JP6509041B2 - A/d変換器における帯域幅不整合推定のための方法及び回路 - Google Patents

A/d変換器における帯域幅不整合推定のための方法及び回路 Download PDF

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Description

本発明は一般的に高速のアナログからデジタルへの変換器の分野に関する。
ソフトウェア無線では、自動利得制御(AGC)を簡単化しフィルタリング要件を緩和させるために、アナログからデジタルへの変換器(ADC)は、少なくとも200メガサンプル/秒の速度及び数ミリワットの電力量に対して実行可能である十分な分解能を必要とする。また、ADCはまたより低帯域標準を量子化するのに必要とするので、動的解決法が望ましい。
そのような高速ADCのために、インターリービングが広く使用される。高速のインターリーブ型ADCでは、有効ADCサンプリング周波数は複数のADCを交互に動作させることにより増加される。さらに、完全に動的なインターリーブ型ADCは特に興味を有する。その理由は、それらの全電力消費量は並列チャネルの数と無関係であり、各個々のチャンネルに対する速度要件が緩和されるからである。しかしながら、インターリーブ型ADCは一般的に、複数のチャンネル間の不整合、利得不整合及び帯域幅不整合を被る。一方、インターリーブ型ADCの各サンプリングネットワークにおける容量による帯域幅不整合及び抵抗不整合は周波数依存でありデジタル的に校正されるべき複雑なアルゴリズムを要求する。結果的に、帯域幅不整合により生じたスプリアストーンは、インターリーブ型ADCの高周波入力を制限する。サンプリングネットワーク帯域幅での帯域幅不整合に対する補正を加えることにより、これらのスプールは低減される。しかしながら、帯域幅誤差は最初に、デジタル領域もしくはアナログ領域におけるいずれかにおいて、どれ位の補正が加えられるべきかを決定するように推定されることを必要とする。
米国特許第8,248,282号明細書
P.Satarzadeh et al., "Adaptive Semiblind Calibration of Bandwidth Mismatch for Two−Channel Time−Interleaved ADCs", IEEE TCAS−I, vol, no.9, pp.2075−2088, Sept.2009 S.Saleem et al., "Adaptive Compensation of Frequency Response Mismatches in High−Resolution Time−Interleaved ADCs using a Low−Resolution ADC and a Time−varying Filter", Proc. IEEE Int’l Symposium on Circuits and Sytems (ISCAS) 2010, pp.561−564
従来、帯域幅誤差を観察できるために、高周波入力信号が帯域幅不整合による誤差を生成するために必要とされる。バックグランドとなる校正法では、この高周波入力信号は通常動作中に量子化されるべき信号とすることができる。しかしながら、これがこの入力信号の本質に関する特定の仮定を必要とし、そのいくつかは一般的には満たされていない。さらに、高価なチップと設計時間とを犠牲にして、高周波入力を印加することは外部信号発生器を必要とする。
帯域幅不整合校正は帯域幅不整合を検出するための実用的な方法を必要とする一方で、高周波正弦波をADC入力に印加して出力スペクトルを明瞭的に観察することが帯域幅不整合の識別を可能とする。この検出方法は、ADC出力スペクトルを取得するための外部刺激とFFTにおける非常に多くの計算との両方を必要とする。
特許文献1はプログラム帯域幅サンプリングネットワークを実装して帯域幅不整合を校正するためのアナログ方法を説明する。しかしながら、帯域幅推定方法がどのようなものかについては提案されていない。
非特許文献1の論文は、(1)いくつかの信号コンテンツがナイキスト周波数直下のADC入力において存在すること、及び(2)DC周辺の小さな領域において信号コンテンツが存在しないことを仮定することにより、帯域幅不整合誤差を検出するための方法が提案される。これらの条件は一般的に、オーバサンプリングは典型的にナイキスト帯域の後半においてまったく信号コンテンツを結果して生じさせない通信入力信号では満たされない。結果として、サターザデー(Satarzadeh)の方法は明白なテスト信号を量子化されるべき信号に追加されれば、電力不足、線形サメータ及びADC動的範囲を犠牲にして通信コンテキストだけにおいて応用可能である。
