JP6500704B2 - センサ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートの表面の温度や圧力などの情報を検知可能な複数の検知部と、各検知部に電力を供給可能な配線部とを備えた面状のセンサ部材に関する。
この種の乗物用シートでは、例えば乗員が着座した際の着座面の温度分布や圧力分布を測定し、この測定された情報を基に、着座面の形状や送風装置の風量を調節したいとの要請がある。例えば特許文献1に開示の座椅子には、複数のエアバッグと、圧力探知装置と、充排気制御装置が内蔵されている。複数のエアバッグは、気体の流入により膨張する袋体であり、座椅子の着座面の裏側に並列して配設され且つ充排気制御装置に連通している。そして各エアバッグには圧力探知装置が設けられており、この圧力探知装置によって、各エアバッグが受けた圧力を検知可能である。公知技術では、乗員が着座した際に各エアバッグが受けた圧力を圧力探知装置によって検知し、この検知された圧力情報が充排気制御装置に伝送される。そして充排気制御装置が、個々の圧力情報に基づいて各エアバッグに対する充排気比率の制御を行うことにより、着座面の形状を適切に変更してサポート性能を向上させることができる。
特開2010−264092号公報
ところで公知技術の構成では、座椅子内に、複数の圧力検知装置を設ける必要があり、さらに個々の圧力検知装置には別個の配線部が配設されている。このため公知技術の構成は、シートの内部構成が複雑化するとともに、空調装置やヒータなどのシート内に配設される他部材に対する影響を考慮して、すんなり採用できる構成ではなかった。そこで面状のセンサ部材を、座椅子の着座面に配設する構成を採用することもできるが、このときセンサ部材を配置した状態が、実際の着座面の状態と極端に乖離することは極力回避すべきである。例えば着座面における温度分布を検知する場合、センサ部材を配置したことで乗物用シート本来の通気性が極端に損なわれることにより、センサ部材から得られる情報が不正確となることが懸念される。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、乗物用シートの表面に配置された面状のセンサ部材によって、乗物用シートの表面の情報をより正確に検知することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明のセンサ部材は、乗物用シートの表面に配置可能な面状のセンサ部材であって、乗物用シートの表面に沿って配置可能な柔軟性を有する面状の本体部と、複数の検知部と、検知部に電力を供給する配線部とを備える。そして複数の検知部が、各々、乗物用シートの表面で検知された情報を有線又は無線で制御部に伝達可能である。この種の構成では、乗物用シートの表面に配置された面状のセンサ部材によって、乗物用シートの表面の情報をより正確に検知できることが望ましい。
そこで本発明では、厚み方向に気体の流通を可能とする通気性を備える本体部には、可撓性を備えた帯状の複数の基板が適宜の間隔をあけて取付けられている。そして各基板には、配線部の一部をなす一対の配線部位が設けられているとともに、複数の検知部が本体部の面方向に適宜の間隔をあけて配置するように取付けられている。本発明では、通気性を備えた本体部に複数の検知部が適宜の間隔をあけて配置されることで、センサ部材が良好な通気性を備える。このため乗物用シートの表面にセンサ部材を配置した場合においても、実際の着座面の状態と極端に乖離することが極力回避されて、乗物用シートの表面の情報をより正確に検知することができる。さらに本発明では、複数の検知部と各配線部位を、可撓性を備えた基板とともに本体部に適切に取付けることができる。
第2発明のセンサ部材は、第1発明のセンサ部材において、一対の配線部が、複数の検知部に個々に電気的につながりながら本体部の面方向に沿って設けられる。本発明では、一対の配線部を複数の検知部で共用する構成としたことで、複数の検知部が個々に一対の配線部を備える構成に比して簡便な構成となる。
発明のセンサ部材は、第1発明又は第2発明のセンサ部材において、基板が、本体部の厚み方向で見て気体の流通の可能な通気部を有する。本発明では、基板に通気部を設けることにより、センサ部材の通気性を良好に保つことができる。
本発明に係る第1発明によれば、乗物用シートの表面に配置された面状のセンサ部材によって、乗物用シートの表面の情報をより正確に検知することができる。また第1発明によれば、面状のセンサ部材によって、乗物用シートの表面の情報を良好に検知することができる。また第2発明によれば、比較的簡便な面状のセンサ部材によって、乗物用シートの着座面の情報をより正確に検知することができる。そして第発明によれば、面状のセンサ部材によって、乗物用シートの表面の情報をさらに良好に検知することができる。
