JP6500450B2 - 放熱方法及び放熱装置 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は放熱方法及び放熱装置に関する。
ヒートパイプと、このヒートパイプの一方の部分に取り付けられた受熱ブロックと、他方の部分に取り付けられた放熱フィンと、を備えた冷却装置がある。
また、フィンに設けられた熱伝導性部材挿入溝にヒートパイプが挿入され、このヒートパイプがバネ部材によりフィンの挿入溝に押圧された構造がある。
さらに、ヒートシンクの矩形状の開口部の上下面にフランジ部を形成し、ヒートパイプを開口部に挿入して上下から押し付け固定する構造がある。
特開2003−124413号公報 特開2002−299536号公報 特開2004−186366号公報
基板上の複数の電子部品の熱を、電子部品のそれぞれに対応する受熱部材で受け、複数のヒートパイプから共通のヒートシンクに伝熱して放熱する構造を採ることがある。
また、複数の電子部品の上面の基板からの高さが、電子部品のそれぞれで異なることがある。この場合、ヒートシンクに対しヒートパイプを一定の高さで固定すると、電子部品と受熱部材との間隔の大きな箇所が生じ、熱抵抗が大きくなる。たとえば、電子部品と受熱部材との間に伝熱シートを介在させた構造であっても、伝熱シートが相対的に厚い箇所では、電子部品から受熱部材への熱抵抗が大きい。
本願の開示技術は、1つの側面として、複数の電子部品の熱を受熱部材およびヒートパイプにより共通のヒートシンクに伝熱して放熱すると共に、電子部品から受熱部材への熱抵抗を小さくすることが目的である。
本願の開示する技術では、基板に搭載される複数の電子部品にそれぞれ受熱部材を配置し、電子部品の熱を受熱部材で受ける。そして、受熱部材にそれぞれ固定される複数のヒートパイプを、ヒートシンクに形成された複数の挿通部にそれぞれ挿通してヒートパイプからヒートシンクへ熱伝導する。挿通部は、ヒートパイプの被挿通部分よりも基板の法線方向に大きくされている。ヒートパイプのそれぞれをヒートシンクに対し、基板の法線方向に位置調整することで、複数の受熱部材を電子部品に接近させて配置する。
複数の電子部品の熱を受熱部材およびヒートパイプにより共通のヒートシンクに伝熱して放熱すると共に、電子部品から受熱部材への熱抵抗を小さくすることができる。
図1は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットを示す斜視図である。 図2は第一実施形態の放熱装置を部分的に拡大して示す斜視図である。 図3は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットを図1の矢印A方向に見た図である。 図4は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットを部分的に示す側面図である。 図5は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットを部分的に示す側面図である。 図6は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットを部分的に示す側面図である。 図7は第一実施形態の伝熱部材を示す斜視図である。 図8は第一実施形態のヒートパイプを示す斜視図である。 図9は第一実施形態のヒートシンクの開口部の近傍をヒートパイプと共に拡大して示す斜視図である。 図10は第一実施形態のヒートシンクの開口部の近傍をヒートパイプと共に拡大して示す図9の10−10線断面図である。 図11は第一実施形態のヒートシンクの開口部の近傍を拡大して示す斜視図である。 図12は第二実施形態のヒートシンクの開口部の近傍をヒートパイプ及びブッシュと共に拡大して示す斜視図である。 図13は第二実施形態のヒートシンクの開口部の近傍をヒートパイプ及びブッシュと共に拡大して示す分解斜視図である。 図14は第二実施形態のブッシュを示す斜視図である。 図15は第二実施形態のヒートシンクの開口部の近傍をヒートパイプ及びブッシュと共に拡大して示す図12の15−15線断面図である。 図16は第三実施形態のヒートシンクの開口部の近傍を拡大して示す斜視図である。 図17は第四実施形態のヒートシンクの開口部の近傍を拡大して示す斜視図である。 図18は第一実施形態の放熱装置を備えた基板ユニットが搭載される電子機器を示す斜視図である。
第一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、第一実施形態の放熱装置12を備えた基板ユニット14が示されている。基板ユニット14は、プリント基板16を有する。基板ユニット14は、後述するように、電子機器66のラック68に搭載される。図18に示す例では、基板ユニット14は縦向きでラック68に搭載される。
