JP6845062B2 - モーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラム - Google Patents

モーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、モーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラムに関する。
近年、プレス成形を行う際に、サーボモータを用いたプレス装置が用いられている。このようなサーボプレス装置では、スライド位置をクランク軸などの回転角度によって制御する位置制御が行われている。
一方、軽量で強度に優れる炭素繊維強化プラスチック(以下CFRP(carbon fiber reinforced plastic)と記載する)が、スポーツ、産業用途などにおいて注目されている。CFRPは、炭素繊維が樹脂に混ぜ込まれたものであり、プレス成形することにより車体のボディー等が製造される。
このような樹脂材料等をプレス成形する際、加熱した材料に荷重を一定時間付与しながら冷却して形状を安定させる場合があるが、サーボプレス装置は位置制御であるため、冷却により材料が熱収縮すると荷重が低下し、所望の製品形状、性能が得られない可能性がある。
荷重の低下を補うため、例えば、サーボプレス装置のフリーモーション機能を使用することで、手動で擬似的に荷重を補填するスライドモーションの作成を行うことは可能であるが、実際にプレス成形を行う材料を用いてトライアンドエラーを複数回実施する必要があるため、材料コストや作業工数がかかる。
また、例えば、特許文献1に記載の荷重制御を行うサーボプレス装置を用いて、荷重値を逐次フィードバックすることにより、荷重の低下を補うように制御することも考えられる。
特開2013−237062号公報
しかしながら、上記のように荷重制御を行うと、サーボモータが負荷状態で起動停止(正転、逆転)を繰り返すことになり、サーボモータの過負荷が発生しやすくなる。このため、長時間高い加圧力が必要な場合、大容量のサーボモータが必要となりコストが掛かる。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、コストを抑え適切な荷重でプレス成形を行うことを可能にするモーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラムを提供することを目的とする。
発明に係るモーション生成装置は、サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置のスライドのモーションを生成するモーション生成装置であって、取得部と、第2モーション生成部と、を備える。取得部は、第1モーションを用いたプレス成形の際のスライドにかかる荷重の変動に関するデータを取得する。第2モーション生成部は、荷重の変動に基づいて、第1モーションから第2モーションを生成する。
他の発明に係るプレス装置は、上金型と下金型を用いて材料に対してプレス成形を行うプレス装置であって、スライドと、サーボモータと、サーボ制御部と、荷重検出部と、第2モーション生成部と、を備える。スライドは、下面に上金型が取り付けられる、サーボモータは、スライドの駆動源として用いられる。サーボ制御部は、所定のモーションに基づいてサーボモータを制御してスライドを昇降させる。荷重検出部は、プレス成形を行う際にスライドにかかる荷重を検出する。第2モーション生成部は、第1モーションを用いたプレス成形の際のスライドにかかる荷重の変動に基づいて、第1モーションから第2モーションを生成する。
他の発明に係るモーション生成方法は、サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置のスライドのモーションを生成するモーション生成方法であって、第1モーションを用いたプレス成形の際のスライドにかかる荷重の変動に基づいて、第1モーションから第2モーションを生成する。
他の発明に係るモーション生成プログラムは、サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置のスライドのモーションを生成するモーション生成プログラムであって、第1モーションを用いたプレス成形の際のスライドにかかる荷重の変動に基づいて、第1モーションから第2モーションを生成する。
本発明によれば、コストを抑えつつ適切な荷重でプレス成形を行うことが可能なモーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラムを提供することができる。
本発明にかかる実施の形態1のプレスシステムを模式的に示す正面図。 図1のプレスシステムの制御構成を示すブロック図。 図1のプレスシステムの動作を示すフロー図。 基本モーションを示す図。 荷重波形データの一例を示す図。 図1のプレス装置のプレス荷重とプレス伸び量の関係のグラフを示す図。 補正モーションを示す図。 図5の荷重波形データに対して補正モーションによって荷重低下量を補填した状態を示す図。 本発明にかかる実施の形態2のプレス装置の制御構成を示すブロック図。 図1のプレス装置の動作を示すフロー図。
本発明に係る実施の形態のモーション作成装置について図面を参照しながら以下に説明する。
