JP6509637B2 - 多色化粧料の充填装置 - Google Patents
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Description
これに対して、金属製の化粧皿は、樹脂製の化粧皿と比較して皿底および側壁を薄くすることができるので、側壁の上端縁は汚れにくく、化粧皿のサイズはスタイリッシュに小さくすることができるというメリットを有している。
図1は、本発明の一実施形態に係る多色化粧料の充填装置を示す概略模式図である。
充填装置1は、複数色のスラリー状の化粧料を化粧皿10に充填する多色化粧料の充填装置である。ここで、スラリー状の化粧料とは、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウなどの固形粉末化粧料の化粧料基材と、エタノール、水、流動パラフィン、イソパラフィン、イソプロピルアルコールなどの揮発性溶剤とを混合した流動物である。
化粧皿10は、図2に示すように、矩形状の皿底11と、4つの矩形状の側壁12とを有し、アルミ合金などの金属をプレス加工して形成されている。したがって、この化粧皿10は、矩形状の内底面11Aと、4つの内側面12Aとを有し、内底面11Aおよび内側面12Aを接続する湾曲面13は、樹脂製の化粧皿と比較して大きくなっている。
なお、本実施形態では、内底面11Aは、矩形状に形成されているが、これ以外の多角形状や、円形状などの他の形状であってもよい。要するに、化粧皿は、内底面と、少なくとも1つの内側面と、内底面および内側面を接続する湾曲面とを有していればよい。
ハカマ15は、図3に示すように、化粧皿10を内部に収納する矩形枠状の部材である。このハカマ15は、その四隅にそれぞれ形成されたピン15Aを備えている。
天板部16Aは、その四隅にそれぞれ形成された貫通孔16A1を有している。仕切り型16は、天板部16Aの貫通孔16A1のそれぞれにハカマ15のピン15Aを挿入することによって、化粧皿10に対して位置決めされる。
台座31は、化粧皿10側の面に設けられた吸引ヘッド31Aを有する。この吸引ヘッド31Aは、台座31を下降させることによって、仕切り型16の天板部16Aを押さえるベース31A1と、仕切り型16の天板部16Aの内側を通過するとともに、化粧皿10の全ての収容部10A〜10Cを覆う閉塞面31A2とを有する矩形板状に形成される。この閉塞面31A2は、仕切り型16の架設部16Cと嵌合する溝部31A3と、その四隅のそれぞれに形成された凹部31A4とを有している。この凹部31A4は、閉塞面31A2の四隅に向かうにしたがって徐々に凹みが大きくなるように形成されている。
なお、本実施形態では、凹部31A4は、閉塞面31A2の四隅に向かうにしたがって徐々に凹みが大きくなるように形成されているが、これ以外の形状に形成されていてもよい。要するに、凹部31A4は、化粧皿10の開口を閉塞する閉塞面31A2の隅のそれぞれに形成されていればよい。
この付勢機構5は、昇降装置53を動作させて支持部材52を上昇させることによって、充填ノズル4を基台2に向かって付勢する。
充填ノズル4は、図4に示すように、化粧料を吐出する金属製のノズル本体41と、ノズル本体41の先端部に設けられるゴム製の弾性部材42とを備えている。
ノズル本体41は、円筒状の先端部を有し、この先端部の内径φAは、充填孔14の内径φBと同一に設定されている。
弾性部材42は、円筒状に形成されるとともに、化粧皿10の裏面と互いに平行な端面43を有し、ノズル本体41よりも化粧皿10側に突出して設けられている。
