JP6504492B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス装置に関する。
従来、固定金型と可動金型との間に金属板を配置し、可動金型を上下に移動させることによって、金属板を加工するプレス装置が知られている。プレス装置は、スライドと称される部材で可動金型を保持する。また、プレス装置は、モータの動力を上下方向の運動に変換してスライドへ伝達する動力伝達機構と、動力伝達機構の各部に潤滑オイルを供給するオイル供給機構とを有する。
プレス装置の動作時には、動力伝達機構の各部が摩擦によって発熱する。このため、熱膨張の影響を抑えるために、プレス装置の停止時に、動力伝達機構の各部を予め温めておく、いわゆるプレヒート工程を行う場合がある。プレヒート工程では、動力伝達機構の各部に加熱した潤滑オイルを供給することによって、それらの各部を温める。そして、モータの駆動が開始されると、潤滑オイルの温度を、プレヒート時の温度よりも低下させる。これにより、プレス装置の停止時と動作時とで、動力伝達機構の各部に摩擦熱による変位が生じることを抑制する。
潤滑オイルの温度を調節する機能を備えた従来のプレス装置については、例えば特開平4−251699号公報および特開2006−272421号公報に記載されている。
特開平4−251699号公報 特開2006−272421号公報
ところで、動力伝達機構の各部に発生する摩擦熱の大きさは、一定ではない。動力伝達経路の下流側ほど、部材の移動ストロークが小さくなり、それに伴い摩擦熱も小さくなる場合がある。例えば、スライドを保持する柱状部材の上下移動による摩擦熱は、それよりも動力伝達経路の上流側に位置するクランクシャフトの回転による摩擦熱よりも、小さくなる場合がある。
しかしながら、従来のプレス装置では、動力伝達機構の各部に供給される潤滑オイルの温度を、一括で調節していた。すなわち、プレヒート工程では、動力伝達機構の各部に略同一温度の潤滑オイルを供給し、その後のプレス工程では、動力伝達機構の各部に供給される潤滑オイルの温度を、一律に低下させていた。このような従来のプレス装置では、摩擦による発熱量の違いによって、動力伝達機構の各部に温度差が生じる。
例えば、スライドを保持する柱状部材は、動力伝達機構の他の部位よりも、摩擦による発熱量が小さい。このため、動力伝達機構の他の部位の動作時の温度に合わせてプレヒート時の温度を設定すると、柱状部材の動作時の温度は、プレヒート時の温度よりも低くなる。このように、柱状部材に温度変化が生じると、スライドの下死点の位置が安定せず、プレス装置の加工精度が低下する要因となる。
本発明の目的は、柱状部材の動作時の温度がプレヒート時の温度よりも低下することを抑制し、スライドの下死点の位置が変化することを抑制できるプレス装置を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、金型の上下動により金属を加工するプレス装置であって、前記金型を保持可能なスライドと、動力源であるモータと、前記モータの動力を上下方向の往復運動に変換して前記スライドに伝達する動力伝達機構と、前記動力伝達機構の各部に潤滑オイルを供給するオイル供給機構と、を有し、前記動力伝達機構は、前記モータの動力により回転するクランクシャフトと、前記スライドに接続され、前記クランクシャフトの回転に伴い上下に往復移動する柱状部材と、を有し、前記オイル供給機構は、オイル供給源と、前記オイル供給源から前記動力伝達機構の各部に潤滑オイルを供給する供給経路と、前記潤滑オイルの温度を全体として調節する一括温度調節部と、前記柱状部材に供給される潤滑オイルの温度が前記クランクシャフトに供給される潤滑オイルの温度よりも高くなるように、潤滑オイルの温度を調節する個別温度調節部と、を有する。
本願の例示的な第1発明によれば、クランクシャフトに供給される潤滑オイルの温度よりも、柱状部材に供給される潤滑オイルの温度を高くすることができる。したがって、柱状部材の動作時の温度がプレヒート時の温度に対して変化することを、抑制できる。その結果、スライドの下死点の位置が変化することを、抑制できる。
図1は、プレス装置の構成を示した図である。 図2は、ヒータの構成例を示した図である。 図3は、制御部と、プレス装置内の各部との接続構成を示した図である。 図4は、プレス装置の動作の流れを示したフローチャートである。 図5は、クランクシャフトへ供給される潤滑オイルの温度変化を示した図である。 図6は、プランジャへ供給される潤滑オイルの温度変化を示した図である。 図7は、変形例に係るプレス装置の構成を示した図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.プレス装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るプレス装置1の構成を示した図である。このプレス装置1は、金属製の板材を固定金型91と可動金型92との間に配置し、可動金型92を上下動させることにより、板材を加工する装置である。本実施形態のプレス装置1は、例えば、コネクタ等の電子部品を製造するために用いられる。ただし、本発明のプレス装置は、電子部品以外のプレス製品を製造するものであってもよい。図1に示すように、本実施形態のプレス装置1は、枠体10、金型保持部20、モータ30、動力伝達機構40、オイル供給機構50、および制御部60を有する。
