JP6373349B2 - 動物排泄物処理具 - Google Patents

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    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K23/00Manure or urine pouches

Description

本発明は、犬や猫などの動物に用いられる、使い捨ておむつ等の動物排泄物処理具に関する。
犬等のペットが排泄した排泄物を処理するための動物排泄物処理具として、ペットの胴周りに巻き付けて装着される帯状のベルトと、ペットの股下部に配置され且つ前記ベルトに着脱自在に固定される使い捨ておむつとを備えた、動物排泄物処理具が知られている。
そのような動物排泄物処理具として、例えば、特許文献1には、ペット用使い捨ておむつであって、前記ペット用使い捨ておむつは、ペットの胴周りに着脱自在に装着されるおむつ本体と、前記ペットの股下に配置されるとともに前記おむつ本体に対し着脱自在に装着される補助体とにより形成され、前記おむつ本体は、おむつ吸収性コアと、前記ペットの背側に配置される領域であるおむつ背側領域と、当該おむつ背側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ背側係止部と、前記ペットの腹側に配置される領域であるおむつ腹側領域と、当該おむつ腹側領域において前記補助体と着脱自在に係止されるおむつ腹側係止部と、前記ペットの頭部側に向けられる領域であるおむつ頭部側領域と、当該おむつ頭部側領域に形成される開口であるおむつ頭部側開口と、前記ペットの尻尾側に向けられる領域であるおむつ尻尾側領域と、当該おむつ尻尾側領域に形成される開口であるおむつ尻尾側開口と、を有し、前記補助体は、前記おむつ背側領域に配置される補助体背側領域と、当該補助体背側領域に形成され前記おむつ背側係止部を受ける補助体背側係止部と、前記おむつ腹側領域に配置される補助体腹側領域と、当該補助体腹側領域に形成され前記おむつ腹側領域係止部を受ける補助体腹側係止部と、尻尾挿通用開口と、を有することを特徴とするペット用使い捨ておむつが開示されている。
文献1に開示された従来の動物排泄物処理具は、帯体(文献1における「おむつ本体」に相当する。)及び吸収本体(文献1における「補助体」に相当する。)からなり、前記帯体と前記吸収本体とが、おむつ背側係止部を受ける補助体背側係止部とおむつ腹側係止部を受ける補助体腹側係止部とを介して着脱自在に係止されている。前記文献1には、前記動物排泄物処理具の態様として、前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記吸収本体が長手方向及び幅方向を有する縦長の形状を有し、前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部が、それぞれ前記吸収本体の前記長手方向における端部領域に配置された構成が開示されている。
特開2014−226111号公報
しかしながら、前記文献1に記載された構成において、前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部が前記吸収本体の前記幅方向両側部に余白を残して配置されているので、前記動物排泄物処理具の装着前に、当該余白部分が前記吸収本体の幅方向中央軸線側にめくれて、前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部が前記余白部分に覆われた状態で付着してしまう場合があった。このような場合、前記動物排泄物処理具の装着前に、前記余白部分を前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部から剥がす手間が生じ、前記吸収本体を前記帯体に取り付け難くなる虞があった。また、前記余白部分を前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部から剥がさずに前記吸収本体を前記帯体に取り付けると、前記動物排泄物処理具の装着中に、前記補助体背側係止部及び前記補助体腹側係止部における係止面積が前記余白部分に覆われた分だけ減少してしまい、係止強度が弱まる結果、前記吸収本体と前記帯体とが外れ易くなったりする虞があった。
そこで、本開示は、動物排泄物処理具の装着前に吸収本体を帯体に取り付け易く、前記動物排泄物処理具の装着中に前記吸収本体と前記帯体とが外れ難い、動物排泄物処理具用の吸収本体を提供することを目的とする。
本開示によれば、動物の胴周りに沿って着脱自在に装着される帯体と、動物の背部、股下部及び腹部に沿って配置され、前記動物の背部側に位置する背部側端部及び前記動物の腹部側に位置する腹部側端部が前記帯体に対して着脱自在に固定される吸収本体と、を備えた動物排泄物処理具用の前記吸収本体であって、
前記吸収本体は、
展開した状態の平面視にて、長手方向、幅方向及び厚さ方向を有し、
前記動物の尻尾を挿通する尻尾挿通口と、前記長手方向の両端に位置する前記背部側端部及び前記腹部側端部の少なくとも一方において、前記帯体に固定される固定部と、を備え、
前記固定部の前記幅方向における両端部から前記長手方向に延びる一対の仮想面により区画され、前記長手方向に延び且つ前記固定部が配置された吸収本体中央領域と、前記吸収本体中央領域の両側に隣接して存在する一対の吸収本体側部領域と、を有しており、
前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても前記固定部に付着することが抑制されるように、前記一対の吸収本体側部が構成されていることを特徴とする、
前記吸収本体が提供される。
本開示によれば、動物排泄物処理具の装着前に吸収本体を帯体に取り付け易く、前記動物排泄物処理具の装着中に前記吸収本体と前記帯体とが外れ難い動物排泄物処理具用の吸収本体を提供することができる。
図1は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつを犬に装着した状態を示す模式図である。 図2は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつにおいて、帯体3に吸収本体5を固定させる様子を説明するための斜視図である。 図3は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつの吸収本体5を、展開した状態で胴体非対向面側(外表面側)から厚さ方向に見た平面図である。 図4は、吸収本体5における、図3の幅方向の中央軸線Cに沿った長手方向断面の端面図である。 図5は、吸収本体5の自然状態における斜視図である。 図6は、図5における領域Xにおいて、吸収本体5を自然状態にて、仮想面VSで吸収本体側部領域を折り返した状態を示す模式図である。 図7は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつの帯体3を、展開した状態で胴体対向面側から厚さ方向に見た平面図である。 図8は、本開示の第2実施形態に係る動物用使い捨ておむつの吸収本体5を、展開した状態で胴体非対向面側(外表面側)から厚さ方向に見た平面図である。
[態様1]
動物の胴周りに沿って着脱自在に装着される帯体と、動物の背部、股下部及び腹部に沿って配置され、前記動物の背部側に位置する背部側端部及び前記動物の腹部側に位置する腹部側端部が前記帯体に対して着脱自在に固定される吸収本体と、を備えた動物排泄物処理具用の前記吸収本体であって、
前記吸収本体は、
展開した状態の平面視にて、長手方向、幅方向及び厚さ方向を有し、
前記動物の尻尾を挿通する尻尾挿通口と、前記長手方向の両端に位置する前記背部側端部及び前記腹部側端部の少なくとも一方において、前記帯体に固定される固定部と、を備え、
前記固定部の前記幅方向における両端部から前記長手方向に延びる一対の仮想面により区画され、前記長手方向に延び且つ前記固定部が配置された吸収本体中央領域と、前記吸収本体中央領域の両側に隣接して存在する一対の吸収本体側部領域と、を有しており、
前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても前記固定部に付着することが抑制されるように、前記一対の吸収本体側部が構成されていることを特徴とする、
前記吸収本体。
本態様に係る動物排泄物処理具用の前記吸収本体は、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても前記固定部に付着することが抑制されるように、前記一対の吸収本体側部が構成されている。かかる構成により、前記動物排泄物処理具の装着前に、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。したがって、前記動物排泄物処理具の装着前に、前記一対の吸収本体側部領域を前記固定部から剥がす手間がなくなる、又は少なくなり、前記吸収本体を前記帯体に取り付け易い。また、仮に前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着した状態で、前記吸収本体を前記帯体に取り付けたとしても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部を覆う被覆率を、前記構成を有しない場合と比較して抑制することができる。したがって、前記動物排泄物処理具の装着中に、上記構成を有しない吸収本体と比べて、前記固定部による固定強度を維持し易い。
以上より、本開示に係る動物排泄物処理具用の前記吸収本体は、動物排泄物処理具の装着前に吸収本体を帯体に取り付け易く、前記動物排泄物処理具の装着中に前記吸収本体と前記帯体とが外れ難い。
[態様2]
