JP6498281B2 - 医療用マニピュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、医療用マニピュレータに関するものである。
屈曲関節の先端に回転関節を有し、該回転関節に支持された把持部をその軸線回りに回転させる外科用処置具が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
これらの外科用処置具によれば、屈曲関節を作動させて把持部の姿勢を変更し、把持対象物(縫い針等)を把持部で挟んだ後に、回転関節を作動させて把持部を回転させることで、把持した把持対象物が回転させられる。
米国特許第6746443号公報 米国特許第6676684号公報
特許文献1の外科用処置具では、基端側から屈曲関節を貫通して回転関節の回転軸に巻き付けられたワイヤに加える張力を、そのまま回転関節のトルクを発生させる力として使用する構造であり、屈曲関節が曲げられることによりワイヤとその周囲の部材との摩擦力が増大すると、ワイヤを介した張力の伝達効率が低下して、基端側における操作量が同じでも回転関節の回転量が減少してしまう。
また、特許文献2の外科用処置具では、基端側から屈曲関節を貫通して回転関節の回転軸に固定されたトルクチューブに加えるトルクによって、直接、回転軸を回転させる構造である。この場合においても、屈曲関節が曲げられることにより、トルクチューブとその周辺の部材との摩擦力が増大すると、トルクチューブを介したトルクの伝達効率が低下して、基端側における操作量が同じでも回転関節の回転量が減少してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、屈曲関節を曲げても、屈曲関節よりも前方の回転関節を容易に回転させることができる医療用マニピュレータを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、先端に配置されるエンドエフェクタを第1軸線回りに回転させる回転関節と、該回転関節の基端側に配置され、前記エンドエフェクタを前記第1軸線に交差する第2軸線回りに揺動させる屈曲関節と、回転駆動力を発生する駆動部と、該駆動部により発生した回転駆動力を、前記屈曲関節を貫通して前記回転関節側に伝達する動力伝達部材と、該動力伝達部材により伝達されてきた回転駆動力を、減速して前記エンドエフェクタに伝達する減速部とを備え、前記減速部が、前記動力伝達部材に設けられた入力側歯車と、前記エンドエフェクタに前記第1軸線回りに回転可能に固定され前記入力側歯車に噛み合う出力側歯車とを備え、前記入力側歯車は、外面に形成された外歯を有し、前記出力側歯車は、内面に形成された内歯を有し、前記入力側歯車は、前記出力側歯車の内部に噛み合わせた状態で配置される医療用マニピュレータである。
本態様によれば、駆動部の作動により回転駆動力を発生させると、発生した回転駆動力が動力伝達部材によって、屈曲関節を貫通して、より前方の回転関節側に伝達される。そして、回転関節側に伝達された回転駆動力が、減速部によって減速された状態でエンドエフェクタに伝達される。すなわち、屈曲関節を曲げると、該屈曲関節を貫通している動力伝達部材が周囲の部材に接触して摩擦が発生するが、屈曲関節を貫通した後の減速部によって回転駆動力が増幅されるので、摩擦によって失われた回転駆動力が減速部によって回復され、高いトルクで回転関節を駆動することができる。
上記態様においては、前記出力側歯車の歯数が前記入力側歯車の歯数よりも多くてもよい。
このようにすることで、入力側歯車の歯数と出力側歯車の歯数との比により減速比が決定され、入力側歯車により伝達される回転駆動力を出力側歯車との噛み合いによって増幅し、出力側歯車に固定されたエンドエフェクタを第1軸線回りに容易に回転させることができる。
また、上記態様においては、前記入力側歯車が、前記第1軸線に平行な軸線回りに回転可能に設けられていてもよい。
このようにすることで、動力伝達部材によって伝達されてきた回転駆動力を互いに平行な軸線回りに回転する入力側歯車から出力側歯車に伝達することができる。回転方向の変換を伴わないので、比較的細径に回転数を減速し、回転駆動力を増幅することができる。
