JPH0351697A - ヒートパイプ - Google Patents
ヒートパイプInfo
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- JPH0351697A JPH0351697A JP18765189A JP18765189A JPH0351697A JP H0351697 A JPH0351697 A JP H0351697A JP 18765189 A JP18765189 A JP 18765189A JP 18765189 A JP18765189 A JP 18765189A JP H0351697 A JPH0351697 A JP H0351697A
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- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、オーディオ機器、複写機、コンピュータ等
における発熱体から熱を放熱するのに用いられるヒート
パイプに関する。
における発熱体から熱を放熱するのに用いられるヒート
パイプに関する。
従来の技術
ヒートパイプとしては、直管状周壁を有する密閉状ヒー
トパイプ本体と、これに封入された水やフロンのような
作動液とよりなる直管状タイプのものが知られている。
トパイプ本体と、これに封入された水やフロンのような
作動液とよりなる直管状タイプのものが知られている。
発明が解決しようとする課題
ヒートパイプの性能、すなわち熱輸送量は、様々な要因
によって変わるものである。その要因とは、作動流体の
種類、ヒートパイプ本体の材質と作動流体の組合せ適合
性、ヒートパイプ本体の径、断熱部温度、ヒートパイプ
傾斜角度、ウィックまたはグループの有無等である。こ
れらのうち、ヒートパイプ傾斜角度は、第15図および
第16図に示すように、熱輸送量に大きく影響し、とく
に水平近辺ではわずかな角度変化で熱輸送量が大きく変
わる。また、第17図に示されるように、ヒートパーr
プ本体の径によっても熱輸送量は大きく変わる。
によって変わるものである。その要因とは、作動流体の
種類、ヒートパイプ本体の材質と作動流体の組合せ適合
性、ヒートパイプ本体の径、断熱部温度、ヒートパイプ
傾斜角度、ウィックまたはグループの有無等である。こ
れらのうち、ヒートパイプ傾斜角度は、第15図および
第16図に示すように、熱輸送量に大きく影響し、とく
に水平近辺ではわずかな角度変化で熱輸送量が大きく変
わる。また、第17図に示されるように、ヒートパーr
プ本体の径によっても熱輸送量は大きく変わる。
ところで、オーディオ機器等では軽量、コンパクト化が
強く要求され、そのため、ヒートパイプ本体の径および
長さをともに小さくすることが必要となり、必要な熱輸
送量を確保することが困難となっている。また、同機器
に用いられるヒートパイプは水平に設置せざるを得ない
場合が多く、このことも熱輸送量を低下させる大きな要
因となっている。しかも、第15図および第16図から
分かるように、作動流体がフロンではなく、水である方
が熱輸送量が大きいため、ヒートパイプを水平に設置す
る場合、作動流体として水を用いている。そうすると、
ヒートパイプ本体の材質としてアルミニウムを用いるこ
とができないため、ヒートパイプ本体の材質に銅を用い
なければならず、このことが、ヒートパイプを軽量化す
る上でネックとなっている。
強く要求され、そのため、ヒートパイプ本体の径および
長さをともに小さくすることが必要となり、必要な熱輸
送量を確保することが困難となっている。また、同機器
に用いられるヒートパイプは水平に設置せざるを得ない
場合が多く、このことも熱輸送量を低下させる大きな要
因となっている。しかも、第15図および第16図から
分かるように、作動流体がフロンではなく、水である方
が熱輸送量が大きいため、ヒートパイプを水平に設置す
る場合、作動流体として水を用いている。そうすると、
ヒートパイプ本体の材質としてアルミニウムを用いるこ
とができないため、ヒートパイプ本体の材質に銅を用い
なければならず、このことが、ヒートパイプを軽量化す
る上でネックとなっている。
