JP2018159741A - 歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが容易に歌詞を決定することが可能な歌詞候補出力装置等を提供する。【解決手段】電子楽器100の制御部101は、属性受付部111と、キーワード受付部112と、出力部113とを備える。属性受付部111は、属性を受け付ける。キーワード受付部112は、キーワードを受け付ける。出力部113は、属性受付部111により受け付けられた属性に応じた、キーワード受付部112により受け付けられたキーワードを含む歌詞の候補を出力する。【選択図】図1
Description
この発明は、歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラムに関する。
従来より、ユーザにより入力された歌詞に対応する楽曲の作成を支援する技術がある。例えば、特許文献1は、複数のメロディ情報を蓄積するデータベースから、ユーザにより入力された歌詞の音数に一致するメロディを検索し、音声データに変換してユーザに提供するシステムを開示している。
一方で、歌詞よりも先にメロディが作成される場合、歌詞の作成になじみのないユーザからは、歌詞の作成に対する支援の需要がある。
この発明の目的は、ユーザが容易に歌詞を決定することが可能な歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る歌詞候補出力装置は、
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする。
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る歌詞候補出力装置は、
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする。
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが容易に歌詞を決定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る電子楽器100の構成例を示す概略ブロック図である。まず、本実施形態に係る電子楽器100のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、電子楽器100は、制御部101と、記憶部102と、入力部103と、表示部104と、発音部105とから構成され、各部は、バス106により接続されている。
図1は、本発明の実施形態に係る電子楽器100の構成例を示す概略ブロック図である。まず、本実施形態に係る電子楽器100のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、電子楽器100は、制御部101と、記憶部102と、入力部103と、表示部104と、発音部105とから構成され、各部は、バス106により接続されている。
制御部101は、本発明に係る歌詞候補出力装置の一例であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)によって構成される。制御部101において、CPUが、ROMに格納されたプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いることにより、電子楽器100を統括制御する。
記憶部102は、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)といった不揮発性の半導体メモリであって、いわゆる二次記憶装置又は補助記憶装置としての役割を担う。記憶部102は、制御部101が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータ、並びに、制御部101が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。本実施形態において、記憶部102は、それぞれ異なる歌詞と、歌詞の属性とを対応付けて記憶する歌詞データベース(Database:DB)121を記憶する。
図2に歌詞DB121に格納されるデータの一例を示す。図2に示すように、歌詞DB121は、「もうすぐ楽しい旅行の日」、「もうすぐ春がやってくる」といったそれぞれ異なる歌詞122と、歌詞の音節の数123と、「楽しい」、「明るい」といった属性124とを対応付けて記憶する。本実施形態において、歌詞の属性とは、歌詞がユーザに与える印象を表し、例えば「楽しい」、「明るい」、「暗い」、「悲しい」といった印象である。1つの歌詞122に対して対応付けられる属性124は1つでも複数でもよい。歌詞DB121に格納される歌詞122、音節数123及びその属性124は、予めユーザにより設定されてもよい。また、例えば、既存の歌詞を分割し、分割された歌詞に含まれるキーワードに基づいて、予め設定された属性を対応付けることにより、歌詞DB121が生成されてもよい。
入力部103は、キーボード、マウス、タッチパッド、ボタン等の入力装置から構成される。入力部103は、ユーザからの入力操作を受け付けて、その操作内容を表す入力信号を制御部101に出力する。また、入力部103は、複数の白鍵及び黒鍵を有する鍵盤であってもよい。この場合、入力部103は、鍵に対するユーザによる押鍵操作に応じた楽音の発音指示を受け付ける。
表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機EL(Electro Luminescence)、LED(Light Emitting Diode)等の表示装置である。また、表示部104は、制御部101からの制御信号に従って、画像を表示する。なお、入力部103と表示部104とは、これらが互いに重ねられて配置されたタッチパネル又はタッチスクリーンとして構成されるものであってもよい。
発音部105は、制御部101により決定された歌詞を、指定された音高の楽音と共に発音する。発音部105は、スピーカ等の音声出力装置から構成され、制御部101から出力された音声信号を出力する。本実施形態において、発音部105は、制御部101により決定された歌詞を、指定された音高と共に発音する。
