JP2016091380A - 検知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】看者にコンパクトな印象を与えることができるとともに、ケースの側面部において流入口の開口面積を良好に確保することのできる検知器を提供する。
【解決手段】被取付面Wに取り付け可能な取付面3Cを有するケース3に、これの内部に流入した検知対象を検知するセンサ2が内蔵され、検知対象をケース3の内部に流入させる流入口10が取付面3C側に連なるケースの側面部3Bに開口形成されている検知器であって、ケース3の側面部3Bが、取付面3C側がその反対側よりもケース内方側に位置する形状に構成され、流入口10が、ケース3の側面部3Bにおいて取付面3C側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢の傾斜開口面10bを少なくとも取付面3C側に備えて構成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、検知対象を検知する検知器に関する。
この種の検知器は、例えば、火災により発生する煙や温度上昇、不完全燃焼により発生するCOガス、都市ガス等のガス漏れにより発生する漏洩ガス等を検知対象とし、その検知対象の状況に応じた警報を行う警報器等として用いられている。
特許文献1には、室の壁面等の被取付面に取り付け可能な取付面を有するケースに、これの内部に流入した煙等の検知対象を検知するセンサが内蔵され、検知対象をケースの内部に流入させる流入口が前記取付面側に連なるケースの側面部に開口形成された所謂センサ内蔵式の検知器が示されている。この特許文献1記載の検知器では、流入口が開口形成されたケースの側面部全体が取付面に対して垂直姿勢に構成されている。
特開2010−257175号公報
一般に、センサ内蔵式の検知器では、センサをケースの外部に突出配置するものに比べ、すっきりした印象を与えて設置空間に馴染み易いものの、センサを内蔵する分、被取付面に取り付けた状態で被取付面からの突出寸法となるケース厚(ケースの取付面に対する垂直方向の外形寸法)が嵩み、更に、センサ周囲の内蔵物の存在によって検知対象に対するセンサの応答速度も遅くなり易い。
これに対し、特許文献1記載の検知器では、ケースの側面部全体がケースの厚み方向(取付面に対する垂直方向)に沿う姿勢にあるので、見掛け上のケース厚が実寸に近い寸法で認識され易く、看者に嵩高な印象を与え易い不都合がある。また、流入口の開口面全体がケースの厚み方向に沿う姿勢にあるので、応答速度に影響する開口面積をケースの側面部の中で稼ぐのが難しい不都合もある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、看者にコンパクトな印象を与えることができるとともに、ケースの側面部において流入口の開口面積を良好に確保することのできる検知器を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、被取付面に取り付け可能な取付面を有するケースに、これの内部に流入した検知対象を検知するセンサが内蔵され、検知対象をケースの内部に流入させる流入口が前記取付面側に連なるケースの側面部に開口形成されている検知器であって、
前記ケースの側面部が、前記取付面側がその反対側よりもケース内方側に位置する形状に構成されているとともに、
前記流入口が、前記ケースの側面部において前記取付面側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢の傾斜開口面を少なくとも取付面側に備えて構成されている点にある。
上記構成によれば、ケースの側面部のうちのケース内方側に位置する取付面側が視覚的に識別し難くなるので、ケースの側面部のうちのケース外方側に位置する取付面側とは反対側が見掛け上のケース厚として認識され易くなる。よって、見掛け上のケース厚を小さくすることができる。
また、ケースの側面部における流入口の少なくとも取付面側に備えられた傾斜開口面がケースの厚み方向から傾斜する姿勢にあるので、その分、流入口の開口面全体がケースの厚み方向に沿う姿勢にあるものに比べ、ケースの側面部において流入口の開口面積を大きくすることができる。
すなわち、この構成によれば、ケースの側面部の形状によって看者にコンパクトな印象を与えることができるとともに、そのケースの側面部の形状を利用して流入口の開口面積を良好に確保することができる。
