JP6505385B2 - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
着席している乗客の降車駅に関連する表示を行って、立っている乗客がどの駅から着席できるかを席が埋まっている間に把握できるようにした座席情報提供システムが開示されている(特許文献1参照)。このシステムによれば、立っている乗客に対して、どの駅から空席ができるかを知らせることができ、各乗客は一番早く座れそうな席を簡易に見つけることができる。
特開2009−301499号公報
特許文献1に開示されたシステムは、列車内で立っている乗客に対する情報提供を目的としており、列車に乗る前のユーザに対する情報提供は念頭に置いていない。よって、このシステムを利用したとしても、列車に乗る前のユーザは、列車に乗らない限り、どの駅から座れるかを判断できない。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザにとって有効な情報を過去に取得したユーザに関する情報から的確に提供可能な情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、少なくとも一部に交通機関経路を含むユーザの要求に基づく経路の情報を取得する経路情報取得手段と、
前記交通機関経路上のユーザの移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段と、
前記ユーザの要求に基づく経路の情報と前記移動状況情報とを関連付けた出力情報を生成する出力情報生成手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システムが提供される。
本発明によれば、ユーザにとって有効な情報を過去に取得したユーザに関する情報から的確に提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図。 交通関連情報データベース25に格納されている時刻表データの一例を示す図。 移動履歴情報を示す図。 ログ情報データベースの一例を示す図。 ログ情報データベースの他の一例を示す図。 (a)と(b)は推奨情報の一例を示す図。 ログ情報を収集して管理する際の端末装置2およびサーバ3の処理動作の一例を示すフローチャート。 移動状況分析情報データベース27の一例を示す図。 移動状況分析情報データベース27の他の一例を示す図。 サーバ3が生成した出力情報を端末装置2の表示画面に表示する処理動作の一例を示すフローチャート。 端末装置2の表示画面に表示される出力情報の一例を示す図。 出力情報の第1応用例を示す図。 出力情報の第2応用例を示す図。 出力情報の第3応用例を示す図。 第3の実施形態による出力情報の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。図1の情報処理システム1は、端末装置2およびサーバ3を備えている。端末装置2とサーバ3とは、ネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。
なお、端末装置2およびサーバ3の少なくとも一部の機能は、コンピュータにより実行するようにしてもよい。また、ネットワーク4は、有線回線および無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。
まず、端末装置2について説明する。端末装置2は、ユーザが使用するものであり、例えば、携帯電話、スマートフォンまたはタブレット端末等のモバイル電子機器である。
端末装置2は、図1に示すように、通信部11と、操作入力部12と、出力部13と、測位部14と、経路情報取得部15と、移動状況情報取得部16と、制御部17とを有する。
通信部11は、ネットワーク4を介して制御部17とサーバ3との間で情報を送受信するための通信インターフェース部である。
操作入力部12は、ユーザが端末装置2に操作(情報)を入力するためのインターフェースであり、例えば内蔵マイクロフォン、タッチパネル、キーボード等である。ユーザは、例えば、タッチパネルやキーボード等を操作して各種情報を入力してもよいし、あるいは内蔵マイクロフォンを介して各種情報を音声入力してもよい。操作入力部12にてユーザが入力する情報には、後述する移動状況情報が含まれていてもよい。
出力部13は、ユーザに対して各種情報を出力する。この出力部13は、例えば、液晶ディスプレイ等の映像表示手段でもよいし、スピーカやイヤホン等の音声出力手段でもよい。なお、操作入力部12がタッチパネルの場合には、操作入力部12が出力部13を兼ねてもよい。出力部13が出力する情報には、後述するサーバ3が生成した出力情報も含まれる。
測位部14は、ユーザ(端末装置2)の現在位置を測定する。この測位部14は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信してユーザ(端末装置2)の絶対位置を測定する。あるいは、測位部14は、WiFi測位のように、アクセスポイントからの電波を受信して測位を行ってもよい。また、GPS衛星からの信号とアクセスポイントからの電波とを共に利用して測位を行ってもよい。
経路情報取得部15は、ユーザが操作入力部12にて入力した情報に基づいて、ユーザの要求に基づく経路を取得する。ここで、ユーザの要求に基づく経路とは、例えば、ユーザが交通案内を希望する経路そのものであったり、ユーザが指定した過去の特定の日にちに関連した経路である。後者の場合、ユーザが特定の日にちを指定すると、経路情報取得部15は、その日にちにユーザが移動した経路を取得することが考えられる。経路情報取得部15が取得する経路の少なくとも一部には、交通機関経路を含んでいる。なお、交通機関経路とは、列車、バス、航空機、船などの任意の交通機関が運行する各種の乗物の経路である。ユーザの要求に基づく経路の少なくとも一部に交通機関経路が含まれていればよいため、ユーザの要求に基づく経路内に、徒歩や自転車、自家用車などの交通機関経路以外の経路が含まれていてもよい。また、ユーザの要求に基づく経路は、出発地、目的地、出発時刻、到着時刻、使用する交通機関などの情報をユーザが任意に指定する経路であればよく、例えば列車の路線だけの概略的な経路を指定してもよいし、路線、乗車(降車)駅名および乗車時刻を具体的に指定してもよい。
なお、経路情報取得部15が取得する経路は、ユーザが指定した出発地から目的地までの経路全体でもよいし、経路全体の中の一部の経路でもよい。また、経路情報取得部15が取得する経路は、複数の路線を乗り換える経路中の一路線であってもよい。