また、本発明の参考例においては、前記動力伝達部材が、前記駆動部により牽引されて張力を伝達するワイヤと、該ワイヤの張力により前記第2軸線に平行な軸線回りに回転可能に設けられたプーリとを備え、前記入力側歯車が、前記プーリの回転により前記第2軸線に平行な軸線回りに回転させられてもよい。
このようにすることで、ワイヤにより伝達されてきた駆動部の回転駆動力が、プーリを第2軸線に平行な軸線回りに回転させ、プーリの回転により入力側歯車が第2軸線に平行な軸線回りに回転させられる。屈曲関節を回転させる第2軸線と平行な軸線回りに入力側歯車を回転させるので、屈曲関節の曲げによる回転駆動力の伝達効率の低下を抑制することができる。
また、上記態様においては、前記動力伝達部材が可撓性を有し、前記屈曲関節を貫通して配置されるトルクチューブからなり、前記入力側歯車が、前記トルクチューブの先端に固定されていてもよい。
このようにすることで、屈曲関節の曲げによって、可撓性を有するトルクチューブが湾曲させられることにより、トルクチューブと周囲の部材との摩擦が増大して回転駆動力の伝達効率が低下するが、トルクチューブの先端に固定された入力側歯車と出力側歯車とを備える減速部によって、回転駆動力が増大させられるので、摩擦によって失われた回転駆動力が減速部によって回復され、高いトルクで回転関節を駆動することができる。
また、本発明の参考例においては、前記減速部が、前記動力伝達部材に設けられた入力側回転体と、前記エンドエフェクタに固定され前記入力側回転体との間で摩擦により回転駆動力を伝達する出力側回転体とを備え、該出力側回転体の摩擦面の径寸法が、前記入力側回転体の摩擦面の径寸法より大きくてもよい。
このようにすることで、入力側回転体の摩擦面の径寸法と出力側回転体の摩擦面の径寸法との比により減速比が決定され、入力側回転体に伝達された回転駆動力を、摩擦によって出力側回転体に伝達する際に増幅し、出力側回転体に固定されたエンドエフェクタを第1軸線回りに容易に回転させることができる。
本発明によれば、屈曲関節を曲げても、屈曲関節よりも前方の回転関節を容易に回転させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る医療用マニピュレータを備える医療用マニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1の医療用マニピュレータを示す斜視図である。 図2の医療用マニピュレータの先端部を示す縦断面図である。 図2の医療用マニピュレータの減速部を示す正面図である。 図3の医療用マニピュレータの屈曲関節を曲げた状態を示す縦断面図である。 図4の減速部の変形例を示す斜視図である。 図2の医療用マニピュレータの変形例を示す先端部の縦断面図である。 図7の医療用マニピュレータの先端部を他の切断面で切断した縦断面図である。
本発明の一実施形態に係る医療用マニピュレータ3について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータ3は、例えば、図1に示される医療用マニピュレータシステム1において用いられる。この医療用マニピュレータシステム1は、操作者Aにより操作される操作入力装置2と、患者Pの体腔内に挿入される医療用マニピュレータ3と、操作入力装置2への操作入力に基づいて医療用マニピュレータ3を制御する制御部4と、モニタ5とを備えている。
本実施形態に係る医療用マニピュレータ3は、図2および図3に示されるように、例えば、患者Pの体腔内に挿入される内視鏡のチャネルを介して患者Pの体腔内に挿入される長尺の挿入部10と、該挿入部10の先端に配置され、先端にエンドエフェクタ6を支持する可動部7と、挿入部10の基端に配置され、制御部4によって制御されることにより可動部7を作動させる回転駆動部(駆動部)8と、該回転駆動部8により発生した回転駆動力を可動部7に伝達する動力伝達部材9と、該動力伝達部材9によって伝達された回転駆動力を減速して可動部7に伝達する減速部11とを備えている。
