JP6501589B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
インターネットやイントラネット等の普及からIP電話が普及してきている。IP電話はSIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルを利用し、リアルタイム通信のためのセッションの生成・変更・切断を制御する。また、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を利用して音声を各種符号化・圧縮し、IPパケットに変換してIP網上をリアルタイムで伝送することにより通話処理を行っている。
最近では、G3ファクシミリ装置もVoIP機能を有するターミナルアダプタ(TA)やゲートウェイ(GW)を介してIP網と接続するようになり、IP網を介したVoIPによるファクシミリ通信が増えてきている。また、IP網と直接接続してファクシミリ装置自体がVoIP機能を持って音声符号化・復号化及びIPパケット化を行うみなし音声方式のファクシミリ装置も提案されている。
IP網上では通信速度が一定に保たれているわけではなく、分割され個々に送信される音声データパケットは、必ずしも送信したタイミングそのままに受信側まで到達するわけでなく到達間隔は一定間隔ではない。IP電話やみなし音声通信方式のファクシミリ装置では、このような不規則なパケットのゆらぎを吸収して補正し送信側と同様な音声を再生する。このため、出力が途切れないようにある程度ため込んでから先読みしておいた音声データパケットを音声コーデックへ出力するジッタバッファを設けている(図5)。
ジッタバッファは大きいほうが、ため込むパケット数が多くなるのでゆらぎには強くなるが、ため込むパケットに相当する時間分だけ出力に遅延が発生する。このため、通話/通信品質の観点から余りおおきなジッタバッファをもって多くの音声データパケットを先読みするのは好ましくない。
ジッタバッファは、新しい音声データパケットを受信しながら、音声コーデックのサンプリング周期と同期したタイミングでジッタバッファ内の古い音声データパケットを出力するFIFO(First-In First-Out)形式のバッファである。ジッタバッファからの出力は、送受間で決められた音声符号化方式のサンプリング周期と同期して出力され、音声コーデックで再生される。再生された音声は、電話機又はファクシミリ制御部のモデムへと入力され、音声通話やファクシミリ通信が行われる。同様に送信側でもこの送受間で決められた音声符号化方式のサンプリング周期と同期して音声データパケットを送出している。
音声コーデックに入力してサンプリング周期をつくる水晶振動子の発信周波数に送信側と受信側の間で偏差があると、送信側の音声データ符号化量と、受信側の音声データ復号化量に差異が発生する。
この状態で長い時間ファクシミリ通信を行うとジッタバッファ内のデータ量はオーバーフロー又はアンダーフローが発生し、ファクシミリ通信では通信エラーとなる場合がある。
一般的なクロック精度を±100ppm、パケットサイズを20ms相当とすると1パケット分の差異が発生するまでの時間Tは、以下のように算出される。送信側と受信側がそれぞれ反対側に最大限ずれる場合で、T=(20/1000)/((100+100)/1000000)= 100秒となる。ここでジッタバッファのサイズを20パケット=400ms相当とし、最初に10パケット=200msのデータを取り込んでから出力を開始するものとすると、通信開始時点で200msの遅延が発生する。さらに、そこから正負いずれの方向でも10パケットの差異が発生すると、オーバーフロー/アンダーフローが発生するので、最もエラーが多い場合で100×10=1000秒でエラーが発生する。
よって、普通サイズのジッタバッファで長時間のファクシミリ通信をおこなうと通信エラーが発生する。ジッタバファサイズを大きくすると遅延が増えるので、ファクシミリのように応答タイミングが規定されているものは、あまりサイズを大きくできない。
従って、みなし音声方式のファクシミリ用ジッタバッファでは、遅延の少ない普通サイズのバッファサイズにして、必要に応じてジッタバッファ内のオーバーフロー・アンダーフローが発生しない制御を行う必要がある。
G3ファクシミリのファクシミリ手順にはモデムの変調方式では、自機が信号送出しているときには、相手機から信号が送られてこない半二重の通信シーケンスとなるV.17以下の通信手順(図6)がある。さらに、モデムの変調方式では、画像データ通信を除く部分が全二重の通信シーケンス(図7)となるV.34のファクシミリ手順に分けられる。
V.17以下のファクシミリ手順では、ファクシミリ手順信号送出中には相手機より有効な音声信号を受け取ることはなく、基本的に音声データパケットの中身は無音である。