次に、充填装置1は、図7に示すように、サーボモータ32を回転させて台座31を下降させることによって、吸引ヘッド31Aの閉塞面31A2は、仕切り型16の天板部16Aの内側を通過するとともに、化粧皿10の全ての収容部10A〜10Cを覆い、吸引ヘッド31Aのベース31A1は、仕切り型16の天板部16Aを押さえる(図7矢印)。この際、閉塞面31A2の溝部31A3は、仕切り型16の架設部16Cと嵌合する。
そして、充填装置1は、図9に示すように、ポンプ(図示略)から供給される複数色の化粧料を充填ノズル4から吐出することによって、化粧皿10の収容部10A〜10Cに複数色の化粧料を充填するとともに、吸引ヘッド31Aおよび吸収シート33Aを介して化粧料中の揮発性溶剤を複数色の化粧料から吸引する。
また、吸引ヘッド31Aは、化粧皿10に向かって仕切り型16を押し付けるとともに、化粧皿10の開口を閉塞し、充填ノズル4にて化粧皿10内に充填された複数色の化粧料C1〜C3中の溶剤を除去する。
充填ノズル4のノズル本体41を化粧皿10に向かって付勢することによって、図10(A)に示すように、まず、弾性部材42の端面43と、化粧皿10の裏面とが当接する。そして、ノズル本体41を化粧皿10に向かって更に付勢することによって、弾性部材42は、図10(B)に示すように、化粧皿10と当接して弾性変形し、ノズル本体41の吐出口から充填孔14に至る化粧料の流路を密閉する。換言すれば、弾性部材42の弾性力は、付勢機構5によって複数の充填ノズル4を付勢する力よりも小さくなるように設定されている。
また、充填ノズル4を化粧皿10に向かって付勢することによって、複数の充填ノズル4のそれぞれを基台2に向かって付勢すると、充填ノズル4は、図11に示すように、基端側に沈み込むことになる(図11矢印)。
その後、この化粧料に対して後処理を行うことによって、固形化粧料を製造することができる。
(1)多色化粧料の充填装置1は、金属製の化粧皿10を備え、金属製の化粧皿10は、樹脂製の化粧皿と比較して皿底11および側壁12を薄くすることができるので、側壁12の上端縁は汚れにくく、化粧皿10のサイズはスタイリッシュに小さくすることができる。
(2)多色化粧料の充填装置1は、化粧皿10を複数の収容部10A〜10Cに仕切る仕切り型16を備え、仕切り型16は、化粧皿10の内側面12Aに沿って形成された枠体部16Bを備え、枠体部16Bは、化粧皿10の湾曲面13を避けて化粧皿10の内底面11Aに当接するので、仕切り型16にて化粧皿10の皿底11を変形させることなく、複数色のスラリー状の化粧料C1〜C3を化粧皿10に充填することができる。
(5)充填ノズル4は、ノズル本体41を化粧皿10に向かって付勢することによって、化粧皿10と当接して弾性変形し、ノズル本体41の吐出口から化粧皿10の充填孔14に至る化粧料の流路を密閉する弾性部材42を備えているので、充填ノズル4にて化粧皿10の皿底11を変形させることなく、複数色のスラリー状の化粧料C1〜C3を化粧皿10に充填することができる。また、充填ノズル4は、このような弾性部材42を備えているので、化粧料の漏れを抑制することができ、化粧皿10が汚れてしまうことを抑制することができる。
(7)弾性部材42は、ノズル本体41よりも化粧皿10側に突出して設けられているので、ノズル本体41を化粧皿10に向かって付勢したときに、ノズル本体41と、化粧皿10とが先に当接することによって、化粧皿10の裏面と、弾性部材42の端面43とが当接しにくくなってしまうことを防止することができる。
例えば、前記実施形態では、吸引ヘッド31Aは、化粧皿10の開口を閉塞する閉塞面31A2の隅のそれぞれに形成された凹部31A4を有していたが、これを有していなくてもよい。
前記実施形態では、充填装置1は、充填ノズル4を化粧皿10に向かって付勢する付勢機構5を備えていたが、これを備えていなくてもよい。
