JP6498008B2 - 熱音響機関 - Google Patents
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このような熱音響機関では、両端に温度差が発生する再生器において、音波の振動エネルギが増幅される形態で、熱エネルギが音波の振動エネルギに変換される。ここで、ループ状の音響筒の長さは、その内部に形成される音波の波長に基づいて決定されるのであるが、熱エネルギから音波の振動エネルギへの変換効率を高めるためには、一定以上の長さにすることが好ましいことが知られている(特許文献3を参照)。
ただし、ループ状の音響筒を、一定以上の長さで設けると、ループの内部にデッドスペース(音響筒が設けられていない空間)が形成されるため、その小型化が課題となる。
そこで、上記特許文献1、2に開示の熱音響機関では、ループ状の音響筒を、コイル状に複数回巻回すると共に、音響筒の夫々を互いに近接する状態で配設するように構成し、その小型化を図っている。
作動媒体を充填した筐体本体と、
前記筐体本体の内部を音波が循環する状態で伝播可能な循環伝播路に仕切る仕切部とを備え、
前記循環伝播路に、前記作動媒体を外部から加熱する加熱器と前記作動媒体を外部から冷却する冷却器と前記加熱器と前記冷却器との間で音波を増幅する再生器とから成る原動機を少なくとも1つ以上備えると共に、音波の振動から電力を発生させる電力発生機を備えており、
前記仕切部は、薄板状の板状部材から構成されており、
当該板状部材は、境界要素法による音響解析にて、その板厚方向での一方側に形成される前記循環伝播路に形成される音波と、前記板状部材の前記板厚方向での他方側に形成される前記循環伝播路に形成される音波とが、互いの音圧を変動させないように、且つ、有限要素法による振動解析にて、前記循環伝播路を伝播する音波と、前記板状部材の固有振動とが、互いに共振しないように、材質及び形状が設定されている点にある。
このため、その小型化を図りながら、単位体積あたりのエネルギ変換効率を高め得る熱音響機関を実現できる。
この場合、一方側の循環伝播路と他方側の循環伝播路との間には、板状部材しか介在しないこととなるため、一方側の循環伝播路を伝播する音波が他方側の循環伝播路を伝播する音波に対し、板状部材を介して、干渉等の音響的な影響を及ぼす虞がある。
そこで、上記特徴構成にあっては、仕切部としての板状部材を、一方側の循環伝播路を伝播する音波と、他方側の循環伝播路を伝播する音波とが、互いの音圧を変動させない(互いに音響的に干渉しない)ように、材質及び形状を設定しているので、当該循環伝播路を伝播する音波が、循環伝播路にて良好に定在波を発生しながら、再生器にて振動エネルギを増幅させる形態で、熱エネルギを音波の振動エネルギへ変換することができる。
尚、本発明にあっては、後述する実施例に示すように、仕切部としての板状部材として、ステンレス鋼材(SUS304)を用い、板面を長方形形状とし、長軸方向に沿う端部を筐体本体に固定する場合に、板状部材の板厚方向での幅を、10mm以上50mm以下とすることで、板状部材の板厚方向で仕切られる音波が、互いに音響的な干渉を生じないことを、シミュレーションにて確認している。
この場合、板状部材は、その材質・形状等によって決定される固有振動数にて振動することになるが、当該固有振動数と循環伝播路を伝播する音波の振動数とが近い値となると、板状部材の固有振動と音波とが共振をおこし、熱音響機関のエネルギ変換効率を低下させる原因となる虞があり、また、共振により板状部材が筐体本体から脱離させてしまう虞がある。