また、上記直管状ヒーパイプをオーディオ機器等に使用
した場合、一端に発熱体が取付けられ、他端が凝縮部に
なる。この場合、ヒートパイプが長くなり、機器等の筐
体に収まるようにヒートパイプを設計することが困難で
あった。
した場合、一端に発熱体が取付けられ、他端が凝縮部に
なる。この場合、ヒートパイプが長くなり、機器等の筐
体に収まるようにヒートパイプを設計することが困難で
あった。
この発明の目的は、ヒートパイプを水平に設置する場合
であっても、必要な熱輸送量を確保することができ、し
かも軽量、コンパクト化が可能なヒーバイブを提供する
ことにある。
であっても、必要な熱輸送量を確保することができ、し
かも軽量、コンパクト化が可能なヒーバイブを提供する
ことにある。
課題を解決するための手段
この発明によるヒートパイプは、ヒートパイプ本体の直
管状周壁が水平となるように設置されるヒートパイプで
あって、ヒートパイプが上記のように設置された状態で
ヒートパイプ本体の凝縮部における周壁に、凝縮部と連
通しかつ凝縮部の通路断面積より大きい通路断面積を有
する凝縮室が垂直若しくは水平に、または上向きに傾斜
して突出するように設けられているものである。
管状周壁が水平となるように設置されるヒートパイプで
あって、ヒートパイプが上記のように設置された状態で
ヒートパイプ本体の凝縮部における周壁に、凝縮部と連
通しかつ凝縮部の通路断面積より大きい通路断面積を有
する凝縮室が垂直若しくは水平に、または上向きに傾斜
して突出するように設けられているものである。
作 用
この発明によるヒートパイプでは、ヒートパイプ本体の
周壁が水平となるように設置された状態でヒートパイプ
本体の凝縮部における周壁に、これと連通した凝縮室が
垂直若しくは水平に、または上向きに傾斜して突出する
ように設けられているから、ガス状作動流体は、ヒート
パイプ本体の凝縮部で液化されるのみならず、ヒートパ
イプ本体の凝縮部を通じて凝縮室内に流入し、ここでも
ガス状作動流体が液化される。
周壁が水平となるように設置された状態でヒートパイプ
本体の凝縮部における周壁に、これと連通した凝縮室が
垂直若しくは水平に、または上向きに傾斜して突出する
ように設けられているから、ガス状作動流体は、ヒート
パイプ本体の凝縮部で液化されるのみならず、ヒートパ
イプ本体の凝縮部を通じて凝縮室内に流入し、ここでも
ガス状作動流体が液化される。
また、凝縮部の通路断面積より凝縮室がそれが大きいか
ら、従来の直管状タイプのヒートパイプと比較して、ト
ータルとしてのヒートパイプの長さが短くて済む。
ら、従来の直管状タイプのヒートパイプと比較して、ト
ータルとしてのヒートパイプの長さが短くて済む。
実 施 例
この発明の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。
〈実施例1〉
実施例1によるヒートパイプは、第1図および第2図に
示すように、一端から他端にかけて蒸発部11A1断熱
部11Bおよび凝縮部11Cを有するヒートパイプ本体
11と、凝縮部11Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室12とを有している。ヒートパイ
プ本体11は、アルミニウム押出形材製角筒状周壁13
と、周壁13の蒸発部側端部に設けられている作動流体
注入管14付蓋15と、周壁13の凝縮部側端部に設け
られている蓋16とよりなる。凝縮部11Cにおける周
壁13頂部には、周壁13の長さ方向にのびた長方形状
連通孔17が設けられている。周壁13の内部には、両
端部を連通部19.20とした水平仕切壁18が設けら
れ、これにより、上方通路21および下方通路22が形
成されている。凝縮室12は、下端部を連通孔17に密
にはめ入れてその縁部に接合した垂直胴壁23と、これ
の内部に並列状に設けられている複数の隔壁24と、胴
壁23の上端に設けられている天板25とよりなる。胴
壁23および隔壁24はアルミニウム押出形材製偏平管
よりなるものでる。各隔壁24の上端部には切欠き26
が設けられ、これにより、各隔壁24の両側通路が連通
されている。
示すように、一端から他端にかけて蒸発部11A1断熱