枠体10は、後述するクランクシャフト44、コネクティングロッド45、プランジャ46、および金型保持部20を内部に収容する略箱状のフレームである。図1に示すように、枠体10は、ベッド部11、クラウン部12、および一対のコラム部13を有する。ベッド部11は、工場の床面に設置される。クラウン部12は、ベッド部11から間隔をあけて上方に配置される。一対のコラム部13は、ベッド部11とクラウン部12との間に介在する。各コラム部13の下面は、ベッド部11の上面に接続される。また、各コラム部13の上面は、クラウン部12の下面に接続される。クラウン部12は、その内部に、クランクシャフト44およびコネクティングロッド45を配置するためのスペースを有する。
金型保持部20は、固定的に配置されたボルスタ21と、ボルスタ21の上方に配置されたスライド22とを有する。ボルスタ21およびスライド22は、一対のコラム部13の間に配置されている。また、スライド22は、後述する一対のプランジャ46とともに、上下方向に移動可能となっている。プレス加工を行うときには、ボルスタ21の上部に固定金型91が取り付けられ、スライド22の下部に可動金型92が取り付けられる。
モータ30は、可動金型92を上下に移動させるための動力を供給する動力源である。図1の例では、クラウン部12の上面にモータ30が配置されている。ただし、モータ30の位置は、必ずしも図1の通りでなくてもよい。例えば、枠体10の内部に、モータ30が配置されていてもよい。モータ30に通電すると、モータ30内のコイルとマグネットとの間に生じる回転磁界によって、トルクが発生する。そして、当該トルクにより、モータ30から突出する出力軸31が回転する。
動力伝達機構40は、モータ30から得られる動力を、上下方向の往復運動に変換して、スライド22に伝達する機構である。図1に示すように、本実施形態の動力伝達機構40は、環状ベルト41、フライホイル42、摩擦板43、クランクシャフト44、一対のコネクティングロッド45、および一対のプランジャ46を有する。
環状ベルト41は、モータ30の出力軸31の先端に取り付けられたプーリ32と、プーリ32よりも径の大きいフライホイル42との間に掛け渡されている。モータ30を駆動させると、出力軸31およびプーリ32が回転する。そして、プーリ32の回転が、環状ベルト41を介してフライホイル42へ伝達される。これにより、フライホイル42が回転する。
クランクシャフト44は、屈曲した柱状の部材であり、水平に配置されている。クランクシャフト44は、クラウン部12に対して回転自在に支持される。クランクシャフト44の端部に固定された摩擦板43と、フライホイル42とは、図示しない機構によって、互いに接触および離間させることができる。フライホイル42と摩擦板43とを互いに接触させると、モータ30の駆動力が、フライホイル42からクランクシャフト44へ伝達する。これにより、フライホイル42とともにクランクシャフト44が回転する。
クランクシャフト44は、その回転中心よりも外側に位置する複数の偏心部441を有する。一対のコネクティングロッド45の各々の上端部は、偏心部441に対して、回転自在に接続されている。また、一対のコネクティングロッド45の各々の下端部は、一対のプランジャ46の上端部に対して、回転自在に接続されている。プランジャ46は、本実施形態における柱状部材である。各プランジャ46は、図示しないガイドに沿って、上下方向に移動する。また、一対のプランジャ46の各々の下端部は、スライド22に接続されている。
クランクシャフト44が回転すると、クランクシャフト44に接続された一対のコネクティングロッド45が、水平成分を含む横方向に揺動する。また、コネクティングロッド45の揺動に伴い、一対のプランジャ46が、上下方向に往復移動する。これにより、可動金型92を保持するスライド22が、上死点と下死点との間で上下方向に往復移動する。スライド22が下死点まで下降すると、固定金型91と可動金型92とが接近して、両金型の間に挟まれた金属板が加工される。
