JP6497161B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、物流業において、配送拠点間等における荷物搬送時に用いられる運送車両の荷物室の扉の開閉を管理する技術に関する。
従来から、運送車両からの荷物の積み下ろしを管理する技術が存在する。例えば、特許文献1には、個々の荷物に無線ICタグを取り付け、コンテナ(荷物室)の扉に設けられたアンテナで上述のICタグを読取ることにより、荷物の積み下ろしを管理する技術が開示されている。その他、本発明に関連する技術が、特許文献2及び特許文献3に開示されている。
特開2008−30929号公報 特許第4507839号 特開2013−170082号公報
荷物の配送を顧客から請け負った配送事業者は、荷物の最終的な届け先までの中間配送拠点間の搬送(即ち横持ち)を外注委託することが多い。一方、外注委託した中間配送拠点間の搬送では、荷物に対する責任が不明確となるため、中間配送拠点間の経路上で荷物の盗難被害が発生する可能性がある。特許文献1〜3には、これらの問題点については、何ら開示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、中間配送拠点間の搬送等で使用される運送車両の荷物室の扉の開閉を好適に管理することが可能な端末装置及びプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、荷物を運送する運送車両の荷物室に取り付けられる端末装置であって、運転者を特定することが可能な識別情報を記憶し、前記荷物室に載置された媒体から、前記識別情報を読取る読取手段と、前記読取手段により前記識別情報を読取ることができるか否かに基づき、前記荷物室の扉の開閉を認識する開閉認識手段と、前記開閉認識手段が認識した前記扉の開閉の情報と、前記読取手段が読取った前記識別情報とを、関連付けて記憶部に記憶する開閉情報記憶手段と、を有する。
上記端末装置は、荷物を運送する運送車両の荷物室に取り付けられ、読取手段と、開閉認識手段と、開閉情報記憶手段とを有する。読取手段は、運転者を特定することが可能な識別情報を記憶し、荷物室に載置された媒体から、識別情報を読取る。「識別情報」は、運転者の識別情報であってもよく、運行管理票などの他の情報と合わせることで運転者を特定することが可能な識別情報(例えば運送車両、便名、荷物の識別情報)であってもよい。開閉認識手段は、読取手段により運転者を特定することが可能な識別情報を読取ることができるか否かに基づき、荷物室の扉の開閉を認識する。開閉情報記憶手段は、開閉認識手段が認識した扉の開閉の情報と、読取手段が読取った運転者を特定することが可能な識別情報とを、関連付けて記憶部に記憶する。このように、端末装置は、運送車両の荷物室の扉の開閉の情報を、当該運送車両の運転者を特定することが可能な識別情報と関連付けて記憶することで、荷物室の開閉が行われたときの責任者を明確にし、荷物の運搬時での盗難等を好適に抑制することができる。
上記端末装置の一態様では、近距離無線通信によるリーダライタ機能を有する携帯端末である。
上記端末装置の一態様では、端末装置は、前記扉が閉じた状態においてのみ、前記読取手段が前記運転者の識別情報を読取り可能となるように設置される。この態様により、端末装置は、読取手段により運転者の識別情報を読取ることができるか否かに基づき、荷物室の扉の開閉を好適に認識することができる。
上記端末装置の他の一態様では、端末装置は、加速度センサの出力に基づき前記運送車両が停車したか否か判定する停車判定手段をさらに備え、前記開閉認識手段は、前記運送車両が停車したことを前記停車判定手段が判定した場合に限り、前記読取手段により前記識別情報を読み取り、前記荷物室の扉の開閉を認識する処理を実行する。この態様では、端末装置は、運送車両の移動中では、加速度センサの出力のみを監視すればよいため、好適に消費電力を抑制することができる。
上記端末装置の他の一態様では、端末装置は、前記運送車両の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときに前記位置情報取得手段が取得した位置情報を前記識別情報と関連付けて記憶する。この態様により、端末装置は、運送車両の荷物室の扉の開閉が行われた場所を、好適に記録することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記開閉情報記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときの時間を示す情報を前記識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶する。この態様により、端末装置は、運送車両の荷物室の扉の開閉が行われた時間を、好適に記録することができる。
