JP6506903B2 - ペット用使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
おむつ本体は、おむつ長手方向と当該おむつ長手方向と交差する方向であるおむつ長手交差方向を規定するとともに、おむつ長手方向上の一対の縁部をそれぞれ含む領域である一対のおむつ長手方向縁部領域と、当該おむつ長手方向縁部領域同士を係止する係止部と、おむつ長手交差方向上の一対の縁部をそれぞれ含む領域である一対のおむつ長手交差方向縁部領域と、当該一対のおむつ長手交差方向縁部領域のそれぞれに伸長状態にて設けられた一対のおむつ伸縮性弾性部材と、おむつ吸収性コアと、を有し、ペットの胴周りにおむつ本体を巻回するとともに、係止部により一対のおむつ長手方向縁部領域同士を係止することによってペットに装着されるよう構成される。
おむつ本体をペットに装着した状態において、おむつ本体は、ペットの背側に配置されるとともに係止部が設けられる領域であるおむつ背側領域と、おむつ背側領域において補助体と着脱自在に係止されるおむつ背側係止部と、ペットの腹側に配置されるとともにおむつ吸収性コアが設けられる領域であるおむつ腹側領域と、おむつ腹側領域において補助体と着脱自在に係止されるおむつ腹側係止部とを有する。また、おむつ本体は、ペットの頭部側に向けられるとともに一方のおむつ伸縮性弾性部材が設けられる領域であるおむつ頭部側領域と、おむつ頭部側領域に形成される開口であるおむつ頭部側開口と、ペットの尻尾側に向けられるとともに他方のおむつ伸縮性弾性部材が設けられる領域であるおむつ尻尾側領域と、当該おむつ尻尾側領域に形成される開口であるおむつ尻尾側開口とを有する。
すなわち、おむつ本体は、ペットの胴周りに装着される構造を有しており、ペットの股下領域を被覆しないものである。
補助体は、おむつ背側領域に配置される補助体背側領域と、補助体背側領域に形成されおむつ背側係止部を受ける補助体背側係止部と、おむつ腹側領域に配置される補助体腹側領域と、補助体腹側領域に形成されおむつ腹側領域係止部を受ける補助体腹側係止部と、尻尾挿通用開口と、を有する。
すなわち、補助体は、おむつ本体に係止されることにより、ペットの股下領域を被覆するものである。よって、補助体は、ペットの大便を受けることができる。
補助体は、ペットの尻尾における腹側縁部と肛門との間の領域に尻尾挿通用開口の開口腹側縁部が配置されるように調節する調節部を有する。
この調整部によって、ペットの大便が、補助体に確実に保持されることとなる。
突出部は、補助体背側領域と対向する領域に補助体背側係止部を有する。
さらに突出部は、突出部シート状部材を補助体背側縁部に固定することにより構成されるとともに、突出部シート状部材に伸長状態で配置された伸縮性弾性部材を有する。
一対の突出部の間に尻尾挿通用開口の開口腹側縁部が配置される。
また補助体腹側係止部および突出部は、補助体吸収性コア非配置領域に設けられる。
このような構成により、おむつ本体および補助体をペットに装着した場合、伸縮性弾性部材が収縮することにより尻尾挿通用開口の開口腹側縁部がペットの尻尾に当接する。
以下に、本発明に係る実施形態の概要を図1により説明する。
図1は、本発明に係るペット用使い捨ておむつAを示す。本実施の形態において「ペット」とは、脊椎動物(哺乳類、爬虫類、鳥類、両性類)や無脊椎動物を広く包含するが、典型的には猫、犬、ウサギ、ハムスター、馬、牛、豚、山羊といった愛玩動物がこれに該当する。
このペット用使い捨ておむつAが、本発明に係る「ペット用使い捨ておむつ」の一例である。このおむつ本体200が、本発明に係る「おむつ本体」の一例である。この補助体100が、本発明に係る「補助体」の一例である。このペットPが本発明に係る「ペット」の一例である。
このおむつ吸収性コア250が、本発明に係る「おむつ吸収性コア」の一例である。このおむつ背側領域210が、本発明に係る「おむつ背側領域」の一例である。このおむつ背側係止部211が、本発明に係る「おむつ背側係止部」の一例である。このおむつ腹側領域220が、本発明に係る「おむつ腹側領域」の一例である。このおむつ腹側係止部221が、本発明に係る「おむつ腹側係止部」の一例である。
このおむつ頭部側領域230が、本発明に係る「おむつ頭部側領域」の一例である。このおむつ頭部側開口231が、本発明に係る「おむつ頭部側開口」の一例である。このおむつ尻尾側領域240が、本発明に係る「おむつ尻尾側領域」の一例である。このおむつ尻尾側開口241が、本発明に係る「おむつ尻尾側開口」の一例である。
この補助体背側領域110が、本発明に係る「補助体背側領域」の一例である。この補助体背側係止部111が、本発明に係る「補助体背側係止部」の一例である。この補助体腹側領域120が、本発明に係る「補助体腹側領域」の一例である。この補助体腹側係止部121が、本発明に係る「補助体腹側係止部」の一例である。この尻尾挿通用開口130が、本発明に係る「尻尾挿通用開口」の一例である。
本発明の実施形態におけるペット用使い捨ておむつAにおいては、補助体背側係止部111と補助体腹側係止部121とは、多数のフック部を有するファスニングテープが使用されている。そして、おむつ背側係止部211とおむつ腹側係止部221とは、このファスニングテープのフック部と係合可能なループ部を有する不織布が使用されている。なお、おむつ本体200における外装部分全体を、このような構成の不織布にて形成している。
ペット用使い捨ておむつAをこのように構成することで、ペットPの股側領域には補助体100が配置される。よって、ペットPが大便をした場合であっても、大便は補助体100に保持される。
一方、ユーザは、おむつ本体200のみをペットPに対し着用することもできる。よって、ユーザは、ペットPの状態や、周囲の状況に応じて、おむつ本体200に対し補助体100を装着するか否かを適宜選択することが可能となる。
図2〜図3において、本発明の実施形態に係るおむつ本体200の概要を説明する。本発明の実施形態に係るおむつ本体200の基本的な構成は、股下領域を有さずにペットPの胴周りのみに装着される周知の構成を適宜選択的に使用することができる。
おむつ本体200は、おむつ長手方向200Yと、おむつ長手交差方向200Xと、おむつ厚み方向200Zとに延在される。
本発明の実施形態におけるペット用使い捨ておむつAにおいては、一方の係止部261は、多数のフック部を有するファスニングテープが使用されている。なお、一方の係止部261は、おむつ内側領域200Z1に設けられる。
そして、他方の係止部262は、このファスニングテープのフック部と係合可能なループ部を有する周知の構成による不織布が使用されている。なお、前述した通り、おむつ本体200のおむつ外側領域200Z2は、このような構成の不織布にて形成している。
おむつ本体200は、おむつ長手交差方向縁部200X1近傍に、伸縮性弾性部材270を有する。この伸縮性弾性部材270は、伸長状態にておむつ本体200に配置される。よって、おむつ本体200をペットPに装着した場合、伸縮性弾性部材270が収縮する。これにより、特にペットPの腹側領域において、おむつ本体200は良好にフィットされる。
