JP2016031025A - コジェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コジェネレーションシステムにおいて、ユーザに対する利便性の悪化を招くことなくサービス性を向上させる。【解決手段】コジェネレーションシステムの発電制御装置14は、電力発生装置11の出力電力が判定値以下であり、かつ、給湯装置21における燃料の燃焼が行われていない場合に、ユーザが不在であると判定し(不在判定部:ステップS102)、電力発生装置11または給湯装置21への燃料の供給が継続する継続時間が、第一所定時間以上かつ前記第一所定時間より長い第二所定時間未満である場合であって、不在判定部によってユーザが不在であると判定されたとき、電力発生装置11および給湯装置21の運転を停止して、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避する(遮断回避制御部:ステップS108)。【選択図】 図2

Description

本発明は、コジェネレーションシステムに関する。
コジェネレーションシステムの一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図2,3に示されているように、コジェネレーションシステムは、運転実績データを逐次に蓄積記憶しながら、不在判定手段が使用者が不在であるか否かを判定し続ける。コジェネレーションシステムは、不在であると判定した時には運転実績の蓄積記憶を中止し、さらに不在開始時に遡及し、それ以降に蓄積記憶した運転実績データを消去するようになっている。また、コジェネレーションシステムは、不在が長期の場合およびその他の条件により、貯湯槽からの出湯を禁止して貯湯槽内の水の入替えを推奨する表示を使用者に向けて行うようになっている。
特開2006−090604号公報
上述したコジェネレーションシステムにおいては、一般的に、燃料供給源と電力発生装置および給湯装置との間に設けられ、燃料の使用状況を監視し停止判断をするとともに、停止判断をしたときに燃料の遮断をするマイコンメータが設けられている。このマイコンメータは、燃料の流通が一定期間以上継続すると、燃料の遮断をする。マイコンメータが遮断状態となると、ユーザはその解除のためメンテナンスを依頼する必要が生じるため、手間がかかりサービス性が悪化するという問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、コジェネレーションシステムにおいて、ユーザに対する利便性の悪化を招くことなくサービス性を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るコジェネレーションシステムは、燃料供給源から供給された燃料により発電をするとともに、発電の際に発生する熱エネルギーを回収する排熱回収部を備えている電力発生装置と、燃料供給源から供給された燃料の燃焼、および排熱回収部によって回収された熱エネルギーの少なくとも何れか一方によって湯水を生成して湯水使用場所に供給する給湯装置と、燃料供給源と電力発生装置および給湯装置との間に設けられ、燃料の使用状況を監視し停止判断をするとともに、停止判断をしたときに燃料の遮断をするマイコンメータと、電力発生装置の発電を制御するとともに給湯装置の燃料の燃焼を制御するための制御装置と、を備え、制御装置は、電力発生装置の出力電力が判定値以下であり、かつ、給湯装置における燃料の燃焼が行われていない場合に、ユーザが不在であると判定する不在判定部と、電力発生装置または給湯装置への燃料の供給が継続する継続時間が、第一所定時間以上かつ前記第一所定時間より長い第二所定時間未満である場合であって、不在判定部によってユーザが不在であると判定されたとき、電力発生装置および給湯装置の運転を停止して、マイコンメータの燃料の遮断を回避する遮断回避制御部と、を備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、電力発生装置および給湯装置の運転を停止させることにより、マイコンメータの燃料の遮断を回避することができる。よって、コジェネレーションシステムは、燃料の流通(供給)が一定期間以上継続することによりマイコンメータが燃料の遮断をする前であってユーザの不在時にマイコンメータの燃料の遮断を回避することが可能となる。その結果、ユーザに対する利便性の悪化を招くことなくサービス性を向上させることができる。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係るコジェネレーションシステムにおいて、排熱回収部は、熱エネルギーを熱媒体に回収し、給湯装置は、熱媒体を供給する熱媒体供給管が接続され、制御装置は、不在判定部によってユーザが不在であると判定されたとき、外気温度が判定温度以下である場合、熱媒体供給管に高温である熱媒体を流通させることにより、熱媒体供給管の凍結を防止する凍結防止制御部をさらに備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、マイコンメータの燃料の遮断を回避することに加えて、熱媒体供給管の凍結を防止することができる。よって、コジェネレーションシステムは、ユーザの不在時に熱媒体供給管の凍結の防止をすることが可能となる。その結果、ユーザが給湯装置を使用する際に、凍結によって湯水が供給されないという不具合の発生を確実に抑制し、ユーザの利便性を向上させることができる。
