JP6498585B2 - 水生動物の養殖方法及び養殖期間を短縮する方法 - Google Patents

水生動物の養殖方法及び養殖期間を短縮する方法 Download PDF

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Description

本発明は、微生物製剤を用いる、閉鎖水系における水生動物の養殖方法及び養殖期間を短縮する方法に関する。
従来、河川や海から水を導入し、止水式又は換水式の閉鎖水系(養殖池)において、甲殻類、魚類、貝類等の水生動物の養殖が行われている。
しかし、河川や海の水質は、養殖に適した良好なものとは限らない。また、養殖中に、水生動物(以下、「養殖対象」ということがある。)の代謝産物や、食べ残された餌、排泄物、脱皮時の皮、死骸、養殖池に落下する有機物、雨水、藻類の繁殖等の様々な要因により、ヘドロの堆積量が増加し、水中の溶存酸素(DO)量が低下し、養殖池の水質が悪化する。そのため、養殖対象がストレスを受けて健全に生育できず、収穫が遅れたり、収穫量が低下したりするという問題があった。
このような問題を解決すべく、閉鎖水系に、水の浄化装置等を設置する方法が提案されている(特許文献1、2等)。しかし、この方法は、設備が大がかりとなるため、コスト面で問題があった。
一方、特許文献3には、養殖エビの病原細菌・真菌などによる病気を防止もしくは予防することができる、バチルス・サブチルスを有効成分として含有する生物的防除剤が提案されている。
しかし、この文献には、水生動物の効果的な養殖方法については記載されていない。
特開2001−121186号公報 特開2010−263797号公報 特開2007−509251号公報
本発明は、上記した従来技術に鑑みてなされたものであり、経済的で、安全かつ効率的な、微生物製剤を用いる、閉鎖水系における水生動物の養殖方法及び養殖期間を短縮する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、閉鎖水系に、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤を特定量投入し、曝気しながら、水生動物を養殖する方法により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、下記(1)〜(8)の水生動物の養殖方法、及び(9)の養殖期間を短縮する方法が提供される。
(1)閉鎖水系中において水生動物を養殖する水生動物の養殖方法において、
前記閉鎖水系に、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤であって、菌体数が1×10個/g以上であり、平均粒径が0.8mm以下であるものを、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記水生動物を養殖することを特徴とする、水生動物の養殖方法。
(2)前記閉鎖水系に前記微生物製剤を投入後、1〜10日間曝気した後に水生動物を投入し、水生動物を養殖することを特徴とする、(1)に記載の養殖方法。
(3)前記水生動物を投入後、閉鎖水系中に前記微生物製剤を追加投入することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の養殖方法。
(4)前記水生動物の初期投入量が、水1mにつき10gから2Kgであることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の養殖方法。
(5)前記水生動物が、甲殻類、魚類又は貝類である、(1)〜(4)のいずれかに記載の養殖方法。
(6)前記閉鎖水系の最大水深が5m以下である、(1)〜(5)のいずれかに記載の養殖方法。
(7)前記閉鎖水系の大きさが、50〜100,000mであることを特徴とする、(1)〜(6)のいずれかに記載の養殖方法。
(8)曝気を、溶存酸素量が1〜8ppmとなるように行うことを特徴とする、(1)〜(7)のいずれかに記載の養殖方法。
(9)閉鎖水系中において水生動物を養殖するに際し、前記水生動物の養殖期間を短縮する方法であって、前記閉鎖水系に、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤であって、菌体数が1×10個/g以上であり、平均粒径が0.8mm以下であるものを、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記水生動物を養殖することを特徴とする、水生動物の養殖期間を短縮する方法。
