JP6503912B2 - クリーム医薬製剤 - Google Patents

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Description

本発明は、特定の薬剤を含有する、W/O型のクリーム医薬製剤に関するものである。
従来、油中水型(W/O)クリームは、粘度安定性の確保が極めて困難であり、高温条件(50℃)と低温条件(−5℃)の両条件にて保存後の粘度低下を抑える技術は確立されていなかった。特に、クロタミトン等の特有の薬剤を含有した場合、W/O型のクリーム基剤の安定性には大きな課題があった。さらに、W/O型のクリーム基剤は、ベタツキのなさと、保湿感の使用感の両立が困難であった。
特開2001−151662号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、クロタミトン等の特定の薬物を配合したW/O型のクリーム医薬製剤において、高温及び低温において、製剤の粘度が下がることを抑制して、低温及び高温保存における粘度安定性を確保し、クリーム剤型を保持すること、さらに、ベタツキのなさと、保湿感との両立を目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、(A)クロタミトン等の特定の薬物を配合したW/O型のクリーム医薬製剤に、(B)炭素数12〜22の脂肪酸と(ポリ)グリセリンのエステル化合物である、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上、(C)ポリオキシエチレン平均付加モル数が5〜20であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(D)シリコーン油及び(E)25℃で液体の高級アルコールを配合することで、低温及び高温保存における粘度安定性が確保され、クリーム剤型を保持することができ、かつベタツキのなさと、保湿感とが両立するW/O型のクリーム医薬製剤が得られることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記クリーム医薬製剤を提供する。
[1].(A)クロタミトン、ジフェンヒドラミン及びその塩、クロルフェニラミン及びその塩、イソチペンジル及びその塩、ウフェナマート、ならびにグリチルレチン酸から選択される薬物1種以上、
(B)炭素数12〜22の脂肪酸と(ポリ)グリセリンのエステル化合物である、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上、
(C)ポリオキシエチレン平均付加モル数が5〜20であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
(D)シリコーン油、及び
(E)25℃で液体の高級アルコール
を含有するW/O型のクリーム医薬製剤。
[2].(D)/(B)で表わされる(D)成分と(B)成分との配合質量比が0.5〜3である[1]記載のW/O型のクリーム医薬製剤。
[3].さらに、(F)25℃で固体のワックスを含有する[1]又は[2]記載のW/O型のクリーム医薬製剤。
本発明によれば、低温及び高温保存における粘度安定性が確保され、クリーム剤型を保持することができ、かつベタツキのなさと、保湿感とが両立する、クロタミトン等の特定の薬物を含有するW/O型のクリーム医薬製剤を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
(A)クロタミトン、ジフェンヒドラミン及びその塩、クロルフェニラミン及びその塩、イソチペンジル及びその塩、ウフェナマート、ならびにグリチルレチン酸から選択される薬物1種以上
これらの薬物は鎮痒消炎作用を有するものであり、IOBが高い(0.3〜0.8)油性の有効成分である。これらの成分を配合するとクリーム製剤が不安定化する。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。具体的には、クロタミトン(0.585)、ジフェンヒドラミン(0.353)、クロルフェニラミン(0.500)、イソチペンジル(0.722)、ウフェナマート(0.467)、グリチルレチン酸(0.678)である。中でも、クロタミトン、ジフェンヒドラミン及びその塩、クロルフェニラミン及びその塩、ウフェナマート等の、配合によりクリーム製剤が不安定化するものは、より本発明の効果が発揮される。
(A)成分の配合量は、有効性及び目的とする効果の点から、クリーム医薬製剤中0.5〜15質量%が好ましく、高温粘度安定性の点から、1.0〜10質量%がより好ましい。
(B)炭素数12〜22の脂肪酸と(ポリ)グリセリンのエステル化合物である、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上
グリセリン脂肪酸エステルとしては、モノオレイン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル等が挙げられる。ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、トリオレイン酸ポリグリセリル、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、ペンタステアリン酸ポリグリセリル、ヘプタオレイン酸ポリグリセリル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリル等のグリセリン付加モル数が2以上のポリグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
