JP6845062B2 - モーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラム - Google Patents
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Description
一方、軽量で強度に優れる炭素繊維強化プラスチック(以下CFRP(carbon fiber reinforced plastic)と記載する)が、スポーツ、産業用途などにおいて注目されている。CFRPは、炭素繊維が樹脂に混ぜ込まれたものであり、プレス成形することにより車体のボディー等が製造される。
荷重の低下を補うため、例えば、サーボプレス装置のフリーモーション機能を使用することで、手動で擬似的に荷重を補填するスライドモーションの作成を行うことは可能であるが、実際にプレス成形を行う材料を用いてトライアンドエラーを複数回実施する必要があるため、材料コストや作業工数がかかる。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、コストを抑え適切な荷重でプレス成形を行うことを可能にするモーション生成装置、プレス装置、モーション生成方法、およびモーション生成プログラムを提供することを目的とする。
他の発明に係るモーション生成プログラムは、サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置のスライドのモーションを生成するモーション生成プログラムであって、第1モーションを用いたプレス成形の際のスライドにかかる荷重の変動に基づいて、第1モーションから第2モーションを生成する。
(1.実施の形態1)
<1−1.構成>
図1は、本実施の形態1のプレスシステム1の構成を示す図である。図2は、プレスシステム1の制御構成を示すブロック図である。本実施の形態のプレスシステム1は、モーション生成装置2と、プレス装置3と、を有する。モーション生成装置2は、プレス装置3において基本モーションS0を用いて予備プレス成形を行った際の荷重波形データに基づいて、プレス装置3に適用する補正モーションを作成する。プレス装置3は、補正モーションを用いて実製品のプレス成形(本成形ともいう)を行う。
はじめに、プレス装置3の構成について説明する。
プレス装置3は、例えば、CFRP等の樹脂材料Wに対してプレス成型を行う。樹脂材料Wとしては、例えば、炭素繊維で形作られたスタンパブルシートが用いられる。樹脂材料Wが予熱され、金型(上金型4a、下金型4b)にセットされ、プレス成形されながら冷却される。
ベッド30は、フロアに埋め込まれており、プレス装置3の土台を構成する。アプライト31は、柱状の部材であり、ベッド30上に4本配置されている。4本のアプライト31は、平面視において矩形状の各頂点を形成するように配置されている。
サーボモータ35は、スライド33を駆動させる駆動源であり、クラウン32に設けられている。図1では、サーボモータ35は、左右2か所に設けられている。
荷重計38は、スライド33にかかる荷重(プレス荷重ともいえる)を検出する。荷重計38は、例えば歪みゲージであり、クラウン32に取り付けられている。荷重計38は、2つのプランジャ368のそれぞれの上側に配置されている。図1における左側の荷重計38によってスライド33の左側にかかる荷重が検出され、右側の荷重計38によってスライド33の右側にかかる荷重が検出される。2つの荷重計38の検出値を合算することによって、スライド33全体にかかる荷重を検出することができる。
プレス制御部39は、回転角度センサ37からの位置情報に基づいてサーボモータ35を制御する。プレス制御部39には、荷重計38による検出データも入力される。
図2に示すように、プレス装置3のプレス制御部39は、上位コントローラ41と、サーボコントローラ42と、サーボアンプ43と、記憶部44と、通信部45と、を有する。
サーボコントローラ42は、上位コントローラ41からの指令に従ってモーションを実行するようサーボアンプ43に指示する。サーボアンプ43は、サーボコントローラ42から指示されたモーション(基本モーションS0または補正モーションS)に基づいて、回転角度センサ37からの位置検出結果を用いてサーボモータ35を制御する。
通信部45は、モーション生成装置2と通信を行う。詳細には、通信部45は、受信部45aと送信部45bを有している。送信部45bは、基本モーションS0および基本モーションS0でプレス成形した際の荷重波形データを送信する。受信部45aは、モーション生成装置2によって作成された補正モーションSを受信する。モーション生成装置2との通信は有線または無線のいずれであってもよい。
本実施の形態のモーション生成装置2は、例えば、図1に示すようにパーソナルコンピュータであり、プレス装置3のスライド33のモーションを作成する。
モーション生成装置2は、通信部21と、記憶部22と、モーション生成部23とを有する。通信部21は、プレス装置3の通信部45と通信を行う。通信部21は、プレス装置3から送信される基本モーションS0および荷重波形データを受信する受信部21aと、作成した補正モーションSを送信する送信部21bとを有する。