以下では、図1に示すように、プリント基板16を略水平にした状態において幅方向(矢印W方向)、奥行方向(矢印D方向)及び上下方向(矢印H方向)を定義する。これらの方向は、説明の便宜のための方向であり、実際の基板ユニット14の使用状態は、これらの方向に制限されない。なお、プリント基板16は平板状であり、上記の上下方向は、プリント基板16における法線方向と一致する。
プリント基板16の上面16Aには、複数(図1に示す例では3つ)の電子部品18A、18B、18Cが搭載される。以下、電子部品を特に区別しないときは、電子部品18として説明する。
本実施形態では、電子部品18A、18B、18Cの上面の位置には高低差がある。図3に示す例では、左側の電子部品18Aが最も低く、中央の電子部品18Cが最も高い。電子部品18A、18B、18Cのこのような高低差は、たとえば、電子部品18が異なる種類の電子部品であることで生じる。あるいは、同じ種類の電子部品であっても、部品個々の形状のばらつきや、プリント基板16に対する実装高さのばらつき等に起因して、上記した高低差が生じることもある。
図1に示すように、プリント基板16上には、電子部品18が搭載されていない部分に、ヒートシンク20が取り付けられている。第一実施形態では、ヒートシンク20は、複数の放熱フィン22を有する。放熱フィン22のそれぞれは、長方形状のフィン本体部24と、このフィン本体部24の上下方向(矢印H方向)両端から直角方向に伸びるフランジ部26と、を有する。複数の放熱フィン22は、フィン本体部24が奥行方向(矢印D方向)一定の間隔をあけて平行に並ぶように、プリント基板16上に立設される。フランジ部26の先端が隣り合うフィン本体部24に接触することで、フィン本体部24の上記間隔が一定に維持される。
放熱装置12は、電子部品18A、18B、18Cのそれぞれに対応する伝熱部材28A、28B、28Cを有する。以下、伝熱部材を特に区別しないときは、伝熱部材28として説明する。
図7に示すように、伝熱部材28は、受熱部材30と、この受熱部材30に接合されるヒートパイプ32を有する。
受熱部材30は、金属等の熱伝導性及び剛性の高い材料で形成されており、本実施形態では板状である。図3〜図6にも示すように、受熱部材30は、電子部品18の上面と対向して、または電子部品18の上面に接触して配置されることで、電子部品18の熱を受ける。本実施形態では、電子部品18の上面と受熱部材30の下面との間に伝熱シート34が介在される。伝熱シート34は、熱伝導性及び弾性を有する膜状の部材である。
受熱部材30は、電子部品18よりも幅方向(矢印W方向)に張り出す張出部36を有する。張出部36には、ネジ38(図3〜図6参照)が挿通されるネジ孔44が形成される。プリント基板16にも、ネジ38が挿通されるネジ孔(図示省略)が形成される。
また、プリント基板16の下面側には、受熱部材30のそれぞれに対応する反り防止金具40が配置される。反り防止金具40には、ネジ38に対応する雌ネジ(図示省略)が形成される。
張出部36のネジ孔44及びプリント基板16のネジ孔44にネジ38を挿通し、ネジ38を反り防止金具40の雌ネジ42にねじ込む。これにより、プリント基板16との間に電子部品18及び伝熱シート34を挟んで、受熱部材30がプリント基板16に固定される。
ネジ38にはコイルバネ46が装着される。コイルバネ46の弾性力を受熱部材30に作用させることで、受熱部材30をプリント基板16に強く押し付けることができる。
図8に示すように、ヒートパイプ32は、全体として棒状で、内部に作動流体が密封された中空状の部材である。
ヒートパイプ32の一端側は、上下方向(矢印H方向)に長い第一扁平部48である。ヒートパイプ32の他端側は、幅方向(矢印W方向)に長い第二扁平部50である。そして、第一扁平部48と第二扁平部50の間は、長手方向と直交する断面が円形の中間部52である。中間部52には2箇所の屈曲部54が形成されており、第二扁平部50は第一扁平部48に対し平行で、且つプリント基板16から遠い位置(高い位置)にある。
受熱部材30の上面には、収容溝56が形成されている。収容溝56に、ヒートパイプ32の第一扁平部48の一部が収容された状態で、ヒートパイプ32と受熱部材30とが、かしめ、はんだ接合、接着等により固定される。
図1及び図2に示すように、放熱フィン22のフィン本体部24のそれぞれには、伝熱部材28(ヒートパイプ32)に対応した数(図1に示す例では3つ)の開口部58が形成される。開口部58は、フィン本体部24のそれぞれを板厚方向に貫通する。