(1.実施の形態1)
<1−1.構成>
図1は、本実施の形態1のプレスシステム1の構成を示す図である。図2は、プレスシステム1の制御構成を示すブロック図である。本実施の形態のプレスシステム1は、モーション生成装置2と、プレス装置3と、を有する。モーション生成装置2は、プレス装置3において基本モーションSを用いて予備プレス成形を行った際の荷重波形データに基づいて、プレス装置3に適用する補正モーションを作成する。プレス装置3は、補正モーションを用いて実製品のプレス成形(本成形ともいう)を行う。
(1−1−1.プレス装置)
はじめに、プレス装置3の構成について説明する。
プレス装置3は、例えば、CFRP等の樹脂材料Wに対してプレス成型を行う。樹脂材料Wとしては、例えば、炭素繊維で形作られたスタンパブルシートが用いられる。樹脂材料Wが予熱され、金型(上金型4a、下金型4b)にセットされ、プレス成形されながら冷却される。
プレス装置3は、主に、ベッド30と、アプライト31と、クラウン32と、スライド33と、ボルスタ34と、サーボモータ35と、プレス駆動部36と、回転角度センサ37(図2参照)と、荷重計38と、プレス制御部39とを備える。
ベッド30は、フロアに埋め込まれており、プレス装置3の土台を構成する。アプライト31は、柱状の部材であり、ベッド30上に4本配置されている。4本のアプライト31は、平面視において矩形状の各頂点を形成するように配置されている。
クラウン32は、4本のアプライト31によって上方に支持されている。スライド33は、クラウン32の下側に昇降自在に吊下されている。スライド33の下面には、図示しないダイクランパによって上金型4aが着脱自在に取り付けられている。ボルスタ34は、スライド33の下方であってベッド30上に配置されている。ボルスタ34の上側には下金型4bが載置される。
サーボモータ35は、スライド33を駆動させる駆動源であり、クラウン32に設けられている。図1では、サーボモータ35は、左右2か所に設けられている。
プレス駆動部36は、クラウン32の左右に設けられており、各々のサーボモータ35の回転運動を昇降運動に変換してスライド33を昇降移動させる。プレス駆動部36は、図1に示すように、小プーリ361と、大プーリ362と、タイミングベルト363と、小ギア364と、大ギア365と、エキセントリックシャフト366と、コンロッド367と、プランジャ368とを有する。小プーリ361は、サーボモータ35の回転軸に固定されている。大プーリ362は、クラウン32に回転可能に支持されている。タイミングベルト363は、小プーリ361と大プーリ362に巻き掛けられている。小ギア364は、大プーリ362に、大プーリ362と同心軸上に取り付けられている。大ギア365は、クラウンに回転可能に支持されており、小ギア364と噛み合っている。エキセントリックシャフト366は、偏心部366aを有しており、大ギア365の中心に取り付けられている。大ギア365とエキセントリックシャフト366は、互いに同心であって、回転軸が一致している。エキセントリックシャフト366の偏心部366aには、コンロッド367の上端が回転自在に取り付けられている。コンロッド367の下端には、プランジャ368の上部が取り付けられ、プランジャ368の下部にスライド33が取り付けられている。
サーボモータ35が駆動すると、小プーリ361が回転し、タイミングベルト363を介して大プーリ362も回転する。大プーリ362の回転により小ギア364が回転し、大ギア365とエキセントリックシャフト366が回転する。エキセントリックシャフト366の偏心部366aは、エキセントリックシャフト366の軸を中心にして円運動し、この円運動に伴い、コンロッド367は上下方向に昇降動作する。コンロッド367の昇降動作に伴って、コンロッド367に接続されているプランジャ368も昇降動作し、スライド33が昇降動作する。
図2に示す回転角度センサ37は、例えばロータリーエンコーダであり、サーボモータ35に設けられている。
荷重計38は、スライド33にかかる荷重(プレス荷重ともいえる)を検出する。荷重計38は、例えば歪みゲージであり、クラウン32に取り付けられている。荷重計38は、2つのプランジャ368のそれぞれの上側に配置されている。図1における左側の荷重計38によってスライド33の左側にかかる荷重が検出され、右側の荷重計38によってスライド33の右側にかかる荷重が検出される。2つの荷重計38の検出値を合算することによって、スライド33全体にかかる荷重を検出することができる。
プレス制御部39は、回転角度センサ37からの位置情報に基づいてサーボモータ35を制御する。プレス制御部39には、荷重計38による検出データも入力される。
(1−1−2.プレス装置の制御構成)
図2に示すように、プレス装置3のプレス制御部39は、上位コントローラ41と、サーボコントローラ42と、サーボアンプ43と、記憶部44と、通信部45と、を有する。
上位コントローラ41は、サーボコントローラ42に基本モーションSによる予備成形指令または、補正モーションSによる実成形指令を行う。
サーボコントローラ42は、上位コントローラ41からの指令に従ってモーションを実行するようサーボアンプ43に指示する。サーボアンプ43は、サーボコントローラ42から指示されたモーション(基本モーションSまたは補正モーションS)に基づいて、回転角度センサ37からの位置検出結果を用いてサーボモータ35を制御する。
