JP6500669B2 - 直流モータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、巻き線界磁式の直流モータに関する。
従来、モータを小型高出力化するには、コイルを整列巻きにして占積率を向上する方法が一般的である。しかし、集中巻きコイルを整列巻きにして高占積率にするためには、コイルの引き出し部が整列巻きを阻害しない巻き方が必要であり、それを可能にする従来技術として特許文献1が公知である。
特許文献1には、略矩形の断面形状を有する平角線を幅方向(長辺方向)に巻いて形成されるエッジワイズ巻きの界磁コイルが提案されている。
特許第4811286号公報
特許文献1に開示されるエッジワイズ巻きは、丸線よりも占積率を向上できるが、隣り合う二つの界磁コイル同士の干渉を回避するために、二つの界磁コイル間に空間を残す必要があり、その分だけ占積率を向上できないという課題が残っている。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、界磁導体の占積率を高めて小型高出力化を図る直流モータを提供することにある。
請求項1に係る本発明は、磁気回路を形成する円筒状のヨークと、このヨークの内周に固定されて周方向に等間隔に配置される複数のポールコアと、電流が流れることにより磁界を発生して前記ポールコアを磁化させる界磁導体とを備える直流モータであって、前記界磁導体は、周方向に隣り合う前記ポールコア同士の間を軸方向に延びて配置されるコア間導体を有し、このコア間導体は、周方向に隣り合う2本の前記ポールコアのうち、一方の前記ポールコアに印加される磁界を発生する導体部と、他方の前記ポールコアに印加される磁界を発生する導体部とを一体化して形成されることを特徴とする。
本発明の界磁導体は、周方向に隣り合うポールコア同士の間を軸方向に延びて配置されるコア間導体を有する。このコア間導体は、一方のポールコアに印加される磁界を発生する導体部と、他方のポールコアに印加される磁界を発生する導体部とを一体化して形成される。また、界磁導体は、断面矩形の板材を径方向に積層することで設けられ、直流モータは内燃機関の始動用モータとして使用される。
この構成によれば、一方のポールコアに印加される磁界を発生する導体部と、他方のポールコアに印加される磁界を発生する導体部との干渉を考慮する必要がなく、干渉を回避するための空間を利用してコア間導体を配置できる。その結果、隣り合う2本のポールコアの間に設定される巻線スペースを効率的に使用できるので、2本のポールコア間における界磁導体の占積率を向上でき、モータの小型高出力化を図ることが可能である。
実施例1に係る第1、第2、第3層のコイル導体の展開図である。 実施例1に係るスタータの断面図である。 実施例1に係るモータの断面図(図2のIII−III断面図)である。 実施例1に係る第1層のコイル導体の斜視図である。 実施例1に係る第2層のコイル導体の斜視図である。 実施例1に係る第3層のコイル導体の斜視図である。 実施例1に係る界磁導体の斜視図である。 実施例2に係るスタータの断面図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1では、本発明の直流モータをスタータ1に搭載される始動用モータ2に適用した事例を説明する。
スタータ1は、例えば、図2に示すように、モータ2に駆動されて回転する出力軸3の軸上にピニオン4を配置し、電磁スイッチ5の吸引力によりレバー6を駆動してピニオン4をエンジンのリングギヤ側(図示左側)へ押し出す方式である。同方式を有するスタータ1の基本構造および動作は周知であるため、詳細な説明は省略して、以下、本発明に係るモータ2について詳述する。
モータ2は、電磁石式の界磁(下述する)と、この界磁の内周に回転自在に配置される電機子7と、この電機子7の軸上に設けられるコンミュテータ8と、このコンミュテータ8の外周上に配置されるブラシ9等を備える。
電機子7は、図3に示すように、電機子軸7aの外周に嵌合する電機子鉄心7bと、この電機子鉄心7bに設けられるスロット内に巻装される電機子コイル7cとを備える。なお、図3はモータ2の断面図(図2のIII−III断面図)であるが、断面を表示するハッチングは省略している。
