JP6503617B2 - ラッチ錠の操作部材 - Google Patents

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Description

本発明は扉に取り付けられるラッチ錠の操作部材に関するものである。
一般に扉46に取り付けられるラッチ錠42の操作部材としては、従来からレバーハンドル錠と呼ばれ、図27に示すような略棒状のハンドル44を手で握って上下方向に回転させることにより施解錠するものが知られている。上記の構成としては扉46を挟み込むように部屋外と部屋内に装着した、ハンドル44と、座45と、角軸5と、からなる操作部材と、扉46の厚み部分に掘り込んで配置した箱形状のラッチ錠42とからなり、ハンドル44に固定された角軸5をラッチ錠42に設けてあるハブ43の角孔15に貫通させることによりラッチ錠42とハンドル44を連動させ、ハンドル44を扉面と平行に角軸5を中心として回転させることにより角軸5が回転し、枠体の戸先面に設けたラッチ受けに対してラッチを出没させて施解錠する方式のものであり、通常ではハンドル44を水平位置から下方に回転させて操作するのが一般的である。
また、これらのハンドル44は手で握って操作するために比較的横方向に長い形状をしており、ハンドル44の先端を握って体重を掛けて操作すると非常に大きな荷重がハンドル44の角軸5とラッチ錠42のハブ43に掛かり、角軸5が捻れてしまったりハブ43が破損することが想定されるため、現行品においては両者共に非常に高強度に設定されている。また同様の荷重がかかることにより、長期間の使用による角軸5とハンドル44の固定個所がぐらつく不具合が頻繁に発生することが問題とされており、特開2004−3356号公報や特開2006−104857号公報等に解決方法が報告されている。
またハンドル44は手で握って操作することが前提で、扉46を押して開く側、引いて開く側の、どちら側からの開閉においてもハンドル44を下方に一定角度回転させた状態で一旦保持し、そのままさらに扉46を押し引きすることになり、比較的大きな動作が必要である。その結果扉面からかなり離れた位置にハンドル44の握り手部分を持ち出しておかなければならないことになる。するとどうしてもハンドル44の先端部分が扉面から突起状に出っ張った状態になり、通行の際にハンドル44の先端部分に衣服を引っ掛けて破いてしまったり、鞄の紐等を引っ掛けて破損させるようなことが比較的頻繁に起こってしまう。
特開2004−3356号公報 特開2006−104857号公報
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、操作時に極端な大きな力が角軸やラッチ錠のハブに掛からないような構成を有しつつ、通常時には扉面からの突出寸法を小さく設定することで鞄の紐や衣服等を引っ掛ける危険性を排除でき、扉の開閉操作時においては、より優れた操作性を有するラッチ錠の操作部材を提供することを目標とする。
本発明では上記目的を達成するために次の技術手段を講じた。まず扉面に装着するための略コの字形状のベース部材と角軸を備えた回転部材と、操作体を装着する手動部材を設ける。次に角軸を備えた回転部材を角軸が扉面に対して垂直方向に配置された状態で回転部材が扉面と平行に回動するようにベース部材に装着する。そして手動部材を扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作可能なようにベース部材に配置し、回転部材と手動部材に連動凹部と連動凸部を設けて互いを係合させた状態で組み込んで操作部材の機構部分を構成する。若しくは回転部材と手動部材の間に連動部材を設けて、3者を互いに係合させた状態で組み込んで機構部分を構成する。そして機構部分の角軸をラッチ錠の角孔に挿入した状態で扉の両側から挟み込んで取り付け、その後に操作体を装着する。すると操作体の揺動操作により回転部材と角軸を回転させる動作が得られ、ラッチ錠を解錠することが可能になる。
ここで上記の動作を得る手段においては様々な構成が可能である。まずその最初の構成としては、前記略コの字形状のベース部材を、扉面に密着する奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成する。また前記回転部材を垂直に起立した角軸を備えかつ片端部に連動凹部を備えた回転カムとして形成しておく。そしてベース部材の奥面に角軸を中心として回転動作可能なように回転カムを配置する。次に手動部材に連動凸部と軸心を設け、手動部材をベース部材の側面に、扉面に対して垂直な面上で略揺動動作可能なように軸心を用いて装着する。そして連動凹部と連動凸部を形成した連動部材を設け、上下方向若しくは左右方向にのみ直線移動可能な状態でベース部材に装着する。このとき回転カムの連動凹部と連動部材の連動凸部を係合させた状態で配置し、同時に手動部材の連動凸部に連動部材の連動凹部を係合させた状態で組み込む。すると手動部材を扉面に対して略平行な位置から略垂直な位置にまで揺動移動する動作を一旦連動部材の直線移動動作に変換し、さらに連動部材の直線移動動作にて回転カムの回転動作を得ることができる。
そして、扉の両面から操作部材の機構部分の角軸をラッチ錠の角孔に挿入した状態でベース部材を扉面に装着する。このときベース部材は扉の両側に装着されることになり、したがってラッチ錠に対する最適な位置にベース部材が配置されるように取り付けねじ用の取り付け柱を設け、片方のベース部材の取り付け柱に皿孔を設け、他方の取り付け柱に雌ねじ部を設けておき、両者をラッチ錠に設けられた位置決め孔に差し込んだ状態で両者を引きつけて固定する。また角軸は両側の回転部材にあらかじめ分割した状態で固定しておき、扉に取り付けた状態でラッチ錠のハブの角孔内で両角軸が互いに面対するように設定しておくとよい。
