JP6503163B2 - ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム - Google Patents

ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6503163B2
JP6503163B2 JP2014146454A JP2014146454A JP6503163B2 JP 6503163 B2 JP6503163 B2 JP 6503163B2 JP 2014146454 A JP2014146454 A JP 2014146454A JP 2014146454 A JP2014146454 A JP 2014146454A JP 6503163 B2 JP6503163 B2 JP 6503163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
position data
reference position
robot
press brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014146454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016022541A (ja
Inventor
篤志 山岸
篤志 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Holdings Co Ltd filed Critical Amada Holdings Co Ltd
Priority to JP2014146454A priority Critical patent/JP6503163B2/ja
Publication of JP2016022541A publication Critical patent/JP2016022541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6503163B2 publication Critical patent/JP6503163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキの前側に、当該プレスブレーキに対してワークの供給を行う産業用ロボットを配置したプレスブレーキシステムに係り、さらに詳細には、例えば、作業者の操作ミス、設定ミスなどにより、前記ロボットに保持されているワーク、又はロボットアーム等が他の装置等に当接し、前記ロボットにおける動作軸の原点位置に僅かにずれを生じた場合、上記ずれを較正(修正)する方法及びプレスブレーキシステムに関する。
従来、プレスブレーキによって板状のワークの折曲げ加工を行う場合、プレスブレーキの前側に配置した産業用ロボットなどのワーク供給ロボットによって、プレスブレーキに対してワークの供給を行うことが行われている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2014−42953号公報 特開2002−82710号公報
従来、産業用ロボットにおいて関節部の原点位置を確認する場合、固定側の関節部に対して可動側の関節部を原点位置に位置決めしたとき、両方の関節部に形成したピン穴が一致し、このピン穴にピンを挿入することによって、固定側の関節部に対して可動側の関節部が原点位置決めされているものとして、判断している。
また、固定側の関節部と可動側の関節部に、原点位置で一致する合いマークを備え、両方の合いマークが一致したとき、可動側の原点位置と判断している。
ところで、プレスブレーキの前側に配置したワーク供給ロボットによって、プレスブレーキに対してワークの供給を行うことがある。ここで、作業者の操作ミスや設定ミスなどによって、例えばワーク等が他の装置等に当接すると、ワーク供給ロボットにおける動作軸の原点位置に僅かな(微少な)ずれを生じることがある。
この場合、ロボットの関節部におけるずれが微少な場合であっても、ワークを保持(把持)する先端側においては無視することのできないずれとなることがある。この場合、ロボットにおける関節部分において微少なずれを把握することが難しいものである。また、ロボットが多関節ロボットである場合には、各関節部の原点位置修正(較正)に多大な時間を要する、という問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキの前側に、当該プレスブレーキに対してワークの供給を行う産業用ロボットを配置したプレスブレーキシステムにおけるロボットハンド位置修正方法であって、