この際、おむつ吸収性コア250は、ペットPの排尿箇所に配置される。よって、おむつ本体200は、ペットから排泄された尿を、おむつ吸収性コア250で保持することができる。
図4〜図5において、本発明の実施形態に係る補助体100の概要を説明する。
補助体100は、補助体背側領域110と補助体腹側領域120とに連続される方向である補助体長手方向100Yと、補助体長手方向100Yと交差する方向である補助体長手交差方向100Xとにわたり延在されている。補助体長手方向100Yと補助体長手交差方向100Xとの双方に交差する方向は、補助体厚み方向100Zとされる。
この補助体長手方向100Yが、本発明に係る「補助体長手方向」の一例である。この補助体長手交差方向100Xが、本発明に係る「補助体長手交差方向」の一例である。
補助体背側係止部111と、補助体腹側係止部121とは、補助体内側領域100Z1に設けられる。
補助体長手方向縁部100Y1の内、補助体背側領域110に形成される縁部は補助体背側縁部110Yとされる。補助体長手方向縁部100Y1の内、補助体腹側領域120に形成される縁部は補助体腹側縁部120Yとされる。
この補助体背側縁部110Yが、本発明に係る「補助体背側縁部」の一例である。この補助体腹側縁部120Yが、本発明に係る「補助体腹側縁部」の一例である。
なお、尻尾挿通用開口130が長円や楕円、三角形や四角形等の多角形、または多角形に類似する形状である場合は、開口背側縁部131と開口腹側縁部132とを補助体長手方向100Yにおいて連続する開口側縁部134が形成される。
なお、本発明の実施形態に係る補助体100の尻尾挿通用開口130は、真円であるため開口側縁部134を形成しない。
補助体尻尾側領域133は、尻尾挿通用開口130が形成されている領域である開口領域1331と、尻尾挿通用開口130が形成されていない領域である開口非形成領域1332とを有する。
なお、後述する通り、ユーザが補助体100を使用する当初においては尻尾挿通用開口130が形成されておらず、ユーザが尻尾挿通用開口130を形成する構成がある。
この場合、ユーザが形成した尻尾挿通用開口130により、上述と同様に補助体尻尾側領域133が形成される。
なお、第1シート161、第2シート162、補助体吸収性コア140におけるそれぞれの構成や、それぞれの構成の接続関係などについては、この種の吸収性物品における周知技術を適宜選択し、採用することができる。
第1シート161は液透過性を有し、ペットPからの大便における水分を補助体吸収性コア140へと導く。第1シート161は、熱可塑性繊維製の不織布にて構成可能であり、例えば、熱可塑性長繊維からなるスパンボンド不織布、熱可塑性短繊維からなるエアスルー不織布、ポイントボンド不織布、または開孔フィルムによって構成することができる。
dhesive)とも称される。
補助体吸収性コア140は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物や、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性剛性樹脂繊維との混合物などにより形成される。また補助体吸収性コア140は、吸水性を有する合成樹脂製の発泡体により形成することもできる。
ペット用使い捨ておむつAをこのように構成することで、ペットPの股側領域には補助体100が配置される。よって、ペットPが大便をした場合であっても、大便は補助体100に保持される。
なお、上述した実施形態や、異なる変形例同士に関し、同一の機能を有する構成については同一の名称を使用する。また、同一の構造を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、下記の変形例を示す図6〜図26については、補助体100とおむつ本体200との概要のみを説明する。例えば、補助体100におけるシート状部材160のような構成は省略される。
本発明に係る第1変形例を、図6に基づき説明する。
第1変形例に係るペット用使い捨ておむつAA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、補助体は、大便を保持することを主たる目的とする。よって、補助体は、ペットの肛門を被覆する必要がある。
本発明の第1変形例に係る補助体A100は、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間の領域に、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が配置されるように調節する調節部150を有する。この調節部150が、本発明に係る「調節部」の一例である。
なお、突出部151の補助体長手方向100Y上における縁部を、突出部長手方向縁部151Yとする。突出部151の補助体長手交差方向100X上における縁部の内、補助体の内側に位置するものを突出部長手交差方向内側縁部151X1とする。従って、補助体背側縁部110Yは、補助体100における補助体長手方向100Y上の背側領域110Yを形成する縁部の内、突出部長手方向縁部151Yと、突出部長手交差方向内側縁部151X1とを除いたものとなる。
一対の突出部151の間に、尻尾挿通用開口130が形成される。さらに、一対の突出部151の間に、開口腹側縁部132が配置される。すなわち、補助体背側縁部110Yが、開口腹側縁部132とされる。
伸縮性弾性部材154は、糸状の合成ゴムや天然ゴムにより構成される。
この結果、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間の領域に、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が配置される。
また、調節部150である突出部151により、ペットPに対する補助体A100の位置決めが容易となる。
本発明に係る第2変形例を、図7に基づき説明する。
第2変形例に係るペット用使い捨ておむつBA(図示せず)は、第1変形例に係るペット用使い捨ておむつAAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、第1変形例に係るペット用おむつAAの補助体A100は、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が、補助体A100の補助体背側縁部110Yにより形成されていた。
これに対し、第2変形例のペット用使い捨ておむつBAに係る補助体B100は、補助体背側縁部110Yに切込みが設けられている。この切込みは、切込み部155とされる。