また次の手段としては、上記のように手動部材と回転カムの間に連動部材を介在させて両者を連動させる手段ではなく、手動部材の連動凸部と回転カムの連動凹部を直角方向にて直接係合させる構成も可能である。しかし手動部材の動作がベース部材の側面に配置した軸心を中心とする単純な回転動作であれば、当然手動部材の連動凸部の先端は円弧軌跡を移動する動作になるため、回転動作と共にその先端位置が前後方向に移動してしまって回転カムの連動凹部から外れるような誤動作が起こることが懸念される。
そこでさらにベース部材の側面と手動部材に2個所の円形ピンと直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔を振り分けて形成し、直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔に各々円形ピンを嵌め込んだ状態で両者を組み付けるとよい。すると手動部材の揺動動作で2個所の円形ピンが直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔内で規制案内されて移動する固有の動作が設定でき、条件的に優れていると想定される手動部材の連動凸部先端が上下若しくは左右方向に略直線移動する動作を得ることが可能である。すると回転カムの連動凹部に手動部材の連動凸部を直接係合した状態においても、手動部材先端の連動凸部が略直線移動するため両者が外れてしまうことは無く、手動部材の揺動操作にて回転カムの回転動作が得られ、その結果ラッチ錠を確実に解錠することが可能になる。
また別の構成としては、前記回転部材を垂直に起立した角軸を備えかつ外周に歯部を形成した回転歯車として構成し、奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状のベース部材に回動自在に装着する。そしてベース部材の側面に軸心を設け、扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作するように手動部材を装着する。このとき手動部材の側面に軸心を中心として駆動歯車を一体化して固定しておき、さらに回転歯車の歯部と手動部材の駆動歯車の歯部を直交させた状態で係合させておく。すると手動部材の回転操作にて回転歯車の回転動作を得ることができ、角軸の回転動作によりラッチ錠を解錠することができる。
しかし上記の歯車同士を直角方向にて直結させる構成は、歯車として基本となるインボリュート歯車では実施しにくい。さらには歯と歯の間隔が大きく開いた特殊な形状の歯を用いる必要が生じると共に、操作体を装着した手動部材の約90度の揺動操作角度で、回転歯車と角軸の解錠動作のために必要な適正回転角度を設定するには制約が出てくる場合が想定される。また、別途の構成としては複数のかさ歯車を用いて回転方向を直角方向に変換することも可能であるが、上記の構成と同様に制約が多く、実際には使用しにくいと考えられる。そこで回転歯車と手動部材の駆動歯車の間に前記の連動部材に相当する直角2面ラックを挿入する、さらに別の構成が有効である。
その手段としては上記の構成と同様に、まず前記回転部材を、垂直に起立した角軸を備えかつ外周に歯部を形成した回転歯車として形成し、奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状のベース部材に回動自在に装着し、ベース部材の側面に軸心を設けて扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作するように手動部材を装着し、手動部材には軸心を中心として駆動歯車を一体化して装着しておく。そしてさらに扉面に対して平行な横面と垂直な前面の両方にラック部を形成した直角2面ラックを設け、ベース部材に対して上下方向若しくは左右方向のみに直線移動可能に規制された状態で配置する。このとき回転歯車の歯部と直角2面ラックの横面のラック部を、同時に駆動歯車の歯部と直角2面ラックの前面のラック部を共に同時に係合させておく。すると手動部材の揺動操作を直角2面ラックの直線移動動作に一旦変換し、その直角2面ラックの直線移動動作により回転歯車の回転動作を得ることができ、すなわちラッチ錠を解錠することが可能になる。
次に操作部材の機構部分の手動部材に、実際に触れて操作を行うと共に外観意匠にもなるハンドルに相当する操作体を取り付ける。その最も単純な構成としては手動部材を略コの字形状にて形成し、その両側板部をベース部材の側面に近接させて揺動動作可能なように組み付け、手動部材の両側板部を繋ぐ面を操作体取り付け面として形成し、この面に雌ねじ部分を設け、同様の取り付け面を有した操作体を被せるようにしてねじにて固定する方法が簡単でよい。しかし作業としては手動部材を扉と垂直になる程度揺動させた状態で内側からねじ止めする作業になり、さらに扉の両側2個所にて実施しなければならないため施工性としてはそれほど良いとは想定されない。
そこで前記手動部材の操作体取り付け面に結合凸部を設けておき、操作体にも結合凹部を設けておき、結合凹部と結合凸部のどちらかにばね部材を備えた固定ピースを配置し、手動部材の操作体取り付け面に操作体を嵌め込むことにより結合凹部と結合凸部が嵌り合って固定ピースにより両者を確実に組み付けるワンタッチ固定機構を設けておくとよい。そしてさらに操作体を扉とほぼ垂直位置に揺動操作した状態で操作体の内面から固定ピースを指で押さえる等の手段を設けてワンタッチ固定機構を解除することができるようにしておくと、簡単に機構部分から操作体を着脱することも可能になる。
