つのみ形成されているような態様であってもよい。ただし、この場合には、突起220が強い力で溝422の内側面に押さえつけられてしまう。また、スライダ200が小径部420の全体から受ける力が、スライダ200の中心軸と小径部420の中心軸とをずらす方向に働いてしまうことも考えられる。この点に鑑みれば、やはり本実施形態のように、突起220は複数且つ互いに等間隔となるように配置されていることが望ましい。
突起230についても上記と同様であって、突起230の個数は3つに限定される必要はなく、突起230が1つのみ形成されているような態様であってもよい。しかしながら、上記と同様の理由により、突起230は複数且つ互いに等間隔となるように配置されていることが望ましい。
本実施形態では、スクリュー100のうち一部の範囲(x軸に沿った範囲)のみが、スライダ200により外側から囲まれている。このような態様に替えて、スクリュー100の(x軸に沿った)全体が、スライダ200により外側から囲まれているような態様としてもよい。
また、本実施形態では、スライダ200の(x軸に沿った)全体が、ドアシャフト310により外側から囲まれている。このような態様に替えて、スライダ200のうち一部の範囲(x軸に沿った範囲)のみが、ドアシャフト310により外側から囲まれているような態様としてもよい。
本実施形態では、小径部420の内周面440に形成された3本の溝422が、いずれも一様な螺旋状となるように形成されている(図4参照)。つまり、図4のように内周面440を展開して描いた場合において、それぞれの溝422が直線状となっており、且つ中心軸CAに対して一定の角度(θ1)で傾斜している。
このような態様に替えて、それぞれの溝422のうちx軸に沿った一部が、中心軸CAに沿って延びる直線状となるように形成されていてもよい。
このような変形例について、図6を参照しながら説明する。図6は、図4と同様の方法により、変形例における内周面440を展開してその全体を描いたものである。図6における上辺と下辺とは、実際には繋がっている。
図6に示されるように、この変形例では、x軸に沿った一部の範囲(点線DL3と点線DL4との間)で、溝422が中心軸CAに沿って延びている。尚、それぞれの溝422のうち点線DL3よりも−x方向側の部分、及び、点線DL4よりもx方向側の部分は、図4に示されたものと同様に、中心軸CAに対して一定の角度で傾斜している。
このような態様においては、スライダ200がx方向に移動するに伴って、中心軸CA周りにおけるスライダ200の回転が一時的に(突起220が点線DL3と点線DL4との間にあるときに)停止し、その後再び回転し始めるようになる。
これにより、モーターMの回転軸MXを一定の回転速度で回転させながらも、ドア部材350の回転を一時的に停止させるようなことが可能となる。
他の変形例について、図7を参照しながら説明する。図7に示される例では、x軸に沿った一部の範囲(点線DL5と点線DL6との間)で、溝422が中心軸CAに沿って延びている。また、点線DL5よりも−x方向側の範囲と、点線DL6よりもx方向側の範囲とでは、溝422は互いに逆方向の螺旋状となるように形成されている。
このような態様においては、スライダ200がx方向に移動するに伴って、スライダ200の回転が一時的に(突起2230が点線DL5と点線DL6との間にあるときに)停止し、その後、当初とは逆方向に回転し始めることとなる。
これにより、モーターMの回転軸MXを一定の回転速度で回転させながらも、ドア部材350の回転を一時的に停止させ、その後は逆方向に回転させるようなことが可能となる。
以上のように、溝422の形状を適宜変更することで、ドアシャフト310及びドア部材350を様々な動作パターンで動作させることができる。
以上の説明においては、駆動装置10によって駆動される対象が回転ドアである場合の例を説明した。しかしながら、本発明は、スライドドアを駆動するための駆動装置にも適用することができる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る駆動装置11の一部を模式的に示す図である。駆動装置11は、駆動対象が回転ドアではなくスライドドア700である点、及び、ドアシャフトの形状において駆動装置10と異なっているが、他の点については駆動装置10と同一である。以下の説明では、駆動装置11のドアシャフトを「ドアシャフト310A」と表記する。
ドアシャフト310Aは、駆動装置10の回転ドア300からドア部材350を取り除き(ドアシャフト310のみとし)、ドアシャフト310の外周面に歯車361、362を形成したような構成となっている。歯車361は、ドアシャフト310Aの外周面のうち−x方向側の端部近傍において、周方向に沿って一周するように形成されている。歯車362は、ドアシャフト310Aの外周面のうちx方向側の端部近傍において、周方向に沿って一周するように形成されている。
駆動対象であるスライドドア700は、そのx軸に沿った寸法がドアシャフト310Aの長さと同一となるように形成された矩形の平板である。スライドドア700は、一方の主面701をドアシャフト310Aの外周面に当接又は近接させた状態で配置されている。