移動状況情報取得部16は、乗物に乗車中のユーザの移動状況情報を取得する。ここで、ユーザの移動状況情報とは、移動時のユーザの行動に関する情報と、移動環境に起因するユーザの行動に関する情報とを含む概念である。より詳細には、移動状況情報取得部16は、例えばユーザが所持する端末装置2の一つまたは複数のセンサを用いて、ユーザの移動状況情報を検知する。例えば、加速度センサにより、乗物に乗車したユーザの姿勢を検知できるため、移動状況情報には姿勢情報を含めることができる。姿勢情報とは、例えば、ユーザが着席しているか否かを示す情報であり、加速度センサにより検出可能である。また、上述した測位部14を用いて、ユーザの現在位置を検知できるため、移動状況情報には位置情報を含めることができる。あるいは、移動状況情報取得部16とは別個に、測位部14等を用いてユーザの位置情報を検出してもよい。すなわち、ユーザの移動状況情報に位置情報を含めてもよいし、ユーザの移動状況情報には位置情報を含めずに、測位部14等により位置情報を別個に取得してもよい。
また、端末装置2とは別個のリストバンド型端末などのウェアラブル・センサを用いて、乗物にて移動中のユーザの生体情報や環境情報を移動状況情報として取得してもよい。このように、ユーザの移動状況情報を自動的に検知するセンサは、サーバ3と通信を行う端末装置2が装備しているものだけに限らない。端末装置2とは別個に設けられるセンサで検知した移動状況情報は、端末装置2を介してサーバ3に送られてもよいし、センサから直接サーバ3に送られてもよい。直接サーバ3にセンサ検知信号が送られる場合、サーバ3にも移動状況情報取得部16を設ける必要がある。すなわち、ユーザの移動状況情報に生体情報を含めてもよいし、ユーザの移動状況情報には生体情報を含めずに、移動状況情報取得部16とは別個にウェアラブル・センサ等により生体情報を取得してもよい。
ここで、生体情報は、ユーザの体温や発汗、脳波、脈拍、呼吸、血流などの情報である。あるいは、生体情報は、これらの情報に基づいて生成される、ユーザの体調に関する情報、快適や不快などのユーザの気分を示す情報、ユーザのリラックス度を示す情報、ユーザの活動状態を示す情報などでもよい。
また、環境情報は、天候や温度、湿度、混雑などを示す情報である。より詳細には、環境情報は、温度、湿度、混雑などの乗物内の環境情報と、天候などの乗物の外部における環境情報との少なくとも一方を含んでいる。
なお、移動状況情報取得部16は、ユーザが操作入力部12を介して入力した情報に基づいて、ユーザの移動状況情報を取得してもよい。また、移動状況情報取得部16は、一つまたはセンサの検知情報と、ユーザが操作入力部12を介して入力した情報とを共に用いて、ユーザの移動状況情報を取得してもよい。
例えば、ユーザは、操作入力部12を介して、ユーザの移動状況情報を入力してもよい。入力される移動状況情報は、例えば移動環境に起因するユーザの行動に関する情報であり、より具体的には、姿勢情報、体温情報、気温に起因する行動の情報、混雑に起因する行動の情報などの入力が考えられる。例えば、姿勢情報は、乗物内でユーザが立っていたとか、座っていたかの情報である。体温情報は、ユーザ自身の体温が高いとか、低いとかの相対的な情報でもよいし、具体的な体温値のような絶対的な情報でもよい。気温に起因する行動の情報は、ユーザが気温を把握できる行動の情報である。より具体的には、暑くて汗をかいていたとか、暑くてまたは寒くて車両を移動したとか、寒くて震えていたとか等の、乗物内の気温が把握できるような情報である。混雑に起因する行動の情報とは、ユーザが混雑状況を把握できる情報である。より具体的には、人混みを押しのけていたとか、人混みで耐えていたとか、息苦しかったとか、新聞を開けずにじっとしていたとかの、混雑している状況を把握できる情報であったり、本や雑誌などを集中して読めた等の混雑していない状況を把握できる情報である。
なお、ユーザによって、混雑や体温、気温についての感じ方は異なるため、操作入力部12を介して各ユーザが入力する情報は、個々のユーザに固有の移動状況情報となりうる。
経路情報取得部15が取得したユーザの要求に基づく経路の情報と、移動状況情報取得部16が取得した移動状況情報とは、通信部11を介して、サーバ3に送信される。なお、経路情報取得部15と移動状況情報取得部16は、必ずしも端末装置2に設けられているとは限らず、サーバ3に設けてもよい。また、端末装置2とサーバ3の双方に、経路情報取得部15と移動状況情報取得部16の少なくとも一方を重複して設けてもよい。本明細書では、端末装置2内に経路情報取得部15と移動状況情報取得部16を設ける例を説明する。
制御部17は、端末装置2内の各部の動作を制御する。例えば、制御部17は、移動状況情報取得部16が自動的に取得したユーザの移動状況情報を、測位部14が自動的に取得したユーザ位置情報と関連づけて、サーバ3に送信する制御を行う。あるいは、制御部17は、ユーザの移動状況情報と位置情報とをそれぞれ別個にサーバ3に送信する制御を行い、サーバ側でこれら情報の関連づけを行ってもよい。なお、位置情報は、端末装置2とは別個の装置からサーバ3に送信してもよい。また、制御部17は、ユーザが操作入力部12を介して入力したユーザの移動状況情報を、サーバ3に送信する制御を行う。さらに、制御部17は、ユーザが操作入力部12を介して出力情報の提供を要求した場合には、サーバ3に対して出力情報の送信要求を送り、これに応答してサーバ3から送られた出力情報を受信して、端末装置2の表示画面に出力情報を表示する制御を行う。
次に、サーバ3の構成について説明する。サーバ3は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、ネットワーク4を介して端末装置2との間で情報を送受信する通信インターフェース部である。
記憶部22は、地図データベース24と、交通関連情報データベース25と、ログ情報データベース26とを有する。また、記憶部22は、移動状況分析情報データベース27を有していてもよい。
地図データベース24は、交通機関のステーションの位置情報、およびステーションを通る路線の情報を格納したデータベースである。なお、ステーションの位置情報と、ステーションを通る路線の情報とがそれぞれ異なるデータベースに格納されていてもよい。
