JP6499491B2 - タイヤ用プライ製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺帯状のストリップから切断されるストリップ片の側縁部同士を、貼付けコンベア上で順次重ね合わせて接合することによりタイヤ用プライを形成するタイヤ用プライ製造装置に関する。
近年、ベルトプライ等のタイヤ用プライを形成する際の中間部材の発生をなくすため、長尺帯状のストリップから切断されるストリップ片の側縁部同士を、貼付けコンベア上で順次重ね合わせて接合することによりタイヤ用プライを形成する装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
前記装置では、図12に概念的に示すように、貼付けコンベアaと、この貼付けコンベアa上にその側方位置bから角度θで傾けてストリップcを所定量供給する供給手段dと、前記供給手段dによるストリップcの供給部分を貼付けコンベアaの側縁に沿って切断することによりストリップ片c1を形成する切断具eとを具える。そして切断されたストリップ片c1の側縁部と、貼付けコンベアa上に先行して供給されたストリップ片c1の側縁部とが順次重なり合って接合されることにより、タイヤ用プライfが形成される。
しかしベルトプライ等では、前記角度θがタイヤ仕様に応じて種々設定される。そのため、上記構造の装置の場合、角度θの設定に応じて、貼付けコンベアaの配置を変更する必要があり、その変更作業に多くの労力と時間が必要となる。
なお下記の特許文献2には、切断手段による切断角度及び貼付けコンベアの配置角度を調整可能とし、変更作業を容易としたプライ製造装置が提案されている。この装置の場合、長尺な貼付けコンベアを、その長さ方向一端側を支点として大きく旋回して調整が行われる。そのため作業が大掛かりであり、変更作業の効率向上が十分に達成されない。また旋回のために大きなスペースが必要となり、装置や設置スペースの大型化を招くという問題がある。
特開2001−121622号公報 特開2004−17499号公報
そこで発明は、貼付けコンベアの配置角度の調整を不要とし、装置や設置スペースの小型化を図りながら、角度θが異なる種々なタイヤ用プライを効率よく形成しうるタイヤ用プライ製造装置を提供することを課題としている。
本発明は、長尺帯状のストリップから切断されるストリップ片の側縁部同士を、貼付けコンベア上で順次重ね合わせて接合することによりタイヤ用プライを形成するタイヤ用プライ製造装置であって、
長さ方向に搬入されるストリップを、切断位置P1にて長さ方向前端側から所定の切断長さ毎に切断し、切断縁が長さ方向に対して角度θで傾くストリップ片を順次形成する切断具、
前記切断されたストリップ片を把持する第1チャック手段を有し、かつストリップ片を受け渡し位置まで長さ方向に移動させる移動具、
搬入方向とは異なる向きの搬出方向を有する貼付けコンベア、
及び前記受け渡し位置で受け取ったストリップ片を前記貼付けコンベア上のストリップ片に接合する接合具を含むとともに、
前記接合具は、
前記受け渡し位置にて、前記第1チャック手段からストリップ片を受け取って把持する一対の第2チャックを有する第2チャック手段と、
受け取ったストリップ片の切断縁が、貼付けコンベアの前記搬出方向と平行となる旋回状態まで、前記第2チャック手段を垂直な軸心i廻りで旋回しうる旋回手段と、
旋回後、各前記第2チャックを下降させ、把持するストリップ片の搬出方向前側の側縁部を、前記貼付けコンベア上のストリップ片の搬出方向後方側の側縁部上に重ね合わせて接合させる第1の昇降手段とを具えることを特徴としている。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記接合具は、旋回に先駆けて第2チャック手段を下降させ、旋回時における第1チャック手段と第2チャック手段との衝合を防止する第2の昇降手段を具えることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記第2チャック手段は、前記ストリップ片の長さ方向に沿って近離移動可能に保持されかつ前記ストリップ片を厚さ方向に挟んで把持しうる一対の第2チャックを具えるとともに、前記第2チャックの離間方向の移動により、把持するストリップ片を長さ方向両側に引っ張って張設することが好ましい。