可動部7は、挿入部10の長手軸に直交する軸線(第2軸線)Y回りに、第1関節部材12を揺動させる屈曲関節13と、該屈曲関節13の第1関節部材12の先端に配置され、第2軸線Yに直交する軸線(第1軸線)X回りに第2関節部材14を回転させる回転関節15とを備えている。第2関節部材14はエンドエフェクタ6に固定されている。
屈曲関節13を作動させ、第1関節部材12を揺動させることで、該第1関節部材12の先端に配置された回転関節15およびエンドエフェクタ6を第2軸線Y回りに揺動させることができるようになっている。回転駆動部8から屈曲関節13への回転駆動力の伝達は、例えば、プーリ16およびワイヤ17により行うことができるが、ここでは説明を省略する。
また、回転関節15を作動させ、第2関節部材14を回転させることで、エンドエフェクタ6を第1軸線X回りに回転させることができるようになっている。回転駆動部8から回転関節15への回転駆動力を伝達する動力伝達部材9は、図3に示されるようにトルクチューブ18によって構成されている。
挿入部10および第1関節部材12はいずれも中空に構成されており、図3に示されるように、中空の屈曲関節13を貫通してトルクチューブ18が挿入部10から第2関節部材14の近傍まで延びて配置されている。
トルクチューブ18は、可撓性を有する中空のチューブであり、内部に、図示しないワイヤを貫通させることができるようになっている。ワイヤは第2関節部材14に固定されるエンドエフェクタ6を作動させるために使用される。
減速部11は、トルクチューブ18の先端に固定された入力側歯車19と、第2関節部材14に固定された出力側歯車20とを備えている。入力側歯車19は、図4に示されるように、例えば、外歯の歯車である。また、出力側歯車20は、例えば、円筒内面に形成された内歯の歯車である。入力側歯車19と出力側歯車20とは、その回転軸線を平行にして偏心して配置され、相互に噛み合うようになっている。入力側歯車19の歯数(例えば、8枚)は出力側歯車20の歯数(例えば、10枚)より少ない。これにより、出力側歯車20の回転速度は入力側歯車19の回転速度に対して歯数の比によって定まる減速比だけ減速されるようになっている。
すなわち、図4に示されるように、円筒内面に形成された出力側歯車20のピッチ円半径R1は、入力側歯車19のピッチ円半径R2より大きく、第1関節部材12に形成された嵌合孔12bによって、入力側歯車19は出力側歯車20に対して径方向一方向に偏心して常時噛み合うように支持されている。
第2関節部材14は、第1関節部材12に固定された円筒状のカバー部材21内に回転可能に嵌合している。第2関節部材14には周溝22が形成されており、カバー部材21を径方向に貫通して固定され、周溝22内に突出させられるピン23によって第1軸線X方向に抜けないように保持されている。
このように構成された本実施形態に係る医療用マニピュレータ3の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1を用いて体内の患部を処置するには、患者Pの体外から体腔内に挿入された内視鏡の挿入部のチャネルを介して、本実施形態に係る医療用マニピュレータ3を先端のエンドエフェクタ6側から挿入していき、体内に配置されている内視鏡の挿入部の先端面のチャネルの開口からエンドエフェクタ6および可動部7を突出させる。
エンドエフェクタ6および可動部7を突出させた状態で、操作者Aが操作入力装置2を操作して操作入力を行うと、制御部4が操作入力に応じて回転駆動部8を制御して可動部7が作動させられる。屈曲関節13を作動させることによりエンドエフェクタ6が第2軸線Y回りに揺動させられて、姿勢が変更される。また、回転関節15を作動させることによりエンドエフェクタ6が第1軸線X回りに回転させられる。
エンドエフェクタ6が一対の把持片24a,24bを開閉可能な把持部25を有する場合には、回転関節15の作動により把持片24a,24bの開閉方向を変更することができるようになっている。