なお、「ステーション」は、交通機関が乗客を乗り降りさせるために停留する場所を意味し、例えば、交通機関が列車の場合には駅、交通機関がバスの場合には停留所、交通機関が船の場合には港、交通機関が飛行機の場合には空港をそれぞれ意味する。
交通関連情報データベース25は、交通関連情報を格納したデータベースである。この交通関連情報データベース25は、例えば、ステーションおよび路線ごとの時刻表、ステーションごとの混雑情報、および、路線ごとの運行情報のうち少なくとも一つを有している。
図2は交通関連情報データベース25に格納されている時刻表データの一例を示す図である。この時刻表は、X線のA駅からY方面の朝8時台の時刻表の一部を示している。
ログ情報データベース26は、端末装置2からサーバ3に送信されたユーザの移動状況情報を含むログ情報を時系列で格納したデータベースである。端末装置2のユーザが5月12日から15日の間の朝にX線で乗り降りした移動履歴情報が図3のようなものであったとする。例えば、5月12日には、A駅で8時1分に乗車して、8時18分にH駅で降車したことを示している。この場合のログ情報データベース26は例えば図4のようなものになる。図4のログ情報データベース26は、ユーザの移動状況情報として姿勢情報、すなわち列車内で着席できたか否かを示す情報を格納する例を示している。図4のログ情報データベース26は、ユーザIDと、日時と、姿勢情報と、位置情報とを関連付けたログ情報を格納している。位置情報は、緯度経度情報と、列車の駅または区間名と、車両情報と、ドア情報とを含んでいる。
緯度経度情報は、端末装置2の測位部14によって検出可能である。列車の駅または区間名は、端末装置2の所持者が駅のプラットホームにいる間に、プラットホームに設置された基地局やアクセスポイント等と通信を行ったり、あるいは測位部14によるGPS衛星との通信により、特定可能である。また、端末装置2のユーザが列車に乗車したか否かは、測位部14にて判断できる。すなわち、測位部14で定期的にユーザの位置を検出すれば、ユーザの移動速度を把握できるため、移動速度が所定の閾値を上回っていれば、ユーザが列車に乗車したと判断できる。あるいは、車両内に設置された通信装置との通信履歴により、ユーザが列車に乗車したと判断してもよい。
図4のログ情報データベース26に格納される各データは、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が所持する端末装置2がセンサ等を用いて自動的に取得した移動状況情報を時系列に格納したものである。図4には、ユーザIDがID012345のユーザが所持する端末装置2が1分おきに自動的に取得した移動状況情報が示されているが、別のユーザIDを持つユーザが所持する端末装置2が自動的に取得した移動状況情報も、ログ情報データベース26に格納するようにしてもよい。
なお、ログ情報データベース26に格納されるログ情報は、端末装置2が自動的に取得したデータだけでなく、端末装置2の所持者が入力したデータを含んでいてもよい。図5は端末装置2の所持者が入力したデータを逐次格納して生成されたログ情報データベース26の一例を示す図である。図5の例では、1分おきにデータを入力しているが、端末装置2の所持者は不定期にデータを入力してもよい。所持者が入力したデータが多数蓄積されることで、信頼性の高いログ情報データベース26を生成できる。なお、図5のログ情報データベース26への入力を行う端末装置2の所持者は、一人だけではなく、複数の端末装置2それぞれの所持者を含んでいてもよい。
サーバ3内のログ情報データベース26には、端末装置2によって自動的に取得された図4のようなログ情報と、端末装置2の所持者が入力した図5のようなログ情報との少なくとも一方を格納しておけばよい。これら2種類のログ情報をともにログ情報データベース26に格納する場合、これら2種類のログ情報を分けて管理してもよいし、時系列順にまとめて管理してもよい。
記憶部22は、例えば、ハードディスク等の固定型データストレージである。また、記憶部22は、必ずしもサーバ3内に設けられなくてもよく、有線または無線でサーバ3と通信可能に接続された別の装置内に設けられてもよい。また、地図データベース24、交通関連情報データベース25およびログ情報データベース26の少なくとも一部は、異なる記憶装置に別々に格納されてもよい。
サーバ3内の制御部23は、出力情報生成部28を有する。出力情報生成部28は、ユーザの要求に基づく経路の情報とユーザの移動状況情報とを関連付けた出力情報を生成する。出力情報生成部28が出力情報の生成に利用するユーザの移動状況情報は、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が過去に同じユーザの要求に基づく経路の少なくとも一部を移動している最中に取得した移動状況情報である。出力情報の具体例については、後述する。
出力情報生成部28は、推奨情報生成部29を含んでいてもよい。推奨情報生成部29は、移動状況情報取得部16で取得されたユーザの移動状況情報に基づいて、ユーザの要求に基づく経路における推奨情報を生成する。ここで、推奨情報は、ユーザが乗車すべき乗物の識別情報や、乗物の特定の車両に関する情報、特定の車両の特定のドアに関する情報などである。
図6は推奨情報の一例を示す図であり、ユーザが所持する端末装置2の表示画面に推奨情報を表示する例を示している。図6は、ユーザの要求に基づく経路内に、A駅からG駅までX線に乗る経路を含む例を示している。図6(a)の場合、ユーザ自身の過去の移動状況情報によれば、A駅を午前8時1分に出発する列車に乗車すると、4両目の車両であれば、C駅から着席できることが多いことから、4両目の車両を推奨情報として提供している。また、図6(b)の場合、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の過去の移動状況情報によれば、1〜4両目と6両目のいずれかの車両であれば、C駅から着席できることが多いことから、これらの車両を推奨情報として提供している。
このように、推奨情報として提供する具体的な情報は、特に制限されない。過去の移動状況情報に基づいて、予め定めたアルゴリズムで推奨情報を提供してもよいし、事前にユーザに優先度を問い合わせて、ユーザが指定した優先度に応じた推奨情報を提供してもよい。また、推奨情報は、推奨タイミングで提供されてもよい。例えば、ある駅に列車が到着した際に、「いつもは次の駅から座れています」旨の推奨情報を表示したり、列車が走行中に「あと10分は立ち続けます」旨の推奨情報を表示してもよい。前者の場合、座れる可能性の高い駅の前駅を推奨タイミングとして推奨情報を提供する例を示し、後者の場合、座れる可能性の高い駅に到達する時刻の例えば10分前を推奨タイミングとして推奨情報を表示する例を示している。