本発明によれば、大がかりな浄化装置を用いることなく、閉鎖水系における水質を浄化し、さらに、清浄な水質を保持することで、養殖用の水生動物を健康的に早期に発育させることができる。よって、短い養殖期間(少ない養殖日数)で収穫量を確保することができ、効率的で経済的である。
また、本発明に用いる微生物製剤は環境にやさしく安全なものである。
さらに、本発明によれば、微生物製剤を、一定の大きさを有する水溶性フィルムの袋に入れて袋ごと投入することができるので、投入量を容易に把握でき、投入操作も簡便である。
本発明の養殖方法及び養殖期間を短縮する方法の一例を示す概念図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の養殖方法は、閉鎖水系中において水生動物を養殖する方法であって、前記閉鎖水系に、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤であって、菌体数が1×10個/g以上であり、平均粒径が0.8mm以下であるものを、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記水生動物を養殖することを特徴とする。
また、本発明の養殖期間を短縮する方法(以下、「養殖期間の短縮方法」ともいう。)は、閉鎖水系中において水生動物を養殖するに際し、前記閉鎖水系に前記微生物製剤を、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記水生動物を養殖することを特徴とする。
(1)閉鎖水系
本発明の養殖方法及び養殖期間の短縮方法は、閉鎖水系で行われる。
閉鎖水系とは、隔壁をもって閉鎖された水系(区画)であり、水槽であっても、天然の、又は人工的な溜め池等であってもよい。
閉鎖水系の形状は特に制約はなく、円形状でも角形状でも、不定形状でも構わない。
閉鎖水系の大きさは、養殖対象や環境等にもよるが、管理のし易さ等から、通常50〜100,000m、好ましくは500〜60,000mである。例えば、甲殻類を養殖する場合は、500〜50,000mであるのが好ましい。
閉鎖水系の水深は、閉鎖水系の大きさ、養殖対象等にもよるが、最大水深が5m以下であるのが好ましく、0.3〜1.8mであるのがより好ましい。このような水深とすることで、効率よく曝気でき、微生物製剤の効果がより得られやすくなり、良好な水質を維持し、養殖対象の発育を促すことができる。
閉鎖水系中の水(養殖水)は、養殖対象に合わせて、淡水(河川の水、湧き水、井戸水、水道水等)又は海水を使用することができる。本発明に用いる微生物製剤は、淡水、海水、いずれの水においても効果を発揮することができるからである。
例えば、閉鎖水系と、河川又は海とを、開閉弁を有する水路等で連結し、閉鎖水系に河川の水又は海水を導入して養殖水として使用することができる。
本発明においては、河川又は海の水の水質が悪い場合であっても、投入する微生物製剤が、水を浄化するため、養殖水としてそのまま使用することができ、経済的である。
本発明においては、閉鎖水系は、換水式であっても止水式であってもよい。
本発明において換水式とは、養殖中において、養殖水の一部を交換(換水)するものであり、止水式とは、そのような養殖水の交換を行わないものである。
換水式の場合、換水量は、養殖対象や環境にもよるが、通常、一回につき養殖水全体の10〜30体積%程度である。
換水は、定期的に行ってもよいし、水質、水温、天候等の状況に応じて(不定期に)行ってもよい。定期的に行う場合、換水頻度は、閉鎖水系の大きさ、換水量等にもよるが、通常、毎日、隔日、1週間毎、2週間毎、1ヶ月毎等である。
閉鎖水系と、河川又は海とが水路等で連結している場合には、河川又は海の水を、換水用の水として使用することができる。
水性動物の養殖中においては、通常、排泄物、食べ残された餌等により養殖水の水質は悪化するため、換水式が採用されるのが一般的であるが、本発明においては、投入される微生物製剤によって水が浄化されるため、止水式を採用することが可能である。
止水式によれば、水の交換作業を行わないので、ポンプ等を作動させる必要がなく、操作が簡便で経済的である。また、特に冬場など、水の交換による水温低下のおそれがなく、さらに、水温を適温まで加温する必要がなく燃料費を節減でき経済的である。
