JP6511658B2 - ペレットストーブの非常用電源装置及びこれを組み込んだペレットストーブ - Google Patents

ペレットストーブの非常用電源装置及びこれを組み込んだペレットストーブ Download PDF

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Description

本発明は、木質ペレットを燃料とするペレットストーブに用いられる非常用電源装置、及びこの非常用電源装置を組み込んだペレットストーブに関する。
近年、木質ペレットを燃料とするペレットストーブは、再生可能なエネルギーを使用した地球に優しい暖房器具として注目されつつある。ペレットストーブは、燃料タンクから供給される木質ペレットを燃焼させる燃焼室と、この燃焼室から排気パイプを通して燃焼ガスを屋外に排気する排気ファンとを備えている。一般に、ペレットストーブは、商用電力を供給するコンセントに電源プラグが差し込まれると、まず、燃焼室内及び燃料タンク内の温度がチェックされるようになっている。そして、これらの温度が異常に高温である場合、排気ファンのみを駆動して、燃焼室内及び燃料タンク内の温度を低下させている。
この動作を停電時を例に詳細に説明する。ペレットストーブの運転中に停電が発生すると、電源が遮断されるため排気ファンも停止する。しかし、燃焼室内に残留する木質ペレットが燃焼し続け、燃焼室内の温度は高温のままである。そして、燃焼室内に残留する木質ペレットが燃焼中に電源が復帰すると、まず、燃焼室内及び燃料タンク内の温度がチェックされる。このとき、燃焼室内の温度は高温であるため排気ファンのみが駆動される。これにより、燃焼室内に残留する木質ペレットの燃焼を安全に終了させることができる。このようなペレットストーブの例として、特許文献1に示すものがある。
しかし、ペレットストーブを運転中に停電が起こると、燃焼室内において木質ペレットが燃焼しているにもかかわらず排気ファンが停止するため、燃焼室内の酸素が不足してしまう。そのため、停電後、電源が復帰する前に燃焼室の前面扉が開けられるとバックドラフトを起こす虞があり、非常に危険である。また、不完全燃焼による一酸化炭素の室内への漏洩を起こす可能性もある。
これを防止するため、例えば、特許文献2に示すような非常用電源装置を使用することも考えられる。この非常用電源装置を使用すれば、停電時には商用電源から非常用電源に切り替えることができるため、停電時であっても継続してペレットストーブを運転することができ、排気ファンも停止されることがない。
特開2011−191040号公報 特開2013−9463号公報
しかしながら、上記従来の非常用電源装置を用いた場合であっても、停電後、非常用電源装置によるペレットストーブの運転に伴い蓄電量がなくなり、電力の供給ができなくなった場合には不都合が生じる。すなわち、この場合には、燃焼室内において木質ペレットが燃焼しているにもかかわらず排気ファンが停止してしまい、上記従来のペレットストーブと同様の問題が残されたままだからである。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、停電時においても継続して運転することができるとともに、安全に消火することができるペレットストーブの非常用電源装置、及びこれを組み込んだペレットストーブを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係るペレットストーブの非常用電源装置の特徴は、電源投入時に燃焼室内の木質ペレットが燃焼中である場合、新たな該木質ペレットを供給することなく、該燃焼室内の該木質ペレットの燃焼が終了するまで排気ファンを駆動するペレットストーブに用いられ、商用電源からの電力が供給される第1供給路と、蓄電池からの電力が供給される第2供給路とを切り替えて該ペレットストーブに電力を供給する切替スイッチ部を備え、商用電源から電力が供給されている場合には、該蓄電池に電力が蓄電されるとともに該切替スイッチ部により第1供給路に切り替えられ、商用電源が遮断されている場合には、該切替スイッチ部により第2供給路に切り替えられるペレットストーブの非常用電源装置であって、商用電源の遮断を検知する遮断検知回路と、該遮断検知回路が商用電源の遮断を検知してから所定時間経過後、該第1供給路に切り替えて該ペレットストーブへの電力の供給を一定時間だけ停止させる切替信号を該切替スイッチ部に出力する遅延切替制御部と、を有し、該所定時間経過後に該蓄電池に残された蓄電量により、少なくとも該燃焼室内の該木質ペレットの燃焼を終了させることができることである。