また上記での説明においては、通常操作体はベース部材に被さって扉面と略平行な状態で配置されており、解錠の操作としては扉面と操作体の間に指等を挿入して操作体の取っ手部分を約90度揺動させる動作になる。そしてこの動作にて角軸を有する回転部材がラッチ錠を解錠する所定の角度だけ回転するように設定しておくことが必要である。するとラッチ錠の解錠状態で操作体がほぼ扉面と垂直になっているため、扉を引いて開ける側ではそのまま引く動作に移行することで扉を開放することができる。また押して開ける側においても操作体がほぼ垂直になっているため、その後の扉を押す動作で操作体が元の位置に戻ることはなく、そのまま扉を開放することができる。また、扉を押し引きして開放する段階では操作体の取っ手部分は扉面からかなり離れた位置に移動しているため、さらに操作を容易に実施できる構成になっている。
次に前述のように、施錠状態から操作体を操作したときに、回転部材がラッチ錠を解錠するために必要な所定の角度だけ回転した段階で強制的に停止する構成が必要である。その手段としては、ベース部材の側面に複数の停止突起を設け、手動部材が揺動動作する両端角度位置にて停止突起に当接して確実に動作が停止するように設定しておくとよい。すると操作体を思いっきり動作させても停止突起にて荷重を受けることになり、角軸には適正に解錠した角度位置以上には回転力は掛からないことになり、角軸の耐久性や強度面において非常に有効である。また操作体の位置を扉面からかろうじて指等を挿入できる程度に設定することで、扉面からそれほど突出していないデザイン性に優れた形状にすることが可能である。さらに操作体の側面をなだらかな面にて形成しておくことで、通行時の衣服を引っ掛ける等の危険性を阻止することができる。そしてベース部材に操作体が被さらない範囲においては別途化粧カバーを装着しておくとよい。
ここで実際の操作に適した操作部材の配置としては、操作体の取っ手部分をベース部材から垂れ下がった位置から上方向に揺動させながら持ち上げて操作する構成が主と想定される。また逆に施錠状態で手動部材の操作体取り付け面がベース部材より上側に配置され、操作体を上側から下向きに揺動操作することで解錠する構成も可能である。しかし後者の場合は操作体が垂直位置になった状態から手を放すと自然にもとの上方向に復帰するためのばね部材を装着しておく必要がある。また下方向から操作体を持ち上げる前述の構成においても、自重により元の位置に復帰すると想定はされるものの、より確実性を高めるためには同様に復帰用のばね部材を装着しておくとよい。さらには機構部分全体を角軸を中心として前述の位置に対して90度回転させて縦向きに配置し、扉面に対して縦方向の軸を中心に揺動操作する構成も可能であり、この配置では従来のプッシュプルハンドルに若干近い横方向への操作体の動きにて解錠することになる。しかし扉面と略平行な状態から操作体を一旦約90度揺動操作してから扉を押し引きする動作は本発明の構成独自のものである。またこの横向での配置においては、ベース部材の取り付け柱の位置を変更しないで済むような構成にしておけばさらに汎用性が高まると想定される。
従来のレバーハンドル錠やプッシュプル錠のようなハンドル端部の突出した部分を回転させたり押し引きする操作ではなく、扉面に装着された操作部材の操作体を扉面に対して略平行な位置から略垂直な位置まで揺動動作させる操作でラッチを没し、そのまま扉を押し引きして開放する新しい操作感覚を有した構成であり、操作部材自体が平坦な形状になり、その厚みも比較的薄くすることができ、極端な突起状の部分は全く無く、通行時に鞄の紐や衣服等を引っ掛ける危険性を排除することができる。
操作部材の配置と操作体の操作方向においては、操作体の取っ手部分を下方向から上に揺動動作させる構成や、若しくは上方向から下に揺動動作させる構成や、操作部材を縦方向に配置して操作体を戸先側横方向に揺動動作させる等の様々な配置や操作感が可能になり、デザイン性においても幅広く展開可能である。またどの配置においても一旦操作体が扉面に対してほぼ垂直になり、取っ手部分が扉面からかなり離れた状態での押し引き操作になるため、ドアクローザーが装着されていて比較的開閉が重たい扉等においても、非常に力が入れやすいため容易に扉を開閉することが可能になる。
ベース部材を扉面に確実に固定して、ベース部材に対して回転部材や手動部材を保持する構成であり、解錠時に操作体を揺動動作する力はラッチ錠を没するのに必要な最低限の力でよく、それ以上の荷重がかかった場合にはベース部材と手動部材にてその負荷を完全に受けるようになっている。その結果角軸やラッチ錠のハブ等に掛かる荷重も非常に小さいと想定される。またレバーハンドル錠のようにハンドルにぶら下がる等の無茶な操作ができない形状であり、手動部材とベース部材に停止突起を設けて操作時の必要以上の荷重を受けるように構成することで、極端な大きな力が角軸やラッチ錠のハブに掛かることは無く、強度面や耐久性能面で非常に有利である。
角軸を回転させることで施解錠する従来のラッチ錠をそのまま使用することができる。また操作部材全体としても、ベース部材と回転部材と手動部材のみの簡易な部品構成にて実施できるため、安価に供給可能であり誤作動の危険性も少ない。
