JP6495644B2 - ガス焚きバーナの運転方法及びガス焚きバーナ - Google Patents

ガス焚きバーナの運転方法及びガス焚きバーナ Download PDF

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本発明は、ガス焚きバーナの運転方法に関するもので、特に、液化天然ガス(LNG)を燃焼するガス焚きバーナの運転方法に関する。
窒素酸化物(NOx)の排出量を低減するものとして、1次バーナ、2次バーナ、及び3次バーナに予混合燃焼方式を採用したガス焚きバーナが提案されている。1次バーナは、安定燃焼用のガス燃料を燃焼部に供給するもので、安定燃焼用空気供給管と安定燃焼用燃料供給管とを備えている。安定燃焼用空気供給管は、ガス焚きバーナの中央に配置され、安定燃焼用燃料供給管は、安定燃焼用空気供給管の基部に連通配置されている。これにより、安定燃焼用燃料供給管から供給されたガス燃料は、安定燃焼用空気供給管から供給された空気と混合(予混合)される。そして、予混合された混合気は、スワラで旋回成分が付与されて、1次バーナの噴出口から燃焼部に噴出する。また、1次バーナの噴出口には、保炎器を構成するディフューザが設けられ、燃焼部に噴出した混合気は、ディフューザに供給され、炎が確保される(保炎)。2次バーナは、主燃焼用のガス燃料を燃焼部に供給するもので、主燃焼用空気供給管と主燃焼用燃料供給管とを備えている。主燃焼用空気供給管は、1次バーナを中心とする円筒形に形成され、その基部に空気旋回羽根が設けられている。主燃焼用燃料供給管は、主燃焼用空気供給管の基部に連通配置されている。これにより、主燃焼燃料供給管から供給されたガス燃料は、主燃焼用空気供給管から供給され、旋回成分が付与された空気と混合(予混合)される。そして、予混合された混合気は、2次バーナの噴出口から燃焼部に噴出する。3次バーナは、追加燃焼用燃料を供給するもので、空気にガス燃料が予混合された混合気は、燃焼部に噴出する。また、3次バーナの噴出口の前方に追加燃焼用空気を混入させる追加燃焼用空気の混入部が設けられている。これにより、3次バーナの噴出口から噴出したガス燃料には、必要に応じて混入部から空気が混入する。
上述したガス焚きバーナでは、1次バーナに供給されたガス燃料は、燃料と空気の比(空気比)が1以上となるように混合され、燃焼部に噴出する。同様に、2次バーナに供給されたガス燃焼は、空気比が1.2〜1.5となるように混合され、燃焼部に噴出する。3次バーナの噴出口から噴出したガス燃料には、混入部から必要に応じて供給された空気が混入するが、このときの空気比は0.5以下となる。
上述したガス焚きバーナは、1次バーナ、2次バーナ、及び3次バーナに予混合燃焼方式を採用するので、窒素酸化物の排出量を低減できる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3434096号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたガス焚きバーナは、1次バーナに予混合燃焼方式を採用し、1次バーナの保炎器をディフューザで構成するために、スロート(火口)とディフューザとの間隔調整が難しい。また、スロートとディフューザとの間隔調整が十分でないと不安定燃焼の原因となるので、実用化が進んでいない。
上記実情を鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、窒素酸化物(NOx)の排出量を低減できる新規なガス焚きバーナを実用化するべく該新規なガス焚きバーナの運転方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態では、ガス焚きバーナの運転方法において、前記ガス焚きバーナは、保炎燃焼用のガス燃料を燃焼部に供給する1次バーナと、前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、を備え前記保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記1次バーナを立ち上げる1次バーナ立ち上げ工程と、前記予混合燃焼用のガス燃料を供給開始することによって前記2次バーナを立ち上げる2次バーナ立ち上げ工程と、前記還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記3次バーナを立ち上げる3次バーナ立ち上げ工程と、を含み、前記2次バーナ立ち上げ工程は、前記1次バーナ立ち上げ工程及び前記3次バーナ立ち上げ工程の後に行われることを特徴とする。
上記新規のガス焚きバーナによれば、2次バーナによってガス燃料が希薄予混合燃焼される分、窒素酸化物の排出量を低減できる。
このようなガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時において、運転負荷が低負荷域を通過する際に火炎がバーナスロート内に引き込まれて小さくなってしまう現象が確認された。この現象が生じたまま運転を継続すると、燃焼振動が発生することもある。
このように火炎がバーナスロート内に引きこまれる原因として、上記ガス焚きバーナでは、1次バーナ及び3次バーナによる拡散火炎及びと、2次バーナによる予混合火炎とが共存しているため、安定した着火位置が複数できることが考えられる。2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(1)に記載のガス焚きバーナの運転方法では、1次バーナ立ち上げ工程及び3次バーナ立ち上げ工程の後に2次バーナ立ち上げ工程を行っている。これにより、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成することが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナスロート内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成すれば、ガス焚きバーナの立ち上げ時に火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のガス焚きバーナの運転方法において、前記2次バーナは、前記1次バーナを中心とする円筒状の二層構造で形成され、前記円筒状の二層構造における内層及び外層の各々は、前記予混合燃焼用のガス燃料と前記空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給可能に構成され、前記1次バーナ立ち上げ工程では、前記円筒状の前記二層構造のうち少なくとも内層から前記燃焼部に供給される空気を前記1次バーナの立ち上げに使用し、前記3次バーナ立ち上げ工程では、前記円筒状の前記二層構造のうち少なくとも外層から前記燃焼部に供給される空気を前記3次バーナの立ち上げに使用することを特徴とする。