上記端末装置の他の一態様では、端末装置は、前記荷物室の温度を取得する温度取得手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記温度取得手段が取得した温度を前記識別情報と関連付けて記憶する。この態様により、端末装置は、運送車両の荷物室の温度を、好適に記録することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときに前記温度取得手段が取得した温度を前記識別情報と関連付けて記憶する。この態様により、端末装置は、運送車両の荷物室の扉の開閉が行われたときの荷物室の温度を、好適に記録することができる。
上記端末装置の他の一態様では、端末装置は、前記記憶部に関連付けて記憶された前記扉の開閉の情報と、前記運転者の識別情報とを含む情報を、運送車両の荷物室の扉の開閉の情報を記憶する記憶部を有するサーバ装置に送信する送信手段をさらに有する。この態様により、サーバ装置を管理する荷物の配送の請負業者等は、各運送車両による荷物の運搬時での運転者と荷物室の扉の開閉の情報とを好適に把握することができる。
本発明のさらに別の観点では、プログラムは、上記いずれか記載の端末装置としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る端末装置を構成させることができる。
本発明に係る端末装置は、荷物を搬送中の運転者や便名などの識別情報を取得し、荷物室の扉の開閉の状態と共に記録するため、荷物室の開閉が行われたときの責任の所在を明確にすることができる。
実施形態に係る配送管理システムの構成を示す。 荷台のドア付近の上面図及びその拡大図を示す。 端末装置のブロック図を示す。 開閉情報のデータ構造を示す。 サーバ装置のブロック図を示す。 開閉情報DBのデータ構造を示す。 扉の開閉時における荷台のドア付近の上面図を示す。 開閉情報の生成・送信処理の手順を示すフローチャートである。 変形例における荷台のドア付近の上面図を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[配送管理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る配送管理システム100の構成を示す。配送管理システム100は、主に、運送車両8の荷物室10に設置される媒体1及び端末装置2と、サーバ装置3とを有する。ここで、サーバ装置3の管理者は、例えば、荷物の配送を顧客から請負った配送業者であり、運送車両8及びその運転者は、サーバ装置3の管理者から、最終届け先までの中間配送拠点間の搬送(即ち横持ち)を委託された配送業者に所属する。そして、配送管理システム100は、運送車両8の荷物室10の開閉に関する情報を好適に管理することで、中間配送拠点間の搬送での盗難を抑制する。
媒体1は、運送車両8の運転者が所有するICカード等であり、運転者ごとに固有の識別情報(「ドライバID」とも呼ぶ。)を記憶する。運転者は、運送車両8を使用する場合に、媒体1を、荷物室10の扉11の内側の所定位置に設置する。媒体1は、本システム専用のICカードであってもよく、社員証などであってもよい。後者の場合、社員証に記録される社員番号等がドライバIDに相当する。
端末装置2は、近距離にある媒体1からドライバIDを読取り可能に構成された端末である。端末装置2は、例えば、近距離無線通信(NFC:near field communication)によるリーダライタ機能などを有するスマートフォンである。端末装置2は、荷物室10の扉11の内側部分に設置される。後述するように、端末装置2は、荷物室10の扉11が閉じられた状態では、媒体1と近接した位置となり、媒体1からドライバIDを読取り可能な状態(「読取可能状態」とも呼ぶ。)となる。一方、扉11が開けられた状態では、端末装置2は、媒体1と離れ、媒体1からドライバIDを読取ることができない状態(「読取不可状態」とも呼ぶ。)となる。そして、端末装置2は、荷物室10の扉11の開閉に関する情報(「開閉情報Ioc」とも呼ぶ。)を生成し、記憶する。
また、端末装置2は、中継機器4と接続することで、サーバ装置3とネットワーク5を介して通信可能であり、中継機器4と通信可能となった場合に、中継機器4を介してサーバ装置3に、記憶した開閉情報Iocを一括して送信する。ここで、中継機器4は、例えば、Wifi(登録商標)による通信が可能なルータ等の通信機器であり、配送業者のターミナル等に設置される。端末装置2と中継機器4は、通信可能範囲まで近づいた場合に、自動的に通信を確立する。
サーバ装置3は、配送業者荷物各運送車両8に設置された端末装置2から送信される開閉情報Iocを受信し、開閉情報Iocを記憶する。また、サーバ装置3は、サーバ装置3の管理者の操作に基づき、記憶した開閉情報Iocに基づく表示を行う。
[媒体及び端末装置の配置例]
次に、媒体1及び端末装置2の荷物室10内での配置例について説明する。