乗物用シートの斜視図である。 センサ部材の概略正面図である。 センサ部材一部の概略正面図である。 センサ部材の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DW、乗物用シート右方に符号R、乗物用シート左方に符号Lを付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。本実施例では、シートクッション4の後部にシートバック6の下部が起倒可能に連結するとともに、起立状態のシートバック6の上部にヘッドレスト8が配設される。そしてシートクッション4は、シートレール9を介して乗物床面に固定されており、このシートレール9にて、乗物用シート2が乗物床面に対して相対移動可能とされている。
本実施例においては、図1を参照して、気体を送り出し可能な送風装置10が、シートクッション4の裏面に設けられ、さらにダクト部材(図示省略)を介してシートバック6に連通されている。この種の送風装置10の機構として、装置軸方向に沿って送風する軸流式の機構や、装置軸方向から吸気しつつ遠心方向に送風する遠心式の機構を例示できる。そして送風装置10から送り出される気体が、シートパッド4P,6Pに設けた流路部(図示省略)を介して、シートクッション4の着座面及びシートバック6の着座面の少なくとも一方から吹き出すこととなる。なお各着座面は、シート幅方向で見た中央の天板メイン部4a,6aと、天板メイン部4a,6a両側に配置する凸状の天板サイド部4b,6bに区分けされる。そして本実施例の流路部は、天板メイン部4a,6aに設けられているが、天板サイド部4b,6bに設けることもできる。
そしてこの種の乗物用シート2では、例えば乗員が着座した際の着座面の温度分布を予め測定し、この測定された温度情報を基に、送風装置10の風量を調節したいとの要請がある。そこで本実施例では、シートバック6の着座面に面状のセンサ部材20Aを配設するとともに、シートクッション4の着座面に面状のセンサ部材20Bを配設する。そして各センサ部材20A,20Bによって、対応する着座面の温度分布を測定するのであるが、この種の構成では、センサ部材20A,20Bによって各着座面の情報をより正確に検知することが望まれる。そこで本実施例では、後述する面状のセンサ部材20A,20Bによって、乗物用シート2の着座面の情報をより正確に検知することとした。以下、各構成について詳述する。
[センサ部材]
ここでシートバック6のセンサ部材20Aと、シートクッション4のセンサ部材20Bは略同一構成であることから、シートバック6のセンサ部材20Aを一例にその詳細を説明する。このセンサ部材20Aは、シートバック6の着座面に配置された略矩形の面材であり、図2を参照して、本体部22と、複数の基板24A〜24Jと、複数の検知部26と、一対の配線部30,40と、一対の有線部50A,50Bを有する。そして後述するように、一対の配線部30,40を介して電源部M1から各検知部26に電力を供給する。さらに各検知部26から得られた温度情報を、一対の有線部50A,50Bを介して制御部M2に伝達し、この制御部M2によって着座面の温度分布が作成される。
[本体部]
本体部22は、可撓性と通気性を備えた略矩形状の面状部材であり、図4を参照して、一対の面材22a,22bを袋状とすることで形成できる。この種の本体部22をなす面材の素材として、網材などの2Dネット体、繊維を三次元状に編製してなる3Dネット体、布帛(織物,編物,不織布)、高通気性のスラブウレタン(通気度:200cc/cm2・sec〜400cc/cm2・sec)、複数の貫通孔を備えた樹脂やエラストマやゴム製のフィルム体を例示できる。なかでも樹脂製の線材からなる網材などの2Dネット体は、通気性や物性の観点から本体部22の素材として好適に用いることができる。ここで本体部22の寸法は、着座面における所望の温度分布を測定できる限り特に限定しないが、本実施例では少なくとも天板メイン部6aの略全面を網羅可能な寸法に設定されている。なお本体部22の周縁は、接着や縫合等の手法で天板サイド部6bに着脱不能に取付けることができるが、着脱可能に取付けることが好ましい。例えば着座面に対して本体部22を貼着などの簡便な手法で着脱可能とすることで、乗物用シート2から別の乗物用シートに容易に付け替えることができる。
[基板]