モーション生成部23は、低下量算出部51と、追加移動量算出部52と、補正モーション算出部53とを有する。低下量算出部51は、プレス装置3から受信した荷重波形データに基づいて荷重低下量ΔFを算出する。追加移動量算出部52は、プレス伸び量情報(後述する)に基づいて荷重低下量ΔFからスライド追加移動量ΔSを算出する。補正モーション算出部53は、基本モーションS0に対してスライド追加移動量ΔSを加算して補正モーションSを作成する。
次に、本実施の形態のプレスシステム1の動作を説明するとともに、本発明のモーション生成方法の一例についても同時に述べる。
図3は、プレスシステム1の動作フローを示す図であり、左側がプレス装置3の動作フローを示し、右側がモーション生成装置2の動作フローを示す。
図5は、荷重波形データGbを示す図である。図5には、基本モーションS0における時刻t1とt2が示されている。図5に示すように、スライド33にかかる荷重は時刻t1で最も大きくなり、その後、下降している。このような荷重の減少は、スライド33を下限位置P1において保持している間(時刻t1〜t2)に、樹脂材料が冷却によって収縮することによって主に生じる。
続いて、ステップS140において、プレス制御部39は、予備成形に用いた基本モーションS0をモーション生成装置2に送信する。
モーション生成装置2は、ステップS210において、受信部21aを介して荷重波形データを受信して荷重波形データGbを読み込む。続いて、モーション生成装置2は、ステップS220において、基本モーションS0を受信して基本モーションS0を読み込む。なお、荷重波形データGbおよび基本モーションS0は、一旦、記憶部22に記憶されてもよい。
プレス装置3は、ステップS150において、受信部45aで補正モーションSを受信して補正モーションSを読み込み、補正モーションSは、記憶部44に記憶される。
次に、ステップS160において、上位コントローラ41が記憶部44に記憶されている補正モーションSに基づいて実成形を行うようにサーボコントローラ42に指令する。そして、サーボコントローラ42は、補正モーションSに基づいてサーボアンプ43に指令を送信し、サーボモータ35が駆動される。これにより、プレス装置3は、補正モーションSに基づいて実製品のプレス形成を行う。
(1−3−1)
本実施の形態のモーション生成装置2は、サーボモータ35を駆動源としてスライド33を昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置3のスライド33のモーションを生成するモーション生成装置2であって、受信部21a(取得部の一例)と、モーション生成部23(第2モーション生成部の一例)と、を備える。受信部21aは、基本モーションS0(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重波形データ(荷重の変動のデータの一例)を取得する。モーション生成部23は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションS0から補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
また、トライアンドエラーを繰り返す必要がないため、適切なモーションを作成するために材料を余分に消費する必要がなくコストを抑えることができる。
本実施の形態のモーション生成装置2では、モーション生成部23は、追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)と、補正モーション算出部53(第2モーション算出部の一例)と、を有する。追加移動量算出部52は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションS0のスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)を算出する。補正モーション算出部53は、スライド追加移動量ΔSを用いて基本モーションS0から補正モーションS(第2モーションの一例)を算出する。
これにより、基本モーションS0からスライド33を追加で移動する量を算出することができ、その量に基づいて補正モーションSを生成することができる。
本実施の形態のモーション生成装置2では、追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)は、荷重の変動を抑制するように追加移動量ΔS(補正量)を算出する。
これにより、プレスする材料の変化による荷重の変動を抑制することが可能なスライド33のモーションを作成することができる。
本実施の形態のモーション生成装置2では、荷重の変動は、図5に示すように、予め設定された荷重値F1からの低下である。
これにより、樹脂材料の収縮による荷重の減少を抑制することが可能なスライド33のモーションを作成することができる。