コンミュテータ8は、例えば、樹脂材料で構成される円筒形状の絶縁体ベース8aと、この絶縁体ベース8aに保持されて円筒状に配列される複数の整流子セグメント8bとを有し、絶縁体ベース8aが電機子軸7aの一端側外周に圧入により嵌合して固定される。
個々の整流子セグメント8bは、絶縁体ベース8aによって互いに絶縁され、且つ、軸方向コア側の端部に設けられるライザ8cに電機子コイル7cが結線される。
ブラシ9は、例えば、コンミュテータ8の周方向に4個配置され、ブラシスプリング10により整流子セグメント8bの外周面に押圧される。4個のブラシ9のうち、2個のプラス側ブラシ9は、図7に示すように、それぞれピグテール11を介してコネクションバー12に接続され、2個のマイナス側ブラシ(図示せず)は、例えば、アース回路の一部を形成するモータ2のエンドフレーム13を介してアース側に接続される。なお、図2に示すブラシスプリング10は、板バネを図示しているが、板バネに替えてコイルスプリングを使用することもできる。
界磁は、図3に示すように、磁気回路を形成する円筒状のヨーク14と、このヨーク14の内周に固定されるポールコア15と、通電により磁界を発生してポールコア15を磁化させる界磁導体(後述する)とを有する。
ヨーク14は、径方向の外側と内側とに重ね合わせて配置される外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとで構成される。この外側ヨーク14aと内側ヨーク14bは、二枚の鉄板を別々に円筒状に丸め加工して製造される。
内側ヨーク14bは、外側ヨーク14aより肉厚が薄く、且つ、軸方向の長さが短く設けられる。内側ヨーク14bの軸方向長さは、ポールコア15の軸方向長さと略同一である(図2参照)。言い換えると、ポールコア15が配置される軸方向範囲に亘って内側ヨーク14bが配置される。
外側ヨーク14aは、軸方向の両側が内側ヨーク14bの両端よりそれぞれ軸方向に延出している。以下、内側ヨーク14bの両端より軸方向に延出する外側ヨーク14aの部位を延出部14c(図2参照)と呼ぶ。
実施例1のヨーク14は、外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとが重なることで磁路断面積が大きく形成される第1磁路部と、外側ヨーク14aの延出部14cによって磁路断面積が小さく形成される第2磁路部とを有し、第1磁路部と第2磁路部との間に径方向の段差が設けられる。以下、段差より軸方向の外側に形成される空間、つまり、延出部14cの内周に形成される空間を段差空間と呼ぶ。
ポールコア15は、図3に示すように、ヨーク14の内周にスクリュー16で固定され、ヨーク14の周方向に等間隔に4カ所配置される。ポールコア15の径方向と直交する断面形状は、図1に示すように、周方向(図示左右方向)の幅より軸方向(図示上下方向)の長さの方が大きく、且つ、軸方向の両端外周が半円状に湾曲した長円形状を有する。また、ポールコア15は、径方向のヨーク14側から反ヨーク側へ向かって周方向の幅が略同一、あるいは次第に大きくなっている。
このポールコア15は、図3に示すように、径方向の反ヨーク側端部にポールコア15の全周に亘って外側へ突き出る鍔部17が一体に設けられる。鍔部17は、軸方向と直交する断面形状(図3に示す断面形状)が円周方向に湾曲する円弧状に設けられ、電機子鉄心7bの外周面との間に僅かなエアギャップを有して対向配置される。なお、実施例の説明でポールコア15と言う時は、鍔部17を除いた部分を指す。
界磁導体は、図4〜図6に示す三つのコイル導体18を有し、これらのコイル導体18を径方向に積層して構成される。
コイル導体18は、図1に示すように、周方向に隣り合う2本のポールコア15の間を軸方向に延びて配置されるコア間導体18aと、一方のコア間導体18aと他方のコア間導体18aとをU字状に連結するU字底部18bとを有する。このコイル導体18は、例えば、導電性を有する断面矩形の板材(例えば銅板)からエッジワイズ巻きによって所定の形状に成形される、あるいは、打ち抜きとプレスにより所定の形状に成形することもできる。また、絶縁皮膜の無い板材を使用する場合、あるいは皮膜付きの板材であっても打ち抜き及びプレスで成形する場合、言い換えると、成形時に皮膜が損傷する恐れがある場合は、成形後に絶縁処理が行われる。絶縁処理の一例として、樹脂系の絶縁紛体を塗布して表面を絶縁コーティングする方法がある。