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記第2チャックは、前記ストリップ片の上面を長さ方向に転動可能に枢支された主ローラと、この主ローラとの間でストリップ片を挟んで把持する転動可能な補助ローラとを具えることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記補助ローラは、前記主ローラとはその下方で並ぶ縦並び状態と、前記主ローラとはその側方で並ぶ横並び状態との間を位置替えでき、かつ前記縦並び状態では、前記主ローラと離間することで前記第1チャック手段からストリップ片を受け取るとともに、前記横並び状態では、前記主ローラとの間でストリップ片を挟んで把持することが好ましい。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記切断具は、切断位置P1に配されるカッタと、前記切断位置P1よりも搬入方向後方側かつ近傍の後保持位置P2に配され該後保持位置P2にて前記ストリップを厚さ方向に挟んで把持しうる切断側チャックとを具えることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤ用プライ製造装置では、前記第1チャック手段は、前記ストリップ片の前端部及び後端部を厚さ方向に挟んで把持できかつ搬入方向前後に移動可能な前後の第1チャックを有し、
前記前の第1チャックは、前記受け渡し位置でのストリップ片の受け渡しの後、前記切断位置P1よりも搬入方向後方側かつ前記後保持位置P2とは異なる初期位置P3まで帰還する一方、該初期位置P3にてストリップを把持しかつ前記切断長さ相当の距離を搬入方向前方側に移動することにより、前記ストリップを切断位置P1から引き出すとともに、
このストリップの引き出しの後、前記切断具による切断に先駆け、前記後の第1チャックは、前記切断位置P1よりも搬入方向前方側かつ近傍の前保持位置P4にて前記ストリップを把持し、かつ前記切断側チャックが後保持位置P2にて前記ストリップを把持することが好ましい。
本発明は叙上の如く、接合具が、第2チャック手段と旋回手段と第1の昇降手段とを具える。前記第2チャック手段は、受け渡し位置にてストリップ片を受け取って把持する一対の第2チャックを有する。前記旋回手段は、受け取ったストリップ片の切断縁が、貼付けコンベアの搬出方向と平行となる旋回状態まで前記第2チャック手段を垂直な軸心i廻りで旋回させる。また前記第1の昇降手段は、旋回後、各第2チャックを下降させ、把持するストリップ片の搬出方向前側の側縁部を、貼付けコンベア上のストリップ片の搬出方向後方側の側縁部上に重ね合わせて接合させる。
従って、角度θが異なる種々なストリップ片に対しても、貼付けコンベアの配置角度を調整することなく、貼付けコンベア上で順次接合してタイヤ用プライを形成することができる。即ち、装置や設置スペースの小型化を図りながら、角度θが異なる種々なタイヤ用プライを効率よく形成しうる。
本発明のタイヤ用プライ製造装置の一実施例を示す斜視図である。 移動具を拡大して示す斜視図である。 接合具を拡大して示す斜視図である。 第1チャック手段の動作を概念的に説明する作動図である。 第1チャック手段の動作を概念的に説明する作動図である。 (A)、(B)は前後の第1チャック及び切断側チャックの構造を示す側面図である。 第1チャック手段と第2チャック手段との間のストリップ片の受け渡しを示す側面図である。 第2チャックを第1の昇降手段とともに示す斜視図である。 図8の側面図である。 (A)〜(C)は第2チャックの把持動作を概念的に説明する作動図である。 ストリップ片及びその接合を示す断面図である。 従来のタイヤ用プライ製造装置を概念的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のタイヤ用プライ製造装置1(以下「プライ製造装置1」という。)は、切断具2と、移動具3と、貼付けコンベア4と、接合具5とを具える。そして、長尺帯状のストリップSから切断されるストリップ片S1の側縁部Se同士を、貼付けコンベア4上で順次重ね合わせて接合し、これによりタイヤ用プライF(例えばベルトプライ)を形成する。
前記ストリップSは、図11にその断面を示すように、長さ方向に引き揃えたタイヤコードAの配列体をトッピングゴムBにてゴム被覆した長尺帯状をなす。本例では、一方の側縁部Seに、厚さか小な耳部Cが形成される。そしてこの耳部Cを用いて、ストリップ片S1の側縁部Se同士が順次重ね合わせて接合される。