前記産業用ロボットは、ロボットアームの長手方向の軸心であるR軸回りに回動可能なロボットアームの先端部に、当該ロボットアームの長手方向に対して直交するB軸回りに回動可能なロボットハンドを備え、このロボットハンドの軸心であるT軸回りに回動自在なワークグリッパを備え、このワークグリッパに備えた固定ジョーに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ジョーを備えた構成であり、
前記プレスブレーキは前後方向へ移動位置決め自在なストレッチに左右一対のバックゲージを左右方向へ位置調節自在に備えると共に、前記ストレッチの左右方向の基準位置にサイドゲージを備えた構成であり、
前記ストレッチを前後方向の基準位置に位置決めすると共に、左右一対のバックゲージをサイドゲージに近接した左右方向の基準位置に位置決めされた状態にあるとき、前記サイドゲージ及び左右一対のバックゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の前記R軸、B軸及びT軸の基準位置データを格納した基準位置データメモリを備え、
前記産業用ロボットの軸ずれを修正するために、前記基準位置に位置決めしてある一対のバックゲージ及びサイドゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の修正すべきR軸、B軸及びT軸の修正位置データを格納した修正位置データメモリを備え、
前記基準位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の基準位置データと前記修正位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の修正位置データとを比較し、前記R軸、B軸、T軸における基準位置データと修正位置データとの差に基いてR軸、B軸、T軸における修正位置データを修正することを特徴とするものである。
また、板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキの前側に、当該プレスブレーキ
に対してワークの供給を行う産業用ロボットを配置したプレスブレーキシステムであって、
前記産業用ロボットは、ロボットアームの長手方向の軸心であるR軸回りに回動可能なロボットアームの先端部に、当該ロボットアームの長手方向に対して直交するB軸回りに回動可能なロボットハンドを備え、このロボットハンドの軸心であるT軸回りに回動自在なワークグリッパを備え、このワークグリッパに備えた固定ジョーに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ジョーを備えた構成であり、
前記プレスブレーキは前後方向へ移動位置決め自在なストレッチに左右一対のバックゲージを左右方向へ位置調節自在に備えると共に、前記ストレッチの左右方向の基準位置にサイドゲージを備えた構成であって、左右一対のバックゲージを前後方向及び左右方向に位置決めするためのバックゲージ位置決め制御装置を備えた構成であり、
前記産業用ロボットを制御するためのロボット制御装置は、
前記プレスブレーキに備えた左右一対のバックゲージをY軸方向の基準位置に位置決めした状態にあるとき、左右方向であるX軸方向の基準位置に位置するサイドゲージ及び前記一対のバックゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の前記R軸、B軸及びT軸の基準位置データを格納した基準位置データメモリと、
前記産業用ロボットに備えた複数のサーボモータの検出負荷データと、それぞれのサーボモータに対応して予め設定された許容負荷データとを比較する比較手段と、
前記比較手段が検出負荷データ>許容負荷データを検出したときに、Y軸方向の基準位置に位置決めされた一対のバックゲージ及びX軸方向の基準位置に位置するサイドゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の修正すべきR軸、B軸及びT軸の修正位置データを格納する修正位置データメモリと、
前記基準位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の基準位置データと前記修正位置データメモリに格納されたR軸、B軸、T軸の修正位置データとを比較し、前記R軸、B軸、T軸における基準位置データと修正位置データとの差に基いてR軸、B軸、T軸における修正位置データを修正するための比較手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、プレスブレーキに備えたバックゲージ及びサイドゲージを利用して、産業用ロボットにおけるワークグリッパの位置修正を行うものであるから、ワークグリッパの位置修正(較正)を容易に行い得るものである。
本発明の実施形態に係るプレスブレーキシステムの構成を概念的、概略的に示した説明図である。 バックゲージ及びサイドゲージにワークグリッパの固定ジョーを当接した状態の説明図である。 ワーク供給ロボットの構成を概念的、概略的に示した斜視説明図である。 ワーク供給ロボットにおけるR軸、B軸、T軸の説明図である。