部11Bおよび凝縮部11Cを有するヒートパイプ本体
11と、凝縮部11Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室12とを有している。ヒートパイ
プ本体11は、アルミニウム押出形材製角筒状周壁13
と、周壁13の蒸発部側端部に設けられている作動流体
注入管14付蓋15と、周壁13の凝縮部側端部に設け
られている蓋16とよりなる。凝縮部11Cにおける周
壁13頂部には、周壁13の長さ方向にのびた長方形状
連通孔17が設けられている。周壁13の内部には、両
端部を連通部19.20とした水平仕切壁18が設けら
れ、これにより、上方通路21および下方通路22が形
成されている。凝縮室12は、下端部を連通孔17に密
にはめ入れてその縁部に接合した垂直胴壁23と、これ
の内部に並列状に設けられている複数の隔壁24と、胴
壁23の上端に設けられている天板25とよりなる。胴
壁23および隔壁24はアルミニウム押出形材製偏平管
よりなるものでる。各隔壁24の上端部には切欠き26
が設けられ、これにより、各隔壁24の両側通路が連通
されている。
ヒートパイプには、注入管14より図示しない作動流体
が注入され、その後、注入管14はかしめられて閉じら
れている。また、ヒートパイプ本体11内には、必要に
応じて、ウィックまたはグループが設けられる。
が注入され、その後、注入管14はかしめられて閉じら
れている。また、ヒートパイプ本体11内には、必要に
応じて、ウィックまたはグループが設けられる。
蒸発部11Aが加熱されると、ここで作動流体はガス化
され、ガス状作動流体は上方通路21を伝って凝縮部1
1Cに至る。凝縮部11cでガス状作動流体の一部は放
熱して液化され、残りは凝縮室12に流入し、ここでも
液化される。液状作動流体は下方通路22を伝って蒸発
部11Aに戻る。
され、ガス状作動流体は上方通路21を伝って凝縮部1
1Cに至る。凝縮部11cでガス状作動流体の一部は放
熱して液化され、残りは凝縮室12に流入し、ここでも
液化される。液状作動流体は下方通路22を伝って蒸発
部11Aに戻る。
隔壁24により作動流体が一方向のループ状に流れるた
め、作動流体同士衝突することが無くて性能が向上する
。さらに、ヒートパイプが傾いて凝縮部11cが蒸発部
11Aより多少下方に位置しても、作動流体が一方向に
流れるため、凝縮液が押上げられてドライアウトするこ
とが無い。
め、作動流体同士衝突することが無くて性能が向上する
。さらに、ヒートパイプが傾いて凝縮部11cが蒸発部
11Aより多少下方に位置しても、作動流体が一方向に
流れるため、凝縮液が押上げられてドライアウトするこ
とが無い。
〈実施例2〉
実施例2によるヒートパイプは、第3図に示すように、
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部31A1断熱
部31Bおよび凝縮部31Cを有するヒートパイプ本体
31と、凝縮部31Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室32とを有しているが、実施例1
のものとの相違は、ヒートパイプ本体31と凝縮室32
とが一体に形成されており、また、凝縮室32内には隔
壁が設けられていない点である。
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部31A1断熱
部31Bおよび凝縮部31Cを有するヒートパイプ本体
31と、凝縮部31Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室32とを有しているが、実施例1
のものとの相違は、ヒートパイプ本体31と凝縮室32
とが一体に形成されており、また、凝縮室32内には隔
壁が設けられていない点である。
〈実施例3〉
実施例3によるヒートパイプは、第4図に示すように、
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部41A1断熱
部41Bおよび凝縮部41Cを有するヒートパイプ本体