複数の基板(第一基板24A〜第十基板24J)は、図2を参照して、それぞれ可撓性を備えたフィルム状の平板部材である。ここで第一基板24A〜第十基板24Jは略同一の構成を有することから、第一基板24Aを一例に詳細を説明する。この第一基板24Aは、図2及び図3を参照して、シート幅方向に長尺な帯状とされており、後述する複数の検知部26と、裏打ち部28と、一対の配線部位32,42と、有線部位52と、複数の通気部60を有する。この種の第一基板24Aの材質として、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂、エラストマやゴムを例示できる。ここで裏打ち部28は、後述する各検知部26を支持する平板部材であり、第一基板24Aの裏面側に固定できる。本実施例においては、複数の裏打ち部28が、図3及び図4を参照して、それぞれ後述する検知部26と略同形の略矩形状をなしており、各検知部26の固定位置に対応する箇所に適宜の間隔で配置する。この種の裏打ち部28の素材として、第一基板24Aに比して硬い樹脂を用いることが望ましく、例えばガラスエポキシ製の板材を用いることができる。そして通気部60は、本体部22の厚み方向で見て気体の流通の可能な部位であり、本実施例では、第一基板24Aを厚み方向に貫通する孔部である。そして通気部60を、各検知部26及び裏打ち部28の配置位置とは異なる箇所に複数(または単数)設けることにより、センサ部材20Aの通気性を良好に保つことができる。
[配線部位・有線部位]
また配線部位32(42)は、図3を参照して、後述する各配線部30(40)の一部をなす部位であり、後述する各検知部26に電力を供給可能である。本実施例では、一方の配線部位32が、第一基板24Aの短尺方向における一側に設けられて、第一基板24Aの長尺方向に途切れなく延びる。また他方の配線部位42が、第一基板24Aの短尺方向における他側に設けられて、第一基板24Aの長尺方向に途切れなく延びる。これら各配線部位32,42は、例えば第一基板24Aの表面に金属又は合金製の薄箔を貼り付けたのち、余分な薄箔部分をエッチングにより除去して線状とすることで形成できる。なお配線部位32,42中で電気接続不要の部分は、オーバーレイをかけるなどして外部と絶縁を保つことができる。なお各配線部位32,42は、上述の薄箔のほか、導電性粒子(典型的に金属粒子や合金粒子)を含有してなる樹脂層体、導電糸、導電糸からなる布帛で形成することもできる。そして薄箔や布帛や導電糸は、接着や貼着や縫合等の手法で第一基板24Aの表面に直接的に取付けることができ、導電性粒子を含有してなる樹脂層体は、プリントや塗布などの手法で第一基板24Aの表面に直接的に取付けることができる。また有線部位52は、後述する有線部50A(50B)の一部をなす部位であり、各配線部位32,42とは異なる位置に設けられて第一基板24Aの長尺方向に途切れなく延びる。そして有線部位52も、一対の配線部位32,42と同様に各種の通電可能な帯体や線材にて形成できる。
[検知部]
複数の検知部26は、図2〜図4を参照して、それぞれ周囲の温度を検知可能な略立方体状の部材であり、図示しない内部機構として温度検知機構と伝達機構を有する。温度検知機構は、周囲の温度を検知する機構であり、熱電対式、測温抵抗式、放射式、バイメタル式などの各種機構を採用できる。また伝達機構は、温度検知機構にて検知された温度情報を有線又は無線で外部に伝達可能な機構であり、本実施例では、後述の有線部50A(50B)を介して制御部M2に伝達できる。そして本実施例においては、複数の検知部26を、図1を参照して第一基板24Aの表面に適宜の間隔で取付けつつ、図2を参照して各配線部位32,42と有線部位52にそれぞれ電気的につなげる。ここで各検知部26の取付け手法は特に限定しないが、本実施例においては、図4を参照して、半田付けなどの手法により第一基板24Aの表面の固定箇所FP1に取付けることができる。そして各検知部26の固定箇所の裏面には裏打ち部28が配設されているため、各検知部26が、裏打ち部28にて支持されて安定的に第一基板24Aの表面に配設されることとなる。
[センサ部材の組付け作業]
図2を参照して、複数の基板24A〜24Jを、本体部22内に配置しつつ上下方向に適宜の間隔をあけて並列配置する。このときセンサ部材20Aをシートバック6に取付けた状態を基準として、第一基板24A〜第十基板24Jが、それぞれシート幅方向に向きながら、この順で上から下に並列して配置される。そして図4を参照して、各基板24A〜24Jの裏面に固定された各裏打ち部28を、本体部22をなす裏面側の面材22bに接着等の手法で固定することにより、各基板24A〜24Jを、本体部22内の適所に取付けることができる。
[各配線部の形成作業]
