JP6507562B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関し、特に、ハウジングを備えたモータに関する。
従来、ハウジングを備えたモータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、モータケースの開口部に蓋をするハウジングを備えるモータが開示されている。このモータでは、ハウジングには、モータの駆動機構に給電するためのワイヤハーネスを差し込むための穴部が設けられている。また、ワイヤハーネスの素線の先端は、円筒状の挿入穴部を有する端子に接続されている。具体的には、円筒状の挿入穴部にワイヤハーネスの素線が挿入されるとともに、かしめなどにより、素線が端子に固定されている。そして、ハウジングの穴部(内部)にワイヤハーネスが差し込まれた状態で、ねじにより、ワイヤハーネスに接続される端子(素線)がハウジングに固定されるように構成されている。
特開2003−250242号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のモータでは、ワイヤハーネスの素線がハウジングの穴部(内部)に配置されているので、モータの内部の空気がワイヤハーネスの素線の間を介して外部に流出してしまい、モータの気密性を確保することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、気密性を確保することが可能なモータを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるモータは、ロータおよびステータが収容されるモータケースと、モータケースの開口を覆うように設けられるハウジングと、ハウジングに設けられる第1穴部に挿入される導電部材とを備え、導電部材は、ハウジングの外部において、モータの内部に給電するための外部配線が接続される一方端と、ハウジングの内部において、ロータの整流子に対して電力を供給するブラシに導通する内部配線が接続される他方端とを含み、導電部材の他方端には、内部配線とともに導電部材をハウジングにねじ止めするためのねじ挿入穴または切欠きが設けられており、導電部材の一方端側には、外部配線をねじ止めするための非貫通のねじ穴が設けられており、内部配線は、柔軟性を有する配線からなる
この発明の一の局面によるモータでは、上記のように、導電部材を、ハウジングの外部において、モータの内部に給電するための外部配線が接続される一方端と、ハウジングの内部において、ロータの整流子に対して電力を供給するブラシに導通する内部配線が接続される他方端とを含むように構成する。これにより、ハウジングの内部において、外部配線を接続する場合と異なり、ハウジング(モータ)内の気体が、外部配線の素線の間を介して、ハウジングの外部側へ流出するのを抑制することができる。その結果、モータの気密性を確保することができる。これにより、たとえばコンプレッサの駆動源として本発明のモータを使用した場合に、モータの外部に気体が流出することに起因して、コンプレッサとしての機能が失われるのを抑制することができる。また、この場合に、モータの外部に気体が流出することに起因して、所望の圧力の気体を供給するためにモータを駆動し続けなければならなくなるということを回避することができる。
また、導電部材の一方端側には、外部配線をねじ止めするための非貫通のねじ穴が設けられている。このように構成すれば、ねじ穴が非貫通であるので、ねじ穴を介して、外部に気体が流出することを抑制しながら、容易に、外部配線を導電部材に接続することができる。
また、内部配線は、柔軟性を有する配線からなる。このように構成すれば、導電部材(導電部材が接続されるハウジング)、および、ブラシが配置される基板の位置関係を変更することなく、内部配線を屈曲させることにより、容易に、導電部材およびブラシを内部配線により接続することができる。
上記一の局面によるモータにおいて、好ましくは、ハウジングの第1穴部と導電部材との間に設けられ、ハウジングと導電部材とを絶縁する絶縁部材と、導電部材の外周面と絶縁部材の内周面との間に設けられ、ハウジングの内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有する第1シール部材と、絶縁部材とハウジングの第1穴部との間に設けられ、ハウジングの内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有する第2シール部材とをさらに備える。ここで、ハウジングが導電性を有する場合には、ハウジングと導電部材とが導通してしまう。そこで、上記のように、ハウジングの第1穴部と導電部材との間に絶縁部材を設けることにより、ハウジングと導電部材とを容易に絶縁することができる。また、導電部材の外周面と絶縁部材の内周面との間に弾性を有する第1シール部材を設けるとともに、絶縁部材とハウジングの第1穴部との間に弾性を有する第2シール部材とを設けることによって、ハウジングの第1穴部から外部に気体が流出することが第1シール部材および第2シール部材により抑制されるので、モータの気密性をより確保することができる。
