JP6503576B2 - ラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラッチ装置に関し、より詳細には、ラッチ機構により保持された扉体の全閉状態を解除するためのラッチ装置に関するものである。
従来、例えば四輪自動車等の車両において、扉体としてのスライドドアに設けられたラッチ装置は、ラッチ機構と、インサイドハンドルレバーと、アウトサイドハンドルレバーと、オープンレバーとを備えて構成されている。
ラッチ機構は、車両本体側にあるストライカと係合してスライドドアを車両本体に対して全閉状態(完全閉状態)に保持するものである。インサイドハンドルレバーは、スライドドアのインサイドパネルに設けられたインサイドハンドルの開操作により開放動作を行うものである。アウトサイドハンドルレバーは、スライドドアのアウトサイドパネルに設けられたアウトサイドハンドルの開操作により開放動作を行うものである。オープンレバーは、ラッチ機構に連係し、インサイドハンドルレバー若しくはアウトサイドハンドルレバーの開放動作により開扉動作を行い、この開扉動作によりラッチ機構によるスライドドアの全閉状態を解除するものである。
このようなラッチ装置においては、適用されるスライドドアを自動で開閉動作させるためには、自動での開閉動作に先立ってインサイドハンドル若しくはアウトサイドハンドルの開操作を検出してスライドドアの全閉状態を解除させる必要があり、これによりインサイドハンドルの開操作を検出する手段、並びにアウトサイドハンドルの開操作を検出する手段を設ける必要があった。
そこで、インサイドハンドルの開操作及びアウトサイドハンドルの開操作を検出する共通の検出手段を設けることで部品点数の削減による製造コストの低減化を図るべく、インサイドハンドルレバー、アウトサイドハンドルレバー及びオープンレバーを共通の回転軸の中心軸回りに揺動可能に配設して、インサイドハンドルレバー及びアウトサイドハンドルレバーの開放動作を検出する共通の検出手段を設けたラッチ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3591349号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されているラッチ装置では、インサイドハンドルレバー等を共通の回転軸の中心軸回りに揺動可能に配設しているので、回転軸の軸方向の長さが大きくなってしまい、結果的に装置全体の厚み方向が長大化してしまう問題があった。このように厚み方向の長さが長大化したラッチ装置では、スライドドアの厚みの増大化を招来してしまうことになり好ましくない。特に軽自動車のように車両の幅方向の大きさに規制がある場合には、スライドドアの厚みの増大化は車内空間の狭小化を招来して好ましくない。
本発明は、上記実情に鑑みて、部品点数の削減による製造コストの低減化を図りつつ、薄型化を図ることができるラッチ装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るラッチ装置は、車両本体に対して開閉可能な扉体に配設され、かつ前記扉体を前記車両本体に対して全閉状態に保持するラッチ機構と、前記ラッチ機構に連係し、かつ揺動可能に配設されたオープンレバーとを備え、前記オープンレバーを開扉動作させることにより前記ラッチ機構により保持された前記扉体の全閉状態を解除するラッチ装置において、前記扉体に設けられたアウトサイドハンドルの開操作により、軸心回りに揺動する態様で開放動作するアウトサイドハンドルレバーと、前記扉体に設けられたインサイドハンドルが開操作された場合だけでなく、開放動作する前記アウトサイドハンドルレバーに当接された場合にも、前記アウトサイドハンドルレバーとは異なる軸心回りに揺動する態様で開放動作するインサイドハンドルレバーと、前記インサイドハンドルレバーと前記オープンレバーとの間で伝達状態と非伝達状態とに切替可能に介在し、かつ伝達状態となる場合には、前記インサイドハンドルレバーの開放動作を伝達させて前記オープンレバーを開扉動作させる一方、非伝達状態となる場合には、前記インサイドハンドルレバーの開放動作が前記オープンレバーに伝達することを規制する施解錠手段と、前記インサイドハンドルレバーの開放動作を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ラッチ装置において、前記インサイドハンドルレバーは、前記インサイドハンドルの開操作を伝達するリモートコントロール装置を介して該インサイドハンドルに連係していることを特徴とする。
また本発明は、上記ラッチ装置において、前記インサイドハンドルレバーは、前記オープンレバーと共通の軸心回りに揺動することを特徴とする。
また本発明は、上記ラッチ装置において、前記インサイドハンドルレバーは、半閉状態の扉体を全閉状態にさせるクローズ動作及び扉体の全閉状態を解除させるリリース動作を前記ラッチ機構に行わせるクローズ・リリース装置に連結部材を介して連結され、かつ前記開放動作を行う場合に該クローズ・リリース装置による前記クローズ動作を中断させることを特徴とする。