図2(A)は、荷物室10の扉11付近の上面図を示し、図2(B)は、図2(A)における媒体1及び端末装置2の設置部分を拡大した図である。なお、図2の例では、扉11は、荷物室10の後方に設けられ、左右の端部を軸に回動する観音開きの左扉11L及び右扉11Rにより構成される。また、右扉11Rには、右扉11Rが閉じられた状態での左扉11Lの回動を規制する規制部12Rが設けられている。
図2に示すように、媒体1は、右扉11Rの内側の面に取り付けられた右吸盤部13Rに固定されたケース部14内に挿入されている。そして、端末装置2は、左扉11L及び右扉11Rが閉じられた状態において、媒体1と近接し、媒体1に記憶されたドライバIDを読取り可能な状態(即ち読取可能状態)となっている。ここで、媒体1は、アーム部15の先端に取り付けられ、アーム部15のもう一方の端は、左扉11Lの内側に設けられた左吸盤部13Lに固定されている。アーム部15は、略U字型に湾曲しており、扉11が閉じられた状態で、先端に取り付けられた端末装置2を、媒体1が挿入されたケース部14に対向させた状態で固定する。左吸盤部13Lは、左扉11Lの内側の面に設けられている。図2の例では、左吸盤部13Lと右吸盤部13Rとは、それぞれ右扉11R及び左扉11Lの内側の面の縁部分に設けられ、近接して並んでいる。
[端末装置の構成]
図3は、端末装置2のブロック図である。端末装置2は、ディスプレイなどの表示部21と、タッチパネルなどの入力部22と、記憶部23と、通信部24と、計測部25と、制御部26とを備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
記憶部23は、制御部26が実行するプログラム等を記憶する。また、記憶部23は、制御部26が生成した開閉情報Iocを記憶する。開閉情報Iocのデータ構造については後述する。
通信部24は、GPS受信機41と、無線通信部42と、読取部43と、を有する。GPS受信機41は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波を受信し、当該電波に基づき現在位置の緯度経度を示す現在位置情報を生成する。無線通信部42は、制御部26の制御に基づき、Wifi等に準拠した無線通信により中継機器4と通信を確立し、中継機器4及びネットワーク5を介してサーバ装置3へ開閉情報Iocを送信する。読取部43は、NFCのリーダライタ機能などにより、媒体1からドライバIDを受信する。
計測部25は、加速度センサ51及び温度センサ52を含む各種センサにより構成され、検出した情報を制御部26へ供給する。ここで、加速度センサ51の計測値は、運送車両8が停車中であるか否かを制御部26が判断するのに用いられる。また、温度センサ52の測定値は、GPS受信機41が生成した位置情報等と共に開閉情報Iocとしてサーバ装置3へ送信される。
制御部26は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。そして、制御部26は、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することで、端末装置2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部26は、媒体1からドライバIDを読取り可能な読取可能状態と、媒体1からドライバIDを読取ることができない読取不可状態とで媒体1の読取状態が切り替わったときに、扉11の開閉が行われたと判断する。そして、この場合、制御部26は、扉11の開閉状態などの情報を含む開閉情報Iocを生成し、記憶部23に記憶する。また、制御部26は、無線通信部42により中継機器4と通信を確立した場合に、中継機器4を介して、記憶部23に記憶した未送信の開閉情報Iocをサーバ装置3へ送信する。また、制御部26は、上述した扉11の開閉が行われた否かの判定処理を、加速度センサ51により運送車両8が停車中であると判断した場合のみ実行する。
次に、記憶部23が記憶する開閉情報Iocの具体例について説明する。図4は、記憶部23に記憶する開閉情報Iocのデータ構造を示す。
図4に示すように、開閉情報Iocは、「ドライバID」、扉11が開いたか閉じたかを示す「開閉状態」、扉11の開閉時の日時を示す「日時」、扉11の開閉時の端末装置2の位置を示す「現在位置」、及び扉11の開閉時の温度を示す「温度」の各情報が含まれる。制御部26は、読取可能状態と読取不可状態との切り替わりに基づき扉11の開閉を検出したときに、図4に示す開閉情報Iocを生成する。具体的には、この場合、制御部26は、扉11の開閉検出時又はその直前に読取部43が読取ったドライバIDと、扉11の開閉を示す情報と、扉11の開閉検出時での日時情報と、扉11の開閉検出時にGPS受信機により41測定した位置情報と、ドア1の開閉検出時に温度センサ52が検出した温度情報とを含む開閉情報Iocを生成する。
[サーバ装置の構成]