このように、本実施形態では、クランクシャフト44の回転運動が、コネクティングロッド45の水平方向の揺動に変換される。そして、コネクティングロッド45の揺動が、それよりも移動ストロークの小さいプランジャ46の上下方向の往復運動に変換される。このため、プレス加工時にコネクティングロッド45に生じる摩擦熱は、クランクシャフト44に生じる摩擦熱よりも小さくなる。また、プレス加工時にプランジャ46に生じる摩擦熱は、コネクティングロッド45に生じる摩擦熱よりも、さらに小さくなる。
オイル供給機構50は、枠体10の内部に位置する動力伝達機構40の各部に潤滑オイル70を供給する機構である。図1に示すように、本実施形態のオイル供給機構50は、オイル供給源51、一括温度調節部52、潤滑オイル70の供給経路53、ポンプ54、およびヒータ55を有する。
オイル供給源51は、潤滑オイル70を内部に貯留した貯留タンクである。一括温度調節部52は、オイル供給源51との間で潤滑オイル70を交換しながら、潤滑オイル70を加熱または冷却する。これにより、オイル供給源51に貯留された潤滑オイル70の温度を、設定された温度に調節する。すなわち、一括温度調節部52は、供給経路53に供給される潤滑オイル70の温度を、その供給先に関わらず全体として調節する機構である。
オイル供給源51と動力伝達機構40の各部とは、潤滑オイル70の供給経路53によって結ばれている。本実施形態の供給経路53は、主流路530、第1分岐流路531、第2分岐流路532、および第3分岐流路533を有する。主流路530の上流側の端部は、オイル供給源51に接続されている。第1分岐流路531は、主流路530から分岐して、プランジャ46へ至る。第2分岐流路532は、主流路530から分岐して、コネクティングロッド45へ至る。第3分岐流路533は、主流路530から分岐して、クランクシャフト44へ至る。
主流路530の経路上には、ポンプ54が介挿されている。ポンプ54を動作させると、オイル供給源51に貯留された潤滑オイル70が、主流路530へ流れ出す。そして、主流路530から、3本の分岐流路531〜533を通って、プランジャ46、コネクティングロッド45、およびクランクシャフト44へ、潤滑オイル70がそれぞれ供給される。
ベッド部11の内部には、使用後の潤滑オイル70を貯留する貯留部111が設けられている。クランクシャフト44およびコネクティングロッド45へ供給された潤滑オイル70は、潤滑剤としての機能を果たした後、一対のコラム部13内に形成された回収流路131を通って、ベッド部11内の貯留部111に回収される。また、プランジャ46へ供給された潤滑オイル70も、潤滑剤としての機能を果たした後、図示しない回収流路を通って、ベッド部11内の貯留部111に回収される。また、貯留部111に回収された潤滑オイル70は、帰還流路112を通ってオイル供給源51に再供給される。
本実施形態では、第1分岐流路531に、個別温度調節部としてのヒータ55が設けられている。ヒータ55は、一括温度調節部52により一旦温度調節された潤滑オイル70のうち、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度を、追加的に調節する。また、本実施形態の第1分岐流路531は、並列に接続された加熱流路57とバイパス流路58とを有する。加熱流路57は、ヒータ55を介して主流路530とプランジャ46とを繋いでいる。バイパス流路58は、ヒータ55を介することなく主流路530とプランジャ46とを繋いでいる。
ヒータ55を動作させると、加熱流路57を流れる潤滑オイル70が加熱される。これにより、クランクシャフト44およびコネクティングロッド45に供給される潤滑オイル70の温度よりも、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度の方が、高くなる。一方、バイパス流路58を流れる潤滑オイル70は、加熱されることなくプランジャ46へ供給される。
また、図1に示すように、加熱流路57には第1開閉弁571が、バイパス流路58には第2開閉弁581が、それぞれ設けられている。このため、第1開閉弁571および第2開閉弁581の開閉を切り替えることにより、主流路530から加熱流路57のみを通ってプランジャ46へ潤滑オイル70を供給する状態と、主流路530からバイパス流路58のみを通ってプランジャ46へ潤滑オイル70を供給する状態と、主流路530から加熱流路57およびバイパス流路58の双方を通ってプランジャ46へ潤滑オイル70を供給する状態と、を切り替えることができる。
図2は、ヒータ55の構成例を示した図である。図2のヒータ55は、熱媒体550が充填されたヒータケース551と、ヒータケース551内の熱媒体550を加熱する加熱源552とを有する。そして、ヒータケース551内の熱媒体550の中に、加熱流路57の一部分が配置されている。熱媒体550には、例えば、潤滑オイル70と同一のオイルが用いられる。ただし、熱媒体550に、潤滑オイル70とは異なる液体が用いられていてもよい。加熱源552には、例えば、電熱線が用いられる。加熱源552に通電すると、加熱源552の温度が上昇し、それによって熱媒体550が加熱される。そして、加熱された熱媒体550によって、加熱流路57内の潤滑オイル70が加熱される。