コア間導体18aは、周方向に隣り合う2本のポールコア15のうち、一方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部と、他方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部とを一体化して形成される。このコア間導体18aは、図3に示すように、周方向に隣り合う2本のポールコア15が有する互いの鍔部17間の周方向距離より大きい周方向幅を有し、周方向の一端側が一方の鍔部17と周方向にラップし、周方向の他端側が他方の鍔部17と周方向にラップしている。より具体的に記載すると、コア間導体18aは、周方向に隣り合う2本のポールコア15の間の周方向距離と略同一の周方向幅を有し、2本のポールコア15間に略隙間無く配置される。
以下、図1に示す4本のポールコア15を図示左側から右側へ向かって順に第1ポールコア15、第2ポールコア15、第3ポールコア15、第4ポールコア15と呼び、各ポールコア15に対して軸方向の図示上側をリヤ側、軸方向の図示下側をフロント側と定義する。また、径方向に積層される各層のコイル導体18を径方向の外側から内側へ向かって順に第1層のコイル導体18、第2層のコイル導体18、第3層のコイル導体18と呼ぶ。なお、図1の展開図は、図4〜図6に示す各層のコイル導体18を周方向に展開して内径側から見た状態を図示している。
第1層のコイル導体18は、第2ポールコア15のフロント側、第3ポールコア15のリヤ側、および第4ポールコア15のフロント側でそれぞれ周方向に隣り合う二つのコア間導体18aがU字底部18bによって連結される。各U字底部18bは、図示破線で示すように、軸方向の端部が外径側(紙面裏側)へ折り曲げられている。以下、U字底部18bの折り曲げられた部位を折り曲げ部18cと呼ぶ。
第1ポールコア15と第2ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、反U字底部側の端部に軸方向へ突き出る突出部18dが設けられ、この突出部18dが後述する溶断部材19(図7参照)との接合部となる。また、第4ポールコア15と第1ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、第2層のコイル導体18との接合部18eが設けられる。この接合部18eは、同コア間導体18aの反U字底部側を第4ポールコア15の周方向中心側へ屈曲して設けられる。
第2層のコイル導体18は、第1ポールコア15のフロント側、第2ポールコア15のリヤ側、および第3ポールコア15のフロント側で、それぞれ周方向に隣り合う二つのコア間導体18aがU字底部18bによって連結される。各U字底部18bは、図示実線で示すように、軸方向の端部が内径側(紙面表側)へ折り曲げられて折り曲げ部18cを形成している。
第4ポールコア15と第1ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、第3層のコイル導体18との接合部18fが設けられる。この接合部18fは、同コア間導体18aの反U字底部側を第1ポールコア15の周方向中心側へ屈曲して設けられる。また、第3ポールコア15と第4ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、第1層のコイル導体18との接合部18gが設けられる。この接合部18gは、同コア間導体18aの反U字底部側を第4ポールコア15の周方向中心側へ屈曲して設けられる。
第3層のコイル導体18は、第2ポールコア15のフロント側、第3ポールコア15のリヤ側、および第4ポールコア15のフロント側で、それぞれ周方向に隣り合う二つのコア間導体18aがU字底部18bによって連結される。各U字底部18bは、図示破線で示すように、軸方向の端部が外径側へ折り曲げられて折り曲げ部18cを形成している。
第1ポールコア15と第2ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、第2層のコイル導体18との接合部18hが設けられる。この接合部18hは、同コア間導体18aの反U字底部側を第1ポールコア15の周方向中心側へ屈曲して設けられる。また、第4ポールコア15と第1ポールコア15との間に配置されるコア間導体18aには、反U字底部側の端部に軸方向へ突き出る突出部18iが設けられ、この突出部18iがコネクションバー12との接合部となる。