41と、凝縮部41Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室42とを有しており、実施例2の
ものと良く似ているが、これとの相違は、ヒートパイプ
本体41の蒸発部41Aおよび断熱部41Bにおける周
壁43は、横断面円形であり、この部分にのみ仕切壁4
7が設けられている点である。
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部41A1断熱
部41Bおよび凝縮部41Cを有するヒートパイプ本体
41と、凝縮部41Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室42とを有しており、実施例2の
ものと良く似ているが、これとの相違は、ヒートパイプ
本体41の蒸発部41Aおよび断熱部41Bにおける周
壁43は、横断面円形であり、この部分にのみ仕切壁4
7が設けられている点である。
〈実施例4〉
実施例4によるヒートパイプは、第5図に示すように、
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部51A、断熱
部51Bおよび凝縮部51Cを有するヒートパイプ本体
51と、凝縮部51Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室52とを有しており、実施例2の
ものと良く似ているが、これの相違は、蒸発部51Aに
は、これと連通して下向き突出状に作動流体溜り室57
が設けられており、また、凝縮室52には隔壁58が設
けられている点である。
これもまた、一端から他端にかけて蒸発部51A、断熱
部51Bおよび凝縮部51Cを有するヒートパイプ本体
51と、凝縮部51Cにこれと連通して上向き突出状に
設けられている凝縮室52とを有しており、実施例2の
ものと良く似ているが、これの相違は、蒸発部51Aに
は、これと連通して下向き突出状に作動流体溜り室57
が設けられており、また、凝縮室52には隔壁58が設
けられている点である。
〈実施例5〉
実施例5のヒートパイプは、第6図に示すように、これ
もまた、一端から他端にかけて蒸発部61A1断熱部6
1Bおよび凝縮部6■Cを有するヒートパイプ本体61
を有しているが、凝縮部61Cには、これと連通した2
つの凝縮室62が互いに反対方向に水平突出状に設けら
れている。各凝縮室62内には隔壁68が設けられてい
る。
もまた、一端から他端にかけて蒸発部61A1断熱部6
1Bおよび凝縮部6■Cを有するヒートパイプ本体61
を有しているが、凝縮部61Cには、これと連通した2
つの凝縮室62が互いに反対方向に水平突出状に設けら
れている。各凝縮室62内には隔壁68が設けられてい
る。
〈実施例2〜実施例5の変形例〉
第7図〜第10図に、実施例2〜実施例5の変形例が示
されている。第7図に示されているヒートパイプは、第
3図に示されている実施例2のヒートパイプのヒートパ
イプ本体31の凝縮部31Cから凝縮室32にかけての
外面に垂直並列状プレートフィン71が設けられている
ものであり、第8図に示されているヒートパイプは、第
4図に示されている実施例3のヒートパイプに、同じ様
にフィン72が設けられているものであり、第9図に示
されているヒートパイプは、第5図に示されている実施
例4のヒートパイプに、同じ様にフィン73が設けられ
ているものであり、第10図に示されているヒートパイ
プは、第6図に示されている実施例5のヒートパイプに
同じ様に、フィン74が設けられているものである。
されている。第7図に示されているヒートパイプは、第
3図に示されている実施例2のヒートパイプのヒートパ
イプ本体31の凝縮部31Cから凝縮室32にかけての
外面に垂直並列状プレートフィン71が設けられている
ものであり、第8図に示されているヒートパイプは、第
4図に示されている実施例3のヒートパイプに、同じ様
にフィン72が設けられているものであり、第9図に示
されているヒートパイプは、第5図に示されている実施
例4のヒートパイプに、同じ様にフィン73が設けられ
ているものであり、第10図に示されているヒートパイ
プは、第6図に示されている実施例5のヒートパイプに
同じ様に、フィン74が設けられているものである。
