JP6500104B2 - 冷凍機及び冷凍装置 - Google Patents

冷凍機及び冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6500104B2
JP6500104B2 JP2017524692A JP2017524692A JP6500104B2 JP 6500104 B2 JP6500104 B2 JP 6500104B2 JP 2017524692 A JP2017524692 A JP 2017524692A JP 2017524692 A JP2017524692 A JP 2017524692A JP 6500104 B2 JP6500104 B2 JP 6500104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
temperature
hfc
compressor
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017524692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016203827A1 (ja
Inventor
俊介 内田
俊介 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Publication of JPWO2016203827A1 publication Critical patent/JPWO2016203827A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6500104B2 publication Critical patent/JP6500104B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/04Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明の実施形態は、冷凍機及び冷凍装置に関する。
冷凍機の圧縮機は、圧縮機内で冷媒が圧縮されることで発熱する。圧縮機の温度が高くなり過ぎると、圧縮機に用いられている材料や、圧縮機内のオイル(潤滑油)が劣化する。このため、圧縮機を冷却することが検討されている。
以下では、単独で冷凍サイクル回路を構成する装置を冷凍装置と称し、冷凍装置のうち、例えば蒸発器を備えない装置(半製品)を冷凍機と称する。
圧縮機を冷却する技術としては、例えば、圧縮機のシリンダ内に液相の冷媒を少しずつ連続的に流し続けるインジェクション制御方法が知られている。シリンダ内の液相の冷媒が気化することで圧縮機から気化熱が奪われ、圧縮機が冷却される。
一方で、シリンダ内では、例えばローラが回転することで気相の冷媒が圧縮される。シリンダに対してローラを潤滑させるため、シリンダ内にはオイルが供給される。
従来、蒸発器を有する店舗用ショーケース等に接続される冷凍機として、冷媒としてR404Aが充填(封入)される冷凍機が知られている。R404AのGWP(Global Warming Potential:地球温暖化係数)は、3,920と比較的高い。このため、GWPが低くR404Aの代替となる冷媒が検討されている。代替となる冷媒の1つとして、HFC−32と、HFC−125と、HFC−134aと、HFO−1234yfとを含む混合冷媒(以下、HFC−32等を含む混合冷媒とも称する)が検討されている。GWPの値は、HFC−32が675、HFC−125が3,500、HFC−134aが1,430、HFO−1234yfが4である。
しかしながら、HFC−32等を含む混合冷媒は、R404Aに比べて圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなる傾向にある。このため、圧縮機を冷却させるために、インジェクション動作に用いる冷媒の量を増加させる必要がある。インジェクション動作に用いる冷媒の量が増加すると、シリンダ内のオイルがシリンダ内から外部に洗い流される(流れ出る)。シリンダとローラとが潤滑不良となり、シリンダ内が損傷することが懸念される。
日本国特表2012−526182号公報 日本国特表2012−509390号公報
本発明が解決しようとする課題は、圧縮機の異常発熱を抑制し、圧縮機の潤滑不良を抑え、信頼性の低下を抑えた冷凍機、及びこの冷凍機を備える冷凍装置を提供することである。