そこで、上記特徴構成にあっては、当該板状部材の固有振動数と、循環伝播路を伝播する音波の振動数とが、共振しないように、有限要素法による振動解析によって、仕切部としての板状部材の材質及び形状を設定しているから、振動部材の固有振動が循環伝播路を伝播する音波と共振することを良好に防止できる。これにより、循環伝播路に音波の定在波を良好に発生させながら、再生器にて振動エネルギを増幅させる形態で、熱エネルギを音波の振動エネルギへ変換できる。
尚、本発明にあっては、後述する実施例に示すように、一般的な熱音響機関の構成を採用している前提において、板状部材として、板面が長方形形状のものを適用し、長軸方向に沿う端部を筐体本体に固定する場合で、材料としてステンレス鋼材(SUS304)又はSUS304と同程度のヤング率を有する鋼材を用いて、板状部材の板厚方向での幅を10mmにする場合においては、板状部材の短軸方向の長さを23cm以下にすることで、板状部材の固有振動と循環伝播路を伝播する音波との共振を良好に防止できることがわかっている。
前記仕切部は、薄板状の板状部材から構成されており、
前記筐体本体は、筒軸心に沿う方向を長手方向とする筒状部材から成り、
前記板状部材は、前記筒状部材の筒軸心方向に沿って前記筒状部材の内部空間を一方側空間と他方側空間とに仕切ると共に、前記筒状部材の筒軸心方向で両端部位にて前記一方側空間と前記他方側空間とが連通する状態で設けられ、
前記一方側空間と前記他方側空間とが前記循環伝播路を形成する点にある。
前記筐体本体は、前記筒軸心方向の端部である底部と頂部が内側から外側へ膨出する形状を有するものであり、
前記板状部材は、前記一方側空間と前記他方側空間とを、前記底部の膨出部位に形成される底部膨出空間と前記頂部の膨出部位に形成される頂部膨出空間とにより連通する形態で設けられ、
前記一方側空間と前記他方側空間と前記底部膨出空間と前記頂部膨出空間とが前記循環伝播路を形成する点にある。
作動媒体を充填した筐体本体と、
前記筐体本体の内部を音波が循環する状態で伝播可能な循環伝播路に仕切る仕切部とを備え、
前記循環伝播路に、前記作動媒体を外部から加熱する加熱器と前記作動媒体を外部から冷却する冷却器と前記加熱器と前記冷却器との間で音波を増幅する再生器とから成る原動機を少なくとも1つ以上備えると共に、音波の振動から電力を発生させる電力発生機を備えており、
前記仕切部は、前記筐体本体の内部空間を複数の前記循環伝播路に仕切る複数の板状部材であり、
複数の前記循環伝播路の夫々には、少なくとも1つの前記原動機と前記電力発生機とが備えられている点にある。
このため、その小型化を図りながら、単位体積あたりのエネルギ変換効率を高め得る熱音響機関を実現できる。
また、上記特徴構成によれば、複数の循環伝播路についても、複数の板状部材により、筐体本体の内部空間を複数の循環伝播路に仕切るという比較的簡易な構成により実現できる。
熱音響機関100は、図1に示すように、作動媒体を充填した筐体本体C1と、当該筐体本体C1の内部を音波が循環する状態で伝播可能な循環伝播路に仕切る仕切部C2とを備えている。
当該熱音響機関100では、このように形成される循環伝播路に、作動媒体を外部から加熱する加熱器11a、11bと、作動媒体を外部から冷却する冷却器12a、12bと、加熱器11a、11bと冷却器12a、12bとの間で音波を増幅する再生器13a、13bとから成る原動機10a、10bを少なくとも1つ以上(当該実施形態では、2つ)備えると共に、音波の振動から電力を発生する電力発生機40を備える。
更に詳細には、筐体本体C1は、筒軸心方向に直交する方向での断面が、図2(b)に示すように、略楕円形状の楕円筒形状部材であり、当該楕円筒形状部材は、筒軸心方向の一端部である底部が内側から外側へ膨出する形状でその内部に底部膨出空間V3を形成すると共に、筒軸心方向の他端部である頂部が内部から外部へ膨出形状でその内部に頂部膨出空間V4を形成しており、仕切部C2としての板状部材は、底部膨出空間V3と頂部膨出空間V4とを避けて設けられている。