本実施の形態のモーション生成装置2は、低下量算出部51を更に備える。低下量算出部51(変動量算出部の一例)は、荷重波形データ(荷重の変動に関するデータの一例)から荷重低下量ΔF(荷重の変動量の一例)を算出する。追加移動量算出部52(補正量算出部の一例)は、スライド33にかかる荷重に対するプレス装置3の伸び量(プレス装置の全体の伸び量の一例)の関係に基づいて、荷重の減少ΔFから伸び量Δδを求め、伸び量Δδをスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)とする。補正モーション算出部53は、伸び量Δδの分、スライド33を基本モーションS0(第1モーションの一例)から移動させるように補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
すなわち、スライド33の位置を基本モーションS0から移動させて荷重の変動を抑制することにより、基本モーションS0によるプレス成形の際の材料の収縮に伴う荷重の減少分ΔFを補うことが出来るため、荷重の減少を抑制し、出来るだけ均一な荷重でプレス成形を行うことが可能となる。
本実施の形態のモーション生成装置2では、荷重の変動量は、荷重の低下量であり、補正モーション算出部53(第2モーション算出部の一例)は、スライド追加移動量ΔS(補正量)の分、スライド33を基本モーションS0から下方に移動させる。
これにより、荷重の減少分を補填するようにスライド33の位置を下方に移動させることができ、出来るだけ均一な荷重でプレス成形を行うことが可能となる。
本実施の形態のモーション生成装置2では、基本モーションS0(第1モーションの一例)は、材料をプレス成形している間、スライド33を下限位置P1で保持するようにサーボモータ35を制御するモーションである。
基本モーションS0による予備成形の際に、下限位置P1を一定にすることによって、材料の収縮に伴う荷重の低下ΔFが発生し、その荷重の低下分を考慮して補正モーションSを作成することが出来る。
本実施の形態のモーション生成方法は、サーボモータ35を駆動源としてスライド33を昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置3のスライド33のモーションを生成するモーション生成方法の一例であって、基本モーションS0(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて、基本モーションS0から補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
本実施の形態のモーション生成方法は、ステップS240(補正量算出ステップの一例)と、ステップS250(第2モーション算出ステップの一例)とを備える。ステップS240は、基本モーションS0(第1モーションの一例)を用いたプレス成形の際のスライド33にかかる荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションS0のスライド追加移動量ΔS(補正量の一例)を算出する。ステップS250は、スライド追加移動量ΔSを用いて基本モーションS0から補正モーションS(第2モーションの一例)を算出する。
これにより、基本モーションS0からスライド33を追加で移動する量を算出することができ、その量に基づいて補正モーションSを生成することができる。
次に、本発明にかかる実施の形態2におけるプレス装置103について説明する。上記実施の形態1では、モーション生成装置2において補正モーションが生成されているが、本実施の形態2では、プレス装置103が補正モーションを生成する。本実施の形態2のプレス装置103は、プレス装置3とプレス制御部の構成は異なっている。そのため、本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1と同一の機能を有する構成については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図9は、本実施の形態2のプレス装置103の構成を示すブロック図である。本実施の形態2のプレス装置103のプレス制御部239は、プレス装置3のプレス制御部39と比べて、モーション生成部23を更に備える。
記憶部44は、基本モーションS0、プレス荷重とプレス伸び量の関係を記憶する。予備成形の際に荷重計38で取得された荷重波形データは、モーション生成部23の低下量算出部51に送られる。補正モーション算出部53によって生成された補正モーションSは、上位コントローラ41に送られ、記憶部44に記憶される。
次に、本実施の形態2のプレス装置3の動作について説明するとともに、本発明のモーション生成方法の一例についても同時に述べる。図10は、本実施の形態2のプレス装置103の動作を示すフロー図である。
図10に示すように、ステップS310において、予備成形として、基本モーションS0(図4参照)に基づいて、実製品に用いられる材料に対してプレス形成が行われる。
次に、ステップS330において、低下量算出部51は、荷重保持時の荷重低下量ΔFを算出する(図5参照)。ステップS330は、低下量算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS340において、追加移動量算出部52は、荷重低下量ΔFと、プレス伸び量とプレス荷重の関係(図6参照)に基づいて、スライド追加移動量ΔSを算出する。ステップS340は、補正量算出ステップの一例に対応する。