また本発明は、上記ラッチ装置において、前記ラッチ機構は、前記施解錠手段が伝達状態で前記インサイドハンドルレバーが開放動作される場合に、前記クローズ・リリース装置により前記リリース動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、第2ハンドルレバーが、第2操作ハンドルの開操作により、あるいは開放動作する第1ハンドルレバーに当接されることにより開放動作するので、検出手段が第2ハンドルレバーの開放動作を検出するだけで、第1操作ハンドルの開操作及び第2操作ハンドルの開操作を検出することができ、従来のようにアウトサイドハンドルの開操作を検出する検出手段及びインサイドハンドルの開操作を検出する検出手段を必要とせず、部品点数の削減を図ることができる。しかも第2ハンドルレバーは、第1ハンドルレバーの軸心とは異なる軸心回りに揺動可能であるので、従来のようなアウトサイドハンドルレバー、インサイドハンドルレバー及びオープンレバーを一軸構成とするのに比べて、装置全体の厚みを低減させることができる。従って、部品点数の削減による製造コストの低減化を図りつつ、薄型化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるラッチ装置が適用された車両の一部を示す側面図である。 図2は、本発明の実施の形態であるラッチ装置を車両外側から見た説明図である。 図3は、本発明の実施の形態であるラッチ装置を後方側から見た斜視図である。 図4は、図2及び図3に示した本実施の形態であるラッチ装置の要部を車両外側から見た説明図である。 図5は、図2及び図3に示した本実施の形態であるラッチ装置の要部を車両本体側から見た説明図である。 図6は、ラッチ機構を前方側から見た模式図である。 図7は、ラッチ機構を前方側から見た模式図である。 図8は、ラッチ機構を前方側から見た模式図である。 図9は、本発明の実施の形態であるラッチ装置の主たる構成要素の位置関係を模式的に示す説明図である。 図10は、本発明の実施の形態であるラッチ装置の主たる構成要素の位置関係を模式的に示す説明図である。 図11は、本発明の実施の形態であるラッチ装置の主たる構成要素の位置関係を模式的に示す説明図である。 図12は、本発明の実施の形態であるラッチ装置の主たる構成要素の位置関係を模式的に示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るラッチ装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるラッチ装置が適用された車両の一部を示す側面図である。また図2及び図3は、それぞれ本発明の実施の形態であるラッチ装置を示すものであり、図2は車両外側から見た説明図であり、図3は後方側から見た斜視図である。ここで例示するラッチ装置1は、例えば四輪自動車等の車両において、車両本体BDに対して開閉可能に配設された扉体であるスライドドアSDに適用されるものである。このラッチ装置1は、ベースプレート10、ラッチ機構20a及び開扉機構20bを備えて構成してある。
ベースプレート10は、板金から成り、屈曲角が鈍角となる態様で屈曲している。このベースプレート10は、屈曲部分より前方側に延びる第1ベースプレート部10aと、該屈曲部分より車両外側に延びる第2ベースプレート部10bとを有している。
ラッチ機構20aは、第2ベースプレート部10bの上方側にカバープレート15を介して第1ベースプレート部10aに取り付けられたラッチハウジング16と、上記カバープレート15との間に収納されている。このラッチ機構20aは、従前のものと同様に、車両本体BDに設けたストライカS(図6等参照)を噛合保持するためのもので、ラッチ21とラチェット26とを備えて構成してある。
図4及び図5は、それぞれ図2及び図3に示した本実施の形態であるラッチ装置において、ベースプレート、ラッチハウジング及びカバープレート等の図示を省略したものであり、図4は車両外側から見た説明図であり、図5は車両本体側から見た説明図である。これら図4及び図5も適宜利用してラッチ装置1の構成について説明する。
ラッチ21は、ラッチハウジング16及びカバープレート15により形成される水平切欠溝17よりも下方となる位置に、車両の前後方向に沿って略水平に延在するラッチ軸22の軸心回りに揺動可能に配設してある。このラッチ21は、噛合溝21a、フック部21b及び係止部21cを有している。
噛合溝21aは、ラッチ21の外周面からラッチ軸22に向けて形成したもので、ストライカSを収容することのできる幅に形成してある。フック部21bは、図4及び図5に示すように、噛合溝21aを上方に向けて開口させた場合に該噛合溝21aよりも車両本体側に位置する部分である。係止部21cは、図4及び図5に示すように、噛合溝21aを上方に向けて開口させた場合に該噛合溝21aよりも車両外側に位置する部分である。
また、ラッチ21は、ラッチ軸22を巻回する態様で該ラッチ21とラッチハウジング16との間に配設されたラッチスプリング23により前方側から見た場合に常時反時計回りの方向に付勢されている。更に、上記ラッチ21には、図4及び図5に示すように、ラッチ軸22の下方側において該ラッチ軸22と平行となる態様で延在するラッチピン24が設けてある。