径方向に積層される各層のコイル導体18は、第1層のコイル導体18の接合部18eと第2層のコイル導体18の接合部18gおよび第2層のコイル導体18の接合部18fと第3層のコイル導体18の接合部18hが溶接等により接合される。すなわち、各層のコイル導体18が直列に結線されて界磁導体を構成している。この界磁導体は、第1層のコイル導体18に設けられる突出部18dが溶断部材19を介してモータ2の引き出し部材20に接続され、第3層のコイル導体18に設けられる突出部18iがコネクションバー12に接続される。
各層のコイル導体18は、図3に示すように、それぞれコア間導体18aの板厚(径方向の厚さ)および周方向幅が異なり、外径側のコイル導体18の方が内径側のコイル導体18より板厚が薄く、周方向幅が大きく形成される。つまり、第1層のコイル導体18の方が第2層のコイル導体18よりコア間導体18aの板厚が薄く、周方向幅が大きく形成され、第2層のコイル導体18の方が第3層のコイル導体18よりコア間導体18aの板厚が薄く、周方向幅が大きく形成される。
各層のコイル導体18のうち、第1層のコイル導体18と第3層のコイル導体18は、各ポールコア15に対してU字底部18bが軸方向の同一側に配置され、第2層のコイル導体18は、第1層のコイル導体18および第3層のコイル導体18に対してU字底部18bが軸方向の反対側に配置される。また、第1層のコイル導体18のU字底部18bに設けられる折り曲げ部18cは、ヨーク14の第1磁路部と第2磁路部との内径差によって生じる段差空間に配置される(図2参照)。つまり、外側ヨーク14aの延出部14cの内周に形成される空間に配置される。
U字底部18bと軸方向の反対側で一方のコア間導体18aと他方のコア間導体18aとの間に有する空間をU字空間と呼ぶ時に、第2層のコイル導体18のU字底部18bに設けられる折り曲げ部18cは、第3層のコイル導体18のU字空間に配置される。同様に、第3層のコイル導体18のU字底部18bに設けられる折り曲げ部18cは、第2層のコイル導体18のU字空間に配置される。
引き出し部材20は、例えば、銅を用いた板状の部品であり、図2に示すように、ゴム製のグロメット21に保持されてヨーク14に取り付けられる。引き出し部材20の一端は、グロメット21よりヨーク14の外側に引き出されて、モータリード線22を介して電磁スイッチ5のM端子ボルト23と電気的に接続される。引き出し部材20の他端は、グロメット21よりヨーク14の内側に取り出されて溶断部材19に接合される。
溶断部材19は、引き出し部材20及びコイル導体18より高抵抗の材質(例えば、鉄)を使用して形成される板状の部品であり、図7に示すように、通電経路の上流端と下流端との間に断面積が最も小さい最小断面積部19aが形成される。
〔実施例1の作用および効果〕
1)界磁導体を構成する各層のコイル導体18は、それぞれ、周方向に隣り合う2本のポールコア15の間を軸方向に延びて配置されるコア間導体18aを有する。このコア間導体18aは、一方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部と、他方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部とを一体化して形成され、且つ、2本のポールコア15の間の周方向距離と略同一の周方向幅を有する。この構成によれば、一方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部と、他方のポールコア15に印加される磁界を発生する導体部との干渉を考慮する必要がなく、干渉を回避するための空間を利用してコア間導体18aを配置できる。これにより、隣り合う2本のポールコア15の間に設定される巻線スペースを効率的に使用できるので、2本のポールコア15間における界磁導体の占積率を向上できる。その結果、モータ2の小型高出力化を図ることが可能である。