請求項2に係るペレットストーブの非常用電源装置の特徴は、前記所定時間とは、前記蓄電池の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間であることである。
請求項3に係るペレットストーブの非常用電源装置の特徴は、前記切替信号が出力されると同時に、前記蓄電池の蓄電量が僅かである旨を告知する告知手段を有することである。
請求項4に係るペレットストーブの非常用電源装置の特徴は、前記告知手段は、LEDであることである。
請求項5に係るペレットストーブの特徴は、請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のペレットストーブの非常用電源装置をハウジング内に収納して組み込んだことである。
請求項6に係るペレットストーブの特徴は、前記ペレットストーブの非常用電源装置は、スライドレールにより前記ハウジング外に引き出し可能にされていることである。
請求項1に係るペレットストーブの非常用電源装置では、商用電源が遮断されている場合には、切替スイッチ部により第2供給路に切り替えられて、蓄電池からペレットストーブに電力が供給される。そのため、停電時であっても継続してペレットストーブを運転することができる。
また、遅延切替制御部は、遮断検知回路が商用電源の遮断を検知してから所定時間経過後、切替信号を切替スイッチ部に出力する。この所定時間は、所定時間経過後に蓄電池に残された蓄電量により、少なくとも燃焼室内の木質ペレットの燃焼を終了させることができる時間である。切替信号が切替スイッチ部に出力されると、商用電源が停電中である第1供給路に切り替えられるため、ペレットストーブへの電力の供給が停止される。そして、一定時間経過後、再度、第2供給路に切り替えられると、ペレットストーブに電源が投入された状態となり、ペレットストーブは通常の電源投入時の動作を行う。
すなわち、まず、燃焼室内の温度がチェックされる。そして、燃焼室内の温度が高温であるため、新たな木質ペレットが供給されることなく、排気ファンのみが駆動される。この際、蓄電池には、少なくとも燃焼室内の木質ペレットの燃焼を終了させることができるだけの蓄電量が残されている。これにより、燃焼室内に残留する木質ペレットを完全燃焼させることができる。したがって、このペレットストーブの非常用電源装置によれば、停電時においても継続して運転することができるとともに、安全に消火することができる。
請求項2に係るペレットストーブの非常用電源装置では、少なくとも燃焼室内の木質ペレットの燃焼を終了させることができる時間が残された所定時間は、蓄電池の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間である。このため、蓄電池が経年劣化を起こした場合であっても、ペレットストーブを安全に消火することができる時間を確実に確保することができる。
請求項3に係るペレットストーブの非常用電源装置では、切替信号が出力されると同時に、蓄電池の蓄電量が僅かである旨を告知する告知手段を有するため、ペレットストーブの運転停止の原因を知ることができ、ペレットストーブの使用者にとって便利である。
請求項4に係るペレットストーブの非常用電源装置では、告知手段がLEDであるため、消費電力が少ない上、安価である。
請求項5に係るペレットストーブでは、請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のペレットストーブの非常用電源装置をハウジング内に収納して組み込んでいるため、非常用電源装置の設置場所を別途確保する必要がなく、省スペースに寄与することができる。
請求項6に係るペレットストーブでは、ペレットストーブの非常用電源装置がスライドレールによりハウジング外に引き出し可能にされているため、メインテナンスの際に便利である。