次に、実施形態に係る電子楽器100の制御部101の機能構成について説明する。図1に示すように、制御部101は、CPUがROMに格納されたプログラム及びデータを読み出して実行することにより、属性受付部111、キーワード受付部112、出力部113及び歌詞決定部114として機能する。
属性受付部111としての制御部101は、歌詞の属性を受け付ける属性受付処理を実行する。例えば、制御部101は、入力部103を介して、ユーザから歌詞の属性を表す操作入力を受け付けることにより、歌詞の属性を受け付ける。
キーワード受付部112としての制御部101は、キーワードを受け付けるキーワード受付処理を実行する。例えば、制御部101は、入力部103を介して、ユーザからキーワードを表す操作入力を受け付けることにより、キーワードを受け付ける。
出力部113としての制御部101は、属性受付処理により受け付けられた属性に応じた、キーワード受付処理により受け付けられたキーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理を実行する。具体的には、制御部101は、歌詞DB121を参照し、受け付けられた属性に対応し、かつ受け付けられたキーワードを含む歌詞を歌詞の候補として特定する。そして、制御部101は、特定した歌詞の候補を表示部104に表示する。例えば、制御部101は、歌詞の属性として「楽しい」を受け付け、キーワードとして「もう」を受け付けた場合、歌詞DB121を参照し、属性「楽しい」と対応づけられる歌詞122のうち、キーワード「もう」を含む「もうすぐ楽しい旅行の日」及び「もうすぐ春がやってくる」という2つの歌詞を歌詞の候補として特定する。そして、制御部101は、特定したこれら2つの歌詞の候補を表示部104に表示する。
歌詞決定部114としての制御部101は、特定された歌詞の候補のうち、ユーザにより選択された歌詞の候補を、ユーザにより決定された歌詞(決定歌詞)として特定する。具体的には、制御部101は、出力処理により表示部104に表示されている歌詞の候補のうちから、入力部103を介して、1つの歌詞の候補を選択する操作入力を受け付けると、その選択された歌詞の候補を決定歌詞として特定する。そして、制御部101は、特定した決定歌詞を、指定された音高とともに発音するための音声信号を生成し、発音部105に出力する。例えば、制御部101は、「もうすぐ楽しい旅行の日」及び「もうすぐ春がやってくる」という2つ歌詞の候補のうち、ユーザにより入力部103を介して「もうすぐ春がやってくる」を選択する操作入力を受け付けると、「もうすぐ春がやってくる」を決定歌詞として特定する。また、制御部101は、決定歌詞「もうすぐ春がやってくる」を発音する際の音高の指定を受け付ける。例えば、制御部101は、決定された歌詞「もうすぐ春がやってくる」に含まれる「もう」「す」「ぐ」「は」「る」「が」「やっ」「て」「く」「る」の10音節それぞれに対応する音高の指定を、入力部103を介してユーザから受け付ける。そして、制御部101は、指定された音高で決定歌詞「もうすぐ春がやってくる」に含まれる文字を発音するための音声信号を生成し、発音部105に出力する。
図3は、本実施形態における電子楽器100の制御部101が実行する歌詞決定処理のフローチャートである。制御部101は、例えば本処理の開始を表す操作入力を入力部103を介して受け付けたことを契機として開始する。
制御部101は、入力部103を介して歌詞の属性を受け付ける(ステップS101)。
そして、制御部101は、入力部103を介してキーワードを受け付ける(ステップS102)。
そして、制御部101は、歌詞DB121を参照し、ステップS101において受け付けた属性に対応する歌詞のうち、ステップS102において受け付けたキーワードを含む歌詞の候補を特定する(ステップS103)。
そして、制御部101は、ステップS103において特定された歌詞の候補を表示部104に表示する(ステップS104)。
そして、制御部101は、ステップS104において表示された歌詞の候補のうちから、入力部103を介して1つの歌詞の候補の選択を受け付ける(ステップS105)。
そして、制御部101は、ステップS105において選択された歌詞の候補を決定歌詞とし、その決定歌詞を発音する際の音高の指定を受け付ける(ステップS106)。
そして、制御部101は、ステップS106において指定された音高で決定歌詞を発音するための音声信号を生成する(ステップS107)。
そして、制御部101は、ステップS107において生成された音声信号を発音部105に出力する(ステップS108)。そして、制御部101は、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る電子楽器100の制御部101は、ユーザから歌詞の属性及びキーワードを受け付け、受け付けた属性に応じた、受け付けたキーワードを含む歌詞の候補を出力する。そのため、ユーザは、出力された歌詞の候補から選択することにより、自身が希望する属性とキーワードを有する歌詞を容易に決定することができる。
また、本実施形態に係る電子楽器100の制御部101は、決定された歌詞を指定された音高とともに発音部105に発音させる。従って、ユーザは、指定された音高で発音された歌詞を聞いて、決定された歌詞と音高とがマッチしているか否かを確認することができる。
(実施形態2)
上記の実施形態1において、電子楽器100の制御部101がユーザから歌詞の属性を受け付け、受け付けた属性に応じた歌詞の候補を特定する例を説明した。しかし、歌詞の候補を特定する方法はこれに限られない。実施形態2において、メロディの属性に応じた歌詞の候補を特定する例について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成には、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記の実施形態1において、電子楽器100の制御部101がユーザから歌詞の属性を受け付け、受け付けた属性に応じた歌詞の候補を特定する例を説明した。しかし、歌詞の候補を特定する方法はこれに限られない。実施形態2において、メロディの属性に応じた歌詞の候補を特定する例について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成には、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態2に係る電子楽器100aの機能構成について説明する。図4に示すように、電子楽器100aにおいて、制御部101aは、実施形態1の属性受付部111の代わりに属性判定部115として機能し、出力部113の代わりに出力部113aとして機能する。
属性判定部115としての制御部101aは、メロディの属性を判定する属性判定処理を実行する。本実施形態において、メロディの属性とは、メロディがユーザに与える印象を表し、例えば「楽しい」、「明るい」、「暗い」、「悲しい」といった印象である。具体的には、制御部101aは、例えば、予め記憶部102に記憶されているメロディ、または入力部103を介して受け付けたメロディの属性を判定する。より詳細には、制御部101aは、メロディに含まれる音符を解析することによりメロディの調及びテンポを特定し、特定したメロディの調及びテンポに基づいて、メロディの属性を判定する。例えば、メロディの調が長調である時、又はメロディのテンポが所定のテンポよりも速い時、制御部101aは、「明るい」又は「楽しい」といったメロディの属性を判定する。また、制御部101aは、メロディの調が短調である時、又はメロディのテンポが所定のテンポよりも遅い時、制御部101aは、「暗い」又は「悲しい」といったメロディの属性を判定する。
出力部113aとしての制御部101aは、属性判定処理により判定された属性に応じた、キーワード受付処理により受け付けられたキーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理を実行する。具体的には、制御部101aは、実施形態1の出力部113と同様に、歌詞DB121を参照し、判定された属性に対応し、かつ受け付けられたキーワードを含む歌詞を歌詞の候補として特定する。そして、制御部101aは、特定した歌詞の候補を表示部104に表示する。例えば、制御部101aは、メロディの属性として「楽しい」を判定し、キーワードとして「もう」を受け付けた場合、歌詞DB121を参照し、属性「楽しい」と対応づけられる歌詞のうち、キーワード「もう」を含む「もうすぐ楽しい旅行の日」及び「もうすぐ春がやってくる」という2つの歌詞を歌詞の候補として特定する。そして、制御部101aは、特定したこれら2つの歌詞の候補を表示部104に表示する。
以上説明したように、本実施形態に係る電子楽器100aの制御部101aは、メロディの属性を判定するとともに、ユーザからキーワードを受け付け、判定された属性に応じた、受け付けたキーワードを含む歌詞の候補を出力する。そのため、ユーザは、出力された歌詞の候補から選択することにより、歌詞の作成を希望するメロディの属性とマッチし、自身が所望するキーワードを有する歌詞を容易に決定することができる。
(実施形態3)
上記の実施形態1及び2において、電子楽器100,100aの制御部101,101aが、歌詞又メロディに応じた、キーワードを含む歌詞の候補を特定する例を説明した。実施形態3において、さらにメロディに含まれる音符の数に応じた歌詞の候補を特定する例について説明する。以下の説明において、実施形態1及び2と同様の構成には、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記の実施形態1及び2において、電子楽器100,100aの制御部101,101aが、歌詞又メロディに応じた、キーワードを含む歌詞の候補を特定する例を説明した。実施形態3において、さらにメロディに含まれる音符の数に応じた歌詞の候補を特定する例について説明する。以下の説明において、実施形態1及び2と同様の構成には、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態3に係る電子楽器100bの機能構成について説明する。図5に示すように、電子楽器100bにおいて、制御部101bは、さらにメロディ取得部116として機能し、出力部113の代わりに出力部113bとして機能する。
メロディ取得部116としての制御部101bは、楽曲を所定の長さで区切ることによりメロディを取得するメロディ取得処理を実行する。本実施形態において、所定の長さは、メロディを区切るために予め定められた長さであって、例えば2小節である。具体的には、制御部101bは、例えば、予め記憶部102に記憶されている楽曲、または入力部103を介して受け付けた楽曲を所定の長さで区切ることにより複数のメロディを取得する。例えば、制御部101bは、楽曲がMIDI(Musical Instrument Digital Interface)ファイルである場合、MIDIファイルに含まれる小節数を表すデータに基づいて、楽曲を所定の長さで区切る。例えば、図6に示すような楽譜で表される楽曲Mについて、メロディ取得部116は、楽曲Mを所定の長さとして2小節で区切ることによりn個のメロディm_1〜m_nを取得する。
出力部113bとしての制御部101bは、メロディ取得処理により取得されたメロディに含まれる音符の数に応じた歌詞の候補を出力する出力処理を実行する。具体的には、制御部101bは、メロディ取得処理により取得されたメロディに含まれる音符の数を特定する。そして、制御部101bは、歌詞DB121を参照し、判定された属性に対応し、かつ受け付けられたキーワードを含み、さらに特定された音符の数と一致する音節の数を有する歌詞を歌詞の候補として特定する。そして、制御部101bは、特定した歌詞の候補を表示部104に表示する。具体的には、制御部101bは、メロディ取得処理により取得された複数のメロディのうちから、入力部103を介してユーザにより選択されたメロディを、歌詞を作成すべきメロディとして特定する。そして、制御部101bは、特定されたメロディに含まれる音符の数に応じた歌詞の候補を特定する。例えば、図6に示すように、n個のメロディm_1〜m_nが取得された場合、制御部101bは、ユーザから入力部103を介してメロディm_1〜m_nのうち歌詞を作成すべきメロディの選択を受け付ける。そして、制御部101bは、メロディm_1〜m_nのうちメロディm_1の選択を受け付けた場合、メロディm_1を歌詞を作成すべきメロディとして特定する。そして、制御部101bは、実施形態2と同様に、特定されたメロディm_1の属性を判定する。また、制御部101bは、特定されたメロディm_1に含まれる音符の数を特定する。そして、制御部101bは、特定されたメロディm_1の属性として「楽しい」を判定し、キーワードとして「もう」を受け付け、メロディm_1の音符の数が10である場合、歌詞DB121を参照し、属性「楽しい」と対応づけられる歌詞のうち、キーワード「もう」を含み、音節の数が10である「もうすぐ春がやってくる」という歌詞を、歌詞の候補として特定する。そして、制御部101bは、特定した歌詞の候補を表示部104に表示する。
図7は、本実施形態における電子楽器100bの制御部101bが実行する歌詞決定処理のフローチャートである。制御部101bは、例えば本処理の開始を表す操作入力を入力部103を介して受け付けたことを契機として開始する。
制御部101bは、入力部103を介して楽曲を受け付ける(ステップS201)。
そして、制御部101bは、ステップS201において受け付けた楽曲を所定の長さで区切ることにより複数のメロディを取得する(ステップS202)。
そして、制御部101bは、ステップS202において取得された複数のメロディのうち歌詞を作成すべきメロディの選択を受け付ける(ステップS203)。
そして、制御部101bは、ステップS203において選択されたメロディの属性を判定する(ステップS204)。
また、制御部101bは、ステップS203において選択されたメロディに含まれる音符数を特定する(ステップS205)。
そして、制御部101bは、入力部103を介してキーワードを受け付ける(ステップS206)。
そして、制御部101bは、歌詞DB121を参照し、ステップS204において判定した属性に対応する歌詞のうち、ステップS206において受け付けたキーワードを含み、かつステップS205において特定した音符の数と一致する音節の数を有する歌詞の候補を特定する(ステップS207)。
そして、制御部101bは、図3に示すステップS104〜S108と同様の処理をステップS208〜S212において実行する。
そして、制御部101bは、ユーザから入力部103を介して他のメロディの歌詞の決定を希望するか否かの選択を受け付ける(ステップS213)。他のメロディの歌詞の決定を希望する旨の選択を受け付けた場合(ステップS213;Yes)、制御部101bは、ステップS203に戻って歌詞を作成すべきメロディの選択を受け付ける。また、他のメロディの歌詞の決定を希望しない旨の選択を受け付けた場合(ステップS213;No)、制御部101bは、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る電子楽器100bの制御部101bは、さらに楽曲を所定の長さで区切ることにより取得されたメロディに含まれる音符の数に応じた歌詞の候補を出力する。そのため、ユーザは、出力された歌詞の候補から選択することにより、歌詞の作成を希望するメロディの属性及び音符の数とマッチし、自身が所望するキーワードを有する歌詞を容易に決定することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記の実施形態1において、制御部101は、音高の指定を受け付け、特定した決定歌詞を指定された音高とともに発音するための音声信号を生成して、発音部105に出力する例について説明した。しかし、制御部101は、音高の他、音符、音量、音色、又はテンポ等の指定を受け付け、特定した決定歌詞を指定された音高及び、音符、音量、音色、又はテンポとともに発音するための音声信号を生成して、発音部105に出力してもよい。
また、上記の実施形態では、制御部101,101a,101bを含む機器として、電子楽器100,100a,100bを例に挙げて説明したが、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器であってもよい。
また、上記の実施形態1〜3では、制御部101,101a,101bのCPUが、制御動作を行う例を説明した。しかし、制御動作は、CPUによるソフトウェア制御に限られるものではない。制御動作の一部又は全部が専用の論理回路などのハードウェア構成を用いてなされても良い。
また、以上の説明では、本発明の歌詞決定処理に係るプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなる記憶部102を例に挙げて説明した。しかし、コンピュータ読み取り可能な媒体は、これらに限定されず、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型記録媒体を適用してもよい。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御手順や表示例などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記の番号は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
(付記1)
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。
(付記2)
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。
(付記3)
前記制御部は、楽曲を所定の長さで区切ることによりメロディを取得するメロディ取得処理を実行し、
前記出力処理は、前記メロディに含まれる音符の数に応じた前記歌詞の候補を出力する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の歌詞候補出力装置。
前記制御部は、楽曲を所定の長さで区切ることによりメロディを取得するメロディ取得処理を実行し、
前記出力処理は、前記メロディに含まれる音符の数に応じた前記歌詞の候補を出力する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の歌詞候補出力装置。
(付記4)
付記1から3のいずれか1つに記載の歌詞候補出力装置により決定された歌詞を、指定された音高の楽音と共に発音する発音部を備える電子楽器。
付記1から3のいずれか1つに記載の歌詞候補出力装置により決定された歌詞を、指定された音高の楽音と共に発音する発音部を備える電子楽器。
(付記5)
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。
(付記6)
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。
(付記7)
コンピュータに、
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
コンピュータに、
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
(付記8)
コンピュータに、
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
コンピュータに、
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
100,100a,100b…電子楽器、101,101a,101b…制御部、102…記憶部、103…入力部、104…表示部、105…発音部、106…バス、111…属性受付部、112…キーワード受付部、113,113a,113b…出力部、114…歌詞決定部、115…属性判定部、116…メロディ取得部、121…歌詞DB、122…歌詞、123…音節数、124…属性、M…楽曲、m_1〜m_n…メロディ
Claims (8)
- 属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。 - メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行する制御部を備えることを特徴とする歌詞候補出力装置。 - 前記制御部は、楽曲を所定の長さで区切ることによりメロディを取得するメロディ取得処理を実行し、
前記出力処理は、前記メロディに含まれる音符の数に応じた前記歌詞の候補を出力する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の歌詞候補出力装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の歌詞候補出力装置により決定された歌詞を、指定された音高の楽音と共に発音する発音部を備える電子楽器。
- 属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。 - メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする歌詞候補出力方法。 - コンピュータに、
属性を受け付ける属性受付処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性受付処理により受け付けられた前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
メロディの属性を判定する属性判定処理と、
キーワードを受け付けるキーワード受付処理と、
前記属性判定処理により判定された前記属性に応じた、前記キーワード受付処理により受け付けられた前記キーワードを含む歌詞の候補を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017055702A JP2018159741A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017055702A JP2018159741A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018159741A true JP2018159741A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017055702A Pending JP2018159741A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 歌詞候補出力装置、電子楽器、歌詞候補出力方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018159741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022149400A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法 |
WO2023112534A1 (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-22 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
-
2017
- 2017-03-22 JP JP2017055702A patent/JP2018159741A/ja active Pending
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WO2022149400A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法 |
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