図2に示すように、前記切断具2は、長さ方向に搬入されるストリップSを、切断位置P1にて長さ方向前端側から所定の切断長さ毎に切断することにより、ストリップ片S1を順次形成する。ストリップSの切断縁Eは、長さ方向に対して角度θで傾斜する。この角度θは、前記タイヤコードAの、タイヤ内における周方向に対するコード角度に相当する。
本例の切断具2は、切断位置P1に配されるカッタ6と、前記切断位置P1よりも搬入方向Xの後方側かつ近傍の後保持位置P2に配される切断側チャック7とを具える。カッタ6としては、特に規制されることがなく、従来的な種々のものが採用しうる。好ましくは、切断の前記角度θを調整可能なもの、例えば特許文献2に記載の構造などが好適に採用しうる。
前記切断側チャック7は、図6(A)に示すように、上下に傾動可能な一対のチャックアーム8を具える周知構造をなし、チャックアーム8、8間でストリップSを厚さ方向に挟んで把持する。この切断側チャック7は、ストリップSの巾方向一方側(同図では右側)に配されており、フレームK1に、シリンダ9を介して取り付けられる。そして、シリンダ9の伸縮により、切断側チャック7は、ストリップSを把持する前進位置Qaと、巾方向一方側で待機する後退位置Qbとの二位置間を巾方向に進退移動しうる。
図5に示すように、前記移動具3は、切断されたストリップ片S1を把持する第1チャック手段10を有する。そして把持したストリップ片S1を、受け渡し位置Uまで長さ方向に移動させる。本例の第1チャック手段10は、ストリップ片S1の前端部を厚さ方向に挟んで把持する前の第1チャック10F、及び後端部を厚さ方向に挟んで把持する後の第1チャック10Rを具える。
図2に示すように、前後の第1チャック10F、10Rは、それぞれストリップSの巾方向他方側に配される。また前後の第1チャック10F、10Rは、移動手段11、12によって搬入方向Xに移動可能に支持される。
本例の移動手段11、12は、それぞれボールネジ機構を具える。詳しくは、移動手段11は、例えばフレームK2に支持されて搬入方向Xにのびるレール11aと、フレームK2に回転自在に支持されて前記レール11aと平行にのびるボールネジ軸11bと、前記レール11aに案内されて搬入方向Xに移動可能な移動台11cとを含む。移動台11cには、前記ボールネジ軸11bと螺合するナット部11c1が設けられる。またボールネジ軸11bは、その一端に連結するモータM1によって回転駆動される。
移動手段12は、フレームK2に支持されて搬入方向Xにのびるレール12aと、フレームK2に回転自在に支持されて前記レール12aと平行にのびるボールネジ軸12bと、前記レール12aに案内されて搬入方向Xに移動可能な移動台12cとを含む。移動台12cには、前記ボールネジ軸12bと螺合するナット部12c1が設けられる。またボールネジ軸12bは、その一端に連結するモータM1によって回転駆動される。
本例では、レール12aはレール11aと共通使用されており、ボールネジ軸11b、12bが、レール11a(レール12aと共通)の巾方向両側に配されている。これにより、移動手段11,12がコンパクトに構成される。
図6(A)、(B)に示すように、前後の第1チャック10F、10Rは、本例では切断側チャック7と実質的に同構成であり、チャックアーム8、8間でストリップS(及びストリップ片S1)を厚さ方向に挟んで把持する。前の第1チャック10Fは、移動台11cに第1、第2のシリンダ14、15を介して取り付き、また後の第1チャック10Rは、移動台12cに第1、第2のシリンダ14、15を介して取り付く。なお第1のシリンダ14は、移動台11c、12cにそれぞれ支持される。また第2のシリンダ15は、第1のシリンダ14のロッド端に取り付く支持板16に支持される。
これにより前後の第1チャック10F、10Rは、それぞれ、例えば第1のシリンダ14の伸縮動作により、ストリップS(及びストリップ片S1)を把持する第1の前進位置Qc1と、巾方向他方側(同図では左側)で待機する後退位置Qdとの間を巾方向に進退移動しうる。図7に後の第1チャック10Rを代表して示すように、さらに第2のシリンダ15の伸縮動作させることにより、前後の第1チャック10F、10Rは、前記第1の前進位置Qc1と、ストリップ片S1を第2チャック手段20に受け渡す第2の前進位置Qc2との間を巾方向に進退移動しうる。即ち第1チャック10F、10Rは、後退位置Qdと、第1、第2の前進位置Qc1、Qc2との三位置を巾方向に進退移動しうる。
また前記受け渡し位置Uでのストリップ片S1の受け渡し(図5、7に示す)の後、図4に示すように、前の第1チャック10Fは、初期位置P3まで帰還するとともに、この初期位置P3にて、ストリップSを把持する。初期位置P3とは、前記切断位置P1よりも搬入方向Xの後方側かつ前記後保持位置P2とは異なる搬入方向Xの位置であって、本例では後保持位置P2よりも後方側に設定される。