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のラッチ錠の操作部材の最初の構成の機構部分の斜視図であり、ベース部材1と回転カム2と連動部材3と手動部材4を主部材として構成される。また図2はベース部材1の斜視図であり、図3は角軸5を備えた回転カム2の斜視図であり、図4はブッシュ6の、図5は連動部材3の斜視図である。そしてベース部材1は図2に示すように略コの字形状で、扉面に密着させて固定する奥面7とその両側から起立する垂直な側面8とから形成する。そして奥面7の外側に取り付け用柱9を左右方向に2本起立した状態で配置し、その間にブッシュ挿入孔10を設けておく。そしてさらに両側面8に軸心挿入孔11を設け、中間位置付近にガイド面12を形成しておく。また上下方向の面も一部曲げ込んで、上部に回転カム2の動作を規制するための停止辺13を設けておく。
次に図3は角軸5を備えた回転部材としての回転カム2の斜視図であり、板状の回転カム2の片端に連動凹部としてのU字溝14を形成しておく。そして角軸5を回転カム2の中央位置に垂直方向に固定しておく。また図4はブッシュ6の斜視図であり、段付の高さの低い円柱形状で、中央部分に角孔15を設けておく。次に図5は連動部材3の斜視図であり、横方向に長い略直方体形状で片端に連動凸部としての連動ピン16を設け、左右方向の両端をガイド面12として形成し、他端前面に連動凹部としてのV字凹部17を形成しておく。
そして図6に示すように、まずブッシュ6をベース部材1のブッシュ挿入孔10に嵌め込み、回転カム2の角軸5をブッシュ6の角孔15に挿入した状態で回転カム2がベース部材1に対してがたつき無く空転するように配置する。この回転カム2を空転保持する手段は特に限定されないため図示はしていないが、Eリングのような部材を用いて抜け落ちることなく円滑に回動するように構成しておくとよい。そして連動部材3の連動ピン16を回転カム2のU字溝14に係合させ、同時に連動部材3の両端のガイド面12とベース部材1のガイド面12を互いに近接させた状態でベース部材1に連動部材3を上下方向のみに規制された状態でかつ円滑に移動できるように組み付ける。このとき、連動部材3とベース部材1の下部面の間にばね部材としての圧縮ばねを配置して、常に連動部材3を上方向に持ち上げるように付勢しておくとよい。またベース部材1に対して連動部材3が最も上方に位置する図6に示す状態で、回転カム2に固定されている角軸5の四角の面が上下左右に向いているように設定しておく。
図7は連動部材3の上下移動動作に対する回転カム2の回転動作を示す正面軌跡図であり、図6と同じ状態である図7(a)に示す操作前の位置から、連動部材3をガイド面12に規制された状態で下方に押し下げると、図7(b)に示すように連動ピン16がU字溝14内を滑りながら回転カム2を回転させる動作が得られる。そしてそのまま放置すると圧縮ばねにより元の位置に戻るように構成されている。そして図1に示すように、両側板部18とそれらを連結する操作体取り付け面19からなるコの字形状の手動部材4を設け、手動部材4の側板面18の先端に突起部20を設けておき、両手動部材4の側板部18に軸心21を設けてベース部材1の側面8の軸心挿入孔11に差し込むことにより両者を揺動自在に組み付ける。そしてこのとき手動部材4の突起部20が連動部材3のV字凹部17にある程度深くにまで嵌った状態にしておく。また手動部材4の操作体取り付け面19に雌ねじ部22を形成し、手動部材4とベース部材1の両方に被さるような形状の操作体23を設け、取り付けねじにて手動部材4の操作体取り付け面19の雌ねじ部22に螺合することで両者を固定する。
図8は上記の状態から操作体23を上方向に揺動操作したときの側面軌跡図であり、図8(a)は操作前の状態を示しており、連動部材3はベース部材1内で最も上部に位置しており、操作体23は扉面に対してほぼ平行な位置にてぶら下がったような状態になっている。この状態から操作体23下部の取っ手部分24を上方向に揺動操作すると、図8(b)に示すようにV字凹部17内の手動部材4の突起部20が連動部材3を押し下げる動作になり、操作体23が約90度揺動した図8(c)の段階にまで至る。したがってこの図8(c)の状態で図7に示すラッチ錠42を解錠するために必要な回転カム2の回転角度が得られるように設定しておくとよい。また図8に示すようにベース部材1の側面8に各2箇所ずつ停止突起25を設けておき、手動部材4の揺動範囲を規制しておくとよい。すると思いっきり操作体23を持ち上げた状況においても停止突起25にて手動部材4の側板部18端部が当接して停止し、その段階で操作時の荷重が全て受け止められるため、連動部材3や回転カム2や角軸5にはそれ以上の力は掛からないことになり、強度面において非常に有効とされる。
また図8は操作体23によるラッチ錠42の解錠動作の軌跡図であり、実際での扉46の開閉においては解錠後に扉46を押し引きすることが必要である。つまり実際の操作としては図8(a)の状態から指等にて操作体23下部の取っ手部分24を引っ掛けて図8(c)の位置まで持ち上げ、そのまま操作体23を押し引きすることで扉46を開放する順序になる。したがって扉46を押して開放する側引いて開放する側どちらにおいても解錠操作自体は同じである。またここで、図8(c)の位置から扉46を引いて開放する場合はそのままの一連の動作にて操作可能である。ところが押して扉46を開放する場合は図8(c)の状態から押す操作を実施することになり、この動作で操作体23が下方に戻るような力が掛かるとよくないため、この図8(c)の操作体23の揺動角度が約90度で、ほぼ扉面に垂直になることが必要条件として挙げられる。
図9は扉46に装着した状態でのラッチ錠の操作部材の外観斜視図であり、デザイン性も重要であるため、操作体23で覆い被せることのできないベース部材1の上部範囲には化粧カバー26を取り付けておくとよい。また操作体23の取っ手部分24と扉面との隙間を指が入れにくくならない程度の最小寸法に設定しておくことで、全体としてフラット感がある形状を得ることができ、通行時に衣服や鞄の袖を引っ掛けるような危険性を低減させることが可能になる。また操作体23の形状は手動部材4に装着する結合部分さえ有しているならば他の部分は任意であり、様々なデザインにて実施することができる。