この場合、好ましくは、導電部材は、絶縁部材に設けられる第2穴部に挿入されるように構成されているとともに、導電部材の一方端側には、導電部材の延びる方向に直交する方向に突出するフランジ部が設けられており、絶縁部材には、導電部材が絶縁部材の第2穴部に挿入された状態で、フランジ部に当接して、絶縁部材がハウジングの内部側から外部側へ移動するのを規制する段差部が設けられている。このように構成すれば、ハウジングの内部の気圧が外部の気圧よりも高い場合でも、絶縁部材がハウジングの内部側から外部側へ移動してハウジングから外れるのを段差部により抑制することができる。
上記導電部材にフランジ部が設けられるモータにおいて、好ましくは、絶縁部材の一方端側には、導電部材が絶縁部材の第2穴部に挿入された状態で、導電部材のフランジ部の外周面に対向する壁部が設けられており、フランジ部の外周面に対向する壁部の内周面は、平面状部分を含み、壁部の内周面に対向するフランジ部の外周面は、壁部の平面状部分に当接することにより導電部材が絶縁部材に対して回転するのを規制する平面状の回り止め部分を含む。このように構成すれば、たとえば、外部配線を導電部材にねじ止めする場合に、回り止め部分により導電部材の回転が抑制されるので、外部配線を導電部材にねじ止めする際の作業性を向上させることができる。
上記一の局面によるモータにおいて、好ましくは、導電部材の他方端には、内部配線とともに導電部材をハウジングにねじ止めするためのねじ挿入穴または切欠きが設けられている。このように構成すれば、ねじ止めにより導電部材がハウジングに固定されるので、ハウジングの内部の気圧が外部の気圧よりも高い場合でも、導電部材がハウジングの内部側から外部側へ移動してハウジングから外れるのを抑制することができる。また、内部配線とともに導電部材をハウジングに固定することによって、導電部材のハウジングへの固定と、内部配線と導電部材との接続とを1つのねじ(1回のねじ止め)により行うことができるので、部品点数の増加を抑制することができるとともに、組立作業の簡略化を行うことができる。
なお、本出願では、上記一の局面によるモータとは別に、以下のような他の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、本出願の他の構成によるモータでは、導電部材の外周面には、第1シール部材を配置するための溝部が設けられている。このように構成すれば、導電部材の外周面の溝部に第1シール部材が固定されるので、導電部材を絶縁部材に挿入する際に導電部材から第1シール部材が外れるのを抑制することができる。
(付記項3)
また、本出願の他の構成によるモータでは、絶縁部材の外周面には、第1段差部が設けられているとともに、ハウジングの第1穴部の内周面には、第2段差部が設けられており、第1段差部と第2段差部との間に第2シール部材が配置されている。ここで、第2シール部材を配置するためにハウジングの第1穴部の内周面に溝部を設けることは加工上困難である(手間がかかる)。一方、ハウジングの第1穴部の内周面に段差部を形成することは比較的容易である。そこで、第1段差部と第2段差部との間に第2シール部材を配置するように構成することによって、ハウジングに第2シール部材を配置するための加工に手間がかかるのを抑制しながら、絶縁部材とハウジングとの間に第2シール部材を配置することができる。
(付記項4)
また、本出願の他の構成によるモータでは、第1シール部材および第2シール部材は、Oリングからなる。このように構成すれば、容易に、外部に気体が流出することをOリングにより抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、気密性を確保することができる。
本発明の一実施形態によるモータの側面図である。 本発明の一実施形態によるモータの上面図である。 図2の200−200線に沿った断面図(模式図)である。 図2の300−300線に沿った断面図(模式図)である。 本発明の一実施形態によるモータの導電部材および絶縁部材の断面図である。 本発明の一実施形態によるモータの導電部材および絶縁部材の斜視図(導電部材を絶縁部材に挿入する前)である。 本発明の一実施形態によるモータの導電部材および絶縁部材の斜視図(導電部材を絶縁部材に挿入した後)である。 本発明の一実施形態の変形例によるモータの導電部材の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7を参照して、本実施形態によるモータ100の構成について説明する。なお、モータ100は、たとえば、自動車のエアサスペンションのコンプレッサを駆動させるために用いられる。
図1および図2に示すように、モータ100には、モータケース10が設けられている。モータケース10は、円筒状(Z2方向側が開口するコップ状)に形成されている。また、図3および図4に示すように、モータ100の内部には、ロータ11およびステータ12(永久磁石)が収容されている。