図1に概念的、概略的に示すように、本発明の実施形態に係るプレスブレーキシステム1は、板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキ3の前側に、当該プレスブレーキ1に対してワークの供給を行う産業用ロボット(ワーク供給ロボット)5を配置した構成である。前記プレスブレーキ3は既によく知られた構成であるが、概略的に説明すると、次のごとき構成である。
すなわち、プレスブレーキ3は、左右のサイドフレームの前側下部に左右方向に長い下部テーブルを備えている。そして、前記サイドフレームの前側上部には、前記下部テーブルと上下方向に対向した上部テーブルが上下動自在に備えられている。前記上下テーブルにワークの折曲げ加工を行う上下の金型を装着し、上下の金型間へワークの供給を行った後に、上下の金型によってワークの挟持を行うことにより、ワークの折曲げ加工が行われるものである。
前記上下の金型による折曲げ加工位置の後側には、左右方向(X軸方向)に長いストレッチ7(図2参照)が前後方向(Y軸方向)へ位置調節自在に備えられている。そして、このストレッチ7には、ワークの前後方向の位置決めを行う左右一対のバックゲージ9A,9Bが左右方向へ位置調節自在に備えられている。前記ストレッチ7に対する一対のバックゲージ9A,9Bの左右方向への移動位置決めは、前記プレスブレーキ3の動作を制御する制御装置11に備えられたバックゲージ位置決め制御装置13の制御の下に自動的に行われるものである。
また、前記ストレッチ7の左右方向の基準位置には、サイドゲージ15が備えられている。前記バックゲージ9A,9B及びサイドゲージ15は、直線形のポテンショメータから構成してあって、出入する方向へ移動自在の接触子を備えた構成である。そして、前記接触子が予め設定した所定量(例えば数mm)だけ押進された位置を原点位置(基準位置)に設定してある。
前記ワーク供給ロボット(産業用ロボット)5は、プレスブレーキ3の前側に敷設した左右方向のガイドレール16に沿って左右方向へ移動位置決め自在に備えられている。前記ワーク供給ロボット5の動作は、ロボット制御装置17の制御の下に行われるものである。前記ワーク供給ロボット5の構成は、図3に概略的に示すごとき構成である。
すなわち、ワーク供給ロボット5は、前記ガイドレール16に沿って左右方向へ移動位置決め自在なスライドベース19を備えている。このスライドベース19上には、Z軸方向(上下方向)の軸心回りに回動自在な旋回ベース21を備えており、この旋回ベース21には、水平な軸心(回動軸心)回りに上下に回動(揺動)自在な第1ロボットアーム23が備えられている。この第1ロボットアーム23はほぼL形状に屈曲してあって、先端部には、当該第1ロボットアーム23の回動軸心と直交する方向の軸心(回動軸心)回りに回動自在な第2ロボットアーム25が備えられている。
前記第2ロボットアーム25には、図4に示すように、当該第2ロボットアーム25の回動軸心に対して直交する方向の軸であるR軸回りに回動自在な第3ロボットアーム27が備えられている。上記第3ロボットアーム27はR軸方向に長く構成してあって、この第3ロボットアーム27の先端部には、R軸に対して直交する方向の軸であるB軸回りに回動自在なロボットハンド29が備えられている。
上記ロボットハンド29の先端部には、前記B軸に対して直交する方向であって前記ロボットハンド29の長手方向の軸であるT軸回りに回動自在なワークグリッパ31が備えられている。このワークグリッパ31は、前記プレスブレーキ3に対して供給する板状のワークWを把持するものであって、ワークWを把持するための固定ジョー33を備えていると共に、この固定ジョー33に対して接近離反する方向へ移動可能、すなわち開閉自在な可動ジョー35を備えている。前記固定ジョー33においてワークWを把持するワーク把持面33F(図2参照)は平面に形成してある。
以上のごとき構成において、ワーク供給ロボット5におけるワークグリッパ31によってワークWを把持してプレスブレーキ3に対してワークWの供給を行うとき、例えば作業者の操作ミス、設定ミスなどによってワーク又はワーク供給ロボット5のロボットアームなどの一部が他の装置などに当接すると、ワーク供給ロボットにおける動作軸の原点位置に僅かなずれを生じることがある。
すなわち、例えばスライドベース19と旋回ベース21との間に原点位置のずれを生じた場合には、スライドベース19に対して旋回ベース21を原点位置(基準位置)に位置決めし、スライドベース19及び旋回ベース21に備えた、例えば合いマーク37(図3参照)が一致しているか否かを目視し確認することにより、スライドベース19に対して旋回ベース21のずれが生じているか否かを知ることができるものである。なお、旋回ベース21と第1ロボットアーム23との間のずれや、第1ロボットアーム23と第2ロボットアーム25との間のずれも同様にして知ることができるものである。そして、前記合いマーク37に位置ずれが生じている場合には、合いマーク37が一致するように位置合せすることにより、前記ずれの位置修正(較正)を行うことができるものである。