列車内で実際に着席できるか否かは、各乗客の経験や着席しようとする意欲などに依存し、個人差が大きい。よって、他人の過去の着席可否情報は、自分自身の着席可否情報ほどは参考にならないことが多い。そこで、図6(b)の場合のように、他人の過去の着席可否情報を含む移動状況情報に基づいて推奨情報を提供する場合には、他人の過去の着席可否情報に基づいて推奨情報を提供していることを明示するのが望ましい。図6(b)の例では、「この列車に乗った人はこの駅で座れています」と表示し、他人の過去の着席可否情報を考慮に入れていることがユーザにわかるようにしている。一方、図6(a)の場合は、ユーザ自身の過去の着席可否情報に基づいて推奨情報を提供しているため、誰の着席可否情報を考慮に入れたかを明示していないが、図6(a)の場合においても、例えば「お客様ご自身は以前この駅で座れています」等の表示を行ってもよい。
また、サーバ3内の制御部23は、移動状況分析部30を有していてもよい。移動状況分析部30は、移動状況情報取得部16で取得されたユーザの移動状況情報を分析した移動状況分析情報を生成し、移動状況分析情報データベース27に格納する。また、出力情報生成部28は、移動状況分析情報に基づいて出力情報を生成する。
図7はユーザの移動状況情報を含むログ情報を収集して管理する際の端末装置2およびサーバ3の処理動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートでは、端末装置2の所持者が列車内の席に着席できたか否かを示す着席可否情報を移動状況情報として取得する例を示している。なお、端末装置2の所持者とは、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザだけでなく、それ以外の他人も含む趣旨である。
図7のフローチャートを実施するにあたって、端末装置2の所持者は、端末装置2上で特定のアプリケーションソフトウェアを起動しておく必要がある。あるいは、端末装置2に専用のボタンを設けて、このボタンが押下またはタッチされると、端末装置2は自動的に図7のフローチャートの処理を開始してもよい。
まず、端末装置2の所持者が列車に乗車したか否かを判定する(ステップS1)。この判定では、上述したように、測位部14で定期的に端末装置2の所持者の位置を測定した結果に基づいて、所持者の移動速度を検出し、移動速度が所定の閾値を超えていれば、所持者が列車に乗車したと判断する。あるいは、車両内の通信装置との通信履歴により、所持者が列車に乗車したと判断してもよい。あるいは、所持者が列車に乗車時に、操作入力部12やマイクロフォンを用いて、乗車した旨の情報を入力してもよい。
次に、端末装置2の所持者が乗車した路線、列車の識別情報、車両、およびドアなどの各種情報を検出する(ステップS2)。路線は、端末装置2の所持者が列車に乗車する前にいたプラットホーム上の基地局やアクセスポイント等との通信履歴や、測位部14で測定した所持者位置に基づいて、特定可能である。列車の識別情報は、サーバ3が管理する時刻表情報と現在時刻とを照合することで、特定可能である。所持者が乗車した車両およびドアは、列車に車両やドアごとに端末装置2と通信を行う通信装置等が装備されている場合には、その通信装置等との通信によって特定可能である。このような通信装置がない場合には、プラットホーム上の位置を測位部14で測定した位置情報に基づいて特定し、端末装置2の所持者が乗車した車両やドアを推定する。なお、端末装置2の所持者が乗車した車両やドアについての情報は必ずしも必須ではないため、これらの情報は取得しなくてもよい。また、ステップS2の各種情報の検出を自動的に行う代わりに、端末装置2の所持者が操作入力部12を用いて、これらの情報を入力してもよい。
次に、端末装置2内の移動状況情報取得部16は、例えば加速度センサを用いて、ユーザが着席したか否かを継続的または断続的に検出する(ステップS3)。そして、例えば図4に示すように、1分おきに、ユーザID、日時情報、姿勢情報、およびユーザの位置情報を関連づけたログ情報を取得して、通信部11を介してサーバ3に送信する(ステップS4)。図4の例では、位置情報として、緯度経度情報、駅または区間情報、車両情報、ドア情報を含んでいるが、これらは必須ではなく、適宜変更してもよい。
サーバ3は、端末装置2から送られてきた移動状況情報を含むログ情報を受信すると、受信したログ情報を記憶部内のログ情報データベース26に保存する(ステップS5)。ログ情報は、例えば1分ごとに端末装置2から送信されるため、ログ情報データベース26に時系列に保存される。なお、サーバ3には、複数のユーザのそれぞれが所持する端末装置2からのログ情報が別個のタイミングで送信されてくる可能性があるが、ログ情報にはユーザIDと日時情報が含まれているため、受信した順にログ情報データベース26に保存しても、各ログ情報を区別することができる。
次に、サーバ3内の移動状況分析部30は、ログ情報データベース26に保存されているログ情報に基づいて統計および分析を行って、移動状況分析情報を生成し、移動状況分析情報データベース27に格納する(ステップS6)。
図8および図9は移動状況分析情報データベース27の一例を示す図である。図8の移動状況分析情報データベース27は、列車および車両ごとの着席履歴をまとめた移動状況分析情報を格納する例を示している。図8の移動状況分析情報は、ユーザID、路線、列車ID、出発駅、出発駅の出発時刻、乗車した車両、駅または区間、履歴数、着席回数、着席不可回数、勝率、勝敗、およびアイコン情報の各情報を関連づけたものである。これらの情報は一例であり、少なくとも一部の情報を変更してもよい。勝率とは、着席回数を履歴数で割った値であり、着席できる確率を表している。勝敗とは、着席回数を勝ち数とし、着席不可回数を負け数とした勝ち負け数である。アイコン情報とは、端末装置2の表示画面に表示されるアイコンの選択情報であり、着席している様子を示すアイコンと立っている様子を示すアイコンとのいずれかを選択する情報である。この例では、着席数が5割を上回っていれば、着席している様子を示すアイコンを選択し、それ以下の着席数であれば、立っている様子を示すアイコンを選択する。これらのアイコンは、着席傾向を示す情報を提供するためのものであり、必ず着席できるとか、できないといった確実な情報を提供するものではない。