また切断側チャック7が把持を解除して後退位置Qbに待機した後、第1チャック10Fは、前記切断長さに相当する距離Lを、搬入方向Xの前方側に移動する。これにより、前記ストリップSを、切断長さ分だけ、切断位置P1から引き出すことができる。
またこの引き出しの後、切断具2による切断に先駆け、後の第1チャック10Rが前保持位置P4にてストリップSを把持し、かつ切断側チャック7が前記後保持位置P2にてストリップSを把持する。前保持位置P4とは、前記切断位置P1よりも搬入方向Xの前方側かつ近傍の搬入方向Xの位置を意味する。このように、切断位置P1の近傍かつ前後(前保持位置P4と後保持位置P2)を把持した状態でストリップSを切断するため、精度良く切断することができる。また図5に示すように、切断した後も、ストリップ片S1の先端部と後端部、及びストリップSの前端部をそのまま保持できるため、持ち替えによる変形や位置ずれなどを防止できる。なお前記「近傍」とは、特に規制されないが、切断位置P1からの距離が100mm以下の範囲が好ましい。
図1に示すように、前記貼付けコンベア4は、搬入方向Xとは異なる向きの搬出方向Jを有し、搬送面上でストリップ片S1をその巾に応じた間隔(切断縁Eに沿ったストリップ片S1の巾に相当する。)でピッチ送りする。また接合具5は、前記受け渡し位置Uで移動具3からストリップ片S1を受け取るとともに、受け取ったストリップ片S1を前記貼付けコンベア4上のストリップ片S1に接合する。
図3に示すように、前記接合具5は、第2チャック手段20と、旋回手段21と、第1の昇降手段22とを具える。
前記第2チャック手段20は、前記受け渡し位置Uにて、前記第1チャック手段10からストリップ片S1を受け取って把持する一対の第2チャック31、31を有する。
また旋回手段21は、受け取ったストリップ片S1の切断縁Eが、貼付けコンベア4の搬出方向Jと平行となる旋回状態Yまで、前記第2チャック手段20を垂直な軸心i廻りで旋回させる。
また第1の昇降手段22は、旋回後、各第2チャック31、31を下降させ、図11に示すように、把持するストリップ片S1の搬出方向Jの前側の側縁部Seを、貼付けコンベア4上のストリップ片S1の搬出方向Jの後方側の側縁部Se上に重ね合わせて接合させる。
図3に示すように、本例の接合具5は、旋回に先駆けて第2チャック手段20を下降させ、旋回時における第1チャック手段10と第2チャック手段20との衝合を防止する第2の昇降手段24をさらに具える。具体的には、第2の昇降手段24は、例えばフレームK2から立ち上がる一対の支柱25にガイド26を介してフランジ止めされるシリンダ27と、各シリンダ27のロッド27aの上端間に跨って取り付く昇降台28とを具える。昇降台28の両端には、前記ロッド27aと平行なガイド軸29の上端が取り付く。そしてこのガイド軸29が、前記ガイド26に設ける案内孔を通ることにより、昇降台28が垂直に案内される。
本例の旋回手段21は、前記昇降台28の中央に上端が枢支された回転軸30を具える。そして、例えばこの回転軸30にギヤー連結するモータ(図示しない)を制御することで、回転軸30の下端に取り付く第2チャック手段20を、回転軸30の軸心i廻りで自在に旋回させうる。
前記第2チャック手段20は、ストリップ片S1を厚さ方向に挟んで把持しうる一対の第2チャック31、31と、この一対の第2チャック31、31をストリップ片S1の長さ方向に沿って近離移動可能に保持する保持手段32とを具える。
前記保持手段32は、回転軸30の下端に取り付く水平な支持枠32aと、この支持枠32aの例えば下面に設けられかつストリップ片S1の長さ方向にのびるレール32b(図9に示す)と、前記支持枠32aに回転自在に支持されて前記レール32bと平行にのびるボールネジ軸32cと、前記レール32bに案内されて長さ方向に移動可能な一対の横移動台32dとを含む。前記ボールネジ軸32cは、その長さ方向一方側、他方側に左ネジ部、右ネジ部が形成される。一方の横移動台32dが左ネジ部に螺合し、他方の横移動台32dが右ネジ部に螺合する。従って、モータM2によるボールネジ軸32cの回転駆動により、横移動台32d、32dを、長さ方向内外に近離移動させることができる。
図8、9に示すように、各横移動台32dには、第1の昇降手段22を介して、第2チャック31が支持される。第1の昇降手段22は、本例ではシリンダ33であり、そのロッド33aの下端に昇降台34が上下動自在に取り付く。