図9及び図11に詳細に示すように、第一実施形態では、開口部58は、奥行方向(矢印D方向)に見て長方形状である。開口部58の内寸の高さH1は、ヒートパイプ32の第二扁平部50の高さH2より高い。たとえば、図9に示すように、開口部58の上下方向の中央にヒートパイプ32の第二扁平部50を挿入すると、第二扁平部50と開口部58との間には、上下に間隙G1が生じる。したがって、図2に矢印M1で示すように、第二扁平部50を開口部58に挿入した状態で、ヒートパイプ32はヒートシンク20に対し、この間隙G1の範囲で上下方向(矢印H方向)に移動可能である。
図10にも示すように、開口部58の幅W1は、ヒートパイプ32の第二扁平部50の幅W2より広い。
開口部58の側部からは、一対のバネ板60が延出される。本実施形態では、バネ板60は、フィン本体部24において開口部58を形成した際の切り残し部分を、ヒートパイプの挿入方向と同方向(矢印S1方向)に変形させて形成している。
具体的には、バネ板60は、湾曲部60Cと、平面部60Fとを有する。湾曲部60Cは、フィン本体部24側に位置し、開口部58の内側に向かうにしたがって、ヒートパイプ32の挿入方向(矢印S1方向)に湾曲する。平面部60Fは、湾曲部60Cの先端側から矢印S1方向に延びている。そして、平面部60Fのそれぞれは、挿入されたヒートパイプの第二扁平部50に面接触する。
図11に示すように、一対のバネ板60の間に第二扁平部50が挿入されていない状態での間隔W3は、第二扁平部50の幅W2(図9及び図10参照)よりも狭い。そして、バネ板60の間に第二扁平部50が挿入されている状態では、一対のバネ板60が第二扁平部50に接触し、第二扁平部50を弾力で挟み込む。ただし、一対のバネ板60が第二扁平部50を挟む力は、ヒートパイプ32の矢印M1方向への移動を許容する(移動に抵抗を生じさせる)程度に設定されている。
図1に示すように、基板ユニット14は、手前側に前パネル62を有する。図18に示すように、基板ユニット14が電子機器66のラック68内に搭載された状態で、前パネル62は、手前側に位置し、電子機器66の前面を成す。特に、複数の基板ユニット14をラック68内に搭載すると、前パネル62のそれぞれが、手前側において同一平面に位置する。
基板ユニット14は、奥側にコネクタ64を有する。電子機器66は、ラック68内の奥側に接続基板70を有する。接続基板70には、基板ユニット14のそれぞれに対し、コネクタ64と接続されるコネクタ(図示省略)が設けられる。基板ユニット14をラック68内の所定位置まで挿入すると、基板ユニット14のコネクタ64が、接続基板70のコネクタと電気的に接続される。
電子機器66のラック68内には、ファン72が備えられる。ファン72の駆動により、ラック68内に空気流が生成される。そして、この空気流がヒートシンク20を冷却する。
次に、本実施形態における放熱装置12の作用及び放熱方法について説明する。
プリント基板16の上面に搭載された電子部品18A、18B、18Cの熱は、伝熱シート34を介して、電子部品18A、18B、18Cに対応した受熱部材30に伝わる。それぞれの受熱部材30の熱は、ヒートパイプ32によって移動される。ヒートパイプ32の第二扁平部50には、放熱フィン22のバネ板60が接触しているので、ヒートパイプ32の熱がヒートシンク20(放熱フィン22)に伝わる。そして、ファン72により生成された空気流がヒートシンク20にあたり、ヒートシンクが冷却される。すなわち、複数の電子部品18の熱を、電子部品18のそれぞれに対応して設けられた受熱部材30及びヒートパイプ32で、共通のヒートシンク20に伝熱して、放熱できる。
図3〜図6に示すように、本実施形態では、電子部品18A、18B、18Cにおいて、プリント基板16の上面16Aからの高さに差(高低差)が生じている。
ここで、比較例として、ヒートシンクにヒートパイプが固定され、ヒートパイプの高さ調整が不能な構造の放熱装置を考える。比較例の放熱装置では、ヒートパイプの高さ調整ができないので、複数の電子部品の上面位置に高低差がある場合に、ヒートパイプと一体化された受熱部材を、最も高位置にある電子部品の上面に合わせる。
しかし、このように、ヒートパイプ及び受熱部材を高い位置に設けると、たとえば最も低位置にある電子部品の上面と受熱部材との間には大きな隙間が生じ、熱抵抗が大きくなる。電子部品の上面と受熱部材の下面との間に伝熱シートを介在させる構造であっても、伝熱シートの厚みが増大すると、熱抵抗が大きくなる。
これに対し、本実施形態の放熱装置12では、図9に示すように、ヒートシンク20の放熱フィン22に形成された開口部58の内寸高さH1は、ヒートパイプ32の第二扁平部50(開口部58への挿入部分)の高さH2よりも高い。このため、ヒートパイプ32は、開口部58と第二扁平部50との上下方向の隙間の範囲内で、上下に移動可能である。受熱部材30とヒートパイプ32とは固定されているので、受熱部材30も、伝熱部材28のそれぞれにおいて、ヒートシンク20に対し、上下方向に移動可能である。