前記一対の吸収本体側部領域は、前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記一対の仮想面で前記一対の吸収本体側部領域を折り返したときに、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁である第1端縁よりも、前記一対の吸収本体側部領域の前記長手方向の端縁である第2端縁の少なくとも一部が、前記長手方向における内側に位置するように構成されている、態様1に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体は、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、吸収本体中央領域の第1端縁と、一対の吸収本体側部領域の第2端縁とが、長手方向において所定の位置関係にあるので、上記位置関係を有しない場合と比べて、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。したがって、前記動物排泄物処理具の装着前及び装着中において、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様3]
前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれが、弾性部材を含み、
前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれのうち、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部の属する部分の少なくとも一部において、前記弾性部材が前記長手方向に伸長した状態で配置されている、態様1又は2に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体は、前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれにおいて、所定の位置に弾性部材が前記長手方向に伸長した状態で配置されているので、前記弾性部材の収縮力により、吸収本体の自然状態において、前記弾性部材を有しない吸収本体と比べて、前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に位置し易い。したがって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。以上より、前記動物排泄物処理具の装着前及び装着中において、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様4]
前記弾性部材が、前記長手方向において、前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれにおける前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部の端縁である第2端縁に至るように配置されている、態様3に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体は、前記一対の吸収本体領域のそれぞれにおいて、第2端縁に至るまで弾性部材が配置されているので、前記第2端縁近傍部分における前記弾性部材の収縮力が発揮され易い。よって、吸収本体の自然状態において、前記弾性部材が上記のように配置されていない吸収本体と比べて、前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に位置し易い。したがって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。以上より、前記動物排泄物処理具の装着前及び装着中において、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様5]
前記吸収本体は、前記長手方向において、前記背部側端部と前記腹部側端部との間に位置する股部対応部を有し、
前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれのうち、前記股部対応部の属する部分の少なくとも一部において、前記弾性部材が前記長手方向に延在するように配置されている、態様3又は4に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体は、弾性部材が前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれにおいて、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部以外の部分である前記股部対応部にも配置され得るので、前記股部対応部における前記弾性部材の収縮力が発揮され易い。よって、吸収本体の自然状態において、前記弾性部材が上記のように配置されていない吸収本体と比べて、前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に位置し易い。したがって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。以上より、前記動物排泄物処理具の装着前及び装着中において、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様6]
前記吸収本体は、前記厚さ方向において、表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体とを備え、
前記弾性部材が、前記吸収体と前記厚さ方向において重複しない位置に配置されている、態様3〜5のいずれかに記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体において、前記吸収本体を構成する吸収体と厚さ方向に重複しない位置に前記弾性部材が配置されている。よって、前記弾性部材が上記のように配置されていない吸収本体と比べて、前記弾性部材の収縮力が前記吸収体により阻害され難い。よって、吸収本体の自然状態において、前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に位置し易い。したがって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。以上より、前記動物排泄物処理具の装着前及び装着中において、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様7]
前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記幅方向における中央部の剛性よりも前記吸収本体中央領域の前記幅方向における両側部の剛性の方が高い、態様3〜6のいずれか記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体において、前記吸収本体中央領域の剛性が、前記幅方向において所定の関係を有するので、上記関係を有しない吸収本体と比べて、前記弾性部材の収縮力により前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に移動しても、前記吸収本体中央領域はこれに連動して移動し難く、吸収本体の自然状態において、前記吸収本体中央領域が変形し難い。したがって、本態様に係る吸収本体は、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。その結果、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様8]
前記吸収本体は、装着時に前記動物の肌面に対向する内表面と、該内表面の反対側の面となる外表面と、を有し、
前記吸収本体は、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記内表面及び前記外表面のうち、前記固定部が配置されていない面に剛性部を有する、態様1〜7のいずれかに記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体において、前記吸収本体が所定の位置に剛性部をさらに備えるので、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部の剛性を確保し易く、前記背部側端部及び前記腹部側端部の強度を維持し易い。よって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着することが抑制される。よって、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。その結果、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様9]
前記剛性部が、前記固定部と、前記厚さ方向において重複するように配置されている、態様8に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体において、前記剛性部が所定の位置に配置されており、固定部も歪み難いので、前記固定部が歪んだ状態で帯体に固定されることによる固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。その結果、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様10]