よって、この間にジッタバッファの音声データパケットを操作してもファクシミリ通信に影響を与えることはなく、画像データ受信直前のファクシミリ手順信号送出時に、ジッタバッファを操作することは可能である。
そこで、特許文献1では、G3ファクシミリとIP網を接続するターミナルアダプタがファクシミリ手順信号の送出に同期してジッタバッファを初期状態に補正する技術が述べられている。
特開2010−166188号公報
この先行技術の制御例では、接続されたG3ファクシミリからの信号送出タイミングと同期してジッタバッファ内のデータが枯渇方向に推移していた場合には無音データを挿入しジッタバッファ内の最終データ位置を所定値に戻す。一方、飽和方向に推移していた場合には、最終データ位置が所定値になるようにデータを破棄する。
しかしながら、上記従来技術では、V.34ファクシミリ手順では以下の理由から効果が得られない。
V.34のファクシミリ手順は、図7に示すような画像データを高速で通信するプライマリチャネルと、手順信号交換を低速で行うコントロールチャネルによって通信を行っている。
画像受信を行うプライマリチャネルは、半二重通信であるが受信機側は有意の画像データを受信しているので、画像受信中のジッタバッファ調整は画像エラーを引き起こすので実行できない。また、ファクシミリ手順を行うコントロールチャネルでは、受信機側からの信号送出と同時に相手機側からの有意の信号を受信する全二重通信を行っているので実行できない。
また、コントロールチャネルは位相変調を行っているので、ジッタバッファ内のデータ量の調整により、パケットの挿入や削除を行うと、位相がずれてモデム間の同期がずれ受信側が復調できなくなってしまう場合がある。
よって、V.34ファクシミリ手順では自機が信号送出している場合には、常に有意の信号を受信しているので、ジッタバッファ内のデータの破棄・補完を伴うジッタバッファの調整は難しい。
また、V.34ファクシミリ手順には、通信状況が良くない状態で送信側と受信側のモデム間の同期が外れそうな場合に、コントロールチャネル・リトレイン(図8)によってモデム間の再同期を図る手順がある。
図8では受信側から信号ACを送出して、コントロールチャネル・リトレインを開始している。信号ACは、位相を180回転した信号を交互に送信する信号で、コントロールチャネル通信中ならいつ送信されてきても応答しなければならなく、送信側・受信側共に常に監視している信号である。
そのため、回線状況が良くない状態でも他の信号に比べて検出しやすくコントロールチャネル・リトレインを実行できる。信号ACによりコントロールチャネル・リトレインを開始すると、受信側と送信側で再同期手順(図4の斜線部分の信号PPh/ALT/MPh/MPh/Eの交換)が行われモデムは再び同期を回復する。
コントロールチャネル・リトレインは、パケット消失等によるモデムの同期消失・発散による通信エラーを回避のための有効な手段である。しかし、その原因となったジッタバッファ内のアンダーフロー・オーバーフローによる通信障害を回避できないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、全二重通信のコントロールチャネルでも適切なジッタバッファ制御とモデム間の再同期を実施して通信品質を向上できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の通信装置は以下に示す構成を備える。
ITU−T勧告V.34に従ってIP網を使用して、第1のチャネルで画像データを音声データとしてパケット通信を行い、第2のチャネルで手順信号の交換を行う通信装置であって、送受信されるパケットを送受側で同期させるために一時的に保持するバッファと、前記バッファに保持されるパケットの数を取得する取得手段と、取得したパケットの数が第1の閾値を超える場合、前記バッファに保持されるパケットを破棄し、第2の閾値を超えない場合、前記バッファに無音声のパケットを挿入するパケット処理手段と、前記パケット処理手段によるパケット処理が終了することに応じて、パケット数が調整された前記バッファに保持されるパケットに従い手順信号の交換を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、全二重通信のコントロールチャネルでも適切なジッタバッファ制御とモデム間の再同期を実施して通信品質を向上させることができる。
