JP6501496B2 - 検知器 - Google Patents

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Description

本発明は、電源部からの電力供給により検知対象を検知する検知部を備えた検知器に関する。
上記検知器は、例えば、火災により発生する煙や温度上昇、不完全燃焼により発生するCOガス、都市ガス等のガス漏れにより発生する漏洩ガス等を検知対象とし、その検知対象の状況に応じた警報を行う警報器として用いられている。この検知器には、電源部からの電力供給をオンオフするための電源切換操作体が備えられ、この電源切換操作体によって電力供給がオン操作されると、検知部での検知動作を行い、その電力供給がオフ操作されると、検知部での検知動作を停止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−287382号公報
上記検知器では、通常、電源部からの電力供給をオンして検知部での検知動作を行っており、使用者が電源切換操作体を簡易に操作できれば、容易に電源部からの電力供給がオフされてしまい、検知部の検知動作を行えず、検知器としての本来の機能を発揮できない可能性がある。また、使用者の体の一部が電源切換操作体に当たる等、誤操作によって電力供給のオフ操作をしてしまう可能性もあることから、このような誤操作に対する対策を講じることも求められている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、電源切換操作体の操作によって電源部からの電力供給をオンとオフに切り換えることができながら、誤って電源部からの電力供給がオフされるのを防止できる検知器を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、電源部からの電力供給により検知対象を検知する検知部と、前記電源部からの電力供給をオンオフするための電源切換操作体と、前記検知部を収納するケースとが備えられ、前記ケースは、前記検知部の収納箇所の正面側を覆う第1被覆部位と前記収納箇所の側面側を覆う第2被覆部位を有し、前記電源切換操作体は、前記ケースにおける前記第2被覆部位に配置され、前記ケースにおける前記第2被覆部位には、前記ケースの外部の空気を前記ケースの内部に流入可能な流入部が備えられ、前記電源切換操作体は、前記流入部を区画する区画部に連なる状態で備えられている点にある。
正面側の第1被覆部位は、例えば、各種の操作部等が配置されており、使用者が普段から気づき易い部位であるのに対して、側面側の第2被覆部位は、第1被覆部位よりも使用者が気づき難い部位となっている。そこで、本特徴構成では、電源切換操作体を、第1被覆部位ではなく、第2被覆部位に配置することで、その電源切換操作体の存在に使用者が気づき難く、電源切換操作体により電力供給のオフ操作が簡易に行われず、誤って電源部からの電力供給がオフされるのを防止できる。しかも、第2被覆部位は、使用者の体の一部が誤って当接することも生じ難く、誤操作の発生を防止できる。
本発明の第2特徴構成は、前記検知部は、前記電源切換操作体が備えられる前記流入部によって前記ケースの内部に流入する空気から、煙を検知する第1検知部が含まれている点にある。
本発明の第特徴構成は、前記電源切換操作体は、前記ケースに対して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変更させることで、前記電源部からの電力供給をオンとオフに切り換えている点にある。
本特徴構成によれば、例えば、電源切換操作体の姿勢を第1姿勢に姿勢変更すると、電源部からの電力供給をオンに切り換え、電源切換操作体の姿勢を第2姿勢に姿勢変更すると、電源部からの電力供給をオフに切り換えることができる。したがって、電源切換操作体の姿勢変更の途中である等、電源切換操作体の第1姿勢から第2姿勢への姿勢変更が確実に完了していなければ、電源部からの電力供給がオフに切り換えられないので、電源部からの電力供給が誤ってオフに切り換えられるのを防止できる。しかも、電源切換操作体の姿勢が第1姿勢か第2姿勢かを確認することで、現在、電力供給がオンかオフかを認識できるので、使用者が誤操作の発生にも気づき易くなる。
本発明の第特徴構成は、前記電源切換操作体は、前記ケースに対して着脱自在で、且つ、前記ケースに対する装着姿勢を前記第1姿勢と前記第2姿勢とに変更自在である点にある。