サーボモータ35の回転によって上述したプレス駆動部36が駆動し、スライド33が昇降移動し、プレス成形が行われる。プレス成形の際にスライド33にかかる荷重が、2つの荷重計38によって検出され、検出された荷重が上位コントローラ41に送られる。上位コントローラ41において、2つの荷重計38による検出値が合算されて荷重波形データを得ることができる。
記憶部44は、基本モーションSおよびモーション生成装置2から受信した補正モーションを記憶する。
通信部45は、モーション生成装置2と通信を行う。詳細には、通信部45は、受信部45aと送信部45bを有している。送信部45bは、基本モーションSおよび基本モーションSでプレス成形した際の荷重波形データを送信する。受信部45aは、モーション生成装置2によって作成された補正モーションSを受信する。モーション生成装置2との通信は有線または無線のいずれであってもよい。
(1−1−3.モーション生成装置)
本実施の形態のモーション生成装置2は、例えば、図1に示すようにパーソナルコンピュータであり、プレス装置3のスライド33のモーションを作成する。
モーション生成装置2は、通信部21と、記憶部22と、モーション生成部23とを有する。通信部21は、プレス装置3の通信部45と通信を行う。通信部21は、プレス装置3から送信される基本モーションSおよび荷重波形データを受信する受信部21aと、作成した補正モーションSを送信する送信部21bとを有する。
記憶部22は、プレス装置3のプレス伸び量情報を記憶する。プレス伸び量情報については、後段にて詳述する。
モーション生成部23は、低下量算出部51と、追加移動量算出部52と、補正モーション算出部53とを有する。低下量算出部51は、プレス装置3から受信した荷重波形データに基づいて荷重低下量ΔFを算出する。追加移動量算出部52は、プレス伸び量情報(後述する)に基づいて荷重低下量ΔFからスライド追加移動量ΔSを算出する。補正モーション算出部53は、基本モーションSに対してスライド追加移動量ΔSを加算して補正モーションSを作成する。
<1−2.動作>
次に、本実施の形態のプレスシステム1の動作を説明するとともに、本発明のモーション生成方法の一例についても同時に述べる。
図3は、プレスシステム1の動作フローを示す図であり、左側がプレス装置3の動作フローを示し、右側がモーション生成装置2の動作フローを示す。
図3に示すように、ステップS110において、プレス装置3で予備成形が行われる。ここで、予備成形では、実製品に用いられる樹脂材料ならびに上金型4aおよび下金型4bが使用され、基本モーションSに基づいてプレス成形が行われる。基本モーションSは、図4に示されている。図4では、縦軸がスライド33のストロークを示しており、横軸が時間を示す。基本モーションSは、記憶部44に記憶されている。基本モーションSでは、図に示すように、所定の時間T(時刻t1〜t2)の間、下限位置P1においてスライド33の位置を停止するように、サーボモータ35が制御される。この所定の時間Tの間に樹脂材料が冷却されながら成形される。なお、基本モーションSは、作業者が設定してもよい。例えば、スライド33の下降時および上昇時のモーションが予め決められており、時間Tの長さをプレス成形の対象となる樹脂材料によって設定できてもよい。このような設定は、図示しない操作盤などで作業者が行うことができる。
次に、ステップS120において、上位コントローラ41は、荷重波形データを取得する。予備成形の際にスライド33にかかる荷重が2つの荷重計38によって検出され、2つの荷重計による検出値を足し合わせることにより荷重波形データを得ることができる。
図5は、荷重波形データGbを示す図である。図5には、基本モーションSにおける時刻t1とt2が示されている。図5に示すように、スライド33にかかる荷重は時刻t1で最も大きくなり、その後、下降している。このような荷重の減少は、スライド33を下限位置P1において保持している間(時刻t1〜t2)に、樹脂材料が冷却によって収縮することによって主に生じる。
次に、ステップS130において、プレス制御部39は、荷重波形データGbを送信部45bからモーション生成装置2へと送信する。
続いて、ステップS140において、プレス制御部39は、予備成形に用いた基本モーションSをモーション生成装置2に送信する。
モーション生成装置2は、ステップS210において、受信部21aを介して荷重波形データを受信して荷重波形データGbを読み込む。続いて、モーション生成装置2は、ステップS220において、基本モーションSを受信して基本モーションSを読み込む。なお、荷重波形データGbおよび基本モーションSは、一旦、記憶部22に記憶されてもよい。
次に、ステップS230において、低下量算出部51は、荷重保持時の荷重低下量ΔFを読取る。図5に示すように、荷重保持時は、スライド33にかかる荷重が最大値に達してから所定時間T(t1〜t2の間)に対応し、下限位置P1においてスライド33が停止している時間に対応する(図4参照)。このように荷重保持時間は、所定時間Tに対応するため、プレス成形する樹脂材料および製品の厚みなどによって基本モーションSのTを変更することによって、荷重保持時間は変更できる。荷重低下量ΔFは、予め設定された荷重F1から時刻tによる実際の荷重Ftを差し引くことによって求められる。これによって時刻tにおける荷重低下量ΔFが算出される。ステップS230は、低下量算出ステップの一例に対応する。予め設定された荷重F1は、使用する材料によって適宜変更される。