図5は、サーバ装置3のブロック図である。サーバ装置3は、ディスプレイなどの表示部31と、キーボードやマウスなどの入力部32と、記憶部33と、通信部34と、制御部35とを有する。
記憶部33は、制御部35が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部33は、制御部35の制御に基づき、端末装置2から受信した開閉情報Iocのデータベースである開閉情報DB330を記憶する。通信部34は、端末装置2から送信される開閉情報Iocを、中継機器4及びネットワーク5を介して受信する。
制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、記憶部33に記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
図6は、記憶部33が記憶する開閉情報DB330のデータ構造を示す。図6の例では、開閉情報DB330は、「ドライバID」の項目と、「開閉状態」の項目と、「日時」の項目と、「車両位置」の項目と、「温度」の項目とを含み、通信部34が端末装置2から受信した開閉情報Iocを各レコードとするデータベースである。図6の例では、ドライバIDごとに各レコードが並べられている。
ここで、図6の1番目のレコードは、緯度及び経度の組が(35.707、139.760)の地点で、7月24日15時33分に、ドライバID「D031」の運転手が運転する運送車両8の扉11が開けられたことを示している。この場合、荷物室10内への荷物の搬入等の目的で扉11が開けられたことが推測される。また、この時の荷物室10内の温度は、15.7℃となっている。同様に、図6の2番目のレコードは、1番目のレコードが示す扉11を開けたタイミングから10分後の7月24日15時43分に、同一運転手が運転する運送車両8の扉11が閉じられたことを示している。この場合、荷物室10内への荷物の搬入の完了等に伴い扉11が閉じられたことが推測される。
同様に、図6の3番目のレコードは、2番目のレコードが示す扉11を閉じたタイミングから2時間半後の18時13分に、同一運転手が運転する運送車両8の扉11が開かれたことを示す。この場合、荷物の輸送先の地点で荷物の運び出し等のために扉11が開けられたことが推測される。また、4番目のレコードは、3番目のレコードが示す扉11を開いたタイミングから9分後に、同一運転手が運転する運送車両8の扉11が閉じられたことを示している。この場合、荷物の運び出しの完了等に伴い、扉11が閉じられたことが推測される。
そして、サーバ装置3の制御部35は、開閉情報DB330の各レコードの一覧、又は/及び、開閉情報DB330の各レコードに含まれる位置情報に基づき、扉11の開閉が行われた地点を示した地図等を、表示部31に表示させる。これにより、サーバ装置3の管理者は、サーバ装置3の表示部31上で、各運転者が運転した運送車両8の荷物室10の扉11の開閉の状況を好適に把握することができる。
[開閉情報の生成]
次に、開閉情報Iocの生成処理の具体例について、図7を参照して説明する。図7(A)は、閉じた状態の右扉11Rが開けられた直後の荷物室10の扉11付近の上面図を示し、図7(B)は、開いた状態の右扉11Rが閉じられた直後の荷物室10の扉11付近の上面図を示す。
図7(A)に示すように、閉じていた右扉11Rが開けられた場合、右扉11Rが回転する角度に応じて、端末装置2と媒体1との距離が長くなる。よって、この場合、端末装置2は、媒体1からドライバIDを読取ることができない読取不可状態になる。従って、端末装置2は、読取可能状態から読取不可状態に遷移したことにより、扉11が開けられたと判断し、扉11が開状態であることを示す情報と、直前の読取可能状態で媒体1から読取ったドライバIDとを含む開閉情報Iocを生成し、記憶する。
また、図7(B)に示すように、開いていた右扉11Rが閉じられた場合、右扉11Rが回転する角度に応じて、端末装置2と媒体1との距離が短くなり、端末装置2は、読取不可状態から再び読取可能状態となる。従って、この場合、端末装置2は、扉11が閉じられたと判断し、扉11が閉状態であることを示す情報と、読取可能状態となったときに端末装置2から読取ったドライバIDとを含む開閉情報Iocを生成し、記憶する。
また、端末装置2は、読取状態の切り替えに基づく扉11の開閉が行われた否かの判定処理を、加速度センサ51により運送車両8が停車中であると判断した場合のみ実行する。即ち、端末装置2は、車両の移動時には、加速度センサ51の出力のみを監視し、扉11の開閉が行われた否かの判定処理を行わない。これにより、端末装置2は、車両の移動時における処理負荷を低減し、消費電力を好適に低減することができる。