代わりに、非特許文献2の論文は、低分解能参照ADCを用いたチャネル利得、DCオフセット及びタイミング不整合を測定するためのバックグランドの方法を説明する。有利に、これがADC動作を中断することなしに不整合校正を可能とする。しかしながら、付加的な低分解能ADCに対する必要性が領域、複雑性及び設計時間を増加させる。
しかしながら、上述した両方の論文で説明された帯域幅不整合検出のための解決法は、(アナログ信号調整及び冗長な参照ADCがそれぞれに必要とされる)重大な付加的なアナログ回路が必要とされ、デジタル計算が相当量必要とされるという欠点を被る。従って、それらは低電力設計では適用されない。
従って、コンピュータ的に簡単であり付加的なハードウェアを必要としない時間インターリーブ型A/D変換器における帯域幅不整合のための解決法に対する必要性が存在する。
本発明の実施形態の目的は、時間インターリーブ型A/D変換器における帯域幅不整合を推定するための方法及び上記方法を適用するように構成された時間インターリーブ型A/D変換器を提供することにある。それにより、付加的なアナログ回路が必要とされず、デジタル領域における適度な計算量だけが必要とされる。
上述した目的は本発明に係る解決法により取得される。
第1の態様では、本発明は時間インターリーブ型A/D変換器における帯域幅不整合を推定するための方法に関する。当該時間インターリーブ型A/D変換器は複数のチャネルを含み、各チャネルは参照アナログ入力電圧信号をサンプリングするためのサンプリング手段を含む。当該時間インターリーブ型A/D変換器は、並列に接続され、キャパシタの第1の端子でサンプリングされた入力電圧をデジタルコードに変換するように構成されたキャパシタのアレイを含む。その方法は、複数のチャネルのキャパシタの第2の端子を第1の状態にプリチャージし、参照アナログ入力電圧信号をサンプリングするステップを含み、それにより参照アナログ入力電圧信号を第1のスイッチ可能な経路を介して印加され、サンプリングされた入力電圧信号はキャパシタの第1の端子で受信される。当該方法は、各チャネルにおいて、第2の端子を第2の状態に設定するステップを含み、それにより第1の端子において別の参照電圧信号を生成する。当該方法は、参照アナログ入力電圧信号をキャパシタの第1の端子に第2のスイッチ可能な経路を介して印加するステップを含み、上記第2の経路は第1の経路のインピーダンスよりも大きい所定のインピーダンスを有する。それにより、上記別の参照電圧信号から上記参照アナログ入力電圧信号への不完全な遷移を示す非ゼロセトリング誤差を第1の端子上で生成する。当該方法は、非ゼロセトリング誤差を量子化するステップを含み、それにより、上記複数のチャネルの各チャネルにおける非ゼロセトリング誤差の推定を取得する。当該方法は、非ゼロセトリング誤差の推定値を比較して当該比較結果から帯域幅不整合の推定値を抽出するステップを含む。
提案された解決法は実際に、推定されたセトリング誤差に基づいて推定された帯域幅不整合を取得することを可能とする。各チャネルの帯域幅はキャパシタのアレイの容量値とサンプリング手段の直列インピーダンスとにより決定される。その両方はまた、参照アナログ入力が第2のスイッチ可能な経路を介して印加されるときにセトリング挙動に影響を及ぼす。結果として、推定されたセトリング誤差が複数のチャネルのすべてのチャネルに対して整合するとき、これらのチャネルはまた整合する帯域幅を有することが仮定される。
より好ましい実施形態では、第2のスイッチ可能な経路は第1のスイッチ可能な経路に対して並列である。
もう1つの態様では、本発明は参照アナログ入力電圧信号を受信して複数のチャネルをそれぞれ含むように構成される時間インターリーブ型のアナログからデジタルへの変換器であるA/D変換器に関する。当該A/D変換器は、参照アナログ入力電圧信号をサンプリングしてサンプリングされた入力電圧信号を生成するためのサンプリング手段と、並列に接続され、上記キャパシタの第1の端子においてサンプリングされた入力電圧信号を受信するように構成されたアレイのキャパシタと、第1の端子におけるサンプリングされた入力電圧をデジタルコードに変換するように構成された量子化器とを備え、参照アナログ入力電圧信号は、第1のスイッチ可能な経路もしくは第2のスイッチ可能な経路を介して、複数のチャネルのサンプリング手段に印加され、上記第2の経路は第1の経路のインピーダンスよりも大きい所定のインピーダンスを有することを特徴とする。また、時間インターリーブ型A/D変換器は、上記複数のチャネルのキャパシタの第2の端子を第1の状態にプリチャージし、各チャネルにおいて、第2の端子を第1の状態から第2の状態に切り替えて、第1の及び第2のスイッチ可能な経路を制御し、チャネルの非ゼロセトリング誤差の推定値を比較し、当該比較から帯域幅不整合の推定値を抽出するように構成された制御装置を含む。