また次の構成としては、前述での連動部材3を用いずに、回転カム2のU字溝14と手動部材4の突起部20を直接直角方向に係合させることも可能である。この構成においても、ベース部材1にブッシュ6と角軸5を備えた回転カム2を空転するように配置するのは前述と同様である。しかし手動部材4の動作が、そのままのベース部材1の側面8に配置した軸心21を中心とする単純な回転動作であれば、当然手動部材4の先端の突起部20は円弧軌跡を移動する動作になるため、回転動作と共にその先端位置が前後方向に移動してしまい、回転カム2のU字溝14の厚みが極端に大きい場合でもない限り突起部20がU字溝14から外れてしまうような誤作動が生じることが想定される。
そこでさらに図10に示すような直線長孔28と略湾曲長孔29を有した軌跡設定板27を設け、ベース部材1の側面8の内側に装着しておく。また図11は手動部材4に操作体23を装着した状態の側面図であり、手動部材4の側板部18に2個所の円形ピン30を外側に向かって突出させた状態で配置しておく。そして図12に示すように軌跡設定板27の直線長孔28と略湾曲長孔29に2個の円形ピン30が嵌り込んだ状態で両者を組み込む。そして同時に回転カム2のU字溝14に手動部材4の突起部20を係合させた状態にしておく。すると図13に示すように手動部材4の揺動動作で2個所の円形ピン30が直線長孔28と略湾曲長孔29とに案内されるため固有の動作を得ることができ、手動部材4の突起部20の先端が略上下平行移動する軌跡を設定することが可能になる。
すると図14(a)に示す施錠状態から取っ手部分24を持って揺動操作すると、図14(b)の位置付近で突起部20が手前方向に移動し、図14(c)に示す解錠状態に至る動作になる。その結果回転カム2のU字溝14に手動部材4の突起部20を直接係合した状態においても、手動部材4先端の突起部20が上下方向に略平行移動するため両者が外れてしまうことは無く、手動部材4の揺動操作にて円滑な回転カム2の回転動作が得られる。またこの構成では、図14(a)や図14(c)の位置において傾いた回転カム2のU字溝14に同じく傾いた手動部材4の突起部20が直交した状態で係合することになるため、両者の当接条件はあまり優れているとはいえない。そこでU字溝14の内コーナー部分と突起部20の外コーナー部分の両方に比較的大きめのC面もしくはR面を設けておくとよい。
また別の構成としては、前記回転部材を垂直に起立した角軸5を備えかつ外周に歯部32を形成した図15に示すような回転歯車31として構成し、前述と同様の奥面7とその両側から起立する垂直な側面8とから形成された略コの字形状のベース部材1に回動自在に装着する。そして手動部材4には図16に示すように、駆動歯車33を片方のみの側板面18に軸心21を中心として一体化して固定しておき、図17に示すようにベース部材1の軸心挿入孔11に軸心21を嵌め込んで、扉面に対しての水平軸を中心に揺動するように手動部材4を装着する。そしてこのとき回転歯車31の歯部32と手動部材4の駆動歯車33の歯部32を直結させた状態で係合させておく。すると手動部材4の揺動操作にて回転歯車31の回転動作を得ることができ、角軸5の回転動作によりラッチ錠42の解錠を可能とすることができる。
しかしこの歯車同士を直角方向にて直結させる構成は、全体を組み付けた側面図である図18に示すように、歯と歯の間隔が大きく開いた特殊な形状の歯車を用いる必要性が生じる。また操作体23を装着した手動部材4の約90度の揺動操作角度で、回転歯車31と角軸5の解錠動作のために必要な適正な回転角度を得るように設定するためには、様々な制約が出てくる場合が想定される。さらには歯車として基本となるインボリュート歯車では実施しにくく、操作時にガタツキや遊びが生じることが改良の余地として残ると考えられる。また両歯車を直角方向に直結させる構成としては、図示はしないが歯形状が45度傾斜している複数のかさ歯車を用いて回転方向を直角方向に変換することも可能である。しかしこのかさ歯車を用いる手段も上記と同様に、かさ歯車のサイズの問題や、手動部材4の回転角度に対する回転歯車31の回転角度の設定の点で制約が多く、実際には使用しにくいと考えられる。
そこでさらに別の構成として、回転歯車31と手動部材4の駆動歯車33の間に前記の連動部材3に相当する直角2面ラック34を挿入する構成が有効である。その手段としては上記の構成と同様に、まず前記回転部材を、垂直に起立した角軸5を備えかつ外周に歯部32を形成した図19に示すような回転歯車31として形成し、奥面7とその両側から起立する垂直な側面8とから形成された略コの字形状のベース部材1に回動自在に装着する。また前記と同様に手動部材4の側板部18に駆動歯車33を配置して、軸心21を中心として一体化しておき、ベース部材1の側面8に扉面に対して水平軸を中心に揺動するように手動部材4を装着する。
そして次に扉面に対して横面と前面の両方にラック部35を形成した図20に示す形状の直角2面ラック34を設け、図21に示すように回転歯車31の歯部32と直角2面ラック34の横向きのラック部35を、同時に駆動歯車33の歯部32と直角2面ラック34の前向きのラック部35を共に係合させた状態でベース部材1に対して上下方向のみに移動可能な状態で配置する。また図22はさらに手動部材4に操作体23を取り付けた状態での軌跡を示す側面図であり、図22(a)の状態から操作体23を上方向に揺動動作させると、図22(b)に示すように手動部材4の揺動操作にて一旦直角2面ラック34の上下動作に変換し、その直角2面ラック34の上下動作により回転歯車31の回転動作を得ることができ、その結果ラッチ錠42を解錠することが可能になる。