一方、図9の移動状況分析情報データベース27は、特定路線の着席度に関する移動状況分析情報を格納する例を示している。図9の移動状況分析情報は、ユーザID、路線、駅または区間、履歴数、着席回数、着席不可回数、勝率、勝敗、および着席度の各情報を関連づけたものである。これらの情報は一例であり、少なくとも一部の情報を変更してもよい。着席度は、着席のしやすさを例えば3段階で表しており、「高」が最も着席しやすく、「中」がその次に着席しやすく、「低」が最も着席しにくいことを示している。着席度が「高」になるのは着席数を履歴数で割った勝率が例えば0.8以上、着席度が「中」になるのは勝率が例えば0.3以上で0.8未満、着席度が「低」になるのは勝率が例えば0.3未満の場合である。
上述した図8と図9は移動状況分析情報の一例であり、これらを両方とも移動状況分析情報データベース27に格納してもよいし、いずれか一方のみを格納してもよいし、他の統計分析を行って生成された移動状況分析情報を移動状況分析情報データベース27に格納してもよい。
また、図8や図9の移動状況分析情報を生成するにあたって、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザ自身の過去の移動分析情報のみを用いて、各ユーザ専用の移動状況分析情報を生成してもよいし、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザだけでなく、他人の過去の移動分析情報を含む複数のユーザで共用可能な汎用的な移動状況分析情報を生成してもよい。また、各ユーザ専用の移動状況分析情報を生成するか、汎用的な移動状況分析情報を生成するかを、各ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。あるいは、各ユーザの過去の移動分析情報の履歴数が所定数に達しなければ、自動的に汎用的な移動状況分析情報を生成し、履歴数が所定数に達していれば、各ユーザ専用の移動状況分析情報を生成してもよい。
なお、図7のステップS5の処理は必ずしも必須ではない。すなわち、サーバ3は、必ずしも、移動情報分析情報を生成しなくてもよい。この場合、サーバ3内の出力情報生成部28は、移動状況情報を含むログ情報に基づいて出力情報を生成する。例えば、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザが過去の特定の日時における移動状況情報の表示要求を行う場合などは、ログ情報の移動情報分析を行う必要はなく、サーバ3は、ログ情報データベース26から所望の移動状況情報を抽出して、出力情報を生成すればよい。
図10はサーバ3が生成した出力情報を端末装置2の表示画面に表示する処理動作の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザは、自身の端末装置2の操作入力部12を介して、ユーザの要求に基づく経路を指定するとともに、ユーザの要求に基づく経路内に含まれる交通機関経路の移動状況情報の表示要求を行う(ステップS11)。この表示要求はユーザの要求に基づく経路の情報とともに、通信部11を介してサーバ3に送られる。
サーバ3は、移動状況情報の表示要求を受信すると、ユーザの要求に基づく経路内の交通機関経路に関連する移動状況情報をログ情報データベース26から取得するとともに、必要に応じて、対応する移動状況分析情報を移動状況分析情報データベース27から取得する(ステップS12)。次に、サーバ3内の出力情報生成部28は、取得した移動状況情報と、必要に応じて取得した移動状況分析情報とを用いて出力情報を生成する(ステップS13)。
サーバ3内の出力情報生成部28が生成した出力情報は、ネットワーク4を介して端末装置2に送信される(ステップS14)。端末装置2は、受信した出力情報を端末装置2の表示画面に表示する(ステップS15)。
図11は端末装置2の表示画面に表示される出力情報の一例を示す図である。図11の出力情報は、各車両ごとに、各駅間での着席可否情報を複数のアイコン(指標)ic1,ic2のいずれかで表示する。これらのアイコンic1,ic2は、図8の移動状況分析情報データベース27のアイコン情報に基づくものであり、着席できる可能性が高いことを示すアイコン(第1指標)ic1と、着席できない可能性が高いことを示すアイコン(第2指標)ic2とを含んでいる。図11の例では、1両目の車両では、A駅からC駅までの区間は着席できない可能性が高いことを示すアイコンic2が表示され、C駅からE駅までは着席できる可能性が高いことを示すアイコンic1が表示されている。
なお、図11では、着席可否情報を表すアイコンの種類を2つとしたが、着席できる可能性が高い順から低い順に3種類以上のアイコンを設けてもよい。例えば、ほぼ座れることを示す第1アイコンと、比較的座れそうであることを示す第2アイコンと、比較的立ちそうであることを示す第3アイコンと、ほぼ立つことを示す第4アイコンとを設けてもよい。
図11のような出力情報を端末装置2の表示画面に表示することで、ユーザは、列車に乗る前に、どの車両に乗車すれば、短時間で着席できるかを一目で把握でき、列車に乗車する乗客の利便性が向上する。
なお、サーバ3内の出力情報生成部28が生成する出力情報は図11に示したものには限定されない。例えば、図12は出力情報の第1応用例を示す図である。図12の出力情報は、端末装置2のユーザがユーザの要求に基づく経路として路線と駅を指定する例を示している。この場合の出力情報には、車両の区別なしの列車ごとの各駅間での着席可否情報と、列車および時刻の区別なしの各駅間での着席度の情報とが含まれている。図12の出力情報を生成するには、図8と図9の両方の移動状況分析情報が用いられる。より具体的には、図12の出力情報では、A駅を出発する時刻が異なる列車ごとに、アイコンic1、ic2にて着席できる可能性が高いか否かを表示する。また、図12の出力情報は、着席度に応じて、各区間の色または濃淡が変わる表示領域31を備えている。この表示領域31を見ることで、各駅間での着席度合いを一目で把握できる。