より好ましい実施形態では、第2のスイッチ可能な経路は第1のスイッチ可能な経路に対して並列である。
より好ましい実施形態では、アレイのキャパシタはデジタルからアナログへの変換器(DAC)の一部である。多くのADCアーキテクチャはDACを含む。
より好ましい実施形態では、時間インターリーブ型A/D変換器は異なる方法で実装される。
一実施形態では、第2のスイッチ可能な経路は複数のチャネルのサンプリング手段の差動入力間に接続される。
別の実施形態では、上記複数のチャネルの各チャネルは第1及び第2の逐次近似レジスタ(SAR)を備え、それにより第2のSARは第1のSARよりも高い分解能を有する。
従来技術を超えて獲得された本発明及び利点を要約するために、本発明の特定の目的及び利点がここで上述された。もちろん、すべてのそのような目的もしくは利点が本発明の任意の特定の実施形態に従って必ずしも獲得されないかもしれないことが理解されるべきである。従って、例えば、当業者は本発明がここで説明されるかもしくは示唆されてもよい他の目的もしくは利点を必ずしも獲得することなしにここで説明された1つの利点もしくは一群の利点を獲得するかもしくは最適化する方法で具現化されてもよいし、もしくは実行されてもよい。
本発明の上述した態様及び他の態様が後述された1つもしくは複数の実施形態から明白であろうしもしくは説明されるであろう。
次に、本発明が、添付の図面を参照して、例によってさらに説明されるであろう。ここで、種々の図面において、類似の参照番号は類似の要素に言及する。
本発明に係る時間インターリーブ型ADCを図示する。 本発明に係る推定方法の実施形態を図示する。 好ましい実施形態のブロック図を図示する。 図3の実施形態の簡単化されたSARを図示する。 例示的な実施形態に係る提案された推定方法を図示する。 図3の好ましい実施形態のためのサンプリングネットワークを図示する。 制御装置及びクロック波形を図示する。 制御装置及びクロック波形を図示する。 チャネル帯域幅校正コードに対する、帯域幅不整合によるシミュレーションされた歪み(上側)と、チャネル帯域幅校正コードに対するセトリング誤差不整合(下側)とを図示する。 チャネル1だけに対するセトリング誤差検出のシミュレーションを図示する。 推定方法の例示的な実施形態を図示する。 推定方法の例示的な実施形態を図示する。 本発明に係るインターリーブ型A/D変換器の実施形態を図示する。
本発明は特定の実施形態に対してかつ特定の図面を参照して説明されるであろうが、本発明はこれに限定されず特許請求の範囲だけに限定される。
さらに、説明中及び特許請求の範囲中の用語「第1の」及び「第2の」などは、同様の複数の要素間を区別するために使用され、必ずしも時間的、空間的なランキングでの順序もしくは任意の他の方法での順序を説明するために使用されない。理解すべきことは、そのように使用された用語は適切な環境のもとで互いに交換可能であり、ここで説明された本発明の実施形態はここで説明もしくは例示された以外の順序での動作が可能である、ということである。
留意すべきことは、特許請求の範囲で使用される「備える」という用語は、その後に挙げられた手段に制限されるとして解釈されるべきでなく、それは他の要素もしくはステップを除外しない、ということである。それ故に、言及された決まった特徴、整数、ステップもしくは構成要素の存在を特定すべきとして解釈されるべきであるが、1つもしくはそれ以上の他の特徴、整数、ステップもしくは構成要素、またはそれらのグループの存在もしくは付加を除外するとして解釈されるべきでない。従って、「手段Aと手段Bとを備えたデバイス」という表現の範囲は、構成要素A及び構成要素Bだけで構成されるデバイスに限定されるべきでない。本発明に関し、それはデバイスの唯一の関連した構成要素がA及びBであることを意味する。
この明細書を通して、「1つの実施形態」もしくは「ある実施形態」に対する参照は、当該実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造もしくは特性は、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。それ故に、この明細書中の種々の場所での「1つの実施形態において」もしくは「ある実施形態において」というフレーズの出現は、必ずしも同一の実施形態に言及しているわけではないが、同一の実施形態に言及してもよい。またさらに、この開示から当業者には明らかであろうように、1つもしくはそれ以上の実施形態における特定の特徴、構造もしくは特性は、任意の適切な方法で組み合わされてもよい。