また、換水式のように、海水や河川の水を引き入れたり引き出す必要がないため、海や河川から遠い陸地に位置する閉鎖水系においても養殖(陸地養殖)を行うことが可能となる。
なお、養殖水は、自然蒸発するため、止水式、換水式、いずれの場合においても、減少分の水を適宜追加するのが好ましい。
養殖水が海水の場合、海水を追加すると塩分濃度が高くなり過ぎる場合には、淡水を追加するのが好ましい。
図1に、河川と連結した閉鎖水系(養殖池)の一例を示す。図1において、1は、紙面上部から下部に流れる河川、2は養殖池、3は開閉弁付取水用水路、4は開閉弁付排水用水路を示す。養殖開始時に、取水用水路3から、河川1の水を養殖池2に導入する。養殖中、換水する場合には、排水用水路4の開閉弁を開けて養殖池2の養殖水の一部を河川1に排水し、取水用水路3から河川1の水を新たに導入する。養殖終了後には、排水用水路から養殖水を排水することができる。
(2)養殖対象
本発明の養殖対象は水生動物、すなわち、水中あるいは水界に密接に依存して生活する動物である。
水生動物としては、養殖が可能な水生動物であれば特に制約はない。
具体的には、エビ類、カニ類等の甲殻類;鮭、マダイ、メバル、シマアジ、マアジ、ハマチ、イサギ、トラフグ、イシダイ、ブリ、ヒラメ、カサゴ、カワハギ、ヤマメ、イワナ、ニジマス、カンパチ、ティラピア、ナマズ、ウナギ等の魚類;ホタテ、シジミ、アサリ、ハマグリ、サザエ、牡蠣、ムラサキイガイ、アワビ、タニシ、エスカルゴ等の貝類;すっぽん;クラゲ;雲丹;ナマコ等が挙げられる。
これらの中でも、本発明の効果がより得られやすいことから、甲殻類、魚類、貝類が好ましく、甲殻類、魚類がより好ましく、甲殻類がさらに好ましく、エビ類が特に好ましい。エビ類としては、クルマエビ、ブラックタイガー、バナメイエビ、サクラエビ、アカザエビ等が挙げられる。これらの中でも、需要の多いクルマエビ、ブラックタイガー、バナメイエビが特に好ましい。
養殖対象の閉鎖水系中への初期投入量は、当該養殖対象の成長度合い等にもよるが、養殖水1mにつき、10gから2Kgであるのが好ましい。養殖対象の初期投入量があまりに少ないと、養殖効率が低下して非経済的となる。一方、あまりに多いと、養殖対象の成長に伴い、閉鎖水系中の養殖対象の存在割合(収容密度)が上がり、共食いのおそれも生じ、本発明の効果が得られ難くなる。
特に、エビ類は成長すると脱皮し、脱皮した直後に共食いが発生しやすくなる。閉鎖水系中のエビ類の収容密度が高いと、さらに共食いが助長されるため、成長後の大きさを考慮して稚エビの初期投入量を調整する必要がある。
エビ類の場合、稚エビの初期投入量は、養殖水1mにつき、20〜500gであるのが好ましい。尾数では、養殖水1mにつき、稚エビ30〜1000尾程度である。
なお、共食いを回避するため、エビの成長に伴い、必要に応じて間引きしてもよい。
(3)微生物製剤
本発明に用いる微生物製剤は、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした活性汚泥の種殖剤である。
「単菌」を用いて製造される微生物製剤は、バラツキがなく常に一定の品質を有する、変性しにくい製剤となる。
本発明においては、「単菌」を用いて製造される微生物製剤を用いるため、複数の菌を用いて醗酵させて得られる微生物製剤を用いた場合に比して、安定して同じ効果を得ることができる。
天然植物としては、例えば、もろこし粉、小麦粉、ふすま、大豆かす、米ぬか等の穀類又は穀類から得られるもの等が挙げられる。また、醗酵させる場合においては、リン酸ニ水素アンモニウム等のリン酸塩や炭酸カルシウム等の無機塩を添加することができる。
微生物製剤に含まれる菌体数は、本発明の優れた効果を得る上では多いほど好ましく、具体的には、1×10個/g以上、好ましくは5×10個/g以上、より好ましくは1×1010個/g以上である。
微生物製剤の平均粒径は、本発明の効果が発現しやすい観点から、通常0.8mm以下、好ましくは、0.1〜0.5mmである。
このような、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした活性汚泥の種植剤としては、例えば、商品名「POND FRESH」(東和酵素社製)等が挙げられる。
本発明に用いる微生物製剤中の枯草菌は、食品に用いる納豆菌などと同じ仲間であって、安全であり、生態系に悪影響を与えない。