2)各層のコイル導体18は、それぞれ、U字底部18bがポールコア15毎にフロント側とリヤ側とに交互に配置される。つまり、各層のコイル導体18は、周方向に隣り合うポールコア15間を蛇行する形状を有する。また、第2層のコイル導体18は、第1層のコイル導体18および第3層のコイル導体18に対してU字底部18bが軸方向の反対側に配置される。この構成によれば、U字底部18bがポールコア15に対して軸方向の片側のみに集中しないので、磁束分布を均一化でき、モータ2の小型高出力化に寄与できる。また、積層方向に隣り合うコイル導体18同士で互いのU字底部18bが重なることがないため、大電流連続通電のような過負荷をモータ2に与えた場合でも、互いのU字底部18b間で絶縁不良による短絡が発生することはなく、耐熱性を向上できる。
3)各層のコイル導体18は、U字底部18bの軸方向の端部を折り曲げているので、抵抗値が増大することなく軸方向長さを短縮できる。例えば、U字底部18bの端部を折り曲げることなくU字底部18bの軸方向の幅をコア間導体18aの周方向幅より小さく形成すると、U字底部18bの抵抗値が高くなって発熱が増加する。これに対し、U字底部18bの端部を折り曲げて軸方向の幅を短くする場合は、U字底部18bの抵抗値が増大することはないので、耐熱性を維持したままモータ2の小型化に寄与できる。
4)積層方向の最も外側に配置される第1層のコイル導体18は、U字底部18bの折り曲げ部18cがヨーク14の段差空間に配置される。このため、大電流連続通電のような過負荷をモータ2に与えた場合でも、ヨーク14と折り曲げ部18cとの間で絶縁不良による短絡が発生することはなく、耐熱性を向上できる。
5)ヨーク14は、板厚が異なる二枚の鉄板を別々に円筒状に丸めて製造される外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとを有し、その外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとを径方向に重ね合わせて構成される。この構成によれば、外側ヨーク14aの厚さと内側ヨーク14bの厚さとを合わせた板厚を有する1枚の鉄板を円筒状に丸めてヨーク14を製造する場合と比較して、低コストで容易に構成できる。また、内側ヨーク14bの軸方向長さが外側ヨーク14aの軸方向長さより短く設けられるので、外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとを径方向に重ね合わせるだけで外側ヨーク14aの延出部14cの内周側に段差空間を形成できる。つまり、ヨーク14に切削等の加工を施さなくても段差空間を形成できる。
6)各層のコイル導体18は、それぞれ、周方向に隣り合う2本のポールコア15の間に配置される四つのコア間導体18aを有し、この四つのコア間導体18aがU字底部18bを介して直列に連結される。また、界磁導体は、径方向に積層される各層のコイル導体18を直列に結線して構成される。この構成によれば、より少ない層数で高いトルク性能が得られるため、その分だけ層数を少なくすることが可能である。コイル導体18の層数を少なくすることで、積層方向に隣り合う層間を絶縁するための皮膜または絶縁部材の数を低減できるので、その分、占積率を向上してモータ2をより小型化できる。
7)コイル導体18は、断面形状が矩形の板材を使用して形成されるため、丸線を使用する場合より占積率を向上でき、モータ2の小型高出力化に寄与する。
8)積層方向に隣り合う内径側のコイル導体18と外径側のコイル導体18とでは、外径側のコイル導体18の方が内径側のコイル導体18よりコア間導体18aの周方向幅が大きく形成される。つまり、各層のコイル導体18は、周方向に隣り合う2本のポールコア15の間の周方向距離に合わせてコア間導体18aの周方向幅を決めているので、2本のポールコア15の間に無駄なスペースが生じることはなく、界磁導体の占積率を向上できる。また、外径側のコイル導体18は、内径側のコイル導体18より径方向の厚さ(板厚)が薄いので、周方向幅が大きくても断面積の差を小さくできる。例えば、第1層のコイル導体18と第2層のコイル導体18とでは、第1層のコイル導体18のコア間導体18aの方が第2層のコイル導体18のコア間導体18aより周方向幅は大きいが、板厚が薄いため、両者の断面積の差を小さくできる。これにより、各層のコイル導体18の発熱量がより均一化されて通電時の最大発熱部位の発熱量が低減されるため、通電時の耐熱性が向上する。
9)第1層のコイル導体18と引き出し部材20との間に両者より高抵抗となる溶断部材19を設けているので、モータ2に意図しない連続通電が発生した場合、溶断部材19に形成される最小断面積部19aが最初に溶断することで安全に通電を遮断できる。
10)各層のコイル導体18は、断面形状が矩形を有する板材からエッジワイズ巻きによって成形できる。この場合、図1に示すコイル導体18の展開形状を連続的に成形できる。
11)各層のコイル導体18は、板材から打ち抜きとプレスで成形することもできる。この場合、図1に示すコイル導体18の蛇行した展開形状を容易に成形できる。
12)各層のコイル導体18は、図1に示す所定の形状に成形された後、例えば、樹脂系の絶縁紛体を表面に塗布して絶縁コーティングすることができる。この場合、成形後に絶縁処理を行うので、例えば、成形が容易な打ち抜き及びプレスでの成形が可能である。
13)内燃機関の始動用モータ2は、一般的に低電圧かつ高電流用で使用されるため、1極あたりの巻き数が少なくても高占積率を達成できる実施例1の構成が適している。
以下、本発明に係る他の実施例について説明する。
なお、実施例1と共通する部品および構成を示すものは、実施例1と同一の符号を付与して詳細な説明は省略する。
〔実施例2〕
実施例2は、図8に示すように、径方向に積層されるコイル導体18の層数を偶数(図8では4層)とした事例である。この場合、半分のコイル導体18と、残り半分のコイル導体18とは、同一のポールコア15に対して互いのU字底部18bが軸方向の反対側に配置される。なお、図8の事例は、四つのコイル導体18の軸方向の向きが交互に逆になっているが、積層方向に隣り合う二つのコイル導体18の向きを同一方向に設定しても良い。例えば、第1層と第2層のコイル導体18の向きと、第3層と第4層のコイル導体18の向きとを逆にしても良い。あるいは、第2層と第3層のコイル導体18の向きと、第1層と第4層のコイル導体18の向きとを逆にしても良い。
この実施例2の構成においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
〔変形例〕
実施例1に記載したヨーク14は、外側ヨーク14aと内側ヨーク14bとで構成される。つまり、二枚の鉄板を重ね合わせて第1磁路部と第2磁路部とを構成しているが、その第1磁路部と第2磁路部とを一枚の鉄板で構成しても良い。
実施例1では、界磁極を4極の構成で説明したが、本発明を6極以上のモータに適用することもできる。
実施例1では、各層のコイル導体18を直列に結線して界磁導体を形成しているが、必ずしも直列に結線する必要はなく、例えば、各層のコイル導体18を二並列に結線する構成でも良い。
実施例1に記載したコイル導体18は、隣り合う2本のポールコア15の間に配置される四つのコア間導体18aがU字底部18bを介して直列に連結される構成であるが、コイル導体18を複数に分割して、それらを電気的に接続する構成とすることもできる。
実施例1では、コイル導体18のU字底部18bに折り曲げ部18cを設けているが、U字底部18bの端部を折り曲げない構成でも良い。ちなみに、図8に示す実施例2の事例は、U字底部18bの端部を折り曲げていない構成を図示している。
2 始動用モータ(直流モータ) 14 ヨーク
14a 外側ヨーク 14b 内側ヨーク
14c 外側ヨークの延出部 15 ポールコア
17 鍔部 18 コイル導体
18a コア間導体(導体部) 18b U字底部
18c 折り曲げ部(厚肉部) 19 溶断部材
20 引き出し部材 21 グロメット(絶縁部材)

Claims (27)

  1. 磁気回路を形成する円筒状のヨーク(14)と、
    このヨークの内周に固定されて周方向に等間隔に配置される複数のポールコア(15)と、
    電流が流れることにより磁界を発生して前記ポールコアを磁化させる界磁導体とを備える直流モータ(2)であって、
    前記界磁導体は、周方向に隣り合う前記ポールコア同士の間を軸方向に延びて配置されるコア間導体(18a)を有し、このコア間導体は、周方向に隣り合う2本の前記ポールコアのうち、一方の前記ポールコアに印加される磁界を発生する導体部と、他方の前記ポールコアに印加される磁界を発生する導体部とを一体化して形成され
    また、前記界磁導体は、断面矩形の板材を径方向に積層することで設けられ、
    前記直流モータは内燃機関の始動用モータとして使用されることを特徴とする直流モータ。
  2. 請求項1に記載した直流モータにおいて、
    前記ポールコアは、径方向の反ヨーク側端部に少なくとも前記ポールコアの周方向に突き出る鍔部(17)を有し、
    前記コア間導体の少なくとも一つは、周方向に隣り合う2本の前記ポールコアが有する互いの前記鍔部間の周方向距離より大きい周方向幅を有し、且つ、周方向の一端側が、一方の前記ポールコアが有する前記鍔部と周方向にラップし、周方向の他端側が、他方の前記ポールコアが有する前記鍔部と周方向にラップして配置されることを特徴とする直流モータ。
  3. 請求項1または2に記載した直流モータにおいて、
    前記コア間導体の少なくとも一つは、周方向に隣り合う2本の前記ポールコアの間の周方向距離と同一の周方向幅を有することを特徴とする直流モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載した直流モータにおいて、
    前記界磁導体の一部は、周方向に隣り合う少なくとも二つの前記コア間導体をU字状に連結して構成されるコイル導体(18)を有し、このコイル導体を径方向に複数積層して構成されることを特徴とする直流モータ。
  5. 請求項4に記載した直流モータにおいて、
    周方向に隣り合う一方の前記コア間導体と他方の前記コア間導体とをU字状に連結する部位をU字底部(18b)と呼ぶ時に、
    前記コイル導体は、周方向に隣り合う前記ポールコア毎に前記U字底部の位置が軸方向の反対側に配置されることを特徴とする直流モータ。
  6. 請求項5に記載した直流モータにおいて、
    積層された全ての前記コイル導体のうち、少なくとも一つの前記コイル導体と他の前記コイル導体とは、同一の前記ポールコアに対して互いの前記U字底部が軸方向の反対側に配置されることを特徴とする直流モータ。
  7. 請求項6に記載した直流モータにおいて、
    前記コイル導体の積層数が偶数であり、その半分の前記コイル導体と残り半分の前記コイル導体とは、同一の前記ポールコアに対して互いの前記U字底部が軸方向の反対側に配置されることを特徴とする直流モータ。
  8. 請求項6に記載した直流モータにおいて、
    前記コイル導体の積層数が奇数であり、同一の前記ポールコアに対して前記U字底部が軸方向の一端側に配置される前記コイル導体の数と、前記U字底部が軸方向の他端側に配置される前記コイル導体の数との差が1層であることを特徴とする直流モータ。
  9. 請求項5〜8のいずれか一項に記載した直流モータにおいて、
    積層方向に隣り合う内径側の前記コイル導体と外径側の前記コイル導体は、同一の前記ポールコアに対して互いの前記U字底部が軸方向の反対側に配置されることを特徴とする直流モータ。
  10. 請求項5〜9のいずれか一項に記載した直流モータにおいて、
    前記ヨークは、周方向に隣り合う前記ポールコア同士の間に磁束通路を形成する第1磁路部と、前記ポールコアより軸方向の外側に磁束通路を形成する第2磁路部とを有し、この第2磁路部は、前記第1磁路部との間に段差を有して前記第1磁路部より内径が大きく、且つ、肉厚が薄く形成されることを特徴とする直流モータ。
  11. 請求項10に記載した直流モータにおいて、
    前記ヨークは、径方向の外側と内側とに重ね合わせて配置される外側ヨーク(14a)と内側ヨーク(14b)とを有し、前記内側ヨークが前記外側ヨークより軸方向の長さが短く設けられ、
    前記外側ヨークと前記内側ヨークとを重ね合わせた領域が前記第1磁路部として構成され、前記内側ヨークの両端より軸方向に突き出る前記外側ヨークの延出部(14c)が前記第2磁路部として構成されることを特徴とする直流モータ。
  12. 請求項10または11に記載した直流モータにおいて、
    積層方向で最も外径側に配置される前記コイル導体を最外コイル導体と呼ぶ時に、
    前記第2磁路部は、前記最外コイル導体が有する前記U字底部と径方向に対向する位置に設けられることを特徴とする直流モータ。
  13. 請求項5〜12のいずれか一項に記載した直流モータにおいて、
    前記コイル導体の少なくとも一つは、前記U字底部の軸方向の幅が前記コア間導体の周方向の幅より小さく形成されることを特徴とする直流モータ。
  14. 請求項5〜13のいずれか一項に記載した直流モータにおいて、
    前記コイル導体の前記U字底部と軸方向の反対側で一方の前記コア間導体と他方の前記コア間導体との間に有する空間をU字空間と呼ぶ時に、
    積層された全ての前記コイル導体のうち、少なくとも一つの前記コイル導体は、前記U字底部の一部に径方向の厚さを前記コア間導体より厚くした厚肉部(18c)を少なくとも一つ有し、この厚肉部は、積層方向に隣り合う他の前記コイル導体の前記U字空間に配置されることを特徴とする直流モータ。
  15. 請求項10または11に記載した直流モータにおいて
    積層方向で最も外径側に配置される前記コイル導体を最外コイル導体と呼ぶ時に、
    前記最外コイル導体は、前記U字底部の一部に径方向の厚さを前記コア間導体より厚くした厚肉部(18c)を少なくとも一つ有し、この厚肉部は、前記第1磁路部と前記第2磁路部との内径差によって生じる段差空間に配置されることを特徴とする直流モータ。
  16. 請求項14または15に記載した直流モータにおいて
    前記厚肉部は、前記U字底部の一部を折り曲げて構成されることを特徴とする直流モータ。
  17. 請求項〜16のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    前記コイル導体の少なくとも一つは、周方向に隣り合う全ての前記ポールコア間に配置される前記コア間導体が前記U字底部を介して直列に連結されることを特徴とする直流モータ。
  18. 請求項4〜17のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    積層方向に隣り合う少なくとも一組の前記コイル導体が直列に結線されることを特徴とする直流モータ。
  19. 請求項4〜17のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    積層された全ての前記コイル導体が直列に結線されていることを特徴とする直流モータ。
  20. 請求項4〜19のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    前記コイル導体は、断面形状が矩形状であることを特徴とする直流モータ。
  21. 請求項4〜20のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    前記ポールコアは、周方向の幅が径方向の前記ヨーク側から反ヨーク側まで同一寸法である、もしくは前記反ヨーク側より前記ヨーク側の方が小さく形成され、
    積層方向に隣り合う内径側の前記コイル導体と外径側の前記コイル導体とでは、外径側の前記コイル導体の方が内径側の前記コイル導体より前記コア間導体の周方向幅が大きいことを特徴とする直流モータ。
  22. 請求項21に記載した直流モータにおいて
    積層方向に隣り合う内径側の前記コイル導体と外径側の前記コイル導体とでは、外径側の前記コイル導体の方が内径側の前記コイル導体より前記コア間導体の積層方向の厚さが薄いことを特徴とする直流モータ。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項に記載した直流モータにおいて
    絶縁部材(21)に保持されて前記ヨークに取り付けられ、前記ヨークの外部から前記界磁導体へ給電するための引き出し部材(20)を有し、この引き出し部材と前記界磁導体との通電経路間に、前記引き出し部材及び前記界磁導体より高抵抗となる溶断部材(19)が設けられることを特徴とする直流モータ。
  24. 請求項11に記載した直流モータの製造方法であって、
    前記外側ヨークと前記内側ヨークは、二枚の鉄板を別々に円筒状に丸め加工して製造されることを特徴とする直流モータの製造方法。
  25. 請求項4〜23のいずれか一項に記載した直流モータの製造方法であって、
    前記コイル導体は、断面矩形の板材を長辺方向に折り曲げるエッジワイズ巻きによって所定の形状に成形されることを特徴とする直流モータの製造方法。
  26. 請求項4〜23のいずれか一項に記載した直流モータの製造方法であって、
    前記コイル導体は、板状の部材からの打ち抜き及びプレスにより所定の形状に成形されることを特徴とする直流モータの製造方法。
  27. 請求項25または26に記載した直流モータの製造方法において、
    前記コイル導体は、所定の形状に成形された後、表面に絶縁性の部材が塗布されることを特徴とする直流モータの製造方法
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