次に、ステップS240において、追加移動量算出部52は、荷重低下量ΔFと、プレス伸び量情報に基づいて、スライド追加移動量ΔSを算出する。プレス伸び量情報は、プレス伸び量とプレス荷重の関係である。ここでプレス伸び量(プレス呼吸量、たわみ、または変形量ともいえる)とプレス荷重の関係について説明する。ステップS240は、補正量算出ステップの一例に対応する。
図6はプレス荷重Fとプレス伸び量δの関係(プレス伸び量情報)を示すグラフである。図6のグラフでは、縦軸がプレス荷重を示し、横軸がプレス伸び量を示す。プレス装置3は、その剛性に基づいて、プレス荷重(スライド荷重ともいう)が大きくなるに従って上下方向にプレス装置3全体が伸びる。プレス荷重とプレス装置3の伸び量の関係は、図6に示す線L(F=k×δ+α)で表すことができ、プレス装置3の伸び量δは、δ=(F−α)/kで表すことができる。
この線Lのkとαの値は、プレス装置3に固有の値であり、計算またはリニアセンサをプレス装置に取り付けて実験すること等により予め求めることができる。ここで、プレス装置3の伸びδは、スライド33の位置の変化に対応するため、スライド追加移動量ΔSは、Δδ=ΔSとすることができ、ΔS=(ΔF−α)/kと表すことができる。すなわち、ステップS230において算出された荷重低下量をスライド追加移動量に換算できる。
次に、ステップS250において、補正モーション算出部53が、基本モーションSにΔSを加算し、ΔFを補填する補正モーションS(=S+ΔS=S+(ΔF−α)/k)を作成する。図7は、補正モーションSを示す図である。図7には、点線で基本モーションSが示されている。図7に示すように、補正モーションSでは、低下した荷重分を補填するように、スライド33の位置が基本モーションSより下がるように設定されている。なお、このように補正モーションSでは、基本モーションSの下限位置P1よりも下がることになるため、基本モーションSの下限位置P1では、スライド33は下死点よりも手前に位置しているほうが好ましい。
図8は、図5に示す荷重波形データGbに対して補正モーションSによって荷重低下量ΔFを補填した状態を示す図である。補填された荷重波形データが実線Gaで示され、補填前の荷重波形データが点線Gbで示されている。図7に示すように、樹脂材料が冷えて堆積が収縮したとしてもプレス成形に必要な所定時間Tの間、一定の荷重F1を樹脂にかけることができる。ステップS250は、第2モーション算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS260において、モーション生成装置2の送信部21bが補正モーションSをプレス装置3に送信する。
プレス装置3は、ステップS150において、受信部45aで補正モーションSを受信して補正モーションSを読み込み、補正モーションSは、記憶部44に記憶される。
次に、ステップS160において、上位コントローラ41が記憶部44に記憶されている補正モーションSに基づいて実成形を行うようにサーボコントローラ42に指令する。そして、サーボコントローラ42は、補正モーションSに基づいてサーボアンプ43に指令を送信し、サーボモータ35が駆動される。これにより、プレス装置3は、補正モーションSに基づいて実製品のプレス形成を行う。
<1−3.特徴および作用効果など>
(1−3−1)
本実施の形態のモーション生成装置2は、サーボモータ35を駆動源としてスライド33を昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置3のスライド33のモーションを生成するモーション生成装置2であって、受信部21a(取得部の一例)と、モーション生成部23(第2モーション生成部の一例)と、を備える。受信部21aは、基本モーションS(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重波形データ(荷重の変動のデータの一例)を取得する。モーション生成部23は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションSから補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このように、基本モーションSによってプレス成形を行った結果得られる荷重の変動に基づいて基本モーションSを補正して、荷重の変動を考慮した補正モーションSを生成することができる。この補正モーションSによる位置制御でサーボモータ35を駆動でき、適切な荷重でプレス成形を行うことができる。すなわち、適切な荷重によるプレス成形を位置制御によって行うことができる。
位置制御によるサーボモータ35の制御では、加減速は行うものの、圧力制御の場合のように起動停止を繰り返さないため、モータ負荷が小さくなり容量の小さいサーボモータを採用することができる。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
