JP5627663B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス装置に関し、特に、熱間プレス用に改造した機械式のプレス装置に関する。
車両用部品においては、厚さを薄くしてなおかつ高強度を持つ部材を用いることにより、安全性と経済性の両立を図っている。このような目的のため、高温に加熱した鋼板を低温のプレス金型で冷却して焼入れを行う、いわゆる熱間プレスが知られている。この工法は、鋼板をオーステナイト化温度以上に加熱し、プレス装置で成形と同時に急速冷却して焼入れを行うものである。
プレス装置には、機械式プレス装置、油圧式プレス装置、サーボ式プレス装置がある。熱間プレスに用いるためには、鋼材を冷却するために鋼材をプレス金型に挟んだ状態で保持する必要がある。しかしながら、一般的な機械式プレス装置はプレス金型を下死点と上死点の間で連続的に上下運動させるものであるから、下死点においてプレス金型に挟まれた鋼材に熱間プレスに必要な保持力(押しつけ力)を加えることができない。そのため、熱間プレス用のプレス装置としては、油圧式プレス装置、サーボ式プレス装置が用いられていた。
特開2011−152547号公報
しかしながら、熱間プレス工程を構築するために、油圧式プレス装置、サーボ式プレス装置を新たに導入する場合には工場のコスト負担が大きい。そこで、本発明は一般的な機械式プレス装置を熱間プレスに用いることができるように改造し、コストの削減を図ることを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明のプレス装置は、偏心軸を有するクランクの回転に応じて上死点と下死点の間で上下方向に直線運動するスライドと、このスライドに取り付けられた上金型と、この上金型に対向して配置された下金型と、を備えるプレス装置において、前記クランクの回転を停止させることにより、前記スライドが前記下死点を通過した状態で前記スライドを静止させる制御装置を備え、前記下金型又は前記上金型は、基台と、この基台上に取り付けられ、上下方向に伸縮可能なスプリングと、このスプリングに連結された金型本体部と、を備え、前記スライドが前記下死点を通過して静止した状態で、前記上金型と前記下金型に挟まれた被プレス材に前記スプリングにより前記被プレス材に熱間プレスに必要な保持力を加えることを特徴とする。
本発明によれば、一般的な機械式プレス装置を改造して熱間プレスに用いることができるようになるので、熱間プレス工程のコスト削減を図ることができる。
本発明の実施形態におけるプレス装置を示す図である。 プレス装置の下死点における停止状態を示す図である。 プレス装置の下死点を通過した停止状態を示す図である。 上金型及び下金型の構造と動作を示す図である。
図1は、本発明の実施形態におけるプレス装置100を示す図である。図1(a)はスライド6及び上金型10が上死点で静止している状態を示し、図1(b)はスライド6及び上金型10が下死点で静止している状態を示している。
本発明の実施形態におけるプレス装置100は、駆動モータからの回転エネルギーを蓄えるフライホイール1、クランク2、このクランク2にフライホイール1の回転力を伝達し、遮断するクラッチ3、コネクティングロッド4を介してクランク2が連結され、クランク2の回転に伴い上死点と下死点の間で直線運動するスライド6を備える。クランク2は、回転軸2aと、この回転軸2aに連結され回転軸2aに対して偏心した偏心軸2bを有している。コネクティングロッド4は、偏心軸2bを、ジョイント5を介してスライド6に連結している。この場合、コネクティングロッド4は、偏心軸2bに対して回転可能に連結されている。
本発明の実施形態におけるプレス装置100は、さらにクランク2の回転軸2aの回転角度を検出する回転角度検出センサ7、クランク2の回転軸2aの端部に設けられ、回転軸2aの回転を停止させるディスクブレーキ8、スライド6の両側面に設けられ上下方向に直線運動するようにスライド2を規制するフレーム9、スライド6の下面に取り付けられた上金型10、この上金型10に対向して下方に配置された下金型11と、下金型12を下方から支持するボルスタ12、及びプレス装置100のクラッチ3、ディスクブレーキ8等の各部の動作を制御する制御装置13を備える。
クラッチ3を回転軸2aに結合させてフライホイール1の回転力が伝達されると、クランク2の回転軸2a及び偏心軸2bが回転し、これに応じてスライド6及び上金型10は上下方向に直線運動する。
また、クラッチ3を回転軸2aから分離することでフライホイール1の回転力が遮断され、かつディスクブレーキ8が働くと、スライド6及び上金型10は停止するようになっている。この場合、図1(a)に示すようにスライド6が上死点に位置する時のクランク2の回転軸2aの回転角度を0°とし、図1(b)に示すようにスライド6が下死点に位置する時のクランク2の回転軸2aの回転角度を180°とする。
制御装置13は、回転角度検出センサ7の出力に基づいて、クラッチ3を回転軸2aから分離しフライホイール1の回転力を遮断するとともに、ディスクブレーキ8によりクランク2の回転を停止させることにより、スライド6が下死点を通過した状態でスライド6及び上金型10を静止させる。
この場合、図2に示すように、スライド6を下死点(回転軸2aの回転角度=180°)で停止させると、偏心軸2bとコネクティングロッド4とが同一直線上に並んだ状態となる。すると、クランク2の回転軸2aの回転力は比較的小さいことから、下金型11からの反発力でクランク2の回転軸2aがロックしてしまい、このロック状態からクランク2の回転軸2aの回転を再開できなくなる。