実施形態の冷凍機は、圧縮機と、凝縮器と、主配管と、バイパス配管と、開閉機構と、温度測定部と、制御部とを持つ。
前記主配管は、第一の端部と第二の端部とを有する。
前記主配管は、前記第一の端部、前記圧縮機、前記凝縮器、及び前記第二の端部を順次接続する。
前記主配管は、冷媒を流通させる。
前記バイパス配管は、前記主配管における前記凝縮器と前記第二の端部との間の部分と前記圧縮機とを接続する。
前記開閉機構は、前記バイパス配管に設けられる。
前記開閉機構は、前記バイパス配管内を前記冷媒が流れる開状態と前記バイパス配管内を前記冷媒が流れない閉状態とに切替えるとともに、前記開状態では前記冷媒を絞る。
前記温度測定部は、前記圧縮機から吐出される前記冷媒の温度を測定する。
前記制御部は、前記開閉機構を制御する。前記主配管が蒸発器及び絞り装置に接続されることで冷凍サイクル回路を構成する。
前記冷媒は、少なくともR404A又は、HFC−32とHFC−125とHFC−134aとHFO−1234yfと、を含む混合冷媒を使用可能である。
前記冷媒に、HFC−32とHFC−125とHFC−134aとHFO−1234yfと、を含む混合冷媒を用いた場合に、前記制御部は、前記温度測定部の測定結果が第一の温度になったときに前記開閉機構を前記開状態にし、前記測定結果が前記第一の温度よりも低い第二の温度になったときに前記開閉機構を前記閉状態にする。
前記冷媒としてR404Aを用いた場合に、前記制御部は、前記温度測定部の測定結果が前記第一の温度になったときに前記開閉機構を前記開状態にし、前記測定結果が前記第一の温度よりも低い前記第二の温度になったときに前記開閉機構を前記閉状態にする。
前記冷媒として前記混合冷媒を用いたときと、前記冷媒としてR404Aを用いたときとで、前記第一の温度及び前記第二の温度はそれぞれ同一の温度である。
前記冷媒として前記混合冷媒を用いた場合の、前記開閉機構が前記閉状態の期間1回と、前記開閉機構が前記開状態の期間1回と、で構成される周期を第一周期とする。
前記冷媒としてR404Aを用いた場合の、前記開閉機構が前記閉状態の期間1回と、前記開閉機構が前記開状態の期間1回と、で構成される周期を第二周期とする。
前記制御部は、前記第一周期が前記第二周期に比べて短くなるように前記開閉機構を動作させる。
実施形態の冷凍装置を示す概略構成図。 実施形態の冷凍装置のコンプレッサの要部の断面図。 R448Aを用いた実施形態の冷凍装置を運転したときの温度及び電子膨張弁の開度の変化を表す図。 R404Aを用いた実施形態の冷凍装置を運転したときの温度及び電子膨張弁の開度の変化を表す図。
以下、実施形態の冷凍機及び冷凍装置を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本冷凍装置1は、本実施形態の冷凍機2と、冷凍機2の後述する主配管22に接続された蒸発器11及び膨張弁(絞り装置)12と、冷凍機2、蒸発器11、及び膨張弁12内等に充填された冷媒Rと、を備える。
この例では、冷凍機2は不図示の店舗内でショーケース10に接続されている。ショーケース10は、前述の蒸発器11及び膨張弁12と、蒸発器11及び膨張弁12を順次接続する接続配管13とを有している。
蒸発器11としては、例えばフィンチューブ型熱交換器等を用いることができる。
また、膨張弁12は電子膨張弁(PMV:Pulse Motor Valve)や自動式膨張弁が用いられる。
なお、本実施形態では絞り装置として自動式膨張弁を用いた場合について述べる。
膨張弁12は、接続配管13内を冷媒Rが流れる開状態と、接続配管13内を冷媒が流れない閉状態とに切替えることができる。また、膨張弁12は、開状態と閉状態との間で開度を調節することで、接続配管13内を流れる冷媒Rの流量を調節することができる。
蒸発器11は、接続配管13における膨張弁12よりも後述する主配管22の第一の端部22aに近い位置に設けられている。蒸発器11に対向する位置には、蒸発器11に空気を送るための送風機が配置されていてもよい。
本冷凍機2は、コンプレッサ(圧縮機)20と、凝縮器21と、コンプレッサ20及び凝縮器21を順次接続する主配管22と、主配管22に接続されたバイパス配管23と、バイパス配管23に設けられた電子膨張弁(開閉機構)24と、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度を測定する温度センサ(温度測定部)25と、コンプレッサ20、電子膨張弁24等を制御する制御部26と、を備えている。