通信装置の構成を説明するブロック図である。 通信装置の動作を説明するタイミングチャートである。 通信装置の制御方法を説明するフローチャートである。 通信装置の制御方法を説明するフローチャートである。 従来の通信装置の動作を説明する図である。 従来の通信装置の動作を説明する図である。 従来の通信装置の動作を説明する図である。 従来の通信装置の動作を説明する図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す通信装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態では、みなし音声方式のインターネットファクシミリがV.34受信処理においてジッタバッファ制御した、後にコントロールチャネル・リトレインを実施し、通信を継続させる処理を説明する。また、本実施形態に示す通信装置は、みなし音声通信方式のファクシミリ装置で構成し、かつ、IP公衆網(NGN網:Next Generation Network)に接続する例である。IP公衆網はIP網とも呼ぶ。以下、所定の規約(ITU−T勧告V.34)に従いIP公衆網を使用して、第1のチャネルで画像データを音声データとしてパケット通信を行い、第2のチャネルで手順信号の交換を行う通信装置の構成を説明する。
図1において、100,150:101から119で構成されるみなし音声通信方式のファクシミリ装置(以下、IPFAX1及びIPFAX2と記述する)のである。
101はCPUで、システム制御部であり、装置全体を制御する。102は時計部で、時間を計時するアプリケーションに利用され水晶振動子等で構成される。
103はRAMで、SRAM等で構成され、装置の設定情報や画像データの管理情報等のバックアップが必要なデータを蓄積する為のものである。104はジッタバッファで、RAM等で構成され、LAN I/F112で、受信した不規則な音声データパケットの並びを補正するものである。ここで、ジッタバッファ104は、送受信されるパケットを送受側で同期させるために一時的に保持するバッファとして機能する。
105はROMで、CPUの制御プログラムを格納するものである。106は画像メモリで、DRAM等で構成され、画像データを蓄積する為のものである。107は解像度変換処理部で、ラスタデータのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換制御を行うものである。108は読取・記録用符号化復号化処理部(読取・記録用コーデック)で、通信装置で扱う画像データの符号化復号化処理を行う。
109はデジタルモデムで、装置からの手順信号や画像データを変調し、内蔵するG.711等の音声CODECにより音声符号化処理を行う。そして、アナログモデムで行うデジタル-アナログ変換処理を行わずにデジタルデータとしてIPネットワークに送出するものである。
110はSLIC(Subscriber Line Interface Circuit)で、G.711等の音声CODECによるアナログ-デジタル変換処理や電話回線エミュレーションを行う。SLICにより電話回線を経由することなくアナログ電話機をIPネットワークに接続することができ、電話回線(交換機)の呼出し信号や各種トーン信号生成といった電話回線をエミュレートする機能を提供できる。111は通話に使用するハンドセットや留守番電話等のアナログ電話機である。
112はネットワークを制御するためのLAN I/Fである。113は画像処理部で、スキャナによって読み込まれた画像データに補正処理を施して高精細な画像データを出力するものである。
114、115はシートスキャナ、ブックスキャナで、CSイメージセンサ、原稿搬送機構などで構成され、原稿を光学的に読み取って電気的な画像データに変換するものである。両面原稿の読み取りを行う。116は操作部で、キーボード、表示部等で構成され、オペレータが各種入力操作を行うためのものである。117はラインバッファで、画像データの転送制御を行う場合に使用する。
118はプリントバッファで、印字用文字コードを格納する為の1ページ分のバッファメモリである。119はプリンタで、受信画像やファイルデータを普通紙に記録するLBP等のプリンタであり、両面記録を行うことができる。200はLANで、企業内のイントラネットや宅内のIPネットワークを示す。
201はIP電話で、ホームゲートウェイHGW1(301)によって内線電話機として利用できるように制御されるIPネットワーク上で利用できる電話機である。300はNGNで、公衆IPネットワークを示す。301、302はHGWで、公衆IPネットワークであるNGNとLANを接続するゲートウェイ装置であり、LANに接続されたIP電話装置及びIPFAXの呼制御サーバとして機能する。
図2は、図1に示した通信装置の動作を説明するタイミングチャートである。本例は、みなし音声通信方式のファクシミリ装置が、ジッタバッファ制御後にコントロールチャネル・リトレインを実施するタイミング例である。
図2において、コントロールチャネルへの遷移時に、ジッタバッファ104内のデータ量を確認する。そして、ジッタバッファ104のアンダーフロー又はオーバーフローを起こしそうな場合に、ジッタバッファ補正を行い、直後にコントロールチャネル・リトレインを実行する様子を示している。