同様に、認識されるべきことは、本発明の例示的な実施形態の説明において、本発明の種々の特徴は、開示を合理化しかつ1つもしくはそれ以上の種々の発明の態様の理解を助けるために、1つの実施形態、図面もしくはそれらの説明において時々一緒にグルーピングされる、ということである。しかしながら、開示のこの方法は、特許請求の範囲に係る発明は、各請求項に明示的に列挙されたというよりむしろ特徴を要求するという意図を示すとして解釈されるべきでない。むしろ、添付の特許請求の範囲が示すように、発明の態様は、上述された開示された単一の実施態様のすべての特徴よりも少ない。それ故に、各請求項がこの発明とは別の実施形態としてそのまま存在し、詳細な説明の後に添付された特許請求の範囲がこの詳細な説明においてここで明示的に組み込まれる。
またさらに、ここで説明されたいくつかの実施形態は、他の実施形態において含まれたいくつかの特徴を含むが、他の特徴は含まない一方で、当業者によって理解されるであろうように、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、本発明の範囲内で異なる実施形態を形成することを意味する。例えば、添付の特許請求の範囲は、任意のクレーム化された実施形態は、任意の組み合わせで使用される。
留意すべきことは、本発明のある特徴もしくは態様を説明する場合、特定の専門用語の使用が、その専門用語がここで再定義されて制限されて、その専門用語が関連する本発明の特徴もしくは態様の任意の特定の特性を含むことを意味するととるべきでない、ということである。
ここで提供された説明では、多数の特定の詳細事項が説明される。しかしながら、本発明の実施形態はすべてのこれらの特定の詳細事項を必ずしも有することなしに実用化される、ということが理解されるであろう。他の例では、本開示を曖昧にしないように、周知の方法,構造,及び技術は詳細に説明しなかった。
帯域幅不整合は、高入力周波数で振幅及び位相誤差を発生させる、チャネルサンプリングスイッチのオン抵抗及び/もしくはサンプリングキャパシタの容量値における不整合によって生じる。固有整合に対してサンプリングネットワークを設計することは、必ずしもサンプリングキャパシタがレイアウトにおいて近接近して配置されないという事実により複雑であり、典型的な鋳型整合データは信頼できないということを意味する。提案された設計では、この潜在的な課題はチャネル時定数を調整することにより回避される。チャネル帯域幅不整合は提案されたセトリング誤差検出法を用いて検出される。
本発明に係る時間インターリーブ型ADC10が図1Aで図示される。参照アナログ入力電圧信号VrefがADCの種々のチャネル1に印加される。各チャネルは印加されたアナログ信号をサンプリングするためのサンプリング手段2が備えられる。各チャネルでは、例えば多数のADCアーキテクチャで使用された容量性のDACなどの並列に接続されたキャパシタ3のアレイが存在する。キャパシタはそれらの第1の端子でサンプリングされた入力電圧Vrefを受信する。各チャネルでは、量子化器4はサンプリングされた入力電圧を上記入力電圧のデジタル表現に変換する。参照アナログ入力電圧信号は、2つのスイッチ可能な経路を介して、複数のチャネル1に印加される。第1の経路6は特定のインピーダンスを有する。第2の経路7は第1の経路に対して並列であり、第1の経路のインピーダンスよりも高い既知のインピーダンスを有する。時間インターリーブ型A/D変換器はさらに、制御装置5を含む。この制御装置はキャパシタの第2の端子を第1の状態にプリチャージし、参照アナログ入力電圧信号のサンプリングを制御することができる。それにより、上記参照アナログ入力電圧信号は第1のスイッチ可能な経路を介して印加され、サンプリングされた入力電圧信号はキャパシタの第1の端子で受信される。図1で図示されるように、制御装置5は、各チャネルにおいてキャパシタの第2の端子を第2の状態に設定するように校正される。それにより、別の参照電圧信号Vdiffは上記第1の端子で生成される。制御装置はまた、種々のチャネルの推定されたセトリング誤差の比較を実行し、帯域幅不整合推定値を抽出することの処理を行う。
この発明に係る帯域幅不整合の検出は、セトリング誤差検出に基づく。それは残余の生成に対する多数のADCアーキテクチャにおいて存在する容量性のDACアレイを活用する。図2は自動校正手順におけるチャネル時定数不整合の検出を図示する。校正手順だけは静的非移動参照入力信号を必要とする。加算及び比較のような簡単な動作はデジタル領域において必要とされる。