主配管22は、第一の端部22aと第二の端部22bとを有する。主配管22は、第一の端部22a、コンプレッサ20、凝縮器21、及び第二の端部22bを順次連通して接続する。
この例では、コンプレッサ20は、図2に示すように、ロータリ式の圧縮機構部20aを有している。すなわち、モータ20c(図1参照)を駆動することで、ケース29内に設けられた一対のシリンダ30内で円筒状のローラ31がそれぞれ回転する。ローラ31は、回転軸31aのクランク部の偏心回転に追従し摺動回転可能に配置されている。ローラ31は、図に示す位置から、例えば位置P1まで回転して移動する。一対のシリンダ30の間は、仕切り板32で仕切られている。バイパス配管23は、仕切り板32内を通ってシリンダ30内と接続される。バイパス配管23内に供給された冷媒Rは、貫通孔23aを通して各シリンダ30内に供給される。
本実施形態では、コンプレッサ20はいわゆるツインロータリコンプレッサとしているが、コンプレッサの種類はこれに限定されない。コンプレッサは、1つのローラを有するロータリコンプレッサでもよいし、レシプロ式、スクロール式等でもよい。
温度センサ25としては、例えば接触式や非接触式等のセンサが用いられる。本実施形態では、温度センサ25は、図1に示すようにコンプレッサ20から冷媒Rが吐出する吐出口20bに取付けられている。温度センサ25は、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度、より詳しくは、吐出される冷媒Rが通る吐出口20bの温度を測定する。
コンプレッサ20における主配管22の第一の端部22aに近い位置には、比較的小型の気液分離器であるサクションカップ35が設けられている。
凝縮器21としては、蒸発器11と同様に構成された凝縮器を用いることができる。凝縮器21に対向する位置には、凝縮器21に空気を送るための送風機34が配置されている。
主配管22の第一の端部22a、第二の端部22bには、ショーケース10の接続配管13に接続したり分離したりするためのパックドバルブ等である接続部22c、22dが設けられている。
主配管22における凝縮器21よりも第二の端部22bに近い部分には、冷媒Rを一時的に蓄えるためのレシーバータンク36が設けられている。
バイパス配管23は、主配管22におけるレシーバータンク36(凝縮器21)と第二の端部22bとの間の部分と、コンプレッサ20のシリンダ30内と、を接続する。
電子膨張弁24は、バイパス配管23内を冷媒Rが流れる開状態とバイパス配管23内を冷媒Rが流れない閉状態とに切替える。電子膨張弁24は開状態において冷媒Rの流れを絞る。電子膨張弁24を開状態にすると、バイパス配管23を通して冷媒Rがシリンダ30内に流れる。この冷媒Rによりコンプレッサ20が冷却されるインジェクション動作が行われる。電子膨張弁24は、バイパス配管23を開状態と閉状態とに切替えるバイパス弁である。
バイパス配管23における電子膨張弁24よりもレシーバータンク36に近い位置には、レシーバータンク36に近い順に、冷媒R中の異物を除去するためのストレーナ38、コンプレッサ20を緊急的に停止するための高圧スイッチ39が設けられている。
バイパス配管23内の冷媒Rの圧力が予め定められた閾値よりも大きくなると、高圧スイッチ39は信号を制御部26に送信する。制御部26は、この信号に基づいて、コンプレッサ20の運転を停止する。
主配管22における第一の端部22aとコンプレッサ20との間の部分には、第一の端部22aに近い順にストレーナ41、圧力センサ42、逆止弁43が設けられている。
圧力センサ42は、主配管22内における冷媒Rの圧力の測定結果を制御部26に送信する。なお、制御部26は、圧力センサ42から送信された信号に基づいて、コンプレッサ20の運転を停止してもよい。
逆止弁43は、主配管22において第一の端部22aから第二の端部22bへ向かう冷媒Rの流れを許容するが、第二の端部22bから第一の端部22aへ向かう冷媒Rの流れを規制する。
主配管22における逆止弁43とサクションカップ35との間の部分と、コンプレッサ20と凝縮器21との間の部分とを接続するように、第二のバイパス配管45が設けられている。第二のバイパス配管45には、電磁弁46が取付けられている。電磁弁46は、第二のバイパス配管45内を冷媒Rが流れる開状態と第二のバイパス配管45内を冷媒Rが流れない閉状態とに切替える。