このように、図2の例では、加熱源552から熱媒体550を介して潤滑オイル70に、熱が伝わる。このようにすれば、潤滑オイル70の急激な加熱を抑制できる。したがって、後述するプレス装置1の動作時に、プランジャ46の摩擦による発熱のスピードや、主流路530から供給される潤滑オイル70の温度変化のスピードに合わせて、緩やかに潤滑オイル70を加熱できる。
また、図2の例では、枠体10の外壁面に、緩衝材としてのゴム部材56を介して、ヒータ55が取り付けられている。このようにすれば、スライド22および動力伝達機構40の振動が、枠体10を介してヒータ55に伝わることを抑制できる。また、ヒータ55の熱が、枠体10を介してスライド22および動力伝達機構40に伝わることも、抑制できる。
制御部60は、プレス装置1内の各部を動作制御するための手段である。制御部60には、例えば、CPU等の演算処理部、RAM等のメモリ、およびハードディスクドライブ等の記憶部を有するコンピュータが用いられる。ただし、コンピュータに代えて、マイクロコントローラ等の演算装置を有する電気回路が用いられていてもよい。
図3は、制御部60と、プレス装置1内の各部との接続構成を示した図である。図3に示すように、制御部60は、上述したモータ30、一括温度調節部52、ポンプ54、ヒータ55、第1開閉弁571、および第2開閉弁581と、それぞれ電気的に接続されている。制御部60は、予め設定されたプログラムまたは種々の入力信号に基づいて上記の各部を動作制御する。これにより、後述するプレヒート工程およびプレス工程が実行される。
<2.潤滑オイルの温度制御について>
図4は、プレス装置1における潤滑オイル70の温度制御の流れを示したフローチャートである。図5は、クランクシャフト44へ供給される潤滑オイル70の温度変化を示した図である。図6は、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度変化を示した図である。図5および図6の横軸は、時刻を示している。図5および図6の縦軸は、潤滑オイル70の温度を示している。なお、図5および図6では、潤滑オイル70の温度が階段状に切り替わっているが、実際には、図5および図6よりも緩やかに、潤滑オイル70の温度が切り替わる。
このプレス装置1では、モータ30を駆動させる前に、まず、プレヒート工程を行う(ステップS1)。プレヒート工程では、一括温度調節部52を動作させることによって、オイル供給源51内の潤滑オイル70を、所定の温度に調節する。そして、ポンプ54を動作させることによって、オイル供給源51から主流路530へ、潤滑オイル70を流し出す。一括温度調節部52によって温度調節された潤滑オイル70は、主流路530および3つの分岐流路531〜533を通って、プランジャ46、コネクティングロッド45、およびクランクシャフト44へ、それぞれ供給される。
本実施形態では、ステップS1の時点で、ヒータ55への通電を開始する。ただし、ステップS1では、第1開閉弁571が閉鎖されているとともに、第2開閉弁581が開放されている。このため、第1分岐流路531へ流れ込んだ潤滑オイル70は、加熱流路57およびバイパス流路58のうち、バイパス流路58のみを通ってプランジャ46へ供給される。すなわち、ヒータ55による加熱を受けることなく、プランジャ46へ潤滑オイル70が供給される。したがって、ステップS1では、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46に対して、略同一温度の潤滑オイル70が供給される。
プレヒート工程における潤滑オイル70の温度(図5および図6中の温度T1)は、静止時のクランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46の温度よりも、高い温度に設定される。このように、このプレス装置1では、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46を、ステップS1のプレヒート工程において予め温めておく。また、ベッド部11、クラウン部12、および一対のコラム部13も、このプレヒート工程で予め温めておく。そして、当該プレヒート工程の後に、ステップS2〜S5のプレス工程を行う。
プレス工程では、まず、モータ30の駆動を開始させる(ステップS2)。また、一括温度調節部52の設定温度を低下させる(ステップS3)。一括温度調節部52の設定温度を低下させると、オイル供給源51に貯留された潤滑オイル70の温度が低下する。したがって、図5のように、クランクシャフト44へ供給される潤滑オイル70の温度は、T1からT2へ低下する。同様に、コネクティングロッド45へ供給される潤滑オイル70の温度も、T1からT2へ低下する。