本発明に用いる微生物製剤中の枯草菌は、もともとの水の汚れ、養殖対象の代謝産物、食べ残された餌、排泄物、脱皮時の皮、死骸、閉鎖水系に落下する有機物、繁殖した藻類等の、水質を悪化させる要因となる有機物を、好気的条件下で速やかに生物分解して、水質を浄化する能力を有する。
なかでも、前記「POND FRESH」(東和酵素社製)に用いられている単菌(バチルス・サブチルスの中の単一菌)は、人畜無害であり、さまざまな環境条件下で、例えば、酸性条件下でもアルカリ条件下でも、また、幅広い水温(0〜50℃)中でも生存でき、かつ、優れた水の浄化機能を示す。
閉鎖水系への前記微生物製剤の投入方法としては、特に制約はないが、本発明においては、簡便であることから、微生物製剤を、水溶性フィルムの袋に封入して投入してもよい。
水溶性フィルムの袋としては、環境に悪影響がなく、水中で迅速に溶解し、中身の微生物製剤を水中に放出することができるものであれば特に制約はない。
水溶性フィルムの材質としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリオキシポリアルキレングリコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アルギン酸、ゼラチン、プルラン、可溶化澱粉、パオゲン、水溶紙、水解紙等が挙げられる。これらの中でも、作業性の観点から、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂が好ましい。
また、フィルムの厚さは特に限定されないが、一般に20μm〜100μmである。
なお、必要により同一或いは異なる組成の水溶性フィルムを用いて多重包装にしてもよい。
本発明に用いる微生物製剤を水溶性フィルムの袋に充填した後は、入り口部分を糊付け又はヒートシールして密閉すればよい。
1袋の封入量は、特に制約はないが、取扱い容易性、作業効率等の観点から、100〜1000g、好ましくは200〜600gである。
本発明においては、微生物製剤を用いることで、養殖水のpHを中性域(5.8〜8.6)、好ましくは6.0〜8.5に保ち、養殖中の閉鎖水系の水質を良好に保つことができる。よって、水生動物がストレスなく健康的に早期に生育し、効率的な養殖を行うことができる。
水質が良好に保たれることは、例えば、アンモニア態窒素(水中にアンモニウム塩として含まれている窒素の量)の値を測定することにより確認することができる。
アンモニア態窒素は、電量滴定法により測定することができる。
(4)養殖方法及び養殖期間の短縮方法
本発明の養殖方法及び養殖期間の短縮方法は、閉鎖水系に前記微生物製剤を投入し、曝気しながら水生動物を養殖することを特徴とする。
前記微生物製剤の閉鎖水系への投入量(全養殖期間を通しての総投入量)は、微生物製剤中の、単位重量あたりの菌体数、閉鎖水系の水の状態、養殖対象、環境、時期、投入回数、投入間隔、投入方法等にも依存するが、通常、水1000mにつき0.1〜10Kg、好ましくは、0.2〜8Kg、より好ましくは、0.3〜5Kgである。
微生物製剤は、本発明の効果がより得られやすいことから、初期投入後、定期的に、又は、水質の変化等に合せて不定期に、追加投入されるのが好ましい。
初期投入量は、通常、水1000mにつき0.1〜1Kg、追加投入量は、追加投入回数にもよるが、通常、水1000mにつき0.05〜1Kgである。
微生物製剤の追加投入時期、投入間隔等は、閉鎖水系の種類、形状、水深、水質、水温;気温、雨量、風、日照時間等の気象状況;時期;周りの環境;養殖対象;等によるが、通常、気候等から経験的に、若しくは、閉鎖水系を目視観察し、透明度の低下等から経験的に判断し決定すればよい。
例えば、雨が多い時期には、水中の溶存酸素量が増加し、また、雨水によるBOD(生物化学的酸素要求量)源の流入により、枯草菌が活発に活動できるが、そうでない時期には、微生物製剤の追加投入が必要となる場合が多い。また、養殖終了1〜2ヶ月前には、養殖対象が成長し、養殖対象の収容密度や排泄物の量が増加して、養殖池の水質が悪化する傾向にあり、微生物製剤の投入が必要となる場合が多い。
さらに、微生物製剤を初期投入した後、一定間隔(例えば、5〜10日間間隔)で、一定量ずつ追加投入するようにしてもよい。
上記のように、状況に応じて、あるいは一定期間毎に微生物製剤を追加投入することにより、本発明のより顕著な効果を得ることができる。