ラチェット26は、水平切欠溝17よりも上方となる位置に、車両の前後方向に沿って略水平に延在するラチェット軸27の軸心回りに揺動可能に配設してあり、係合爪26aを有している。
係合爪26aは、図4及び図5に示すように、ラチェット軸27から車両外側に向けて径外方向に延在する部分である。この係合爪26aは、ラチェット26が前方側から見て時計回りの方向に揺動した場合にその端面を介して上記ラッチ21のフック部21b及び係止部21cのいずれかに係合することが可能である。
このようなラチェット26には、ラチェットレバー28が設けてある。ラチェットレバー28は、ラチェット26と同様に、ラチェット軸27を介して該ラチェット軸27の軸心回りに揺動可能に配設してあり、ラチェット26と一体的に揺動するものである。このようなラチェットレバー28とラッチハウジング16との間には、ラチェットレバー28を前方側から見た場合に常時時計回りに向けて付勢するラチェットレバースプリング(図示せず)が設けてある。これによりラチェット26は、前方側から見た場合に常時時計回りの方向に付勢されている。
このようなラッチ機構20aの動作について先に説明する。図6〜図8は、それぞれラッチ機構20aを前方側から見た模式図である。車両本体BDに対してスライドドアSDが開移動した状態にある場合、ラッチ機構20aは、図6に示すように、噛合溝21aが車両本体側に向けて開口させて水平切欠溝17(図3参照)を開放する開放状態となる。
車両本体BDに対してスライドドアSDを閉移動させる結果、ラッチ機構20aにおいては、ストライカSがラッチ21の噛合溝21aに相対的に進入してラッチ21に当接することにより、該ラッチ21がラッチスプリング23の付勢力に抗して揺動し、図7に示すようにラチェット26の係合爪26aがラッチ21の係止部21cと係合したハーフラッチ状態、あるいは、図8に示すようにラチェット26の係合爪26aがラッチ21のフック部21bと係合したフルラッチ状態となる。ここで、ラッチ機構20aがハーフラッチ状態になるときには、スライドドアSDは車両本体BDに対して半閉状態になっており、ラッチ機構20aがフルラッチ状態になるときには、スライドドアSDは車両本体BDに対して全閉状態になっている。
そして、ラッチ機構20aの近傍には、図2に示すようにハーフラッチスイッチSW1、フルラッチスイッチSW2及びラチェットスイッチSW3が設けてある。ハーフラッチスイッチSW1は、図には明示しないが、ハーフラッチ状態となる場合にラッチ21とともに揺動するラッチスイッチレバーのカム面に当接されてオン信号を図示せぬ制御手段に与えるものである。フルラッチスイッチSW2は、フルラッチ状態となる場合に上記ラッチスイッチレバーのカム面に当接されてオン信号を制御手段に与えるものである。ラチェットスイッチは、ラチェットレバー28と一体的に揺動する図示せぬラチェットスイッチレバーに当接される場合にオン信号を制御手段に与えるものである。
開扉機構20bは、クローズレバー30と、アウトサイドハンドルレバー(第1ハンドルレバー)40と、インサイドハンドルレバー(第2ハンドルレバー)50と、オープンレバー60とを備えて構成してある。
クローズレバー30は、ベースプレート10における第2ベースプレート部10bに配設された第1レバー軸31の軸心回りに揺動可能に配設してある。このクローズレバー30は、クローズ基部32と、クローズ当接部33と、クローズ係止部34とを有している。
クローズ基部32は、図2〜図5において第1レバー軸31から車両本体側に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、その延在端部が第1ケーブルC1を介してクローズ・リリース装置2に接続してある。
クローズ・リリース装置2は、図には明示しないが、正逆回転可能なモータを備えて構成されるもので、モータを正回転駆動させる場合には、第1ケーブルC1を引張作動するものである。一方、モータを逆回転駆動させる場合には、第2ケーブルC2を通じて連結されるリモートコントロール装置3(図1、図2参照)に後述するインサイドハンドルロッドR1を引張作動させるものである。
クローズ当接部33は、図2〜図5において第1レバー軸31から車両外側の上方側に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、その車両本体側を臨む面がクローズ当接面33aを形成している。クローズ係止部34は、クローズレバー30の外周面から車両外側に向けて突出した部分である。
このようなクローズレバー30は、第2ベースプレート部10bとの間にクローズレバースプリング35が介装されており、かかるクローズレバースプリング35により前方側から見た場合に常時時計回りの方向に付勢されている。これによりクローズレバー30は、図2に示すようにクローズ係止部34が第2ベースプレート部10bに設けられた係止片11の縁部に係止して待機姿勢が決められている。かかる待機姿勢においては、クローズレバー30は、クローズ当接部33のクローズ当接面33aがラッチピン24の車両外側に位置している。