そして、このように、ヒートパイプ32及び受熱部材30の高さ(上下位置)を調整することで、電子部品18A、18B、18Cの上面位置に高低差があっても、電子部品18A、18B、18Cの上面と受熱部材30の下面との間隔を一定にすることが可能である。
特に、いずれの伝熱部材28A、28B、28Cにおいても、受熱部材30を、対応する電子部品18A、18B、18Cに接近させた位置とすることで、電子部品18A、18B、18Cから受熱部材30への熱抵抗を小さくすることが可能である。
具体的には、図3の左側の電子部品18Aの高さは低い。したがって、図4に示すように、対応する受熱部材30及びヒートパイプ32を低くする。
これに対し、図3の中央の電子部品18Bの高さは高い。したがって、図5に示すように、対応する受熱部材30及びヒートパイプ32を高くする。
図3の右側の電子部品18Cの高さは、電子部品18Aの高さと電子部品18Bの高さの中間である。したがって、図6に示すように、対応する受熱部材30及びヒートパイプ32も中間の高さとする。
そして、たとえば、伝熱シート34の厚みを、いずれの電子部品18A、18B、18Cと受熱部材30の間においても1mm程度にすることが可能である。このように、伝熱シート34を薄くすることで、伝熱シートが厚い構造と比較して、伝熱シート自体による熱抵抗が小さくなる。
また、ヒートパイプ32がヒートシンク20に固定された構造では、固定部分に大きな応力が作用するおそれがある。そして、固定部分に作用した応力による破損を防止するために、より強固に固定する構造が必要になる。これに対し、本実施形態では、ヒートパイプ32がヒートシンク20に対し移動可能であり、ヒートパイプ32はヒートシンク20に固定されないので、上記した応力による破損のおそれが小さい。
そして、たとえば、伝熱シート34の厚みを、いずれの電子部品18A、18B、18Cと受熱部材30の間においても1mm程度にすることが可能である。このように、伝熱シート34を薄くすることで、伝熱シートが厚い構造と比較して、伝熱シート自体による熱抵抗が小さくなる。
第一実施形態では、ヒートシンク20(放熱フィン22)がバネ板60を有しているので、ヒートパイプ32の熱はバネ板60に伝わり、さらにヒートシンク20に伝わる。なお、これに対し、バネ板60を設けず、たとえば、開口部58の幅を、ヒートパイプ32の第二扁平部50に直接接触する幅に設定することでも、ヒートパイプ32の熱をヒートシンク20に伝えることは可能である。また、開口部58と第二扁平部50とに隙間G1(図9参照)が生じていれば、ヒートシンク20に対するヒートパイプ32の上下位置を調整することも可能である。本実施形態のように、バネ板60を有する構造では、バネ板60の弾性によってヒートパイプ32を保持するので、ヒートパイプ32のヒートシンク20に対する位置ズレを抑制できる。
特に、熱伝導部材の一例であるバネ板60はヒートシンク20と一体成形されているので、別体の構造と比較して、部品単数が少ない。バネ板60はヒートシンク20と一体成形されているので、熱伝導部材をヒートシンク20に装着する作業も不要である。
しかも、一対のバネ板60の間にヒートパイプ32を挿入するので、ヒートパイプ32をバネ板60で挟みつけて保持できる。バネ板60の弾性でヒートパイプ32を保持するので、ヒートパイプ32とバネ板60の接触状態を安定的に維持できる。
第一実施形態では、ヒートパイプ32の第二扁平部50(開口部58への挿入部分)は、上下に長い扁平形状である。そして、バネ板60の平面部60Fが、第二扁平部50に面接触する。したがって、平面部60Fや、第二扁平部50が形成されていない構造と比較して、バネ板60とヒートパイプ32との接触面積が広い。このため、ヒートパイプ32からヒートシンク20への効率的な伝熱が可能である。
そして、第一実施形態では、バネ板60を、第二扁平部50に横方向から接触させる。第二扁平部50をバネ板60によって上下方向に挟み込まないので、ヒートパイプ32のヒートシンク20に対する上下方向の移動に与える影響は小さい。
バネ板60は、フィン本体部24から、ヒートパイプ32の挿入方向(図9及び図10に示す矢印S1方向)に沿って斜めに延出されており、バネ板60の先端が互いに接近している。バネ板60の湾曲部60Cは平面部60Fよりも広がっているので、ヒートパイプ32を開口部58に矢印S1方向に挿入するときの挿入口が広く、挿入が容易である。また、開口部58をヒートパイプ32の挿入側(図10の右側)から見ると、ヒートパイプ32の挿入範囲は、湾曲部60Cにより、挿入方向に向かって徐々に狭くなる。このため、ヒートパイプ32は、開口部58に挿入されるとき、湾曲部60Cに沿って、幅方向中央に案内される。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第二実施形態において、放熱装置の全体的構造は第一実施形態と同様であるので、図示を省略する。