前記剛性部は、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁と前記厚さ方向において重複し且つ前記幅方向に延在するように配置されている、態様8又は9に記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体において、前記剛性部が所定の位置に前記幅方向に延在するように配置されているので、吸収本体中央領域の長手方向端縁における剛性を確保し易く、当該部分が前記吸収本体中央領域に向かってめくれて、固定部を覆ってしまうことを抑制することができる。よって、本態様に係る吸収本体は、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。その結果、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[態様11]
前記固定部は、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁と前記厚さ方向において重複し且つ前記幅方向に延在するように配置されている、態様1〜10のいずれかに記載の吸収本体。
本態様に係る吸収本体は、前記固定部が所定の位置に前記幅方向に延在するように配置されているので、吸収本体中央領域の長手方向端縁における剛性を確保し易く、当該部分が前記吸収本体中央領域に向かってめくれて、固定部を覆ってしまうことを抑制することができる。よって、本態様に係る吸収本体は、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。その結果、本態様に係る吸収本体は、態様1による作用効果を発揮し易い。
[定義]
以下、本開示の動物排泄物処理具の吸収本体の好適な実施形態としての動物用使い捨ておむつについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書においては、特に断りのない限り、「展開した状態で水平面上に置いた対象物(例えば、帯体、吸収本体等)を、垂直方向の上方側から対象物の厚さ方向に見ること」を、単に「平面視」という。
また、「対象物(吸収本体部、等)を展開した状態の平面視」とは、「対象物を水平面上に展開し(対象物が弾性部材を備える場合にあっては、当該弾性部材を伸長させた状態で前記対象物を水平面上に展開し)、前記対象物を垂直方向の上方側から対象物の厚さ方向に見ること」をいう。
本明細書において用いられる各種方向等については、特に断りのない限り、以下のとおりである。
本明細書において、「長手方向」は、「平面視における縦長の対象物(例えば、帯体、吸収本体等)の長さの長い方向」を指し、「幅方向」は、「平面視における縦長の対象物の長さの短い方向(短手方向)」を指し、「厚さ方向」は、「展開した状態で水平面上に置いた対象物に対して垂直方向」を指し、これらの長手方向、幅方向及び厚さ方向は、それぞれ互いに直交する関係にある。
さらに、本明細書では、「縦長の対象物(例えば、帯体、吸収本体等)の幅方向において、該対象物の幅方向の中央に位置し且つ長手方向に延びる幅方向の中央軸線CLに対して、相対的に近位側」を「幅方向の内側」といい、「縦長の対象物の幅方向において、前記幅方向の中央軸線CLに対して相対的に遠位側」を「幅方向の外側」という。同様に、「縦長の対象物の長手方向において、該対象物の長手方向の中央に位置し且つ幅方向に延びる長手方向の中央軸線CWに対して、相対的に近位側」を「長手方向の内側」といい、「縦長の対象物の長手方向において、前記長手方向の中央軸線CWに対して、相対的に遠位側」を「長手方向の外側」という。
また、本明細書では、「帯体の装着対象である動物の胴体が延びる方向」を「動物の前後方向」といい、「動物の前後方向において、動物の頭部に対して相対的に近位側」を「動物の前方側」といい、「動物の前後方向おいて、動物の頭部に対して相対的に遠位側」を「動物の後方側」という。
そして、本明細書では、特に断りのない限り、「帯体及び吸収本体の厚さ方向において、帯体及び吸収本体を動物の胴体に装着したときに、動物の胴体に対して相対的に近位側となる一方側」を「胴体対向面側」といい、「帯体及び吸収本体の厚さ方向において、帯体及び吸収本体を動物の胴体に装着したときに、動物の胴体に対して相対的に遠位側となる他方側」を「胴体非対向面側」という。なお、本明細書においては、帯体及び吸収本体並びにこれらを構成する各種部材(例えば、表面シート、吸収体、裏面シート等)の「胴体対向面側の表面」及び「胴体非対向面側の表面」を、それぞれ「胴体対向面」及び「胴体非対向面」ということがあるが、特に、吸収本体の「胴体対向面」及び「胴体非対向面」については、それぞれ「内表面」及び「外表面」という。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつを犬に装着した状態を示す模式図である。図2は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつにおいて、帯体3に吸収本体5を固定させる様子を説明するための斜視図である。図3は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつの吸収本体5を、展開した状態で胴体非対向面側(外表面側)から厚さ方向に見た平面図である。図4は、吸収本体5における、図3の幅方向の中央軸線Cに沿った長手方向断面の端面図である。図5は、吸収本体5の自然状態における斜視図である。図6は、図5における領域Xにおいて、吸収本体5を自然状態にて、仮想面VSで吸収本体側部領域を折り返した状態を示す模式図である。図7は、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつの帯体3を、展開した状態で胴体対向面側(外表面側)から厚さ方向に見た平面図である。
<全体構成>
図1〜図7に示すように、本開示の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1は、装着対象となる犬などの動物の胴周りに沿って着脱自在に装着される帯体3と、動物の背部、股下部及び腹部に沿って配置され(より具体的には、動物の股下部を中心にして動物の腹部から背部に至る部分に配置され)、動物の背部側に位置する背部側端部7及び動物の腹部側に位置する腹部側端部9が帯体3に対して着脱自在に固定される吸収本体5と、を備えた2ピース型の構造を有している。
本第1実施形態において、帯体3は、図1に示すように、犬などの動物の背部及び腹部を含む胴周りに沿って着脱自在に装着されて、動物の股下部に配置される吸収本体5(すなわち、動物用使い捨ておむつ本体)を、位置がズレたり、外れたりしないように支持するための再利用可能な帯状の部材である。
なお、本明細書において、「再利用可能」とは、動物の排泄物や汗、その他の汚染物等によって汚れた場合に、洗濯等による洗浄及び乾燥を施すことによって、再度利用し得る状態を形成することができることをいう。
一方、上述の第1実施形態において、吸収本体5は、動物の股下部を中心にして動物の腹部から背部に至る部分に配置されて、特に、動物の股下部において、動物から排出される尿などの排泄物を吸収して保持するための部材である。吸収本体5は、図3に示すように、展開した状態の平面視にて、長手方向L及び幅方向Wを有する縦長の略矩形状の外形形状を有するとともに、厚さ方向Tにおいて、装着時に動物の胴体に対して胴体対向面となる内表面5aと、当該内表面5aとは反対側の面(胴体非対向面)となる外表面5bと、を有している。
なお、本開示において、吸収本体の外形形状や外形寸法等は、特に制限されず、装着対象となる動物の種類や体型、サイズ等に応じた任意の縦長の外形形状(例えば、長方形、楕円形、砂時計形等)や外形寸法等を採用することができる。また、上述の第1実施形態においては、吸収本体5は、動物用使い捨ておむつ本体によって構成されているが、本開示においては、このような態様に限定されず、吸収本体は、(軽)失禁パッド本体等の任意の吸収性物品本体を採用することができる。
上述の第1実施形態において、吸収本体5は、図4に示すように、厚さ方向Tにおいて、吸収本体5の内表面5a側に位置する液透過性の表面シート23と、吸収本体5の外表面5b側に位置する液不透過性の裏面シート25と、これら各シートの間に位置し且つ平面視にて吸収本体5の幅方向Wに延びる長手方向の中央軸線CWを長手方向Lに跨いで延在するとともに長手方向Lに延びる幅方向の中央軸線CLを幅方向Wに跨いで延在するように配置された吸収体27と、を基本構成として備えていて、動物から排泄された尿などの排泄物を厚さ方向Tに浸透させながら吸収体27にて吸収及び保持することができるように構成されている。吸収体27は、長手方向Lにおいて、腹部側端部9と背部側端部7との間の股部対応部8に位置している。
さらに、吸収本体5は、図4に示すように、吸収本体5の長手方向Lにおける両方の端部(すなわち、腹部側端部9及び背部側端部7)の各々の内表面5aに配置された、帯体3に固定される腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)と、平面視にて吸収体27及び背部側端部7の間において幅方向の中央軸線CLと重複する位置に配置された、動物の尻尾を挿通するための尻尾挿通口29と、表面シート23の内表面5a側において幅方向の中央軸線CLを挟むように配置された、一対のサイドシート31と、当該サイドシート31の幅方向Wにおける内側の端部に配置された、長手方向Lに延びるギャザー形成用弾性部材33を備えている。なお、図4では分り易さのために、尻尾挿通口29の記載を省略している。