アウトサイドハンドルレバー40は、第1ベースプレート部10aの上方部に配設された第2レバー軸41の軸心回りに揺動可能に配設してある。より詳細に説明すると、第2レバー軸41は、第1ベースプレート部10aの上方部において車両外側に向けて延在した後に上方に向けて延在するレバー支持片12に車両内外方向に沿って延在する態様で配設されている。よって、アウトサイドハンドルレバー40は、レバー支持片12において第2レバー軸41の軸心回りに揺動可能に配設してある。このアウトサイドハンドルレバー40は、アウトサイドハンドル基部42とアウトサイドハンドル当接部43とを有している。
アウトサイドハンドル基部42は、図2〜図5において第2レバー軸41から下方に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、アウトサイドハンドルロッドR2を介してアウトサイドハンドル4を構成するアウトサイドハンドル機構に直接に接続してある。アウトサイドハンドル機構は、スライドドアSDのアウトサイドパネルに設けられたアウトサイドハンドル4が開操作された場合に、アウトサイドハンドルロッドR2を押出作動するものである。
アウトサイドハンドル当接部43は、図2〜図5において第2レバー軸41から前方側に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、その延在端部の下端部分にアウトサイドハンドル当接面43aが形成してある。
インサイドハンドルレバー50は、第1ベースプレート部10aの中央部に車両内外方向に沿って延在する態様で配設された第3レバー軸51の軸心回りに揺動可能に配設してある。このインサイドハンドルレバー50は、アウトサイドハンドルレバー40よりも第1ベースプレート部10aに近接する位置にあり、インサイドハンドル基部52、インサイドハンドル当接部53、インサイドハンドル作用部54及びインサイドハンドル突片55を有している。
インサイドハンドル基部52は、図2〜図5において第3レバー軸51から下方に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、異形孔521及び揺動許容孔522が形成してある。
異形孔521は、第1異形孔部521aと第2異形孔部521bとを有している。第1異形孔部521aは、第3レバー軸51に近接する個所から図2〜図5において下方に向けて延在し、上下方向が長手方向となる長孔形状を有している。第2異形孔部521bは、第1異形孔部521aのうち第3レバー軸51に最も離隔した部分に連続して形成され、第3レバー軸51の中心軸を中心として図2〜図5において後方側に円弧状に延在する長孔形状を有している。
揺動許容孔522は、図2〜図5において異形孔521よりも下方に形成されており、第3レバー軸51の中心軸を中心として円弧状に延在する長孔形状を有している。この揺動許容孔522には、第1接続部材523が揺動許容孔522の延在方向に沿って移動可能な態様で配設してある。
第1接続部材523は、インサイドハンドルロッドR1の一端が接続してあり、該インサイドハンドルロッドR1を介してリモートコントロール装置3に連結してある。リモートコントロール装置3は、スライドドアSDのインサイドパネルに設けられたインサイドハンドル5及びロックノブ6に連係している。このリモートコントロール装置3は、インサイドハンドル5が開操作された場合には、インサイドハンドルロッドR1を引張作動するものであり、ロックノブ6の操作位置に関わらずロック用ロッドR3を引張作動するものである。
インサイドハンドル当接部53は、図2〜図5において第3レバー軸51から後方側上方に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、インサイドハンドルピン53aが設けてある。インサイドハンドルピン53aは、インサイドハンドル当接部53の延在端部において車両外側に向けて突出するよう設けてある。
インサイドハンドル作用部54は、図2〜図5において第3レバー軸51から前方側上方に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、第2接続部材541及びスイッチ用ブラケット542が設けてある。
第2接続部材541は、第3ケーブル(連結部材)C3の一端が接続してあり、該第3ケーブルC3を介してクローズ・リリース装置2の無効化レバー(図示せず)に連結してある。無効化レバーは、それが揺動することによりクローズ・リリース装置2におけるモータの正回転駆動による第1ケーブルC1の引張作動を無効化するものである。スイッチ用ブラケット542は、インサイドハンドル作用部54の延在端部に設けてある。
インサイドハンドル突片55は、図2〜図5においてインサイドハンドルレバー50の前縁部より前方側に突出するものであり、その突出端部が車両外側に屈曲して構成してある。