第二実施形態の放熱装置82では、図12及び図13に示すように、ヒートパイプ84の他端側の形状が円筒状である。換言すれば、ヒートパイプ84の他端側の外形は、長手方向を法線とする断面で見て、直径D1の円形部85である。
また、第二実施形態では、ヒートシンク20の放熱フィン22のフィン本体部24に形成される開口部86が円形である。開口部86の内径D2は、ヒートパイプ84の他端側の直径D1よりも大きい。
開口部86には、ブッシュ88が装着される。ブッシュ88は、熱伝導性及び弾性を有する材料(たとえば熱伝導ゴム)によって、全体として環状に形成されている。
図14及び図15に詳細に示すように、ブッシュ88は、軸方向(矢印J1方向)中央の小径部90と、軸方向両側の2つの大径部92とを有する。
図15に示すように、小径部90の外径D3は、開口部86の内径D2と同程度、もしくは内径D2よりもわずかに大きい。
これに対し、大径部92は、開口部86の内径D2よりも大きい外径D4を有している。大径部92及び小径部90の内径D5は、ヒートパイプ84の他端側の直径D1よりも小さい。
ブッシュ88は弾性を有しているので、大径部92のいずれか一方を圧縮変形させつつ開口部86内に通し、小径部90が開口部86に達したところで圧縮解除すれば、フィン本体部24の両側に大径部92が接触する。そして、ブッシュ88が放熱フィン22に保持され、装着される。この状態で、小径部90の外周部が、開口部86の内周部に接触する。
また、ブッシュ88が放熱フィン22に装着された状態で、2つの大径部92の対向面が、フィン本体部24に接触する。
第二実施形態では、このように放熱フィン22に装着されたブッシュ88の内部にヒートパイプ84が他端側から挿入される。大径部92及び小径部90の内径D5は、ヒートパイプ84の他端側の直径D1よりも小さいので、ブッシュ88の内面はヒートパイプ84の外面に密着する。これにより、ヒートパイプ84の他端側は、開口部86に挿入された状態で、ヒートシンク20に保持される。第二実施形態では、ヒートパイプ84の熱は、ブッシュ88を介してヒートシンク20に伝わる。
ブッシュ88は弾性を有しているので、ヒートパイプ84の他端側は、ブッシュ88に保持された状態で、ヒートシンク20に対し、径方向(上下方向、幅方向及びこれらを合成した方向)に移動可能である。電子部品18A、18B、18C(図1、図3〜図6参照)の上面に高低差があっても、ヒートパイプ84をヒートシンク20に対し上下方向に移動させることで、ヒートパイプ84及び受熱部材30の高さを調整し、電子部品18A、18B、18Cの上面と受熱部材30の下面との間隔を一定にすることが可能である。そして、受熱部材30を、対応する電子部品18A、18B、18Cに接近させた位置とすることで、電子部品18A、18B、18Cから受熱部材30への熱抵抗を小さくすることが可能である。
第二実施形態では、熱伝導部材の一例であるブッシュ88がヒートシンク20と別体である。したがって、ブッシュ88の形状を変更することで、ヒートパイプ84の種々の形状に対応させてヒートパイプ84からヒートシンク20へ伝熱する構造を容易に実現できる。
第二実施形態では、開口部86の形状が円形であり、ヒートパイプ84の他端側の断面形状も円形である。そして、開口部86の内径D2は、ヒートパイプ84の他端側(開口部86への挿入部分)の直径D1より大きい。これにより、上下方向(矢印H方向)、幅方向(矢印W方向)及びこれらを合成した方向において、ヒートシンク20に対するヒートパイプ84の位置ズレを吸収できる。
第二実施形態において、ブッシュ88は環状であり、ヒートパイプ84の他端側を全周で取り囲む。したがって、ヒートパイプ84からヒートシンク20へ効率的に伝熱できる。
第二実施形態では、ブッシュ88は、それぞれの放熱フィン22の開口部58に装着され、ヒートパイプ32の熱を放熱フィン22に伝える。これにより、たとえば1枚の放熱フィン22にのみブッシュ88が装着される構造と比較して、ヒートパイプ32から放熱フィン22へ熱伝導する面積が広いので、効率的な熱伝導が可能である。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態においても、第一実施形態又は第二実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第三実施形態において、放熱装置の全体的構造は第一実施形態と同様であるので、図示を省略する。
第三実施形態の放熱装置102は、図16に示すように、第二実施形態と同様に、他端側の断面形状が円形のヒートパイプ84を有する。
第三実施形態の放熱装置102では、ヒートシンク104が放熱フィン22とベース部材106とを有する。ベース部材106は、熱伝導性及び剛性を有する材料(たとえば放熱フィン22と同じ材料)により、直方体のフロック状に形成される。
ベース部材106には、ヒートパイプ84の他端側が挿入される貫通孔108が形成される。貫通孔108の内径は、ヒートパイプ84の他端側の外径より大きい。
貫通孔108と、ヒートパイプ84の他端側の間には、チューブ110が配置される。チューブ110は、熱伝導性及び弾性を有する材料で円筒状に形成される。チューブ110の外径は貫通孔108の内径よりわずかに大きく、チューブ110の内径はヒートパイプ84の他端側の外径よりわずかに小さい。
チューブ110は、貫通孔108内にあらかじめ収容され、このチューブ110内にヒートパイプ84の他端側を挿入してもよいし、ヒートパイプ84の他端側にチューブ110を装着し、このヒートパイプ84を貫通孔108に挿入してもよい。
第三実施形態では、チューブ110が、ヒートパイプ84とヒートシンク104(ベース部材106)との間に存在しているので、ヒートパイプ84の熱をチューブ110を介してベース部材106に伝えることができる。されに、この熱は、ベース部材106から放熱フィン22に移動し放熱される。
チューブ110は弾性を有しているので、ヒートパイプ84の他端側は、ブッシュ88に保持された状態で、ヒートシンク20に対し、径方向(上下方向、幅方向及びこれらを合成した方向)に移動可能である。これにより、電子部品18A、18B、18C(図1、図3〜図6参照)の上面に高低差があっても、ヒートパイプ84及び受熱部材30の高さを調整し、電子部品18A、18B、18Cの上面と受熱部材30の下面との間隔を一定にすることが可能である。受熱部材30を、対応する電子部品18A、18B、18Cに接近させた位置とし、電子部品18A、18B、18Cから受熱部材30への熱抵抗を小さくすることが可能である。
第三実施形態では、熱伝導部材の一例であるチューブ110がヒートシンク104と別体である。したがって、チューブ110の形状を変更することで、ヒートパイプ84の種々の形状に対応させてヒートパイプ84からヒートシンク104へ伝熱する構造を実現できる。
第三実施形態では、貫通孔108を矢印D方向に見た形状が円形であり、ヒートパイプ84の他端側の断面形状も円形である。そして、貫通孔108の内径は、ヒートパイプ84の他端側(貫通孔108への挿入部分)より大径である。これにより、ヒートパイプ84の幅方向(矢印W方向)や、これらを合成した方向においても、ヒートシンク104に対するヒートパイプ84の位置ズレを吸収できる。
第三実施形態において、チューブ110は筒状であり、ヒートパイプ84の他端側を全周で取り囲む。したがって、ヒートパイプ84からヒートシンク104へ効率的に伝熱できる。
第三実施形態では、ヒートシンク104がベース部材106を有する。ベース部材106はブロック状であり、大きな熱容量を有する。このため、ヒートパイプ84から大量の熱が伝わった場合でも、この熱を一時的に蓄熱できる。特に、ヒートパイプ84はベース部材106の貫通孔108に挿入されるので、ヒートパイプ84からの熱を最初に、電子部品から離れた位置にあるベース部材106に蓄熱できる。
そして、ベース部材106はブロック状であるので、ヒートシンク104としては、奥行方向の全体で、ヒートパイプ84からの熱を受ける。これにより、ヒートパイプ84からヒートシンク104へ広い面積で熱伝導するので、電子部品18を効率的に冷却できる。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。また、第四実施形態において、放熱装置の全体的構造は第一実施形態と同様であるので、図示を省略する。
第四実施形態の放熱装置122では、図17に示すように、放熱フィン124のフィン本体部126の幅方向の縁部126Eに、凹部128が形成される。凹部128は、幅方向外側に向かって開放されている。凹部128の内寸の高さH3は、ヒートパイプ32の第二扁平部50の高さH2より高い。
第四実施形態では、放熱フィン124にブラケット130が固定される。ブラケット130は、放熱フィン124に接合される上下一対の接合片132と、これら接合片132と幅方向外側で連続する保持片134とを有する、横向きの扁平なU字形状である。そして、奥行方向(矢印D方向)にみて、凹部128において、ブラケット130の間の部分が、ヒートパイプ32の他端部が挿入される挿通部136となる。
凹部128の側部からは、バネ板138が延出される。バネ板138は、フィン本体部126の凹部128を形成した際の切り残し部分を、ヒートパイプ32の挿入方向(矢印S1方向)と同方向に湾曲させて形成している。