前記位置ずれが、例えばスライドベース19と旋回ベース21との間において僅かに生じた場合であっても、ワーク供給ロボット5におけるエンドエフェクタであるワークグリッパ31の位置決め精度には大きく影響するものである。また、多関節ロボットであるワーク供給ロボット5においては、各関節部においての僅かな位置ずれを検出することが容易でなく、かつ各関節部における位置ずれを修正(較正)することは極めて厄介なものである。
そこで、本実施形態においては、各関節部に僅かに位置ずれが生じた場合、エンドエフェクタとしてのワークグリッパ31の位置決めを迅速に、かつ正確に行うために、次のごとき構成を採用している。
すなわち、前記ロボット制御装置17は、例えばコンピュータから構成してあって、CPU39、RAM41、ROM43を備えると共に入力手段45を備えている。また、前記ロボット制御装置17には、前記旋回ベース21、第1〜3の各ロボットアーム23,25,27、ロボットハンド29をそれぞれ個別に回動する各サーボモータ(図示省略)の許容負荷データを格納した許容負荷データメモリ47が備えられている。そして、前記ロボット制御装置17には、ワーク又はロボットアーム等が他の装置に当接したことを検知するための当接検知手段の1例として、前記各サーボモータの負荷を個別に検出するための負荷検出手段49が接続してある。なお、当接検知手段としては、当接時の振動を検出する振動検出手段とすることも可能である。
さらに、前記ロボット制御装置17には、基準位置データメモリ51が備えられている。この基準位置データメモリ51には、プレスブレーキ3に備えたストレッチ7が前後方向の基準位置に位置決めされ、かつ左右一対のバックゲージ9A,9Bがサイドゲージ15に近接した左右方向の基準位置に位置決めされた状態にあるときに、図2に示すように、ワークグリッパ31における固定ジョー33のワーク把持面33Fを左右のバックゲージ9A,9Bに当接すると共にサイドゲージ15に当接して、基準位置に固定ジョー33を位置決めしたときにおける初期状態の前記R軸、B軸及びT軸の基準位置データが格納されている。
すなわち、前記基準位置データメモリ51に格納されたR軸、B軸、T軸の基準位置データは、ワーク供給ロボット5における初期設定において、スライドベース19と旋回ベース21との位置関係、旋回ベース21と第1ロボットアーム23との位置関係、第1ロボットアーム23と第2ロボットアーム25との位置関係、第2ロボットアーム25と第3ロボットアーム27との位置関係は、第3ロボットアーム27とロボットハンド29との位置関係及びロボットハンド29とワークグリッパとの位置関係を予め正確に設定した状態において前記固定ジョー33のワーク把持面33Fを基準位置の一対のバックゲージ9A,9Bに当接すると共に、前記固定ジョー33を基準位置のサイドゲージ15に当接したときにおけるR軸、B軸、T軸の基準位置データである。すなわち、固定ジョー33を基準位置に位置決めしたときのR軸、B軸、T軸の基準位置データである。
前記ロボット制御装置17には、各種データの比較を行う比較手段53が備えられている。ここで、前記負荷検出手段49によって検出した各サーボモータの検出負荷データと前記許容負荷データメモリ47に格納された各サーボモータの許容負荷データとを前記比較手段53によって比較したとき、検出負荷データ>許容負荷データの場合に、ワーク供給ロボット5に保持(把持)されたワークW又は適宜のロボットアーム等が他の装置等に当接したものとして検出されるものである。
前述のように、ワークW等の当接が検出されると、ワーク供給ロボット5における前記R軸、B軸及びT軸の位置ずれを生じている可能性もあるので、前記ワークグリッパ31の位置修正(較正)が行われるものである。すなわち、前述のようにワークW等の当接が検出されると、前記ロボット制御装置17に備えた通信手段55Aによって前記制御装置11に備えた通信手段55Bを介して制御装置11に当接検知が報知される。
制御装置11においては、通信手段55Aから当接検知が報知されると、バックゲージ位置決め制御装置13の制御の下に、ストレッチ7が前後方向の基準位置に位置決めされると共に、左右一対のバックゲージ9A,9Bが左右方向の基準位置に位置決めされることになる。すなわち、ストレッチ7及びバックゲージ9A,9Bの基準位置への位置決めが自動的に行われることになる。