この結果、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間の領域に、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が配置される。
また、調節部150である突出部151により、ペットPに対する補助体B100の位置決めが容易となる。
本発明に係る第3変形例を、図8に基づき説明する。
第3変形例に係るペット用使い捨ておむつCA(図示せず)は、第2変形例に係るペット用使い捨ておむつBAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、第2変形例に係るペット用おむつBAの補助体B100は、突出部151が補助体B100に対し、固定部153にて固定されている構造であった。さらに、突出部151に対し、伸縮性弾性部材154が設けられていた。
一方、第3変形例に係るペット用使い捨ておむつCAの補助体C100は、突出部151が、補助体背側縁部110Yから延出されて設けられている。すなわち、突出部151は、補助体C100の補助体背側領域110と一体的に形成されている。
また、調節部150である突出部151により、ペットPに対する補助体C100の位置決めが容易となる。
本発明に係る第4変形例を、図9〜図11に基づき説明する。
第4変形例に係るペット用使い捨ておむつDA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、第4変形例に係るペット用おむつDAの補助体D100は、補助体背側領域110を形成する第1本体1001と、補助体腹側領域120を形成する第2本体1002とを有する。
なお、第4変形例に係るおむつ本体D200は、実施形態に係るおむつ本体200と同様の構成を有する。
第2本体1002は、おむつ本体D200に対し着脱自在に形成された補助体腹側係止部121と、第1本体係止部111を受ける第2本体係止部10021と、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132とを有する。
調節部150は、第1本体1001と、第2本体1002とにより形成される。
本発明の第4変形例におけるペット用使い捨ておむつDAにおいては、第1本体係止部10011は、多数のフック部を有するファスニングテープが使用されている。なお、第1本体係止部10011は、補助体内側領域100Z1に設けられる。
そして、第2本体係止部10021は、このファスニングテープのフック部と係合可能なループ部を有する周知の構成による不織布が使用されている。なお、第2本体1002の補助体外側領域100Z2は、このような構成の不織布にて形成されている。
また、第1本体1001は、第1本体1001における補助体長手交差方向100X上の一対の縁部である縁部1001Xを有する。
また、第2本体1002は、第2本体1002における補助体長手交差方向100X上の一対の縁部である縁部1002Xを有する。
なお、第4変形例において、第1本体突出部1511は、第1本体腹側領域1001Y21を延出することにより形成される。
第2本体突出部1512における補助体長手方向200Y上の縁部には、第2本体突出部長手方向縁部1512Yが形成される。
なお、第4変形例において、第2本体突出部1512は、第2本体背側領域1002Y11を延出することにより形成される。
すなわち、補助体D100は、おむつ本体D200に対し、複数の係止パターンを構成することができる。
本発明に係る第5変形例を、図12〜図13に基づき説明する。
第5変形例に係るペット用使い捨ておむつEA(図示せず)は、第4変形例に係るペット用使い捨ておむつDAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、第4変形例に係るペット用おむつDAの補助体D100は、第1本体1001と第2本体1002の双方に、突出部151が設けられていた。すなわち、第1本体1001には第1本体突出部1511が形成され、第2本体1002には第2本体突出部1512が形成されていた。
すなわち、第2本体1002は、第2本体突出部1512を有していない。このため、第2本体1002の第2本体背側縁部1002Y1が、尻尾挿通開口130の開口背側縁部132を形成する。
一方、補助体E100には、第2本体1002に第2本体突出部1512が形成されていない。よって、第5変形例の補助体E100は、第4変形例の補助体D100に比して、資材ロスが少ないためコストダウンを図ることができる。
本発明に係る第6変形例を、図14に基づき説明する。
第6変形例に係るペット用使い捨ておむつFA(図示せず)は、第5変形例に係るペット用使い捨ておむつEAに比して、補助体の構造が異なる。すなわち、第5変形例に係るペット用おむつEAの補助体E100は、第1本体1001の第1本体腹側領域1001Y21を延出することにより第1本体突出部1511が形成されていた。
なお、第1本体突出部1511は、伸縮性弾性部材154を有する。この伸縮性弾性部材154は、伸長状態にて第1本体突出部1511に配置されている。
一方、第1本体突出部1511は伸縮性弾性部材154を有している。よって、おむつ本体F100と補助体F100を係止した場合には、第2本体1002が、第1本体1001へと引き上げられることとなる。よって、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が、ペットPの尻尾P120における腹側縁部に対し、確実に当接される。
本発明に係る第7変形例を、図15に基づき説明する。
第7変形例に係るペット用使い捨ておむつGA(図示せず)は、第6変形例に係るペット用使い捨ておむつFAに比して、補助体の構造が異なる。具体的には、突出部151の構造が異なる。すなわち、第6変形例に係るペット用おむつFAの補助体F100は、突出部シート状部材152が、第1本体1001の第1本体腹側領域1001Y21に固定されることにより、第1本体突出部1511が形成されていた。
なお、第2本体突出部1512は、伸縮性弾性部材154を有する。この伸縮性弾性部材154は、伸長状態にて第2本体突出部1512に配置されている。
一方、第2本体突出部1512は伸縮性弾性部材154を有している。よって、おむつ本体G200と補助体G100を係止した場合には、第2本体1002が、第1本体1001へと引き上げられることとなる。よって、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132が、ペットPの尻尾P120における腹側縁部に対し、確実に当接される。
本発明に係る第8変形例を、図16〜図18に基づき説明する。
第8変形例に係るペット用使い捨ておむつHA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体の構造が異なる。
すなわち、第8変形例に係る補助体H100は、調節部150を有する。調節部150は、開口非形成領域1332の所定の領域に対し着脱自在に係止可能な開口非形成領域係止部157により形成される。なお、補助体H100の尻尾挿通用開口130は、開口側縁部134を有する。