実施形態1の非常用電源装置を用いたペレットストーブの概略図。 実施形態1の非常用電源装置を用いたペレットストーブに係り、ペレットストーブの概略図。 実施形態1、2の非常用電源装置の電気的構成を示すブロック図。 実施形態1、2の非常用電源装置を用いたペレットストーブに係り、ペレットストーブの動作を示すフローチャート。 実施形態1、2の非常用電源装置を用いたペレットストーブに係り、非常用電源装置の動作を示すフローチャート。 実施形態2の非常用電源装置を組み込んだペレットストーブの概略図。
本発明に係るペレットストーブの非常用電源装置、及びこれを組み込んだペレットストーブを具体化した実施形態1、2を図面に基づいて以下に説明する。まず、実施形態1のペレットストーブの非常用電源装置を説明する。図1は、このペレットストーブの非常用電源装置1をペレットストーブ70とコンセント92との間に配置して用いた概略図である。ペレットストーブ70は、燃料タンク80から供給される木質ペレットPを燃焼室71で燃焼させて、室内90を暖めるものである。コンセント92は、室内90の壁面91に設けられ、商用電源である家庭用AC100V電源を供給する。
また、非常用電源装置1は外形が直方体状の筐体を有している。そして、筐体の表面パネルには、告知手段としてのLED2が取り付けられている。このLED2は、非常用電源装置1による運転中にペレットストーブ70が停止される場合に点滅するようになっている。なお、図1においては、便宜上、非常用電源装置1がペレットストーブ70の後ろの床面に置かれているが、非常用電源装置1はペレットストーブ70の左横、又は右横に置かれるのが通常である。
図2に示すように、ペレットストーブ70の外形は略直方体状をなし、室内90側(図面左側)には燃焼室71が形成され、燃焼室71の下部には木質ペレットPを入れて燃焼させる燃焼ポット72が設けられている。燃焼ポット72の下部には、燃焼ポット72から落下する灰を収容する灰受け73が設けられている。また、ペレットストーブ70の前面には、開閉可能な前面扉74が設けられている。この前面扉74を開けて、灰受け73の中の灰を清掃することができるようになっている。また、燃焼室71の屋外側(図面右側)には、排気パイプ75と送風パイプ76とが配置されている。排気パイプ75は、燃焼室71で発生した高温の燃焼ガスを屋外へと導くものであり、送風パイプ76は、室内90の空気を排気パイプ75内の燃焼ガスとの間で熱交換して暖め、この暖気を室内90に導くものである。
ペレットストーブ70の屋外側(図面右側)の上部には燃料タンク80が形成され、燃料タンク80の下部には燃料供給オーガ81が設けられている。燃料タンク80内には木質ペレットPが貯留され、この木質ペレットPは燃料供給オーガ81により燃料供給口77から燃焼室71の燃焼ポット72に送られる。また、燃料タンク80の下部には、排気ファン82、送風ファン83、導出パイプ84、及び導入パイプ85が設けられている。排気ファン82により排気パイプ75内の燃焼ガスが強制的に導出パイプ84から屋外に排出され、送風ファン83により送風パイプ76内の暖気が室内90に送られる。
導出パイプ84と導入パイプ85とは同心円状に配置され、導入パイプ85は、燃焼ポット72、及び燃焼室71に連結している。そのため、排気ファン82により排気パイプ75内の燃焼ガスが屋外に排出されることにより、屋外の空気が導入パイプ85より吸引され燃焼ポット72へと導かれるようになっている。さらに、燃料タンク80の外壁部には、燃料タンク80内の温度を検知する燃料タンク熱センサ86が貼付され、排気パイプ75の外壁には、燃焼ガスの温度を検知する排気熱センサ87が貼付されている。なお、便宜上、排気熱センサ87により検出された温度が燃焼室71内の温度として扱われる。
図3に示すように、非常用電源装置1は、電気的部品として整流器10、蓄電池11、インバータ12、切替スイッチ部13、遮断検知回路14、遅延切替制御部15、及びLED2を有している。入力端子18から供給される交流電力は、整流器10により降圧されて直流に変換され、変換された直流電力は蓄電池11により蓄電される。また、蓄電池11から供給される直流電力は、インバータ12により交流に変換されて昇圧される。切替スイッチ部13は、商用電源からの電力が入力端子18から直接供給される第1供給路16と、蓄電池11からの電力がインバータ12を経由して供給される第2供給路17とを切り替えて出力端子19に出力する。これにより、ペレットストーブ70に電力が供給される。なお、商用電源から電力が供給されている場合には、蓄電池11に電力が蓄電されるとともに切替スイッチ部13により第1供給路16に切り替えられ、商用電源が遮断されている場合には、切替スイッチ部13により第2供給路17に切り替えられる。