また請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係るコジェネレーションシステムにおいて、制御装置は、不在判定部によってユーザが不在であると判定されたとき、電力発生装置および給湯装置を制御して、排熱回収部によって回収された熱エネルギーを利用して湯水を生成する湯水生成制御部をさらに備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、マイコンメータの燃料の遮断を回避することに加えて、排熱回収部によって回収された熱エネルギーを利用して湯水を生成することができる。よって、コジェネレーションシステムは、給湯装置における燃料の燃焼を利用して湯水を生成するのではなく、排熱回収部によって回収された熱エネルギーを優先的に利用して湯水を生成することが可能となる。その結果、熱効率を向上させることができ、経済性を向上させることができる。
また請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に係るコジェネレーションシステムにおいて、電力発生装置は、原動機による発電機を備えている。
これによれば、原動機による発電機を備えているコジェネレーションシステム(例えばガスエンジンコジェネレーションシステム、ガスタービンコジェネレーションシステムなど)は、起動運転・停止運転が比較的短時間で行われるものであるため、上述したマイコンメータの燃料の遮断の回避、熱媒体供給管の凍結の防止、および、排熱回収部によって回収された熱エネルギーを利用する湯水の生成をより有効に行うことができる。
本発明によるコジェネレーションシステムの一実施形態を示す概要図である。 図1に示す発電制御装置で実行される制御プログラム(マイコンメータ燃料遮断回避制御)のフローチャートである。 図1に示す発電制御装置で実行される制御プログラム(不在判定)のフローチャートである。 本発明によるコジェネレーションシステムの一実施形態の第一変形例を示す概要図である。 図4に示す発電制御装置で実行される制御プログラム(マイコンメータ燃料遮断回避制御+凍結防止制御)のフローチャートである。 図4に示す発電制御装置で実行される制御プログラム(マイコンメータ燃料遮断回避制御+湯水生成制御)のフローチャートである。
以下、本発明によるコジェネレーションシステムの一実施形態について説明する。図1に示すように、コジェネレーションシステムは、発電ユニット10および給湯ユニット20を備えている。
発電ユニット10は、電力発生装置11、電力変換装置12、熱交換器13および発電制御装置14を備えている。電力発生装置11は、燃料供給源Gsから供給された燃料により発電をする。
電力発生装置11は、ガスエンジン11a、発電機11bおよび排熱回収部11cを備えている。ガスエンジン11aは、燃料供給管15を介して燃料供給源Gsから燃料が供給される。ガスエンジン11aは、ガス(例えば、天然ガス)を燃料として動力を発生する内燃機関(原動機)であり、ガスエンジン11aの出力によって発電機11bが駆動される。発電機11bは、機械的エネルギー(仕事)から電気エネルギー(電力)を得る機械(電力機器)であり、ガスエンジン11aを動力源として電力を発生し電力変換装置12に出力する。
排熱回収部11cは、発電の際にガスエンジン11aおよび発電機11bで発生する熱エネルギーを回収するものである。例えば、排熱回収部11cは、ガスエンジン11aおよび発電機11bで発生する熱エネルギーと熱媒体(例えば冷却水)とが熱交換する熱交換器により構成されている。
電力変換装置12は、電力発生装置11から供給された直流電流(直流電力)を交流電流(交流電力)に変換するものである。また、電力変換装置12は、変換した交流電流を出力する機能を備えている。電力変換装置12には、送電線16の一端が接続されており、電力変換装置12の交流電力が送電線16に出力されるようになっている。送電線16の他端には、負荷装置17が接続されている。電力変換装置12が出力する電力は、必要に応じて送電線16を介して負荷装置17に供給されるようになっている。負荷装置17は、電灯、アイロン、テレビ、洗濯機、電気コタツ、電気カーペット、エアコン、冷蔵庫などの電気器具である。負荷装置17は、電力使用場所A1に設置されている。
なお、電力発生装置11は交流電流(交流電力)を発生するものでもよい。この場合、電力変換装置12は、交流電流を直流電力に変換する機能を備えるようにすればよい。
また、電力変換装置12は、電源ライン31および送電線16を介して供給される系統電源30からの交流電力を直流電力に変換して出力する機能も備えている。電力変換装置12は、供給された直流電力を所定の直流電力に変換して発電制御装置14、補機などに供給している。補機は、燃料を供給するためのポンプ15a、熱媒体循環ライン18の熱媒体を循環するためのポンプ18aなどである。
送電線16上であって電力変換装置12と負荷装置17の間には、一端が系統電源30に接続された電源ライン31の他端が接続部16aで接続されている。発電ユニット10が発電する電力より負荷装置17の消費電力が上回った場合、その不足電力は、系統電源30からの電力が電源ライン31を介して供給されるようになっている。このように、負荷装置17は、系統電源30からの電力および電力変換装置12からの電力が供給されるようになっている。