循環伝播路は、一方側空間V1と他方側空間V2と底部膨出空間V3と頂部膨出空間V4とから成り、音波が循環して伝播可能に形成されている。
つまり、当該実施形態にあっては、循環伝播路を形成するにあたり、図2(b)に示すような従来技術の音響筒の如く、デッドスペース(図3でV5で示すような空間)が形成されることがなく、構成のコンパクト化が図られている。
詳細な図示は省略するが、加熱器11a、11bは、第2熱媒通流路70にて導かれる第2熱媒HW(例えば、エンジン冷却水)を通流するジャケット部(図示せず)と、当該ジャケット部から循環伝播路の内部に延びるフィン(図示せず)とから成る。加熱器11a、11bは、フィンがジャケット部を通流する第2熱媒HWにて加熱され、当該フィンから循環伝播路の内部の作動流体へ温熱を伝導する形態で、作動流体を加熱する。
当該薄板状部材は、例えば、厚さが50μm以上100μm以下で、300枚〜600枚程度設けられる。当該薄板状部材には、伝播路軸心方向に沿う方向に貫通する多数の貫通孔(図示せず)が、その直径が200μm〜300μm程度で、設けられる。
作動流体は、冷却器12a、12bから加熱器11a、11bの側への進行波を形成する場合、加熱器11a、11b近傍での再生器13a、13bとしての薄板状部材の複数の貫通孔を通過するときに当該貫通孔の内壁に接触して加熱されると共に、加熱器11a、11bのフィンにて直接加熱されることで、膨張する。一方、作動流体は、加熱器11a、11bから冷却器12a、12bの側への進行波を形成する場合、冷却器12a、12bの近傍での再生器13a、13bとしての薄板状部材の複数の貫通孔を通過するときに当該貫通孔の内壁に接触して冷却されると共に、冷却器12a、12bのフィンにて直接冷却されることで、収縮する。
これにより、進行波としての音波が自己励起振動を起こし、その振動エネルギが増幅される形態で、熱エネルギが音波の振動エネルギに変換される。
当該電力発生機40は、図1に示すように、循環伝播路の内部において、一の回転翼40cと、当該回転翼40cを挟む状態で設けられる一対の固定翼40a、40bを備えている。当該構成においては、回転翼40cは、一方の固定翼40aにて旋回され回転翼40cへ向かう音波と、他方の固定翼40bにて旋回され回転翼40cへ向かう音波との双方により、回転力を付与されることとなるが、一対の固定翼40a、40bは、両者により旋回される音波が回転翼40cへ付与する回転力の回転方向が同一方向となるように設けられている。
更に、回転翼40cには、誘導発電機としての回転子(図示せず)が設けられると共に、循環伝播路の伝播路軸心方向で回転翼40cが設けられている部位で循環伝播路の伝播路外径部位には、誘導発電機としての固定子40dが設けられおり、回転翼40cと共に回転子が回転することで固定子40dとしてのコイルにて誘導起電力Eを発生する。
当該構成を採用することにより、循環伝播路の内部で発生する音波の振動エネルギが、電気エネルギに変換される。
循環伝播路には、循環伝播路の伝播路軸心方向において、再生器13a、13bが設けられている部分の伝播路外周部位に沿い且つ循環伝播路の外径よりも大径の断熱部材51a、51bが設けられている。これにより、原動機10a、10bの夫々において、冷却器12a、12bの周囲に付着する霜が、加熱器11a、11bの側へ広がることを防止している。
当該実施形態に係る熱音響機関100にあっては、仕切部C2としての板状部材の形状・材質によっては、板状部材の板厚方向で一方側の循環伝播路に形成される音波と、板状部材の板厚方向で他方側の循環伝播路に形成される音波とが、板状部材を介して、互いに、干渉等の音響的な影響を及ぼし合う虞がある。