この場合において、本実施形態に係る医療用マニピュレータ3では、回転駆動部8において発生した回転駆動力は、挿入部10および第1関節部材12に設けられた中空部10a,12aを貫通して配置されたトルクチューブ18によって伝達され、エンドエフェクタ6に固定された第2関節部材14に固定されている出力側歯車20に噛み合う入力側歯車19を回転させる。入力側歯車19の歯数は出力側歯車20の歯数より少ないので、トルクチューブ18により伝達された回転駆動力は、出力側歯車20に伝達される際に減速比に応じて増幅され、エンドエフェクタ6を回転させる。
すなわち、図5に示されるように、医療用マニピュレータ3の屈曲関節13を湾曲させてエンドエフェクタ6の姿勢を変更すると、屈曲関節13を貫通しているトルクチューブ18も湾曲して、挿入部10および第1関節部材12の中空部10a,12aの内面に密着させられる。その結果、トルクチューブ18を回転させる際に、トルクチューブ18と周囲の部材との摩擦が増大して、回転駆動力の伝達効率が低下する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータ3によれば、トルクチューブ18の先端に固定された入力側歯車19とエンドエフェクタ6に固定された出力側歯車20との歯数の相違により減速部11が構成されているので、トルクチューブ18において伝達効率が低下しても、減速部11において回転駆動力を回復することができ、エンドエフェクタ6をより確実に回転させることができるという利点がある。
また、本実施形態に係る医療用マニピュレータ3によれば、出力側歯車20が、円筒状の内面に形成された内歯を有するので、出力側歯車20内部に入力側歯車19を噛み合わせた状態に配置することができる。その結果、減速部11を小径化することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、出力側歯車20として、内歯を有する円筒状の歯車により構成したが、外径寸法に余裕がある場合には、円筒の外面に外歯を有する歯車を出力側歯車20として採用してもよい。
また、入力側歯車19と出力側歯車20との噛み合いによって回転駆動力を伝達しているが、これに代えて、図6に示されるように、円柱状の入力側回転体26の外周に配置された摩擦面26aを、円筒状の出力側回転体27の内周に配置された摩擦面27aに接触させることにより、摩擦によって回転駆動力を伝達する構造のものを採用してもよい。
この場合にも、入力側回転体26の摩擦面26aの径寸法よりも出力側回転体27の摩擦面27aの径寸法を大きく設定しておくことにより、歯車の場合と同様にして、回転駆動力を伝達する際に減速され、回転駆動力を増幅することができる。
また、本実施形態においては、回転駆動部8において発生した回転駆動力をトルクチューブ18によって伝達することとしたが、これに代えて、図7および図8に示されるように、ワイヤ17によって伝達することにしてもよい。図7および図8においては、屈曲関節13として、挿入部10および第1関節部材12の端部に固定された平歯車28,29を相互に噛み合わせ、各平歯車28,29の平行な2つの軸線間をリンク部材30によって連結してなる、いわゆるダブルジョイント方式のものを採用している。
この医療用マニピュレータ3では、図8に示されるように、屈曲関節13よりも前方に配置される回転関節15の第1関節部材12に、屈曲関節13の軸線Yと平行な3本のシャフト31,32,33が設けられている。最も基端側の第1シャフト31は、屈曲関節13の先端側の軸線に沿って配置され、Dカットされている。この第1シャフト31には、2つのプーリ16および第1平歯車34がDカットによって一体回転可能に固定されている。また、第1シャフト31は、平歯車29およびリンク部材30の貫通孔39,40がDカットされておらず、平歯車29およびリンク部材30に対して相対的に回転可能になっている。
2つのプーリ16には、それぞれ逆方向にワイヤ17が回し掛けられており、各ワイヤ17の端部がプーリ16に固定されている。これにより、いずれかのワイヤ17を基端側に牽引することにより、対応するプーリ16を逆方向に回転させ、第1シャフト31を介して第1平歯車34をいずれかの方向に回転させることができるようになっている。