本特徴構成によれば、例えば、電源部からの電力供給のオフ操作としては、第1姿勢にてケースに装着された電源切換操作体を一旦ケースから取り外し、再度、第2姿勢にて電源切換操作体をケースに装着することになる。このように、電源切換操作体をケースから一旦取り外して再度装着するという操作と、ケースに対する装着姿勢を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変更するという操作との2つの操作を行わなければならず、誤って電源部からの電力供給がオフされるのを的確に防止できる。
本発明の第特徴構成は、オン位置とオフ位置とに位置変更自在で、且つ、前記オン位置に位置する場合に前記電源部からの電力供給をオンし、前記オフ位置に位置する場合に前記電源部からの電力供給をオフする電源切換部が備えられ、前記電源切換操作体には、前記第1姿勢にて装着された場合に前記電源切換部を前記オン位置に移動させ、且つ、前記第2姿勢にて装着された場合に前記電源切換部を前記オフ位置に移動させる移動作用部が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、電源切換操作体を第1姿勢と第2姿勢に姿勢変更すると、電源切換部をオン位置とオフ位置に移動させる移動作用部を電源切換操作体に備えているので、電源切換操作体の姿勢変更に応じて、移動作用部が電源切換部に対して移動作用を発揮することで、電源切換部をオン位置とオフ位置に適切に移動させることができる。よって、電源切換操作体に移動作用部を備えさせるという簡易な構成を採用しながら、電源部からの電力供給をオンとオフに適切に切り換えることができる。
本発明は、前記ケースにおける前記第2被覆部位には、前記ケースの外部の空気を前記ケースの内部に流入可能な流入部が備えられ、前記電源切換操作体は、前記流入部を通して流入される空気の流入方向に沿う姿勢で前記流入部に備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、流入部によってケースの外部から内部に空気を流入させるので、検知部は、その流入した空気から検知対象を検知することができる。電源切換操作体は、その空気の流入方向に沿う姿勢で備えられているので、流入部からの空気の流入を阻害することなく、検知部での検知を適切に行うことができる。
検知器の全体斜視図 図1におけるII−IIの断面図 図1におけるIII−IIIの断面図 第1カバー、第2カバー及び基板を取り外した状態での検知器の正面図 第1ケース、基板及び第1カバーの分解斜視図 第1カバーを装着した第1ケース、第2カバーの分解斜視図 電源切換操作体を示す斜視図 ケーシングに対する電源切換操作体の姿勢変更を示す図
本発明に係る検知器の実施形態を図面に基づいて説明する。
この検知器は、図1〜図4に示すように、電源部1からの電力供給により検知対象を検知する検知部2と、その検知部2を収納するケーシング3(ケースに相当する)とが備えられている。ケーシング3には、その上部に壁掛け用の取付孔4が備えられた係止部5が突出する状態で備えられている。これにより、ケーシング3は、室内の壁面等にビス6等の固定具を用いて取り付けられる。
ここで、図中、X方向を「ケーシング3の上下方向」とし、Y方向を「ケーシング3の横幅方向」とし、Z方向を「ケーシング3の前後方向」として、以下、説明する。
ケーシング3は、その内部の中空空間を検知部2の収納箇所とする直方体状に形成され、図2〜図4に示すように、収納箇所の正面側(前面側)を覆う第1被覆部位3aと、収納箇所の側面側を覆う第2被覆部位3bと、収納箇所の裏面側(後面側)を覆う第3被覆部位3cを有している。この実施形態では、第1被覆部位3a及び第3被覆部位3cの夫々が矩形状に形成され、第2被覆部位3bとして、上側面側を覆う部位と、下側面側を覆う部位と、左側面側を覆う部位と、右側面側を覆う部位との4つの第2被覆部位3bが備えられている。第3被覆部位3cは、第1被覆部位3aよりも正面視(前面視)での面積が小さく形成され、ケーシング3は、側面視において、第1被覆部位3aの外周部よりも第3被覆部位3cの外周部の方がケーシング3の内方側に位置する窄まり形状に形成されている。