電子膨張弁24、モータ20c、温度センサ25、送風機34、高圧スイッチ39、圧力センサ42、電磁弁46は、制御部26にそれぞれ接続されている。
温度センサ25が測定したコンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度、及び、圧力センサ42が測定した主配管22内における冷媒Rの圧力は、所定の間隔ごとに制御部26に送信される。
制御部26は、図示はしないが、演算回路、メモリー等から構成されており、例えば、制御プログラムに基づいた制御を行う。制御部26のメモリーには、電子膨張弁24の制御に用いる、例えば約80℃である第一の温度、約70℃である第二の温度等が記憶されている。
制御部26の演算回路は、冷媒Rの温度及び圧力の測定結果に基づいて、膨張弁12、電子膨張弁24、コンプレッサ20のモータ20c、温度センサ25、送風機34、高圧スイッチ39、圧力センサ42、電磁弁46を制御する。第一、第二の温度に基づいて、電子膨張弁24の開状態/閉状態を切り替える。
主配管22が接続部22c、22dにより接続配管13を介して蒸発器11及び膨張弁12に接続されることで、冷凍サイクル回路3を構成する。
本実施形態の冷媒Rとしては、HFC−32と、HFC−125と、HFC−134aと、HFO−1234yfと、を含む混合冷媒(HFC−32等を含む混合冷媒)が用いられる。
混合冷媒の1つとして、26重量%のHFC−32と、26重量%のHFC−125と、21重量%のHFC−134aと、20重量%のHFO−1234yfと、7重量%のHFO−1234zeと、を含むR448Aが用いられる。
HFC−32は、化学名がジフルオロメタンで、化学式がCHである。HFC−125は、化学名がペンタフルオロエタンで、化学式がCHFCFである。HFC−134aは、化学名が1,1,1,2−テトラフルオロエタンで、化学式がCである。HFO−1234yfは、化学名が2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンで、化学式がCFCF=CHである。そして、HFO−1234zeは、化学名が(E)−1,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エン(トランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン)である。HFO−1234zeの化学式はtrans−CFCH=CHF、Cであり、GWPは7である。
混合冷媒の他の1つとして、24重量%のHFC−32と、25重量%のHFC−125と、26重量%のHFC−134aと、25重量%のHFO−1234yfと、を含むR449Aが用いられる。
なお、本冷凍装置1内に充填されるR404Aは、44重量%のHFC−125と、4重量%のHFC−134aと、52重量%のHFC−143aとを含む。
冷媒Rは、コンプレッサ20、凝縮器21、主配管22、蒸発器11、膨張弁12、及び接続配管13内等に充填される。
次に、以上のように構成された本実施形態の冷凍機2及び冷凍装置1の作用について説明する。
作業者は、店舗内でショーケース10の接続配管13に、冷媒Rが充填されていない冷凍機2の主配管22の接続部22c、22dを接続する。このとき、電子膨張弁24及び電磁弁46は閉状態になっている。膨張弁12も閉状態になっている。
冷凍装置1の主配管22に図示しない真空ポンプを接続し、主配管22及び接続配管13内等を真空引きする。
真空引きが完了した後に、真空ポンプの接続を解除し、主配管22内及び接続配管13内等に、例えばR448Aである冷媒Rを充填する。電磁弁46を開状態にして、冷凍サイクル回路3の凝縮器21と蒸発器11との圧力を等しくしておく。
以上の工程で、ショーケース10の蒸発器11、膨張弁12、及び接続配管13と、冷凍機2とで冷凍装置1が構成される。
作業者が冷凍装置1を起動すると、制御部26はコンプレッサ20を駆動する。サクションカップ35を通った冷媒Rは、コンプレッサ20のシリンダ30内に吸込まれる。送風機34を駆動して、凝縮器21に空気を送る。温度センサ25が測定したコンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度、及び、圧力センサ42が測定した主配管22内における冷媒Rの圧力は、所定の間隔ごとに制御部26に送信される。