本発明の第8変形例におけるペット用使い捨ておむつHAにおいては、開口非形成領域係止部157は、多数のフック部を有するファスニングテープが使用されている。なお、開口非形成領域係止部157は、補助体外側領域100Z2に設けられる。この場合、開口非形成領域係止部157に係止される開口非形成領域1332は、補助体外側領域100Z2に形成される。
そして、補助体外側領域100Z2における開口非形成領域1332は、このファスニングテープのフック部と係合可能なループ部を有する周知の構成による不織布が使用されている。なお、補助体H100の補助体外側領域100Z2は、このような構成の不織布にて形成されている。
開口非形成領域係止部背側縁部157Y1は、開口腹側縁部仮想線132Xと同一線上であることが好ましい。開口非形成領域係止部背側縁部157Y1が、開口腹側縁部仮想線132Xの同一線上に存在する場合、開口非形成領域係止部157が係止すべき開口非形成領域1332が補助体長手方向100Yにおいて最長とされる。よって、ユーザが開口非形成領域係止部157と開口非形成領域1332とを係止するために選択できる範囲が、補助体長手方向100Yにおいて最大化される。
なお、開口非形成領域係止部背側縁部157Y1と開口腹側縁部仮想線132Xが同一線上ではない場合であっても、両者が互いに近い位置に配置されていれば足りるものである。すなわち、開口非形成領域係止部背側縁部157Y1と開口腹側縁部仮想線132Xとが互いに近い位置に配置されている場合は、開口非形成領域係止部157と、開口非形成領域1332とを係止できる範囲が、補助体長手方向100Yにおいて最大に近い範囲となる。
ユーザは、尻尾挿通開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部との位置決めを行う。この際、開口非形成領域1332は、折りたたまれる。ユーザは、尻尾挿通開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部との位置決めを行った後、開口非形成領域係止部157と開口非形成領域1332とを係止する。
この、開口非形成領域1332を折りたたむ作業により、ユーザは、尻尾挿通開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部との位置決めを任意の位置にて行うことができる。
本発明に係る第9変形例を、図19〜図20に基づき説明する。
第9変形例に係るペット用使い捨ておむつIA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体の構造が異なる。
すなわち、第9変形例に係る補助体I100は、調節部150を有する。調節部150は、補助体尻尾側領域133において、非連続状に設けられた複数の切込みによる開口切取り部158により形成される。この開口切り取り部158における複数の切込みを連続させることにより、尻尾挿通用開口130が形成される。
また、開口切取り部158は、開口背側縁部131から補助体長手方向100Yに延在する開口長手方向切取り部158Yを有する。開口長手方向切取り部158Yにおける複数の切込みを連続させることにより、尻尾挿通用開口130の開口側縁部134が形成される。
そして、ユーザが、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間にて、開口長手方向切取り部158Yにおける複数の切込みを連続させる作業を終了する。これにより、剥離された開口切り取り部158の領域における補助体背側領域110方向の縁部が、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132を形成する。
本発明に係る第10変形例を、図21に基づき説明する。
第10変形例に係るペット用使い捨ておむつJA(図示せず)は、第9変形例に係るペット用使い捨ておむつIAに比して、補助体の構造が異なる。
すなわち、第10変形例に係る補助体J100は、第9変形例に係る補助体I100に比して、一対の開口長手方向切取り部158Yの間において、補助体長手交差方向100Xに連続する複数の切込みによる開口長手交差方向切取り部158Xが形成されている。
なお、開口長手交差方向切取り部158Xは、補助体長手交差方向100Xと平行である必要はない。
本発明に係る第11変形例を、図22〜図23に基づき説明する。
第11変形例に係るペット用使い捨ておむつKA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体およびおむつ本体の構造が異なる。
すなわち、第11変形例に係る補助体K100は、尻尾挿通用開口130において、開口側縁部134を有する。また、おむつ本体K100は、おむつ腹側係止部221において、おむつ長手交差方向200Xに連続するおむつ腹側長手交差方向係止領域222を有する。
調節部150は、開口側縁部134とおむつ腹側長手交差方向係止領域222とにより形成される。
まず、補助体K100の補助体背側係止部111と、おむつ本体K200のおむつ本体背側係止部211とを係止する。その後、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間との位置決めを行う。その後、補助体腹側係止部121と、おむつ本体腹側係止部221とを係止する。この際、尻尾挿通用開口130が開口側縁部134を有するため、ユーザは尻尾を容易に尻尾挿通用開口130に挿通することが可能となる。また、おむつ本体腹側係止部221がおむつ本体腹側長手交差方向係止領域222を有する。よって、ユーザは、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間との位置決めを行った箇所にて、補助体腹側係止部121と、おむつ本体腹側係止部221とを係止することができる。
本発明に係る第12変形例を、図24〜図25に基づき説明する。
第12変形例に係るペット用使い捨ておむつLA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体およびおむつ本体の構造が異なる。
すなわち、第12変形例に係る補助体L100は、尻尾挿通用開口130において、開口側縁部134を有する。また、おむつ本体L100は、おむつ背側係止部211において、おむつ長手交差方向200Xに連続するおむつ背側長手交差方向係止領域212を有する。
調節部150は、開口側縁部134とおむつ背側長手交差方向係止領域212とにより形成される。