一方、制御部60は、第2開閉弁581の開放状態を維持しながら、第1開閉弁571を開放する。すると、第1分岐流路531に流れ込んだ潤滑オイル70は、加熱流路57とバイパス流路58との双方を通って、プランジャ46へ供給される(ステップS4)。これにより、図6のように、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度は、T1よりも低く、かつ、T2よりも高い温度T3となる。
その後、制御部60は、第2開閉弁581を閉鎖する。すると、第1分岐流路531に流れ込んだ潤滑オイル70は、加熱流路57およびバイパス流路58のうち、加熱流路57のみを通って、プランジャ46へ供給される(ステップS5)。これにより、図6のように、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度が、T1よりも低く、かつ、T3よりも高い温度T4となる。
以後、プレス工程が完了するまでの間、クランクシャフト44およびコネクティングロッド45には、温度T2の潤滑オイル70が供給される。また、プランジャ46には、温度T4の潤滑オイル70が供給される。ただし、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46は、動作に伴う摩擦によって、それら自身が発熱する。このため、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46は、いずれも、プレヒート時と略同一の温度に維持される。
このように、このプレス装置1では、プレヒート後のプレス工程において、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46に、各々の摩擦による発熱を考慮した温度で潤滑オイル70を供給する。このため、各部材の動作時の温度変化の差を低減できる。したがって、摩擦熱の小さいプランジャ46の動作時の温度が、プレヒート時よりも低下することを、抑制できる。その結果、プレス工程の開始前と開始後とにおいて、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46の温度を、略一定に保つことができる。これにより、スライド22の下死点の変位を抑制でき、プレス装置1の加工精度を向上させることができる。
特に、本実施形態のプレス装置1では、クランクシャフト44の回転運動が、コネクティングロッド45を介して、プランジャ46の往復運動に変換される。これにより、プランジャ46の移動ストロークが小さくなっている。このような構造では、クランクシャフト44とプランジャ46とで、摩擦による発熱量の差が、より大きくなる。しかしながら、このプレス装置1では、クランクシャフト44およびプランジャ46の動作時の温度を、いずれもプレヒート時の温度と略同等に維持できる。
また、本実施形態のプレス装置1は、大径のフライホイル42の慣性モーメントを利用して、クランクシャフト44を回転させる。このため、クランクシャフト44を高速で精度よく回転させることができる。すなわち、本実施形態の構造は、高速のプレス装置に適している。高速のプレス装置では、クランクシャフト44とプランジャ46とで、摩擦による発熱量の差が大きくなりやすい。しかしながら、このプレス装置1では、クランクシャフト44およびプランジャ46の動作時の温度を、いずれもプレヒート時の温度と略同等に維持できる。
また、本実施形態では、プレヒート工程の時からヒータ55を動作させておき、開閉弁571,581で流路を切り替えることによって、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70に対するヒータ55の加熱を能動化させている。このようにすれば、ヒータ55自体の出力を一定に維持しつつ、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度を変化させることができる。
特に、本実施形態では、ステップS3とステップS5との間に、加熱流路57およびバイパス流路58の双方を通って潤滑オイル70を供給する工程(ステップS4)をはさんでいる。このようにすれば、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70が、急激に加熱されることを抑制できる。したがって、プランジャ46の摩擦による発熱のスピードや、主流路530から供給される潤滑オイル70の温度変化のスピードに合わせて、プランジャ46へ供給される潤滑オイル70を、緩やかに加熱できる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図7は、一変形例に係るプレス装置の構成を示した図である。図7の例では、第1分岐流路531にヒータ55が設けられておらず、それに代えて、第3分岐流路533に、個別温度調節部としてのクーラ59が設けられている。図7の例では、クーラ59を動作させることで、クランクシャフト44に供給される潤滑オイル70を冷却する。このような形態であっても、クランクシャフト44およびプランジャ46の動作時の温度差を低減できる。