冷凍サイクル回路3の凝縮器21と蒸発器11との圧力が等しいことで、コンプレッサ20の駆動開始が容易になる。制御部26はコンプレッサ20の駆動開始から一定時間が経過したら、電磁弁46を閉状態にする。
シリンダ30内でローラ31が回転することで圧縮され、高温かつ高圧になった冷媒Rは、コンプレッサ20の吐出口20bから吐出される。このときの、吐出口20bの温度の時間に対する変化を、図3中に線L1で示す。凝縮器21における冷媒Rの入口と出口との中間の位置での、冷媒Rの温度の時間に対する変化を、線L2で示す。蒸発器11における冷媒Rの入口と出口との中間の位置での、冷媒Rの温度の時間に対する変化を、線L3で示す。電子膨張弁24の開状態/閉状態を、線L4で示す。
温度を表す線L1、L2、L3は、左側の縦軸を用いる。電子膨張弁24の開度を表す線L4は、右側の縦軸を用いる。
電子膨張弁24は閉状態、又は開度が一定の開状態のいずれかに切替えて制御した。なお、電子膨張弁24は開度が徐々に変化したり、開度が段階的に変化したりするように制御してもよい。
図3では、冷凍装置1の運転が安定したときの、30分間の温度の変化、及び電子膨張弁24の開度の変化を示した。
シリンダ30内には、回転軸31aに設けられた潤滑油経路から一定量のオイルが供給される。コンプレッサ20から吐出された冷媒Rは、主配管22を通して凝縮器21内を流れる。このとき冷媒Rは、送風機34により冷却される。
凝縮器21内から流れ出た冷媒Rは、レシーバータンク36を通った後で、膨張弁12を通って急激に膨張する。膨張弁12を通った冷媒Rは、圧力が低下するとともに、気化熱を奪いながら等エンタルピー変化により温度が低下する。
膨張弁12を通った冷媒Rは、蒸発器11内を流れ、送風機から送られた空気により加熱されて蒸発する。
一方で、送風機から送られた空気が熱を奪われることで、ショーケース10が冷却される。
蒸発器11内から出た冷媒Rは、接続配管13内、主配管22内を順次流れる。冷媒Rは、サクションカップ35を通り、コンプレッサ20のシリンダ30内に吸込まれる。膨張弁12の開度を調節することで、冷凍装置1内を流れる冷媒Rの流量が調節される。
このとき電子膨張弁24が閉状態でありインジェクション動作が行われないため、シリンダ30内のオイルがシリンダ30内から外部に洗い流されにくい。
時間の経過とともに、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度が高くなる。温度センサ25の測定結果が例えば約80℃である第一の温度t1になったときに、制御部26は電子膨張弁24を開状態にする。具体的には、図3に示すように時間の経過とともに、線L1で示される吐出口20bの冷媒Rの温度が高くなる。制御部26は、吐出される冷媒Rの温度が第一の温度t1になった時刻T1において、電子膨張弁24を閉状態から開状態にする。
これにより、バイパス配管23を通してコンプレッサ20のシリンダ30内に冷媒Rが流れ込み、冷媒Rの気化熱によりコンプレッサ20が冷却される。インジェクション動作により流れ込んだ冷媒Rによって、シリンダ30内のオイルの一部が洗い流される。
時間の経過とともに、吐出口20bの冷媒Rの温度が低くなる。温度センサ25の測定結果が例えば70℃である第二の温度t2になったときに、制御部26は電子膨張弁24を閉状態にする。第二の温度t2は、第一の温度t1よりも低い。
インジェクション動作が行われなくなることで、シリンダ30内のオイルが洗い流されにくくなる。
インジェクション動作が行われないことで、時間の経過とともに、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度が高くなる。このように、電子膨張弁24が閉状態の期間1回と、開状態の期間1回とで構成される周期ΔT1が繰り返される。
このように、冷凍装置1では、冷媒Rが断続的に流し続けられる。
なお、他の実施形態の冷凍装置として、冷凍装置1の冷媒RにR448Aに代えてR404Aを用いた冷凍装置を運転した結果を図4に示す。なお、このときの、吐出口20bの温度の変化を、図4中に線L11で示す。凝縮器21の冷媒Rの温度の変化を、線L12で示す。蒸発器11の冷媒Rの温度の時間を、線L13で示す。電子膨張弁24の開状態/閉状態を、線L14で示す。図4においても図3と同様に、30分間の温度の変化、及び電子膨張弁24の開度の変化を示した。