また、電源ライン31上であって系統電源30と接続部16aの間には、電流センサ31aが配設されている。電流センサ31aは、系統電源30から電力変換装置12へ供給される電力の電流を検出するものである。なお、本実施形態においては、系統電源30の電流を検出するために電流センサ31aを配設しているが、系統電源30から電力変換装置12へ供給される電力を検出する電力センサを配設するようにしても良い。
また、送電線16上であって電力変換装置12と接続部16aとの間に開閉器16bが設けられている。開閉器16bは、開路または閉路することにより電力変換装置12と系統電源30とを電気的に遮断または接続するものである。
また、燃料供給管15には、ポンプ15aおよびマイコンメータ41が設けられている。ポンプ15aは、ガスエンジン11aに燃料を供給する燃料供給装置であり、発電制御装置14からの制御指令値にしたがって燃料供給源Gsからの燃料供給量(供給流量(単位時間あたりの流量))を調整するものである。
マイコンメータ41は、燃料供給源Gsと電力発生装置11および給湯装置21との間に設けられている。マイコンメータ41は、電力発生装置11および給湯装置21に供給されている燃料の使用状況を監視し停止判断をするとともに、停止判断をしたときに燃料の遮断を行う。すなわち、マイコンメータ41は、燃料の供給が所定期間(例えば30日)以上継続した場合、燃料の供給の遮断を行うように構成されている。
熱交換器13は、排熱回収部11cが設けられている熱媒体循環ライン18に設けられている。熱媒体循環ライン18には、排熱回収部11cにて排熱を回収した(熱交換した)熱媒体が循環されている。熱交換器13は、熱媒体循環ライン18の熱媒体と熱媒体循環ライン27の熱媒体との間で熱交換が行われる。よって、排熱回収部11cからの回収排熱が熱媒体循環ライン27の熱媒体に回収される。なお、熱媒体循環ライン18には、ポンプ18aが設けられている。ポンプ18aは、熱媒体循環ライン18の熱媒体を循環する循環装置であり、発電制御装置14からの制御指令値にしたがって循環流量(単位時間あたりの流量)を調整するものである。
発電制御装置14は、電力発生装置11の制御を少なくとも行うもの(発電ユニット10を統括的に制御するもの)である。具体的には、発電制御装置14は、電流センサ31aによって検出される負荷装置17の消費電力となるように電力発生装置11の発電量の制御を行う。発電制御装置14は、負荷装置17の消費電力となるようにガスエンジン11aおよび発電機11bの制御を行う。このとき、電力発生装置11の発電する電力が負荷装置17の消費電力を下回る場合は、その不足電力を系統電源30から受電して補うようになっている。
発電制御装置14は、電流センサ31aの検出信号が入力されるようになっている。発電制御装置14は、入力された電流センサ31aの信号に基づいて、負荷装置17の消費電力量を算出したり、系統電源30の停電を検出したりする。また、発電制御装置14は、開閉器16bを開閉制御する。
給湯ユニット20は、図1に示すように、給湯装置21および給湯制御装置22を備えている。
給湯装置21は、燃料供給源Gsから供給された燃料の燃焼、および排熱回収部11cによって回収された熱エネルギー(回収排熱)の少なくとも何れか一方によって湯水を生成して湯水使用場所A2に供給するものである。
給湯装置21は、燃焼装置21aおよび2つの熱交換器21b,21cを含んで構成されている。
燃焼装置21aは、燃料供給管15に接続されている燃料供給管23を介して燃料供給源Gsから燃料が供給されている。燃料供給管23は、燃料供給管15(マイコンメータ41と電力発生装置11と間)に接続されており、ポンプ23aが設けられている。ポンプ23aは、燃焼装置21aに燃料を供給する燃料供給装置であり、給湯制御装置22からの制御指令値にしたがって燃料供給源Gsからの燃料供給量(供給流量(単位時間あたりの流量))を調整するものである。
燃焼装置21aは、燃料供給源Gsから供給された燃料の燃焼が行われるように構成されている。燃焼装置21aには、熱交換器21bが付設されている。熱交換器21bは、燃焼装置21aの燃焼熱と、給水管24を介して給水源Wsから供給される給水とを熱交換する。すなわち、熱交換器21bは、燃焼装置21aの燃焼熱により給水を加熱する。熱交換器21bには、一端が湯利用機器A2aに接続されている給湯管25の他端が接続されている。熱交換器21bは、供給された給水を燃焼装置21aによって加熱して湯水として湯利用機器A2aに供給する。湯利用機器A2aは、湯水使用場所A2に設置されており、湯水を給湯として利用するものである。湯利用機器A2aは、浴槽、シャワ、キッチン(キッチンの蛇口)、洗面所(洗面所の蛇口)などである。
また、熱交換器21bは、燃焼装置21aの燃焼熱と、湯水循環ライン26を介して熱利用機器A2bから供給される熱媒体(湯水である)とを熱交換する。すなわち、熱交換器21bは、燃焼装置21aの燃焼熱により熱媒体を加熱する。湯水循環ライン26には、熱交換器21b、熱交換器21cおよび熱利用機器A2bが配設されている。熱交換器21bは、供給された熱媒体を燃焼装置21aによって加熱して熱利用機器A2bに供給する。熱利用機器A2bは、湯水使用場所A2に設置されており、熱媒体(湯水)を熱源として利用するものである。熱利用機器A2bは、浴室暖房、床暖房、浴槽の湯の追い炊き機構などである。