また、図3に示すように、ロータ11には、回転軸13が設けられている。回転軸13は、モータケース10に設けられる軸受14と、後述するハウジング20に設けられる軸受15とによって支持されている。
また、図3および図4に示すように、モータ100には、アルミニウムなどからなるハウジング20が設けられている。ハウジング20は、モータケース10の開口10aを覆うように設けられている。また、モータケース10の内周面10bとハウジング20の外周面20aとの間には、Oリング16が設けられている。これにより、モータケース10とハウジング20との間の気密性が確保されている。
また、図3に示すように、ロータ11には、整流子17が設けられている。整流子17には、ロータ11から延びるコイルワイヤが接続されている。また、整流子17は、回転軸13に固定されている。
また、図4に示すように、ハウジング20のZ1方向側には、ブラシホルダ21が設けられている。ブラシホルダ21のZ1方向側には、ロータ11の整流子17(図3参照)に対して電力を供給する複数(本実施形態では4個)のブラシ22が設けられている。4個のブラシ22は、略90度間隔で、ブラシホルダ21上に周状に配置されている。
また、ブラシホルダ21は、ハウジング20に固定され、円環状に形成されている。そして、ブラシホルダ21の中央部の開口部21aに、回転軸13(図3参照)が挿入されるように構成されている。これにより、整流子17とブラシ22とが対向するように配置される。
ブラシ22には、ブラシ22に導通するように、ピグテール24が接続されている。ピグテール24は、柔軟性を有する配線から構成されている。また、ピグテール24は、ブラシホルダ21のZ1方向側においてブラシ22に接続されている。また、後述する図5に示すように、ピグテール24の先端部には、端子24aが取り付けられている。また、端子24aには、ねじ挿入穴24bが設けられている。そして、ピグテール24は、ブラシホルダ21に設けられた切欠き21cを介して、ブラシホルダ21のZ2方向側に延びるように設けられており、端子24aは、ブラシホルダ21のZ2方向側に配置されている。なお、ピグテール24は、本発明の「内部配線」の一例である。
また、図5に示すように、ハウジング20の側面側(X1方向側)には、穴部20bが設けられている。穴部20bは、貫通穴からなる。そして、穴部20bのX2方向側には、ピグテール24の端子24aが配置されるように構成されている。なお、穴部20bは、本発明の「第1穴部」の一例である。
ここで、本実施形態では、モータ100は、ハウジング20の穴部20bに挿入される導電部材30が設けられている。図6に示すように、導電部材30は、ハウジング20の外部(X1方向側)において、モータ100の内部に給電するための外部リード線40が接続される一方端30aを含む。また、導電部材30は、ハウジング20の内部(X2方向側)において、ロータ11の整流子17(図3参照)に対して電力を供給するブラシ22に導通するピグテール24に接続される他方端30bを含む。具体的には、導電部材30の一方端30a側(X1方向側の端面30c)には、外部リード線40(図5参照)をねじ止めするための非貫通のねじ穴30dが設けられている。すなわち、導電部材30のねじ穴30d以外の部分は、中実である。なお、外部リード線40は、本発明の「外部配線」の一例である。
また、図5に示すように、外部リード線40の端部には、ねじ挿入穴40bが設けられる端子40aが接続されている。そして、このねじ挿入穴40bを介して導電部材30のねじ穴30dにねじ31が螺合されることにより、外部リード線40が導電部材30に接続される。なお、ねじ31は、X1方向側からX2方向側に向かってねじ穴30dに螺合される。そして、外部リード線40は、ハウジング20の外側に、Z方向に沿って配置される。このように、外部リード線40を導電部材30のねじ穴30dにねじ止めするように構成することにより、容易に導電部材30と外部リード線40とを接続することが可能になる。また、外部リード線40をハウジング20の穴部20bに挿入して接続する場合と異なり、外部リード線40を接続するためのスペースをハウジング20内に設ける必要がない分、ハウジング20の省スペース化を図ることが可能になる。
また、図6に示すように、導電部材30の他方端30b側(X2方向側)は、平坦状に形成されている。そして、本実施形態では、導電部材30の平坦状の他方端30bには、ピグテール24とともに導電部材30をハウジング20にねじ止めするためのねじ挿入穴30eが設けられている。そして、図5に示すように、導電部材30のねじ挿入穴30eおよびピグテール24のねじ挿入穴24bを介して、ハウジング20のねじ穴20cにねじ32が螺合されることにより、導電部材30およびピグテール24がハウジング20に固定されるとともに、導電部材30とピグテール24とが接続される。
また、図5に示すように、ハウジング20の穴部20bと導電部材30との間には、ハウジング20と導電部材30とを絶縁する絶縁部材33が設けられている。具体的には、絶縁部材33は、ハウジング20の穴部20bの内周面20dと、導電部材30の外周面30fとの間に、穴部20bと導電部材30との間の空間を埋めるように、設けられている。また、絶縁部材33は、樹脂などから構成されている。