冷媒RとしてR448Aを用いたときと、冷媒RとしてR404Aを用いたときとで、第一の温度t1及び第二の温度t2はそれぞれ同一の温度である。すなわち、冷媒RとしてR448Aを用いたときの第一の温度t1と、冷媒RとしてR404Aを用いたときの第一の温度t1とは等しい。同様に、冷媒RとしてR448Aを用いたときの第二の温度t2と、冷媒RとしてR404Aを用いたときの第二の温度t2とは等しい。
冷媒RとしてR404Aを用いたときには、電子膨張弁24が閉状態の期間1回と、開状態の期間1回とで構成される周期ΔT2が繰り返される。このように、冷媒RとしてR404Aを用いた冷凍装置でも、電子膨張弁24が断続的に開閉し、冷媒Rが断続的に流し続けられる。
R404Aは、R448Aに比べてコンプレッサ20から吐出される冷媒の温度が低くなる傾向にあるため、周期ΔT2は周期ΔT1に比べて長い。言い替えれば、冷媒RとしてR404Aを用いたときに比べてR448Aを用いたときの方が、電子膨張弁24が開閉される頻度が多い。
以上説明したように、本実施形態の冷凍機2及び冷凍装置1によれば、冷媒RとしてR448Aを用い、電子膨張弁24の開状態/閉状態を切替える。電子膨張弁24が開状態のときにはインジェクション動作によりコンプレッサ20が冷却され、電子膨張弁24が閉状態のときにはシリンダ30内のオイルが洗い流されにくい。したがって、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度を低くしつつ、コンプレッサ20からオイルが洗い流されるのを抑えることができる。
R448AはR404Aに比べてコンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度が高くなる(冷媒Rの熱輸送量が多くなる)傾向にあるため、R448Aを用いる場合にはインジェクション動作に用いる冷媒Rの量を増加させる必要がある。このため、冷媒RとしてR404Aを用いたときに比べて冷媒RとしてR448Aを用いたときには、電子膨張弁24の開状態/閉状態を切替える第一の温度t1及び第二の温度t2をそれぞれ低くすることが好ましいとも思われる。
しかし、本実施形態では、冷媒RとしてR448Aを用いたときと冷媒RとしてR404Aを用いたときとで、第一の温度t1及び第二の温度t2はそれぞれ一定の温度である。冷媒RとしてR404Aを用いた場合に比べて、本実施形態の冷媒RとしてR448Aを用いる場合における電子膨張弁24を開閉する周期が短い。すなわち、電子膨張弁24が開閉される頻度が多い。
冷媒RとしてR448Aを用いることで、電子膨張弁24が開状態でインジェクション動作によりシリンダ30内のオイルが洗い流される期間が、冷媒RとしてR404Aを用いるときに比べて1回の周期ΔT1において短い。これにより、1回の周期ΔT1においてインジェクション動作に用いる冷媒Rの量が少なくなってオイルが洗い流されにくくなり、シリンダ30とローラ31との摩耗を低減させることができる。したがって、冷媒温度の上がりやすいR448Aを使用した場合であっても、冷凍装置1の信頼性を高めることができる。
なお、前記実施形態では、冷媒RとしてR448Aを用いた場合で説明したが、冷凍装置1に用いられる冷媒RはR448Aに限られない。冷凍装置1に用いられる冷媒Rは、R449Aでもよいし、HFC−32等を含む混合冷媒でもよい。
開閉機構は、電子膨張弁24であるとした。しかし、開閉機構は、バイパス配管23内を冷媒Rが流れる開状態とバイパス配管23内を冷媒Rが流れない閉状態とに切替える2方弁と、この2方弁に直列に接続されたキャピラリーチューブとで構成されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、電子膨張弁24及び制御部26を持つことにより、コンプレッサ20から吐出される冷媒Rの温度を低くしつつ、コンプレッサ20からオイルが洗い流されるのを抑えることができる。
上述した実施形態では、膨張弁12として自動式膨張電を用いた場合について述べているが、電子膨張弁を用いてもよく、この場合、冷凍機2に設けられる制御部26によって電子膨張弁の動作制御をおこなってよい。また、冷凍機2と店舗内のショーケース10を含む冷凍装置1全体を一括制御する中央制御器等を別途設けて、システム全体の制御を行ってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