熱交換器21cは、熱交換器13が設けられている熱媒体循環ライン27に設けられている。なお、熱媒体循環ライン27は、発電ユニット10と給湯ユニット20との間に配設されており、室外に曝されている部分もある。外気温度が低いとき、この室外に曝されている部分が凍結する可能性がある。熱媒体循環ライン27には、熱交換器13にて熱交換した熱媒体が循環されている。熱交換器13においては、熱媒体循環ライン18を循環する、排熱回収部11cにて排熱を回収した(熱交換した)熱媒体と、熱媒体循環ライン27の熱媒体と、の間で熱交換が行われる。よって、排熱回収部11cからの回収排熱が熱媒体循環ライン27の熱媒体に回収される。
熱交換器21cは、排熱回収部11cからの回収排熱と、給水管24を介して給水源Wsから供給される給水とを熱交換する。すなわち、熱交換器21cは、回収排熱により給水を加熱する。熱交換器21cは、給湯管25の途中に配設されている。熱交換器21cは、供給された給水を回収排熱によって加熱して湯水として湯利用機器A2aに供給することが可能である。
また、熱交換器21cは、回収排熱と、湯水循環ライン26を介して熱利用機器A2bから供給される熱媒体とを熱交換する。すなわち、熱交換器21cは、回収排熱により熱媒体を加熱する。熱交換器21cは、湯水循環ライン26を循環する熱媒体を燃焼装置21aによって加熱して熱利用機器A2bに供給することが可能である。
なお、給水管24、湯水循環ライン26、および熱媒体循環ライン27には、ポンプ24a,26a,27aがそれぞれ設けられている。ポンプ24aは、熱交換器21bおよび熱交換器21cに給水する給水装置であり、給湯制御装置22からの制御指令値にしたがって給水源Wsからの給水量(供給流量(単位時間あたりの流量))を調整するものである。ポンプ26aは、湯水循環ライン26の熱媒体を循環する循環装置であり、給湯制御装置22からの制御指令値にしたがって循環流量(単位時間あたりの流量)を調整するものである。ポンプ27aは、熱媒体循環ライン27の熱媒体を循環する循環装置であり、給湯制御装置22からの制御指令値にしたがって循環流量(単位時間あたりの流量)を調整するものである。
給湯制御装置22は、発電制御装置14と互いに通信可能に接続されている。給湯制御装置22は、給湯装置21を統括的に制御するものである。
さらに、給湯ユニット20は、リモコン28を備えている。リモコン28は、湯水使用場所A2に設置されている。リモコン28は、給湯ユニット20を遠隔から操作するものであり、発電ユニット10も操作できる。リモコン28は、給湯制御装置22と互いに通信可能に接続されており、操作部、表示部を備えている。操作部は、給湯温度、床暖房の設定温度、湯張り設定温度などを操作により設定できる。表示部は、給湯温度、床暖房の設定温度、湯張り設定温度などを表示できるとともに、電力発生装置11(発電ユニット10)の発電する電力や使用電力量などの発電ユニット10の運転状況を表示できる。また、リモコン28は、前述した設定状況、運転状況が音声で出力されるように構成されている。
次に、上述したコジェネレーションシステムの基本動作について説明する。発電制御装置14は、図示しないスタートスイッチが押されて運転が開始される場合、または計画運転にしたがって運転が開始される場合には、起動運転を開始する。ここで、系統電源30から電力の供給がある場合(停電などない場合)は、開閉器16bは閉路となるように発電制御装置14によって制御されている。このように、系統電源30からの電力供給が正常である場合、すなわち電力発生装置11が系統電源30と系統連系されている。
起動運転が開始されるときは、発電制御装置14は、ポンプ15aなどを作動させ、電力発生装置11のガスエンジン11aに燃料の供給を開始する。さらに、発電制御装置14は、ガスエンジン11aのスロットル(図示省略)の開度を制御して、ガスエンジン11aをアイドリング状態にする。アイドリング状態において、ガスエンジン11aは最低発電量を出力する。ガスエンジン11aの所定箇所が所定温度以上となれば、起動運転は終了し、定常運転(通常発電運転)が開始される。
通常発電運転中では、発電制御装置14は、電力発生装置11の発電する電力が、電流センサ31aからの検出信号に基づいて算出される負荷装置17の消費電力となるようにポンプ15aからの供給量を制御して、燃料をガスエンジン11aに供給する。さらに、発電制御装置14は、算出された負荷装置17の消費電力となるようにガスエンジン11aのスロットルの開度を調整する。
このような発電運転中に、図示しないストップスイッチが押されて発電運転が停止される場合、または運転計画にしたがって運転が停止される場合には、発電制御装置14は、コジェネレーションシステムの停止運転(停止処理)を実施する。発電制御装置14は、電力発生装置11から電力を引くのを停止し、ガスエンジン11aへの燃料供給を停止する。
このような停止運転が終了すると、コジェネレーションシステムは待機状態(待機時)となる。待機時は、コジェネレーションシステムの発電停止状態(すなわち、起動運転、発電運転、停止運転のいずれの運転中でない状態である。)のことであり、発電指示(スタートスイッチのオンなど)を待っている状態のことである。