ジッタバッファ104内のデータ量を補正を行ってからコントロールチャネル・リトレインを行っている。そのため、再同期手順(斜線部分の信号PPh/ALT/MPh/MPh/E)の信号交換もアンダーフローやオーバーフローによる信号欠損も無く正常に行われている。ジッタバッファ制御がジッタバッファ104内のデータ量が補正処理だけだと、手順信号の欠損によるエラーや位相ずれによる同期消失でモデムの発散が発生してしまう。
図3は、本実施形態を示す通信装置の制御方法を説明するフローチャートである。以下、みなし音声通信方式のファクシミリ装置が、V.34ファクシミリ受信を行う場合のモデム制御例を説明する。なお、各ステップは、デジタルモデム109が図示しないCPUで記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
図3において、V.34ファクシミリ通信は、V.8手順から開始する(S1)。なお、V.8手順は、V.34手順のフェーズ1として規定されており、送受間で最良なVシリーズモデムを自動的に決定するための手順である。
V.8手順に続いて、デジタルモデム109は、V.34手順フェーズ2として、プライマリチャネルでの通信速度を決めるための回線プロービングが行われる(S2)。続く、V.34手順フェーズ3で、デジタルモデム109は、等価器とエコーキャンセラのトレーニング処理が行われる(S3)。
S4にて、デジタルモデム109のパラメータ交換を行うV.34手順フェーズ4が実行され、V.34手順のスタートアップが終了し、コントロールチャネル(CC)が開始される。
S5にて、デジタルモデム109は、ファクシミリ通信を行うためのT.30に準拠したファクシミリ前手順が実行される。ファクシミリ前手順が終了すると、デジタルモデム109は、プライマリチャネルへ移行するためのプライマリチャネル再同期手順を行う(S6)。S7にて、デジタルモデム109は、プライマリチャネル受信を行い画像データを高速受信する。プライマリチャネル受信が終了すると、デジタルモデム109は、ファクシミリ後手順のためにコントロールチャネルの再同期手順を行い、コントロールチャネルへ移行する(S8)。
コントロールチャネルが開始されると、デジタルモデム109は、S9にてジッタバッファ制御が行われる。ジッタバッファ104は、図5に示すようなFIFO(First-In First-Out)形式のバッファで、ジッタバッファ104内のデータ量がアンダーフローやオーバーフローを起こさないように、データ量を一定範囲内に収まるように制御している。なお、S9の詳細については後述する。
本実施形態では、一定範囲内の中間位置を中央値とし、中央値から枯渇方向への一定範囲をアンダーフロー閾値とし、中央値から飽和方向への一定範囲をオーバーフロー閾値とする。
S10にて、デジタルモデム109は、T.30に準拠したファクシミリ後手順を実行し、次ページ又は次ブロックの送信データがあるか否かを判断する(S11)。ここで、次ページ又は次ブロックがあるとデジタルモデム10が判断した場合には、さらに、デジタルモデム109は、速度変更・解像度変更等のモードチェンジがあるか否かを判断する(S12)。
ここで、モードチェンジがあるとデジタルモデム109が判断した場合には、S5に戻り、T.30に準拠したファクシミリ前手順行う。
一方、モードチェンジが無いとデジタルモデム109が判断した場合には、S6に戻りプライマリチャネルの再同期手順を実行する。
また、S11で、次ページ又は次ブロックが無く通信終了とデジタルモデム109が判断した場合には、V.34手順コントロールチャネルでの接続終了処理(S13)を行って、V.34ファクシミリ受信を終了する。
図4は、本実施形態を示す通信装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図3に示したS9のジッタバッファ処理の詳細手順に対応する。なお、各ステップは、デジタルモデム109が図示しないCPUで記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、取得したパケットの数が第1の閾値を超える場合、前記バッファに保持されるパケットを破棄し、第2の閾値を超えない場合、前記バッファに無音声のパケットを挿入するパケット処理について詳述する。
デジタルモデム109は、ジッタバッファ104内の音声データパケット数を取得し(S101)、音声データパケット数がアンダーフロー閾値を超えているか確認する(S102)。
ここで、音声データパケット数がアンダーフロー閾値を超えているとデジタルモデム109が判断した場合、音声データパケット数が中央値になるように無音データパケットを挿入し(S103)、ジッタバッファ104のデータ量の調整を行う。ジッタバッファ104のデータ量の調整を実行した後、コントロールチャネル・リトレインを開始するために、デジタルモデム109は、信号ACを自機から相手機へ送信する(S104)。