また、トライアンドエラーを繰り返す必要がないため、適切なモーションを作成するために材料を余分に消費する必要がなくコストを抑えることができる。
(1−3−2)
本実施の形態のモーション生成装置2では、モーション生成部23は、追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)と、補正モーション算出部53(第2モーション算出部の一例)と、を有する。追加移動量算出部52は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションSのスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)を算出する。補正モーション算出部53は、スライド追加移動量ΔSを用いて基本モーションSから補正モーションS(第2モーションの一例)を算出する。
これにより、基本モーションSからスライド33を追加で移動する量を算出することができ、その量に基づいて補正モーションSを生成することができる。
(1−3−3)
本実施の形態のモーション生成装置2では、追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)は、荷重の変動を抑制するように追加移動量ΔS(補正量)を算出する。
これにより、プレスする材料の変化による荷重の変動を抑制することが可能なスライド33のモーションを作成することができる。
(1−3−4)
本実施の形態のモーション生成装置2では、荷重の変動は、図5に示すように、予め設定された荷重値F1からの低下である。
これにより、樹脂材料の収縮による荷重の減少を抑制することが可能なスライド33のモーションを作成することができる。
(1−3−5)
本実施の形態のモーション生成装置2は、低下量算出部51を更に備える。低下量算出部51(変動量算出部の一例)は、荷重波形データ(荷重の変動に関するデータの一例)から荷重低下量ΔF(荷重の変動量の一例)を算出する。追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)は、スライド33にかかる荷重に対するプレス装置3の伸び量(プレス装置の全体の伸び量の一例)の関係に基づいて、荷重の減少ΔFから伸び量Δδを求め、伸び量Δδをスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)とする。補正モーション算出部53は、伸び量Δδの分、スライド33を基本モーションS(第1モーションの一例)から移動させるように補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
ここで、スライド33にかかる荷重に対するプレス装置3の伸び量(プレス装置3全体の伸び量ともいえる)の関係は、予め求められているため、この関係を利用して基本モーションSを補正することが可能となる。
すなわち、スライド33の位置を基本モーションSから移動させて荷重の変動を抑制することにより、基本モーションSによるプレス成形の際の材料の収縮に伴う荷重の減少分ΔFを補うことが出来るため、荷重の減少を抑制し、出来るだけ均一な荷重でプレス成形を行うことが可能となる。
(1−3−6)
本実施の形態のモーション生成装置2では、荷重の変動量は、荷重の低下量であり、補正モーション算出部53(第2モーション算出部の一例)は、スライド追加移動量ΔS(補正量)の分、スライド33を基本モーションSから下方に移動させる。
これにより、荷重の減少分を補填するようにスライド33の位置を下方に移動させることができ、出来るだけ均一な荷重でプレス成形を行うことが可能となる。
(1−3−7)
本実施の形態のモーション生成装置2では、基本モーションS(第1モーションの一例)は、材料をプレス成形している間、スライド33を下限位置P1で保持するようにサーボモータ35を制御するモーションである。
基本モーションSによる予備成形の際に、下限位置P1を一定にすることによって、材料の収縮に伴う荷重の低下ΔFが発生し、その荷重の低下分を考慮して補正モーションSを作成することが出来る。
(1−3−8)
本実施の形態のモーション生成方法は、サーボモータ35を駆動源としてスライド33を昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置3のスライド33のモーションを生成するモーション生成方法の一例であって、基本モーションS(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて、基本モーションSから補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このように、基本モーションSによってプレス成形を行った結果得られる荷重の変動に基づいて基本モーションSを補正して、荷重の変動を考慮した補正モーションSを生成することができる。そして、補正モーションによる位置制御でサーボモータ35を駆動でき、適切な荷重でプレス成形を行うことができる。すなわち、適切な荷重によるプレス成形を位置制御によって行うことができる。
位置制御によるサーボモータ35の制御では、加減速は行うものの、圧力制御の場合のように起動停止を繰り返さないため、モータ負荷が小さくなり容量の小さいサーボモータを採用することができる。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