次に、コジェネレーションシステムの不在時制御の一例について説明する。発電制御装置14は、コジェネレーションシステムが運転中において、図2に示すフローチャートに対応するプログラムを所定の短時間毎に実行している。
発電制御装置14は、ステップS102において、ユーザが不在であるか否かの判定(不在判定)をする。具体的には、発電制御装置14は、図3に示すフローチャートに対応するプログラムを実行する。発電制御装置14は、系統電源30からの電力である系統電力量(負荷装置17の総消費電力量すなわち電力発生装置11の出力電力量)が判定値(例えば、300W)より小さい状態が所定時間(例えば1時間)継続し、かつ、給湯装置21の燃焼装置21aにオン指令がない場合(給湯装置21における燃料の燃焼が行われていない場合)、ステップS202,204にて「YES」と判定し、ユーザが不在である旨の判定をする(ステップS206)。
一方、発電制御装置14は、系統電源30からの電力である系統電力量が判定値(例えば、300W)以上となった場合、ステップS202にて「NO」と判定し、ユーザが在宅である旨の判定をする(ステップS208)。なお、系統電源30からの電力である系統電力が判定値(例えば、300W)以上となった状態が所定時間継続する場合、ユーザが在宅である旨の判定をするようにしてもよい。また、ステップS202の処理の後に、系統電源30からの電力である系統電力量が、上述した判定値に所定値(例えば50W)を加算して得た値である判定値(例えば、350W)以上であるか否かを判定する処理を加えてもよい。これにより、不在判定にヒステリシスを設定することができる。
また、発電制御装置14は、給湯装置21の燃焼装置21aにオン指令がある場合、ステップS204にて「NO」と判定し、ユーザが在宅である旨の判定をする(ステップS208)。このように、発電制御装置14は、系統電源30からの電力である系統電力が判定値以上となった場合、または、給湯装置21の燃焼装置21aにオン指令がある場合、ユーザが在宅である旨の判定をする。
なお、ユーザが不在である場合、基本的には負荷装置17は通常使用されておらず、負荷装置17の消費電力は待機電力の合計である。よって、ステップS202において、負荷装置17の総消費電力量と判定値とを比較することにより、ユーザが不在であるか否かを判定することができる。なお、判定値はユーザによって設定変更可能である。不在時における負荷装置17の総消費電力は、ユーザによって異なるからである。
また、ユーザが不在である場合、基本的には給湯装置21は使用されておらず、給湯装置21の燃焼装置21aに対するオン指令はない。よって、ステップS204において、給湯装置21の燃焼装置21aに対するオン指令の有無により、ユーザが不在であるか否かを判定することができる。
発電制御装置14は、ユーザが在宅である場合、ステップS102にて「NO」の判定を繰り返す。一方、発電制御装置14は、ユーザが不在である場合、ステップS102にて「YES」と判定し、プログラムをステップS104に進める。
発電制御装置14は、ステップS104において、燃料供給の継続時間が第一所定時間(例えば25日)以上かつ第一所定時間より長い第二所定時間(30日)未満であるか否かを判定する。燃料供給の継続時間は、ガスエンジン11aの駆動および給湯装置21の燃焼装置21aの燃焼の少なくともいずれか一方が行われているため、燃料の供給が継続している時間である。なお、第二所定時間は、マイコンメータ41にて行われる燃料の遮断にかかる所定期間(30日)に設定されるのが好ましい。また、第二所定時間は、余裕を見て所定期間より短い期間(例えば、28〜29日)に設定されるのがより好ましい。
発電制御装置14は、燃料供給の継続時間が第一所定時間(例えば25日)以上かつ第一所定時間より長い第二所定時間(30日)未満でない場合、ステップS104にて「NO」と判定し、プログラムをステップS102に戻す。一方、燃料供給の継続時間が第一所定時間(例えば25日)以上かつ第一所定時間より長い第二所定時間(30日)未満である場合、ステップS104にて「YES」と判定し、プログラムをステップS106以降に進める。
発電制御装置14は、電力発生装置11または給湯装置21への燃料の供給が継続する継続時間が、第一所定時間以上かつ第二所定時間未満である場合であって、ステップS102(不在判定部)によってユーザが不在であると判定されたとき、原則として、電力発生装置11および給湯装置21の運転を停止して、電力発生装置11および給湯装置21への燃料の供給を停止する(ステップS108:マイコンメータ遮断回避制御)。これにより、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避することができる。
なお、発電制御装置14は、不在判定時が設定時間帯内であれば、ステップS106にて「YES」と判定し、プログラムをステップS108に進めて、その判定時にマイコンメータ遮断回避制御を実施する。一方、発電制御装置14は、不在判定時が設定時間帯外であれば、ステップS106にて「NO」と判定し、プログラムをステップS102に戻す。なお、設定時間帯は、ユーザが任意の時間帯に設定することができる。例えば、設定時間帯は、平日の昼間であるユーザが留守の時間帯に設定される。