遮断検知回路14は、商用電源の遮断を検知し、遅延切替制御部15に検知信号を出力する。また、遅延切替制御部15は、その検知信号を入力してから所定時間に達した後、切替信号を切替スイッチ部13に出力する。この切替信号により、ペレットストーブ70への電力の供給が一定時間停止される。
以上の構成をした非常用電源装置1、及びペレットストーブ70の動作を図4、図5に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ペレットストーブ70の動作を説明する。図4に示すように、ペレットストーブ70に電源が投入されると(例えば、コンセント92に電源プラグが差し込まれた場合や、停電後に電源が復帰した場合)、ステップS11により燃焼室71、燃料タンク80の温度がチェックされる。燃焼室71の温度は排気熱センサ87により検知され、燃料タンク80の温度は燃料タンク熱センサ86により検知される。なお、排気熱センサ87により検出された温度を燃焼室71内の温度として扱っている。燃焼室71、燃料タンク80の温度が両方とも正常である場合はステップS15に進み、ペレットストーブ70の運転スイッチが押されるのを待つ。なお、本明細書において「温度が正常」とは、高温でなく、一定温度以下であることをいう。また、燃焼室71、燃料タンク80の温度の少なくとも一方が高温である場合はステップS12に進む。
ステップS12においては、排気ファン82が駆動される。これにより、燃焼室71内の燃焼ガスが排気パイプ75、導出パイプ84を通して屋外に排出されるとともに、屋外の空気が導入パイプ85から吸引され燃焼ポット72、燃焼室71へと導かれる。こうして、燃焼室71、及び燃料タンク80の温度が下げられる。
そして、ステップS13では、燃焼室71、燃料タンク80の両方の温度が正常になるまで待ち、ステップS14では、排気ファン82が停止される。その後、ステップS15において、ペレットストーブ70の運転スイッチが押されるのを待つ。
ペレットストーブ70の運転スイッチが押されると、ステップS16において、着火動作が開始される。すなわち、燃料供給オーガ81が駆動され着火用の木質ペレットPが燃焼ポット72に送り込まれ、着火ヒータにより木質ペレットPに着火される。そして、燃焼室71の温度の上昇を確認した後、ステップS17により排気ファン82、送風ファン83が駆動され、燃料供給オーガ81により適宜、木質ペレットPが燃焼ポット72に供給されて、木質ペレットPの安定した燃焼が維持される(通常運転)。
次に、非常用電源装置1の動作、及びそれに伴うペレットストーブ70の動作について説明する。図5に示すように、ステップS1において、遮断検知回路14により停電が検知されると、ステップS2、ステップS3が実行される。ステップS2、ステップS3において、45分以内に停電が復帰した場合、ステップS1に戻る。一方、停電が復帰したことにより、ペレットストーブ70は電源が投入された状態になる。そのため、ペレットストーブ70においては前述のように、ステップS11が実行される。
また、停電のまま45分以上が経過した場合は、ステップS4が実行される。この「45分」が請求項1の「所定時間」であるとともに、請求項2の「蓄電池の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間」である。なお、本実施形態においては、「蓄電池の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間」を45分としたが、この時間は使用する蓄電池11の総蓄電量により決定されるものであり、必ずしも45分に限定されることはない。