図2で図示されるように、各チャネル1のキャパシタ3の第2の端子は第1の状態にプリチャージされ、第1のスイッチ可能な経路6を介して印加される参照アナログ入力電圧信号はサンプリングされる。留意すべきことは、便宜上1つのチャネルだけに対してキャパシタが図面で図示される。サンプリングされた入力電圧信号がキャパシタの第1の端子で受信される。各チャネルでは、第2の端子は次に第2の状態に設定される。それにより、第1の端子において別の参照電圧信号Vdiffを生成する。次に、参照アナログ入力電圧信号は第2のスイッチ可能な経路7を介してキャパシタの第1の端子に印加される。既述したように、第2の経路は第1の経路のインピーダンスよりも高い所定のインピーダンスを有する。第1の端子上では、別の参照電圧信号Vdiffから参照アナログ入力電圧信号Vrefへの不完全な遷移を示す非ゼロセトリング誤差εがそのように生成される。このセトリング誤差εは次に量子化され、そのようにして各チャネルにおけるセトリング誤差の推定値を取得する。異なるチャネルの量子化されたセトリング誤差を比較することにより、帯域幅不整合の推定値が抽出される。
一実施形態では、図3の2チャネルの例で図示されるように、各ADCチャネル1は、粗い逐次近似レジスタ(SAR)6b、相補的ダイナミック剰余増幅器A、及び微細なSAR10bを備える。粗いSARと微細なSARとの間並びに微細なSARの最初の8周期と最後の2周期との間の2つの1bの冗長性はそれぞれ、14bの量子化を結果として生じさせる。フロントエンドサンプリングスイッチ2は時間スキューを除去する。この実施形態では、サンプリングスイッチ2は上述した第1のスイッチ可能な経路としての役目を果たす。
好ましい実施形態では、完全な差動ADC実装が採用された。この実施形態では、粗いSARと微細なSARとの両方は、粗いステージ及び微細なステージにおける差動比較器6及び10を使用することにより、SARコントローラに対する必要性を除去するようにそれぞれ比較器制御される。図4で図示されるように、両方のSARは、DACフィードバックを直接的に生成しかつ直列における次の比較器を非同期的にクロックを送信するように構成される。粗いDACはシングルエンドのスイッチングを使用する。留意すべきことは、例えば図2などで図示されるように、粗いDACはキャパシタのアレイを備える。通常動作では、信号追跡中、両方のMSBキャパシタは生の参照にプリチャージされる(論理1)一方で、残りのDACキャパシタは負の参照に切り替えられる(論理0)。MSB比較器出力によって、正のMSBキャパシタもしくは負のキャパシタのいずれかが下側に切り替えられる。同様に、粗いLSBキャパシタはLSB比較器出力によって上側に切り替えられる。結果として、参照アナログ電圧、すなわち剰余増幅器Aの入力でのコモンモード電圧VcmはADC入力(in+,in−)での電圧とおよそ同一である。これが相補的剰余増幅器の使用を可能とする。図4で図示されたように、容量性DACのデフォルトの初期状態は正の参照にプリチャージされた2つの差動MSBキャパシタ及び負の参照にプリチャージされた他の差動キャパシタである。
次に、提案された推定方法が差動ADC実装の実施形態を図示する図5を参照して詳細に説明されるであろう。先ず、ステップ1では、ADC入力コモンモードVcmは、正の参照にすべてプリチャージされた(すなわち1111)正の差動側のその下側のプレートを用いて、粗いDACアレイ上でサンプリングされる一方で、負の差動側の下側のプレートは負の参照にすべてプリチャージされる(すなわち0000)。このステップでは、DACアレイは、通常のADC動作におけるような上述したデフォルトの初期状態(すなわち1000)とは異なる状態にプリチャージされる。DACアレイのこの状態は、不安定状態と呼ばれる。第2のステップでは、DACアレイキャパシタの下側のプレートは、正の参照での差動MSBキャパシタ及び負の参照(すなわち1000)での他の差動キャパシタを用いて、DACアレイのデフォルトの初期状態に切り替えられる。これがDACのトッププレート上の電圧差、すなわちdiff=Vcm−4VLSBを生成する。第3のステップでは、DACのトッププレートは、上述した第2のスイッチ可能な経路7を形成する、直列のいくつかの明示抵抗を有する冗長フロントエンドスイッチを介してゼロ差動入力Vcmに接続される。第2のスイッチ可能な経路、チャネルサンプリングスイッチ及びチャネルサンプリングキャパシタの全インピーダンスにより生成された時定数のために、セトリング誤差εが、ステップ4で示された通常ADC動作により次に量子化されるDACのトッププレート上で生成される。チャネル間のセトリング誤差における量子化された差がセトリング誤差におけるそれらの差を推定しそれ故に帯域幅不整合を推定するように使用される。上述された帯域幅不整合推定法は、簡単なデジタル動作及び短絡されたADC入力(すなわちゼロ差動ADC入力)だけを必要とし、高周波校正信号及び複雑な信号処理を回避する。