そして上述の作業に前後して、一対の配線部(第一配線部30,第二配線部40)を、複数の検知部26に個々に電気的につなげながら本体部22の面方向に配設する。これら一対の配線部30,40は、それぞれ各検知部26に電力を供給可能な部位であり、本体部22の外に配設された電源部M1に電気的につながる。そして第一配線部30は、図2及び図3を参照して、各基板24A〜24Jの一方の配線部位32と、隣り合う基板の間に配置する配線34を直列的につなげた部位であり、正面視において本体部22を蛇行するように形成される。ここで配線34は、湾曲可能なケーブルであり、隣り合う基板の配線部位32同士を電気的につなげることができる。また第二配線部40も、各基板24A〜24Jの他方の配線部位42と、隣り合う基板の間に配置する他の配線44を直列的につなげた部位であり、正面視において本体部22を蛇行するように形成される。そして第一配線部30を、電源部M1の正極と負極のいずれか一方につなげるとともに、第二配線部40を、電源部M1の正極と負極のいずれか他方につなげる。こうして本実施例においては、一対の配線部30,40を複数の検知部26で共用する簡便な構成により、これら各検知部26に電力を供給できる。
[有線部の形成作業]
また一対の有線部(第一有線部50A,第二有線部50B)を、複数の検知部26に個々に電気的につなげながら本体部22の面方向に配設する。これら各有線部50,50Bは、それぞれ各検知部26にて検知された温度情報を制御部M2に電気信号で伝達する部位である。そして第一有線部50Aは、図2及び図3を参照して、第一基板24A〜第四基板24Dの有線部位52と、隣り合う基板の間に配置する信号配線54を直列的につなげた部位であり、正面視において本体部22を蛇行するように形成される。また第二有線部50Bは、第五基板24E〜第十基板24Jの有線部位(符号省略)と、隣り合う基板の間に配置する信号配線(符号省略)を直列的につなげた部位であり、正面視において本体部22を蛇行するように形成される。そして各検知部26から得られた温度情報が、各有線部50A,50Bを介して制御部M2に伝達されたのち、この制御部M2によって着座部の温度分布を作成することとなる。そして本実施例においては、複数の検知部26の情報を、第一有線部50Aと第二有線部50Bに分けて伝達することで、各検知部26からの温度情報を素早く制御部M2に伝達できる。
[センサ部材の使用]
図1を参照して、センサ部材20A,20Bによって、シートバック6及びシートクッション4の各着座面の温度分布を検出する。このとき本実施例では、乗物用シート2の実際の使用時を想定して、例えば送風装置10により着座側に送風するのであるが、このとき送風がセンサ部材20A,20Bによって妨げられることは極力回避すべきである。また送風装置10を作動させない場合においても、センサ部材20A,20Bと各着座面の間に熱がこもるなどして、各センサ部材20A,20Bから得られる情報が不正確となるおそれがある。
そこで本実施例では、図2を参照して、本体部22が、厚み方向に気体の流通を可能とする通気性を備えるとともに、複数の検知部26が、本体部22の面方向に適宜の間隔をあけて配置する。こうして通気性を備えた本体部22に複数の検知部26が適宜の間隔をあけて配置されることで、各センサ部材20A,20Bが良好な通気性を備えて、送風装置10の送風を極力妨げない構成とされている。特に本実施例では、各基板24A〜24Jを適宜の間隔をあけて配置し、さらに各基板24A〜24Jに通気部60を設けたことで、各センサ部材20A,20Bの通気性を良好に保つことができる。こうして各センサ部材20A,20Bを、実際の着座面の状態と極端に乖離させることなく配置することで、乗物用シート2の表面である着座面の情報をより正確に検知できる。そして各センサ部材20A,20Bは、対応する着座面上に配置されているため、シートへの着脱が容易であり、測定準備に要する工数が大幅に低減される。
さらに本実施例では、乗員が着座して各センサ部材20A,20Bが押圧されたとしても、本体部22と各基板24A〜24Jが適度に撓みながら乗員を支持できる。また一対の配線部30,40を複数の検知部26で共用することで、各センサ部材20A,20Bに配設される配線数が少なくされている。このため各センサ部材20A,20Bは、乗員に対して硬さや異物感などの違和感を極力生じさせない着座性に優れる構成となる。さらに乗員の着座時において、各センサ部材20A,20Bが適度に撓むことにより、一対の配線部30,40や一対の有線部50A,50Bに過度の負担がかかって断線することを好適に回避できる。そして各検知部26が裏打ち部28にて支持されているため、各検知部26の固定箇所FP1に過度の応力がかかることを好適に回避できる。