図8は、開閉情報Iocの生成・送信処理の手順を示すフローチャートである。端末装置2は、図8のフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、端末装置2は、加速度センサ51により運送車両8が停車中であるか否か判定する(ステップS101)。そして、端末装置2は、運送車両8が停車中であると判断した場合(ステップS101;Yes)、読取不可状態と読取可能状態とで切り替わったか否か判定する(ステップS102)。この場合、端末装置2は、右扉11Rが開けられたことに起因して読取可能状態から読取不可状態に遷移した場合、又は、右扉11Rが閉じられたことに起因して読取不可状態から読取可能状態に遷移した場合に、読取不可状態と読取可能状態とで切り替わったと判断する。
そして、端末装置2は、読取不可状態と読取可能状態とで切り替わった場合(ステップS102;Yes)、媒体1から読取ったドライバIDと、扉11の開閉の状態を示す情報とを含む開閉情報Iocを生成し、記憶する(ステップS103)。一方、運送車両8が停車中でない場合(ステップS101;No)、又は、読取不可状態と読取可能状態とで切り替わっていない場合(ステップS102;No)、端末装置2は、再びステップS104へ処理を進める。
次に、端末装置2は、中継機器4と通信を確立できたか否か判定する(ステップS104)。そして、端末装置2は、中継機器4と通信を確立できた場合(ステップS104;Yes)、記憶した開閉情報Iocであって未送信の開閉情報Iocを中継機器4へ送信する(ステップS105)。そして、中継機器4は、受信した開閉情報Iocを、サーバ装置3へ送信する(ステップS106)。サーバ装置3は、中継機器4から開閉情報Iocを受信した場合、受信した開閉情報Iocを開閉情報DB330に登録する(ステップS107)。一方、端末装置2は、中継機器4と通信を確立できない場合(ステップS104;No)、ステップS101に処理を戻し、開閉情報Iocを生成する処理を行う。
[配送管理システムの作用効果]
本実施形態に係る配送管理システム100では、端末装置2は、扉11の開閉に応じて、媒体1からドライバIDを読取り可能な読取可能状態と、媒体1からドライバIDを読取ることができない読取不可状態が切り替わるように荷物室10内に配置される。そして、端末装置2は、扉11の開閉時に開閉情報Iocを自動生成し、中継機器4と通信を確立したときに、生成した開閉情報Iocをサーバ装置3へ送信する。これにより、サーバ装置3は、各運送車両8に設置された端末装置2から受信した開閉情報Iocに基づき、各運送車両8の荷物室10の扉11の開閉状態を、運送責任者である運転者のドライバIDと共に好適に記録することができる。従って、配送管理システム100は、荷物の搬送途中での荷物の盗難を好適に抑制することができる。
また、端末装置2は、読取状態の切り替えに基づく扉11の開閉が行われた否かの判定処理を、加速度センサ51により運送車両8が停車中であると判断した場合のみ実行する。これにより、端末装置2は、車両の移動時には、加速度センサ51の出力のみを監視すればよいため、端末装置2の消費電力を好適に低減することができる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
媒体1及び端末装置2の配置例は、図2等に示す配置例に限定されない。
図9(A)、(B)は、媒体1及び端末装置2の配置の変形例を示す。具体的には、図9(A)は、扉11が閉じた状態における荷物室10の扉11付近の上面図を示し、図9(B)は、扉11が開いた状態における荷物室10の扉11付近の上面図を示す。
図9(A)、(B)に示すように、端末装置2は、右扉11Rに近い荷物室10の右側面17Rの内側に設けられる。そして、媒体1を収納するケース部14は、側面17Rに近い右扉11Rの内側に設けられている。そして、図9(A)に示す右扉11Rが閉じられた状態において、ケース部14と端末装置2とが近距離で対向し、端末装置2は、媒体1からドライバIDを読取り可能な読取可能状態となっている。一方、図9(B)に示す右扉11Rが開かれた状態では、右扉11Rの開度に応じて、媒体1を収納するケース部14が端末装置2と離れるため、端末装置2は、媒体1からドライバIDを読取ることができない読取不可状態となる。このように、図9に示すような媒体1及び端末装置2の配置例であっても、端末装置2は、読取状態の切り替えに基づき、扉11の開閉を好適に検知し、開閉情報Iocを生成することができる。
(変形例2)
図1の構成例では、端末装置2は、中継機器4と通信を確立した場合に、記憶部23に記憶した開閉情報Iocをまとめてサーバ装置3へ送信した。これに代えて、端末装置2は、携帯電話通信網等を介してサーバ装置3と常に通信可能である場合には、開閉情報Iocを生成する度に、生成して記憶した開閉情報Iocをサーバ装置3へ即時に送信してもよい。この態様では、端末装置2は、生成して記憶した開閉情報Iocを即時にサーバ装置3に送信するため、サーバ装置3は、受信した開閉情報Iocに基づく表示等を行うことで、運送車両8の扉11の開閉状態を管理者にリアルタイムで把握させることができる。
