JP6499698B2 - モータ駆動装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ駆動装置1を示す概略平面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、第2実施形態に係るモータ駆動装置1のヒートシンク40を示す概略平面図である。図4は、第3実施形態に係るモータ駆動装置1を示す概略平面図である。図5は、第4実施形態に係るモータ駆動装置1を示す概略平面図である。図6は、第3実施形態及び第4実施形態に係るモータ駆動装置1の変形例を示す概略側面図である。
まず、第1実施形態に係るモータ駆動装置1について、図1及び図2を参照して説明する。
モータ駆動装置1は、例えば、サーボアンプである。モータ駆動装置1は、箱状の筐体(図示せず)を有する。そして、モータ駆動装置1は、筐体(図示せず)の内部に、図1に示すように、プリント基板10と、発熱素子20と、発熱素子20の周囲に配置される別の素子(以下、周辺素子30という)と、ヒートシンク40と、ファンモータ50と、を備える。
まず、発熱素子20は、動作することにより熱を発生する。また、周辺素子30は、動作することにより熱を発生する。
(1)モータ駆動装置1を、ヒートシンク40と、ファンモータ50と、を含んで構成した。そして、ヒートシンク40を、発熱素子20に隣接して配置される筒状の本体部41であって、冷却風F1が流通する通風路43を有する本体部41と、本体部41の露出する外周面から通風路43に連通する連通穴42と、を含み構成した。また、ファンモータ50に、通風路43を流通する冷却風F1を生成させた。これにより、通風路43内の雰囲気が本体部41の外部の雰囲気に対しては負圧になるので、本体部41の外部の雰囲気から連通穴42を通って通風路43に流れる空気の流れF2を作ることができる。従って、ファンモータによる冷却機能を設けたモータ駆動装置において、冷却機能をさらに向上させることにより発熱素子20のみならず、ヒートシンク40の周囲に存在する別の素子(周辺素子30)を効率的に冷却することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るモータ駆動装置1について、図3を参照して説明する。第2実施形態以降の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態に係るモータ駆動装置1は、図3に示すように、連通穴42が、本体部41の外周面から冷却風F1の下流側に傾斜して通風路43に連通する点で、第1実施形態と異なる。
冷却風F1が通風路43を流れることにより、本体部41の周囲(周辺素子30の周囲)の雰囲気は正圧となり、通風路43内の雰囲気は負圧となる。また、周辺素子30の周囲の空気は、周辺素子30が発する熱により加熱され、鉛直方向に上昇する。連通穴42が本体部41の外周面から冷却風F1の下流側(本実施形態では鉛直方向Rの上方側)に傾斜して通風路43に連通するので、周辺素子30の周囲には、気圧差による空気の流れと、空気の対流作用による空気の流れとが合流した空気の流れF2が形成される。
(2)連通穴42を、本体部41の外周面から冷却風F1の下流側に傾斜して通風路43に連通するように形成した。連通穴42の本体部41の外周面側の開口が通風路43側の開口よりも下方に配置される場合、空気の対流作用を用いて、連通穴42を通る空気の流量を増やすことができる。従って、ヒートシンク40の周囲に存在する素子をより効率的に冷却することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るモータ駆動装置1について、図4及び図5を参照して説明する。
第3実施形態に係るモータ駆動装置1は、図4に示すように、枝状部44を更に備える点で第1実施形態及び第2実施形態と異なる。また、第3実施形態に係るモータ駆動装置1は、発熱素子20及び周辺素子30とは別の素子であり、ヒートシンク40に対して周辺素子30よりも更に離れている別の素子(以下、遠方素子60という)を備える点で第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
冷却風F1が通風路43を流れることにより、本体部41の周囲の雰囲気は正圧となり、通風路43内の雰囲気は負圧となる。また、枝状部44は、内部の雰囲気が負圧となる。これにより、枝状部44の他端の周囲には、枝状部44の他端へ流入する空気の流れF3が形成される。そして、流入した空気は、枝状部44の内部を通って通風路43に流通する。また、枝状部44の他端部の内径及び外径が拡径することから、拡径しない場合に比べ、より広範囲に空気の流れF3ができる。