なお、第7図〜第10図に示されているヒートパイプに
は、第3図〜第6図に示されているヒートパイプの対応
する部分と同じ符号を付して、その詳しい説明を省略す
る。
は、第3図〜第6図に示されているヒートパイプの対応
する部分と同じ符号を付して、その詳しい説明を省略す
る。
つぎに、この発明によるヒートパイプの性能試験を、従
来から良く知られているヒートパイプと比較の下に行っ
たので、その結果を説明する。
来から良く知られているヒートパイプと比較の下に行っ
たので、その結果を説明する。
第11図に示すヒートパイプ81は、第3図に示す実施
例2のヒートパイプと同じタイプのものである。このヒ
ートパイプの各部の具体的寸法は次の通りである。全長
gは600mm、蒸発部の長さglは400mm、凝縮
部の長さΩ2は100■、ヒートパイプ本体の周壁の高
さhは17IIl11その「11wは8mm、凝縮部と
凝縮室を加えた高さhlは50mm、凝縮室の巾W1は
凝縮部の巾Wと同じ8 mmである。作動流体としては
フロン11が用いられている。このヒートパイプを設置
角度が水平に対し±1.5°以内となるように設置し、
蒸発部に30Wの熱m Q lを与えて、蒸発部の両端
Pi、P2間の温度を測定したところ、10℃の温度差
となった。第12図には第11図のヒートパイプに対応
する従来の直管タイプのヒートパイプ82が示されてい
るが、この従来のヒートパイプ82では蒸発部に与える
熱ff1Q2が殆ど零に近い値で、蒸発部の両端P3、
P4間の温度差は10℃となり、設置角度が±1.5°
以内では殆ど機能しないことがわかった。
例2のヒートパイプと同じタイプのものである。このヒ
ートパイプの各部の具体的寸法は次の通りである。全長
gは600mm、蒸発部の長さglは400mm、凝縮
部の長さΩ2は100■、ヒートパイプ本体の周壁の高
さhは17IIl11その「11wは8mm、凝縮部と
凝縮室を加えた高さhlは50mm、凝縮室の巾W1は
凝縮部の巾Wと同じ8 mmである。作動流体としては
フロン11が用いられている。このヒートパイプを設置
角度が水平に対し±1.5°以内となるように設置し、
蒸発部に30Wの熱m Q lを与えて、蒸発部の両端
Pi、P2間の温度を測定したところ、10℃の温度差
となった。第12図には第11図のヒートパイプに対応
する従来の直管タイプのヒートパイプ82が示されてい
るが、この従来のヒートパイプ82では蒸発部に与える
熱ff1Q2が殆ど零に近い値で、蒸発部の両端P3、
P4間の温度差は10℃となり、設置角度が±1.5°
以内では殆ど機能しないことがわかった。
第13図に示すヒートパイプ83は、第11図に示すヒ
ートパイプ81の凝縮部および凝縮室にフィン84を付
けたものである。フィン84の高さHは80mm、その
巾Wは20 m+*である。フィン84に35℃の空気
を秒速2mで吹き付け、蒸発部に150Wの熱ff1Q
3を与えて、蒸発部の両端P5、PB間の温度を測定し
たところ、10℃の温度差となった。第14図には第1
3図のヒートパイプ83に対応する従来のフィン付直管
タイプのヒートパイプ85が示されているが、この従来
のヒートパイプでは蒸発部に30Wの熱量Q4を与えた
だけで、蒸発部の両端P5、P6間の温度差が30℃と
なった。
ートパイプ81の凝縮部および凝縮室にフィン84を付
けたものである。フィン84の高さHは80mm、その
巾Wは20 m+*である。フィン84に35℃の空気
を秒速2mで吹き付け、蒸発部に150Wの熱ff1Q
3を与えて、蒸発部の両端P5、PB間の温度を測定し
たところ、10℃の温度差となった。第14図には第1
3図のヒートパイプ83に対応する従来のフィン付直管
タイプのヒートパイプ85が示されているが、この従来
のヒートパイプでは蒸発部に30Wの熱量Q4を与えた
だけで、蒸発部の両端P5、P6間の温度差が30℃と
なった。
上記2例の試験結果から明らかなように、この発明によ
るヒートパイプでは、従来タイプのものより熱輸送量が
極めて大きいことがわかる。
るヒートパイプでは、従来タイプのものより熱輸送量が
極めて大きいことがわかる。
発明の効果
この発明によれば、ガス状作動流体は、ヒートパイプ本