しかも、例えば、検知対象が空気中に存在(含有や浮遊等)する場合、壁等の被取付面の近くの部位では被取付面との摩擦抵抗で空気の流速が低下し易いが、開口面積の大きな傾斜開口面がケースの側面部の取付面側に備えられているので、空気の流速が低下しがちな被取付面の近傍の検知対象も流入口に流入させ易くすることができる。
なお、本構成の実施において、ケースの側面部の全周又は略全周を前記形状に構成すれば、ケースを被取付面に取り付けた状態でケースの側面部全体が被取付面側に窄まる形状になるので、看者にコンパクトな印象を一層強く与えることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記流入口における取付面側開口縁に前記取付面とは反対側で対向する部位には、ケース内外方向において取付面側開口縁に相当する位置、又は、それよりもケース内方側まで検知対象を流入案内する流入案内面が設けられている点にある。
つまり、例えば、検知対象が空気中に存在する場合、被取付面に取り付けた状態で流入口に向かって流れる空気がケース内方側に位置する取付面側開口縁にぶつかって流れが被取付面から離れる向きに変更され、その向き変更分の空気中の検知対象が流入口に流入し難くなる虞がある。
これに対し、上記構成によれば、流入口における取付面側開口縁に取付面とは反対側で対向する部位に備えられた流入案内面が、ケース内外方向において取付面側開口縁に相当する位置、又は、それよりもケース内方側まで検知対象を流入案内するので、流入口における取付面側開口縁にぶつかって流れが被取付面から離れる向きに変更された空気中の検知対象も流入口に流入し易くすることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記流入口には、前記取付面に対する遠近方向に延びる縦桟とこれの交差方向に延びる横桟とが架設されているとともに、
前記横桟と前記縦桟との交差部において横桟の外面が縦桟の外面よりもケース外方側に位置するように、横桟の交差部に対応する部位がケース外方側に張り出し形成されている点にある。
上記構成によれば、例えば、縦桟と横桟によって異物や使用者の手指等が流入口に入り込むのを阻止しながら、主に縦桟によってケースを補強することができる。この場合、ケースの補強の面から縦桟は横桟よりも横断面が大きくなり易く、そのため、特に流入口の縦桟周辺部位では検知対象が流入し難くなる虞がある。
これに対し、上記構成によれば、横桟と縦桟との交差部において横桟の外面が縦桟の外面よりもケース外方側に位置するように、横桟の交差部に対応する部位がケース外方側に張り出し形成されているので、この横桟の張り出し部位による検知対象の案内作用によって縦桟周辺部位(交差部)への外部からの検知対象の取り込み量(流入口への流入対象となる検知対象の量)を増やすことができる。そして、このように縦桟周辺部位への外部からの検知対象の取り込み量を増やすことで、流入口の縦桟周辺部位において検知対象が流入口に流入し難くなるのを流入対象となる検知対象の量で補って、結果的に検知対象の流入口への流入量を確保することができる。
また、例えば、流入口における縦桟の端面にぶつかって流れが変更された検知対象を横桟の張り出し部位でもって流入口に流入案内することで、縦桟の存在で検知対象が流入口に流入し難くなるのを効率的に抑制することなども可能になる。
本発明の第4特徴構成は、前記ケースが、前記側面部に複数の隅部を有する外郭形状に構成されているとともに、
前記ケースの各隅部には、ケースの前記取付面側とその反対側とを繋ぐ繋ぎ部が形成され、これら繋ぎ部どうしの隣接端面間に前記流入口が開口形成されている点にある。
上記構成によれば、ケースの側面部の各隅部に形成された繋ぎ部によってケースの外郭形状を効率的に構成することができるとともに、このケースの外郭形状を利用してケースの側面部に大きな開口面積の流入口を形成することができる。
検知器の第1実施形態を示す前面側(正面側)の斜視図 検知器の第1実施形態を示す後面側(背面側)の斜視図 ケース本体、基板及び第1カバーの分解斜視図 第1カバーを装着したケース本体、第2カバーの分解斜視図 図1におけるV−V線断面図 図1におけるVI−VI線断面図 ケースの側面部の要部の端面図 検知器の第2実施形態を示す後面側(背面側)の斜視図 (a)ケースの側面部(上下の側面側の部位)の要部の端面図、(b)ケースの側面部(左右の側面側の部位)の要部の端面図 (a)別実施形態の横桟の張り出し部位を示す要部の断面図、(b)別実施形態の横桟の張り出し部位を示す要部の断面図