ケーシング3は、各種の機器を収納する第1ケース7とその第1ケース7の前方開口部の一部を覆う第1カバー8とその第1カバー8を覆う第2カバー9とから構成されている。第1ケース7は、図4に示すように正面視(前面視)で矩形状に形成され、その前方側が開口部となっており、その内部に検知部2を収納して、第3被覆部位3cと4つの第2被覆部位3bを構成している。第1カバー8と第2カバー9は、第1ケース7の前方開口部に備えられており、第2カバー9によって第1ケース7の前方開口部の全体を覆うことで第1被覆部位3aを構成している。
検知部2は、例えば、火災により発生する煙や温度上昇、不完全燃焼により発生するCOガス、都市ガス等のガス漏れにより発生する漏洩ガス等を検知対象としており、このような検知対象を検知できるものであれば、各種の検知部を適用でき、その検知部2の数も適宜変更できる。この実施形態では、検知部2として、例えば、煙を検知する第1検知部2aとCOガスを検知する第2検知部2bと漏洩ガスを検知する第3検知部2cの3つの検知部が備えられている。
検知部2は、ケーシング3の外部からケーシング3の内部に流入する空気から検知対象を検知しており、ケーシング3には、その空気をケーシング3内部に流入可能な流入部10が備えられている。流入部10は、4つの第2被覆部位3bの夫々に備えられた開口部からなり、ケーシング3の側面部の全周に亘ってケーシング3の外部からケーシング3の内部に空気を流入している。ケーシング3の第1ケース7には、図1に示すように、正面視(前面視)で四隅の夫々に前後方向(Z方向)に延びる柱部7aが備えられ、その柱部7a同士の間に形成された開口部を流入部10としている。このように、ケーシング3の周方向では、ケーシング3の四隅に柱部7aが存在するだけであり、ケーシング3の側面部の全周に亘って大きな開口面積の流入部10を備えさせることができ、ケーシング3の内部への空気の流入を効果的に行うことができる。
流入部10には、前後方向(Z方向)に延びる中間柱部12と、前後方向(Z方向)に直交する方向に延びる板状の区画部11とが備えられている。これにより、柱部7a同士の間の開口部が、中間柱部12及び区画部11によって区画され、誤って異物や使用者の手等がケーシング3の内部に挿入されるのを防止している。また、中間柱部12を備えることで、ケーシング3の強度を補強している。
ケーシング3内には、図4に示すように、検知部2に加えて、電源部としての電池1と、検知部2の検知動作やその検知状況に応じた警報動作の制御、電池1からの電力供給のオンオフ制御等、各種の制御を行うための制御回路を有する基板13(図5参照)と、音声等により警報を行うスピーカ部14と、点灯表示等により警報を行う警報表示部15(図5参照)と、電源表示部16とが収納されている。
各機器の配置位置については、図4に示すように、正面視において、電池1が左上方側に配置され、電池1の下方側に第1検知部2aが配置され、電源表示部16が左下端部に配置されている。スピーカ部14が右上方側に配置され、スピーカ部14の下方側に第2検知部2bが配置され、第2検知部2bの下方側に第3検知部2cが配置されている。基板13は、図5に示すように、第1ケース7に収納された第1検知部2aを覆う状態で取り付けられている。
この検知器では、上述の如く、ケーシング3の側面部の全周に亘って流入部10を形成して、ケーシング3の側面部の全周に亘って空気をケーシング3の内部に流入しており、その流入した空気の流れを、他の機器にて阻害されることなく、検知部2(第1検知部2a)に対してケーシング3の側面部の全周に亘って流通させている。
第1検知部2aに対する空気の流通について説明を加える。
図4に示すように、第1検知部2aは、正面視で左下方側に配置されており、第1検知部2aと下側面側及び左側面側の流入部10b、10cとの間に他の機器が存在しない。よって、図2及び図3の矢印にて示すように、左側面側の流入部10cから流入する空気、及び、下側面側の流入部10bから流入する空気は、その流れが他の機器にて阻害されることなく、第1検知部2aに流通させることができる。
図4に示すように、第1検知部2aと右側面側の流入部10dとの間には、第2検知部2bと第3検知部2cが配置されている。第2検知部2bと第3検知部2cは、1つの収納部に上下方向(X方向)に並ぶ状態で収納され、図3及び図4に示すように、第1ケース7の前方開口部側であるケーシング3の前面側に配置されている。これにより、図3の矢印に示すように、第2検知部2b及び第3検知部2cとケーシング3の第3被覆部位3cとの間に空間が形成され、この空間を通して右側面側の流入部10dから流入した空気を第1検知部2aに流通させることで、その空気の流れが第2検知部2b及び第3検知部2cにて阻害されることなく、第1検知部2aに空気を流通させることができる。