図12の出力情報によれば、朝早い時間帯だと、A駅からG駅まで着席するのは難しいが、少し遅くなると、D駅から着席できるようになり、さらに遅くなると、C駅から着席できるようになることがわかる。また、着席度の表示領域31によれば、平均的にはA駅から青山一丁駅までの区間は着席するのは困難で、C駅からD駅までの区間は多少着席しやすくなり、D駅からG駅までは着席できる可能性が高いことがわかる。図12の出力情報は、いつも決まった時間に乗車するユーザに対して、別の時間帯の着席度合いを提供する目的でも利用可能である。これにより、ユーザは、自分で実際に乗車しなくても、最適な時間帯を簡易かつ迅速に検索できる。
図12の出力情報では、車両ごとの着席可否情報は把握できないため、図11の出力情報と図12の出力情報とを任意に切り替えて端末装置2の表示画面に表示させることができるようにしてもよい。
図13は出力情報の第2応用例を示す図である。図13の出力情報は、端末装置2のユーザが路線のみを指定する例を示している。この場合の出力情報には、端末装置2のユーザが同じ路線を利用した過去の移動状況情報が、現在から近い順に複数表示される。移動する方向が逆の方向であっても、時間順に表示される。
また、図13の出力情報には、各駅に対応づけて、上り路線と下り路線のそれぞれについての着席可否情報を一目で把握可能な円マーク32が設けられている。これらの円マーク32の上半分は上り路線の着席可否情報を示し、円マーク32の下半分は下り路線の着席可否情報を示している。図13の円マーク32は、上半分と下半分のそれぞれについて、座れる可能性が高いことを示す表示形態32a、座れる可能性が低いことを示す表示形態32b、および着席可否を判断できないことを示す表示形態32bのいずれかで表示されている。
なお、図13では、各駅に対応づけて円マーク32を設けているが、各駅間に対応づけて円マーク32を設けてもよい。また、マークの具体的な形状は、円形には限定されず、多角形等の他の形状でもよい。
図13の出力情報によれば、D駅では、上り路線も下り路線も着席できる可能性が高いことがわかる。
図13の出力情報は、帰りの着席度合いを事前に把握できるという利点がある。また、各駅に対応づけた円マーク32により、上り路線と下り路線の着席度合いを一目で把握できる。
図14は出力情報の第3応用例を示す図である。図14の出力情報は、図4および図5の少なくとも一方のログ情報データベース26に基づいて生成されるものであり、横軸方向には駅名が記載され、縦軸方向には各駅および駅間での着席状況が棒グラフで図示されている。縦軸の上側半分は、着席した回数を棒グラフ33で示し、縦軸の下側半分は着席できなかった回数を棒グラフ34で示している。
また、図14の下方には、列車の車両を選択するスライドバー35と、どの車両を選択しているかを示す車両番号マーク36とが図示されている。このスライドバー35を操作入力部12で操作することで、任意の車両を選択でき、選択した車両についての着席状況が棒グラフ33,34で表示される。例えば、図14の例では、2番目の車両についての着席状況が棒グラフで示されている。この車両では、A駅からC駅までの区間では着席できる頻度が少なく、C駅からG駅までの区間では着席できる頻度が高いことがわかる。
図14の出力情報は、列車に乗車する時間帯を考慮に入れておらず、一日を通しての平均的な着席状況を棒グラフで示している。よって、必要に応じて、図12の出力情報と切り替えて表示できるようにするのが望ましい。
このように、本実施形態では、交通機関経路を端末装置2の所持者が移動する際の移動状況情報を取得してログ情報としてサーバ3内のログ情報データベース26に格納しておき、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザから移動状況情報の表示要求があると、ユーザの要求に基づく経路の情報と移動状況情報とを関連付けた出力情報をサーバ3で生成して端末装置2に送信する。これにより、ユーザは、交通機関の乗物に乗車する前に、過去の移動状況情報を把握でき、着席しやすい等の最適な乗物を的確に選択することができる。
また、サーバ3内でログ情報を分析した移動状況分析情報を生成すれば、端末装置2に対して推奨情報を提供でき、ユーザはどの乗物に乗るべきかを事前に正確に把握でき、ユーザの利便性が向上する。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、移動状況情報に含まれる着席可否情報を主に利用して、着席できるか否かを示す情報を含む出力情報を生成する例を説明したが、移動状況情報には、上述したように、姿勢情報の他に、種々の生体情報や環境情報を含めることが可能なため、着席できるか否かを示す情報以外の情報を含む出力情報を生成することも可能である。
例えば、車両内の温度および湿度が上昇し、乗客の不快感が増す傾向にある。このため、端末装置2または車両内に温度センサや湿度センサが設けられている場合、これらのセンサによって温度や湿度を測定し、測定した温度や湿度を移動状況情報に含めて、ログ情報としてサーバ3に送信してもよい。
温度および湿度の少なくとも一つに関する情報を出力情報に含める際には、この情報を複数段階に分けて、各段階ごとに異なるアイコンで表示してもよい。
また、車両内の環境変化によって乗客の不快感は増すことがあり、その場合は乗客の脈拍が早くなったり、呼吸が乱れたり、体温が上昇したり、発汗したりする。よって、端末装置2やその他のウェアラブル端末等によって、乗客の脈拍や呼吸、体温、発汗等の生体情報を検知できる場合には、検知した生体情報を移動状況情報に含めて、ログ情報としてサーバ3に送信してもよい。この生体情報を出力情報に含める際には、例えば生体情報を複数段階に分けて、各段階ごとに異なるアイコンで表示してもよい。
さらに、天候などの乗物の外部における環境情報を移動状況情報に含めることも可能である。天候情報は、端末装置2が基地局等と通信を行うことで、容易に取得可能である。あるいは、サーバ3が天候情報を取得してもよい。雨の日に列車をプラットホームで待つ場合、プラットホームの全体に屋根があるとは限らないため、屋根がある場所にユーザを案内するのが望ましい。よって、サーバ3は、雨の日であることがわかると、屋根がある場所に対応した車両位置を推奨情報として出力情報に含めることが考えられる。
また、雨の日は、屋根がある場所に人間が集中するため、その場所に近い車両は着席しづらいことが予想される。よって、雨の日には、晴れの日とは異なる車両、すなわち雨の日に着席しやすい席を推奨情報として提供してもよい。
移動状況情報に含めることが可能な天候情報は、天気だけではなく、風や日差しの強弱なども考えられる。例えば、風が強い日には、風よけのある場所を推奨情報として提供してもよい。また、日差しが強い場合には、日よけのある場所を推奨情報として提供してもよい。