中でも、粘度安定性の点からポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。具体的には、トリオレイン酸ポリグリセリル、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、ペンタステアリン酸ポリグリセリル、ヘプタオレイン酸ポリグリセリル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリル等のグリセリン付加モル数が2以上、好適には5〜10のポリグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。また、粘度安定性の点から、脂肪酸が不飽和脂肪酸のものが好ましい。特に、炭素数12〜22、好適には14〜18の不飽和脂肪酸が3〜10個、好適には3〜7個エステル結合し、グリセリン付加モル数が2以上、好適には5〜10のポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。具体的には、トリオレイン酸ポリグリセリル、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、ヘプタオレイン酸ポリグリセリル等が挙げられる。
(B)成分のHLBは2〜7が好ましいが、本発明の特徴は特定の(B)成分を用いることにあり、後述の実施例及び比較例の結果からも明らかであるように、(B)成分以外のHLB2〜7のものを用いたとしても、本発明の効果は得られない。なお、本発明においてHLBとは、Griffinの方法により求められた値をいう(吉田、進藤、大垣、山中共編、「新版界面活性剤ハンドブック」,工学図書株式会社,1991年,第234頁参照)。
(B)成分のクリーム医薬製剤中の配合量は、目的とする効果の点から、1〜6質量%が好ましく、高温粘度安定性及びベタツキのなさと保湿感のバランスの点から、1.0〜3.5質量%がより好ましく、高温粘度安定性の点から、1.5〜3.5質量%がさらに好ましく、2〜3質量%が特に好ましい。
(C)ポリオキシエチレン平均付加モル数が5〜20であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(C)成分としては1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(5E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(7E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(10E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.)等が挙げられる。中でも、ポリオキシエチレン(E.O.)平均付加モル数が7〜20のものが好ましく、10のものがさらに好ましい。
(C)成分のクリーム医薬製剤中の配合量は、目的とする効果の点から、4〜16質量%が好ましく、高温粘度安定性の点から、6〜14質量%がより好ましく、8〜12質量%がさらに好ましい。また、(C)成分の配合により、製剤を伸び広げやすくなる。
(D)シリコーン油
シリコーン油としては、例えばジメチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン等が挙げられ、ジメチルポリシロキサンが好ましい。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(D)成分の配合により、高温粘度安定性、ベタツキのなさが向上する。
(D)成分のクリーム医薬製剤中の配合量は、目的とする効果の点から、1〜10質量%が好ましく、高温粘度安定性の点からは、1.5〜8質量%がより好ましく、2〜6質量%がさらに好ましい。ベタツキのなさの点からは、8質量%以上が好ましい。
(E)25℃で液体の高級アルコール
(E)成分としては、25℃で液体の炭素数12〜22、好適には14〜20の高級アルコールが挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。例えば、25℃で固体の高級アルコールを用いた場合、たとえ25℃で液体の高級アルコールと併用したとしても結晶が析出してクリーム医薬製剤の外観が悪化する。(E)成分としては、具体的には、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール等が挙げられ、中でも、構造中に分枝鎖を含まないものが好ましい。具体的には、オレイルアルコール等が挙げられる。
(E)成分のクリーム医薬製剤中の配合量は、目的とする効果の点から、0.5〜5質量%が好ましく、低温粘度安定性及び高温粘度安定性の点から、1〜4質量%がより好ましい。
(F)25℃で固体のワックス
本発明のクリーム医薬製剤には、低温粘度安定性、高温粘度安定性及び保湿感をより向上させる点から、25℃で固体のワックスを配合することが好ましい。25℃で固体のワックスとしては、ミツロウ、モクロウ、キャンデリラワックス等のエステルワックス、パラフィンワックス、セレシン、マイクロクリスタンワックス等の炭化水素ワックスが挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、パラフィンワックス、セレシン、マイクロクリスタンワックス等の25℃固体の炭化水素ワックスが好ましく、セレシンがより好ましい。
(F)成分のクリーム医薬製剤中の配合量は、低温粘度安定性、高温粘度安定性及び保湿感の点から、0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜4質量%がより好ましい。
(D)/(B)で表わされる(D)成分と(B)成分との配合質量比は、0.2〜5が好ましく、低温粘度安定性、高温粘度安定性、及びベタツキのなさと保湿感のバランスの点から、0.5〜3がより好ましく、0.5〜2がさらに好ましい。
(A)/(D)で表わされる(A)成分と(D)成分との配合質量比は、0.3〜8が好ましく、高温粘度安定性の点から、0.5〜4がより好ましい。
本発明のクリーム医薬製剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、クリーム医薬製剤に配合する任意成分を、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて、適量配合することができる。任意成分としては、その他の薬剤、(E)成分以外の液状溶剤、保湿剤、増粘剤、キレート剤、防腐剤、粉末成分、固体油脂、ロウ、(F)成分以外の固体炭化水素油、皮膜剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、水溶性高分子化合物、香料等が挙げられる。