第2のスイッチ可能な経路における直列抵抗は、十分に大きいセトリング誤差がステップ4における量子化を実行するために利用可能であることを確実とすることが必要とされる。また、この抵抗の値は明らかにセトリング誤差の大きさに影響を及ぼすが、典型的には同一の抵抗がすべてのチャネルに対して使用されるので、これがすべての測定における共通のファクタである。十分に大きいセトリング誤差が依然として量子化されるべきであるように、ステップ3で費やされた時間期間はまた十分に短いべきである。
差動サンプリングネットワークの動作の詳細な概略図が図6で示される。2つのインターリーブ型のチャネルのサンプリングスイッチ2が信号channel<1>及びchannel<2>によりそれぞれ制御される。低クロック信号はこれらのスイッチをクローズする一方で、高クロック信号はそれらをオープンする。第1の及び第2のスイッチ可能な経路は、同様の論理レベルを用いて、信号lowZ及びhighZによりそれぞれ制御される。低クロック信号はそれぞれのスイッチをクローズするために必要とされ、高信号はそれらをオープンするために必要とされる。lowZにより制御される経路6におけるスイッチはまた、ADCが高周波の未知の入力を量子化しているときにchannel<1>及びchannel<2>上の時間スキューの衝突を除去するように使用される。次に、提案された帯域幅誤差推定法は容量性DACアレイの状態、すなわちchannel<1>、channel<2>、lowZ及びhighZ信号の適切な制御だけを必要とする。これが後述されるコントローラを用いて実行される。
図3の時間インターリーブ型ADCに対するコントローラ及びその波形の例示的な実装が図7A及び図7Bでそれぞれ図示される。そのコントローラは、第1のスイッチ可能な経路もしくは第2のスイッチ可能な経路のいずれかのみならず、DAC状態を決定する信号BWCal<1>及びBWCal<2>を選択するために使用するlowZ及びhighZのクロックを交互に入れ替えることを発生させる。特に、BWCal<i>がローのとき、チャネルiにおけるDACの下側のプレートは、粗いSARの量子化に適切なそれらのデフォルトの値に設定される。BWCal<i>がハイのとき、DACの下側のプレートは上述した不安定な状態にある。コントローラに対するすべてのクロックは、使用中でないときに回路をパワーダウンするイネーブル信号を用いてゲートでコントロールされる。channel<1>信号は3での乗算を実行する非同期リセットを有するカウンタにクロックを送信する。ハーフレートのchannel<1>信号に結合されたとき、マスタクロックに比較すると6での乗算が実装される。このカウンタの状態が3ビット値B<2:0>を用いて表現される。
カウンタが“00X”状態にありかつ立ち上がりエッジがchannel<1>に到着するとき、BWCal<1>信号はハイとなる。これらの2つの信号は、ADCチャネルが図5のセットアップステップ中のそれらの適切な状態に設定されることを確実とする。もしカウンタが“001”状態もしくは“100”状態のいずれかにあるときにclkfrontの立ち下がりエッジが発生すれば、selectPath信号はハイとなる。次に、この信号は、時定数校正中の適切な時間において、信号lowZ及びhighZを介して低インピーダンスフロントエンドスイッチかもしくは高インピーダンスフロントエンドスイッチのいずれかにクロックを送信するためのclkfront信号に結合される。状態“101”から状態“110”への遷移中のhighZのフリップフロップの入力に対する短いパルスを避けるために、小さい遅延がこの論理経路のインターリーブ型B<0>入力に加算される。この遅延は、このインターリーブ型B<0>の立ち上がりエッジがインターリーブ型B<1>の立ち下がりエッジ後に到着することを確実とする。
チャネル1に対するこのコントローラの動作のシミュレーションが図9で示される。チャネル2の波形も同様であるが、明らかに位相は一致しない。このシミュレーションでは、com<1>及びcom<2>はDACのトッププレート上の電圧である。信号channel<1>及びlowZの両方がローでありかつBWCal<1>がハイであるとき、その回路はステップ1において図5で説明される。コモンモードの電圧が低インピーダンス経路を介してDACのトッププレートに接続される。BWCal<1>がハイであるので、DACの下側のプレートが不安定な状態にある。channel<1>及びlowZがハイとなった後に、BWCal<1>は、DACの下側のプレートをそれらのデフォルトの初期状態に設定するゼロとなり、comp<1>及びcomp<2>上の電圧ステップを生成する。次に、channel<1>はhighZ信号と一緒にローとなり、高インピーダンス経路を介してDACのトッププレートをコモンモード入力電圧に接続し、DACのトッププレート電圧は上記コモンモード値に対してゆっくりとセトリングを開始する。所定の時間後、highZ信号及びchannel<1>信号はハイとなり、入力し残余誤差をサンプリングすることからDACのトッププレートを切り離す。これがまた、この好ましい実施形態では図9で図示されるようにDACのトッププレート上の逐次近似に相当する、ADCの量子化を開始する。