また、本実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1は、吸収本体5において、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)幅方向における両側に、弾性部材35を備えている。本第1実施形態において、弾性部材35は、平面視にて吸収体27を挟むようにして当該吸収体27に対して幅方向Wの外側に配置されており、動物の股下部に着実に装着することができ、動物から排泄された尿などの排泄物を外部に漏出させないように構成されている。さらに、本実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1において、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)が配置された背部側端部7及び腹部側端部9において、外表面5bに剛性部37を備えている。
本実施形態において、吸収本体5は、吸収本体中央領域39と、一対の吸収本体側部領域41と、を有している。吸収本体中央領域39は、平面視にて、吸収本体5における、腹部側固定部19及び背部側固定部21の少なくとも一方である吸収本体側固定部(固定部)の幅方向Wにおける両端部から長手方向Lに延びる一対の仮想面VSにより区画され、長手方向Lに延び且つ腹部側固定部19及び背部側固定部21が配置された領域である。一対の吸収本体側部領域41は、平面視にて、吸収本体5における、吸収本体中央領域39の幅方向Wの両側に隣接して存在する領域である。そして、吸収本体5では、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、腹部側固定部19及び背部側固定部21に付着することが抑制されるように、一対の吸収本体側部が構成されている。
本実施形態では、吸収本体側部領域41は弾性部材35を含むように構成されている。この場合、弾性部材35は、吸収本体5を展開した状態の平面視にて、吸収本体側部領域41のうち、腹部側固定部19が配置された腹部側端部9又は背部側固定部21が配置された背部側端部7の属する部分の少なくとも一部において、長手方向Lに配置されている。その結果、吸収本体側部領域41において、吸収本体5が展開状態ではない自然状態のとき、弾性部材35の収縮力により、吸収本体側部領域41が長手方向Lの内側に収縮するので、吸収本体側部領域41の長手方向Lの外側の第2端縁45は、吸収本体5が展開状態のときよりも、長手方向Lの内側に位置するようになる。したがって、吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、腹部側固定部19又は背部側固定部21が吸収本体側部領域41に覆われた状態で付着することを抑制できる。すなわち、このような一対の吸収本体側部領域41は、吸収本体中央領域39に向かってめくれても、固定部に付着することが抑制されるように構成されている、ということができる。
より具体的には、例えば、図6に示すように、仮想面VSで吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39と重なるように折り返されてしまった場合においても、吸収本体側部領域41の構成(第2端縁45が長手方向Lの内側に位置)により、吸収本体側部領域41が腹部側固定部19(吸収本体側固定部)を覆い、付着することが抑制され、腹部側固定部19(吸収本体側固定部)の露出を維持できる。したがって、前記動物排泄物処理具の装着前に、前記吸収本体側部領域における前記背部側端部又は前記腹部側端部に属する部分を前記固定部から剥がす手間がなくなる、又は少なくなり、前記吸収本体を前記帯体に取り付け易い。また、仮に前記吸収本体側固定部が前記吸収本体側部領域における前記背部側端部又は前記腹部側端部に属する部分に付着した状態で、前記吸収本体を前記帯体に取り付けたとしても、前記吸収本体側部領域における前記背部側端部又は前記腹部側端部に属する部分による前記吸収本体側固定部の被覆率を、前記構成を有しない場合と比較して抑制することができる。したがって、前記動物排泄物処理具の装着中に、上記構成を有しない吸収本体と比べて、前記吸収本体側固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。
以上より、本開示に係る動物排泄物処理具用の前記吸収本体において、動物排泄物処理具の装着前に吸収本体を帯体に取り付け易く、前記動物排泄物処理具の装着中に前記吸収本体と前記帯体とを外れ難くすることができる。
なお、本実施形態においては、一対の吸収本体側部領域41における長手方向Lの背部側及び腹部側の両方の端分に、吸収本体側部領域41のめくれによる付着を抑制するように、すなわち第2端縁45が長手方向Lのより内側に位置するように、弾性部材35が設けられている。しかし、本開示において、動物の種類や習性、飼育形態(例えば、動物が寝たきりの場合等)によって吸収本体が帯体からズレたり、外れたりする虞が少ないような場合には、一対の吸収本体側部領域において、第2端縁が長手方向Lのより内側に位置するように弾性部材35を設けるのは、長手方向Lの背部側及び腹部側のうちの一方の端部にて、吸収本体側固定部の幅方向Wにおける両側に設けられていればよい。この場合、他方の端部は、帯体と動物の胴体との間に挟み込まれるか、締結用の紐等の任意の結合手段によって帯体に固定されてもよい。
このように構成された吸収本体5は、図2に示すように、長手方向Lにおける両方の端部(すなわち、腹部側端部9及び背部側端部7)が動物の前後方向における後方側から上記両方の端部の各々の内表面5aに配置された腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)を介して前記帯体3の胴体非対向面3bと係合することにより、前記帯体3に対して着脱自在に固定される。
ここで、本開示の動物排泄物処理具が適用される「動物」は、ペット等として飼育され得る動物であれば特に限定されず、上述の実施形態のような犬のほか、例えば、猫や猿等の様々な動物を対象とすることができる。なお、本開示の動物排泄物処理具における吸収本体(例えば、使い捨ておむつや失禁パッド等)が吸収及び保持する対象の排泄物は、特に制限されず、例えば、尿や糞、血液等の各種排泄物が挙げられる。
以下、本開示の動物排泄物処理具における吸収本体及び帯体を構成する各種部材について、上述の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1を用いて更に詳細に説明する。
<吸収本体>
上述の第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつにおいて、吸収本体5は、動物用使い捨ておむつ本体によって構成されており、その厚さ方向Tにおいて、吸収本体5の内表面5a側に位置する液透過性の表面シート23と、吸収本体5の外表面5b側に位置する液不透過性の裏面シート25と、これら各シートの間に位置し且つ平面視にて吸収本体5の幅方向Wに延びる長手方向の中央軸線CWを長手方向Lに跨いで延在するとともに長手方向Lに延びる幅方向の中央軸線CLを幅方向Wに跨いで延在するように配置された吸収体27と、を基本構成として備え、さらに、吸収本体5の長手方向Lにおける両方の端部(すなわち、腹部側端部9及び背部側端部7)の各々の内表面5aに配置された腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)と、平面視にて吸収体27及び背部側端部7の間において幅方向の中央軸線CLと重複する位置に配置された、動物の尻尾を挿通するための尻尾挿通口29と、表面シート23の内表面5a側において幅方向の中央軸線CLを挟んで配置された、一対のサイドシート31と、当該サイドシート31の幅方向Wにおける内側の端部に配置された、長手方向Lに延びるギャザー形成用弾性部材33を備えている。また、本実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1は、吸収本体5において、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)幅方向における両側に、弾性部材35を備えている。さらに、本実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1において、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)が配置された背部側端部7及び腹部側端部9において、外表面5bに剛性部37を備えている。
本明細書において、吸収本体の腹部側端部は、平面視にて、吸収本体の長手方向における一方の端縁部から長手方向の内側に向かって延在する領域であり、吸収本体の装着時には動物の腹部に対応し、長手方向長さが、例えば、吸収本体全体の長手方向長さの約1/5となる領域を指す。同様に、吸収本体の背部側端部は、平面視にて、吸収本体の長手方向における他方の端縁部から長手方向の内側に向かって延在する領域であり、吸収本体の装着時には動物の背部に対応し、長手方向長さが、例えば、吸収本体全体の長手方向長さの約1/5となる領域を指す。さらに、吸収本体の股部対応部は、平面視にて、長手方向Lにおいて、腹部側端部と背部側端部との間に位置する部分である。
また、本第1実施形態において、吸収本体5は、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)の幅方向両端部から前記長手方向に延びる一対の仮想面VSにより区画され、長手方向Lに延び且つ吸収本体側固定部が配置された吸収本体中央領域39と、吸収本体中央領域39の両側に隣接して存在する一対の吸収本体側部領域41とを有する。
また、本第1実施形態において、吸収本体5は、吸収本体中央領域39の長手方向Lの端縁である第1端縁43と、一対の吸収本体側部領域41の長手方向Lの端縁である第2端縁45を有する。
[表面シート]