図4に示すように、第1検知部2aと上側面側の流入部10aとの間には、電池1が配置されている。図2に示すように、電池1は、第1ケース7の前方開口部側であるケーシング3の前面側に配置されている。これにより、図2の矢印にて示すように、電池1とケーシング3の第3被覆部位3cとの間に空間が形成され、この空間を通して上側面側の流入部10aから流入した空気を第1検知部2aに流通させることで、その空気の流れを電池1にて阻害されることなく、第1検知部2aに空気を流通させることができる。このように、電池1を第1検知部2aよりもケーシング3の前面側に突出させて配置することで、電池1の後方側に空気の流通空間を十分に確保でき、流入部10dから流入する空気を電池1に邪魔されることなく第1検知部2aまで流通させている。
上述の如く、第1ケース7内に収納される各機器をケーシング3の前後方向(Z方向)でずらして配置することで、第1検知部2aに対して、他の機器にて邪魔されることなく、ケーシング3の側面部の全周に亘って空気を流通させることができる。特に、電池1はケーシング3の前後方向(Z方向)での大きさがスピーカ部14よりも大きいので、電池1をケーシング3の前面側に配置し、その電池1とケーシング3の第3被覆部位3cとの間に空気流通空間を確保することで、第1検知部2aへの空気の流通を適切に行うことができ、検知器としての検知性能の向上を効果的に図ることができる。しかも、電池1を迂回して第1検知部2aに空気を流通させる空気流通路を形成しなくてもよく、ケーシング3の前後方向(Z方向)での大きさを小さくでき、ケーシング3のコンパクト化も図ることができる。
第1検知部2aだけでなく、第2検知部2b及び第3検知部2cに対しても適切に空気を流通させることができる。つまり、図4に示すように、第2検知部2b及び第3検知部2cは、正面視で右下方側に配置されており、第2検知部2b及び第3検知部2cと右側面側の流入部10dとの間に他の機器が存在しないことから、図3の矢印にて示すように、右側面側の流入部10dから流入する空気は、その流れが他の機器にて阻害されることなく、第2検知部2b及び第3検知部2cに流通させることができる。
ケーシング3は、図5及び図6に示すように、第1ケース7に対して、第1カバー8、第2カバー9の順に装着することで構成されている。第1カバー8は、第1ケース7に収納された3つの検知部2a、2b、2cの検知部設置領域の全体を覆う状態で装着され、第2カバー9は、第1カバー8を覆う状態で装着される。第1カバー8は、第1ケース7に収納される機器のうち、電池1のみを露出させ且つそれ以外の機器を覆う状態で装着され、第2カバー9は、電池1と第1カバー8の全体を覆う状態で装着されている。これにより、第2カバー9を取り外すことで、電池1を露出させることができ、必要な際に電池1の着脱作業を簡易に行うことができる。
第1カバー8及び第2カバー9の夫々には、図5及び図6に示すように、スピーカ部14を覆う部位にスピーカ部14からの音声を外部に伝達するためのスピーカ用開口部8a、9aが形成されている。第1カバー8は、透明又は半透明に構成され、警報表示部15の光を透過する状態で警報表示部15を覆う警報表示カバー部位8bが備えられている。第2カバー9には、第1カバー8の警報表示カバー部位8bを外部に露出させる警報表示用開口部9bが備えられ、警報表示部15の表示内容を外部から視認することができる。また、第2カバー9には、第1カバー8にて電源表示部16を覆う部位を外部に露出させる電源表示用開口部9dが備えられ、電源表示部16の表示内容を外部から視認することができる。
この検知器には、図4〜図6に示すように、スピーカ部14及び警報表示部15により警報動作が行われた際に、その警報動作を停止させるための警報停止用操作部20が正面視で下方側中央部に配置されている。この警報停止用操作部20は、その下端部にケーシング3の横幅方向(Y方向)に沿う揺動軸心を有しており、その揺動軸心周りに揺動操作自在に備えられている。警報停止用操作部20が収納された第1ケース7に第1カバー8を装着することで、第1ケース7と第1カバー8との間で警報停止用操作部20が支持されている。第2カバー9には、警報停止用操作部20を外部から操作自在に露出させる操作部用開口部9cが備えられている。