そこで、図3に示すように、スライド6が下死点を通過した状態で(例えば、回転軸2aの回転角度=185°)スライド6及び上金型10を静止させることにより、偏心軸2bとコネクティングロッド4との間に僅かな鈍角が生じ、クランク2の回転軸2aがロックしなくなる。むしろこの場合は、下金型11からの反発力はクランク2の回転軸2aの回転を再開させる時に、その回転力を補うように作用するので、クランク2の回転軸2aの回転を円滑に再開させることができる。
しかしながら、スライド6が下死点を通過した状態でスライド6及び上金型10を静止させると、上金型10は下死点から僅かに上昇した状態となるため、上金型10と下金型11との間に挟まれた鋼材W(被プレス材の一例)に対して、熱間プレスに必要な両金型からの保持力(押しつけ力)が働かなくなる。
そこで、上金型10、下金型11の一方又は両方にスプリング機構を設けて、鋼材Wにスプリングの反発力を保持力として加えるようにした。図4は、上金型10及び下金型11の構造と動作を示す図である。図4(a)は、鋼材Wがプレスされる前の状態を示し、図4(b)は、鋼材Wが上金型10と下金型11の間に挟まれてプレスされた状態を示している。この例では、上金型10、下金型11の両方がスプリング機構を備えている。
下金型11は、下金型基台20と、この下金型基台20上に取り付けられ、上下方向に伸縮可能な第1のスプリング21a,21b,21cと、第1のスプリング21a,21b,21cの上端に連結された下金型本体部22と、下金型基台20上に、下金型本体部22の両端に設けられ、下金型本体部22の上下方向の運動をガイドする第1のガイド部23を備えている。
また、上金型10も同様に、上金型基台30と、この上金型基台30上に取り付けられ、上下方向に伸縮可能な第2のスプリング31a,31b,31cと、第2のスプリング31a,31b,31cの上端に連結された上金型本体部32と、上金型基台30上に、上金型本体部32の両端に設けられ、上金型本体部32の上下方向の運動をガイドする第2のガイド部33を備えている。第1のスプリング21a,21b,21c及び第2のスプリング31a,31b,31cはガススプリングで形成されることが好ましい。
図4(a)に示すように、加熱処理された鋼材Wが下金型11の下金型本体部22上に載置され、その後、スライド6及び上金型10が下動してくる。そして、図4(b)に示すように、スライド6が下死点を通過して静止する。この状態で、鋼材Wは、上金型本体部32と下金型本体部22の間に挟まれる。第1のスプリング21a,21b,21c及び第2のスプリング31a,31b,31cの縮みは、スライド6の下死点で最大となるが、スライド6が下死点を通過し、スライド6及び上金型10が下死点から上昇に転じた状態においてもある程度縮んでおり、それらの反発力(バネ力)が上金型10と下金型11に挟まれた鋼材Wに保持力として加えられるようになっている。これにより、鋼材Wは上金型10と下金型11に挟まれて所定の形状にプレス加工されると共に、保持力により上金型10と下金型11に密着して急速冷却される。
この場合、第1のスプリング21a,21b,21c及び第2のスプリング31a,31b,31cの反発力は、スライド6の下死点(回転軸2aの回転角度180°)で最大であり、スライド6が下死点から遠ざかるほど小さくなるので、その反発力(保持力)が熱間プレスに必要な大きさとなるように、スライド6の下死点通過位置が決定される。(例えば、回転軸2aの回転角度=185°)
このように、本発明の実施形態によれば、一般的な機械式プレス装置において、1)スライド6が下死点を通過した状態でスライド6を静止させ、2)上金型10又は下金型11にスプリング機構を設けるという改造を加えることで、熱間プレスに適用することが可能になる。
なお、スプリング機構は鋼材Wの保持力を高めるために上金型10、下金型11の両方に設けることが好ましいが、それらの一方にのみ設けてもよい。
1 フライホイール
2 クランク
2a 回転軸
2b 偏心軸
3 クラッチ
4 コネクティングロッド
5 ジョイント
6 スライド
7 回転角度検出センサ
8 ディスクブレーキ
9 フレーム
10 上金型
11 下金型
12 ボルスタ
13 制御装置
20 下金型基台
21a,21b,21c 第1のスプリング
22 下金型本体部
23 第1のガイド部
30 上金型基台
31a,31b,31c 第2のスプリング
32 上金型本体部
33 第2のガイド部
100 プレス装置

Claims (2)

  1. 偏心軸を有するクランクの回転に応じて上死点と下死点の間で上下方向に直線運動するスライドと、このスライドに取り付けられた上金型と、この上金型に対向して配置された下金型と、を備えるプレス装置において、
    前記クランクの回転を停止させることにより、前記スライドが前記下死点を通過した状態で前記スライドを静止させる制御装置を備え、
    前記下金型又は前記上金型は、基台と、この基台上に取り付けられ、上下方向に伸縮可能なスプリングと、このスプリングに連結された金型本体部と、を備え、前記スライドが前記下死点を通過して静止した状態で、前記上金型と前記下金型に挟まれた被プレス材に前記スプリングにより前記被プレス材に熱間プレスに必要な保持力を加えることを特徴とするプレス装置。
  2. 前記スプリングはガススプリングであることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
JP2012267776A 2012-12-07 2012-12-07 プレス装置 Active JP5627663B2 (ja)

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