上述の第1実施形態において、吸収本体5に用いられる表面シート23は、図3及び4に示すように、平面視にて吸収本体5の長手方向Lにおける一方側の腹部側端部9から他方側の背部側端部7に亘って延在するとともに幅方向Wにおける一方側端部近傍から他方側端部近傍に亘って延在する、長手方向Lに長い縦長の略矩形状の外形形状を有しており、吸収本体5の厚さ方向Tにおいて内表面5a側の位置に配置されて、装着対象の動物の身体(特に、股下部)に直に接触し得る液透過性シートによって構成されている。
本開示において、表面シートとして用い得る液透過性シートは、吸収本体の表面シートとして用い得る所定の液透過性や柔軟性、肌触り等を有するものであれば特に制限されず、不織布等の繊維シートなどを用いることができる。中でも、液透過性や柔軟性、肌触りなどの点から、不織布を用いることが好ましく、かかる不織布としては、特に限定されないが、例えば、スパンレース不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、メルトブローン不織布、及びこれらの組み合わせ(例えば、SMS不織布等)などの不織布を好適に用いることができる。なお、かかる不織布の構造も特に制限されず、当該不織布は、平坦な無孔の不織布のほか、例えば有孔の不織布、凹凸構造(断面が波形となる凹凸構造や畝溝構造等)を有する不織布なども好適に用いることができる。
また、表面シートとして用い得る不織布の構成繊維も特に制限されず、例えば、セルロース系繊維;オレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維などが挙げられ、これらの繊維は単独で使用しても、二種類以上の繊維を併用してもよい。なお、かかる不織布の坪量は、液透過性を阻害しない限り特に制限されず、例えば、6g/m〜50/mの範囲内である。
なお、本開示において、表面シートとして用い得る液透過性シートの寸法形状や厚み等は、かかる液透過性シートが吸収本体の表面シートとして機能し得るものであれば特に制限されず、所望の液透過性や柔軟性、肌触り、強度等に応じた任意の寸法形状や厚み等を採用することができる。
[裏面シート]
上述の第1実施形態において、吸収本体5に用いられる裏面シート25は、図4に示すように、平面視にて吸収本体5の長手方向Lにおける一方側の腹部側端部9から他方側の背部側端部7に亘って延在するとともに幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に亘って延在する、長手方向Lに長い縦長の略矩形状の外形形状を有しており、吸収本体5の厚さ方向Tにおいて外表面5b側の位置に配置されて、装着対象の動物から排出される尿などの排泄物の透過を防ぐように機能する液不透過性シートによって構成されている。
本開示において、裏面シートとして用い得る液不透過性シートは、動物から排出される尿などの排泄物の透過を防ぐように機能し得るものであれば特に制限されず、例えば、疎水性の不織布、SMS積層不織布、液不透過性のプラスチック製フィルム、及びこれらのシートを任意の組み合わせた積層シートなどを用いることができる。
なお、本開示において、裏面シートとして用い得る液不透過性シートの寸法形状や厚み等は、かかる液不透過性シートが吸収本体の裏面シートとして機能し得るものであれば特に制限されず、所望の液不透過性や柔軟性、通気性、強度等に応じた任意の寸法形状や厚み等を採用することができる。
[吸収体]
上述の第1実施形態において、吸収本体5に用いられる吸収体27は、図4に示すように、展開した状態の平面視にて、吸収本体5の幅方向Wに延びる中央軸線Cを前記長手方向Lに跨いで延在するとともに前記長手方向Lに延びる中央軸線Cを前記幅方向Wに跨いで延在する、長手方向Lに長い縦長の外形形状であって、前記長手方向Lの略中央部分が幅方向Wの内側に向かって細く括れた略砂時計形の外形形状を有しており、吸収本体5の厚さ方向Tにおいて上述の表面シート23と裏面シート25との間に配置されて、前記表面シート23を透過してきた尿などの排泄物を吸収して保持する吸水性部材によって構成されている。
本開示において、吸収体として用い得る吸水性部材は、動物から排出される尿などの排泄物を吸収して保持し得るものであれば特に制限されず、当分野において公知の任意の吸水性部材を用いることができる。そのような吸水性部材の例としては、吸収性材料によって構成される吸収コアを、親水性を有するティッシュ等のコアラップシートで覆ったものなどが挙げられる。また、吸収コアを構成する吸収性材料としては、例えば、親水性繊維や高吸収性ポリマーなどが挙げられ、更に具体的には、フラッフパルプ、コットン等のセルロース繊維;レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース繊維;アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース繊維;アクリル酸ナトリウムコポリマー等の高吸収性ポリマーからなる粒状物、及びこれら2種以上の任意の組み合わせなどが挙げられる。
なお、本開示において、吸収体の平面視における外形形状は、上述のような略砂時計形の形状に限定されず、長手方向Lの長さ寸法が幅方向Wの幅寸法よりも長い長形状のものであれば、各種用途や対象動物の体型等に応じて任意の縦長の形状(例えば、長方形、楕円形など)を採用することができる。また、吸収体として用い得る吸収性部材の外形寸法や厚み、坪量等は、かかる吸収性部材が吸収本体の吸収体として機能し得るものであれば特に制限されず、所望の吸収性能や柔軟性等に応じた任意の外形寸法や厚み、坪量等を採用することができる。
[サイドシート]
上述の第1実施形態において、吸収本体5に用いられる一対のサイドシート31は、図4に示すように、平面視にて吸収本体5の長手方向Lにおける一方側の腹部側端部9から他方側の背部側端部7に亘って延在する、長手方向Lに長い帯状のシート部材によって構成されており、上述の表面シート23の内表面5a側において幅方向Wの中央軸線CLを挟むようにして吸収本体5の幅方向Wにおける両端部に配置されている。この一対のサイドシート31の各々は、幅方向Wにおける外側の端部と長手方向Lにおける両端部が、それぞれ表面シート23の内表面5a側の表面と接合されていて、幅方向Wの外側の端部が固定端となっている一方、幅方向Wの内側の端部が自由端となっている。
さらに、この一対のサイドシート31の各々は、幅方向Wの内側の端部が表面シート23側に向かって折り畳まれ、その折り畳まれた端部に挟み込まれるようにして、長手方向Lに延びるギャザー形成用弾性部材33が配置されている。このギャザー形成用弾性部材33が収縮することにより、前記一対のサイドシート31は、装着時に表面シート23側から立ち上がり、排泄物に対する防漏壁としての立体ギャザーを形成することができる。
本第1実施形態において、一対のサイドシート31が幅方向Wの中央軸線CLを挟むようにして吸収本体5の幅方向Wにおける両端部に配置されている、すなわち、吸収本体5の幅方向Wにおける中央部には前記一対のサイドシート31が配置されていないことにより、吸収本体側固定部19、21が配置された背部側端部7又は腹部側端部9において、吸収本体中央領域39の幅方向Wにおける中央部の剛性よりも吸収本体中央領域39の幅方向Wにおける両側部の剛性の方が高くなる。かかる構成により、弾性部材35の収縮力により一対の吸収本体側部領域41の第2端縁45が長手方向Lの内側に移動しても、吸収本体中央領域39はこれに連動して移動し難く、吸収本体5の自然状態において、前記吸収本体中央領域が変形し難い。したがって、吸収本体5は、上記構成を有しない場合と比べて、吸収本体側固定部19、21の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。
本開示において、上述のサイドシートとして用い得る帯状のシート部材は、立体ギャザーを形成するときに防漏壁として機能し得るものであれば特に制限されず、例えば、撥水性や疎水性を有する不織布などを用いることができる。サイドシートとして用い得る不織布は、特に限定されず、例えば、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、メルトブローン不織布、エアスルー不織布等の各種不織布が挙げられる。また、かかる不織布の構成繊維も特に限定されず、例えば、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維等の合成繊維のほか、レーヨンや綿等のセルロース系繊維などを用いることができる。
なお、ギャザー形成用弾性部材については、後述の弾性部材と同様の材料を用いることができる。
[弾性部材]
上述の第1本第1実施形態において、吸収本体5に用いられる弾性部材35は、図3に示すように、一対の吸収本体側部領域41のそれぞれにおいて、上述の吸収体27に対して幅方向Wの両外側にそれぞれ2本ずつ配置されており、少なくとも吸収体27の長手方向長さよりも長い長手方向長さを有する弾性糸によって構成されている。また、本第1実施形態において、弾性部材35は、長手方向Lにおいて腹部側端部9から股部対応部8、背部側端部7に至る部分に延在するように配置されている。このように、一対の吸収本体側部領域41のそれぞれのうち、股部対応部8の属する部分の少なくとも一部において、弾性部材35が長手方向Lに延在するように配置されていると、股部対応部8における弾性部材35の収縮力が発揮され易い。よって、吸収本体5の自然状態において、一対の吸収本体側部領41の第2端縁45が長手方向Lの内側に位置し易い。したがって、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、一対の吸収本体側部領域39が吸収本体部側固定部19、21に付着することが抑制される。