まず、補助体L100の補助体腹側係止部121と、おむつ本体K200のおむつ本体腹側係止部221とを係止する。その後、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間との位置決めを行う。その後、補助体背側係止部111と、おむつ本体背側係止部211とを係止する。この際、尻尾挿通用開口130が開口側縁部134を有するため、ユーザは尻尾を容易に尻尾挿通用開口130に挿通することが可能となる。また、おむつ本体背側係止部211がおむつ本体背側長手交差方向係止領域212を有する。よって、ユーザは、尻尾挿通用開口130の開口腹側縁部132と、ペットPの尻尾P120における腹側縁部と肛門との間との位置決めを行った箇所にて、補助体背側係止部111と、おむつ本体背側係止部211とを係止することができる。
一方、おむつ本体として、おむつ本体腹側長手交差方向係止領域222と、おむつ本体背側長手交差方向係止領域212とを同時に形成することも可能である。
本発明に係る第13変形例を、図26に基づき説明する。
第13変形例に係るペット用使い捨ておむつMA(図示せず)は、実施形態に係るペット用使い捨ておむつAに比して、補助体の構造が異なる。
すなわち、第13変形例に係る補助体M100は、補助体吸収性コア140を有さない。
ペット用使い捨ておむつAは、本発明に係る「ペット用使い捨ておむつ」の一例である。おむつ本体200は、本発明に係る「おむつ本体」の一例である。補助体100は、本発明に係る「補助体」の一例である。ペットPは、本発明に係る「ペット」の一例である。おむつ吸収性コア250は、本発明に係る「おむつ吸収性コア」の一例である。おむつ背側領域210は、本発明に係る「おむつ背側領域」の一例である。おむつ背側係止部211は、本発明に係る「おむつ背側係止部」の一例である。おむつ腹側領域220は、本発明に係る「おむつ腹側領域」の一例である。おむつ腹側係止部221は、本発明に係る「おむつ腹側係止部」の一例である。おむつ頭部側領域230は、本発明に係る「おむつ頭部側領域」の一例である。おむつ頭部側開口231は、本発明に係る「おむつ頭部側開口」の一例である。おむつ尻尾側領域240は、本発明に係る「おむつ尻尾側領域」の一例である。おむつ尻尾側開口241は、本発明に係る「おむつ尻尾側開口」の一例である。補助体背側領域110は、本発明に係る「補助体背側領域」の一例である。補助体背側係止部111は、本発明に係る「補助体背側係止部」の一例である。補助体腹側領域120は、本発明に係る「補助体腹側領域」の一例である。補助体腹側係止部121は、本発明に係る「補助体腹側係止部」の一例である。尻尾挿通用開口130は、本発明に係る「尻尾挿通用開口」の一例である。補助体長手方向100Yは、本発明に係る「補助体長手方向」の一例である。補助体長手交差方向100Xは、本発明に係る「補助体長手交差方向」の一例である。補助体背側縁部110Yは、本発明に係る「補助体背側縁部」の一例である。補助体腹側縁部120Yは、本発明に係る「補助体腹側縁部」の一例である。補助体吸収性コア140は、本発明に係る「補助体吸収性コア」の一例である。調節部150は、本発明に係る「調節部」の一例である。
(態様1)
ペット用使い捨ておむつであって、
前記ペット用使い捨ておむつは、ペットの胴周りに着脱自在に装着されるおむつ本体と、前記ペットの股下に配置されるとともに前記おむつ本体に対し着脱自在に装着される補助体とにより形成され、
前記おむつ本体は、おむつ吸収性コアと、前記ペットの背側に配置される領域であるおむつ背側領域と、当該おむつ背側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ背側係止部と、前記ペットの腹側に配置される領域であるおむつ腹側領域と、当該おむつ腹側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ腹側係止部と、前記ペットの頭部側に向けられる領域であるおむつ頭部側領域と、当該おむつ頭部側領域に形成される開口であるおむつ頭部側開口と、前記ペットの尻尾側に向けられる領域であるおむつ尻尾側領域と、当該おむつ尻尾側領域に形成される開口であるおむつ尻尾側開口と、を有し、
前記補助体は、前記おむつ背側領域に配置される補助体背側領域と、当該補助体背側領域に形成され前記おむつ背側係止部を受ける補助体背側係止部と、前記おむつ腹側領域に配置される補助体腹側領域と、当該補助体腹側領域に形成され前記おむつ腹側領域係止部を受ける補助体腹側係止部と、尻尾挿通用開口と、を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体は、前記補助体背側領域と前記補助体腹側領域とに連続される方向である補助体長手方向と、当該補助体長手方向と交差する方向である補助体長手交差方向とにわたり延在されており、
前記補助体背側領域は、前記補助体長手方向上の縁部である補助体背側縁部を有し、
前記補助体腹側領域は、前記補助体長手方向上の縁部である補助体腹側縁部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1または2のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体は、前記尻尾挿通用開口と前記補助体腹側縁部との間に補助体吸収性コアを有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様3に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体吸収性コアは、フラッフパルプと高吸水性ポリマーとの混合物により形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様3に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体吸収性コアは、フラッフパルプにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様3に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体吸収性コアは、親水性を有する不織布により形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様3に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体吸収性コアは、ティッシュペーパーにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1〜7のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記尻尾挿通用開口は、前記補助体腹側縁部側の縁部である開口腹側縁部を有し、