Claims (4)

  1. 圧縮機と、
    凝縮器と、
    第一の端部と第二の端部とを有し、前記第一の端部、前記圧縮機、前記凝縮器、及び前記第二の端部を順次接続し、冷媒を流通させる主配管と、
    前記主配管における前記凝縮器と前記第二の端部との間の部分と前記圧縮機とを接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられ、前記バイパス配管内を前記冷媒が流れる開状態と前記バイパス配管内を前記冷媒が流れない閉状態とに切替えるとともに、前記開状態では前記冷媒を絞る開閉機構と、
    前記圧縮機から吐出される前記冷媒の温度を測定する温度測定部と、
    前記開閉機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記主配管が蒸発器及び絞り装置に接続されることで冷凍サイクル回路を構成し、
    前記冷媒は、少なくともR404A又は、HFC−32とHFC−125とHFC−134aとHFO−1234yfと、を含む混合冷媒を使用可能であり、
    前記冷媒に、HFC−32とHFC−125とHFC−134aとHFO−1234yfを含む混合冷媒を用いた場合に、
    前記制御部は、前記温度測定部の測定結果が第一の温度になったときに前記開閉機構を前記開状態にし、前記測定結果が前記第一の温度よりも低い第二の温度になったときに前記開閉機構を前記閉状態にし、
    前記冷媒としてR404Aを用いた場合に、前記制御部は、前記温度測定部の測定結果が前記第一の温度になったときに前記開閉機構を前記開状態にし、前記測定結果が前記第一の温度よりも低い前記第二の温度になったときに前記開閉機構を前記閉状態にし、
    前記冷媒として前記混合冷媒を用いたときと、前記冷媒としてR404Aを用いたときとで、前記第一の温度及び前記第二の温度はそれぞれ同一の温度であり、
    前記冷媒として前記混合冷媒を用いた場合の、前記開閉機構が前記閉状態の期間1回と、前記開閉機構が前記開状態の期間1回と、で構成される周期を第一周期とし、
    前記冷媒としてR404Aを用いた場合の、前記開閉機構が前記閉状態の期間1回と、前記開閉機構が前記開状態の期間1回と、で構成される周期を第二周期としたときに、
    前記制御部は、前記第一周期が前記第二周期に比べて短くなるように前記開閉機構を動作させる冷凍機。
  2. 前記混合冷媒は、26重量%の前記HFC−32と、26重量%の前記HFC−125と、21重量%の前記HFC−134aと、20重量%の前記HFO−1234yfと、7重量%のHFO−1234zeと、を含む請求項1に記載の冷凍機。
  3. 前記混合冷媒は、24重量%の前記HFC−32と、25重量%の前記HFC−125と、26重量%の前記HFC−134aと、25重量%の前記HFO−1234yfと、を含む請求項1に記載の冷凍機。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍機と、
    前記主配管に接続された前記蒸発器及び前記絞り装置と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記主配管、前記蒸発器、及び前記絞り装置内に充填された前記冷媒と、
    を備える冷凍装置。
JP2017524692A 2015-06-16 2016-04-11 冷凍機及び冷凍装置 Expired - Fee Related JP6500104B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015121472 2015-06-16
JP2015121472 2015-06-16
PCT/JP2016/061695 WO2016203827A1 (ja) 2015-06-16 2016-04-11 冷凍機及び冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016203827A1 JPWO2016203827A1 (ja) 2018-02-22
JP6500104B2 true JP6500104B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=57545247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017524692A Expired - Fee Related JP6500104B2 (ja) 2015-06-16 2016-04-11 冷凍機及び冷凍装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6500104B2 (ja)