さらに、発電制御装置14は、マイコンメータ遮断回避制御が開始された時点以降であって、ユーザの不在が所定時間(例えば1時間)継続した場合、ステップS110,112にてそれぞれ「YES」と判定し、マイコンメータ遮断回避制御を中止(終了)する(ステップS114)。以降、電力発生装置11および給湯装置21は通常の運転が実施される。
ステップS110においては、上述したステップS102と同様な処理が行われる。ステップS112においては、マイコンメータ遮断回避制御が開始された時点から、ユーザの不在が所定時間経過したか否かが判定される。ステップS114において、電力発生装置11および給湯装置21への燃料の供給の停止が解除される。
上述した実施形態から明らかなように、本実施形態に係るコジェネレーションシステムは、燃料供給源Gsから供給された燃料により発電をするとともに、発電の際に発生する熱エネルギーを回収する排熱回収部11cを備えている電力発生装置11と、燃料供給源Gsから供給された燃料の燃焼、および排熱回収部11cによって回収された熱エネルギーの少なくとも何れか一方によって湯水を生成して湯水使用場所A2に供給する給湯装置21と、燃料供給源Gsと電力発生装置11および給湯装置21との間に設けられ、燃料の使用状況を監視し停止判断をするとともに、停止判断をしたときに燃料の遮断をするマイコンメータ41と、電力発生装置11の発電を制御するとともに給湯装置21の燃料の燃焼を制御するための発電制御装置14(制御装置)と、を備えている。発電制御装置14は、電力発生装置11の出力電力が判定値以下であり、かつ、給湯装置21における燃料の燃焼が行われていない場合に、ユーザが不在であると判定する不在判定部(ステップS102)と、電力発生装置11または給湯装置21への燃料の供給が継続する継続時間が、第一所定時間以上かつ前記第一所定時間より長い第二所定時間未満である場合であって、不在判定部(ステップS102)によってユーザが不在であると判定されたとき、電力発生装置11および給湯装置21の運転を停止して、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避する遮断回避制御部(ステップS108)と、を備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、電力発生装置11および給湯装置21の運転を停止させることにより、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避することができる。よって、コジェネレーションシステムは、燃料の流通(供給)が一定期間(第二所定期間:例えば30日)以上継続することによりマイコンメータ41が燃料の遮断をする前であってユーザの不在時にマイコンメータ41の燃料の遮断を回避することが可能となる。その結果、ユーザに対する利便性の悪化を招くことなくサービス性を向上させることができる。
また本実施形態に係るコジェネレーションシステムにおいて、電力発生装置11は、ガスエンジン11a(原動機)による発電機11bを備えている。
これによれば、原動機による発電機11bを備えているコジェネレーションシステム(例えばガスエンジンコジェネレーションシステム、ガスタービンコジェネレーションシステムなど)は、起動運転・停止運転が比較的短時間で行われるものであるため、上述したマイコンメータ41の燃料の遮断の回避(、熱媒体供給管の凍結の防止、および、排熱回収部11cによって回収された熱エネルギーを利用する湯水の生成)をより有効に行うことができる。
次に、コジェネレーションシステムの不在時制御の第一変形例(凍結防止制御)について説明する。
本第一変形例によるコジェネレーションシステムは、図4に示すように、外気温度を検出する温度センサ42を備えている。温度センサ42の検出結果は、発電制御装置14に出力されるようになっている。
さらに、コジェネレーションシステムは、回収した電力発生装置11の排熱を貯める小型タンク19を備えている。小型タンク19は、熱交換器13が設けられている熱媒体循環ライン19aに設けられている。熱交換器13は、熱媒体循環ライン18の熱媒体と熱媒体循環ライン19aの熱媒体との間で熱交換が行われる。熱媒体循環ライン19aには、熱交換器13にて排熱(電力発生装置11の排熱)を回収した(熱交換した)熱媒体が循環されている。小型タンク19内には熱媒体が貯湯できるようになっている。
熱交換器13は、熱媒体循環ライン19aの熱媒体と熱媒体循環ライン27の熱媒体との間で熱交換が行われる。小型タンク19に蓄えられている排熱は、熱媒体循環ライン27の熱媒体に回収(移動)可能である。
なお、熱媒体循環ライン19aには、ポンプ19a1が設けられている。ポンプ19a1は、熱媒体循環ライン19aの熱媒体を循環する循環装置であり、発電制御装置14からの制御指令値にしたがって循環流量(単位時間あたりの流量)を調整するものである。
他の構成は、上述した実施形態と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