前記ペット用使い捨ておむつは、前記ペットの尻尾における腹側縁部と肛門との間の領域に前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部が配置されるように調節する調節部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様8に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記調節部は、前記補助体背側領域から突出される一対の突出部を有し、
前記突出部は、前記補助体背側領域と対向する領域に前記補助体背側係止部を有し、
前記一対の突出部の間に前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部が配置されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様8または9のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口腹側縁部は、前記補助体背側縁部に形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様10に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口腹側縁部は、前記補助体背側縁部に形成された切込みである切込み部により形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様9〜11のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記突出部は、突出部シート状部材を前記補助体背側縁部に固定することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様9〜11のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記突出部は、前記補助体背側縁部を延出することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様9〜13のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記突出部は、伸縮性弾性部材を有し、
当該伸縮性弾性部材は、伸長状態にて前記突出部に配置されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1〜14のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体は、前記補助体背側領域を形成する第1本体と、前記補助体腹側領域を形成する第2本体と、を有し、
前記第1本体は、前記補助体背側係止部と、前記第2本体に対し着脱自在に形成された第1本体係止部とを有し、
前記第2本体は、前記補助体腹側係止部と、前記第1本体係止部を受ける第2本体係止部と、前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部とを有し、
前記調節部は、前記第1本体と、前記第2本体とにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様15に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第1本体は、当該第1本体における前記補助体長手方向上の一対の縁部を有し、当該一対の縁部は、前記ペットの前記背側方向に位置する第1本体背側縁部と、前記ペットの前記腹側方向に位置する第1本体腹側縁部と、を有し、
前記第2本体は、当該第2本体における前記補助体長手方向上の一対の縁部を有し、当該一対の縁部は、前記ペットの前記背側方向に位置する第2本体背側縁部と、前記ペットの前記腹側方向に位置する第2本体腹側縁部とを有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様15または16のいずれか1項に記載されたペット用の使い捨ておむつであって、
前記第1本体は、前記第1本体背側縁部を含む領域である第1本体背側領域と、前記第1本体腹側縁部を含む領域である第1本体腹側領域とを有し、
前記第2本体は、前記第2本体背側縁部を含む領域である第2本体背側領域と、前記第2本体腹側縁部を含む領域である第2本体腹側領域とを有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様15〜17のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第1本体は、前記第1本体腹側領域から突出される一対の第1本体突出部を有し、
前記第1本体突出部は、前記第1本体背側縁部と対向する領域に前記第1本体係止部を有し、
前記一対の第1本体突出部の間に前記尻尾挿通用開口が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様18に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第1本体突出部は、第1シート状部材を前記第1本体腹側領域に固定することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様18に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第1本体突出部は、前記第1本体腹側領域を延出することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様15〜20のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第1補助体突出部は、第1伸縮性弾性部材を有し、
当該第1伸縮性弾性部材は、伸長状態にて前記第1補助体突出部に配置されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様15〜21のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第2本体は、前記第2本体背側領域から突出される一対の第2本体突出部を有し、
前記第2本体突出部は、前記第2本体腹側縁部と対向する領域に前記第2本体係止部を有し、
前記一対の第2本体突出部の間に前記尻尾挿通用開口が形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様22に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第2本体突出部は、第2シート状部材を前記第2本体背側領域に固定することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様22に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第2本体突出部は、前記第2本体背側領域を延出することにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様22〜24のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記第2本体突出部は、第2伸縮性弾性部材を有し、