薬剤としては、外用剤に配合できるものであれば特に制限されないが、例えば、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、トコフェロール酢酸エステル、アラントイン、サリチル酸メチル、イソプロピルメチルフェノール、リドカイン、l−メントール、パンテノール、ヘパリン類似物質、尿素等が挙げられる。
(E)成分以外の25℃で液体の溶剤としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロピル等が挙げられる。(E)成分以外の液体溶剤の配合量は、クリーム医薬製剤中1〜20質量%が好ましい。
保湿剤としては、例えば、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC(カルボキシメチルセルロース)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA(ポリビニルアルコール)、PVM(ポリビニルメチルエーテル)、PVP(ポリビニルピロリドン)、ポリアクリル酸ナトリウム、ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン塩架橋重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリン塩架橋重合体、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
キレート剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等が挙げられる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色系顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウとしては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
(F)成分以外の固体炭化水素油としては、例えば、ワセリン、ゲル化炭化水素等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等);3−(4’-メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン;5−(3,3-ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、ジモルホリノピリダジノン等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
本発明のクリーム医薬製剤は、例えば、(A)〜(E)、必要に応じて(A)〜(F)成分を含む油相を60〜80℃に加温溶解した油相に、60〜80℃に加温した水相を添加し、ホモミキサー等を用いて乳化した後、室温まで冷却して得ることができる。
本発明のクリーム医薬製剤はW/O型のクリーム医薬製剤である。乳化型には、大きく分類して、W/O型、O/W型がある。上記(A)のような有効成分を配合する場合、W/O型がO/W型に比べて、皮膚上での滞留効果に優れ、その有効成分の効果をより発揮することができる。
クリーム剤といえる粘度は25℃で10〜100Pa・sであり、20〜70Pa・sが好ましく、25〜50Pa・sがより好ましい。クリーム剤の範囲以下の粘度だと、患部に効果的に塗ることができず、液だれ等によりチューブ等の容器からの排出性が低下する。一方、粘度が高すぎると、伸び広げやすさが低下するおそれがある。なお、粘度の測定は、B型粘度計(25℃、20rpm、ローターNo.6)の条件で測定する。
本発明のクリーム医薬製剤のpH(25℃)は、25℃で3〜6が好ましく、4〜6がより好ましい。クリーム医薬製剤は皮膚にとって弱酸性が好ましい。pH調整剤としては、乳酸等の1価有機酸もしくはその塩、又はクエン酸、コハク酸、リンゴ酸等の多価有機酸及び/又はその塩、ホウ酸やホウ砂が好ましい。pH調整剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その量は、クリーム医薬製剤のpHにする量が適宜選択される。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示す。
[実施例1〜51、比較例1〜6]
70℃に加温溶解した油相((A)〜(E)成分及びスクワラン等、必要に応じて(A)〜(F)成分)に、70℃に加温した水相を添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製 T.K.AUTO HOMO MIXER)を用いて、6,000rpmで乳化した(70℃)。その後、室温まで冷却、脱泡した。得られた乳化物について下記測定及び評価を行った。結果を表中に併記する。なお、乳化型を電気伝導度により判定した結果、実施例及び比較例で得られた乳化物はW/O型乳化物であった。下記装置を用いて、乳化物のpH(25℃)を測定したところ、4.5〜7.0であった。
・pHメーター:株式会社堀場製作所製 F−71S型
・pH電極:株式会社堀場製作所製 6377−10D型
<クリーム剤型>
B型粘度計((株)東京計器 ASB100型)を用いて下記条件で測定し、10〜100Pa・sものを「クリーム剤型」として、表中には「○」で示し、10Pa・s未満もしくは100Pa・sを超える「クリーム剤型」として好適でないものを表中には「×」で示した。製造直後及び低温:−5℃、高温:50℃でそれぞれ2ヵ月保存後を評価した。
ローター:No.6
測定温度:25℃
回転数20rpm
<粘度保持率及び粘度安定性>
乳化物を、低温:−5℃、高温:50℃でそれぞれ2ヵ月保存し、製造直後の粘度及び2ヶ月保存後の粘度を、B型粘度計((株)東京計器 ASB100型)を用いて下記条件で測定した。
ローター:No.6
測定温度:25℃
回転数20rpm