またここで必要となる条件としては、回転歯車31が解錠に必要な回転角度を得るための直角2面ラック34の移動距離と、操作体23を約90度回転させたときの駆動歯車33を介した直角2面ラック34の移動距離を同じにすることが重要であり、この作業は駆動歯車33のピッチ円半径すなわち単位角度あたりの歯数を適宜設定することで容易に可能である。またこの構成においては、図22に示すように歯の形状は最も一般的なインボリュート歯車でよく、操作時のガタツキや遊びも最小限に低減でき、良好な操作感が得られると考えられる。
また上記での各々の構成においても共通することとして、施工時における扉面への取り付け作業の簡易化が重要とされている。その点においては、前述でのどの構成においても図1に示す状態の操作部材の機構部分を一旦扉46の両面に配置して、取り付けねじにて扉46を挟み込むようにして固定する作業は、図27に示す従来のレバーハンドル錠での座45にて扉46を挟み込むようにして固定する手順とほぼ同じである。そしてレバーハンドル錠においては、その後扉46の両側から角軸5を有したハンドル44と角孔15を有したハンドル44を互いに差し込んで固定するのみの作業で完了する。ところが本発明の操作部材においては図8や図14や図22等にて表記しているように、手動部材4の操作体取り付け面19の雌ねじ部22に操作体23を被せるようにして嵌め込んでねじにて固定する必要があり、また扉46の両側の操作体23にて同様の作業を実施しなければならないため、施工性においてはさらに簡易に実施できるように発展させる必要性が有ると想定される。
そこでその具体的な一例としては、図23に示すように手動部材4の操作体取り付け面19に結合凸部としての複数の結合ピン36を設けておき、図24に示すように操作体23にも結合凹部としての、操作体取り付け面19ががたつき無く嵌め込まれるような2枚の面からなる差込凹部37を設け、その面に結合ピン挿入溝38を形成しておく。そして押し込み傾斜面40と保持傾斜面41を有した固定ピース39を差込凹部37の結合ピン挿入溝38に直行する配置で一定方向にのみスライド移動するように配置し、さらに固定ピース39に圧縮ばねを付勢させて常に片方向に戻ろうとするように構成しておく。
図25は上記の構成の上面模式図であり、2ヵ所の結合ピン挿入溝38を有した差込凹部37に、押し込み傾斜面40と保持傾斜面41を有した固定ピース39を2個一定方向にのみ移動できるように規制した状態で対称な位置にて配置し、その間に圧縮ばねを両固定ピース39を互いに押し広げようとする方向に付勢させた状態で組み込んでおく。このとき結合ピン36が結合ピン挿入溝38に挿入された段階で先に当接する前面部分に角度の大きな押し込み傾斜面40を設けておき、その逆側に角度の極小さな保持傾斜面41を形成しておく。また図25では解りやすく表記するために、手動部材4においては、操作体取り付け面19に設けた結合ピン36のみを円形表記にて表示しておく。そして、さらに固定ピース39の端部が差込凹部37の端部から一定距離突出しているように設定しておくとよい。
図25(a)は、図23に示す構成の手動部材4の操作体取り付け面19に図24に示す操作体23を組み付ける際の、結合ピン36が結合ピン挿入溝38に差し込まれる直前の状態を示しており、この状態から手動部材4の操作体取り付け面19を差込凹部37に差し込むと、図25(b)に示すように結合ピン36が固定ピース39の押し込み傾斜面40に当接して圧縮ばねを撓ませながら横方向に固定ピース39を移動させ、さらに図25(c)に示すように結合ピン36が結合ピン挿入溝38の最奥の所定の位置に達した状態で固定ピース39が圧縮ばねの力により戻り、結合ピン36が結合ピン挿入溝38から抜けないように両者を装着することができる。そしてこの図25(c)の状態で結合ピン36は固定ピース39の保持傾斜面41に接した状態になり、この微小な傾斜面で結合ピン36を常に結合ピン挿入溝38の奥方向に押し付けた状態で保持することが可能になるため、ガタツキのない完全に噛み込んだ状態での操作体23の装着が、嵌め込むだけのワンタッチでの動作にて実施することが可能になる。
図26は図25(c)に示す状態での全体の側面図であり、操作体23の差込凹部37にガタツキ無く手動部材4の操作体取り付け面19を嵌め込むことで上下方向の遊びをなくし、同時に固定ピース39の保持傾斜面41と結合ピン36にて前後方向の遊びを無くすことが可能になる。また操作体23を離脱する手段としては、図25(c)の状態から両固定ピース39の端部を指で押し込むと図25(b)の状態にすることができ、この状態を保持したまま操作体23を手前に引くと機構部分から操作体23を外すことができる。またワンタッチでの着脱機構は上記の構成に限ったものではなく、結合凹部と結合凸部のどちらかにばね部材を有する固定ピース39を配置しておき、手動部材4の操作体取り付け面19に操作体23を嵌め込むことにより結合凹部と結合凸部が嵌り合って固定ピース39により両者を確実に組み付ける構成であれば他のどのような手段を用いてもよい。