このようなインサイドハンドルレバー50は、インサイドハンドル基部52の延在端部にインサイドハンドルレバースプリング56の一端が係止されることで、第1ベースプレート部10aとの間にインサイドハンドルレバースプリング56が介在し、該インサイドハンドルレバースプリング56によって車両外側から見た場合に常時反時計回りに付勢されて待機姿勢に配置される。かかるインサイドハンドルレバー50が待機姿勢にある場合、インサイドハンドル作用部54に設けたスイッチ用ブラケット542は、第1ベースプレート部10aの上方部に設けられたインサイドハンドルレバースイッチ(検出手段)SW4の接触子100を押圧している。ここでインサイドハンドルレバースイッチSW4は、接触子100が押圧される場合にはオフとなり、該接触子100が押圧されずにフリーな状態となるとオン信号を制御手段に与えるものである。
オープンレバー60は、上記第3レバー軸51の軸心回りに揺動可能に配設してある。より詳細に説明すると、オープンレバー60は、第1ベースプレート部10aとインサイドハンドルレバー50との間にてインサイドハンドルレバー50と共通の軸心回りに揺動可能に配設してあり、オープン基部61、オープン当接部62及びオープン突片63を有している。
オープン基部61は、図5において第3レバー軸51から下方に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分であり、ロッキング孔64が形成してある。ロッキング孔64は、第1ロッキング孔部64aと第2ロッキング孔部64bとを有している。第1ロッキング孔部64aは、第3レバー軸51に近接する個所から図5において下方に向けて延在し、上下方向が長手方向となる長孔形状を有している。第2ロッキング孔部64bは、第1ロッキング孔部64aのうち第3レバー軸51に最も近接した部分に連続して形成され、図5において後方側斜め上方に向けて延在する長孔形状を有している。
オープン当接部62は、図5において第3レバー軸51から後方側に向かう態様で径外方向に向けて延在する部分である。このオープン当接部62にはオープン当接片62aが形成してある。オープン当接片62aは、オープン当接部62の延在端部の下部より車両外側に向けて屈曲することで形成してある。
オープン突片63は、図5においてオープンレバー60の前縁部より前方側に突出するものであり、その突出端部が車両外側に屈曲して構成してある。
このようなオープンレバー60は、上記インサイドハンドルレバー50との間に次のような関係がある。すなわち、オープンレバー60のロッキング孔64と、インサイドハンドルレバー50の異形孔521とには、ロックピン70が挿通している。このロックピン70は、車両本体側の一端が拡径となるものであり、ロッキング孔64及び異形孔521を移動可能なものである。かかるロックピン70は、ロッキングレバー80に移動可能に保持されるものである。
ロッキングレバー80は、図2〜図5において自身のロッキング軸部81が第1ベースプレート部10aに形成された軸支孔13に軸支されることで該ロッキング軸部81の軸心回りに揺動可能に配設してある。このロッキングレバー80は、インサイドハンドルレバー50及びオープンレバー60よりも前方側に配設してあり、ロック基部82、ロック作用部83、ロックピン保持部84及びロック連係部85を有している。
ロック基部82は、ロッキング軸部81から前方側に向かう態様で延在する部分である。ロック作用部83は、ロッキング軸部81から上方に向かう態様で延在する部分である。このロック作用部83の延在端部にはロック用ロッドR3が接続してある。
ロックピン保持部84は、ロック作用部83の一縁部より後方に向かう態様で延在する部分である。このロックピン保持部84には、第3レバー軸51の中心軸を中心として円弧状に延在するロックピン保持用長孔84aが形成してある。かかるロックピン保持部84は、ロックピン保持用長孔84a、異形孔521及びロッキング孔64を挿通する態様でロックピン70を保持している。
ロック連係部85は、ロッキング軸部81から前方側下方に向かう態様で延在する部分である。このロック連係部85の延在端部には、連係レバー86が回動可能に設けてある。この連係レバー86は、先端部がロック連係部85の延在端部に回動可能に連結してあるとともに、基端部が施解錠機構87に回動可能に連結してある。ここで施解錠機構87は、制御手段から指令が与えられた場合に駆動するアクチュエータを内蔵するものである。ここで図2〜図5中の符号88は、施解錠機構87をスライドドアSDのインサイドパネルに取り付けるための取付部材である。
このような構成を有するロッキングレバー80は、ロック基部82の延在端部にロッキングスプリング89の一端が係止されることで、第1ベースプレート部10aとの間にロッキングスプリング89が介在し、所定の姿勢に保持される。
ロッキングレバー80は、常態においては、図4及び図5の二点鎖線で示すようにロックピン70を異形孔521における第1異形孔部521aのうち第3レバー軸51から最も離隔したロック位置に保持させるものである。一方、ロッキングレバー80は、ロック用ロッドR3が引張作動した場合、若しくは施解錠機構87のアクチュエータが駆動した場合、ロッキングスプリング89の保持力に抗して車両外側から見た場合に反時計回りに揺動して、図4及び図5に示すように、ロックピン70を異形孔521における第1異形孔部521aのうち第3レバー軸51から最も近接するアンロック位置に保持させるものである。