前記実施形態では、充填ノズル4は、化粧皿10と当接して弾性変形し、ノズル本体41の吐出口から充填孔14に至る化粧料の流路を密閉する弾性部材42を備えていたが、これを備えていなくてもよい。
前記実施形態では、充填ノズル4は、ノズル本体41と、弾性部材42とを備え、ノズル本体41は、充填孔14の内径φBと同一の内径φAを有し、弾性部材42は、ノズル本体41よりも化粧皿10側に突出して設けられていた。
これに対して、充填ノズル4Aは、図13に示すように、ノズル本体41Aと、弾性部材42Aとを備え、ノズル本体41Aは、充填孔14の内径φBよりも小さい外径φA1を有し、弾性部材42Aよりも化粧皿10側に突出して設けられていてもよい。
支持部材52を上昇させて充填ノズル4Aのノズル本体41Aを化粧皿10に向かって付勢することによって、図14(A)に示すように、まず、ノズル本体41Aが充填孔14の内部に挿入されるとともに弾性部材42Aの端面43Aと、化粧皿10の裏面とが当接する。そして、ノズル本体41Aを化粧皿10に向かって更に付勢することによって、弾性部材42Aは、図14(B)に示すように、化粧皿10と当接して弾性変形し、ノズル本体41Aの吐出口から充填孔14に至る化粧料の流路を密閉する。換言すれば、弾性部材42Aの弾性力は、付勢機構5によって複数の充填ノズル4Aを付勢する力よりも小さくなるように設定されている。
2 基台
3 狭持機構
4,4A 充填ノズル
5 付勢機構
6 プレス装置
10 化粧皿
10A〜10C 収容部
11A 内底面
12A 内側面
13 湾曲面
14 充填孔
15 ハカマ
16 仕切り型
16A 天板部
16B 枠体部
16C 架設部
31 台座
31A 吸引ヘッド
31A1 ベース
31A2 閉塞面
31A3 溝部
31A4 凹部
41,41A ノズル本体
42,42A 弾性部材
Claims (4)
- 内底面と、少なくとも1つの内側面と、内底面および内側面を接続する湾曲面とを有する化粧皿に複数色のスラリー状の化粧料を充填する多色化粧料の充填装置であって、
金属製の前記化粧皿と、
前記化粧皿を複数の収容部に仕切る仕切り型と、
前記複数の収容部のそれぞれに対応するようにして前記化粧皿に形成された複数の充填孔を介して前記複数色の化粧料を前記複数の収容部のそれぞれに充填する充填ノズルと、
前記化粧皿に向かって前記仕切り型を押し付けるとともに、前記化粧皿の開口を閉塞し、前記充填ノズルにて前記化粧皿内に充填された前記複数色の化粧料中の溶剤を除去する吸引ヘッドとを備え、
前記仕切り型は、
前記化粧皿の内側面に沿って形成された枠体部と、
前記枠体部に架け渡されることによって、前記化粧皿を複数の収容部に仕切る架設部とを備え、
前記枠体部は、前記化粧皿の湾曲面を避けて前記化粧皿の内底面に当接することを特徴とする多色化粧料の充填装置。 - 請求項1に記載された多色化粧料の充填装置において、
前記化粧皿の内底面は、多角形状に形成され、
前記吸引ヘッドは、前記化粧皿の開口を閉塞する閉塞面の隅のそれぞれに形成された凹部を有することを特徴とする多色化粧料の充填装置。 - 請求項1または請求項2に記載された多色化粧料の充填装置において、
前記充填ノズルを前記化粧皿に向かって付勢する付勢機構を備えることを特徴とする多色化粧料の充填装置。 - 請求項3に記載された多色化粧料の充填装置において、
前記充填ノズルは、
前記化粧料を吐出するノズル本体と、
前記ノズル本体の先端部に設けられるとともに、前記付勢機構にて前記ノズル本体を前記化粧皿に向かって付勢することによって、前記化粧皿と当接して弾性変形し、前記ノズル本体の吐出口から前記化粧皿の充填孔に至る前記化粧料の流路を密閉する弾性部材とを備えることを特徴とする多色化粧料の充填装置。
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