なお、前記通信手段55Aに代えて、例えばブザーなどのごとき適宜の報知手段(図示省略)を備えて、作業者に対してワーク等の当接を検知したことを報知する構成とすることも可能である。この場合は、ストレッチ7及びバックゲージ9A,9Bの基準位置への移動指令を、入力手段57から前記制御装置11に手動的に入力するものである。上述のように、入力手段57から制御装置11に前記移動指令が入力されると、前記バックゲージ位置決め制御装置13の制御の下に、基準位置へのストレッチ7、バックゲージ9A,9Bの位置決めが行われるものである。
前述のように、ストレッチ7を前後方向の基準位置に位置決めし、かつ前記バックゲージ9A,9Bを左右方向の基準位置に位置決めした状態にあるとき、ワークグリッパ31における固定ジョー33を基準位置に位置決めし、固定ジョー33の把持面33Fをバックゲージ9A,9Bに当接すると共に、サイドゲージ15に当接する。この際、各バックゲージ9A,9B及びサイドゲージ15の検出値に変化がない場合には、前記R軸、B軸及びT軸に位置ずれが生じていないものとして検出できるものである。
ところが、固定ジョー33を前述のように基準位置に位置決めしたときに、サイドゲージ15の検出値が僅かに変化している場合、その変化を検出することにより、R軸の+方向、−方向へのずれ量を検出することができるものである。また、左右一対のバックゲージ9A,9Bの検出値が同一であって、基準値に対して検出値が変化している場合には、B軸の+方向、−方向へのずれ量を検出することができるものである。そして、左右一対のバックゲージ9A,9Bの検出値に差がある場合には、前記制御装置11に備えた演算手段57によって演算することにより、その差分に基いてT軸の+方向、−方向へのずれ量を検出することができるものである。
前述のように、R軸、B軸及びT軸の位置ずれが検出されると、この位置ずれ量は、R軸、B軸及びT軸の修正位置データとして、通信手段55B,55Aの通信によって、前記ロボット制御装置17に備えた修正位置データメモリ61に格納されるものである。そして、前記ワーク供給ロボット5によって、プレスブレーキ3に対してワークWの供給を再開する場合には、前記修正位置データメモリ61に格納されたR軸、B軸、T軸の修正位置データに基いてR軸、B軸、T軸の位置修正を行ってワークWの供給を行うものである。
以上のごとき説明から理解されるように、本実施形態によれば、ワーク供給ロボット5によってプレスブレーキに対してワークWの供給を行うとき、ワークW又は適宜ロボットアームが他の装置等に当接して僅かに位置ずれが生じた場合には、ワーク供給ロボット5におけるエンドエフェクタであるワークグリッパ31の固定ジョー33を基準位置に位置決めする。そして、ワークグリッパ31が正常である初期状態に基準位置へ位置決めしたときの基準位置データと、ワークグリッパ31に僅かに位置ずれを生じた場合に前記固定ジョー33を前記基準位置に位置決めして、R軸、B軸、T軸の修正位置データを検出し、この検出した修正位置データに基いてR軸、B軸、T軸の位置修正を行うものである。
したがって、ワーク供給ロボット5に備えた各関節部の位置ずれを検出することなくワークグリッパ31の位置修正を迅速、容易に行い得るものである。
なお、本発明は、ワーク供給ロボットに限ることなく、多関節ロボットにおけるエンドエフェクタの位置修正に適用することができるものである。
1 プレスブレーキシステム
3 プレスブレーキ
5 ワーク供給ロボット(産業用ロボット)
9A,9B バックゲージ
11 制御装置
13 バックゲージ位置決め制御装置
15 サイドゲージ
17 ロボット制御装置
29 ロボットハンド
31 ワークグリッパ
33 固定ジョー
33F ワーク把持面
35 可動ジョー
47 許容負荷データメモリ
51 基準位置データメモリ
53 比較手段
61 修正位置データメモリ

Claims (2)

  1. 板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキの前側に、当該プレスブレーキに対してワークの供給を行う産業用ロボットを配置したプレスブレーキシステムにおけるロボットハンド位置修正方法であって、
    前記産業用ロボットは、ロボットアームの長手方向の軸心であるR軸回りに回動可能なロボットアームの先端部に、当該ロボットアームの長手方向に対して直交するB軸回りに回動可能なロボットハンドを備え、このロボットハンドの軸心であるT軸回りに回動自在なワークグリッパを備え、このワークグリッパに備えた固定ジョーに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ジョーを備えた構成であり、
    前記プレスブレーキは前後方向へ移動位置決め自在なストレッチに左右一対のバックゲージを左右方向へ位置調節自在に備えると共に、前記ストレッチの左右方向の基準位置にサイドゲージを備えた構成であり、