帯域幅不整合の結果としての歪み及びチャネルスイッチの校正設定の関数としての測定されたセトリング誤差の変形例が図8で図示される。0のセトリング誤差不整合が最悪のケースの性能を考慮するときに最適な設定である80dB未満のチャネル帯域幅不整合スプールを結果として生じさせる。
図5で図示された実施形態では、正の参照に完全に接続された一方の差動側と負の参照に完全に接続された他方の差動側とを用いるが、他のオプションがDACキャパシタの第1の状態に対して利用可能である、セットアップステップ(ステップ1)中の差動DACボトムプレートは完全にアンバランスである。例えば、ステップ1におけるもう1つの実施形態では、図10で図示されるように、DACボトムプレートは部分的にアンバランスであってもよい。差動DACアレイ3のボトムプレートは最初に1100及び0011にそれぞれ設定される。
図5及び図10で図示された実施形態では、差動電圧Vdiffが第2のステップで生成されたときに差動DACボトムプレートはそれらのデフォルトの初期状態に戻る。これがセトリング誤差の量子化の間に粗いSARが通常通りに動作できることを確実とする一方で、DACキャパシタの第2の状態の他の解決法が可能である。実際、もし生成されたセトリング誤差が十分に小さければ、図3のADCアーキテクチャにおける微細のSARだけを用いてそれは量子化される。これにより粗いDACの第2の状態が量子化の開始時においてもはやそのデフォルトの初期状態、すなわち図5及び図10で図示された1000でないことを可能とさせる。図11は、0000及び1111にそれぞれ設定された差動の粗いDACアレイのボトムプレートを用いた、可能な第2の状態の例を図示する。もし粗い量子化をスキップして微細の量子化ステップを使用する間に量子化ステップ(ステップ4)が実行されればこれが可能である。
上述した実施形態では、第2の(高インピーダンスの)経路は第1の(低インピーダンスの)経路に並列に配置される。しかしながら、差動実装では、図12で図示されるように、第2の経路は差動サンプリング手段2の入力に並列に接続されてもよい。
本発明は図面及び上述した説明において詳細に図示されかつ説明される一方で、そのような図示及び説明は実例かもしくは例示的であり限定的でないことが考慮されるべきである。上述した説明は本発明の特定の実施形態を詳述する。しかしながら、上述した文章がいかに詳細に説明されようとも、本発明は多くの方法で実用化されてもよいことが認識されるであろう。本発明は開示された実施形態に限定されない。
開示された複数の実施形態に対する他の複数の変形例が、複数の図面、開示、及び添付された特許請求の範囲の検討から、特許請求の範囲に係る発明を実施するときにおいて、当業者により理解され達成される。特許請求の範囲において、用語‘‘備えている(comprising)’’は、他の構成要素またはステップを除かず、不定冠詞“a”もしくは“an”は複数を除かない。単独のプロセッサもしくは他のユニットは、特許請求の範囲において列挙されたいくつかの項目の機能を実行してもよい。ある複数の測定は相互に異なる複数の従属項において復唱されるという単なる事実は、これらの複数の測定の組み合わせが利点を得るために使用されないことを示さない。コンピュータプログラムは、例えば他のハードウェアと一緒にもしくは他のハードウェアの部分として供給された光貯蔵媒体もしくは固体媒体などの適切な媒体に格納/分配されてもよいが、例えばインターネットまたは他の有線のもしくは無線の複数の電気通信システムなどを介して他の複数の形態においてまた分配されてもよい。特許請求の範囲における任意の複数の参照記号は、範囲を限定するように解釈されるべきでない。

Claims (8)

  1. 複数のチャネル(1)を備える時間インターリーブ型A/D変換器(10)における帯域幅不整合を推定するための方法であって、
    各チャネルは、静的非移動の参照アナログ電圧信号(Vref)をサンプリングするためのサンプリング手段(2)と、並列に接続されたキャパシタのアレイ(3)と、上記キャパシタの第1の端子での上記サンプリングされた入力電圧をデジタルコードに変換するように構成された量子化器(4)とを備え、
    上記方法は、
    上記複数のチャネルの上記キャパシタの第2の端子を第1の状態にプリチャージし、上記静的非移動の参照アナログ電圧信号をサンプリングし、それにより上記静的非移動の参照アナログ電圧信号が第1のスイッチ可能な経路(6)を介して印加され、上記サンプリングされた入力電圧信号が上記キャパシタの第1の端子で受信されるステップと、