ただし、クーラ59は、ヒータ55に比べて小型化が難しい。このため、図7のようにクーラ59を用いるよりも、上記の実施形態のようにヒータ55を用いる方が、個別温度調節部を小型化できる。また、クーラ59を用いるよりも、ヒータ55を用いる方が、消費電力を低減できる。
また、上記の実施形態では、3つの分岐流路531〜533の1つに、個別温度調節部としてのヒータ55が設けられていた。しかしながら、プレス装置1における分岐流路の数は、2つであってもよく、4つ以上であってもよい。また、2つ以上の分岐流路に、個別温度調節部が設けられていてもよい。また、動力伝達機構40の3つ以上の部位に供給される潤滑オイル70の温度を、全て相違させてもよい。例えば、クランクシャフト44、コネクティングロッド45、およびプランジャ46へ供給される潤滑オイル70の温度を、全て相違させてもよい。
また、上記の実施形態では、プレス工程におけるモータ30の回転数を、一定としていた。しかしながら、プレス工程におけるモータ30の回転数を、加工条件等に応じて変化させてもよい。モータ30の回転数が変化すれば、動力伝達機構40の各部の摩擦による発熱量も変化する。このため、制御部60は、一括温度調節部52および個別温度調節部の少なくとも一方の設定温度を、モータ30の回転数に応じて変更してもよい。このようにすれば、摩擦による発熱量の変化に応じて、潤滑オイル70の温度を変更できる。
また、上記の実施形態のプレス装置1は、コネクティングロッド45に接続されたプランジャ46の上下移動によって、スライド22を上下に移動させるタイプの、いわゆるクランクプレス装置であった。しかしながら、動力伝達機構の中に例えばナックル機構を備えた、いわゆるリンクプレス装置に、本発明を適用してもよい。本発明の「柱状部材」は、スライドに接続され、クランクシャフトの回転に伴い上下に往復移動するものであればよい。上記の実施形態ではプランジャが本発明の柱状部材であったが、構造によっては、コネクティングロッドが本発明の柱状部材であってもよく、コネクティングロッドおよびプランジャの双方が、本発明の柱状部材であってもよい。
また、上記の実施形態では、枠体10の上面にモータ30が配置されていた。このため、スライド22に対して上側に、柱状部材を含む動力伝達機構40が設けられていた。しかしながら、スライド22に対して下側に動力伝達機構が配置される、いわゆるアンダードライブプレス装置に、本発明を適用してもよい。その場合、柱状部材は、スライド22の下面側に接続されていてもよい。
また、上記の実施形態では、モータ30の動力が、フライホイル42を介してクランクシャフト44に伝達されていた。しかしながら、モータ30とクランクシャフト44とを、フライホイル42を介することなく接続するタイプの、いわゆるサーボプレス装置に、本発明を適用してもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、プレス装置に利用できる。
1 プレス装置
10 枠体
11 ベッド部
12 クラウン部
13 コラム部
20 金型保持部
21 ボルスタ
22 スライド
30 モータ
31 出力軸
32 プーリ
40 動力伝達機構
41 環状ベルト
42 フライホイル
43 摩擦板
44 クランクシャフト
45 コネクティングロッド
46 プランジャ
50 オイル供給機構
51 オイル供給源
52 一括温度調節部
53 供給経路
54 ポンプ
55 ヒータ
56 ゴム部材
57 加熱流路
58 バイパス流路
59 クーラ
60 制御部
70 潤滑オイル
91 固定金型
92 可動金型
530 主流路
531 第1分岐流路
532 第2分岐流路
533 第3分岐流路
550 熱媒体
551 ヒータケース
552 加熱源
571 第1開閉弁
581 第2開閉弁

Claims (10)

  1. 金型の上下動により金属を加工するプレス装置であって、
    前記金型を保持可能なスライドと、
    動力源であるモータと、
    前記モータの動力を上下方向の往復運動に変換して前記スライドに伝達する動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構の各部に潤滑オイルを供給するオイル供給機構と、
    を有し、
    前記動力伝達機構は、
    前記モータの動力により回転するクランクシャフトと、
    前記スライドに接続され、前記クランクシャフトの回転に伴い上下に往復移動する柱状部材と、
    を有し、
    前記オイル供給機構は、
    オイル供給源と、
    前記オイル供給源から前記動力伝達機構の各部に潤滑オイルを供給する供給経路と、
    前記潤滑オイルの温度を全体として調節する一括温度調節部と、
    前記柱状部材に供給される潤滑オイルの温度が前記クランクシャフトに供給される潤滑オイルの温度よりも高くなるように、潤滑オイルの温度を調節する個別温度調節部と、
    を有する、プレス装置。
  2. 請求項1に記載のプレス装置において、
    前記動力伝達機構は、
    前記クランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの回転運動により揺動するコネクティングロッドと、
    前記コネクティングロッドに接続され、前記コネクティングロッドの前記揺動よりも小さいストロークで上下に往復移動する前記柱状部材としてのプランジャと、
    を有し、
    前記個別温度調節部は、前記プランジャに供給される潤滑オイルの温度が前記クランクシャフトおよび前記コネクティングロッドに供給される潤滑オイルの温度よりも高くなるように、潤滑オイルの温度を調節する、プレス機。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプレス装置において、
    前記供給経路は、
    前記オイル供給源から潤滑オイルを流し出す主流路と、
    前記主流路から分岐する複数の分岐流路と、
    を有し、
    前記複数の分岐流路は、前記柱状部材へ至る第1分岐流路を含み、
    前記個別温度調節部は、前記第1分岐流路に設けられたヒータを有する、プレス装置。
  4. 請求項3に記載のプレス装置において、
    前記第1分岐流路は、
    前記ヒータを介して前記主流路と前記柱状部材とを繋ぐ加熱流路と、
    前記ヒータを介することなく前記主流路と前記柱状部材とを繋ぐバイパス流路と、
    前記加熱流路および前記バイパス流路のそれぞれに設けられた開閉弁と、
    を含む、プレス装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のプレス装置において、
    前記個別温度調節部は、
    前記潤滑オイルの流路が内部に配置された熱媒体と、
    前記熱媒体の温度を調節する温度調節源と、
    を有する、プレス装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のプレス装置において、
    前記一括温度調節部は、前記オイル供給源内の潤滑オイルの温度を調節する、プレス装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のプレス装置において、
    前記モータ、前記個別温度調節部、および前記一括温度調節部を制御する制御部
    をさらに有し、
    前記制御部により、
    a)前記モータの駆動前に、前記個別温度調節部による温度調節を行うことなく、前記一括温度調節部を動作させて、前記動力伝達機構の各部に略同一の温度の潤滑オイルを供給するプレヒート工程と、
    b)前記プレヒート工程の後に、前記モータを駆動させ、前記一括温度調節部の設定温度を変更するとともに前記個別温度調節部による温度調節を行うことにより、前記柱状部材に供給される潤滑オイルの温度を、前記クランクシャフトに供給される潤滑オイルの温度よりも高くするプレス工程と、
    が実行される、プレス装置。
  8. 請求項7に記載のプレス装置において、
    前記制御部は、前記モータの回転数に応じて、前記一括温度調節部および前記個別温度調節部の少なくとも一方の設定温度を変更する、プレス装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のプレス装置において、
    前記スライドおよび前記動力伝達機構を内部に収容する枠体
    をさらに有し、
    前記個別温度調節部は、前記枠体の外壁面にゴム部材を介して取り付けられる、プレス装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のプレス装置において、
    前記動力伝達機構は、
    前記モータの回転により回転するフライホイルと、
    前記クランクシャフトに固定された摩擦板と、
    をさらに有し、
    前記フライホイルと前記摩擦板との接触により、前記モータの駆動力が前記クランクシャフトに伝達される、プレス装置。
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