ヒートパイプ32の第二扁平部50を挿通部136に挿入していない状態では、バネ板138と保持片134との間隔W4は、第二扁平部50の幅W2よりも狭い。そして、挿通部136に第二扁平部50が位置している状態では、バネ板138が第二扁平部50に接触し、保持片134との間で第二扁平部50を弾力で挟み込む。第四実施形態では、バネ板138及び保持片134が、保持部材の一例である。
また、第四実施形態では、バネ板138は熱伝導部材の一例である。バネ板138によって、ヒートパイプ32からヒートシンク20に十分に熱伝導できる場合は、保持片134の熱伝導性は低くてもよい。ただし、保持片134の熱伝導性を高めることで、ヒートパイプ32から、バネ板138だけでなく保持片134によってもヒートシンク20に熱伝導できる構造としてもよい。
第四実施形態では、ヒートパイプ32が、ヒートシンク20(放熱フィン124)における幅方向の端部に位置する。したがって、たとえば、ヒートパイプ32の位置に制約がある(ヒートシンク20の幅方向中央寄りの位置にヒートパイプ32を配置できない)場合であっても、ヒートパイプ32からヒートシンク20へ熱を伝えることが可能である。
第四実施形態では、凹部128に挿通されたヒートパイプ84をバネ板138及び保持片134(保持部材の一例)で保持するので、ヒートシンク20に対するヒートパイプ32の位置を安定的に保持できる。
上記各実施形態では、ヒートパイプ32と開口部58、86(ヒートシンク20、104)の間に、熱伝導部材の例であるバネ板60、138、ブッシュ88あるいはチューブ110が配置されている。したがって、ヒートパイプ32、84からヒートシンク20、104へ熱を伝えると共に、ヒートパイプ32、84をヒートシンク20、104に対し所望の位置で安定的に保持できる。
上記各実施形態において、伝熱シート34に代えて、たとえば熱伝導性の粘性体(サーマルグリス等)を用いてもよい。この構造であっても、粘性体の厚みを薄くすることで、電子部品18から受熱部材30への熱伝導における熱抵抗を小さくできる。
さらに、電子部品18に受熱部材30が直接的に接触する構造でもよい。
さらに、上記では、受熱部材30及びヒートパイプ32(第一扁平部48及び第二扁平部50)がプリント基板16と平行である例を示した。特に、電子部品18の上面がプリント基板16と平行であれば、受熱部材30をプリント基板16と平行にすれば、電子部品18の上面と受熱部材30の下面とが平行になり、熱伝導の偏りを少なくできる。これに対し、たとえば、図3〜6に示す側面図で、受熱部材30及びヒートパイプ32(第一扁平部48及び第二扁平部50)がプリント基板16に対し傾斜していてもよい。
上記各実施形態では、複数の電子部品18(図示の例では3つ)に対し、共通化した1つのヒートシンク20が設けられる。電子部品18のそれぞれにヒートシンクを設けた構造と比較して、ヒートシンク20を大型化することが可能である。大型のヒートシンク20を用いて放熱することで、効率的に電子部品を冷却できる。そして、電子部品18を高密度に配置することで、基板ユニット14の小型化を図ることも可能である。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
基板に搭載される複数の電子部品にそれぞれ受熱部材を配置して前記電子部品の熱を前記受熱部材で受け、
前記受熱部材にそれぞれ固定される複数のヒートパイプを、ヒートシンクに形成され前記ヒートパイプの被挿通部分よりも前記基板の法線方向に大きくされた複数の挿通部にそれぞれ挿通して前記ヒートパイプから前記ヒートシンクへ熱伝導し、
前記ヒートパイプのそれぞれを前記ヒートシンクに対し前記法線方向に位置調整することで複数の前記受熱部材を前記電子部品に接近させて配置する、
放熱方法。
(付記2)
前記ヒートパイプと前記挿通部の間に熱伝導部材を設け、前記熱伝導部材により前記ヒートパイプのそれぞれから前記ヒートシンクに熱伝導する付記1に記載の放熱方法。
(付記3)
前記熱伝導部材が弾性を有し前記ヒートパイプを前記挿通部に保持する付記2に記載の放熱方法。
(付記4)
前記挿通部が、前記ヒートシンクを貫通する開口部である付記3に記載の放熱方法。
(付記5)
前記熱伝導部材が前記ヒートシンクと一体形成された一対のバネ板であり、
前記ヒートパイプを一対の前記バネ板の間に挿入する付記3に記載の放熱方法。
(付記6)
前記ヒートパイプの一対の前記バネ板の間への挿入部分が前記法線方向に長い断面であり、
一対の前記バネ板を前記挿入部分に接触させて前記ヒートパイプを挟む付記5に記載の放熱方法。
(付記7)
前記熱伝導部材が前記ヒートシンクと別体のブッシュであり、
前記ブッシュを前記ヒートパイプと前記ヒートシンクとに接触させる付記3に記載の放熱方法。
(付記8)
前記ヒートパイプの前記開口部への挿入部分が円形の断面であり、
前記開口部が前記挿入部分よりも大径の円形の断面であり、