    各チャネルにおいて、上記第2の端子を第2の状態に設定し、それにより上記第1の端子において別の参照電圧信号(Vdiff)を生成するステップと、
    第2のスイッチ可能な経路(7)を介して上記静的非移動の参照アナログ電圧信号を上記キャパシタの上記第1の端子に印加し、それにより上記第1の端子上で上記別の参照電圧信号から上記静的非移動の参照アナログ電圧信号への不完全な遷移を示す非ゼロセトリング誤差を生成するステップとを含み、ここで、上記第2の経路は上記第1の経路の既知のインピーダンスよりも高い所定のインピーダンスを有し、
    上記方法は、
    上記非ゼロセトリング誤差を量子化し、それにより上記複数のチャネルの各チャネルにおいて上記非ゼロセトリング誤差の推定値を取得するステップと、
    上記チャネルの上記非ゼロセトリング誤差の上記推定値を比較し、当該比較結果から上記帯域幅不整合の推定値を抽出するステップとを含む帯域幅不整合を推定するための方法。
  2. 上記第2のスイッチ可能な経路は上記第1のスイッチ可能な経路に並列である請求項1記載の帯域幅不整合を推定するための方法。
  3. 静的非移動の参照アナログ電圧信号(Vref)を受信するように構成され、複数のチャネル(1)を備えた時間インターリーブ型のアナログからデジタルへのA/D変換器(10)であって、
    各チャネルは、
    上記静的非移動の参照アナログ電圧信号をサンプリングして上記サンプリングされた入力電圧信号を生成するためのサンプリング手段(2)と、
    並列に接続されキャパシタの第1の端子において上記サンプリングされた入力電圧信号を受信するように構成されたキャパシタのアレイ(3)と、
    上記第1の端子での上記サンプリングされた入力電圧をデジタルコードに変換するように構成された量子化器(4)とを備え、
    上記静的非移動の参照アナログ電圧信号は、第1のスイッチ可能な経路(6)もしくは第2のスイッチ可能な経路(7)を介して上記複数のチャネルの上記サンプリング手段に印加され、上記第2の経路は上記第1の経路の既知のインピーダンスよりも高い所定のインピーダンスを有し、
    上記時間インターリーブ型A/D変換器は、制御装置(5)を備え、
    上記制御装置(5)は、
    上記複数のチャネルの上記キャパシタの第2の端子を第1の状態にプリチャージし、上記静的非移動の参照アナログ電圧信号をサンプリングし、それにより上記静的非移動の参照アナログ電圧信号が第1のスイッチ可能な経路(6)を介して印加され、上記サンプリングされた入力電圧信号が上記キャパシタの第1の端子で受信され、
    各チャネルにおいて、上記第2の端子を第2の状態に設定し、それにより上記第1の端子において別の参照電圧信号(V diff )を生成し、
    第2のスイッチ可能な経路(7)を介して上記静的非移動の参照アナログ電圧信号を上記キャパシタの上記第1の端子に印加し、それにより上記第1の端子上で上記別の参照電圧信号から上記静的非移動の参照アナログ電圧信号への不完全な遷移を示す非ゼロセトリング誤差を生成し、ここで、上記第2の経路は上記第1の経路の既知のインピーダンスよりも高い所定のインピーダンスを有し、
    上記非ゼロセトリング誤差を量子化し、それにより上記複数のチャネルの各チャネルにおいて上記非ゼロセトリング誤差の推定値を取得し、
    上記第1のスイッチ可能な経路及び上記第2のスイッチ可能な経路を制御し、上記チャネルの非ゼロセトリング誤差の推定値を比較して当該比較結果から帯域幅不整合の推定値を抽出するように構成されことを特徴とする時間インターリーブ型A/D変換器。
  4. 上記第2のスイッチ可能な経路(7)は上記第1のスイッチ可能な経路(6)に並列である請求項3記載の時間インターリーブ型A/D変換器。
  5. 上記キャパシタのアレイ(3)はデジタルからアナログへの変換器の一部である請求項3または4記載の時間インターリーブ型A/D変換器。
  6. 差動的に実装される請求項3〜5のうちのいずれか1つに記載の時間インターリーブ型A/D変換器。
  7. 上記第2のスイッチ可能な経路(7)は、上記複数のチャネルの上記サンプリング手段の差動入力間に接続される請求項6記載の時間インターリーブ型A/D変換器。
  8. 上記複数のチャネルの各チャネルは、第1及び第2の逐次近似レジスタSARを備え、
    上記第2のSARは上記第1のSARよりも高い分解能を有する請求項3〜7のうちのいずれか1つに記載の時間インターリーブ型A/D変換器。
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