(1−3−9)
本実施の形態のモーション生成方法は、ステップS240(補正量算出ステップの一例)と、ステップS250(第2モーション算出ステップの一例)とを備える。ステップS240は、基本モーションS(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションSのスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)を算出する。ステップS250は、スライド追加移動量ΔSを用いて基本モーションSから補正モーションS(第2モーションの一例)を算出する。
これにより、基本モーションSからスライド33を追加で移動する量を算出することができ、その量に基づいて補正モーションSを生成することができる。
(2.実施の形態2)
次に、本発明にかかる実施の形態2におけるプレス装置103について説明する。上記実施の形態1では、モーション生成装置2において補正モーションが生成されているが、本実施の形態2では、プレス装置103が補正モーションを生成する。本実施の形態2のプレス装置103は、プレス装置3とプレス制御部の構成は異なっている。そのため、本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の機能を有する構成については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
<2−1.構成>
図9は、本実施の形態2のプレス装置103の構成を示すブロック図である。本実施の形態2のプレス装置103のプレス制御部239は、プレス装置3のプレス制御部39と比べて、モーション生成部23を更に備える。
記憶部44は、基本モーションS、プレス荷重とプレス伸び量の関係を記憶する。予備成形の際に荷重計38で取得された荷重波形データは、モーション生成部23の低下量算出部51に送られる。補正モーション算出部53によって生成された補正モーションSは、上位コントローラ41に送られ、記憶部44に記憶される。
<2−2.動作>
次に、本実施の形態2のプレス装置3の動作について説明するとともに、本発明のモーション生成方法の一例についても同時に述べる。図10は、本実施の形態2のプレス装置103の動作を示すフロー図である。
図10に示すように、ステップS310において、予備成形として、基本モーションS(図4参照)に基づいて、実製品に用いられる材料に対してプレス形成が行われる。
次に、ステップS320において、モーション生成部23の低下量算出部51が、予備成形時の荷重計38の検出値から荷重波形データ(図5参照)を取得する。
次に、ステップS330において、低下量算出部51は、荷重保持時の荷重低下量ΔFを算出する(図5参照)。ステップS330は、低下量算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS340において、追加移動量算出部52は、荷重低下量ΔFと、プレス伸び量とプレス荷重の関係(図6参照)に基づいて、スライド追加移動量ΔSを算出する。ステップS340は、補正量算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS350において、補正モーション算出部53が、基本モーションSにΔSを加算し、ΔFを補填する補正モーションS(=S+ΔS=S+(ΔF−α)/k)を作成する。作成された補正モーションSは、記憶部44に記憶される。ステップS350は、第2モーション算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS360において、上位コントローラ41が記憶部44に記憶されており補正モーションSによるプレス動作を行うようにサーボコントローラ42に指令する。サーボコントローラ42は、補正モーションSに基づいてサーボアンプ43に指令を送信し、サーボモータ35が駆動される。これにより、プレス装置3は、補正モーションSに基づいて実製品のプレス形成を行う。
<2−3.特徴および作用効果など>
なお、本実施の形態2のプレス装置103は、実施の形態1で説明した作用効果を含む。
(2−3―1)
本実施の形態2のプレス装置103は、上金型4aと下金型4bを用いて材料に対してプレス成形を行うプレス装置であって、スライド33と、サーボモータ35と、サーボコントローラ42(サーボ制御部の一例)と、荷重計38(荷重検出部の一例)と、モーション生成部23(第2モーション生成部の一例)と、を備える。スライド33は、下面に上金型4aが取り付けられる、サーボモータ35は、スライド33の駆動源として用いられる。サーボコントローラ42は、所定のモーションに基づいてサーボモータ35を制御してスライド33を昇降させる。荷重計38は、プレス成形を行う際にスライド33にかかる荷重を検出する。モーション生成部23は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションSから補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このように、基本モーションSによってプレス成形を行った結果得られる荷重の変動に基づいて基本モーションSを補正して、荷重の変動を考慮した補正モーションSを生成することができる。この補正モーションSによる位置制御でサーボモータ35を駆動でき、適切な荷重でプレス成形を行うことができる。すなわち、適切な荷重によるプレス成形を位置制御によって行うことができる。