主面701のうち−x方向側の端部近傍には、y軸に沿って歯車761(ラックギア)が形成されている。歯車761は、ドアシャフト310Aに形成された歯車361と噛合している。同様に、主面701のうちx方向側の端部近傍には、y軸に沿って歯車762(ラックギア)が形成されている。歯車762は、ドアシャフト310Aに形成された歯車362と噛合している。
モーターMが駆動されると、駆動装置10と同様の機構によってドアシャフト310Aが中心軸CAの周りに回転する。スライドドア700は、歯車761、762においてドアシャフト310Aから力を受けて、y軸に沿って移動する。つまり、スライドドア700の開閉動作が行われる。このように、本発明に係る駆動装置の駆動対象は回転ドアに限定されるものではなく、様々な種類のドアを駆動対象とすることができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10,11:駆動装置
100:スクリュー
200:スライダ
310:ドアシャフト
350:ドア部材
M:モーター
MX:回転軸
CA:中心軸

Claims (9)

  1. ドア部材(350)の駆動を行うための駆動装置であって、
    回転軸(MX)を有するモーター(M)と、
    棒状の部材であって、前記回転軸と共に回転する第1部材(100)と、
    前記第1部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置された第2部材(200)と、
    前記第2部材の少なくとも一部を外側から囲むように配置された第3部材(310)と、
    前記回転軸の中心軸(CA)周りにおける前記第1部材の回転により、前記第2部材を前記中心軸に沿った方向に移動させながら、前記第1部材の回転速度よりも遅い回転速度で前記第2部材を前記中心軸周りに回転させる第1変換機構(110,210,220,422)と、
    前記中心軸周りにおける前記第2部材の回転により、前記第3部材を前記中心軸周りに回転させる第2変換機構(230,313)と、を備え、
    前記第3部材の回転運動に連動して前記ドア部材の駆動が行われるように構成されており、
    前記ドア部材と、前記ドア部材を内部に収容するケーシングの内壁面との間には、前記中心軸に沿った方向において隙間が形成されており、
    前記第1変換機構は、
    前記第1部材の外周面に形成された螺子状の突起部(110)と、
    前記第2部材の内周面に形成されており、前記突起部と螺合する螺旋状の溝部(210)と、を有しており、
    前記第1変換機構は、
    前記モーターの筐体に対して固定、又は前記モーターの筐体と一体形成された部材であって、前記第2部材の一部を外側から囲むように配置された第4部材(420)と、
    前記第2部材の外周面から外方に向けて突出する回転用突起(220)と、
    前記第4部材の内周面(440)に形成された螺旋状の溝であって、前記回転用突起を内部に受け入れる回転用溝(422)と、を更に有しており、
    前記第2変換機構は、
    前記第2部材の外周面から外方に向けて突出する駆動用突起(230)と、
    前記第3部材の内周面(340)に、前記中心軸に沿って延びるように形成された直線状の溝であって、前記駆動用突起を内部に受け入れる駆動用溝(313)と、を有していることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記中心軸に沿って見た場合において、
    複数の前記駆動用突起が互いに異なる方向に向けて突出するように形成されており、それぞれの前記駆動用突起に対応するように複数の前記駆動用溝が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記中心軸に沿って見た場合において、
    前記複数の駆動用突起が互いに等間隔となるように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記中心軸に沿って見た場合において、
    複数の前記回転用突起が互いに異なる方向に向けて突出するように形成されており、それぞれの前記回転用突起に対応するように複数の前記回転用溝が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記中心軸に沿って見た場合において、
    前記複数の回転用突起が互いに等間隔となるように配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記回転用溝は、少なくともその一部が前記中心軸に沿って延びる直線状となるように形成されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の駆動装置。
  7. 前記第3部材は前記ドア部材と一体に形成されており、前記ドア部材を前記中心軸の周りに回転させるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  8. 前記モーターはDCモーターであることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  9. 前記モーターはステップモーターであることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
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