(3)モータ駆動装置1を更に、本体部41の外周面から突出し、連通穴42を介して通風路43に連通する筒状の枝状部44を含み構成した。枝状部44により、ヒートシンク40から離れた位置にある別の素子(遠方素子60)を冷却することができるので、冷却対象となる素子の範囲を広げることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係るモータ駆動装置1について、図5を参照して説明する。
第4実施形態に係るモータ駆動装置1は、図5に示すように、枝状部44が更に、熱導電性を有する部材であり、発熱素子20の周辺に配置された別の素子(周辺素子30)に近接して配置されている点で第3実施形態と異なる。
冷却風F1が通風路43を流れることにより、本体部41の周囲の雰囲気は正圧となり、通風路43内の雰囲気は負圧となる。また、枝状部44は、内部の雰囲気が負圧となる。これにより、枝状部44の他端の周囲には、枝状部44の他端から流入する空気の流れF3が形成される。そして、流入した空気は、枝状部44の内部を通って通風路43に流通する。また、枝状部44の他端部の内径及び外径が拡径することから、拡径しない場合に比べ、より広範囲に空気の流れができる。
(4)枝状部44を、熱伝導性を有する材料で形成し、発熱素子20の周辺に配置された別の素子(周辺素子30)に近接して配置されるようにした。熱伝導性を有する枝状部44が発熱素子20以外の素子と近接されるので、発熱素子20以外の素子と枝状部44とが熱交換することにより、発熱素子20以外の素子についても効果的に冷却することができる。
例えば、上記実施形態において、連通穴42の数を3つとしたが、これに制限されない。即ち、連通穴42は、2以下又は4以上設けられていてもよい。また、連通穴42は、冷却する周辺素子30の設置位置に合わせて、本体部41の適当な位置に設けられてよい。
10 プリント基板
20 発熱素子
30 周辺素子
40 ヒートシンク
41 本体部
42 連通穴
43 通風路
44 枝状部
F1 冷却風
Claims (6)
- プリント基板上の発熱素子との間で熱交換することにより発熱素子を冷却するヒートシンクと、ファンモータと、を有するモータ駆動装置であって、
前記ヒートシンクは、発熱素子に隣接して配置される筒状の本体部を具備し、
該本体部が、
前記ファンモータが生成する冷却風を流通する通風路と、
前記本体部の露出する外周側面のうち周辺素子に対向する面側に配置され、前記外周側面から前記通風路と交差するように連通する連通穴と、
を備えるモータ駆動装置。 - プリント基板上の発熱素子との間で熱交換することにより発熱素子を冷却するヒートシンクと、ファンモータとを有するモータ駆動装置であって、
前記ヒートシンクは、発熱素子に隣接して配置される筒状の本体部であって、冷却風が流通する通風路を有する本体部と、前記本体部の露出する外周面から前記通風路に連通する連通穴と、を備え、
前記連通穴は、前記本体部の外周面から前記冷却風の下流側に傾斜して前記通風路に連通し、
前記ファンモータは、前記通風路を流通する冷却風を生成するモータ駆動装置。 - 前記連通穴は、前記本体部の外周面から前記冷却風の下流側に傾斜して前記通風路に連通する請求項1に記載のモータ駆動装置。
- プリント基板上の発熱素子との間で熱交換することにより発熱素子を冷却するヒートシンクと、ファンモータとを有するモータ駆動装置であって、
前記ヒートシンクは、発熱素子に隣接して配置される筒状の本体部であって、冷却風が流通する通風路を有する本体部と、前記本体部の露出する外周面から前記通風路に連通する連通穴と、を備え、
前記本体部の外周面から突出し、前記連通穴を介して前記通風路に連通する筒状の枝状部を更に備え、
前記ファンモータは、前記通風路を流通する冷却風を生成するモータ駆動装置。 - 前記本体部の外周面から突出し、前記連通穴を介して前記通風路に連通する筒状の枝状部を更に備える請求項1から3のいずれかに記載のモータ駆動装置。
- 前記枝状部は、熱伝導性を有する部材であり、前記発熱素子の周辺に配置された周辺素子に近接して配置される請求項4又は5に記載のモータ駆動装置。
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