位置制御によるサーボモータ35の制御では、加減速は行うものの、圧力制御の場合のように起動停止を繰り返さないため、モータ負荷が小さくなり容量の小さいサーボモータを採用することができる。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
また、トライアンドエラーを繰り返す必要がないため、適切なモーションを作成するために材料を余分に消費する必要がなくコストを抑えることができる。
(3.他の実施の形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
本実施の形態1,2では、2つの荷重計38がクラウン32に取付けられているが、2つに限らなくてもよく、1つまたは3つ以上設けられていてもよい。例えば、2つの荷重計38のうちどちらか一方から全体の荷重を推定してもよいし、1つ荷重計38をクラウン32の左右方向における中央に配置してもよい。
さらに、荷重計38は、クラウン32に限らなくても良く、例えば、左右のアプライト31に設けられていてもよい。
(B)
上記実施の形態1、2では、荷重計の一例として歪みゲージが用いられているが、これに限らなくてもよく、例えば、圧電センサであってもよい。また、サーボモータ35に流れる電流値から負荷を測定することによって荷重が検出されてもよい。
また、プレス装置3が油圧式のオーバーロードプロテクタをスライド33とプランジャ368との連結部分等に有している場合、油圧センサによって油圧を測定することにより、スライド33にかかる荷重を検出しても良い。
要するに、プレス成形の際のスライド33にかかる荷重を検出することさえできれば、荷重計の場所、種類については限定されない。
(C)
本実施の形態1,2では、スライド33は2つのプランジャ368によって支持されているが、プランジャ368は2つに限らなくてもよく、1つまたは3つ以上設けられていてもよい。
(D)
上記実施の形態1では、モーション生成装置2は、プレス装置3のプレス伸び量情報を記憶していなくてもよく、例えば、プレス装置3から取得してもよい。
(E)
上記実施の形態1では、モーション生成装置2は、基本モーションSをプレス装置3から受信しているが、モーション生成装置2が基本モーションSを記憶していてもよい。
(F)
上記実施の形態1では、モーション生成装置2とプレス装置3は通信を行っているが、通信が行われていなくてもよい。例えば、基本モーションS、荷重波形データまたは補正モーションSが、SDカード等の記録媒体を用いてプレス装置3とモーション生成装置2の間に授受されてもよい。この場合、本発明のモーション生成装置の取得部の一例は、記録媒体を読み取る読取部である。
(G)
上記実施の形態1、2では、予備生成を行う際の基本モーションSとして、必要な所定時間、下限位置において保持されるモーションが用いられているが、これに限らなくても良い。時間経過とともにスライド33の位置が下がるように基本モーションSが設定されていてもよい。要するに、基本モーションからの荷重の変動が検出できればよく、その変動に基づいてスライド追加移動量ΔSを算出することができる。
(H)
上記実施の形態1,2では、下限位置P1で一定の時間保持する基本モーションSが用いられているため、荷重の変動が荷重の低下量として算出されるが、基本モーションSの形状が変更された場合、基本モーションSの全部または一部の時間帯において荷重が増加してもよい。この場合、補正モーションSでは、その時間帯において荷重を減少するようにスライド33の位置が基本モーションSよりも上方に位置する。
(I)
上記実施の形態1,2では、基本モーションSの下限位置において、スライド33の位置が下死点手前であると記載しているが、これに限らなくても良く、下限位置においてスライド33が下死点に位置してもよい。この場合、図示しないスライド位置調整機構などによって、スライド33の下死点の位置自体を補正モーションSの下限位置以下になるように設定すればよい。
(J)
上記実施の形態では、モーション生成方法として、図3に示すフローチャートおよび図10に示すフローチャートに従って、モーション生成方法を実施する例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図3または図10に示すフローチャートに従って実施されるモーション生成方法の全部または一部のステップをコンピュータに実行させるモーション生成プログラムとして、本発明を実現しても良い。
本発明のプログラムは、コンピュータによって読取可能なROM等の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本発明のプログラムは、インターネット等の伝送媒体、光・電波などの伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