微生物製剤中の枯草菌は好気性なので、曝気することにより、枯草菌が活性化される。活性化された枯草菌の働きにより、閉鎖水系の水質が改善され、養殖効率を向上させることができる。
また、良好な状態で養殖を開始することができ、本発明のより優れた効果が得られやすくなる観点から、養殖対象を投入する前、通常1〜10日前、好ましくは2〜7日前に、微生物製剤を投入し、曝気を開始し、継続した後に、養殖対象を投入するようにしてもよい。
ここで、曝気とは、養殖水に空気を送って、溶存酸素量を高めることである。
曝気量は、溶存酸素(DO)量が、通常、1〜8ppm、好ましくは2〜6ppmとなる量であるのが好ましい。DOをこのように維持することにより、本発明の効果がより得られやすくなる。
曝気方法としては、特に制約はなく、エアストーン等を用い、閉鎖水系の底部にブロワー(散気装置)で空気を送る方法や、水表面を撹拌する方法等の従来公知の方法が挙げられる。これらの中でも、浅い養殖池でも効率的に曝気できることから、水表面を撹拌する方法が好ましく、水中に空気を取り込ませるように、水表面部分(水表面から水深20cm程度)で水車や撹拌翼を回転させる方法がより好ましい。このような方法によれば、水が流動し、閉鎖水系中の水質が均一となる効果も得ることができる。
水車を用いる場合、閉鎖水系が4000m〜10,000mの場合、直径30cmから1m程度の水車を、5〜20台程度用いればよい。
例えば、図1に示す養殖池2の場合、取水用水路3と連結する養殖池2の取水口の近くに水車5を設置し、微生物製剤を、水車5の下流側の地点6に投入する。複数の水車5を、取水口から下流側に、図1中、矢印の方向に流れが生じるように同方向に回転させることにより、曝気すると同時に、微生物製剤を閉鎖水系中に効率よく均一に行き渡らせることができる。
養殖水の水温は、養殖対象や環境にもよるが、通常10〜31℃である。例えば、エビ類の場合、好ましい水温は20〜29℃であり、ウナギ類の場合、好ましい水温は、26〜28℃であり、ヒラメ類の場合、好ましい水温は、10〜25℃である。
ヒーター等を用いて水温を一定に保つことにより、養殖対象にとってよりよい環境を維持し、養殖対象の発育を促し、養殖効率を向上させることができる。
養殖中の養殖対象への給餌方法としては、従来公知の方法を採用することができる。養殖対象によるが、例えば、一日一回、時間を決めて給餌すればよい。給餌量は、翌日残餌の状況を確認し、不足のないよう、僅かに残る量とするのが好ましい。多すぎると水質の悪化を招き、少なすぎると、発育を遅らせることとなり養殖効率の低下を招くこととなる。
養殖期間は、養殖対象によるが、通常1〜36ヶ月である。
例えば、クルマエビ、ブラックタイガーの養殖期間は、3〜6ヶ月、バナメイエビの養殖期間は、3〜4ヶ月である。
ウナギの養殖期間は、通常5〜19ヶ月であり、ヒラメの養殖期間は、通常9〜15ヶ月である。
上述したように、本発明によれば、特定の微生物製剤を投入するという簡便な操作により、閉鎖水系の水質を浄化し、さらに、清浄な水質を保持することができ、その結果、従来よりも水生動物を健康的に早期に所望の大きさまで発育させることができる。よって、短い養殖期間で多くの収穫量を確保することができ、効率的で経済的である。
また、本発明によれば、養殖対象の水生動物の養殖期間を半月から1か月程度短縮することができる。従って、養殖に要する電気代や人件費などの費用を大幅に節約することができる。
以下、本発明を、実施例を示してさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
6月中旬から、以下の条件にて、クルマエビの養殖(試験)を行った。
・養殖水槽:容積1m、底面積約1.43mの円型水槽
・水温:22.5〜27.5℃
・曝気方法:エアーストーンを使用し、曝気ブロワーにより送気した。
・給餌方法:一日一回、夕刻に、わずかに食べ残しが生ずる程度の量を給餌した(翌日、残餌を確認し、給餌量を調整した。基本的に飽食給餌とする。)。
・換水:養殖開始後、毎日30%の養殖水を、新しい海水と交換した(換水率30%/日)
上記水槽に、砂を深さ15cm程度敷きつめた後、海水を600L入れ、曝気ブロワーを稼働させて曝気を開始した。曝気は、養殖水のDO量が5.0ppm前後に維持されるように行った。次いで、天然植物を枯草菌の単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤である「POND FRESH」(東和酵素社製、以下にて同じ。)を、0.3g(0.5ppm)投入した。