本第1実施形態において、弾性部材35は、吸収体27と厚さ方向Tにおいて重複しない位置に配置されている。かかる構成により、弾性部材35の収縮力が吸収体27により阻害され難い。よって、吸収本体5の自然状態において、一対の吸収本体側部領域41の第2端縁45が長手方向Lの内側に位置し易い。したがって、一対の吸収本体側部領域41が前記吸収本体中央領域39に向かってめくれても、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体側固定部19、21に付着することが抑制される。
なお、本開示において、吸収体の幅方向の両外側にそれぞれ配置される弾性部材の数は、本開示の効果を阻害しない限り特に制限されず、例えば、弾性部材は、吸収体の幅方向の両外側において、それぞれ1本ずつ配置されていてもよいし、それぞれ3本以上ずつ配置されていてもよい。
本開示において、弾性部材は、吸収本体を展開した状態の平面視にて、一対の吸収本体側部領域のそれぞれのうち、吸収本体側固定部が配置された背部側端部又は腹部側端部の属する部分の少なくとも一部において、長手方向に配置されていればよい。
このように、一対の吸収本体領域のそれぞれにおいて、所定の位置に弾性部材が配置されていると、前記弾性部材の収縮力により、吸収本体の自然状態において、前記弾性部材を有しない吸収本体と比べて、前記一対の吸収本体側部領域の第2端縁が長手方向の内側に位置し易い。したがって、前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても、前記一対の吸収本体側部領域が前記固定部に付着してしまうことを抑制できる。また、吸収本体は、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。
また、他の実施形態において、弾性部材35が、長手方向Lにおいて、一対の吸収本体側部領域41のそれぞれにおける吸収本体側固定部19、21が配置された背部側端7部又は腹部側端部9の端縁である第2端縁45に至るように配置されていてもよい。かかる場合、第2端縁45近傍部分における弾性部材35の収縮力が発揮され易く、吸収本体5の自然状態において、一対の吸収本体側部領域41の第2端縁45が長手方向Lの内側に位置し易い。したがって、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体側固定部19、21に付着することが抑制される。
本開示において、吸収本体に用い得る弾性部材は、展開した状態の吸収本体に長手方向の収縮力を付与し得るものであれば特に限定されず、例えば、天然ゴムからなる糸ゴムや平ゴム;ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性エラストマーを糸状又は帯状に成形したものなどの任意の弾性部材を用いることができる。
[吸収本体側固定部]
上述の第1実施形態において、吸収本体5に用いられる腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)は、図3及び5に示すように、吸収本体5の幅方向Wに長尺な矩形形状を有している。また本第1実施形態において、図3に示すように、平面視にて、吸収本体側固定部の長手方向端縁が、吸収本体側固定部が配置された背部側端部7、腹部側端部9において、吸収本体中央領域39の幅方向端縁と一致し且つ幅方向Wに延在するように吸収本体側固定部19、21がそれぞれ配置されている。また、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)は、吸収本体5の外表面5bと係合し得るように構成されている。
吸収本体側固定部の配置形態は、本第1実施形態の態様に限定されないが、吸収本体側固定部が、吸収本体中央領域の長手方向の端縁と厚さ方向において重複し且つ幅方向に延在するように配置されていると、吸収本体中央領域の長手方向端縁における剛性を確保し易く、当該部分が前記吸収本体中央領域に向かってめくれて、固定部を覆ってしまうことを抑制することができる。
なお、本明細書において、「係合」とは、所定構造を有する要素同士が機械的に係わり合うことで繋がり、各要素を所定の力を以て引き離さない限り、その繋がった状態が維持されるような状態をいい、「係合部材」の代表的な例としては、いわゆる面ファスナーなどが挙げられる。
本第1実施形態においては、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)は、吸収本体5の内表面5a上に配置される基部と、該基部から内表面5aと反対の側に向う向きに突出する複数の係合突起とを有しており、さらに、かかる複数の係合突起の各々は、前記基部から胴体非対向面側に向かって延びる軸部と、該軸部の先端(具体的には、前記基部とは反対側に位置する軸部の先端)において該軸部の外周面が拡径する方向に膨らんだ拡径部とを有する、いわゆる、マッシュルーム型のフック材によって構成されている。
本開示において、フック部は、このような特定構造を有するフック材(すなわち、マッシュルーム型のフック材)に限定されず、例えば、軸部の先端が基部に向かって折り曲げられた構造を有する、いわゆる、カギ型のフック材などの、任意の構造を有するフック材も好適に用いることができる。このような特定構造を有するフック材は、所定の被係合性構造を有するループ材以外の任意の繊維構造体(例えば、不織布、編布等)と係合することが可能なため、上述の所定のループ材によって形成する必要がなく、省資源化や低コスト化等の各種製品コンセプトに応じた多様な製品設計を実現することができる。
本第1実施形態において、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)が、このような特定構造を有するフック部によって構成されていると、当該フック部は不織布等の任意の繊維構造体と係合することができるため、当該フック部が係合する帯体3の胴体非対向面3bにおいて、当該フック部と係合可能なループ構造体を設ける必要がなく、吸収本体5を帯体3に固定する位置を任意に調節可能に構成することができる。
前記フック部の構成材料は、特に制限されず、例えば、ポリエステルやポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマーなどの任意の合成樹脂を用いることができ、さらに、かかる合成樹脂は単一種類の樹脂を用いても、二種類以上の樹脂を併用してもよい。
なお、本開示の吸収本体側固定部においては、このような態様のものに限定されず、吸収本体側固定部は、ループ部材によって形成されていてもよい。吸収本体側固定部がループ部材によって形成される場合は、上述の帯体における前記吸収本体側固定部の係合先に、フック部材によって形成された帯体側係合部が設けられていることが好ましい。あるいは、吸収本体側固定部は、公知の粘着剤を配置することで形成された粘着部でもよい。
本開示において、吸収本体の吸収本体側固定部が配置される位置は、上述の第1実施形態の位置に限定されず、例えば、吸収本体側固定部は、平面視にて、吸収本体の長手方向の両端に位置する腹部側端部及び背部側端部のうちの一方の端部に配置されていてもよいし、当該端部の幅方向において部分的に配置されていてもよい。なお、吸収本体側固定部が、平面視にて、前記背部側端部及び前記腹部側端部のうちの一方の端部に配置されている場合、他方の端部は、係合以外の任意の接合手段で、帯体の胴体対向面における固定部に接合固定されるようにしてもよい。
さらに、上述の第1実施形態においては、腹部側固定部19及び背部側固定部21(吸収本体側固定部)は、吸収本体5の内表面側に配置されていたが、本開示において、吸収本体側固定部は吸収本体の外表面側に配置されていてもよい。かかる場合、当該吸収本体側固定部は、帯体の胴体対向面に固定され得る。
[剛性部]
本第1実施形態において、図4に示すように、背部側端部7及び腹部側端部9の外表面5bにおいて(すなわち、吸収本体側固定部19、21が配置されていない面において)、剛性部37を備えている。図3及び5に示すように、剛性部37は、吸収本体5の幅方向Wに長尺な矩形形状を有している。吸収本体5が剛性部37を備えることにより、吸収本体側固定部が配置された背部側端部7又は腹部側端部9の剛性を確保し易く、背部側端部7及び腹部側端部9の強度を維持し易い。よって、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、一対の吸収本体側部領域41が吸収本体側固定部19、21に付着することが抑制される。
本第1実施形態において、より具体的には、剛性部37の長手方向端縁が、吸収本体側固定部が配置された背部側端部7又は腹部側端部9において、吸収本体中央領域39の幅方向端縁と一致し且つ幅方向Wに延在するように剛性部37が配置されている。
本開示における剛性部の配置形態は、本第1実施形態の態様に限定されないが、剛性部が、吸収本体側固定部が配置された背部側端部又は腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁と前記厚さ方向において重複し且つ前記幅方向に延在するように配置されていると、吸収本体中央領域の長手方向端縁における剛性を確保し易く、当該部分が前記吸収本体中央領域に向かってめくれて、固定部を覆ってしまうことを抑制することができる。
本第1実施形態において、さらに、剛性部37は、吸収本体側固定部19、21と、厚さ方向において重複するように配置されている。かかる構成により、吸収本体側固定部19、21も歪み難いので、吸収本体側固定部19、21が歪んだ状態で帯体3に固定されることによる固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。
前記剛性部の構成材料は、一定の剛性(強度)を有する帯状部材であれば特に制限されず、例えば、織布、不織布、樹脂製フィルム及びこれらを2種類以上組み合わせた積層シートなどからなる帯状部材を用いることができる。