そして、上記信号AC送出後は、図4に示すコントロールチャネルの再同期手順が送受間で実行され、コントロールチャネル・リトレインが終了(S105)すると、図4に示す処理を終了する。そして、ジッタバッファ104内のデータ量が中央値に戻った状態で、デジタルモデム109は、コントロールチャネルが再開される。
一方、S102で、音声データパケット数がアンダーフロー閾値を超えていないとデジタルモデム109が判断した場合、音声データパケット数がオーバーフロー閾値を超えていないか確認する(S106)。ここで、音声データパケット数がオーバーフロー閾値を超えているとデジタルモデム109が判断した場合、音声データパケット数が中央値になるように音声データパケットを破棄し(S107)、ジッタバッファ104の調整を行う。ジッタバッファ104の調整を実行した後、デジタルモデム109は、コントロールチャネル・リトレインを開始するために信号ACを自機から相手機へ送信する(S104)。
そして、上記信号AC送出後は、図8に示すコントロールチャネルの再同期手順が送受間で実行される。そして、コントロールチャネル・リトレインが終了すると(S105)、ジッタバッファ104内のデータ量が中央値に戻った状態でコントロールチャネルが再開される。
S106で、デジタルモデム109は、音声データパケット数がオーバーフロー閾値も超えていないと判断した場合、何もせずに、ジッタバッファ制御を終了する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
109 デジタルモデム

Claims (9)

  1. ITU−T勧告V.34に従ってIP網を使用して、第1のチャネルで画像データを音声データとしてパケット通信を行い、第2のチャネルで手順信号の交換を行う通信装置であって、
    送受信されるパケットを送受側で同期させるために一時的に保持するバッファと、
    前記バッファに保持されるパケットの数を取得する取得手段と、
    取得したパケットの数が第1の閾値を超える場合、前記バッファに保持されるパケットを破棄し、第2の閾値を超えない場合、前記バッファに無音声のパケットを挿入するパケット処理手段と、
    前記パケット処理手段によるパケット処理が終了することに応じて、パケット数が調整された前記バッファに保持されるパケットに従い手順信号の交換を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の閾値は、前記バッファに保持されるパケットがオーバーフローする際に参照する閾値であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第2の閾値は、前記バッファに保持されるパケットがアンダーフローする際に参照する閾値であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記パケット処理手段は、第1のチャネルと、第2のチャネルとを実行する毎に、パケット処理を繰り返すことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記第1のチャネルは、ITU−T勧告V.34に準拠するプライマリチャネルであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 前記第2のチャネルは、ITU−T勧告V.34に準拠するコントロールチャネルであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  7. 前記制御手段は、ITU−T勧告V.34に準拠するコントロールチャネル・リトレインであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. ITU−T勧告V.34に従ってIP網を使用して、第1のチャネルで画像データを音声データとしてパケット通信を行い、第2のチャネルで手順信号の交換を行う通信装置の制御方法であって、
    送受信されるパケットを送受側で同期させるために一時的に保持するバッファに保持されるパケットの数を取得する取得工程と、
    取得したパケットの数が第1の閾値を超える場合、前記バッファに保持されるパケットを破棄し、第2の閾値を超えない場合、前記バッファに無音声のパケットを挿入するパケット処理工程と、
    前記パケット処理工程によるパケット処理が終了することに応じて、パケット数が調整された前記バッファに保持されるパケットに従い手順信号の交換を行う制御工程と、
    を備えることを特徴とする通信装置の制御方法。
  9. 請求項に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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