前記開口部に前記ヒートパイプの前記挿入部分を挿入する付記7に記載の放熱方法。
(付記9)
前記ブッシュが環状であり前記挿入部分を取り囲む付記8に記載の放熱方法。
(付記10)
前記ヒートシンクが、
前記基板に取り付けられ前記挿通部が形成されるベース部材と、
前記ベース部材に立設される複数の放熱フィンと、
を有し、
前記挿通部に前記ヒートパイプを挿入する付記1〜付記9のいずれか1つに記載の放熱方法。
(付記11)
基板に搭載される複数の電子部品にそれぞれ配置され前記電子部品の熱を受ける複数の受熱部材と、
前記受熱部材にそれぞれ固定され前記受熱部材の熱を移送する複数のヒートパイプと、
前記ヒートパイプがそれぞれ挿通される複数の挿通部が形成され、前記挿通部にそれぞれ挿通された前記ヒートパイプから熱伝導され、前記挿通部が前記基板の法線方向で前記ヒートパイプの挿通部分よりも大きいヒートシンクと、
を有する放熱装置。
(付記12)
前記ヒートパイプと前記挿通部の間に設けられる熱伝導部材を有する付記11に記載の放熱装置。
(付記13)
前記熱伝導部材が、前記ヒートシンクと一体形成され前記ヒートパイプに接触するバネ板である付記12に記載の放熱装置。
(付記14)
前記熱伝導部材が、前記ヒートシンクと別体で前記ヒートシンクに装着されるブッシュである付記12に記載の放熱装置。
(付記15)
前記ヒートシンクが、
前記基板に取り付けられるベース部材と、
前記ベース部材に設けられる複数の放熱フィンと、
を有し、
前記挿通部が前記ベース部材に形成される付記11に記載の放熱装置。
(付記16)
前記挿通部が、前記ヒートシンクの縁部の凹部であり、
前記凹部に挿通された前記ヒートパイプを保持する保持部材を有する付記11に記載の放熱装置。
12 放熱装置
14 基板ユニット
16 プリント基板(基板の一例)
18 電子部品
20 ヒートシンク
22 放熱フィン
30 受熱部材
32 ヒートパイプ
48 第一扁平部
50 第二扁平部(被挿通部分の一例)
58 開口部(挿通部の一例)
60 バネ板(熱伝導部材の一例)
82 放熱装置
84 ヒートパイプ
86 開口部(挿通部の一例)
88 ブッシュ(熱伝導部材の一例)
102 放熱装置
104 ヒートシンク
106 ベース部材
108 貫通孔(挿通部の一例)
110 チューブ(熱伝導部材の一例)
122 放熱装置
124 放熱フィン
128 凹部
130 ブラケット(保持部材の一例)
134 保持片(保持部材の一例)
138 バネ板(熱伝導部材の一例)

Claims (6)

  1. 基板に搭載される複数の電子部品にそれぞれ受熱部材を配置して前記電子部品の熱を前記受熱部材で受け、
    前記受熱部材にそれぞれ固定される複数のヒートパイプを、ヒートシンクに形成され前記ヒートパイプの被挿通部分よりも前記基板の法線方向に大きくされた複数の挿通部にそれぞれ挿通して前記ヒートパイプから前記ヒートシンクへ熱伝導し、
    前記ヒートパイプのそれぞれを前記ヒートシンクに対し前記法線方向に位置調整することで複数の前記受熱部材を前記電子部品に接近させて配置する、
    放熱方法。
  2. 前記ヒートパイプと前記挿通部の間に熱伝導部材を設け、前記熱伝導部材により前記ヒートパイプのそれぞれから前記ヒートシンクに熱伝導する請求項1に記載の放熱方法。
  3. 前記熱伝導部材が弾性を有し前記ヒートパイプを前記挿通部に保持する請求項2に記載の放熱方法。
  4. 前記熱伝導部材が前記ヒートシンクと一体形成された一対のバネ板であり、
    前記ヒートパイプを一対の前記バネ板の間に挿入する請求項3に記載の放熱方法。
  5. 前記熱伝導部材が前記ヒートシンクと別体のブッシュであり、
    前記ブッシュを前記ヒートパイプと前記ヒートシンクとに接触させる請求項3に記載の放熱方法。
  6. 基板に搭載され上面位置の高さが異なる複数の電子部品にそれぞれ配置され前記電子部品の熱を受ける複数の受熱部材と、
    前記受熱部材にそれぞれ固定され前記受熱部材の熱を移送する複数のヒートパイプと、
    前記ヒートパイプがそれぞれ挿通される複数の挿通部が形成され、前記挿通部にそれぞれ挿通された前記ヒートパイプから熱伝導され、前記挿通部が前記基板の法線方向で前記ヒートパイプの被挿通部分よりも大きいヒートシンクと、
    を有し、
    前記法線方向における前記被挿通部分と前記挿通部との隙間により、複数の前記ヒートパイプのうち前記上面位置が低い前記電子部品から受熱する前記受熱部材に固定される前記ヒートパイプよりも、前記上面位置が高い前記電子部品から受熱する前記受熱部材に固定される前記ヒートパイプが、前記法線方向で前記基板から高い位置とされて固定されている放熱装置。
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