発電制御装置14は、コジェネレーションシステムが運転中において、図5に示すフローチャートに対応するプログラムを所定の短時間毎に実行している。本第一変形例においては、ステップS108のマイコンメータ遮断回避制御と同時に凍結防止制御を実施する(ステップS304)とともに、ステップS114のマイコンメータ遮断回避制御の中止と同時に凍結防止制御の中止を実施(ステップS306)する点で、上述したマイコンメータ遮断回避制御の場合と異なる。他の処理は、上述したマイコンメータ遮断回避制御の場合と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
ステップS302において、発電制御装置14は、温度センサ42から外気温度を取得し、外気温度が判定温度(例えば0℃)以下であるか否かを判定する。外気温度が判定温度より高い場合、発電制御装置14は、ステップS302にて「NO」と判定し、凍結防止制御を実施しない。一方、外気温度が判定温度以下である場合、発電制御装置14は、ステップS302にて「YES」と判定し、凍結防止制御を実施する(ステップS304)。
ステップS304において、発電制御装置14は、ポンプ27aを駆動させて、熱媒体循環ライン27に熱媒体を循環させる。これにより、外気温度が低くても、熱媒体循環ライン27が凍結するのを防止することができる。このとき、発電制御装置14は、ポンプ19a1も駆動させて、熱媒体循環ライン19aに熱媒体を循環させる。これにより、小型タンク19に蓄えられている高温の熱媒体によって、熱媒体循環ライン27の熱媒体が加熱され、熱媒体循環ライン27が凍結するのをより確実に防止することができる。
ステップS306において、発電制御装置14は、ポンプ27aの駆動を中止して、熱媒体循環ライン27の熱媒体の循環を中止する。また、発電制御装置14は、ポンプ19a1の駆動も中止して、熱媒体循環ライン19aの熱媒体の循環も中止する。
本第一変形例によるコジェネレーションシステムにおいて、排熱回収部11cは、電力発生装置11で発生する熱エネルギーを熱媒体に回収し、給湯装置21は、熱エネルギーを回収した熱媒体を供給する熱媒体供給管である熱媒体循環ライン27が接続されている。発電制御装置14は、不在判定部(ステップS102)によってユーザが不在であると判定されたとき、外気温度が判定温度以下である場合、熱媒体循環ライン27に高温である熱媒体を流通させることにより、熱媒体循環ライン27の凍結を防止する凍結防止制御部(ステップS304)をさらに備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避することに加えて、熱媒体循環ライン27の凍結を防止することができる。よって、コジェネレーションシステムは、ユーザの不在時に熱媒体循環ライン27の凍結の防止をすることが可能となる。その結果、ユーザが給湯装置21を使用する際に、凍結によって湯水が供給されないという不具合の発生を確実に抑制し、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、第一変形例においては、発電制御装置14は、コジェネレーションシステムが運転中において、図2に示すフローチャートのステップS104の処理を省略するとともに、ステップS108の処理の代わりにステップS302の処理を実行し、ステップS114の処理の代わりにステップS306の処理を実行するようにしてもよい。
次に、コジェネレーションシステムの不在時制御の第二変形例(湯水生成制御)について説明する。本第二変形例によるコジェネレーションシステムは、上述した第一変形例と構成は同様である。
発電制御装置14は、コジェネレーションシステムが運転中において、図6に示すフローチャートに対応するプログラムを所定の短時間毎に実行している。本第二変形例においては、ステップS108のマイコンメータ遮断回避制御と同時に湯水生成制御を実施する(ステップS312)とともに、ステップS114のマイコンメータ遮断回避制御の中止と同時に湯水生成制御の中止を実施(ステップS314)する点で、上述したマイコンメータ遮断回避制御の場合と異なる。他の処理は、上述したマイコンメータ遮断回避制御の場合と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
ステップS312において、発電制御装置14は、ポンプ27aを駆動させて、熱媒体循環ライン27に熱媒体を循環させる。さらに、発電制御装置14は、ポンプ19a1も駆動させて、熱媒体循環ライン19aに熱媒体を循環させる。これにより、熱交換器13にて、小型タンク19に蓄えられている高温の熱媒体によって、熱媒体循環ライン27の熱媒体が加熱される。さらに、熱交換器21cにて、熱媒体循環ライン27の高温となった熱媒体(排熱回収部11cにて排熱(熱エネルギー)を回収した熱媒体)によって、給水および熱媒体循環ライン27の熱媒体が加熱される。
ステップS314において、発電制御装置14は、ポンプ27aの駆動を中止して、熱媒体循環ライン27の熱媒体の循環を中止する。また、発電制御装置14は、ポンプ19a1の駆動も中止して、熱媒体循環ライン19aの熱媒体の循環も中止する。
本第二変形例によるコジェネレーションシステムにおいて、発電制御装置14は、不在判定部(ステップS102)によってユーザが不在であると判定されたとき、電力発生装置11および給湯装置21を制御して、排熱回収部11cによって回収された熱エネルギーを利用して湯水を生成する湯水生成制御部(ステップS312)をさらに備えている。