測定結果から、下記式を用いて粘度保持率(%)を算出し、さらに下記評価基準で粘度保持率を示す。
粘度保持率(%)=2ヶ月保存後の粘度/製造直後の粘度×100
(粘度安定性評価基準)
7:95%以上
6:90%以上95%未満
5:80%以上90%未満
4:70%以上80%未満
3:60%以上70%未満
2:50%以上60%未満
1:50%未満、測定不可(油水分離)
3点以上を合格とする
〈ベタツキ感のなさ〉
10名のパネラーが、パネラーの前腕に約0.5gの乳化物を塗り広げ、5分後のベタツキ感のなさについて、下記評点に基づき官能評価を行った。結果を、10名の平均点に基づき、下記評価基準で示す。
(評点)
6点:感じない
5点:あまり感じない
4点:わずかに感じる
3点:少し感じる
2点:とても感じる
1点:非常に感じる
(ベタツキのなさ評価基準)
6:平均点5.5以上
5:平均点5.0以上5.5未満
4:平均点4.0以上5.0未満
3:平均点3.0以上4.0未満
2:平均点2.0以上3.0未満
1:平均点2.0未満
3点以上を合格とする
〈保湿感〉
10名のパネラーが、パネラーの前腕に約0.5gの乳化物を塗り広げ、3時間後の保湿感について、下記評点に基づき官能評価を行った。結果を、10名の平均点に基づき、下記評価基準で示す。
(評点)
6点:非常に感じる
5点:とても感じる
4点:感じる
3点:少し感じる
2点:あまり感じない
1点:感じない
(保湿感評価基準)
6:平均点5.5以上
5:平均点5.0以上5.5未満
4:平均点4.0以上5.0未満
3:平均点3.0以上4.0未満
2:平均点2.0以上3.0未満
1:平均点2.0未満
3点以上を合格とする
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実施例及び比較例を調製する際に用いた原料を以下に示す。なお、特に明記がない限り、表中の各成分の量は純分換算量である。
・ウフェナマート:塩野フィネス(株) ウフェナマート
・クロタミトン:住友化学(株) クロタミトン
・ジフェンヒドラミン:金剛化学 日局ジフェンヒドラミン
・ジフェンヒドラミン塩酸塩:金剛化学(株) 日局塩酸ジフェンヒドラミン
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル:金剛化学(株) 吉草酸酢酸プレドニゾロン
・グリチルレチン酸:丸善製薬(株) グリチルレチン酸
・アラントイン:パーマケムアジア(株) アラントイン
・クロルフェニラミン Artis Chemistry (Shanghai) Co. Ltd.
・ペンタオレイン酸デカグリセリル(HLB3.5):日本サーファクタント工業 NIKKOL Decaglyn 5−OV
・ヘプタオレイン酸デカグリセリル(HLB3.0):日本サーファクタント工業 NIKKOL Decaglyn 7−OV
・モノオレイン酸グリセリル(HLB2.5):日光ケミカルズ(株) NIKKOL MGO
・モノオレイン酸ソルビタン(HLB4.3):日光ケミカルズ(株) NIKKOL SO−10V
・縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリル(HLB3.5):日光ケミカルズ(株) NIKKOL Hexaglyn PR−15
・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.)(HLB10.5):日光ケミカルズ(株) NIKKOL HCO−20
・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(10E.O.)(HLB6.5):日光ケミカルズ(株) NIKKOL HCO−10
・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(5E.O.)(HLB6.0):日光ケミカルズ(株) NIKKOL HCO−5
・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.)(HLB14.0):日光ケミカルズ(株) NIKKOL HCO−60
・ジメチルポリシロキサン:信越化学工業(株) KF−96A−10CS
・シクロペンタシロキサン:東レ・ダウコーニング(株) ST−Cyclomethicone 5−NF
・スクワラン:日光ケミカルズ(株) NIKKOL スクワラン
・マクロゴール20000:三洋化成(株) マクロゴール20000,平均分子量20,000
・セレシン:日興リカ(株) 精製セレシンN
・パラフィンワックス:日興リカ(株) 精製パラフィンワックス
・マイクロクリスタンワックス:日興リカ(株) 精製マイクロクリスタンワックス
・オレイルアルコール:クローダジャパン(株) ノボル−LQ−(JP)
・オクチルドデカノール:花王(株) カルコール 200GD
・ヘキシルデカノール:花王(株) リソノール 16SP
・グリセリン:阪本薬品工業(株) 日本薬局方グリセリン
・DL−リンゴ酸:扶桑化学(株) DL−リンゴ酸

Claims (3)

  1. (A)クロタミトン、ジフェンヒドラミン及びその塩、クロルフェニラミン及びその塩、イソチペンジル及びその塩、ウフェナマート、ならびにグリチルレチン酸から選択される薬物1種以上、
    (B)炭素数12〜22の脂肪酸と(ポリ)グリセリンのエステル化合物である、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上、
    (C)ポリオキシエチレン平均付加モル数が5〜20であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
    (D)シリコーン油、及び
    (E)25℃で液体の高級アルコール
    を含有するW/O型のクリーム医薬製剤。
  2. (D)/(B)で表わされる(D)成分と(B)成分との配合質量比が、0.5〜3である請求項1記載のW/O型のクリーム医薬製剤。
  3. さらに、(F)25℃で固体のワックスを含有する請求項1又は2記載のW/O型のクリーム医薬製剤。
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