この検知器は、電池1からの電力供給により検知部2の検知動作を行っており、図1に示すように、電池1からの電力供給をオンとオフに切り換えるための電源切換操作体17が備えられている。基板13(図5参照)に備えられた制御回路は、電源切換操作体17にてオン操作されると、電池1からの電力供給をオンして検知部2での検知動作を行い、電源切換操作体17にてオフ操作されると、電池1からの電力供給をオフして検知部2での検知動作を停止している。
電源切換操作体17は、図6及び図8に示すように、ケーシング3の第2被覆部位3bに配置されている。電源切換操作体17は、ケーシング3に対して着脱自在で、且つ、ケーシング3に対する装着姿勢を第1姿勢と第2姿勢とに変更自在に構成されている。この実施形態では、ケーシング3における左側面側の第2被覆部位3bに装着部18が形成され、その装着部18に電源切換操作体17を嵌め込むことで、電源切換操作体17をケーシング3に装着する。装着部18に装着された電源切換操作体17を引っ張り出すことで、電源切換操作体17をケーシング3から取り外す。
装着部18は、図1、図6及び図8に示すように、左側面側の流入部10cに備えられており、その流入部10cに備えられた区画部11の一部をケーシング3の内方側に切り欠いて形成している。これにより、装着部18に電源切換操作体17を装着した状態では、電源切換操作体17の大部分がケーシング3の内方側に位置し、その一部のみがケーシング3の外方側に突出して、その突出部分を使用者が摘むことで引っ張りだすことができる。そして、電源切換操作体17は、ケーシング3の上下方向に延びる区画部11と一連に連なる状態で装着部18に装着されている。また、装着部18に電源切換操作体17を装着した状態では、図3に示すように、ケーシング3の外方側から内方側に向けて、電源切換操作体17、区画部11の順に連続して存在している。そして、電源切換操作体17は、2つの板部材17a、17bを組み合わせて構成しており、基本的には、ケーシング3の外方側から内方側に向かう方向に沿って延びる板状に形成されている。よって、電源切換操作体17は、流入部10を通して流入される空気の流入方向(ケーシング3の外方側から内方側に向かう方向)に沿う姿勢で備えられている。これにより、電源切換操作体17は、流入部10を通して流入される空気の流れを阻害することなく、ケーシング3の内部への空気の流入を適切に行うことができる。
第1姿勢と第2姿勢とは、電源切換操作体17を上下反転させてケーシング3に装着させた姿勢であり、図7(a)及び図8の左側に示すように、第1姿勢では電源切換操作体17の上面側がケーシング3の前面側となる姿勢で装着され、図7(b)及び図8の右側に示すように、第2姿勢では電源切換操作体17の下面側がケーシング3の前面側となる姿勢で装着されている。
電源切換操作体17は、図7に示すように、側面視L字状の第1板部材17aと第2板部材17bの2つの板部材からなり、それら板部材17a、17bの起立壁をケーシング3の外方側となるように位置させてケーシング3の内方側から第1板部材17a、第2板部材17bの順に並ぶ状態に構成されている。第1姿勢では、図7(a)に示すように、第1板部材17aが第2板部材17bよりも一段上方側に位置する姿勢となり、図7(b)に示すように、第2姿勢では、第1板部材17aが第2板部材17bよりも一段下方側に位置する姿勢となる。
第1板部材17aの上面側には、その上方側に突出する鉤状部17cが備えられている。ケーシング3の装着部18に電源切換操作体17を嵌め込むことで、鉤状部17cがケーシング3の内部に形成された被係合部(図示省略)に係合し、ケーシング3に対する電源切換操作体17の装着姿勢が第1姿勢又は第2姿勢に姿勢保持されている。鉤状部17cは、電源切換操作体17の横幅方向で中央部に配置され、電源切換操作体17を第1姿勢又は第2姿勢にて装着したときに、ガタツキが電源切換操作体17の横幅方向で均等になるようにしている。装着部18においてケーシング3の外方側端部は、電源切換操作体17における第1板部材17aの装着する側の先端部よりも幅広となっており、装着部18に電源切換操作体17を嵌め込み易い。しかも、装着部18におけるケーシング3の外方側端部も、第1板状部材17aの装着する側の先端部も、その両側が傾斜状に形成されているので、位置ずれしていても傾斜面同士が当接することで、電源切換操作体17を所望の装着位置に案内できる。電源切換操作体17をケーシング3から取り外す場合には、鉤状部17cと被係合部の係合を解除するように電源切換操作体17を引っ張り出すことになる。