ステップS4においては、遅延切替制御部15により切替スイッチ部13へ切替信号が3秒間出力される。ステップS4以降が実行される場合は、蓄電池11に残された蓄電量が少なくなり、ペレットストーブ70を消火する場合である。切替スイッチ部13が切替信号を入力すると、第2供給路17から第1供給路16に切り替えられる。この際、商用電源は停電中であるため、ペレットストーブ70への電力の供給が停止され、燃料供給オーガ81、排気ファン82、送風ファン83等のすべての動力源が停止される。そして、3秒後、遅延切替制御部15から切替スイッチ部13への切替信号が停止されると、切替スイッチ部13により、再度、第1供給路16から第2供給路17に切り替えられる。
これにより、ペレットストーブ70に電源が投入された状態となり、ペレットストーブ70は前述のように、燃焼室71、燃料タンク80の温度がチェックされる(ステップS11)。そして、燃焼室71の温度が高温であるため、排気ファン82のみが駆動される(ステップS12)。この際、新たな木質ペレットPが燃焼室71内に供給されることはなく、蓄電池11には少なくとも燃焼室71内の木質ペレットPの燃焼を終了させることができるだけの蓄電量が残されている。これにより、燃焼室71内に残留する木質ペレットPを完全燃焼させることができる。ここで、「3秒」が請求項1の「一定時間」である。なお、本実施形態においては「一定時間」を3秒としたが、必ずしも3秒でなくてもよい。ただし、この「一定時間」は2秒から5秒が望ましい。2秒から5秒であれば、確実にペレットストーブ70を電源が投入された状態にすることができる上、ペレットストーブ70の円滑な運転が確保されるからである。
ステップS5においては、LED2が点滅される。これにより、蓄電池11の蓄電量が僅かであるために、ペレットストーブ70の運転が停止されたことを知ることができる。そして、ステップS6において停電が復帰するまで待つ。停電が復帰すると、ステップS7においてLED2が消灯され、ステップS1に制御が戻される。なお、停電中に蓄電池11の蓄電量がなくなった場合(非常用電源装置1はステップS6を実行中)、ペレットストーブ70、及び非常用電源装置1ともに動作を停止するが、燃焼室71内に残留する木質ペレットPはすでに完全燃焼しているため、安全性が確保される。また、停電中に停電が復帰した場合、切替スイッチ部13により、第2供給路17から第1供給路16に切り替えられるため、ペレットストーブ70は何ら問題なく実行中のステップを継続して実行することができる。
実施形態1のペレットストーブの非常用電源装置においては、商用電源が遮断されている場合には、切替スイッチ部13により第2供給路17に切り替えられて、蓄電池11からペレットストーブ70に電力が供給される。そのため、停電時であっても継続してペレットストーブ70を運転することができる。
また、遅延切替制御部15は、遮断検知回路14が商用電源の遮断を検知してから45分経過後、切替信号を切替スイッチ部13に3秒間出力する。これにより、ペレットストーブ70に電源が投入された状態となり、ペレットストーブ70は通常の電源投入時の動作を行う。この際、蓄電池11には、少なくとも燃焼室71内の木質ペレットPの燃焼を終了させることができるだけの蓄電量が残されている。これにより、ペレットストーブ70の使用中に長時間に亘る停電が起きた場合であっても、燃焼室71内に残留する木質ペレットPを完全燃焼させることができる。したがって、このペレットストーブの非常用電源装置によれば、停電時においても継続して運転することができるとともに、安全に消火することができる。
また、このペレットストーブの非常用電源装置では、遮断検知回路14が商用電源の遮断を検知してから、遅延切替制御部15が切替スイッチ部13に切替信号を出力するまでの時間である45分は、蓄電池11の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間である。このため、蓄電池11が経年劣化を起こした場合であっても、ペレットストーブ70を安全に消火することができる時間を確実に確保することができる。
さらに、このペレットストーブの非常用電源装置では、切替信号が出力されると同時に、蓄電池11の蓄電量が僅かである旨を告知する告知手段であるLED2を有するため、ペレットストーブ70の運転停止の原因を知ることができ、ペレットストーブ70の使用者にとって便利である。また、告知手段としてLED2を用いているため、消費電力が少ない上、安価である。さらに、本実施形態においては、告知手段としてLED2を用いているが、これに限定されることはなく、例えば、ブザー等を用いることができる。