以上のような構成を有するラッチ装置1の動作について説明する。図9は、本発明の実施の形態であるラッチ装置1の主たる構成要素の位置関係を模式的に示す説明図である。この図9においては、ラッチ機構20aがフルラッチ状態となっており、スライドドアSDが車両本体BDに対して全閉状態になっている。また、ロックピン70はアンロック位置に位置している。
このような状態においてインサイドハンドル5が開操作されると、リモートコントロール装置3がインサイドハンドルロッドR1を引張作動する。このようにリモートコントロール装置3がインサイドハンドルロッドR1を引張作動させることで、インサイドハンドルレバー50は図9において時計回りに揺動する態様で開放動作する。
このようにインサイドハンドルレバー50が開放動作することで、インサイドハンドルレバー50は、インサイドハンドル作用部54に接続された第3ケーブルC3を引張作動させるとともに、インサイドハンドル作用部54に設けられたスイッチ用ブラケット542をインサイドハンドルレバースイッチSW4の接触子100から離脱させる。
第3ケーブルC3を引張作動させることでクローズ・リリース装置2の無効化レバーを揺動させる。尚、今回の動作においては、クローズ・リリース装置2の駆動は関係ないのでこれ以上の説明は割愛する。
スイッチ用ブラケット542の離脱によって、インサイドハンドルレバースイッチSW4では、接触子100の押圧が解除されてフリーな状態となり、オン信号を制御手段に与える。これにより、インサイドハンドルレバー50が開放動作されたことが検出される。
また、インサイドハンドルレバー50が開放動作することで、アンロック位置に位置するロックピン70を第1異形孔部521aの後方側縁部が押圧し、押圧されたロックピン70がロッキング孔64における第1ロッキング孔部64aの前方側縁部を押圧する。これにより図10に示すように、オープンレバー60もインサイドハンドルレバー50と一体的に時計回りに揺動する態様で開扉動作する。
このようにオープンレバー60が開扉動作することで、オープン当接部62のオープン当接片62aがラチェットレバー28を押圧する。これによりラチェットレバー28及びラチェット26は、ラチェットレバースプリングの付勢力に抗して図10において反時計回りの方向に揺動する。その結果、ラチェット26の係合爪26aとラッチ21のフック部21bとの係合状態は解除され、ラッチ21は、ラッチスプリング23の付勢力により図10において反時計回りの方向に揺動することにより、スライドドアSDを開動させることができる。
図9に示した状態においてアウトサイドハンドル4が開操作されると、アウトサイドハンドルロッドR2が押出作動する。このようにアウトサイドハンドルロッドR2が押出作動すると、アウトサイドハンドルレバー40が図9において反時計回りに揺動する態様で開放動作する。アウトサイドハンドルレバー40が開放動作することで、アウトサイドハンドル当接部43のアウトサイドハンドル当接面43aがインサイドハンドルピン53aに当接する結果、インサイドハンドルレバー50は時計回りに揺動する態様で開放動作する。
このようにインサイドハンドルレバー50が開放動作することで、インサイドハンドルレバー50は、インサイドハンドル作用部54に接続された第3ケーブルC3を引張作動させるとともに、インサイドハンドル作用部54に設けられたスイッチ用ブラケット542をインサイドハンドルレバースイッチSW4の接触子100から離脱させる。
第3ケーブルC3を引張作動させることでクローズ・リリース装置2の無効化レバーを揺動させる。尚、今回の動作においては、クローズ・リリース装置2の駆動は関係ないのでこれ以上の説明は割愛する。
スイッチ用ブラケット542の離脱によって、インサイドハンドルレバースイッチSW4では、接触子100の押圧が解除されてフリーな状態となり、オン信号を制御手段に与える。これによりインサイドハンドルレバー50が開放動作されたことが検出される。
また、インサイドハンドルレバー50が開放動作することで、アンロック位置に位置するロックピン70を第1異形孔部521aの後方側縁部が押圧し、押圧されたロックピン70がロッキング孔64における第1ロッキング孔部64aの前方側縁部を押圧する。これにより図11に示すように、オープンレバー60もインサイドハンドルレバー50と一体的に時計回りに揺動する態様で開扉動作する。
このようにオープンレバー60が開扉動作することで、オープン当接部62のオープン当接片62aがラチェットレバー28を押圧する。これによりラチェットレバー28及びラチェット26は、ラチェットレバースプリングの付勢力に抗して図11において反時計回りの方向に揺動する。その結果、ラチェット26の係合爪26aとラッチ21のフック部21bとの係合状態は解除され、ラッチ21は、ラッチスプリング23の付勢力により図11において反時計回りの方向に揺動することにより、スライドドアSDを開動させることができる。