    前記ストレッチを前後方向の基準位置に位置決めすると共に、左右一対のバックゲージをサイドゲージに近接した左右方向の基準位置に位置決めされた状態にあるとき、前記サイドゲージ及び左右一対のバックゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の前記R軸、B軸及びT軸の基準位置データを格納した基準位置データメモリを備え、
    前記産業用ロボットの軸ずれを修正するために、前記基準位置に位置決めしてある一対のバックゲージ及びサイドゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の修正すべきR軸、B軸及びT軸の修正位置データを格納した修正位置データメモリを備え、
    前記基準位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の基準位置データと前記
    修正位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の修正位置データとを比較し、前記R軸、B軸、T軸における基準位置データと修正位置データとの差に基いてR軸、B軸、T軸における修正位置データを修正することを特徴とするロボットハンド位置修正方法。
  2. 板状のワークの折曲げ加工を行うプレスブレーキの前側に、当該プレスブレーキに対してワークの供給を行う産業用ロボットを配置したプレスブレーキシステムであって、
    前記産業用ロボットは、ロボットアームの長手方向の軸心であるR軸回りに回動可能なロボットアームの先端部に、当該ロボットアームの長手方向に対して直交するB軸回りに回動可能なロボットハンドを備え、このロボットハンドの軸心であるT軸回りに回動自在なワークグリッパを備え、このワークグリッパに備えた固定ジョーに対して接近離反する方向へ移動可能な可動ジョーを備えた構成であり、
    前記プレスブレーキは前後方向へ移動位置決め自在なストレッチに左右一対のバックゲージを左右方向へ位置調節自在に備えると共に、前記ストレッチの左右方向の基準位置にサイドゲージを備えた構成であって、左右一対のバックゲージを前後方向及び左右方向に位置決めするためのバックゲージ位置決め制御装置を備えた構成であり、
    前記産業用ロボットを制御するためのロボット制御装置は、
    前記プレスブレーキに備えた左右一対のバックゲージをY軸方向の基準位置に位置決めした状態にあるとき、左右方向であるX軸方向の基準位置に位置するサイドゲージ及び前記一対のバックゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の前記R軸、B軸及びT軸の基準位置データを格納した基準位置データメモリと、
    前記産業用ロボットに備えた複数のサーボモータの検出負荷データと、それぞれのサーボモータに対応して予め設定された許容負荷データとを比較する比較手段と、
    前記比較手段が検出負荷データ>許容負荷データを検出したときに、Y軸方向の基準位置に位置決めされた一対のバックゲージ及びX軸方向の基準位置に位置するサイドゲージに前記固定ジョーを当接位置決めした際の修正すべきR軸、B軸及びT軸の修正位置データを格納する修正位置データメモリと、
    前記基準位置データメモリに格納されているR軸、B軸、T軸の基準位置データと前記修正位置データメモリに格納されたR軸、B軸、T軸の修正位置データとを比較し、前記R軸、B軸、T軸における基準位置データと修正位置データとの差に基いてR軸、B軸、T軸における修正位置データを修正するための比較手段と、
    を備えていることを特徴とするプレスブレーキシステム。
JP2014146454A 2014-07-17 2014-07-17 ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム Active JP6503163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146454A JP6503163B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146454A JP6503163B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016022541A JP2016022541A (ja) 2016-02-08