次に、実施形態2の非常用電源装置を組み込んだペレットストーブについて説明する。図6に示すように、このペレットストーブ20は、実施形態1の非常用電源装置1が用いられるペレットストーブ70と略同様の構成をしている。そのため、ペレットストーブ70と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。
非常用電源装置21は、ペレットストーブ20のハウジング23内に収納して組み込まれている。そして、非常用電源装置21は、スライドレール25によりハウジング23の側面から外に引き出し可能にされている。また、LED22は、ハウジング23の上部に取り付けられている。それ以外の構成については、実施形態1の非常用電源装置1と同様であり、その説明を省略する。
実施形態2のペレットストーブ20においては、非常用電源装置21の設置場所を別途確保する必要がなく、省スペースに寄与することができる。また、非常用電源装置21がスライドレール25によりハウジング23外に引き出し可能にされているため、メインテナンスの際に便利である。それ以外の作用、効果については実施形態1と同様である。
以上、本発明のペレットストーブの非常用電源装置、及びこれを組み込んだペレットストーブを実施形態1、2に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
1、21…ペレットストーブの非常用電源装置、2、22…告知手段(LED)、11…蓄電池、13…切替スイッチ部、14…遮断検知回路、15…遅延切替制御部、16…第1供給路、17…第2供給路、20、70…ペレットストーブ、23…ハウジング、25…スライドレール、71…燃焼室、82…排気ファン、P…木質ペレット。

Claims (6)

  1. 電源投入時に燃焼室内の木質ペレットが燃焼中である場合、新たな該木質ペレットを供給することなく、該燃焼室内の該木質ペレットの燃焼が終了するまで排気ファンを駆動するペレットストーブに用いられ、
    商用電源からの電力が供給される第1供給路と、蓄電池からの電力が供給される第2供給路とを切り替えて該ペレットストーブに電力を供給する切替スイッチ部を備え、
    商用電源から電力が供給されている場合には、該蓄電池に電力が蓄電されるとともに該切替スイッチ部により第1供給路に切り替えられ、商用電源が遮断されている場合には、該切替スイッチ部により第2供給路に切り替えられるペレットストーブの非常用電源装置であって、
    商用電源の遮断を検知する遮断検知回路と、
    該遮断検知回路が商用電源の遮断を検知してから所定時間経過後、該第1供給路に切り替えて該ペレットストーブへの電力の供給を一定時間だけ停止させる切替信号を該切替スイッチ部に出力する遅延切替制御部と、を有し、
    該所定時間経過後に該蓄電池に残された蓄電量により、少なくとも該燃焼室内の該木質ペレットの燃焼を終了させることができることを特徴とするペレットストーブの非常用電源装置。
  2. 前記所定時間とは、前記蓄電池の総蓄電量の40%から80%の蓄電量が消費される時間であることを特徴とする請求項1記載のペレットストーブの非常用電源装置。
  3. 前記切替信号が出力されると同時に、前記蓄電池の蓄電量が僅かである旨を告知する告知手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のペレットストーブの非常用電源装置。
  4. 前記告知手段は、LEDであることを特徴とする請求項3記載のペレットストーブの非常用電源装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のペレットストーブの非常用電源装置をハウジング内に収納して組み込んだことを特徴とするペレットストーブ。
  6. 前記ペレットストーブの非常用電源装置は、スライドレールにより前記ハウジング外に引き出し可能にされていることを特徴とする請求項5記載のペレットストーブ。

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