第2チャック31は、ストリップ片S1の上面を長さ方向に転動可能に枢支された主ローラ35と、この主ローラ35との間でストリップ片S1を挟んで把持する転動可能な補助ローラ36とを具える。また前記補助ローラ36は、主ローラ35とはその下方で並ぶ縦並び状態Y1(図10(A)に示す)と、前記主ローラ35とはその側方で並ぶ横並び状態Y2(図10(C)に示す)との間を位置替え可能に支持される。
具体的には、本例の第2チャック31は、前記横移動台32dに上端が固定される第1のローラ取付け板37と、この第1のローラ取付け板37に、傾動板38を介して取り付く第2のローラ取付け板39とをさらに具える。
第1のローラ取付け板37には、この第1のローラ取付け板37を厚さ方向に貫通してのびる支持軸40(図9に示す)が固定される。この支持軸40は、前記第1のローラ取付け板37の両側面から突出してのびる突出軸部40a、40bを具える。そして一方の突出軸部40aに、前記主ローラ35が回転可能に枢支される。また他方の突出軸部40bには、前記傾動板38の一端側が、支持軸40の軸心40i廻りで傾動可能に枢支される。また傾動板38には、一端側から他端側にのびるガイド部38aが配される。
また前記第2のローラ取付け板39は、前記ガイド部38aに案内され、前記軸心40iを中心とした半径方向にスライド移動可能に支持される。そしてこの第2のローラ取付け板39に、前記補助ローラ36が回転可能に枢支される。
前記補助ローラ36は、付勢手段41により主ローラ35に向かって付勢される。本例の付勢手段41は、引張りバネからなり、前記傾動板38と第2のローラ取付け板39とに取り付く固定ピン42、42間に架け渡される。
また第2チャック31には、前記傾動板38を傾動させるアクチェータ43が含まれる。前記アクチェータ43は、本例ではシリンダ44を具え、例えばロッド44aの下端が、前記第2のローラ取付け板39に枢支される。またシリンダ44の上端部は、前記昇降台34に、例えばアーム部45を介して枢支される。なおアーム部45は昇降台34に固定され、該昇降台34から上方に一体に立ち上がる。
ここで、第2チャック31の動作について説明する。図10(A)に示すように、シリンダ44(アクチェータ43)の伸長により、傾動板38が軸心40i廻りで下向きに傾動されるとともに、第2のローラ取付け板39がガイド部38aに沿って下方に押し下げられる。これにより、補助ローラ36が、前記縦並び状態Y1になるとともに、補助ローラ36と主ローラ35との間を離間させることができる。従って、移動具3から、ストリップ片S1を補助ローラ36と主ローラ35との間で受け取ることができる。
また図10(B)、(C)に示すように、シリンダ44(アクチェータ43)の縮小により、傾動板38が軸心40i廻りで上向きに傾動される。またこれと同時に、付勢手段41の付勢力により、第2のローラ取付け板39をガイド部38aに沿って軸心40iに向かって移動させる。これにより、補助ローラ36が前記横並び状態Y2になるとともに、補助ローラ36と主ローラ35との間でストリップ片S1を挟んで把持することができる。
またこの把持状態(横並び状態Y2)において、第1の昇降手段22により下降することで、把持するストリップ片S1の側縁部Seを貼付けコンベア4上のストリップ片S1の側縁部Se上に重ね合わせて押し付けることができる。しかる後、第2チャック31、31を離間する向きに移動させることにより、把持するストリップ片S1を長さ方向両側に引っ張り、張設しながらストリップ片S1を貼り付けることができる。即ち、ストリップ片S1同士を、皺や弛みを生じることなく精度良く接合させることができる。
そのためには、補助ローラ36に回転抵抗を与えるブレーキ50(図9に示す)を第2チャック31に配するのが好ましい。また主ローラ35と支持軸40との間にワンウェイ軸受け51(図9に示す)を介在させ、主ローラ35がストリップ片S1の上面を、長さ方向外側に向かってのみ転動しうるように回転方向Gを規制するのが好ましい。
なお第2の昇降手段24を、多段階に下降可能に構成することで、この第2の昇降手段24を第1の昇降手段22としても機能させることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 タイヤ用プライ製造装置
2 切断具
3 移動具
4 貼付けコンベア
5 接合具
6 カッタ
7 切断側チャック
10 第1チャック手段
10F 前の第1チャック
10R 後の第1チャック