ここで、本実施形態では、導電部材30の外周面30fと絶縁部材33の内周面33aとの間には、ハウジング20の内部側(X2方向側)から外部側(X1方向側)への気体(空気)の流出を抑制する弾性を有するOリング34が設けられている。また、導電部材30の外周面30fには、溝部30gが設けられており、Oリング34は、溝部30gに配置されている。また、溝部30gは、導電部材30の外周面30fに周状に形成されている。なお、Oリング34は、本発明の「第1シール部材」の一例である。
また、絶縁部材33とハウジング20の穴部20bとの間には、ハウジング20の内部側(X2方向側)から外部側(X1方向側)への気体(空気)の流出を抑制する弾性を有するOリング35が設けられている。絶縁部材33の外周面33bには、段差部33cが設けられているとともに、ハウジング20の穴部20bの内周面20dには、段差部20eが設けられている。そして、Oリング35は、段差部33cと段差部20eとの間(段差部33cと段差部20eとに囲まれた空間)に配置されている。なお、Oリング35は、本発明の「第2シール部材」の一例である。
また、本実施形態では、図5に示すように、導電部材30は、絶縁部材33に設けられる穴部33dに挿入されるように構成されている。そして、導電部材30の一方端30a側には、導電部材30の延びる方向(X方向)に直交する方向に突出するフランジ部30hが設けられている。また、絶縁部材33の内周面33aには、段差部33eが設けられている。そして、段差部33eは、導電部材30が絶縁部材33の穴部33dに挿入された状態で、フランジ部30hに当接して、絶縁部材33がハウジング20の内部側(X2方向側)から外部側(X1方向側)へ移動するのを規制するように構成されている。なお、穴部33dは、本発明の「第2穴部」の一例である。
また、本実施形態では、図6および図7に示すように、絶縁部材33の一方端33f側(X1方向側)には、導電部材30が絶縁部材33の穴部33dに挿入された状態で、導電部材30のフランジ部30hの外周面30iに対向する壁部33gが設けられている。壁部33gは、X1方向から見て、U字形状に形成されている。すなわち、壁部33gは、X1方向から見て、絶縁部材33の穴部33dのZ1方向側、Y1方向側およびY2方向側に設けられている一方、Z2方向側には、設けられていない。そして、フランジ部30hの外周面30iに対向する壁部33gの内周面33hは、平面状部分33iを含む。具体的には、壁部33gのY1方向側とY2方向側の内周面33hが平面状に形成され、平面状部分33iを構成している。また、壁部33gの内周面33hに対向するフランジ部30hの外周面30iには、平面状の回り止め部分30jが設けられている。回り止め部分30jは、フランジ部30hの外周面30iのY1方向側とY2方向側とに設けられている。これにより、フランジ部30hは、X1方向側から見て、真円状ではなく、長円状を有する。そして、フランジ部30hの回り止め部分30jが壁部33gの平面状部分33iに当接することにより導電部材30が絶縁部材33に対して回転するのが規制される。
また、図3および図4に示すように、ハウジング20の穴部20bの開口を覆うように、蓋部36が設けられている。蓋部36は、穴部20b内に水などが侵入するのを抑制するように(防水機能を有するように)構成されている。蓋部36は、ねじ37によりハウジング20に取り付けられている。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、導電部材30を、ハウジング20の外部において、モータ100の内部に給電するための外部リード線40が接続される一方端30aと、ハウジング20の内部において、ロータ11の整流子17に対して電力を供給するブラシ22に導通するピグテール24が接続される他方端30bとを含むように構成する。これにより、ハウジング20の内部において、外部リード線40を接続する場合と異なり、ハウジング20(モータ)内の気体が、外部リード線40の素線の間を介して、ハウジング20の外部側へ流出するのを抑制することができる。その結果、モータ100の気密性を確保することができる。これにより、たとえばコンプレッサの駆動源として本実施形態のモータ100を使用した場合に、モータ100の外部に気体が流出することに起因して、コンプレッサとしての機能が失われるのを抑制することができる。また、この場合に、モータ100の外部に気体が流出することに起因して、所望の圧力の気体を供給するためにモータ100を駆動し続けなければならなくなるということを回避することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ハウジング20の穴部20bと導電部材30との間に設けられ、ハウジング20と導電部材30とを絶縁する絶縁部材33と、導電部材30の外周面30fと絶縁部材33の内周面33aとの間に設けられ、ハウジング20の内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有するOリング34と、絶縁部材33とハウジング20の穴部20bとの間に設けられ、ハウジング20の内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有するOリング35とを設ける。ここで、ハウジング20が導電性を有する場合には、ハウジング20と導電部材30とが導通してしまう。そこで、上記のように、ハウジング20の穴部20bと導電部材30との間に絶縁部材33を設けることにより、ハウジング20と導電部材30とを容易に絶縁することができる。また、導電部材30の外周面30fと絶縁部材33の内周面33aとの間に弾性を有するOリング34を設けるとともに、絶縁部材33とハウジング20の穴部20bとの間に弾性を有するOリング35とを設けることによって、ハウジング20の穴部20bから外部に気体が流出することがOリング34およびOリング35により抑制されるので、モータ100の気密性をより確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、導電部材30を、絶縁部材33に設けられる穴部33dに挿入するように構成するとともに、導電部材30の一方端30a側に、導電部材30の延びる方向に直交する方向に突出するフランジ部30hを設けて、絶縁部材33に、導電部材30が絶縁部材33の穴部33dに挿入された状態で、フランジ部30hに当接して、絶縁部材33がハウジング20の内部側から外部側へ移動するのを規制する段差部33cを設ける。これにより、ハウジング20の内部の気圧が外部の気圧よりも高い場合でも、絶縁部材33がハウジング20の内部側から外部側へ移動してハウジング20から外れるのを段差部33cにより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁部材33の一方端30a側に、導電部材30が絶縁部材33の穴部33dに挿入された状態で、導電部材30のフランジ部30hの外周面30iに対向する壁部33gを設けて、フランジ部30hの外周面30iに対向する壁部33gの内周面33hを、平面状部分33iを含むように構成する。また、壁部33gの内周面33hに対向するフランジ部30hの外周面30iを、壁部33gの平面状部分33iに当接することにより導電部材30が絶縁部材33に対して回転するのを規制する平面状の回り止め部分30jを含むように構成する。これにより、たとえば、外部リード線40を導電部材30にねじ止めする場合に、回り止め部分30jにより導電部材30の回転が抑制されるので、外部リード線40を導電部材30にねじ止めする際の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、導電部材30の他方端30bに、ピグテール24とともに導電部材30をハウジング20にねじ止めするためのねじ挿入穴30eを設ける。これにより、ねじ止めにより導電部材30がハウジング20に固定されるので、ハウジング20の内部の気圧が外部の気圧よりも高い場合でも、導電部材30がハウジング20の内部側から外部側へ移動してハウジング20から外れるのを抑制することができる。また、ピグテール24とともに導電部材30をハウジング20に固定することによって、導電部材30のハウジング20への固定と、ピグテール24と導電部材30との接続とを1つのねじ32(1回のねじ止め)により行うことができるので、部品点数の増加を抑制することができるとともに、組立作業の簡略化を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、導電部材30とブラシ22とを接続するために柔軟性を有するピグテール24を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、導電部材30とブラシ22とを柔軟性を有しない配線により接続してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の第1シール部材および第2シール部材として、Oリング34およびOリング35を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本発明の第1シール部材および第2シール部材として、Oリング以外のシール部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、図6に示すように、絶縁部材33の壁部33gが、X1方向から見て、U字形状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁部材33の壁部33gを、X1方向から見て、円環形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、図6に示すように、絶縁部材33の壁部33gの平面状部分33i、および、フランジ部30hの回り止め部分30jが、それぞれ、2個ずつ(Y1方向側およびY2方向側)設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、壁部33gの平面状部分33iおよびフランジ部30hの回り止め部分30jを、1個ずつ、または、3個ずつ設けてもよい。
また、上記実施形態では、図7に示すように、導電部材30の他方端30bにねじ挿入穴30eを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図8に示す変形例による導電部材50に示すように、導電部材50の他方端50aにU字形状の切欠き50bを設けてもよい。
また、上記実施形態では、図5に示すように、導電部材30の外周面30fにOリング34を配置するための溝部30gを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、導電部材30の外周面30fに溝部30g以外の段差部などを設けて、Oリング34を配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図5に示すように、絶縁部材33の外周面33bに段差部33cを設けるとともに、ハウジング20の穴部20bの内周面20dに段差部20eを設けて、段差部33cおよび段差部20eの間にOリング35を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁部材33の外周面33bまたはハウジング20の穴部20bの内周面20dに、Oリング35を配置するための溝部を設けてもよい。
10 モータケース
10a 開口
11 ロータ
12 ステータ
17 整流子
20 ハウジング
20b 穴部(第1穴部)
22 ブラシ
24 ピグテール(内部配線)
30 導電部材
30a 一方端
30b 他方端
30e ねじ挿入穴
30f 外周面
30h フランジ部
30i 外周面
30j 回り止め部分
33 絶縁部材
33a 内周面
33d 穴部(第2穴部)
33e 段差部
33f 一方端
33g 壁部
33h 内周面
33i 平面状部分
34 Oリング(第1シール部材)
35 Oリング(第2シール部材)
40 外部リード線(外部配線)
50b 切欠き
100 モータ

Claims (4)

  1. ロータおよびステータが収容されるモータケースと、
    前記モータケースの開口を覆うように設けられるハウジングと、
    前記ハウジングに設けられる第1穴部に挿入される導電部材とを備え、
    前記導電部材は、前記ハウジングの外部において、モータの内部に給電するための外部配線が接続される一方端と、
    前記ハウジングの内部において、前記ロータの整流子に対して電力を供給するブラシに導通する内部配線が接続される他方端とを含み、
    前記導電部材の他方端には、前記内部配線とともに前記導電部材を前記ハウジングにねじ止めするためのねじ挿入穴または切欠きが設けられており、
    前記導電部材の一方端側には、前記外部配線をねじ止めするための非貫通のねじ穴が設けられており、
    前記内部配線は、柔軟性を有する配線からなる、モータ。
  2. 前記ハウジングの前記第1穴部と前記導電部材との間に設けられ、前記ハウジングと前記導電部材とを絶縁する絶縁部材と、
    前記導電部材の外周面と前記絶縁部材の内周面との間に設けられ、前記ハウジングの内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有する第1シール部材と、
    前記絶縁部材と前記ハウジングの前記第1穴部との間に設けられ、前記ハウジングの内部側から外部側への気体の流出を抑制する弾性を有する第2シール部材とをさらに備える、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記導電部材は、前記絶縁部材に設けられる第2穴部に挿入されるように構成されているとともに、前記導電部材の一方端側には、前記導電部材の延びる方向に直交する方向に突出するフランジ部が設けられており、
    前記絶縁部材には、前記導電部材が前記絶縁部材の前記第2穴部に挿入された状態で、前記フランジ部に当接して、前記絶縁部材が前記ハウジングの内部側から外部側へ移動するのを規制する段差部が設けられている、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記絶縁部材の一方端側には、前記導電部材が前記絶縁部材の前記第2穴部に挿入された状態で、前記導電部材の前記フランジ部の外周面に対向する壁部が設けられており、
    前記フランジ部の外周面に対向する前記壁部の内周面は、平面状部分を含み、前記壁部の内周面に対向する前記フランジ部の外周面は、前記壁部の前記平面状部分に当接することにより前記導電部材が前記絶縁部材に対して回転するのを規制する平面状の回り止め部分を含む、請求項3に記載のモータ。
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