(変形例3)
媒体1が記憶する識別情報は、ドライバIDに限らず、運行管理票などの他の情報と合わせることで運転者を特定することが可能な識別情報(例えば運送車両、便名、荷物の識別情報)であってもよい。この場合であっても、端末装置2は、媒体1から読み取った識別情報を開閉情報Iocに含めてサーバ装置3へ送信する。
(変形例4)
端末装置2は、温度センサ52の測定値を、開閉情報Iocを生成するタイミング以外でも取得してもよい。例えば、端末装置2は、ユーザが設定した時間間隔(例えば30分間隔)に基づき定期的に温度センサ52の測定値を取得し、開閉情報Iocを生成するときに、取得した温度センサ52の測定値を、測定時刻の情報と共に開閉情報Iocに含める。
なお、端末装置2は、所定の温度の範囲を越えた温度を示す温度センサ52の測定値を取得した場合、運転手または事務センターへ通知してもよい。この場合、例えば、端末装置2は、予め登録されたメールアドレスを指定してメールを送信してもよく、図示しない音声出力装置により所定の警告を出力してもよい。一般に、荷物室10内の温度管理の維持が求められるものは、温度変化が生じると、積み荷の品質状態に影響を及ぼす可能性がある。よって、この態様では、端末装置2は、測定した温度が異常値である場合に、積み荷の品質状態に影響を及ぼす可能性があることを運転手等に好適に通知することができる。
1…媒体
2…端末装置
3…サーバ装置
4…中継機器
5…ネットワーク

Claims (10)

  1. 荷物を運送する運送車両の荷物室に取り付けられる端末装置であって、
    運転者を特定することが可能な識別情報を記憶し、前記荷物室に載置された媒体から、前記識別情報を読取る読取手段と、
    前記読取手段により前記識別情報を読取ることができるか否かに基づき、前記荷物室の扉の開閉を認識する開閉認識手段と、
    前記開閉認識手段が認識した前記扉の開閉の情報と、前記読取手段が読取った前記識別情報とを、関連付けて記憶部に記憶する開閉情報記憶手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 近距離無線通信によるリーダライタ機能を有する携帯端末であることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記扉が閉じた状態においてのみ、前記読取手段が前記識別情報を読取り可能となるように設置されることを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 加速度センサの出力に基づき前記運送車両が停車したか否か判定する停車判定手段をさらに備え、
    前記開閉認識手段は、前記運送車両が停車したことを前記停車判定手段が判定した場合に限り、前記読取手段により前記識別情報を読み取り、前記荷物室の扉の開閉を認識する処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記運送車両の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときに前記位置情報取得手段が取得した位置情報を前記識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記開閉情報記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときの時間を示す情報を前記識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記荷物室の温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記温度取得手段が取得した温度を前記識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 前記記憶手段は、前記開閉認識手段が前記扉の開閉を認識したときに前記温度取得手段が取得した温度を前記識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項に記載の端末装置。
  9. 前記記憶部に関連付けて記憶された前記扉の開閉の情報と、前記識別情報とを含む情報を、運送車両の荷物室の扉の開閉の情報を記憶する記憶部を有するサーバ装置に送信する送信手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の端末装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の端末装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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