また、剛性部として用い得る剛性シート材の剛性値は、特に制限されないが、胴体形状の追従性などの点から、0.5×10−4〜12×10−4N・m2/mの範囲内であることが好ましい。なお、当該剛性シート材の剛性値は、曲げ剛性試験、すなわち、測定対象のシート材から所定サイズ(例えば、100mm×10mm)の試験片を切り出した後、該試験片の各種方向(すなわち、測定対象部材の長手方向及び幅方向のそれぞれに対応する方向)における曲げ剛性を、純曲げ試験機 KES FB-2(カトーテック株式会社製)を用いて測定することにより、得ることができる。
なお、本開示において、剛性部が配置される位置は、上述の第1実施形態の位置に限定されず、例えば、剛性部は吸収本体の内表面側に配置されていてもよい。
なお、本開示の吸収本体の構成は、上述の第1実施形態のものに限定されず、動物用使い捨ておむつや失禁パッド等の動物排泄物処理具の分野において従来より公知の任意の構成(例えば、裏面シートと吸収体との間にバックフィルム等が配置された構成、吸収体の胴体対向面側及び/又は胴体非対向面側にセカンドシート等が配置された構成など)を採用することができる。
<帯体>
帯体3は、図7に示すように、動物の胴周り方向に対応する第1方向D(平面視における帯体の長手方向)と、動物の前後方向に対応する第2方向D(平面視における帯体の幅方向)と、図示しない厚さ方向T’と、を有するとともに、平面視にて、第1方向D(すなわち、長手方向)の両端部(図7における、第1方向Dの一方側端部EL1及び他方側端部EL2)の各々が前記第1方向Dの外側に向かって円弧状に突出し且つ第2方向D(すなわち、幅方向)の両端縁部(図7における、第2方向Dの前方側端部EW1及び後方側端部EW2)の各々が前記第1方向Dに沿って直線状に延びる、縦長の外形形状を有していて、動物の胴周りに沿って巻き付けられるように(すなわち、帯体3の第1方向Dの長さが動物の胴周り長さよりも大きくなるように)構成されている。
なお、本開示において、帯体の外形形状及び外形寸法は、本第1実施形態の態様に限定されず、装着対象となる動物の胴周り長さよりも大きい第1方向長さ(長手方向長さ)を有する縦長の外形形状であれば、動物の種類や体型、サイズ等に応じた任意の縦長の外形形状(例えば、長方形、四隅の各々が円弧状の略長方形、楕円形、砂時計形等)及び外形寸法を採用することができる。
上述の第1実施形態において、帯体3は、図1、2、7に示すように、前記帯体3の胴体対向面3aを形成する内側表面材と、前記帯体3の胴体非対向面3bを形成する外側表面材と、これらの表面材の間に位置する芯材と、を厚さ方向T’に備える。
また、帯体3は、前記第1方向Dの両端部のうちの一方の端部EL1の胴体対向面3aに、帯体3の胴体非対向面3bの任意の部分と係合可能な帯体用第1係合部13(帯体用係合部)を有している。この帯体用第1係合部13が、帯体3の胴体非対向面3bの任意の部分に係合できるため、本実施形態の動物用使い捨ておむつ1は、帯体3を動物の胴回りのサイズに合わせて的確に装着することができる。なお、本開示の動物排泄物処理具において、帯体の構造は、このような実施形態の構造に限定されず、例えば、帯体は、動物の胴体に対向する胴体対向面及び該胴体対向面の反対側に位置する胴体非対向面が、動物の頭部(前部)及び尻尾部(後部)を通る方向(すなわち、前後方向)に延びるとともに、動物の胴回り方向に継ぎ目なく連続的に延びる、筒状の構造を有していてもよい。帯体がこのような構造を有している場合は、当該帯体を動物の胴回りに密着させるために、動物の胴回り方向に伸縮性を有しているか、或いは、帯体の胴回り方向の周長を縮小させる構造(例えば、アジャスター等)を有していることが好ましい。
また、本第1実施形態においては、帯体3は、前記第1方向Dの両端部のうちの他方の端部EL2の胴体非対向面3bに、帯体3の胴体対向面3aの任意の部分と係合可能な帯体用第2係合部15を有している。この帯体用第2係合部15は、帯体3の胴体対向面3aの任意の部分に係合できるため、本実施形態の動物用使い捨ておむつ1は、帯体3を動物の胴回りのサイズに合わせて的確に装着することができる。
なお、本発明の動物排泄物処理具において、上述の帯体用第1係合部及び帯体用第2係合部は、いずれか一方のみが設けられていてもよい。
また、本開示における帯体の構成は、上記の態様に限定されず、帯体は芯材を含まずに構成されていてもよいし、1枚のシート状部材から構成されていてもよい。ただし、帯体が1枚のシート状部材から構成される場合、当該シート状部材の材料は、動物排泄物処理具に用いられる任意の材料から構成され得るが、吸収体側固定部と係合し易くする観点から、帯体の胴体非対向面は被係合性シート材から構成されることが好ましい。
また、本第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつにおいては、吸収本体5のみが使い捨て可能な部材によって構成され、帯体3は、再利用可能な部材によって構成されているが、本開示の動物排泄物処理具においては、このような態様に限定されず、帯体も使い捨て可能な部材によって構成されていてもよい。
[外側表面材]
本第1実施形態において、帯体3に用いられる外側表面材は、図7に示すように、平面視にて帯体3の第1方向Dにおける一方側端部EL1から他方側端部EL2に亘って延在するとともに、第2方向Dにおける前方側端部EW1から後方側端部EW2に亘って延在する、縦長の外形形状を有しており、帯体3の厚さ方向T’において胴体非対向面側の位置に配置されて、第1方向Dの両端部のうちの一方の端部EL1の胴体対向面3aに配置された帯体用第1係合部13と係合し得る、被係合性シート材によって構成されている。
本開示において、外側表面材として用い得る被係合性シート材は、帯体の胴体非対向面となる表面の少なくとも一部に係合部材(すなわち、帯体用第1係合部を構成するフック部材)が係合し得る所定の被係合性構造(例えば、ループ構造や所定の繊維長及び繊維間距離を有する繊維集合体構造等)を有し、さらに、帯体の外側表面材として用い得る所定の柔軟性や強度等を有するものであれば特に制限されず、例えば、合成繊維によって基部及び複数のループ部が一体的に形成された編物からなるシート状のループ材;ポリエステル等の合成樹脂により基部及び複数のループ部が一体的に形成された成形物からなるシート状のループ材;不織布などの様々なシート材を採用することができる。中でも、係合部材との係合のしやすさ、係合強度、柔軟性などの点から、基部及び複数のループ部を有するシート状のループ材を用いることが好ましい。
帯体の外側表面材として用い得る被係合性シート材が上述の成形物からなるシート状のループ材からなる場合、その構成材料は特に制限されず、例えばポリエステルやポリオレフィン等の任意の合成樹脂を用いることができ、その合成樹脂は、単一種類の樹脂を用いても、二種類以上の樹脂を併用してもよい。また、被係合性シート材が上述の編物からなるシート状のループ材又は不織布からなる場合も、その構成繊維は特に制限されず、上述の柔軟性シート材と同様のものを用いることができる。外側表面材として用い得る被係合性シート材は、当該被係合性シート材の全体が上述の被係合性構造を有する必要はなく、帯体用第1係合部と係合し得る部分に上述の被係合性構造を有すればよい。したがって、被係合性シート材は、被係合性構造を有している部分以外のその他の部分は、任意のシート材(例えば、上述の内側表面材と同様の繊維シート等)によって構成されてもよい。
本開示において、外側表面材として用い得るシート材の寸法形状や厚み等は、かかるシート材が帯体の外側表面材として機能し得るものであれば特に制限されず、所望の剛性や柔軟性、通気性等に応じた任意の寸法形状や厚み等を採用することができる。
[帯体用係合部]
本開示において、帯体設けられた上述の第1係合部及び第2係合部(帯体用係合部)のそれぞれの具体的な係合手段は、特に限定されず、例えば、フック部材及びループ部材からなるメカニカルファスナー等の任意の係合手段を採用することができるが、当該帯体用係合部は、上述した吸収本体5の吸収本体側固定部19、21と同様の係合手段、すなわち、帯体の胴体対向面から延びる軸部と、該軸部の先端において当該軸部の外周面が拡径する方向に延びる拡径部と、を有する複数の係合突起部から構成された係合手段を用いることが好ましい。上述の帯体用係合部が、このような特定の構造を有する複数の係合突起部から構成されていると、当該複数の係合突起部は、不織布等の任意の繊維構造体と係合することができるため、上述の帯体用係合部が係合する帯体の胴体非対向面において、前記複数の係合突起部と係合可能なループ構造体を別途設ける必要がなく、帯体の第1方向Dにおける一端側の端部EL1を係合固定する位置を任意に調節することができる。
なお、本開示において、帯体の第1方向Dにおける一端側の端部を、帯体の胴体非対向面に接合する手段は、上述の実施形態における帯体用係合部に限定されず、当該接合する手段は、例えば、粘着剤を配置することによって形成された粘着部であってもよいが、帯体を装着した動物が動いたときなどに、帯体の筒状構造の内径が変化したとしても、上述の接合が外れにくい(すなわち、帯体が動物の体から外れにくい)という点から、上述の接合する手段は、本実施形態のような係合手段を用いることが好ましい。
[帯体側係合部]
上述した本第1実施形態のように、外側表面材が、吸収本体5の吸収本体側固定部19、21と係合し得る係合性の柔軟性シート材(例えば、ループ部材等)によって形成されている場合は、帯体は、必ずしも吸収本体側固定部19、21の係合先となる帯体側係合部を備えなくてもよいが、本開示においてはこのような態様に限定されず、帯体が、吸収本体側固定部の係合先となる帯体側係合部を備えていてもよい。かかる場合、帯体側係合部の具体的な係合手段は、特に限定されず、例えば、フック部材及びループ部材からなるメカニカルファスナー等の任意の係合手段を採用することができる。