次に、ステップS360において、上位コントローラ41が記憶部44に記憶されており補正モーションSによるプレス動作を行うようにサーボコントローラ42に指令する。サーボコントローラ42は、補正モーションSに基づいてサーボアンプ43に指令を送信し、サーボモータ35が駆動される。これにより、プレス装置3は、補正モーションSに基づいて実製品のプレス形成を行う。
なお、本実施の形態2のプレス装置103は、実施の形態1で説明した作用効果を含む。
(2−3―1)
本実施の形態2のプレス装置103は、上金型4aと下金型4bを用いて材料に対してプレス成形を行うプレス装置であって、スライド33と、サーボモータ35と、サーボコントローラ42(サーボ制御部の一例)と、荷重計38(荷重検出部の一例)と、モーション生成部23(第2モーション生成部の一例)と、を備える。スライド33は、下面に上金型4aが取り付けられる、サーボモータ35は、スライド33の駆動源として用いられる。サーボコントローラ42は、所定のモーションに基づいてサーボモータ35を制御してスライド33を昇降させる。荷重計38は、プレス成形を行う際にスライド33にかかる荷重を検出する。モーション生成部23は、荷重の減少ΔF(荷重の変動の一例)に基づいて基本モーションS0から補正モーションS(第2モーションの一例)を生成する。
このため、補正モーションSを作成し、その補正モーションSでプレス成形を行うことにより、大容量のサーボモータを用いずに低コストで適切な荷重でプレス成形を行うことができる。
また、トライアンドエラーを繰り返す必要がないため、適切なモーションを作成するために材料を余分に消費する必要がなくコストを抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本実施の形態1,2では、2つの荷重計38がクラウン32に取付けられているが、2つに限らなくてもよく、1つまたは3つ以上設けられていてもよい。例えば、2つの荷重計38のうちどちらか一方から全体の荷重を推定してもよいし、1つ荷重計38をクラウン32の左右方向における中央に配置してもよい。
さらに、荷重計38は、クラウン32に限らなくても良く、例えば、左右のアプライト31に設けられていてもよい。
上記実施の形態1、2では、荷重計の一例として歪みゲージが用いられているが、これに限らなくてもよく、例えば、圧電センサであってもよい。また、サーボモータ35に流れる電流値から負荷を測定することによって荷重が検出されてもよい。
要するに、プレス成形の際のスライド33にかかる荷重を検出することさえできれば、荷重計の場所、種類については限定されない。
本実施の形態1,2では、スライド33は2つのプランジャ368によって支持されているが、プランジャ368は2つに限らなくてもよく、1つまたは3つ以上設けられていてもよい。
(D)
上記実施の形態1では、モーション生成装置2は、プレス装置3のプレス伸び量情報を記憶していなくてもよく、例えば、プレス装置3から取得してもよい。
上記実施の形態1では、モーション生成装置2は、基本モーションS0をプレス装置3から受信しているが、モーション生成装置2が基本モーションS0を記憶していてもよい。
(F)
上記実施の形態1では、モーション生成装置2とプレス装置3は通信を行っているが、通信が行われていなくてもよい。例えば、基本モーションS0、荷重波形データまたは補正モーションSが、SDカード等の記録媒体を用いてプレス装置3とモーション生成装置2の間に授受されてもよい。この場合、本発明のモーション生成装置の取得部の一例は、記録媒体を読み取る読取部である。
上記実施の形態1、2では、予備生成を行う際の基本モーションS0として、必要な所定時間、下限位置において保持されるモーションが用いられているが、これに限らなくても良い。時間経過とともにスライド33の位置が下がるように基本モーションS0が設定されていてもよい。要するに、基本モーションからの荷重の変動が検出できればよく、その変動に基づいてスライド追加移動量ΔSを算出することができる。
上記実施の形態1,2では、下限位置P1で一定の時間保持する基本モーションS0が用いられているため、荷重の変動が荷重の低下量として算出されるが、基本モーションS0の形状が変更された場合、基本モーションS0の全部または一部の時間帯において荷重が増加してもよい。この場合、補正モーションSでは、その時間帯において荷重を減少するようにスライド33の位置が基本モーションS0よりも上方に位置する。
上記実施の形態1,2では、基本モーションS0の下限位置において、スライド33の位置が下死点手前であると記載しているが、これに限らなくても良く、下限位置においてスライド33が下死点に位置してもよい。この場合、図示しないスライド位置調整機構などによって、スライド33の下死点の位置自体を補正モーションSの下限位置以下になるように設定すればよい。
上記実施の形態では、モーション生成方法として、図3に示すフローチャートおよび図10に示すフローチャートに従って、モーション生成方法を実施する例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図3または図10に示すフローチャートに従って実施されるモーション生成方法の全部または一部のステップをコンピュータに実行させるモーション生成プログラムとして、本発明を実現しても良い。