以上説明したとおり本実施例では、通気性を備えた本体部22に複数の検知部26が適宜の間隔をあけて配置されることで、各センサ部材20A,20Bが良好な通気性を備える。このため乗物用シート2の表面である着座面に各センサ部材20A,20Bを配置した場合においても、実際の着座面の状態と極端に乖離することが極力回避されて、乗物用シート2の着座面の情報をより正確に検知できる。また本実施例では、一対の配線部30,40を複数の検知部26で共用する構成としたことで、複数の検知部26が個々に一対の配線部を備える構成に比して簡便な構成となる。また本実施例では、複数の検知部26と各配線部位32,42を、可撓性を備えた各基板24A〜24Jとともに本体部22に適切な配置関係で安定的に設けることができる。そして本実施例では、各基板24A〜24Jに通気部60を設けることにより、各センサ部材20A,20Bの通気性を良好に保つことができる。このため本実施例によれば、乗物用シート2の表面に配置された面状の各センサ部材20A,20Bによって、乗物用シート2の表面の情報をより正確に検知することができる。
本実施形態のセンサ部材は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、各センサ部材20A,20Bの構成(形状,寸法,配設位置,配設数,構成部材など)を例示したが、これら各部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば本体部は、一枚物の面材で構成されていてもよく、3枚以上の面材で構成されていてもよい。また本体部は、例えば天板メイン部を覆う部分が通気性を備え且つ天板サイド部を覆う部分が非通気性である構成でもよい。また本体部自身が、シートカバーの全部又は一部を構成していてもよい。また各有線部は、各電極部から分かれて配置していてもよく、各電極部の一方と一体とされていてもよい。また制御部と電源部は、センサ部材と別体でも良く一体でもよい。
また本実施形態の検知部は、温度のほか、圧力、湿度、音(騒音)、光、風量などの各種パラメータを測定可能な構成とすることができる。また検知部は、無線によって情報を制御部に伝達可能な構成をとることができ、この場合には有線部を省略することができる。なお検知部は、基板ではなく本体部に直接設けることができ、この場合には検知部同士を、電極部をなす配線のみで電気的につなげることができる。なお検知部は、個々に一対の電極部を有していてもよい。また複数の検知部の情報を単数又は3以上の有線部を介して制御部に伝達することもできる。なお基板が適度な剛性を備える場合には、検知部を、裏打ち部で支持することなく(裏打ち部を省略して)基板に取付けることもできる。
また本実施形態では、基板に、通気部として貫通孔を設ける例を説明したが、通気部は、基板の端部を切り欠いた切欠きで構成されていてもよい。また基板は、本体部の厚み方向に適宜屈曲した形状とされていてもよく、この場合には、基板と本体部の間の隙間が通気部として機能する。なお本体部の通気性を極端に妨げないならば、基板から通気部を省略することもできる。なお基板は、裏打ち部以外の部分で、本体部をなす各面材のいずれかに固定すすることもできる。
また本実施形態では、乗物用シートの構成を例示したが、乗物用シートの構成を限定する趣旨ではない。例えば乗物用シートには、送風装置のほか、シートヒータ等の各種の他部材を設けることができ、他部材を省略することもできる。なお送風装置は、気体を吸引する構成でもよい。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 シートレール
10 送風装置
20A,20B センサ部材
22 本体部
24A〜24J 基板
26 検知部
28 裏打ち部
30 第一配線部
40 第二配線部
32,42 配線部位
34,44 配線
50A 第一有線部
50B 第二有線部
52 有線部位
54 信号配線
60 通気部
M1 電源部
M2 制御部

Claims (3)

  1. 乗物用シートの表面に配置可能な面状のセンサ部材であって、
    前記乗物用シートの表面に沿って配置可能な柔軟性を有する面状の本体部と、複数の検知部と、前記各検知部に電力を供給する配線部とを備え、前記複数の検知部が、各々、前記乗物用シートの表面で検知された情報を有線又は無線で制御部に伝達可能であるセンサ部材において、
    厚み方向に気体の流通を可能とする通気性を備える前記本体部には、可撓性を備えた帯状の複数の基板が適宜の間隔をあけて取付けられており、
    各基板には、前記配線部の一部をなす一対の配線部位が設けられているとともに、前記複数の検知部が前記本体部の面方向に適宜の間隔をあけて配置するように取付けられているセンサ部材。
  2. 一対の前記配線部が、前記複数の検知部に個々に電気的につながりながら前記本体部の面方向に沿って設けられている請求項1に記載のセンサ部材。
  3. 前記基板が、前記本体部の厚み方向で見て気体の流通の可能な通気部を有する請求項1又は2に記載のセンサ部材。
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