そこで、当該実施形態に係る熱音響機関100にあっては、境界要素法による音響解析を行った。以下、図2〜4に基づいて、当該音響解析について説明する。
当該実施形態に係る熱音響機関100は、図2(a)、(b)に示すような、筐体本体C1及び仕切部C2の寸法関係としており、仕切部C2としての薄板部材は、板厚が10mmで、短軸方向の長さが200mmで、長軸方向の長さが3000mmとし、循環伝播路の長さが6500mmとなるように筐体本体C1の形状が設定されている。また、仕切部C2としての薄板部材の材料は、SUS304にて構成しているとし、筐体本体C1は剛体であるとした。
一方、従来技術に係る熱音響機関100では、図3(a)(b)に示すように、断面が半径100mmの円形で、循環伝播路の長さが6500mmとなるループ形状の音響筒Cを設けている。
また、当該実施形態に係る発明と従来技術の双方において、循環伝播路には、作動媒体としてヘリウムが、圧力1MPaで、20℃で充填されているものとした。
一方、従来技術に係る熱音響機関100では、図4(b)で、B1で示す位置にて、約90dBの音圧を発生させた場合に、図4(b)で、循環伝播路(特定点としてのA1、B2、B3、B4を含む伝播路)の伝播路軸心に沿って発生する音圧を導出し、図5に鎖線で示している。
図5の結果からわかるように、上述した条件であれば、当該実施形態に係る熱音響機関100を伝播する音波の音圧と、従来技術に係る熱音響機関100を伝播する音波の音圧とは、略同一のレベルとなっていることがわかる。このことから、上述した条件であれば、当該実施形態に係る熱音響機関100の循環伝播路を伝播する音波は、仕切部C2としての板状部材を介して、干渉等の音響的な影響を及ぼしていないことがわかる。
つまり、当該実施形態に係る熱音響機関100として、上述した条件を採用する場合、仕切部C2としての板状部材は、境界要素法による音響解析にて、その板厚方向での一方側に形成される循環伝播路に形成される音波と、板状部材の板厚方向での他方側に形成される循環伝播路に形成される音波とが、互いの音圧を変動させない形状及び材質であると言える。
また、仕切部C2としての板状部材の材料としては、SUS304と同程度のヤング率を有する鋼材等を採用した場合であっても、SUS304を採用した場合と略同等の性能が得られた。
そこで、当該実施形態の熱音響機関100にあっては、有限要素法による振動解析にて、循環伝播路を伝播する音波と、仕切部C2の固有振動とが、互いに共振しないように、仕切部C2としての板状部材の材質及び形状を設定する。
一般的な熱音響機関100にあっては、音波の振動エネルギの増幅率との関係で、循環伝播路の伝播路長さが、6000〜70000mm程度に設定される。そこで、当該振動解析では、仕切部C2としての板状部材の長辺の長さを、2800mmとした。そして、仕切部C2としての板状部材の短辺の長さを200mmとし、板状部材の板厚を1mmとし、板状部材の材料をSUS304とした場合の板状部材に発生する10次までの固有振動を導出した。
この場合、仕切部C2としての板状部材には、図6(b)に示すように、長軸方向の端部に2つの腹を形成するモード(最大振動数:130.7Hz)、図6(c)に示すように、長軸方向に沿って3つの腹を形成するモード(最大振動数:131.24Hz)、図6(d)に示すように、長軸方向に沿って9つの腹を形成するモード(最大振動数:140.47Hz)等が発生する。因みに、図6(b)、(c)、(d)では、仕切部C2としての板状部材に発生している振動数を三次元的に図示しているものであるが、紙面上下方向で、高く又は低く示される部位ほど、高い振動数が発生していることを示している。