このように、第2の実施形態では、必要に応じて生体情報や環境情報を移動状況情報に含めることで、ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザに対して最適な推奨情報を提供でき、ユーザの利便性がさらに向上する。
(第3の実施形態)
上述した第1および第2の実施形態で説明したように、サーバ3内の出力情報生成部28は、ユーザの要求に基づく経路の情報とユーザの移動状況情報とを関連づけた出力情報を生成する。ユーザの要求は、例えば、単に過去の日にちのみを指定するものでもよい。この場合、サーバ3は、各ユーザごとに、日にちと関連づけて、各ユーザの移動状況情報をログ情報データベース26に格納しておく。そして、ユーザが特定の日にちを指定すると、サーバ3内の出力情報生成部28は、その日にちにおけるユーザの移動状況情報をログ情報データベース26から読み出して、出力情報を生成する。図15は、この場合の出力情報の一例を示す図である。図15の例では、ユーザが指定した2014年6月16日に、ユーザが交通機関を使って移動1と移動2を行い、移動1と移動2の移動時間、移動経路および着席可否情報を出力情報に含める例を示している。
このように、ユーザが過去の特定の日にちを指定すれば、その日にちにおけるユーザの移動状況情報を出力情報として提供することにより、ユーザは過去を振り返ることができ、その日付に関連した出来事を思い出す手がかりとして出力情報を利用できる。
なお、ユーザの要求は、日にちだけでもよいし、日にちとユーザ属性とを組み合わせたものでもよい。ユーザ属性とは、例えば、行き先や経路、性別や年齢などのユーザ固有の任意の情報である。日にちとユーザ属性とを組み合わせた要求は、他のユーザの移動環境情報を取得する際に有用である。例えば、ユーザと同じユーザ属性の他のユーザの移動状況情報に絞り込んで取得することができるので、ユーザと似た属性(例えば、年配の男性)の他のユーザの情報に絞り込んで取得することができ、他のユーザの移動状況情報を有効に利用して出力情報を生成できる。
上述した実施形態で説明した情報処理システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
さらに、1または複数の情報処理装置によって情報処理システム1を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システム1の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 情報処理システム、2 端末装置、3 サーバ、4 ネットワーク、11 通信部、12 操作入力部、13 出力部、14 測位部、15 経路情報取得部、16 移動状況情報取得部、17 制御部、21 通信部、22 記憶部、23 制御部、24 地図データベース、25 交通関連情報データベース、26 ログ情報データベース、27 移動状況分析情報データベース、28 出力情報生成部、29 推奨情報生成部、30 移動状況分析部

Claims (25)

  1. 少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間における前記ユーザ自身過去の移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段と、
    前記ユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連付けて推奨情報を出力する出力情報生成手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記移動状況情報は、前記ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が過去に前記ユーザの要求に基づく経路内の前記交通機関経路を移動した際の移動状況の履歴情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記移動状況情報は、前記ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方における、姿勢情報、生体情報および移動環境情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記姿勢情報は、前記ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が前記ユーザの要求に基づく経路で利用する乗物内で着席したか否かを示す情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記移動環境情報は、前記ユーザの要求に基づく経路で利用する乗物内の環境情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  6. 前記移動環境情報は、前記ユーザの要求に基づく経路で利用する乗物の外部における環境情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  7. 前記推奨情報は、前記ユーザの要求に基づく経路上の複数の位置および区間の少なくとも一方と、各位置および区間の少なくとも一方における前記移動状況情報と、の対応関係を表した表またはグラフであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記出力情報生成手段は、前記ユーザの要求に基づく経路上の各ステーションごと、および各ステーション間の区間ごとの少なくとも一方について、前記移動状況情報を表す指標を含む前記推奨情報を出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 前記移動状況情報は、前記ユーザの要求に基づく経路を指定したユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が乗物内で着席したか否かを示す着席可否情報を含んでおり、
    前記出力情報生成手段は、前記着席可否情報に基づいて、ユーザおよびその他の人間の少なくとも一方が過去に乗物内で着席した頻度に応じた前記指標を生成することを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  10. 前記指標のそれぞれは、乗物内で着席できる可能性に関する指標であることを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  11. 前記移動状況情報取得手段にて取得した前記移動状況情報を分析した移動状況分析情報を生成する移動状況分析手段を備え、