PH (1) PH12017502278A1 (ja)
SG (1) SG11201710231YA (ja)
WO (1) WO2016203827A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110343509B (zh) 2018-04-02 2021-09-14 江西天宇化工有限公司 一种不可燃且能降低温室效应的混合制冷剂及其应用
CN112513541B (zh) * 2018-08-09 2022-04-26 三菱电机株式会社 制冷循环装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3340601B2 (ja) * 1995-09-20 2002-11-05 株式会社日立製作所 冷凍装置及びその制御方法並びに冷凍装置用室外機ユニット
TR201808172T4 (tr) * 2012-02-13 2018-07-23 Honeywell Int Inc Isı aktarım bileşimleri ve yöntemleri.
TR201815347T4 (tr) * 2012-02-13 2018-11-21 Chemours Co Fc Llc Tetrafloropropen, diflorometan, pentafloroetil ve tetrafloroetanı içeren soğutucu madde karışımları ve bunların kullanımları.

Also Published As

Publication number Publication date
SG11201710231YA (en) 2018-01-30
JPWO2016203827A1 (ja) 2018-02-22
PH12017502278A1 (en) 2018-06-11
WO2016203827A1 (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101910756B (zh) 带有润滑剂冷却器的制冷剂蒸气压缩系统
JP5842733B2 (ja) 冷凍装置
JP2008267787A (ja) 冷凍装置
JP6252606B2 (ja) 冷凍装置
JP2008267787A5 (ja)
JP2011220624A (ja) 空気調和装置
JP5888114B2 (ja) 冷凍装置
JP6500104B2 (ja) 冷凍機及び冷凍装置
JP2019124452A (ja) 圧縮機始動操作の管理方法、および輸送用冷却システム
JP2002535590A (ja) ベーパ圧縮装置及び方法
JP2012083010A (ja) 冷凍サイクル装置
JPWO2014038028A1 (ja) 冷凍装置
JP2016211774A (ja) 冷凍装置
JP2009144967A (ja) 冷凍装置
WO2017170538A1 (ja) 冷凍装置
JP2002357377A (ja) 配管洗浄装置および配管洗浄方法
JP6695447B2 (ja) 流路切替装置、冷凍サイクル回路及び冷蔵庫
JP2017101850A (ja) 製氷装置
JP2012247105A (ja) スクロール圧縮機を備えた超低温冷凍装置
JP2017067384A (ja) 冷凍装置
JPWO2019186647A1 (ja) 冷凍装置
EP2801772A1 (en) Refrigeration device and method for detecting filling of wrong refrigerant
JP2016217628A (ja) 冷凍機及び冷凍装置
JP5965732B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPWO2021024443A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6500104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees