JP6496998B2 - 演奏情報編集装置および演奏情報編集プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏情報を編集する演奏情報編集装置および演奏情報編集プログラムに関する。
音声合成技術により楽曲の歌唱パート(歌声)を合成する音声合成装置が広く利用されている(例えば、特許文献1参照)。このような音声合成装置においては、歌唱パートの歌詞を表す歌詞情報および歌唱パートの旋律を表す旋律情報が使用者によりそれぞれ入力される。入力された歌詞情報および旋律情報に基づいて、歌詞を構成する複数の音節が、旋律を構成する複数の音符にそれぞれ割り当てられる。
特開2013−148864号公報
上記の音声合成装置を用いた歌唱パートの制作時において、入力された歌詞情報により表される音節数と、入力された旋律情報により表される音符数とが一致しない場合がある。特に、電子楽器等を用いて使用者が歌唱パートの旋律を実際に演奏することにより旋律情報が入力されるリアルタイム入力においては、例えば演奏ミスまたはアドリブ演奏等によってそのような音節数と音符数との不一致が生じる。その場合、音節数と音符数とを一致させるための作業が必要となる。そのため、歌唱パートの制作における作業効率が低下する。
本発明の目的は、歌唱パートの制作における作業効率が向上された演奏情報編集装置および演奏情報編集プログラムを提供することである。
第1の本発明に係る演奏情報編集装置は、歌詞の音節数を取得する音節数取得手段と、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得する演奏情報取得手段と、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除する演奏情報修正手段とを備え、演奏情報修正手段は、拍提示手段が拍を提示しないで演奏情報取得手段が演奏情報を取得した場合、演奏情報において削除した音符より時間軸上で後に配置される他の音符を削除した音符の長さ分時間軸上で前にずらし、拍提示手段が拍を提示しつつ演奏情報取得手段が演奏情報を取得した場合、演奏情報において削除した音符に連続する他の音符の長さを伸張させる。
この演奏情報編集装置においては、演奏情報取得手段により取得された演奏情報の音符数が、音節数取得手段により取得された音節数よりも多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報修正手段により演奏情報から少なくとも1つの音符が削除される。これにより、使用者が煩雑な作業を行うことなく、演奏情報の音符数を音節数に近づけることが可能となる。したがって、歌唱パートの制作時における作業効率が向上される。
拍提示手段によって拍が提示されないで演奏情報が取得された場合には、演奏情報の複数の音符が時間軸上の適切な位置から全体的にずれることが防止される。また、拍提示手段によって拍が提示されつつ演奏情報が取得された場合には、削除される音符に連続する他の音符の長さが伸張されるので、音符の削除に伴って時間軸上で複数の音符間に不自然な間隔が形成されることが防止される。
演奏情報修正手段は、演奏情報の音符数と取得した音節数が一致するまで、演奏情報から最も短い音符を順次削除してもよい。この場合、誤って入力された可能性が高い音符を演奏情報から順次削除することにより、演奏情報の音符数を音節数に適切に一致させることができる。
演奏情報修正手段は、演奏情報から予め定められた長さより短い音符を削除してもよい。この場合、誤って入力された可能性が高い音符を演奏情報から効率良く削除することができる。
演奏情報修正手段は、演奏情報において削除した音符より時間軸上で後に配置される他の音符を削除した音符の長さ分時間軸上で前にずらしてもよい。この場合、削除される音符より時間軸上で後にある複数の音符が時間軸上の適切な位置から全体的にずれていても、これらの複数の音符の時間軸上の位置を修正することができる。
演奏情報編集装置は、取得した音節数と演奏情報の音符数との差を表示する表示手段をさらに備えてもよい。この場合、使用者が、表示手段による表示に基づいて音節数および音符数を任意に調整することができる。
演奏情報修正プログラムは、歌詞の音節数を取得するステップと、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得するステップと、拍を提示するステップと、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除するステップと、拍が提示されないで演奏情報が取得された場合、演奏情報において削除された音符より時間軸上で後に配置される他の音符を削除された音符の長さ分時間軸上で前にずらし、拍が提示されつつ演奏情報が取得された場合、演奏情報において削除された音符に連続する他の音符の長さを伸長させるステップとを、コンピュータに実行させる。
演奏情報修正方法は、歌詞の音節数を取得するステップと、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得するステップと、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除するステップとを含む。
本発明によれば、歌唱パートの制作における作業効率が向上される。
演奏情報編集装置の構成を示す機能ブロック図である。 演奏情報編集装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 演奏情報の修正例について説明するための模式図である。 演奏情報の修正例について説明するための模式図である。 演奏情報の修正例について説明するための模式図である。 演奏情報編集処理のフローチャートである。 演奏情報編集処理の他の例のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る演奏情報編集装置について図面を用いて詳細に説明する。
(1)演奏情報編集装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る演奏情報編集装置の構成を示す機能ブロック図である。図1の演奏情報編集装置100は、歌詞情報取得部1、演奏情報取得部2、拍提示部3、演奏情報修正部4および表示部5を含む。
歌詞情報取得部1は、楽曲の歌唱パートの歌詞を表す歌詞情報を取得する。歌詞情報は、使用者によって入力されることにより取得されてもよく、記憶媒体または通信網等を介して入力されることにより取得されてもよい。また、歌詞情報取得部1は、取得した歌詞情報に基づいて、歌詞を構成する複数の音節およびその音節数を取得する。音節および音節数の取得には、例えば、形態素解析等の公知の技術が用いられる。なお、歌詞情報として各音節を表す記号等が入力されてもよい。
演奏情報取得部2は、楽曲の歌唱パートの旋律を表す演奏情報を取得する。演奏情報は、複数の音符の時間軸上の配置を含み、使用者によって入力されることにより取得される。演奏情報は、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に準じたデータである。各音符は、音の高さ(音高)および音の長さ(音価)を表す。本例において、演奏情報の入力は、リアルタイム入力により行われる。リアルタイム入力では、後述の電子楽器50(図2)等を用いて、使用者が実際に演奏を行うことにより、その演奏に対応する演奏情報が入力される。
拍提示部3は、上記のリアルタイム入力時に、使用者に対して拍を提示する。拍提示部3により提示される拍は、演奏情報の時間単位を表す。拍提示部3による拍の提示の有無は、任意に切り替え可能である。拍提示部3は、一定周期でクリック音を発することにより拍を提示してもよく、または一定周期でランプを点滅させることにより拍を提示してもよい。あるいは、拍提示部3は、拍に対応する画像を表示することにより拍を提示してもよい。また、これらの音および光等の組み合わせにより拍が提示されてもよい。
音により拍が提示される場合、拍によって音の種類、大きさまたは長さ等が異なってもよい。また、光により拍が提示される場合、拍によって光の色または点灯の長さ等が異なってもよい。また、拍によって音または光等による拍の提示がなくてもよい。例えば、4分の4拍子でリアルタイム入力が行われる場合、「ピッ、ポッ、ポッ、ポッ、ピッ、ポッ、ポッ、ポッ、・・・」のように、小節の1拍目が「ピッ」という音で提示され、2〜4拍目が「ポッ」という音で提示されてもよい。あるいは、1拍目のみが音または光等によって提示され、2〜4拍目が提示されなくてもよい。
演奏情報修正部4は、演奏情報取得部2により取得された演奏情報の音符数が歌詞情報取得部1により取得された歌詞情報の音節数よりも多い場合、演奏情報を修正する。この場合、演奏情報修正部4は、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除する。また、本例では、演奏情報修正部4は、演奏情報の取得時に拍提示部3により拍が提示されていたか否かよって、異なる方法で演奏情報を修正する。具体的な演奏情報の修正については後述する。演奏情報修正部4は、設定された分解能で演奏情報の各音符のクオンタイズを行った後に、後述の演奏情報の修正を行ってもよい。それにより、演奏情報の修正を精度良く行うことができる。
演奏情報の修正は、予め定められた修正単位毎に行われる。修正単位は、例えば、一回のリアルタイム入力で取得された演奏情報の範囲である。また、修正単位は、歌詞の1または複数のフレーズに対応する演奏情報の範囲であってもよい。この場合、各フレーズは、歌詞情報が分析されることにより自動的に検出されてもよく、または使用者により適宜設定されてもよい。あるいは、楽曲の全体が1つの修正単位であってもよい。
表示部5は、演奏情報修正部4による修正後の演奏情報の音符数と歌詞情報取得部1により取得された歌詞情報の音節数との差を表示する。また、表示部5が、演奏情報修正部4による演奏情報の修正結果を表示してもよい。演奏情報の修正結果は、削除された音符数等を含む。使用者は、表示部5の表示に基づいて、演奏情報または歌詞情報を変更することができる。
歌詞情報取得部1により取得された歌詞情報および演奏情報修正部4により修正された演奏情報に基づいて、楽曲の歌唱パート(歌声)を表す歌唱情報が生成される。この場合、演奏情報の各音符に歌詞情報の各音節が割り当てられる。
図2は、図1の演奏情報編集装置100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。演奏情報編集装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末または携帯電話からなる。演奏情報編集装置100は、制御部110、操作装置120、表示装置130、出力装置140、インターフェイス150および記憶装置160を備える。制御部110は、CPU(中央演算処理装置)111、RAM(ランダムアクセスメモリ)112およびROM(リードオンリメモリ)113を含む。
RAM112は、例えば揮発性メモリからなり、CPU111の作業領域として用いられるとともに、各種データを一時的に記憶する。ROM113は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラムおよび演奏情報編集プログラム等のコンピュータプログラムを記憶する。CPU111は、ROM113に記憶された演奏情報編集プログラムをRAM112上で実行することにより後述する演奏情報編集処理を行う。これにより、図1の主として歌詞情報取得部1、演奏情報取得部2、拍提示部3および演奏情報修正部4の機能が実現される。
操作装置120は、例えばキーボードおよびマウスを含む。使用者は、操作装置120を操作することにより、歌詞情報を入力することができる。表示装置130は、液晶表示装置、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置またはプラズマディスプレイ装置等からなり、図1の表示部5の機能を実現する。操作装置120および表示装置130がタッチパネルとして一体化されてもよい。出力装置140は、例えば、音響出力端子およびヘッドフォン等を含む。また、出力装置140がスピーカを含んでもよい。出力装置140から一定周期でクリック音が発せられることにより、出力装置140が図1の拍提示部3の一部の機能を実現してもよい。
インターフェイス150には、電子楽器50が接続される。図2の例では、電子楽器50が電子鍵盤楽器である。電子鍵盤楽器の代わりに、電子弦楽器(例えば、ギターシンセサイザー)または電子吹奏楽器(例えば、ウインドシンセサイザー)等の他の電子楽器が用いられてもよい。使用者は、電子楽器50を用いて楽曲の歌唱パートの旋律を演奏することにより、演奏情報を入力する。なお、電子楽器50の代わりに操作装置120を用いて演奏情報が入力されてもよい。この場合、例えば操作装置120のキーボードの複数のボタンに、複数の音高がそれぞれ割り当てられる。使用者は、その複数のボタンを用いて演奏することにより、演奏情報を入力することができる。
なお、歌唱合成の音源は、一般的にポリフォニックの音源ではなくモノフォニックの音源である。そのため、図2の電子楽器50において複数の鍵盤が同じ期間にオンされている場合、例えば後着優先により、その複数の鍵盤のうち後からオンされた鍵盤に対応する音符が演奏情報として入力されてもよい。
記憶装置160は、例えばハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の記憶媒体を含み、使用者により入力された歌詞情報および演奏情報を記憶する。上記の演奏情報編集プログラムが記憶装置160に記憶されてもよい。
演奏情報編集装置100は、CPU111の代わりにDSP(Digital Signal Processor)を備えてもよく、またはCPU111に加えてDSPを備えてもよい。また、図1の各構成要素の一部または全てが電子回路等のハードウエアにより構成されてもよい。
(2)演奏情報の修正
歌唱パートの制作時に、演奏情報の音符数と歌詞情報の音節数とが一致しない場合がある。例えば、リアルタイム入力において、使用者が演奏ミスをすることにより、誤った音符が演奏情報として入力され、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数より多くなることがある。そこで、演奏情報の音符数と歌詞情報の音符数とを一致させるため、図1の演奏情報修正部4が演奏情報の修正を行う。
本実施の形態では、図1の拍提示部3により拍が提示されずに演奏情報取得部2により演奏情報が取得された場合、演奏情報修正部4は、無拍モードで演奏情報を修正する。一方、拍提示部3により拍が提示されつつ演奏情報取得部2により演奏情報が取得された場合、演奏情報修正部4は、有拍モードで演奏情報を修正する。
図3〜図5は、演奏情報の修正例について説明するための模式図である。図3〜図5には、一の修正単位に対応する複数の音符および歌詞の1フレーズが示される。また、演奏情報は、ピアノロール型の座標平面上に表される。この座標平面において、横軸は時間軸であり、縦軸は音高を示す。各音符は、矩形の図形で表される。また、各小節は、拍B1,B2,B3,B4からなる。
(2−1)無拍モード
図3を参照しながら無拍モードでの演奏情報の修正について説明する。図3の例では、歌詞情報が、歌詞の1フレーズとして、「あいうえお」を含む。この場合、「あ」、「い」、「う」、「え」および「お」の各々が、1つの音節に相当する。
図3の上段に示されるように、演奏情報は、上記の歌詞のフレーズに対応する音符として、音符N11,N12,N13,N14,N15,N16,N17を含む。本例において、音符N11〜N17は互いに異なる音高を有し、小節MS1から小節MS2にかけて連続的に配置される。音符N11,N12,N14,N16,N17は、音符N13,N15より長い。本例では、一の修正単位において、歌詞情報が5つの音節を含み、演奏情報が7つの音符を含む。すなわち、演奏情報が誤って入力された音符を含んでおり、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い。
リアルタイム入力では、使用者が、各音符の入力をその入力される音符に対応する音を聞きながら行うので、誤った音符が入力されると、使用者がそれを即時に認識する。そのため、誤って入力された音符が長くなる可能性は低い。例えば、電子楽器50として電子鍵盤楽器が用いられる場合、使用者が誤った鍵盤を継続的に押下する可能性は低い。したがって、誤って入力された音符は、正しく入力された音符よりも短くなる傾向がある。そこで、本例では、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合、音符数と音節数とが一致するまで、演奏情報の複数の音符のうち最も短い音符が順次削除される。
図3の例では、音符N11〜N17のうち、音符N15の長さが最も短く、音符N13の長さが2番目に短い。そのため、まず、音符N11〜N17のうち、音符N15が削除される。これにより、音符数が6となる。次に、音符N11〜N14,N16,N17のうち、音符N13が削除される。これにより、音符数が5となり、音節数と一致する。
また、無拍モードでは、演奏情報の入力時に拍提示部3(図1)により拍が提示されないので、入力される各音符が、演奏情報の時間軸上で適切に配置されない場合がある。特に、演奏ミスが生じた場合、使用者は、その直後に正しい音符を入力し直そうとする(例えば鍵盤を弾き直そうとする)ため、演奏ミスの後に入力される音符が、時間軸上で後にずれやすい傾向がある。そこで、無拍モードでは、削除される音符より時間軸上で後に配置される他の音符が、削除される音符の長さ分ずつ時間軸上で前にずらされる。
図3の例では、削除される音符N13より時間軸上で後に配置される音符N14,N16,N17が、音符N13の長さ分ずつ時間軸上で前にずらされる。さらに、削除される音符N15より時間軸上で後に配置される音符N16,N17が、音符N15の長さ分ずつ時間軸上で前にずらされる。このようにして、無拍モードでの演奏情報の修正が完了する。
(2−2)有拍モード
次に、図4および図5を参照しながら有拍モードでの演奏情報の修正について説明する。以下の説明において、近接、離間および間隔とは、時間軸上での近接、離間および間隔を意味する。図4および図5の例において、歌詞情報は、図3の例と同じ歌詞の1フレーズを含む。図4の上段に示されるように、演奏情報は、上記の歌詞のフレーズに対応する音符として、音符N21,N22,N23,N24,N25,N26,N27を含む。本例において、音符N21〜N27は互いに異なる音高を有し、小節MS1から小節MS2にかけて連続的に配置される。音符N21,N22,N24,N26,N27は、音符N23,N25より長い。本例においても、図3の例と同様に、一の修正単位において、歌詞情報が5つの音節を含み、演奏情報が7つの音符を含む。すなわち、演奏情報が誤って入力された音符を含んでおり、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い。
有拍モードでも、無拍モードと同様に、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合、音符数と音節数とが一致するまで、演奏情報の複数の音符のうち最も短い音符が順次削除される。
図4の例では、音符N21〜N27のうち、音符N25の長さが最も短く、音符N23の長さが2番目に短い。そのため、まず、音符N21〜N27のうち、音符N25が削除される。これにより、音符数が6となる。次に、音符N21〜N24,N26,N27のうち、音符N23が削除される。これにより、音符数が5となり、音節数と一致する。
また、有拍モードでは、演奏情報の入力時に拍提示部3(図1)により拍が提示されるので、入力される各音符が、演奏情報の時間軸上で比較的適切に配置される。ただし、演奏ミスが生じた場合、その演奏ミスの直前または直後に入力される音符が適切な長さより短くなる。そこで、有拍モードでは、削除される音符に連続する他の音符の長さが伸張される。これにより、複数の音符間に不自然な間隔が形成されることが防止される。ここで、連続する音符とは、削除される音符の直前または直後にある音符をいう。以下、必要に応じて、削除される音符を削除音符と呼び、その音符に連続する他の音符を連続音符と呼ぶ。
削除音符の開始時点または終了時点が拍の開始時点と一致する場合、削除音符と同じ拍内にある連続音符が伸長される。一方、削除音符の開始時点および終了時点がいずれも拍の開始時点と一致していない場合、その削除音符に最も近接する連続音符が伸張される。また、削除音符の前の連続音符が伸張される場合、その連続音符の終了時点が削除音符の終了時点と一致するように、連続音符が伸張されることが好ましい。一方、削除音符の後の連続音符が伸張される場合、その連続音符の開始時点が削除音符の開始時点と一致するように連続音符が伸張されることが好ましい。
図4の例では、削除される音符N23の終了時点が拍B3の開始時点と一致する。そのため、削除される音符N23に連続する音符N22,N24のうち、音符N23と同じ拍B2内にある音符N22の長さが伸張される。この場合、音符N22の終了時点が音符N23の終了時点と一致するように、音符N22が音符N23の長さ分伸張される。また、削除される音符N25の開始時点が拍B4の開始時点と一致する。そのため、削除される音符N25に連続する音符N24,N26のうち、音符N25と同じ拍B4内にある音符N26の長さが伸張される。この場合、音符N26の開始時点が音符N25の開始時点と一致するように、音符N26が音符N25の長さ分伸張される。
図5の例について、図4の例と異なる点を説明する。図5の例では、演奏情報の音符N22の終了時点と音符N23の開始時点とが離間しており、音符N23の終了時点と音符N24の開始時点とが離間している。また、音符N23の開始時点および終了時点は、拍B2,B3の開始時点からそれぞれ離間している。また、音符N25の終了時点と音符N26の開始時点とが離間している。
図5の例では、削除される音符N23の開始時点および終了時点がいずれも拍の開始時点と一致していない。また、音符N23と音符N22との間隔より、音符N23と音符N24との間隔が小さい。そのため、削除される音符N23に連続する音符N22,N24のうち、音符N23に最も近接する音符N24が伸張される。この場合、音符N24の開始時点が音符N23の開始時点と一致するように、音符N24が音符N23,N24の間隔および音符N23の長さの合計分伸張される。
一方、削除される音符N25の開始時点は、拍B4の開始時点と一致している。そのため、図4の例と同様に、削除される音符N25に連続する音符N24,N26のうち、音符N25と同じ拍B4内にあるされる音符N26が伸張される。この場合、音符N26の開始時点が音符N25の開始時点と一致するように、音符N26が音符N25,N26の間隔および音符N25の長さの合計分伸張される。
なお、削除音符とその前後の連続音符との間隔がいずれも大きい場合、その削除音符がある時間軸上の位置には、本来、いずれの音符も配置されるべきでない可能性がある。そのため、削除音符とその削除音符に最も近接する連続音符との間隔が予め定められた長さより大きい場合には、連続音符が伸張されなくてもよい。
連続音符の伸張の条件については、種々の変更が可能である。例えば、削除音符の開始時点および終了時点がいずれも拍の開始時点と一致していない場合であっても、その削除音符と同じ拍内の連続音符が優先的に伸張されてもよい。逆に、削除音符の開始時点または終了時点が拍の開始時点と一致する場合であっても、その削除音符と最も近接する連続音符が優先的に伸張されてもよい。あるいは、削除音符の前後の連続音符のうち、前の連続音符のみが伸張されてもよく、または後の連続音符のみが伸張されてもよい。また、1拍が処理単位とされるのではなく、2分の1拍または4分の1拍等が処理単位とされてもよい。
また、図4および図5の例では、連続音符の開始時点または終了時点が削除音符の開始時点または終了時点と一致するように連続音符が伸張されるが、本発明はこれに限らない。例えば、図4の例のように削除音符と連続音符とが離間していない場合において、連続音符が削除音符よりも短い長さだけ伸張されてもよい。また、図5の例のように削除音符と連続音符とが離間している場合において、連続音符が削除音符の長さだけ伸張されてもよい。
また、図4および図5の例では、削除音符の前後の連続音符のうち一方の連続音符のみが伸張されるが、本発明はこれに限らない。削除音符の前の連続音符が後に伸張されるとともに、削除音符の後の連続音符が前に伸張されてもよい。これら連続音符の伸張の条件は、使用者により適宜設定可能であってもよい。
(3)演奏情報編集装置の動作
図6は図1の演奏情報編集装置100により行われる演奏情報編集処理のフローチャートである。図6の演奏情報編集処理は、図2のCPU111がROM113に記憶された演奏情報編集プログラムを実行することに行われる。また、図6の演奏情報編集処理は、上記の修正単位毎に行われる。
まず、歌詞情報取得部1が、歌詞情報を取得する(ステップS1)。例えば、使用者が図2の操作装置120により歌詞情報を入力し、その歌詞情報が図2の記憶装置160に記憶される。これにより、歌詞情報が取得される。
次に、演奏情報取得部2が、演奏情報を取得する(ステップS2)。この場合、使用者が、例えば図2の電子楽器50を用いて、演奏情報のリアルタイム入力を行い、その演奏情報が図2の記憶装置160に記憶される。これにより、演奏情報が取得される。リアルタイム入力時には、使用者が、拍提示部3による拍の提示の有無を選択する。例えば、使用者が表示装置130に表示される画像を参照しながら、操作装置120のポインティングデバイス(マウス)を操作することにより、リアルタイム入力を開始および終了させることができ、かつ拍提示部3による拍の提示の有無を選択することができる。
次に、演奏情報修正部4が、ステップS2で取得された音符数がステップS1で取得された歌詞情報の音節数より多いか否かを判定する(ステップS3)。演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数以下である場合、演奏情報編集装置100は、演奏情報編集処理を終了する。
演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数より多い場合、演奏情報修正部4は、演奏情報の複数の音符のうち最も短い音符を削除する(ステップS4)。次に、演奏情報修正部4は、ステップS2において、拍提示部3により拍が提示されつつ演奏情報が取得されたか否かを判定する(ステップS5)。拍が提示されずに演奏情報が取得された場合、演奏情報修正部4は、無拍モードで演奏情報を修正する。この場合、演奏情報修正部4は、直近のステップS4で削除された音符より時間軸上で後に配置される1または複数の音符をその削除された音符の長さ分時間軸上で前にずらす(ステップS6)。その後、演奏情報修正部4は、ステップS3の処理に戻る。
一方、拍が提示されつつ演奏情報が取得された場合、演奏情報修正部4は、有拍モードで演奏情報を修正する。この場合、演奏情報修正部4は、直近のステップS4で削除された音符に連続する音符を伸張させる(ステップS7)。その後、演奏情報修正部4は、ステップS3の処理に戻る。
ステップS7においては、上記のように、削除音符(削除される音符)の開始時点または終了時点が拍の開始時点と一致する場合、削除音符と同じ拍内にある連続音符(削除される音符に連続する音符)が伸長される。一方、削除音符の開始時点および終了時点がいずれも拍の開始時点と一致していない場合、その削除音符に最も近接する連続音符が伸張される。また、削除音符の前の連続音符が伸張される場合、その連続音符の終了時点が削除音符の終了時点と一致するように、連続音符が伸張されることが好ましい。一方、削除音符の後の連続音符が伸張される場合、その連続音符の開始時点が削除音符の開始時点と一致するように連続音符が伸張されることが好ましい。
なお、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数と一致した後に、演奏情報の各音符に歌詞情報の各音節が自動的に割り当てられ、その結果が図2の表示装置130上に表示されてもよい。具体的には、例えば歌唱合成アプリケーションの編集画面上に演奏情報の修正結果が反映されてもよい。
(4)実施の形態の効果
以上のように、本実施の形態によれば、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符が削除される。これにより、使用者が煩雑な作業を行うことなく、演奏情報の音符数を歌詞情報の音節数に一致させることができる。したがって、歌唱パートの制作時における作業効率が向上される。
また、演奏情報の音符数と歌詞情報の音節数が一致するまで、演奏情報の複数の音符のうち最も短い音符が順次削除されるので、誤って入力された可能性が高い音符が演奏情報から順次削除され、演奏情報の音符数が音節数に適切に一致される。
さらに、拍が提示されずに演奏情報が入力される場合には無拍モードで演奏情報が修正され、削除される音符より時間軸上で後に配置される他の音符が、削除される音符の長さ分ずつ時間軸上で前にずらされる。それにより、削除される音符より時間軸上で後にある複数の音符が時間軸上の適切な位置から全体的にずれていても、これらの複数の音符の時間軸上の位置を修正することができる。
また、拍が提示されつつ演奏情報が入力される場合には有拍モードで演奏情報が修正され、削除される音符に連続する他の音符の長さが伸張される。それにより、音符の削除に伴って複数の音符間に不自然な間隔が形成されることが防止される。
(5)演奏情報の他の修正例
上記実施の形態では、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合、演奏情報修正部4(図1)は、演奏情報の複数の音符のうち最も短い音符を順次削除するが、本発明はこれに限らない。演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合、演奏情報修正部4(図1)は、演奏情報の複数の音符のうち予め定められた長さ(以下、規定長さと呼ぶ)より短い音符を削除してもよい。使用者は、操作装置120(図2)を操作することにより、規定長さを設定することができる。規定長さは、例えば1拍の1/2、1/4または1/nである。ここで、nは正の値である。
図7は、演奏情報編集処理の他の例のフローチャートである。図7の演奏情報編集処理について、図6の例と異なる点を説明する。図7の例では、ステップS3の処理の後、演奏情報修正部4が、演奏情報の複数の音符に規定長さより短い音符があるか否かを判定する(ステップS11)。規定長さより短い音符がある場合、演奏情報修正部4は、規定長さより短い音符を1つ削除する(ステップS12)。規定長さより短い音符が複数ある場合には、演奏情報修正部4は、予め定められた規則に従って、またはランダムに、それら複数の音符のうち1つの音符を定め、その音符を削除する。
その後、演奏情報修正部4は、図6の例と同様に、ステップS5〜S7の処理を行う。この場合、ステップS6において、演奏情報修正部4は、直近のステップS4の代わりに直近のステップS12で削除された音符より時間軸上で後に配置される音符をその削除された音符の長さ分時間軸上で前にずらす。また、ステップS7において、演奏情報修正部4は、直近のステップS4の代わりに直近のステップS12で削除された音符に連続する音符を伸張させる。
ステップS3において、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数に一致すると、演奏情報編集装置100は、演奏情報編集処理を終了する。また、ステップS4において、規定長さより短い音符がない場合、表示部5が、演奏情報の音符数と歌詞情報の音節数との差を表示する(ステップS13)。例えば、「歌詞が、X文字多いです」という文字列(Xは、自然数)が、表示装置130に表示される。その後、演奏情報編集装置100は、演奏情報編集処理を終了する。
本例では、演奏情報から予め定められた長さより短い音符が削除されるので、誤って入力された可能性が高い音符を演奏情報から効率良く削除することができる。また、演奏情報の音符数と歌詞情報の音節数との差が表示されるので、使用者は、その表示に基づいて演奏情報および歌詞情報を任意に調整することができる。
(6)他の実施の形態
上記実施の形態では、歌詞情報から歌詞の音節数が取得されるが、歌詞情報とは独立に歌詞の音節数のみが取得されてもよい。この場合、音節数に基づく演奏情報の修正後に、歌詞情報を入力することができる。それにより、例えば具体的に歌詞が完成していない場合に、所望の音節数に対応する旋律を事前に効率良く制作することができる。
上記実施の形態では、演奏情報の複数の音符のうち短い音符が優先的に削除されるが、本発明はこれに限らない。例えば、演奏情報の複数の音符のうち、予め定められた長さより長い音符が優先的に削除されてもよい。
上記実施の形態では、演奏情報の各音符の長さに基づいて演奏情報から削除される音符が決定されるが、本発明はこれに限らない。例えば、楽曲の調に基づいて演奏情報から削除される音符が決定されてもよく、または楽曲のコードに基づいて演奏情報から削除される音符が決定されてもよい。この場合、例えば、設定される調およびコードに対して不協和性が高い音符が優先的に削除される。調およびコードは、使用者により設定されてもよく、取得された演奏情報に基づいて自動的に設定されてもよく、または歌唱パート以外のパートに関する音符の情報に基づいて自動的に設定されてもよい。
また、使用者により一の音高が設定され、その音高を基準として、演奏情報の複数の音符のうち削除の対象となる音符が決定されてもよい。例えば、設定された音高よりも高い音符が削除の対象とされる。その場合、設定された音高より高い音符のうち少なくとも1つの音符が削除され、設定された音高よりも低い音符は削除されない。削除される音符は、上記のように音の長さ、調またはコード等に基づいて選択される。また、使用者が音階(スケール)を指定可能であり、その指定された音階に含まれない音符が削除の対象とされてもよい。例えば、使用者によりハ長調(Cメジャースケール)が指定された場合、ハ長調に含まれない音符が削除の対象とされてもよい。
上記実施の形態では、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも多い場合に演奏情報が修正されるが、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも少ない場合にも演奏情報が修正されてもよい。例えば、演奏情報の複数の音符のうち1または複数の音符が分割されてもよい。この場合、例えば最も長い音符から優先的に分割される。また、1拍を単位として音符が分割されてもよく、2分の1拍または4分の1拍等を単位として音符が分割されてもよい。これにより、演奏情報の音符数が歌詞情報の音節数よりも少ない場合でも、演奏情報の音符数を歌詞情報の音節数に近づけることができる。
上記実施の形態では、演奏情報が図2の記憶装置160に記憶されるが、演奏情報がインターネット上のサーバに記憶され、演奏情報編集装置100がサーバに記憶された演奏情報の編集を行ってもよい。
(7)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、歌詞情報取得部1が音節数取得手段の例であり、演奏情報取得部2が演奏情報取得手段の例であり、演奏情報修正部4が演奏情報修正手段の例であり、拍提示部3が拍提示手段の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、歌唱パートの旋律を表す演奏情報の編集に有効に利用することができる。
(8)参考形態
本参考形態に係る演奏情報編集装置は、歌詞の音節数を取得する音節数取得手段と、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得する演奏情報取得手段と、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除する演奏情報修正手段とを備える。
この演奏情報編集装置においては、演奏情報取得手段により取得された演奏情報の音符数が、音節数取得手段により取得された音節数よりも多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報修正手段により演奏情報から少なくとも1つの音符が削除される。これにより、使用者が煩雑な作業を行うことなく、演奏情報の音符数を音節数に近づけることが可能となる。したがって、歌唱パートの制作時における作業効率が向上される。
演奏情報修正手段は、演奏情報の音符数と取得した音節数が一致するまで、演奏情報から最も短い音符を順次削除してもよい。この場合、誤って入力された可能性が高い音符を演奏情報から順次削除することにより、演奏情報の音符数を音節数に適切に一致させることができる。
演奏情報修正手段は、演奏情報から予め定められた長さより短い音符を削除してもよい。この場合、誤って入力された可能性が高い音符を演奏情報から効率良く削除することができる。
演奏情報編集装置は、拍を提示する拍提示手段をさらに備え、演奏情報修正手段は、拍提示手段が拍を提示しつつ演奏情報取得手段が演奏情報を取得した場合、演奏情報において削除した音符に連続する他の音符の長さを伸張させてもよい。この場合、拍提示手段によって拍が提示されつつ演奏情報が取得されるので、演奏情報の複数の音符が時間軸上の適切な位置から全体的にずれることが防止される。また、削除される音符に連続する他の音符の長さが伸張されるので、音符の削除に伴って時間軸上で複数の音符間に不自然な間隔が形成されることが防止される。
演奏情報修正手段は、演奏情報において削除した音符より時間軸上で後に配置される他の音符を削除した音符の長さ分時間軸上で前にずらしてもよい。この場合、削除される音符より時間軸上で後にある複数の音符が時間軸上の適切な位置から全体的にずれていても、これらの複数の音符の時間軸上の位置を修正することができる。
演奏情報編集装置は、取得した音節数と演奏情報の音符数との差を表示する表示手段をさらに備えてもよい。この場合、使用者が、表示手段による表示に基づいて音節数および音符数を任意に調整することができる。
演奏情報修正プログラムは、歌詞の音節数を取得するステップと、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得するステップと、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除するステップとを、コンピュータに実行させる。
演奏情報修正方法は、歌詞の音節数を取得するステップと、複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得するステップと、演奏情報の音符数が、取得した音節数より多い場合、演奏情報の各音符に基づいて、演奏情報から少なくとも1つの音符を削除するステップとを含む。
1…歌詞情報取得部,2…演奏情報取得部,3…拍提示部,4…演奏情報修正部,5…表示部,50…電子楽器,100…演奏情報編集装置,110…制御部,111…CPU,112…RAM,113…ROM,120…操作装置,130…表示装置,140…出力装置,150…インターフェイス,160…記憶装置

Claims (4)

  1. 歌詞の音節数を取得する音節数取得手段と、
    複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得する演奏情報取得手段と、
    拍を提示する拍提示手段と、
    前記演奏情報の音符数が、前記取得した音節数より多い場合、前記演奏情報の各音符に基づいて、前記演奏情報から少なくとも1つの音符を削除する演奏情報修正手段とを備え、
    前記演奏情報修正手段は、
    前記拍提示手段が拍を提示しないで前記演奏情報取得手段が演奏情報を取得した場合、前記演奏情報において前記削除した音符より時間軸上で後に配置される他の音符を前記削除した音符の長さ分時間軸上で前にずらし、前記拍提示手段が拍を提示しつつ前記演奏情報取得手段が演奏情報を取得した場合、前記演奏情報において前記削除した音符に連続する他の音符の長さを伸張させる、演奏情報編集装置。
  2. 前記演奏情報修正手段は、
    前記演奏情報の音符数と前記取得した音節数が一致するまで、前記演奏情報から最も短い音符を順次削除する、請求項1記載の演奏情報編集装置。
  3. 前記演奏情報修正手段は、
    前記演奏情報から予め定められた長さより短い音符を削除する、請求項1記載の演奏情報編集装置。
  4. 歌詞の音節数を取得するステップと、
    複数の音符の時間軸上の配置を表す演奏情報を取得するステップと、
    拍を提示するステップと、
    前記演奏情報の音符数が、前記取得した音節数より多い場合、前記演奏情報の各音符に基づいて、前記演奏情報から少なくとも1つの音符を削除するステップと、
    前記拍が提示されないで前記演奏情報が取得された場合、前記演奏情報において前記削除された音符より時間軸上で後に配置される他の音符を前記削除された音符の長さ分時間軸上で前にずらし、前記拍が提示されつつ前記演奏情報が取得された場合、前記演奏情報において前記削除された音符に連続する他の音符の長さを伸張させるステップとを、
    コンピュータに実行させる、演奏情報編集プログラム。
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