当該第2伸縮性弾性部材は、伸長状態にて前記第2本体突出部に配置されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1〜14のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記補助体は、前記尻尾挿通用開口の開口背側縁部を通過する補助体長手交差方向の仮想線である開口背側縁部仮想線と、前記尻尾挿通用開口の開口腹側縁部を通過する補助体長手交差方向の仮想線である開口腹側縁部仮想線と、前記開口背側縁部仮想線と前記開口腹側仮想線の間の領域である補助体尻尾側領域と、前記補助体を前記おむつ本体に配置した状態において、前記ペット側に向けられる領域である補助体内側領域と、前記補助体内側領域と対向する領域である補助体外側領域とを有し、
前記補助体尻尾側領域は、前記尻尾挿通用開口が形成されている領域である開口領域と、前記尻尾挿通用開口が形成されていない領域である開口非形成領域と、を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様26に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記調節部は、前記開口非形成領域の所定の領域に対し着脱自在に係止可能な開口非形成領域係止部により形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様27に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口非形成領域係止部は、前記補助体外側領域に形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様27に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口非形成領域係止部は、前記補助体内側領域に形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様27〜29のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口非形成領域係止部は、前記開口非形成領域に形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様26に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記尻尾挿通用開口は、前記補助体尻尾側領域において、非連続状に設けられた複数の切込みによる開口切取り部により形成され、
前記調節部は、前記開口切取り部により形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様31に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口切取り部は、前記開口背側縁部から前記補助体長手方向に延在する開口長手方向切取り部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様31または32のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記開口長手方向切取り部は一対にて形成されており、
前記一対の開口長手方向切取り部の間において、前記補助体長手交差方向に連続する複数の切込みによる開口長手交差方向切取り部が形成されていることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様1〜33のいずれか1項に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記尻尾挿通用開口は、前記開口背側縁部と前記開口腹側縁部とを前記補助体長手方向において連続する開口側縁部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様34に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記おむつ背側係止部は、前記おむつ長手交差方向に連続するおむつ背側長手交差方向係止領域を有し、
前記調節部は、前記開口側縁部と前記おむつ背側長手交差方向係止領域とにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
態様35に記載されたペット用使い捨ておむつであって、
前記おむつ腹側係止部は、前記おむつ長手交差方向に連続するおむつ腹側長手交差方向係止領域を有し、
前記調節部は、前記開口側縁部と前記おむつ腹側長手交差方向係止領域とにより形成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
ペット用使い捨ておむつに用いられる補助体であって、
ペットの股下に配置されるとともに、前記ペットの胴周りに着脱自在に装着されるおむつ本体に対し着脱自在に装着されるように形成され、
前記おむつ本体の背側領域に配置される補助体背側領域と、当該補助体背側領域に形成され前記おむつ背側領域に着脱自在に係止される補助体背側係止部と、前記おむつ本体の腹側領域に配置される補助体腹側領域と、当該補助体腹側領域に形成され前記おむつ本体の腹側領域に着脱自在に係止される係止部補助体腹側係止部と、尻尾挿通用開口と、を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつに用いられる補助体。
態様37に記載されたペット用使い捨ておむつに用いられる補助体であって、
前記尻尾挿通用開口は、前記補助体腹側領域側の縁部である開口腹側縁部を有し、
前記補助体は、前記ペットの尻尾における腹側縁部と肛門との間の領域に前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部が配置されるように調節する調節部を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつに用いられる補助体。
1001 第1本体
10011 第1本体係止部
1001X 長手交差方向上の縁部
1001Y 長手方向上の縁部
1001Y1 第1本体背側縁部
1001Y11 第1本体背側領域
1001Y2 第1本体腹側縁部
1001Y21 第1本体腹側領域
1002 第2本体
10021 第2本体係止部
1002X 長手交差方向上の縁部
1002Y 長手方向上の縁部
1002Y1 第2本体背側縁部
1002Y11 第2本体背側領域
1002Y2 第2本体腹側縁部
1002Y21 第2本体腹側領域
1002X 長手交差方向上の縁部