ケーシング3の内部には、図8に示すように、オン位置とオフ位置とに位置変更自在で、且つ、オン位置に位置する場合に電池1からの電力供給をオンし、オフ位置に位置する場合に電池1からの電力供給をオフする電源切換部19が備えられている。図8では、電源切換部19がオフ位置からオン位置に移動させる動作を左側に示しており、電源切換部19がオン位置からオフ位置に移動させる動作を右側に示している。
電源切換操作体17には、その電源切換部19をオン位置とオフ位置とに移動させる移動作用部17dが備えられている。移動作用部17dは、電源切換操作体17を第1姿勢にて装着した場合に電源切換部19をオン位置に移動させ、且つ、電源切換操作体17を第2姿勢にて装着した場合に電源切換部19をオフ位置に移動させている。移動作用部17dは、電源切換部19をオン位置とオフ位置とに押圧移動させる切欠溝部にて構成されている。この切欠溝部は、対向する壁部のうち、一方側だけがケーシング3の外方側ほど幅狭とする傾斜状の傾斜部17eに形成されている。電源切換操作体17をケーシング3の内方側に移動させるに伴って、電源切換部19が傾斜部17eにて押圧案内されてオン位置からオフ位置に(図8中右側参照)又はオフ位置からオン位置(図8中左側参照)に移動する。図7に示すように、電源切換操作体17の横幅方向で傾斜部17eを形成する部位とその傾斜部17eに対向する壁部17fを形成する部位との間に形成された中空部に連続して、傾斜部17eの後方側(壁部17fとは離れる側)に延びる中空連続部17gが形成されている。これにより、電源切換操作体17を第1姿勢又は第2姿勢で装着する際に、電源切換部19の寸法公差に対応して傾斜部17eが撓み変形し、傾斜部17eにて電源切換部19を適切に押圧案内できる。
電源切換操作体17は、通常、第1姿勢にてケーシング3に装着されており、電池1からの電力供給がオンされて、検知部2の検知動作を行っている。図8の左側において矢印とは逆方向の手順で、第1姿勢にて装着された電源切換操作体17を一旦ケーシング3から取り外し、図8の右側において矢印の手順で、電源切換操作体17を上下反転させて第2姿勢に姿勢変更し、その第2姿勢にてケーシング3に装着することで、電池1からの電力供給をオフして、検知部2の検知動作を停止している。また、検知部2の検知動作を行うための電池1からの電力供給をオフした場合には、スピーカ部14及び警報表示部15が警報動作中であれば、その警報動作が停止され、電源表示部16も消灯される。このように、電源切換操作体17をケーシング3から一旦取り外して再度装着するという操作と、ケーシング3に対する装着姿勢を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変更するという操作との2つの操作を行わなければならず、電力供給のオフ操作が簡易に行われず、誤って電池1からの電力供給がオフされて検知動作が停止されるのを的確に防止できる。
そして、図8の右側において矢印とは逆方向の手順で、第2姿勢にて装着された電源切換操作体17を一旦ケーシング3から取り外し、図8の左側において矢印の手順で、電源切換操作体17を上下反転させて第1姿勢に姿勢変更し、その第1姿勢にてケーシング3に装着することで、電池1からの電力供給をオンして、検知部2の検知動作を行っている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、電源切換操作体17をケーシング3に対して着脱自在に備えなくてもよい。例えば、電源切換操作体17を、ロック位置とロック解除位置とに回転操作自在とし、ロック解除位置に回転操作した状態でケーシング3の内方側の第1位置と外方側の第2位置とに移動自在とすることもできる。この場合、第1位置においてロック位置に回転操作されると、検知部2の検知動作を行うための電源部からの電力供給をオンし、第2位置においてロック位置に回転操作されると、検知部2の検知動作を行うための電源部からの電力供給をオフする。これにより、電力供給のオフ操作としては、まず、第1位置においてロック位置からロック解除位置に回転操作し、次に、第1位置から第2位置に移動させて、その第2位置においてロック解除位置からロック位置に回転操作することになる。