20 第2チャック手段
21 旋回手段
22 第1の昇降手段
24 第2の昇降手段
31 第2チャック
35 主ローラ
36 補助ローラ
Y1 縦並び状態
Y2 横並び状態
E 切断縁
F タイヤ用プライ
J 搬出方向
S ストリップ
S1 ストリップ片
Se 側縁部
X 搬入方向

Claims (7)

  1. 長尺帯状のストリップから切断されるストリップ片の側縁部同士を、貼付けコンベア上で順次重ね合わせて接合することによりタイヤ用プライを形成するタイヤ用プライ製造装置であって、
    長さ方向に搬入されるストリップを、切断位置P1にて長さ方向前端側から所定の切断長さ毎に切断し、切断縁が長さ方向に対して角度θで傾くストリップ片を順次形成する切断具、
    前記切断されたストリップ片を把持する第1チャック手段を有し、かつストリップ片を受け渡し位置まで長さ方向に移動させる移動具、
    搬入方向とは異なる向きの搬出方向を有する貼付けコンベア、
    及び前記受け渡し位置で受け取ったストリップ片を前記貼付けコンベア上のストリップ片に接合する接合具を含むとともに、
    前記接合具は、
    前記受け渡し位置にて、前記第1チャック手段からストリップ片を受け取って把持する一対の第2チャックを有する第2チャック手段と、
    受け取ったストリップ片の切断縁が、貼付けコンベアの前記搬出方向と平行となる旋回状態まで、前記第2チャック手段を垂直な軸心i廻りで旋回しうる旋回手段と、
    旋回後、各前記第2チャックを下降させ、把持するストリップ片の搬出方向前側の側縁部を、前記貼付けコンベア上のストリップ片の搬出方向後方側の側縁部上に重ね合わせて接合させる第1の昇降手段とを具えることを特徴とするタイヤ用プライ製造装置。
  2. 前記接合具は、旋回に先駆けて第2チャック手段を下降させ、旋回時における第1チャック手段と第2チャック手段との衝合を防止する第2の昇降手段を具えることを特徴とする請求項1記載のタイヤ用プライ製造装置。
  3. 前記第2チャック手段は、前記ストリップ片の長さ方向に沿って近離移動可能に保持されかつ前記ストリップ片を厚さ方向に挟んで把持しうる一対の第2チャックを具えるとともに、前記第2チャックの離間方向の移動により、把持するストリップ片を長さ方向両側に引っ張って張設することを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ用プライ製造装置。
  4. 前記第2チャックは、前記ストリップ片の上面を長さ方向に転動可能に枢支された主ローラと、この主ローラとの間でストリップ片を挟んで把持する転動可能な補助ローラとを具えることを特徴とする請求項3記載のタイヤ用プライ製造装置。
  5. 前記補助ローラは、前記主ローラとはその下方で並ぶ縦並び状態と、前記主ローラとはその側方で並ぶ横並び状態との間を位置替えでき、かつ前記縦並び状態では、前記主ローラと離間することで前記第1チャック手段からストリップ片を受け取るとともに、前記横並び状態では、前記主ローラとの間でストリップ片を挟んで把持することを特徴とする請求項4記載のタイヤ用プライ製造装置。
  6. 前記切断具は、切断位置P1に配されるカッタと、前記切断位置P1よりも搬入方向後方側かつ近傍の後保持位置P2に配され該後保持位置P2にて前記ストリップを厚さ方向に挟んで把持しうる切断側チャックとを具えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のタイヤ用プライ製造装置。
  7. 前記第1チャック手段は、前記ストリップ片の前端部及び後端部を厚さ方向に挟んで把持できかつ搬入方向前後に移動可能な前後の第1チャックを有し、
    前記前の第1チャックは、前記受け渡し位置でのストリップ片の受け渡しの後、前記切断位置P1よりも搬入方向後方側かつ前記後保持位置P2とは異なる初期位置P3まで帰還する一方、該初期位置P3にてストリップを把持しかつ前記切断長さ相当の距離を搬入方向前方側に移動することにより、前記ストリップを切断位置P1から引き出すとともに、
    このストリップの引き出しの後、前記切断具による切断に先駆け、前記後の第1チャックは、前記切断位置P1よりも搬入方向前方側かつ近傍の前保持位置P4にて前記ストリップを把持し、かつ前記切断側チャックが後保持位置P2にて前記ストリップを把持することを特徴とする請求項6記載のタイヤ用プライ製造装置。
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