本発明に係る検知器の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図7は、室の壁面等の被取付面Wに取り付けて用いられる検知器を示し、この検知器は、被取付面Wに取り付け可能なケース3に、電源部からの電力供給により検知対象を検知するセンサ2を内蔵して構成されている。以下、図中、X方向を「ケース3の上下方向」とし、Y方向を「ケース3の横幅方向」とし、Z方向を「ケース3の前後方向」として詳細に説明する。
ケース3は、内部の中空空間をセンサ2の収納箇所とする略扁平直方体状に形成され、図1、2に示すように、収納箇所の前面側(正面側)を覆う前面部(第1被覆部位)3Aと、収納箇所の側面側を覆う側面部(第2被覆部位)3Bと、収納箇所の後面側(背面側)を覆う後面部(第3被覆部位)3Cとを備えてなる。
この実施形態では、前面部3A及び後面部3Cの夫々が矩形状に形成されており、側面部3Bとして、上側面側を覆う部位と、下側面側を覆う部位と、左側面側を覆う部位と、右側面側を覆う部位とが備えられている。
ケース3の後面部3Cの上部には、壁掛け用の取付孔4を備えた係止部5がケース外方側に突出する状態で備えられ、ケース3の後面部3Cを被取付面W側に位置させる状態で被取付面Wに対しビス6等の固定具でケース3を取り付け可能に構成されている。つまり、ケース3の後面部3Cは、被取付面Wに対する取付面を構成する。
ケース3は、図3、図4に示すように、前方側を開口させた有底筒状のケース本体7と、そのケース本体7の前方開口部の一部を覆う第1カバー8と、その第1カバー8を覆う第2カバー9とから構成されている。
ケース本体7は、前方開口部を備えた前面視(正面視)で矩形状に形成され、ケース3の後面部3Cと上下左右の4つの側面部3Bを構成する。ケース本体7の内部には、センサ2に加えて、電源部としての電池1、センサ2の検知動作やその検知状況に応じた警報動作の制御や電池1からの電力供給のオンオフ制御等の各種の制御を行う制御回路を有した基板13、音声等により警報を行うスピーカ部14、点灯表示等により警報を行う警報表示部15、点灯表示等により電源のオンオフ状態を示す電源表示部16等の各種の機器が収納されている。
第1カバー8と第2カバー9は、ケース本体7の前方開口部に備えられている。第1カバー8は、ケース本体7の前方開口部における電池1の収容部位を除く部位を覆う状態で装着され、他方、第2カバー9は、ケース本体7の前方開口部の全体を覆う状態で装着されている。そのため、この検知器は、第2カバー9を取り外すことで、第1カバー8は装着したままで電池1の着脱作業やメンテナンスを実施することができる。第2カバー9は、ケース本体7の前方開口部に装着した状態でケース3の前面部3Aを構成する。
第1カバー8及び第2カバー9の夫々には、スピーカ部14を覆う部位にスピーカ部14からの音声を外部に伝達するためのスピーカ用開口部8a、9aが形成されている。また、第1カバー8には、警報表示部15及び電源表示部16の光を透過する状態で表示部15、16を覆う透光性の表示カバー部位8b、8cが備えられているとともに、第2カバー9には、第1カバー8の表示カバー部位8b、8cを外部に露出させる表示用開口部9b、9cが備えられている。
なお、20は、スピーカ部14及び警報表示部15により警報動作が行われた際に、その警報動作を停止させるための警報停止用操作部、17は、電池1からの電力供給をオンとオフに切り換えるための電源切換用操作部である。
センサ2は、例えば、火災により発生する煙や温度上昇、不完全燃焼により発生するCOガス、都市ガス等のガス漏れにより発生する漏洩ガス等の検知対象を検知可能に構成されている。この実施形態では、センサ2として、煙を検知する第1センサ2aとCOガスを検知する第2センサ2bと漏洩ガスを検知する第3センサ2cの3つのセンサが備えられている。なお、センサ2は、このような検知対象を検知できるものであれば、各種の構造を採用することができ、また、適宜の個数を採用することができる。