JP6503163B2 true JP6503163B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=55269796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146454A Active JP6503163B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6503163B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6701012B2 (ja) * 2016-06-29 2020-05-27 株式会社アマダ プレスブレーキシステム及びロボット装置の原点位置修正方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2773917B2 (ja) * 1989-09-22 1998-07-09 株式会社アマダ ベンディング装置のワーク位置決め装置
JPH03128126A (ja) * 1989-10-13 1991-05-31 Komatsu Ltd プレスブレーキロボット
JP2661395B2 (ja) * 1991-04-09 1997-10-08 ダイキン工業株式会社 プレスブレーキシステムにおけるワーク位置決め方法およびその装置
JP4460119B2 (ja) * 2000-07-17 2010-05-12 株式会社アマダ 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP4228965B2 (ja) * 2004-03-30 2009-02-25 パナソニック株式会社 ロボットの制御方法
JP5523392B2 (ja) * 2011-05-23 2014-06-18 三菱電機株式会社 キャリブレーション装置及びキャリブレーション方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016022541A (ja) 2016-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6490032B2 (ja) 組立ロボットのロボット制御装置
US9782896B2 (en) Robot system and control method for robot system
US20040266276A1 (en) Connector gripping device, connector inspection system comprising the device, and connector connection system
JP5533727B2 (ja) ワークピッキングシステム
US20090025199A1 (en) Flexible workpiece assembling method
US10589420B2 (en) Hand device
EP3542969B1 (en) Working-position correcting method and working robot
US11298781B2 (en) Workpiece rotating appartus and robot system
CN110919686A (zh) 加工系统
WO2014038337A1 (ja) ワーク加工装置及び該ワーク加工装置における金型の移動方法
JPWO2018092236A1 (ja) 作業ロボットおよび作業位置補正方法
JP5061965B2 (ja) ロボット生産システム
JP6701012B2 (ja) プレスブレーキシステム及びロボット装置の原点位置修正方法
JP6503163B2 (ja) ロボットハンド位置修正方法及びプレスブレーキシステム
CN116940451A (zh) 机器人系统以及工件供给方法
JP2009220248A (ja) ロボット設置方法及びロボット生産システム
CN111195920A (zh) 工件把持机械手、机械手系统和机器人系统
JP6647308B2 (ja) 多関節ロボットのティーチングシステム
JP2019104099A (ja) ロボットハンド、ロボットハンドの制御方法
JP4847049B2 (ja) 極座標制御方式マシニングセンタにおける基準点誤差計測方法及び極座標制御方式マシニングセンタ
JP4618826B2 (ja) ワーク位置決め方法
JP7172248B2 (ja) 力制御ロボット及びツール座標系の校正方法
US20230364790A1 (en) Method and system for determining a workpiece loading location in a cnc machine with a robotic arm
JP2014147955A (ja) ワークの位置決め方法及びプレスブレーキ
JP5926974B2 (ja) スケルトン搬出方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6503163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350