以上説明したように、機能設定方法はソフトウェア的に実現してもよいし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明のモーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラムによれば、コストを抑えつつ適切な荷重でプレス成形を行うことが可能な効果を有し、例えば、CFRPのプレス成形を行う際などに有用である。
1 :プレスシステム
2 :モーション生成装置
3 :プレス装置
21a :受信部
52 :追加移動量算出部
53 :補正モーション算出部

Claims (11)

  1. サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成装置であって、
    第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に関するデータを取得する取得部と、
    前記荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備えた、モーション生成装置。
  2. 前記第2モーション生成部は、
    前記荷重の変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出部と、
    を有する、
    請求項1に記載のモーション生成装置。
  3. 前記補正量算出部は、前記荷重の変動を抑制するように前記補正量を算出する、
    請求項2に記載のモーション生成装置。
  4. 前記荷重の変動は、予め設定された前記荷重の値からの低下である、
    請求項3に記載のモーション生成装置。
  5. サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成装置であって、
    第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドにかかる荷重の変動に関するデータを取得する取得部と、
    前記荷重の変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備え、
    前記第2モーション生成部は、
    前記荷重の変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出部と、
    を有し、
    前記補正量算出部は、前記荷重の変動を抑制するように前記補正量を算出し、
    前記荷重の変動に関するデータから前記荷重の変動量を算出する変動量算出部を更に備え、
    前記補正量算出部は、前記スライドにかかる荷重に対する前記プレス装置の全体の伸び量の関係に基づいて、前記荷重の変動量から前記伸び量を求め、前記伸び量を前記補正量とし、
    前記第2モーション算出部は、前記補正量の分、前記スライドを前記第1モーションから移動させるように前記第2モーションを算出する、
    モーション生成装置。
  6. 前記荷重の変動量は、前記荷重の低下量であり、
    前記第2モーション算出部は、前記補正量の分、前記スライドを前記第1モーションから下方に移動させる、
    請求項5に記載のモーション生成装置。
  7. 前記第1モーションは、前記材料のプレス成形に必要な所定時間の間、前記スライドを前記下限位置で保持するように前記サーボモータを制御するモーションである、
    請求項1〜6のいずれかに記載のモーション生成装置。
  8. 上金型と下金型を用いて材料に対してプレス成形を行うプレス装置であって、
    下面に前記上金型が取り付けられるスライドと、
    前記スライドの駆動源として用いられるサーボモータと、
    所定のモーションに基づいて前記サーボモータを制御して前記スライドを昇降させるサーボ制御部と、
    プレス成形を行う際に前記スライドにかかる荷重を検出する荷重検出部と、
    第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備えた
    プレス装置。
  9. サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成方法であって、
    第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する、
    モーション生成方法。
  10. 前記第1モーションを用いたプレス成形の際の前記下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出ステップと、
    前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出ステップと、を備えた、
    請求項9に記載のモーション生成方法。
  11. サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成プログラムであって、
    第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する、モーション生成方法をコンピュータに実行させるモーション生成プログラム。
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