また、本発明のプログラムは、インターネット等の伝送媒体、光・電波などの伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
2 :モーション生成装置
3 :プレス装置
21a :受信部
52 :追加移動量算出部
53 :補正モーション算出部
Claims (11)
- サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成装置であって、
第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に関するデータを取得する取得部と、
前記荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備えた、モーション生成装置。 - 前記第2モーション生成部は、
前記荷重の変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出部と、
前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出部と、
を有する、
請求項1に記載のモーション生成装置。 - 前記補正量算出部は、前記荷重の変動を抑制するように前記補正量を算出する、
請求項2に記載のモーション生成装置。 - 前記荷重の変動は、予め設定された前記荷重の値からの低下である、
請求項3に記載のモーション生成装置。 - サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成装置であって、
第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドにかかる荷重の変動に関するデータを取得する取得部と、
前記荷重の変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備え、
前記第2モーション生成部は、
前記荷重の変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出部と、
前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出部と、
を有し、
前記補正量算出部は、前記荷重の変動を抑制するように前記補正量を算出し、
前記荷重の変動に関するデータから前記荷重の変動量を算出する変動量算出部を更に備え、
前記補正量算出部は、前記スライドにかかる荷重に対する前記プレス装置の全体の伸び量の関係に基づいて、前記荷重の変動量から前記伸び量を求め、前記伸び量を前記補正量とし、
前記第2モーション算出部は、前記補正量の分、前記スライドを前記第1モーションから移動させるように前記第2モーションを算出する、
モーション生成装置。 - 前記荷重の変動量は、前記荷重の低下量であり、
前記第2モーション算出部は、前記補正量の分、前記スライドを前記第1モーションから下方に移動させる、
請求項5に記載のモーション生成装置。 - 前記第1モーションは、前記材料のプレス成形に必要な所定時間の間、前記スライドを前記下限位置で保持するように前記サーボモータを制御するモーションである、
請求項1〜6のいずれかに記載のモーション生成装置。 - 上金型と下金型を用いて材料に対してプレス成形を行うプレス装置であって、
下面に前記上金型が取り付けられるスライドと、
前記スライドの駆動源として用いられるサーボモータと、
所定のモーションに基づいて前記サーボモータを制御して前記スライドを昇降させるサーボ制御部と、
プレス成形を行う際に前記スライドにかかる荷重を検出する荷重検出部と、
第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する第2モーション生成部と、を備えた
プレス装置。 - サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成方法であって、
第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する、
モーション生成方法。 - 前記第1モーションを用いたプレス成形の際の前記下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて前記第1モーションの補正量を算出する補正量算出ステップと、
前記補正量を用いて前記第1モーションから前記第2モーションを算出する第2モーション算出ステップと、を備えた、
請求項9に記載のモーション生成方法。 - サーボモータを駆動源としてスライドを昇降駆動させてプレス成形を行うプレス装置の前記スライドのモーションを生成するモーション生成プログラムであって、
第1モーションを用いたプレス成形の際の前記スライドの下限位置での前記スライドにかかる荷重の時間経過に対する変動に基づいて、前記第1モーションから第2モーションを生成する、モーション生成方法をコンピュータに実行させるモーション生成プログラム。
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