本発明のラッチ錠の操作部材の、最初の構成の機構部分の斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、ベース部材の斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、角軸を備えた回転カムの斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、ブッシュの斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、最初の構成の連動部材の斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、最初の構成でのベース部材に回転カムと連動部材を組み付けた状態の斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、最初の構成での連動部材の上下移動による回転カムの回転動作を示す軌跡図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、最初の構成での操作体を装着した手動部材の揺動動作を連動部材の上下移動動作に変換する側面軌跡図である。 本発明のラッチ錠の操作部材を扉面に装着した状態の斜視図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、次の構成の軌跡設定板の平面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、次の構成の手動部材に操作体を取り付けた状態の側面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、次の構成の機構部分の正面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、次の構成の軌跡設定板と円形ピンを用いた突起部の動作を示す連続軌跡図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、次の構成の解錠操作を順に示した側面軌跡図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、別の構成の回転歯車の平面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、別の構成の駆動歯車を手動部材に装着した正面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、別の構成の機構部分の正面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、別の構成の組み付け側面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、さらに別の構成の回転歯車の平面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、さらに別の構成の直角2面ラックの平面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、さらに別の構成の機構部分の正面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、さらに別の構成の解錠操作を示す側面軌跡図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、操作体を手動部材にワンタッチで装着する構成の、機構部分の側面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、操作体を手動部材にワンタッチで装着する構成の、操作体の側面断面図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、操作体を手動部材にワンタッチで装着する構成の、嵌め込み固定動作を順に示す上面模式図である。 本発明のラッチ錠の操作部材の、操作体を手動部材にワンタッチで装着する構成の、装着後の側面図である。 従来のラッチ錠と、台座とハンドルと角軸からなるレバーハンドル錠の斜視図である。
1 ベース部材
2 回転カム
3 連動部材
4 手動部材
5 角軸
6 ブッシュ
7 奥面
8 側面
9 取り付け用柱
10 ブッシュ挿入孔
11 軸心挿入孔
12 ガイド面
13 停止辺
14 U字溝
15 角孔
16 連動ピン
17 V字凹部
18 側板部
19 操作体取り付け面
20 突起部
21 軸心
22 雌ねじ部
23 操作体
24 取っ手部分
25 停止突起
26 化粧カバー
27 軌跡設定板
28 直線長孔
29 湾曲長孔
30 円形ピン
31 回転歯車
32 歯部
33 駆動歯車
34 直角2面ラック
35 ラック部
36 結合ピン
37 差込凹部
38 結合ピン挿入溝
39 固定ピース
40 押し込み傾斜面
41 保持傾斜面
42 ラッチ錠
43 ハブ
44 ハンドル
45 座
46 扉

Claims (4)

  1. 扉に装着された箱形状のラッチ錠のハブの角孔に角軸を挿入し、その角軸を一定角度回転させることでラッチが出没して施解錠するように構成されているラッチ錠に適合し、ベース部材と、角軸を備えた回転部材と、手動部材を主部材とし、回転部材を扉面と平行な面上で回動するようにベース部材に装着し、手動部材を扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作可能なようにベース部材に配置し、回転部材と手動部材の間に連動部材を設けて3者を互いに係合させ、手動部材を揺動移動する操作にてラッチ錠を解錠可能とした構成の操作部材であって、前記ベース部材は、扉面に密着する奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状で、前記回転部材を、垂直に起立した角軸を備えかつ片端部に連動凹部を形成した回転カムとして構成し、連動部材を設けて連動凹部と連動凸部を形成し、手動部材に連動凸部と軸心を設け、ベース部材の奥面に角軸を中心として回転動作可能なように回転カムを配置し、連動部材を直線移動のみ可能な状態でベース部材に装着し、さらに手動部材をベース部材の側面に軸心にて揺動自在に装着し、このとき回転部材の連動凹部と連動部材の連動凸部を係合させた状態で配置し、同時に手動部材の連動凸部に連動部材の連動凹部を係合させた状態で組み込み、手動部材の揺動操作を一旦連動部材の直線移動動作に変換し、さらに連動部材の直線移動動作にて回転カムの回転動作を得ることで、ラッチ錠を解錠可能とすることを特徴とするラッチ錠の操作部材。