    前記出力情報生成手段は、前記移動状況分析情報に基づいて前記推奨情報を出力することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の情報処理システム。
  12. 前記移動状況分析情報は、乗物内で着席する確率と、着席する傾向を表す情報と、の少なくとも一方を含む請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記出力情報生成手段は、前記移動状況分析情報に基づいて、前記ユーザの要求に基づく経路における推奨情報を出力する推奨情報生成手段を有することを特徴とする請求項11または12に記載の情報処理システム。
  14. 前記推奨情報は、乗物の識別情報、乗物の特定の車両情報、特定の車両における特定のドア情報の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の情報処理システム。
  15. 前記推奨情報を推奨タイミングで出力する制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項13または14に記載の情報処理システム。
  16. 少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記経路情報から前記交通機関経路上の乗降場を特定し、ユーザおよびその他人間の少なくとも一方の過去の移動状況情報に基づいて、前記特定された乗降場の間で座れる可能性のある場所及び車両情報を表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  17. コンピュータを、
    少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得する経路情報取得手段、
    前記交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間におけるユーザ自身過去の移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段、
    及び前記ユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連付けて推奨情報を出力する出力情報生成手段として機能させるための情報処理プログラム。
  18. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間におけるユーザ自身過去の移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段と、
    前記ユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連付けて推奨情報を出力する出力情報生成手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  19. 通信可能に接続された複数の情報処理装置によって、請求項1〜16のいずれかに記載の情報処理システムを機能させるために、
    上記情報処理装置のうちの1つを請求項1〜16のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  20. コンピュータを、請求項1〜16のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  21. 通信可能に接続された複数の情報処理装置によって、
    少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間におけるユーザ自身過去の移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段と、
    前記ユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連付けて推奨情報を出力する出力情報生成手段と、
    を備えた情報処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  22. 少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までの経路情報を取得するステップと、
    前記交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間におけるユーザ自身過去の移動状況情報を取得するステップと、
    前記ユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連付けて推奨情報を出力するステップと、を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  23. コンピュータを、
    交通機関経路上の停車するステーション区間ごと/または乗り降りするステーション区間におけるユーザ自身過去の移動状況情報を取得する移動状況情報取得手段、
    前記移動状況情報を情報処理装置に送信する移動状況情報送信手段、
    少なくとも交通機関経路を含むユーザの要求に基づく出発地から目的地までのユーザの要求に基づく経路情報前記移動状況情報を関連づけて推奨情報を出力する出力手段として機能させるための情報処理プログラム。
  24. 前記コンピュータを、ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段としてさらに機能させ、
    前記出力手段は、ユーザの要求に基づく経路の情報と、前記移動状況情報と、前記位置情報とに基づく前記推奨情報を受信して出力する請求項23に記載の情報処理プログラム。
  25. 前記コンピュータを、ユーザの生体情報を取得する生体情報取得手段としてさらに機能させ、
    前記出力手段は、ユーザの要求に基づく経路の情報と、前記移動状況情報と、前記生体情報とに基づく前記推奨情報を受信して出力する請求項23に記載の情報処理プログラム。
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