一方、ロックピン70がロック位置に位置する場合には、インサイドハンドルレバー50の開操作、あるいはアウトサイドハンドルレバー40の開操作によってインサイドハンドルレバー50が開放動作しても、ロックピン70はインサイドハンドルレバー50の異形孔521における第2異形孔部521bを相対的に移動するために該インサイドハンドルレバー50からは押圧されず、これによりオープンレバー60が開扉動作することはない。このように、ロックピン70がアンロック位置に位置する場合には、インサイドハンドルレバー50の開放動作がオープンレバー60に伝達する伝達状態にあり、ロックピン70がロック位置に位置する場合には、インサイドハンドルレバー50の開放動作がオープンレバー60に伝達しない非伝達状態にある。換言すると、インサイドハンドルレバー50は、伝達状態及び非伝達状態に関わらず、アウトサイドハンドル4の開操作、あるいはインサイドハンドル5の開操作によって開放動作するものである。
また、本実施の形態においては、ロックピン70がアンロック位置に位置した状態でインサイドハンドルレバースイッチSW4によりインサイドハンドルレバー50の開放動作が検出されると、クローズ・リリース装置2が制御手段から与えられる指令によりモータを逆回転駆動させる。このようにクローズ・リリース装置2がモータを逆回転駆動させることにより、第2ケーブルC2を通じて連結されるリモートコントロール装置3がインサイドハンドルロッドR1を引張作動させる。これによりインサイドハンドル5が開放動作するとともにオープンレバー60が開扉動作してラッチ機構20aのフルラッチ状態を解除するリリース動作を行わせることができる。
ところで、図12に示すようにラッチ機構20aがハーフラッチ状態にあることがハーフラッチスイッチSW1により検出されると、ハーフラッチスイッチSW1よりオン信号が与えられた制御手段がクローズ・リリース装置2のモータを正回転駆動させる。モータが正回転駆動させることで、クローズ・リリース装置2は第1ケーブルC1を引張作動する。
クローズ・リリース装置2が第1ケーブルC1を引張作動することで、クローズレバー30は、クローズレバースプリング35の付勢力に抗して前方側から見た場合に反時計回りに揺動し、クローズ当接面33aがラッチピン24に当接して押圧する。これにより、ラッチ機構20aにおいては、ラッチ21が前方側から見た場合に時計回りに回転し、その後にラチェット26の係合爪26aがラッチ21のフック部21bに係合してフルラッチ状態となり、ラッチ機構20aにクローズ動作を行わせることができる。
その一方、クローズ・リリース装置2によりクローズ動作が行われている最中に、アウトサイドハンドル4が開操作若しくはインサイドハンドル5の開操作等を契機としてインサイドハンドルレバー50が開放動作する場合、上述したようにインサイドハンドルレバー50の開放動作により第3ケーブルC3を引張作動させるので、クローズ・リリース装置2の無効化レバーが揺動し、該クローズ・リリース装置2による第1ケーブルC1の引張作動、すなわちクローズ動作は無効化される。従って、クローズ・リリース装置2によるクローズ動作は中断される。
以上説明したように、本発明の実施の形態においては、インサイドハンドルレバー50の異形孔521、オープンレバー60のロッキング孔64、ロックピン70、ロッキングレバー80、連係レバー86及び施解錠機構87が、インサイドハンドルレバー50とオープンレバー60との間で伝達状態と非伝達状態との間で切替可能に介在し、かつ伝達状態となる場合には、インサイドハンドルレバー50の開放動作を伝達させてオープンレバー60を開扉動作させる一方、非伝達状態となる場合には、インサイドハンドルレバー50の開放動作がオープンレバー60に伝達することを規制する施解錠手段を構成している。
そして、本実施の形態であるラッチ装置1によれば、インサイドハンドルレバー50が、インサイドハンドル5の開操作により、あるいは開放動作するアウトサイドハンドルレバー40に当接されることにより開放動作するので、インサイドハンドルレバースイッチSW4がインサイドハンドルレバー50の開放動作を検出するだけで、アウトサイドハンドル4の開操作及びインサイドハンドル5の開操作を検出することができ、従来のようにアウトサイドハンドルの開操作を検出する検出手段及びインサイドハンドルの開操作を検出する検出手段を必要とせず、部品点数の削減を図ることができる。しかも、インサイドハンドルレバー50は、アウトサイドハンドルレバー40の軸心である第2レバー軸41とは異なる第3レバー軸51の軸心回りに揺動可能であるので、従来のようなアウトサイドハンドルレバー、インサイドハンドルレバー及びオープンレバーを一軸構成とするのに比べて、各レバー軸の軸方向の長さを低減でき、装置全体の厚みを低減させることができる。従って、部品点数の削減による製造コストの低減化を図りつつ、薄型化を図ることができる。
上記ラッチ装置1によれば、インサイドハンドルレバー50がオープンレバー60と第3レバー軸51の軸心回りに揺動、すなわち共通の軸心回りに揺動するので、ベースプレート10における第1ベースプレート部10aの面積を低減させることができ、装置全体の小型化も図ることができる。