当該振動解析の結果から、上述の条件においては、仕切部C2としての板状部材の固有振動数(上述した最大振動数)は、130Hz以上140Hz以下となるため、熱音響機関100にて通常用いられる振動数100Hzとの共振の虞がないことがわかる。
発明者らが、鋭意検討した結果、上述の条件において、仕切部C2としての板状部材の短辺の長さを徐々に増加させていくと、板状部材の固有振動数は徐々に低下することがわかり、230mmとした場合に、板状部材の固有振動数が略100Hzとなるという知見を得た。そこで、上述の条件においては、仕切部C2としての板状部材の短辺の長さのみを変動させる場合、板状部材の短辺の長さは230mmより小さいことが好ましい。
(1)上記実施形態では、仕切部C2は、筐体本体C1の内部を一の循環伝播路に仕切る例を示した。しかしながら、仕切部C2を複数の板状部材から構成するものとして、筐体本体C1の内部を複数の循環伝播路に仕切るように構成しても構わない。この場合、一の循環伝播路には、少なくとも一つの原動機10と電力発生機40を備えるものとする。
11 :加熱器
12 :冷却器
13 :再生器
40 :電力発生機
100 :熱音響機関
C1 :筐体本体
C2 :仕切部
Claims (4)
- 作動媒体を充填した筐体本体と、
前記筐体本体の内部を音波が循環する状態で伝播可能な循環伝播路に仕切る仕切部とを備え、
前記循環伝播路に、前記作動媒体を外部から加熱する加熱器と前記作動媒体を外部から冷却する冷却器と前記加熱器と前記冷却器との間で音波を増幅する再生器とから成る原動機を少なくとも1つ以上備えると共に、音波の振動から電力を発生させる電力発生機を備えており、
前記仕切部は、薄板状の板状部材から構成されており、
当該板状部材は、境界要素法による音響解析にて、その板厚方向での一方側に形成される前記循環伝播路に形成される音波と、前記板状部材の前記板厚方向での他方側に形成される前記循環伝播路に形成される音波とが、互いの音圧を変動させないように、且つ、有限要素法による振動解析にて、前記循環伝播路を伝播する音波と、前記板状部材の固有振動とが、互いに共振しないように、材質及び形状が設定されている熱音響機関。 - 前記仕切部は、薄板状の板状部材から構成されており、
前記筐体本体は、筒軸心に沿う方向を長手方向とする筒状部材から成り、
前記板状部材は、前記筒状部材の筒軸心方向に沿って前記筒状部材の内部空間を一方側空間と他方側空間とに仕切ると共に、前記筒状部材の筒軸心方向で両端部位にて前記一方側空間と前記他方側空間とが連通する状態で設けられ、
前記一方側空間と前記他方側空間とが前記循環伝播路を形成する請求項1に記載の熱音響機関。 - 前記筐体本体は、前記筒軸心方向の端部である底部と頂部が内側から外側へ膨出する形状を有するものであり、
前記板状部材は、前記一方側空間と前記他方側空間とを、前記底部の膨出部位に形成される底部膨出空間と前記頂部の膨出部位に形成される頂部膨出空間とにより連通する形態で設けられ、
前記一方側空間と前記他方側空間と前記底部膨出空間と前記頂部膨出空間とが前記循環伝播路を形成する請求項2に記載の熱音響機関。 - 作動媒体を充填した筐体本体と、
前記筐体本体の内部を音波が循環する状態で伝播可能な循環伝播路に仕切る仕切部とを備え、
前記循環伝播路に、前記作動媒体を外部から加熱する加熱器と前記作動媒体を外部から冷却する冷却器と前記加熱器と前記冷却器との間で音波を増幅する再生器とから成る原動機を少なくとも1つ以上備えると共に、音波の振動から電力を発生させる電力発生機を備えており、
前記仕切部は、前記筐体本体の内部空間を複数の前記循環伝播路に仕切る複数の板状部材であり、
複数の前記循環伝播路の夫々には、少なくとも1つの前記原動機と前記電力発生機とが備えられている熱音響機関。
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