体の凝縮部で液化されるのみならず、ヒートパイプ本体
の凝縮部を通じて凝縮室内に流入し、ここでもガス状作
動流体か液化されるから、蒸発部から凝縮部にガス状作
動流体がスムースに流れるため、熱輸送量が大きくなる
。
体の凝縮部で液化されるのみならず、ヒートパイプ本体
の凝縮部を通じて凝縮室内に流入し、ここでもガス状作
動流体か液化されるから、蒸発部から凝縮部にガス状作
動流体がスムースに流れるため、熱輸送量が大きくなる
。
したがって、従来の作動流体として水を用いたヒートパ
イプと同等の熱輸送量を確保するには、凝縮部の長さが
短くてすむため、ヒートパイプのコンパクト化、軽量化
が図れる上に、作動液としてフロンを用いたとしても、
従来のヒートパイプと同等以上の熱輸送量を確保するこ
とが可能であり、フロンを用いることにともない、ヒー
トパイプ本体の材質としてアルミニウムを用いれば、−
層の軽量化が可能である。
イプと同等の熱輸送量を確保するには、凝縮部の長さが
短くてすむため、ヒートパイプのコンパクト化、軽量化
が図れる上に、作動液としてフロンを用いたとしても、
従来のヒートパイプと同等以上の熱輸送量を確保するこ
とが可能であり、フロンを用いることにともない、ヒー
トパイプ本体の材質としてアルミニウムを用いれば、−
層の軽量化が可能である。
また、従来の直管状タイプのヒートパイプと比較して、
トータルとしてのヒートパイプの長さが短くて済むから
、ヒートパイプのコンパクト化を図ることができる。
トータルとしてのヒートパイプの長さが短くて済むから
、ヒートパイプのコンパクト化を図ることができる。
図面はこの発明の実施例を示し、第1図は破砕断面を含
む斜視図、第2図は垂直縦断面図、第3図〜第10図は
それぞれ他の実施例を示す第1図相当の斜視図、第11
図〜第14図は性能試験の説明図、第15図〜第17図
は一般的なヒートパイプの性能を示すグラフである。 11 31、41.51.61・・・ヒートパイプ本体
、■232、42.52.82・・・凝縮室、IIc、
31C,41C。 5LC,81C・・・凝縮部、13・・・ヒートパイプ
本体周壁。
む斜視図、第2図は垂直縦断面図、第3図〜第10図は
それぞれ他の実施例を示す第1図相当の斜視図、第11
図〜第14図は性能試験の説明図、第15図〜第17図
は一般的なヒートパイプの性能を示すグラフである。 11 31、41.51.61・・・ヒートパイプ本体
、■232、42.52.82・・・凝縮室、IIc、
31C,41C。 5LC,81C・・・凝縮部、13・・・ヒートパイプ
本体周壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ヒートパイプ本体の直管状周壁が水平となるように設置
されるヒートパイプであって、 ヒートパイプが上記のように設置された状態でヒートパ
イプ本体の凝縮部における周壁に、凝縮部と連通しかつ
凝縮部の通路断面積より大きい通路断面積を有する凝縮
室が垂直若しくは水平に、または上向きに傾斜して突出
するように設けられているヒートパイプ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18765189A JPH0351697A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ヒートパイプ |
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US07/553,297 US5076351A (en) | 1989-07-19 | 1990-07-17 | Heat pipe |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP18765189A JPH0351697A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ヒートパイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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