微生物製剤投入後7日後に、平均体重0.48gの稚クルマエビを40尾投入し、養殖を開始した。養殖中は、曝気を継続した。
養殖開始から60日経過後、及び養殖開始から72日経過後に、「POND FRESH」0.3gをそれぞれ追加投入し、さらに養殖を続けた。
養殖開始から91日経過後に、クルマエビの平均体重は、収穫目標(出荷サイズ)の20gを超え、20.52gとなった。尾数は31であった。
その後、同様にしてさらに養殖を継続し、養殖開始から120日経過後に「POND FRESH」0.3gを追加投入し、育成限界(600g)を保つため、間引きを行った。
養殖開始から140日経過後に養殖を終了した。140日経過後の尾数は23、平均体重は30.71gであった。
養殖開始から91日経過後及び140日経過後の、平均増重量、増重率、日間摂餌率、増肉係数、及び飼料効率を、下記表1に示す。なお、平均増重量、増重率、日間摂餌率、増肉係数、及び飼料効率は、下記式により求めた。
Figure 0006498585
Figure 0006498585
Figure 0006498585
Figure 0006498585
Figure 0006498585
F=給餌量(g)
=開始時の平均体重(g)
=測定時の平均体重(g)
=開始時の飼育尾数(尾)
=測定時の飼育尾数(尾)
d=養殖日数(日)
(比較例1)
実施例1において、「POND FRESH」を投入しない以外は、実施例1と同様に、同時期に同環境でクルマエビの養殖(試験)を行った。
その結果、養殖開始後91日経過後のクルマエビの尾数は33、平均体重は17.91gであり、養殖開始後140日経過後のクルマエビの尾数は25、平均体重は27.43gであった。91日及び140日経過後の平均増重量、増重率、日間摂餌率、増肉係数、及び飼料効率を下記表1に示す。
Figure 0006498585
表1から、微生物製剤を投入した実施例1の場合は、投入しなかった比較例1の場合に比して、平均体重、平均増重量、増重率が大きく、日間摂餌率、増肉係数が小さく、飼料効率が高いことがわかる。
これらのことから、実施例1では、比較例1に比して、クルマエビの成長が早く、早期に収穫でき、日間摂餌率も小さいことから、効率よく経済的にクルマエビを養殖することができることがわかる。
(実施例2)
6月下旬から、以下の条件にて、クルマエビの養殖(試験)を行った。
・養殖水槽:容積1m、底面積約1.43mの円型水槽
・水温:棒ヒーターを用いて26℃前後に維持した。
・曝気方法:水槽の中央部に設置した散気管(1個)により曝気した。
・給餌方法:一日一回、夕刻に、わずかに食べ残しが生ずる程度の量を給餌した(翌日、残餌を確認し、給餌量を調整した。基本的に飽食給餌とする。)。
・換水は行わず、止水式とした。ただし、自然蒸発により減少した量の水を、塩分濃度をみながら、海水又は真水で適宜補充した(20L/週程度)。
上記水槽に、砂を深さ15cm程度敷きつめた後、海水を600L入れ、前記散気管により曝気を開始した。曝気は、養殖水のDO量が5.0ppm前後に維持されるように行った。次いで、微生物製剤「POND FRESH」(東和酵素社製)を、0.3g(0.5ppm)投入した。
微生物製剤投入後7日後に、平均体重1.3gの稚クルマエビを40尾投入し、養殖を開始した(初日)。養殖中は曝気を継続した。
養殖中、養殖水槽に、下記表2に示す時期に、下記表2に示す量の「POND FRESH」(表中、「PF」と略記する。)を追加投入した。
養殖を継続し、斃死数(尾)、脱皮殻数、給餌量(g)を測定した。下記表2に、総斃死数(尾)、総脱皮殻数、総給餌量(g)の経時変化を示す。
また、測定した、養殖水の塩分濃度(%)、水温(℃)、DO(mg/L)、pH値、アンモニア態窒素(ppm)の値を、下記表3に示す。
アンモニア態窒素は、電量滴定法により測定した。
(比較例2)
実施例2において、微生物製剤「POND FRESH」を投入しない以外は、実施例2と同様に、同時期に同環境でクルマエビの養殖(試験)を行った。
実施例2と同様に、養殖を継続し、斃死数(尾)、脱皮殻数、給餌量(g)を測定した。下記表2に、総斃死数(尾)、総脱皮殻数、総給餌量(g)の経時変化を示す。