100X 補助体長手交差方向
100X1 補助体長手交差方向縁部
100Y 補助体長手方向
100Y1 補助体長手方向縁部
100Z 補助体厚み方向
100Z1 補助体内側領域
100Z2 補助体外側領域
110 補助体背側領域
110Y 補助体背側縁部
111 補助体背側係止部
120 補助体腹側領域
120Y 補助体腹側縁部
121 補助体腹側係止部
130 尻尾挿通用開口
131 開口背側縁部
131X 開口背側縁部仮想線
132 開口腹側縁部
132X 開口腹側縁部仮想線
133 補助体尻尾側領域
1331 開口領域
1332 開口非形成領域
134 開口側縁部
140 補助体吸収性コア
150 調節部
151 突出部
151Y 突出部長手方向縁部
151X1 突出部長手交差方向内側縁部
1511 第1本体突出部
1511Y 第1本体突出部長手方向縁部
1512 第2本体突出部
1512 第2本体突出部長手方向縁部
152 突出部シート状部材
153 固定部
154 伸縮性弾性部材
155 切込み部
156 非切込み領域
157 開口非形成領域係止部
157Y1 開口非形成領域係止部背側縁部
157Y2 開口非形成領域係止部腹側縁部
158 開口切取り部
158X 開口長手交差方向切取り部
158Y 開口長手方向切取り部
160 シート状部材
161 第1シート
162 第2シート
200、A200、B200、C200、D200、E200、F200、G200、H200、I200、J200、K200、L200、M200 おむつ本体
200X おむつ長手交差方向
200X1 おむつ長手交差方向縁部
200Y おむつ長手交方向
200Y1 おむつ長手方向縁部
200Y11 おむつ長手方向縁部領域
200Z おむつ厚み方向
200Z1 おむつ内側領域
200Z2 おむつ外側領域
210 おむつ背側領域
211 おむつ背側係止部
212 おむつ背側長手交差方向係止領域
220 おむつ腹側領域
221 おむつ腹側係止部
222 おむつ腹側長手交差方向係止領域
230 おむつ頭部側領域
231 おむつ頭部側開口
232 おむつ頭部側縁部
240 おむつ尻尾側領域
241 おむつ尻尾側開口
242 おむつ尻尾側縁部
250 おむつ吸収性コア
260 おむつ係止部
261 一方の係止部
262 他方の係止部
270 伸縮性弾性部材
A、AA、BA、CA、DA、EA、FA、GA、HA、IA、JA、KA、AL、AM ペット用使い捨ておむつ
P ペット
P100 胴周り
P110 頭部
P120 尻尾
Claims (1)
- ペット用使い捨ておむつであって、
前記ペット用使い捨ておむつは、ペットの胴周りに着脱自在に装着されるおむつ本体と、前記ペットの股下に配置されるとともに前記おむつ本体に対し着脱自在に装着される補助体とにより形成され、
前記おむつ本体は、おむつ長手方向と当該おむつ長手方向と交差する方向であるおむつ長手交差方向を規定するとともに、前記おむつ長手方向上の一対の縁部をそれぞれ含む領域である一対のおむつ長手方向縁部領域と、当該おむつ長手方向縁部領域同士を係止する係止部と、前記おむつ長手交差方向上の一対の縁部をそれぞれ含む領域である一対のおむつ長手交差方向縁部領域と、当該一対のおむつ長手交差方向縁部領域のそれぞれに伸長状態にて設けられた一対のおむつ伸縮性弾性部材と、おむつ吸収性コアと、を有し、ペットの胴周りに前記おむつ本体を巻回するとともに、前記係止部により前記一対のおむつ長手方向縁部領域同士を係止することによってペットに装着されるよう構成され、
前記おむつ本体をペットに装着した状態において、前記おむつ本体は、前記ペットの背側に配置されるとともに前記係止部が設けられる領域であるおむつ背側領域と、当該おむつ背側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ背側係止部と、前記ペットの腹側に配置されるとともに前記おむつ吸収性コアが設けられる領域であるおむつ腹側領域と、当該おむつ腹側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ腹側係止部と、前記ペットの頭部側に向けられるとともに一方の前記おむつ伸縮性弾性部材が設けられる領域であるおむつ頭部側領域と、当該おむつ頭部側領域に形成される開口であるおむつ頭部側開口と、前記ペットの尻尾側に向けられるとともに他方の前記おむつ伸縮性弾性部材が設けられる領域であるおむつ尻尾側領域と、当該おむつ尻尾側領域に形成される開口であるおむつ尻尾側開口と、を有し、
前記補助体は、前記おむつ背側領域に配置される補助体背側領域と、当該補助体背側領域に形成され前記おむつ背側係止部を受ける補助体背側係止部と、前記おむつ腹側領域に配置される補助体腹側領域と、当該補助体腹側領域に形成され前記おむつ腹側領域係止部を受ける補助体腹側係止部と、尻尾挿通用開口と、を有するとともに、前記補助体背側領域と前記補助体腹側領域とに連続される方向である補助体長手方向と、当該補助体長手方向と交差する方向である補助体長手交差方向とにわたり延在されており、
前記補助体背側領域は、前記補助体長手方向上の縁部である補助体背側縁部を有し、
前記補助体腹側領域は、前記補助体長手方向上の縁部である補助体腹側縁部を有し、
前記尻尾挿通用開口は、前記補助体腹側縁部側の縁部である開口腹側縁部を有し、
さらに前記補助体は、前記ペットの尻尾における腹側縁部と肛門との間の領域に前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部が配置されるように調節する調節部を有し、
前記調節部は、前記補助体背側領域から突出される一対の突出部を有し、
前記突出部は、前記補助体背側領域と対向する領域に前記補助体背側係止部を有し、
さらに前記突出部は、突出部シート状部材を前記補助体背側縁部に固定することにより構成されるとともに、前記突出部シート状部材に伸長状態で配置された伸縮性弾性部材を有し、
一対の前記突出部の間に前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部が配置されており、
さらに前記補助体は、前記尻尾挿通用開口と前記補助体腹側縁部との間に補助体吸収性コアと、前記補助体吸収性コアが配置されていない領域である補助体吸収性コア非配置領域と、を有し、
前記補助体腹側係止部および前記突出部は、前記補助体吸収性コア非配置領域に設けられ、
前記おむつ本体および前記補助体をペットに装着した場合、前記伸縮性弾性部材が収縮することにより前記尻尾挿通用開口の前記開口腹側縁部がペットの尻尾に当接するよう構成されることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
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-
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