本開示において、帯体側係合部の寸法形状や厚み等は、吸収本体における吸収本体側固定部と係合し得る限り特に制限されず、所望の係合強度や剛性、柔軟性等に応じた任意の寸法形状や厚み等を採用することができる。
[第2実施形態]
以下、本開示の本第2実施形態について説明する。なお、本第1実施形態においては、上述の第1実施形態における構成部材と同一なものは、同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態における構成部材とは異なるもののみ説明する。
図8は、本開示の第2実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1の吸収本体5を、展開した状態で胴体非対向面側(外表面側)から厚さ方向に見た平面図である。
図8に示すように、第2実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1は、第1実施形態に係る動物用使い捨ておむつ1(図3)と比較すると、吸収本体側部領域41が、背部側端部7及び腹部側端部9の幅方向Wの両端部に切欠部分を有している。切欠部分とは、吸収本体側部領域41の長手方向Lの両外側かつ腹部側端部9及び背部側端部7の幅方向Wの両外側に隣接する領域であって、吸収本体側部領域41が存在しない領域である。具体的には、吸収本体5を展開した状態の平面視にて、吸収本体側部領域41が、腹部側端部9及び背部側端部7における、股部対応部8の幅方向Wの寸法の範囲において、平面視で仮想面VSに対して背部側固定部21及び腹部側固定部19と線対称な領域の一部分(切欠部分)に、吸収本体側部領域41が存在しない、ように構成されている。したがって、吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39に向かってめくれても、腹部側固定部19又は背部側固定部21に付着する可能性のある部分が切欠部分になっている、すなわち存在しないので、腹部側固定部19又は背部側固定部21が吸収本体側部領域41に覆われた状態で付着してしまうことを抑制できる。すなわち、このような一対の吸収本体側部領域41は、吸収本体中央領域39に向かってめくれても、固定部に付着することが抑制され易いように構成されている、といえる。
本実施形態では、図8に示すように、背部側端部7及び腹部側端部9において、吸収本体側部領域41は、幅方向Wにおける外側から内側に向かって先細りするように設けられている。言い換えると、吸収本体5を展開した状態の平面視にて、仮想面VSで吸収本体側部領域41を折り返したときに、腹部側固定部19が配置された腹部側端部9又は背部側固定部21が配置された背部側端部7の属する部分の少なくとも一部において、吸収本体中央領域39の長手方向Lの端縁である第1端縁43よりも、吸収本体側部領域41の長手方向Lの端縁である第2端縁45の少なくとも一部が、長手方向Lにおける内側に位置するように、吸収本体側部領域41が構成されている。
上記構成によれば、前述の第1実施形態において、図6を参照して説明したように、仮想面VSで吸収本体側部領域41が吸収本体中央領域39と重なるように折り返されてめくれても、吸収本体側部領域41の構成(第2端縁45が長手方向Lの内側に位置)により、吸収本体側部領域41が腹部側固定部19や背部側固定部21(吸収本体側固定部)を覆い、付着することを抑制できる。また、本開示に係る吸収本体は、上記構成を有しない吸収本体と比べて、固定部の固定面積の減少を抑制し易く、固定強度を維持し易い。なお、本開示における切欠部分の形状は、上記作用効果を奏する限り、特に限定されない。
本開示に係る吸収本体は、上述した各実施形態の動物用使い捨ておむつのほかに、例えば動物用(軽)失禁パッド等の様々な動物排泄物処理具に適用することができる。また、本開示の動物排泄物処理具は、上述した各実施形態やその変形例に制限されることなく、本開示の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組み合わせや変更等が可能である。なお、本明細書において、「第1」、「第2」等の序数は、当該序数が付された事項を区別するためのものであり、各事項の順序や優先度、重要度等を意味するものではない。
1 動物用使い捨ておむつ
3 帯体
5 吸収本体
7 背部側端部
9 腹部側端部
19 腹部側固定部
21 背部側固定部
29 尻尾挿通口
39 吸収本体中央領域
41 吸収本体側部領域
VS 仮想面

Claims (11)

  1. 動物の胴周りに沿って着脱自在に装着される帯体と、動物の背部、股下部及び腹部に沿って配置され、前記動物の背部側に位置する背部側端部及び前記動物の腹部側に位置する腹部側端部が前記帯体に対して着脱自在に固定される吸収本体と、を備えた動物排泄物処理具用の前記吸収本体であって、
    前記吸収本体は、
    展開した状態の平面視にて、長手方向、幅方向及び厚さ方向を有し、
    前記動物の尻尾を挿通する尻尾挿通口と、前記長手方向の両端に位置する前記背部側端部及び前記腹部側端部の少なくとも一方において、前記帯体に固定される固定部と、を備え、
    前記固定部の前記幅方向における両端部から前記長手方向に延びる一対の仮想面により区画され、前記長手方向に延び且つ前記固定部が配置された吸収本体中央領域と、前記吸収本体中央領域の両側に隣接して存在する一対の吸収本体側部領域と、を有しており、
    前記一対の吸収本体側部領域が前記吸収本体中央領域に向かってめくれても前記固定部に付着することが抑制されるように、前記一対の吸収本体側部が構成されていることを特徴とする、
    前記吸収本体。
  2. 前記一対の吸収本体側部領域は、前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記一対の仮想面で前記一対の吸収本体側部領域を折り返したときに、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁である第1端縁よりも、前記一対の吸収本体側部領域の前記長手方向の端縁である第2端縁の少なくとも一部が、前記長手方向における内側に位置するように構成されている、請求項1に記載の吸収本体。
  3. 前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれが、弾性部材を含み、
    前記吸収本体を展開した状態の平面視にて、前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれのうち、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部の属する部分の少なくとも一部において、前記弾性部材が前記長手方向に伸長した状態で配置されている、請求項1又は2に記載の吸収本体。
  4. 前記弾性部材が、前記長手方向において、前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれにおける前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部の端縁である第2端縁に至るように配置されている、請求項3に記載の吸収本体。
  5. 前記吸収本体は、前記長手方向において、前記背部側端部と前記腹部側端部との間に位置する股部対応部を有し、
    前記一対の吸収本体側部領域のそれぞれのうち、前記股部対応部の属する部分の少なくとも一部において、前記弾性部材が前記長手方向に延在するように配置されている、請求項3又は4に記載の吸収本体。
  6. 前記吸収本体は、前記厚さ方向において、表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体とを備え、
    前記弾性部材が、前記吸収体と前記厚さ方向において重複しない位置に配置されている、請求項3〜5のいずれか一項に記載の吸収本体。
  7. 前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記幅方向における中央部の剛性よりも前記吸収本体中央領域の前記幅方向における両側部の剛性の方が高い、請求項3〜6のいずれか一項に記載の吸収本体。
  8. 前記吸収本体は、装着時に前記動物の肌面に対向する内表面と、該内表面の反対側の面となる外表面と、を有し、
    前記吸収本体は、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記内表面及び前記外表面のうち、前記固定部が配置されていない面に剛性部を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収本体。
  9. 前記剛性部が、前記固定部と、前記厚さ方向において重複するように配置されている、請求項8に記載の吸収本体。
  10. 前記剛性部は、前記固定部が配置された前記背部側端部又は前記腹部側端部において、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁と前記厚さ方向において重複し且つ前記幅方向に延在するように配置されている、請求項8又は9に記載の吸収本体。
  11. 前記固定部は、前記吸収本体中央領域の前記長手方向の端縁と前記厚さ方向において重複し且つ前記幅方向に延在するように配置されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収本体。
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