これによれば、コジェネレーションシステムは、ユーザが不在であることを確実に確認した上で、マイコンメータ41の燃料の遮断を回避することに加えて、排熱回収部11cによって回収された熱エネルギーを利用して湯水を生成することができる。よって、コジェネレーションシステムは、給湯装置21における燃焼装置21aによる燃料の燃焼を利用して湯水を生成するのではなく、排熱回収部11cによって回収された熱エネルギーを優先的に利用して湯水を生成することが可能となる。その結果、熱効率を向上させることができ、経済性を向上させることができる。
なお、第二変形例においては、発電制御装置14は、コジェネレーションシステムが運転中において、図2に示すフローチャートのステップS104の処理を省略するとともに、ステップS108の処理の代わりにステップS312の処理を実行し、ステップS114の処理の代わりにステップS314の処理を実行するようにしてもよい。
なお、電力発生装置11は、ガスエンジン11aを含んで構成したが、ガスエンジン11aの代わりに他の原動機であるガスタービンエンジンで構成するようにしてもよく、電力発生装置11を、改質用原料として天然ガスなどが供給され改質された燃料が供給される燃料電池を含んで構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、発電制御装置14が特許請求の範囲に記載の制御装置であったが、給湯制御装置22を制御装置としてもよく、発電制御装置14および給湯制御装置22を合わせて制御装置としてもよい。
10…発電ユニット、11…電力発生装置、11a…燃焼装置、11b…発電機、11c…排熱回収部、12…電力変換装置、13…熱交換器、14…発電制御装置(制御装置)、15…燃料供給管、15a…ポンプ、16…送電線、17…負荷装置、18…熱媒体循環ライン、18a…ポンプ、19…小型タンク、19a…熱媒体循環ライン、19a1…ポンプ、20…給湯ユニット、21…給湯装置、21a…燃焼装置、21b…熱交換器、21c…熱交換器、22…給湯制御装置、23…燃料供給管、24…給水管、25…給湯管、26…湯水循環ライン、26a…ポンプ、27…熱媒体循環ライン、27a…ポンプ、28…リモコン、30…系統電源、31a…電流センサ、41…マイコンメータ、42…温度センサ、A2…湯水使用場所、A2a…湯利用機器、A2b…熱利用機器、Gs…燃料供給源。

Claims (4)

  1. 燃料供給源から供給された燃料により発電をするとともに、前記発電の際に発生する熱エネルギーを回収する排熱回収部を備えている電力発生装置と、
    前記燃料供給源から供給された前記燃料の燃焼、および前記排熱回収部によって回収された熱エネルギーの少なくとも何れか一方によって湯水を生成して湯水使用場所に供給する給湯装置と、
    前記燃料供給源と前記電力発生装置および前記給湯装置との間に設けられ、前記燃料の使用状況を監視し停止判断をするとともに、前記停止判断をしたときに前記燃料の遮断をするマイコンメータと、
    前記電力発生装置の前記発電を制御するとともに前記給湯装置の前記燃料の燃焼を制御するための制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記電力発生装置の出力電力が判定値以下であり、かつ、前記給湯装置における前記燃料の燃焼が行われていない場合に、ユーザが不在であると判定する不在判定部と、
    前記電力発生装置または前記給湯装置への前記燃料の供給が継続する継続時間が、第一所定時間以上かつ前記第一所定時間より長い第二所定時間未満である場合であって、前記不在判定部によって前記ユーザが不在であると判定されたとき、前記電力発生装置および前記給湯装置の運転を停止して、前記マイコンメータの前記燃料の遮断を回避する遮断回避制御部と、
    を備えているコジェネレーションシステム。
  2. 前記排熱回収部は、前記熱エネルギーを熱媒体に回収し、
    前記給湯装置は、前記熱媒体を供給する熱媒体供給管が接続され、
    前記制御装置は、前記不在判定部によって前記ユーザが不在であると判定されたとき、外気温度が判定温度以下である場合、前記熱媒体供給管に高温である前記熱媒体を流通させることにより、前記熱媒体供給管の凍結を防止する凍結防止制御部をさらに備えている請求項1記載のコジェネレーションシステム。
  3. 前記制御装置は、前記不在判定部によって前記ユーザが不在であると判定されたとき、前記電力発生装置および前記給湯装置を制御して、前記排熱回収部によって回収された前記熱エネルギーを利用して前記湯水を生成する湯水生成制御部をさらに備えている請求項1または請求項2記載のコジェネレーションシステム。
  4. 前記電力発生装置は、原動機による発電機を備えている請求項1乃至請求項3の何れか一項記載のコジェネレーションシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120720A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 大阪瓦斯株式会社 エネルギ供給システム

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