また、測定した、養殖水の塩分濃度(%)、水温(℃)、DO(mg/L)、pH値、アンモニア態窒素(ppm)の値を、下記表3に示す。
Figure 0006498585
Figure 0006498585
表2、表3から、以下のことがわかる。
実施例2と比較例2では、塩分濃度、水温、DO量、pH値はほぼ変わらないが、養殖開始から77日経過後、斃死したエビは、実施例2では40尾中0尾であったのに対し、比較例2では40尾中7尾に上っている。
このことから、「POND FRESH」を投入して養殖すると(実施例2)、養殖対象の生存率が向上することがわかる。
実施例2では、比較例2に比して、脱皮殻数、給餌量が多いことから、「POND FRESH」を投入して養殖すると(実施例2)、養殖対象がより早く発育することがわかる。
また、実施例2では、養殖開始から63日後、77日後のアンモニア態窒素の値が、非常に小さく、水質が極めて良好であることがわかる。これは、微生物製剤の働きによるものと考えられる。なお、養殖開始後28日経過後にアンモニア態窒素の値が大きくなっているのは、養殖対象の成長が著しく、その脱皮された皮や排泄物が存在したためであると考えられる。
これらのことから、実施例2では、水の浄化能力に優れる微生物製剤が存在するため、水質を良好に保ちつつ、エビを早期に健康的に(効果的に)養殖できることがわかる。
本発明によれば、簡便に、低コストで、エビ等の水性動物を、安全に、健康に、早期に、高い歩留まりで生産できるため、生産者(養殖者)は、安定的に生産量を見込め、高い収益を得ることができる。得られるエビ等は、健康で安全なため、需要者にとっても有益である。
1・・・河川
2・・・養殖池
3・・・開閉弁付取水用水路
4・・・開閉弁付排水用水路
5・・・水車
6・・・微生物製剤投入地点

Claims (6)

  1. 閉鎖水系中において、甲殻類を養殖する、甲殻類の養殖方法において、
    前記閉鎖水系の大きさが、50〜100,000mであり、
    前記閉鎖水系の最大水深が0.3〜1.8mであり、
    前記閉鎖水系に、天然植物をバチルス・サブチルスの単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤であって、菌体数が1×10個/g以上であり、平均粒径が0.8mm以下であるものを、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、
    水表面部分で水車又は撹拌翼を回転させる方法により、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記甲殻類を養殖することを特徴とする養殖方法。
  2. 前記閉鎖水系に前記微生物製剤を投入後、1〜10日間曝気した後に、養殖対象である甲殻類を投入し、前記甲殻類を養殖することを特徴とする、請求項1に記載の養殖方法。
  3. 前記閉鎖水系に前記微生物製剤を水1000mにつき0.1〜1Kg投入後、前記甲殻類を投入し、さらに、微生物製剤を、定期的に又は不定期に、水1000mにつき0.05〜1Kg追加投入することを特徴とする、請求項1又は2に記載の養殖方法。
  4. 前記甲殻類の初期投入量が、水1mにつき10gから2Kgであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の養殖方法。
  5. 曝気を、溶存酸素量が1〜8ppmとなるように行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の養殖方法。
  6. 閉鎖水系中において、甲殻類を養殖するに際し、前記甲殻類の養殖期間を短縮する方法であって、
    前記閉鎖水系の大きさが、50〜100,000mであり、
    前記閉鎖水系の最大水深が0.3〜1.8mであり、
    前記閉鎖水系に、天然植物をバチルス・サブチルスの単菌で醗酵させた乾燥粉粒を主体とした微生物製剤であって、菌体数が1×10個/g以上であり、平均粒径が0.8mm以下であるものを、水1000mにつき0.1〜10Kgの割合で投入し、
    水表面部分で水車又は撹拌翼を回転させる方法により、前記閉鎖水系内を曝気しながら、前記甲殻類を養殖することを特徴とする、甲殻類の養殖期間を短縮する方法。
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