第1シャフト31に隣接する第2シャフト32には、第1平歯車34に噛み合う第2平歯車35が固定されている。第2シャフト32に隣接する第3シャフト33には、第2平歯車35に噛み合う第3平歯車36および、減速部11を構成する平歯車からなる入力側歯車19が固定されている。
回転関節15の第2関節部材14には、入力側歯車19に噛み合うフェースギヤ37を備えた円筒状の出力側歯車20が固定されている。
リンク部材30には、図7に示されるように、リンク部材30の揺動方向の両側にワイヤ17とは別個のワイヤ42を固定する固定部41が設けられている。いずれかのワイヤ42を基端側に牽引することにより、挿入部10に対してシャフト43回りにリンク部材30を揺動させ、これによって、リンク部材30に対して第1シャフト31回りに第1関節部材12を揺動させて、屈曲関節13を湾曲させることができるようになっている。
すなわち、この例では、ワイヤ17、プーリ16、第1平歯車34から第3平歯車36によって、回転駆動部8によって発生した回転駆動力を伝達する動力伝達部材38が構成され、動力伝達部材38によって伝達された回転駆動力によって入力側歯車19が回転駆動されるようになっている。
上記実施形態では、減速部11が、平行な軸線回りに回転する歯車19,20間で減速しながら回転駆動力を伝達することとしたが、図7および図8の例では、相互に直交する軸線回りに回転する平歯車19とフェースギヤ37との間で減速しながら回転駆動力を伝達することとしている。
このようにすることで、屈曲関節13の湾曲によっても回転関節15を駆動するための回転駆動力が摩擦により低下することは阻止できるが、複数の歯車34,35,36によって伝達することで、伝達効率は低下していく。したがって、減速部11によって回転駆動力を回復することで、より確実にエンドエフェクタ6を回転させることができる。中間の第2平歯車35はなくてもよい。
なお、相互に直交する軸線間で動力を伝達する方法としては、平歯車19とフェースギヤ37との組み合わせに限定されるものではなく、はす歯歯車とフェースギヤ37、はす歯歯車どうし等を採用することができる。
3 医療用マニピュレータ
6 エンドエフェクタ
8 回転駆動部(駆動部)
9,38 動力伝達部材
11 減速部
13 屈曲関節
15 回転関節
16 プーリ
17 ワイヤ
18 トルクチューブ
19 入力側歯車
20 出力側歯車
26 入力側回転体
26a,27a 摩擦面
27 出力側回転体
X 第1軸線
Y 第2軸線

Claims (4)

  1. 先端に配置されるエンドエフェクタを第1軸線回りに回転させる回転関節と、
    該回転関節の基端側に配置され、前記エンドエフェクタを前記第1軸線に交差する第2軸線回りに揺動させる屈曲関節と、
    回転駆動力を発生する駆動部と、
    該駆動部により発生した回転駆動力を、前記屈曲関節を貫通して前記回転関節側に伝達する動力伝達部材と、
    該動力伝達部材により伝達されてきた回転駆動力を、減速して前記エンドエフェクタに伝達する減速部とを備え
    前記減速部が、前記動力伝達部材に設けられた入力側歯車と、前記エンドエフェクタに前記第1軸線回りに回転可能に固定され前記入力側歯車に噛み合う出力側歯車とを備え、
    前記入力側歯車は、外面に形成された外歯を有し、
    前記出力側歯車は、内面に形成された内歯を有し、
    前記入力側歯車は、前記出力側歯車の内部に噛み合わせた状態で配置される医療用マニピュレータ。
  2. 前記出力側歯車の歯数が前記入力側歯車の歯数よりも多い請求項1に記載の医療用マニピュレータ。
  3. 前記入力側歯車が、前記第1軸線に平行な軸線回りに回転可能に設けられている請求項1または請求項2に記載の医療用マニピュレータ。
  4. 前記動力伝達部材が可撓性を有し、前記屈曲関節を貫通して配置されるトルクチューブからなり、
    前記入力側歯車が、前記トルクチューブの先端に固定されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の医療用マニピュレータ。
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