また、電源切換操作体17をケーシング3に対して着脱自在にしない別の例としては、電源切換操作体17をケーシング3の外方に少し引っ張りだした位置で、第1姿勢と第2姿勢に回転操作自在とし、いずれかの姿勢を選択して、電源切換操作体17をケーシング3の内方に向けて押し込むことで、検知部2の検知動作を行うための電源部からの電力供給をオンとオフとに切り換えるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、電源切換操作体17の移動作用部17dとして傾斜部17eを用いたものを例示したが、移動作用部はこのような構成に限らず、電源切換部をオン位置とオフ位置に移動させるものであればよい。例えば、電源切換部をケーシングの内方側のオフ位置と外方側のオン位置とに移動自在で、且つ、弾性体等によりオン位置側に付勢復帰する状態で備え、電源切換操作体を第1姿勢とすると、その電源切換操作体に備えた凸状の押圧部が電源切換部に備えた凹部に嵌り込んで電源切換部を押圧せずに外方側のオン位置に位置させ、電源切換操作体を第2姿勢とすると、電源切換操作体の凸状の押圧部が電源切換部の凹部以外の箇所を押圧して弾性体等の付勢力に抗して電源切換部を押圧移動させて内方側のオフ位置に移動させる。
(3)上記実施形態において、電源切換操作体17の配設位置については、左側面側としているが、右側面側、上側面側、又は、下側面側のいずれでもよい。また、ケーシング3の形状は第1被覆部位3aと第2被覆部位3bを有するものであればよく、適宜変更できることから、その変更されたケーシングの形状に合わせて電源切換操作体の配設位置も変更することができる。
(4)上記実施形態において、電源切換操作体17のどちらの面をケーシング3の前面側に向けて嵌め込むと、検知部2の検知動作を行うための電源部からの電力供給がオンとオフとのどちらになるかを視覚的に理解し易くするために、電源切換操作体17の表面と裏面とを異なる色としてもよい。
(5)上記実施形態では、電源部としての電池1をケーシング3に収納しているが、例えば、外部電源にコンセント等を接続してその外部電源から電力供給を受けるものでもよい。
1 電源部(電池)
2 検知部
3 ケーシング(ケース)
3a 第1被覆部位
3b 第2被覆部位
10 流入部
17 電源切換操作体
17d 移動作用部
19 電源切換部

Claims (5)

  1. 電源部からの電力供給により検知対象を検知する検知部と、
    前記電源部からの電力供給をオンオフするための電源切換操作体と、
    前記検知部を収納するケースとが備えられ、
    前記ケースは、前記検知部の収納箇所の正面側を覆う第1被覆部位と前記収納箇所の側面側を覆う第2被覆部位を有し、
    前記電源切換操作体は、前記ケースにおける前記第2被覆部位に配置され
    前記ケースにおける前記第2被覆部位には、前記ケースの外部の空気を前記ケースの内部に流入可能な流入部が備えられ、
    前記電源切換操作体は、前記流入部を区画する区画部に連なる状態で備えられている検知器。
  2. 前記検知部は、前記電源切換操作体が備えられる前記流入部によって前記ケースの内部に流入する空気から、煙を検知する第1検知部が含まれている請求項1に記載の検知器。
  3. 前記電源切換操作体は、前記ケースに対して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変更させることで、前記電源部からの電力供給をオンとオフに切り換えている請求項1又は2に記載の検知器。
  4. 前記電源切換操作体は、前記ケースに対して着脱自在で、且つ、前記ケースに対する装着姿勢を前記第1姿勢と前記第2姿勢とに変更自在である請求項に記載の検知器。
  5. オン位置とオフ位置とに位置変更自在で、且つ、前記オン位置に位置する場合に前記電源部からの電力供給をオンし、前記オフ位置に位置する場合に前記電源部からの電力供給をオフする電源切換部が備えられ、
    前記電源切換操作体には、前記第1姿勢にて装着された場合に前記電源切換部を前記オン位置に移動させ、且つ、前記第2姿勢にて装着された場合に前記電源切換部を前記オフ位置に移動させる移動作用部が備えられている請求項3又は4に記載の検知器。
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