ケース3の側面部3Bには、図5、図6に示すように、空気を内部に流入可能な流入口10が開口形成され、この流入口10を通してケース3の内部に流入する空気から検知対象をセンサ2で検知するように構成されている。流入口10は、ケース3の上下左右の側面部3Bの夫々に備えられ、ケース3の側面部3Bの全周に亘ってケース3の外部からケース3の内部に空気を流入可能に構成されている。
ケース3の内部における機器のレイアウトは、図3に示すように、上下方向及び左右方向では、電池1が左上方側に配置され、その電池1の下方側に第1センサ2aが配置され、更に、電源表示部16が左下端部に配置されている。また、スピーカ部14が右上方側に配置され、そのスピーカ部14の下方側に第2センサ2bが配置され、更に、その第2センサ2bの下方側に第3センサ2cが配置されている。基板13は、ケース本体7に収納された第1センサ2aを覆う状態で取り付けられている。
更に、図5、図6に示すように、前後方向では、第1センサ2aが、ケース本体7の取付面側であるケース3の後面部3C側に配置されているとともに、電池1、基板13、第2センサ2b、第3センサ2c、スピーカ部14、警報表示部15、電源表示部16等の第1センサ2a以外の機器は、ケース本体7の開口部側であるケース3の前面部3A側に配置されている。
つまり、この検知器では、ケース3の側面部3Bの全周に亘って流入口10を形成して、ケース3の側面部3Bの全周に亘って空気をケース3の内部に流入することに対し、上述のような内蔵機器のレイアウトを採用することで、第1センサ2a、第2センサ2b、第3センサ2cの各々に適切且つ効率的に空気を流通させる。
特に、煙を検知対象とするために空気の流通性が要求される第1センサ2aが、ケース3の内部において他の機器とは前後方向(Z方向)で反対側に配置されているので、第1センサ2aの周囲に空気流通空間を良好に確保することができる。よって、他の機器に邪魔されることなく、ケース3の側面部3Bの全周から第1センサ2aに適切に空気を流通させることができる。
更に、ケース3の内部に占める体積の大きな電池1が、ケース3の内部において第1センサ2aとは前後方向(Z方向)で反対側に配置されているので、電池1を迂回して第1センサ2aに空気を流通させる迂回空気流通路等が不要となり、その分、ケース3のケース厚(前後方向での大きさ)を小さくしてケース3のコンパクト化を図ることができる。
しかも、ケース3の各内蔵機器のうち、第1センサ2aを除く大部分の機器がケース3の前面部3A側に配置されているので、ケース3の後面部3C側にスペース的な余裕を生むことができる。そのため、ケース3の側面部3Bにおける後面部3C側の形状(取付面側の形状)の設計自由度を高めることができる。
そして、この検知器は、上述した機器のレイアウトに伴う高い設計自由度を活用して後述する如き、ケース3の側面部3Bの形状、及び、流入口10の形状を採用することで、コンパクト化を図り、見掛け上においては更に看者にコンパクトな印象を与え、しかも、流入口10の開口面積を良好に確保できるようにしてある。
ケース3は、図1、図2に示すように、側面部3Bに四つ(複数の一例)の隅部を有する外郭形状に構成されていて、このケース3の側面部3Bの四隅には、前後方向(Z方向)に延びてケース3の前面部3Aと後面部3Cとを繋ぐ繋ぎ部(柱部)7aが形成されている。そして、これら繋ぎ部7aどうしの対向面間に流入口10が形成されている。
つまり、この検知器は、ケース3の強度上の要となる四隅に対し、対向面間に流入口10を形成する状態で繋ぎ部7aを形成することで、ケース3の外郭形状を効率的に構成しながら、ケース3の側面部3Bの全周に亘って大きな開口面積の流入口10を備えさせ、ケース3の内部への空気の流入を効果的且つ効率的に行わせる。
流入口10には、前後方向(Z方向)に延びる縦桟(中間柱部)12と、前後方向(Z方向)に直交する方向に延びる板状の横桟(区画部)11とが備えられている。縦桟12と横桟11とによって繋ぎ部7aどうしの間の開口部を区画することで、誤って異物や使用者の手等がケース3の内部に挿入されるのを阻止するとともに、主に縦桟12によってケース3を補強する。
次に、ケース3の側面部3Bの形状、及び、流入口10の形状について詳述する。
ケース3の側面部3Bは、図2、図5〜図7に示すように、後面部3C側(ケース3の取付面側)の後面側部位3bが前面部3A側(ケース3の取付面側とは反対側)の前面側部位3aよりもケース内方側に位置する形状に構成されている。
本実施形態では、ケース3の側面部3Bにおいて後面側部位3bが前面側部位3aよりも一段ケース内方側に位置するように構成されているとともに、ケース3の上下左右の四つの側面部3Bが同一又は略同一の形状に構成されている。略言すれば、ケース3の側面部3Bは、全体として後方に向かって階段状に窄まる後方窄まり形状に構成されている。
このような形状を採用することで、取付けたときに、ケース3の側面部3Bのうちの後面側部位3bが視覚的に識別し難くなり、ケース3の側面部3Bのうちの前面側部位3aが見掛け上のケース厚として認識され易くなる。そのため、この検知器は、見掛け上のケース厚が小さくなって、看者にコンパクトな印象を与えることができる。
しかも、ケース3の側面部3Bにおける後面側部位3bと前面側部位3aとの間で段差があるので、この段差による両部位3a、3bの視覚的な分離作用により、後面側部位3bの視覚的な識別し難さ、及び、前面側部位3aの見掛け上のケース厚としての認識し易さが強調され、その分、看者に与えるコンパクトな印象を一層強くすることができる。
流入口10は、図7に示すように、ケース3の側面部3Bの前面部3A側において前後方向に沿う非傾斜姿勢(ケース3の厚み方向に沿う姿勢)の非傾斜開口面10aと、ケース3の側面部3Bの後面部3C側において後面側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢の傾斜開口面10bとを備えて構成されている。
傾斜開口面10bの傾斜角αは、ケース厚に沿う前後方向からケース内方側に傾斜した角度であり、ケース3の内部の後面側のスペースやセンサ2の応答速度等の各種の事情に応じて適宜に設定することができる。この傾斜開口面10bは、ケース3の側面部3Bにおける前面側部位3aと後面側部位3bとの間の段差部を利用して後面側部位3bに形成されている。
このように、流入口10における少なくとも一部の開口面(傾斜開口面10b)をケース3の側面部3Bにおいてケース3の厚み方向から傾斜する傾斜姿勢とすることで、ケース3の側面部3Bにおいて流入口10の開口面積を良好に確保する。しかも、傾斜開口面10bがケース3の側面部3Bの後面部3C側(被取付面W側)に備えられているので、流速が低下しがちな被取付面Wの近傍の空気も流入口10に流入させ易くすることができる。
流入口10における後面側開口縁(取付面側開口縁)10cに前方側(取付面とは反対側)で対向する部位には、ケース内外方向において後面側開口縁10cに相当する位置P1よりもケース内方側の位置P2まで検知対象を流入案内する流入案内面10dが設けられている。この流入案内面10dは、流入口10に備えられた複数の横桟11のうち、後面側に位置する横桟11の後面からなり、検知器を被取付面Wに取り付けた状態で被取付面Wに沿う面に構成されている。
そのため、この検知器では、流入案内面10dによる案内作用によって、図7に示すように、流入口10に向かう途中で流入口10における後面側開口縁10cにぶつかって流れが被取付面Wから離れる向きに変更された空気も流入口10に流入させ易くすることができる。
[第2実施形態]
図8、図9は、本発明に係る検知器の第2実施形態を示し、この検知器では、ケース3が前面視(正面視)で横幅よりも上下幅が広い縦長矩形状に形成されているとともに、ケース3の側面部3B及び流入口10が、上下の側面側の部位(図9(a)参照)と左右の側面側の部位(図9(b)参照)とで異なる形状に構成されている。
ケース3の側面部3Bは、略全体が後方側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢に構成され、且つ、流入口10の開口面の略全体が傾斜開口面10bに構成されている。そして、上下の側面側の部位における側面部3Bの傾斜姿勢及び傾斜開口面10bの傾斜角α1が、左右の側面側の部位における側面部3Bの傾斜姿勢及び傾斜開口面10bの傾斜角α2よりも大に構成されている。
つまり、各種の機器を内蔵するためにケース3の形状は種々の制約を受けるが、この検知器では、このような制約を受ける状況下でケース3の側面部3Bにおける上下の側面側の部位で流入口10の開口面積を広く確保することで、検知器の設置空間においてドラフト流等で生じ易い上下方向に沿う空気流を効果的且つ効率的に内部に流入させる。
なお、ケース3の側面部3Bにおける流入口10よりも前方側の部位は、当該部位近傍の検知対象を流入口10に向かって流入案内する傾斜姿勢の流入案内面10eを構成する。
その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔別実施形態〕
(1)前述の各実施形態の変形として、図10に示すように、横桟11と縦桟12との交差部において横桟11の外面11aが縦桟12の外面12aよりもケース外方側に位置するように、横桟11の交差部に対応する部位(張り出し部位)11bがケース外方側に張り出し形成されていてもよい。この場合、横桟11と縦桟12との交差部の個数等に対応して、例えば、図10(a)に示すように、1つの張り出し部位11bを形成したり、図10(b)に示すように、横桟11に複数の張り出し部位11bを形成することができる。
このようにすれば、検知対象が空気中に存在する場合に、横桟11の張り出し部位11bによる検知対象の案内作用によって縦桟12周辺部位への外部からの検知対象の取り込み量(流入口10への流入対象となる検知対象の量)を増やすことができるので、流入口10の縦桟12周辺部位において検知対象が流入口10に流入し難くなるのを流入対象となる検知対象の量で補って、結果的に検知対象の流入口10への流入量を確保することができる。また、例えば、流入口10における縦桟12の外面12aにぶつかって流れが変更された検知対象を横桟11の張り出し部位11bでもって流入口10に流入案内することで、縦桟12の存在で検知対象が流入口10に流入し難くなるのを効率的に抑制することなども可能になる。
(2)前述の各実施形態では、センサ2に電力を供給する電源部として、ケース3に収容した電池1を例に示したが、室内に設置されたコンセント等の外部電源等であってもよい。
(3)前述の各実施形態では、ケース3の側面部3Bの全体が、取付面側がその反対側よりもケース内方側に位置する形状に構成されている場合を例に示したが、ケース3の側面部3Bの一部(例えば、上下左右の各々を覆う部位のうちの1又は複数の部位)だけが上記形状に構成されていてもよい。
(4)また、前述の各実施形態では、全ての流入口10が、ケース3の側面部3Bにおいて取付面側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢の傾斜開口面10bを備えて構成されている場合を例に示したが、一部の流入口10だけが傾斜開口面10bを備えて構成されていてもよい。
(5)ケース3の内部における各機器のレイアウトは、前述の各実施形態で示したものに限らず、設置環境や機器の数量・種別等に応じて適宜に変更することができる。
W 被取付面
2 センサ
3 ケース
3B 側面部
3C 取付面(後面部)
7a 繋ぎ部
10 流入口
10b 傾斜開口面
10c 取付面側開口縁(後面側開口縁)
10d 流入案内面
11 横桟
12 縦桟

Claims (4)

  1. 被取付面に取り付け可能な取付面を有するケースに、これの内部に流入した検知対象を検知するセンサが内蔵され、検知対象をケースの内部に流入させる流入口が前記取付面側に連なるケースの側面部に開口形成されている検知器であって、
    前記ケースの側面部が、前記取付面側がその反対側よりもケース内方側に位置する形状に構成されているとともに、
    前記流入口が、前記ケースの側面部において前記取付面側ほどケース内方側に位置する傾斜姿勢の傾斜開口面を少なくとも取付面側に備えて構成されている検知器。
  2. 前記流入口における取付面側開口縁に前記取付面とは反対側で対向する部位には、ケース内外方向において取付面側開口縁に相当する位置、又は、それよりもケース内方側まで検知対象を流入案内する流入案内面が設けられている請求項1記載の検知器。
  3. 前記流入口には、前記取付面に対する遠近方向に延びる縦桟とこれの交差方向に延びる横桟とが架設されているとともに、
    前記横桟と前記縦桟との交差部において横桟の外面が縦桟の外面よりもケース外方側に位置するように、横桟の交差部に対応する部位がケース外方側に張り出し形成されている請求項1又は2記載の検知器。
  4. 前記ケースが、前記側面部に複数の隅部を有する外郭形状に構成されているとともに、
    前記ケースの各隅部には、ケースの前記取付面側とその反対側とを繋ぐ繋ぎ部が形成され、これら繋ぎ部どうしの隣接端面間に前記流入口が開口形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の検知器。
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