  2. 扉に装着された箱形状のラッチ錠のハブの角孔に角軸を挿入し、その角軸を一定角度回転させることでラッチが出没して施解錠するように構成されているラッチ錠に適合し、ベース部材と、角軸を備えた回転部材と、手動部材を主部材とし、回転部材を扉面と平行な面上で回動するようにベース部材に装着し、手動部材を扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作可能なようにベース部材に配置し、回転部材と手動部材に連動凹部と連動凸部を設けて互いを係合させ、手動部材を揺動移動する操作にてラッチ錠を解錠可能とした構成の操作部材であって、前記ベース部材は、扉面に密着する奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状で、前記回転部材を、垂直に起立した角軸を備えかつ片端部に連動凹部を形成した回転カムとして構成し、手動部材に連動凸部を形成しておき、さらにベース部材の側面と手動部材に2個所の円形ピンと直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔を振り分けて形成し、直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔に各々円形ピンを嵌め込んだ状態で両者を組み付け、このとき回転カムの連動凹部に手動部材の連動凸部を直接係合しておき、手動部材の扉面に対して垂直な面上での略揺動操作により、2個所の円形ピンが直線形状の長孔と略湾曲形状の長孔とを同時に移動しながら手動部材の連動凸部の先端が略直線移動する固有の動作にて回転カムの回転動作を得ることで、ラッチ錠を解錠可能としたことを特徴とするラッチ錠の操作部材。
  3. 扉に装着された箱形状のラッチ錠のハブの角孔に角軸を挿入し、その角軸を一定角度回転させることでラッチが出没して施解錠するように構成されているラッチ錠に適合し、ベース部材と、角軸を備えた回転部材と、手動部材を主部材とし、回転部材を扉面と平行な面上で回動するようにベース部材に装着し、手動部材を扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作可能なようにベース部材に配置し、回転部材と手動部材に連動部分を設けて互いに係合させ、手動部材を揺動移動する操作にてラッチ錠を解錠可能とした構成の操作部材であって、前記回転部材を、垂直に起立した角軸を備えかつ外周に歯部を形成した回転歯車として構成し、奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状のベース部材に扉面と平行な面上で回動するように装着し、ベース部材の側面に軸心を設けて扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作するように手動部材を装着し、手動部材には軸心を中心として配置された駆動歯車を一体化して装着しておき、このとき回転歯車の歯部と手動部材の駆動歯車の歯部を直結させた状態で係合させておき、手動部材の扉面に対して垂直な面上での略揺動動作にて回転歯車の回転動作を得ることで、ラッチ錠を解錠可能としたことを特徴とするラッチ錠の操作部材。
  4. 扉に装着された箱形状のラッチ錠のハブの角孔に角軸を挿入し、その角軸を一定角度回転させることでラッチが出没して施解錠するように構成されているラッチ錠に適合し、ベース部材と、角軸を備えた回転部材と、手動部材を主部材とし、回転部材を扉面と平行な面上で回動するようにベース部材に装着し、手動部材を扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作可能なようにベース部材に配置し、回転部材と手動部材の間に直角2面ラックを設けて3者を互いに係合させ、手動部材を揺動移動する操作にてラッチ錠を解錠可能とした構成の操作部材であって、前記回転部材を、垂直に起立した角軸を備えかつ外周に歯部を形成した回転歯車として構成し、奥面とその両側から起立する垂直な側面とから形成された略コの字形状のベース部材に回動自在に装着し、ベース部材の側面に軸心を設けて扉面に対して垂直な面上にて略揺動動作するように手動部材を装着し、手動部材には軸心を中心として配置された駆動歯車を一体化して装着しておき、さらに扉面に対して平行な横面と垂直な前面両方にラック部を形成した直角2面ラックを設け、ベース部材に対して直線移動のみ可能な状態で直角2面ラックを配置し、このとき回転歯車の歯部と直角2面ラックの横面のラック部を、同時に駆動歯車の歯部と直角2面ラックの前面のラック部を共に係合させておき、手動部材の扉面に対して垂直な面上での略揺動動作にて回転歯車の回転動作を得ることで、ラッチ錠を解錠可能とすることを特徴とするラッチ錠の操作部材。
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