上記ラッチ装置1によれば、インサイドハンドルレバー50が開放動作を行う場合に、第3ケーブルC3を引張作動させることでクローズ・リリース装置2によるクローズ動作を中断させるので、スライドドアSDが半閉状態から全閉状態となるときに、アウトサイドハンドル4若しくはインサイドハンドル5が開操作されることにより、クローズ・リリース装置2によるクローズ動作を中断させて安全性を良好なものとすることができる。
上記ラッチ装置1によれば、ロックピン70がアンロック位置に位置した状態でインサイドハンドルレバースイッチSW4によりインサイドハンドルレバー50の開放動作が検出されると、リモートコントロール装置3がインサイドハンドルロッドR1を引張作動させることによりインサイドハンドル5が開放動作するとともにオープンレバー60が開扉動作してラッチ機構20aのフルラッチ状態を解除するリリース動作を行わせるので、インサイドハンドルレバー50を開放動作させるためのアウトサイドハンドル4の開操作若しくはインサイドハンドル5の開操作の操作力の低減化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
本発明においては、スライドドアSD等の扉体の外部側に設けられたワンタッチオープンスイッチが押圧操作された場合には、インサイドハンドルレバースイッチの検出には関係なく、施解錠機構を駆動させてロックピンをアンロック位置に移動させるとともに、クローズ・リリース装置によりリリース動作を行わせるようにしても良い。
1 ラッチ装置
2 クローズ・リリース装置
3 リモートコントロール装置
4 アウトサイドハンドル
5 インサイドハンドル
6 ロックノブ
10 ベースプレート
20a ラッチ機構
20b 開扉機構
21 ラッチ
24 ラッチピン
26 ラチェット
28 ラチェットレバー
30 クローズレバー
40 アウトサイドハンドルレバー(第1ハンドルレバー)
50 インサイドハンドルレバー(第2ハンドルレバー)
521 異形孔
60 オープンレバー
64 ロッキング孔
70 ロックピン
80 ロッキングレバー
86 連係レバー
87 施解錠機構
BD 車両本体
SD スライドドア
SW4 インサイドハンドルレバースイッチ(検出手段)

Claims (5)

  1. 車両本体に対して開閉可能な扉体に配設され、かつ前記扉体を前記車両本体に対して全閉状態に保持するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構に連係し、かつ揺動可能に配設されたオープンレバーと
    を備え、
    前記オープンレバーを開扉動作させることにより前記ラッチ機構により保持された前記扉体の全閉状態を解除するラッチ装置において、
    前記扉体に設けられたアウトサイドハンドルの開操作により、軸心回りに揺動する態様で開放動作するアウトサイドハンドルレバーと、
    前記扉体に設けられたインサイドハンドルが開操作された場合だけでなく、開放動作する前記アウトサイドハンドルレバーに当接された場合にも、前記アウトサイドハンドルレバーとは異なる軸心回りに揺動する態様で開放動作するインサイドハンドルレバーと、
    前記インサイドハンドルレバーと前記オープンレバーとの間で伝達状態と非伝達状態とに切替可能に介在し、かつ伝達状態となる場合には、前記インサイドハンドルレバーの開放動作を伝達させて前記オープンレバーを開扉動作させる一方、非伝達状態となる場合には、前記インサイドハンドルレバーの開放動作が前記オープンレバーに伝達することを規制する施解錠手段と、
    前記インサイドハンドルレバーの開放動作を検出する検出手段と
    を備えたことを特徴とするラッチ装置。
  2. 前記インサイドハンドルレバーは、前記インサイドハンドルの開操作を伝達するリモートコントロール装置を介して該インサイドハンドルに連係していることを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  3. 前記インサイドハンドルレバーは、前記オープンレバーと共通の軸心回りに揺動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラッチ装置。
  4. 前記インサイドハンドルレバーは、半閉状態の扉体を全閉状態にさせるクローズ動作及び扉体の全閉状態を解除させるリリース動作を前記ラッチ機構に行わせるクローズ・リリース装置に連結部材を介して連結され、かつ前記開放動作を行う場合に該クローズ・リリース装置による前記クローズ動作を中断させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のラッチ装置。
  5. 前記ラッチ機構は、前記施解錠手段が伝達状態で前記インサイドハンドルレバーが開放動作される場合に、前記クローズ・リリース装置により前記リリース動作を行うことを特徴とする請求項4に記載のラッチ装置。
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