上記(2)に記載のガス焚きバーナの運転方法によれば、2次バーナを円筒状の二層構造で形成することにより、2次バーナの内周側に位置する1次バーナ及び2次バーナの外周側に位置する3次バーナを立ち上げる際に(及び通常運転時においても)、1次バーナ及び3次バーナに対して燃焼用の空気を簡易な構成で効率的に供給することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載のガス焚きバーナの運転方法において、前記2次バーナ立ち上げ工程では、前記1次バーナ及び前記3次バーナは前記燃焼部へ空気を供給しないことを特徴とする。
上述したように、2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(3)に記載のガス焚きバーナの運転方法によれば、予混合燃焼を行う2次バーナの立ち上げ工程において、1次バーナ及び3次バーナは燃焼部へ空気を供給しない。このため、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成することが容易となる。これにより、ガス焚きバーナの立ち上げ時に火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
(4)本発明の少なくとも一実施形態では、ガス焚きバーナの運転方法において、前記ガス焚きバーナは、保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、を備え、前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記1次バーナを立ち下げる1次バーナ立ち下げ工程と、前記予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記2次バーナを立ち下げる2次バーナ立ち下げ工程と、前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記3次バーナを立ち下げる3次バーナ立ち下げ工程と、を含み、前記2次バーナ立ち下げ工程は、前記1次バーナ立ち下げ工程及び前記3次バーナ立ち下げ工程の前に行われることを特徴とする。
上記新規なガス焚きバーナによれば、2次バーナにおいてガス燃料が希薄予混合燃焼される分、窒素酸化物の排出量を低減できる。
このようなガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時において、運転負荷が低負荷域を通過する際に火炎がバーナスロート内に引き込まれて小さくなってしまう現象が確認された。この現象が生じたまま運転を継続すると、燃焼振動が発生することもある。
このように火炎がバーナスロート内に引きこまれる原因として、上記ガス焚きバーナでは、1次バーナ及び3次バーナによる拡散火炎及びと、2次バーナによる予混合火炎とが共存しているため、安定した着火位置が複数できることが考えられる。2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(4)に記載のガス焚きバーナの運転方法では、1次バーナ立ち下げ工程及び3次バーナ立ち下げ工程の前に2次バーナ立ち下げ工程を行っている。これにより、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎によって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナの予混合火炎を消炎させることが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナロート内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎によって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナの予混合火炎を消炎させれば、2次バーナの予混合火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを2次バーナの消炎直前まで効果的に抑制することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載のガス焚きバーナの運転方法において、前記2次バーナは、前記1次バーナを中心とする円筒状の二層構造で形成され、前記円筒状の二層構造における内層及び外層の各々は、前記予混合燃焼用のガス燃料と前記空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼室に供給可能に構成され、前記1次バーナ立ち下げ工程では、前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止してから、前記内層への空気供給を停止し、前記3次バーナ立ち上げ工程では、前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止してから、前記外層への空気供給を停止することを特徴とする。
上記(5)に記載のガス焚きバーナの運転方法によれば、2次バーナを円筒状の二層構造で形成することにより、2次バーナの内周側に位置する1次バーナ及び2次バーナの外周側に位置する3次バーナを立ち下げる際に(及び通常運転時においても)、1次バーナ及び3次バーナに対して立ち下げ直前まで燃焼用の空気を簡易な構成で効率的に供給することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(4)又は(5)に記載のガス焚きバーナの運転方法において、前記2次バーナの立ち下げ工程では、前記1次バーナ及び前記3次バーナは前記燃焼部へ空気を供給しないことを特徴とする。
上述したように、2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(6)に記載のガス焚きバーナの運転方法によれば、予混合燃焼を行う2次バーナの立ち下げ工程において、1次バーナ及び3次バーナは燃焼部へ空気を供給しない。このため、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成することが容易となる。これにより、ガス焚きバーナの立ち下げ時に火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れか1項に記載のガス焚きバーナの運転方法において、前記1次バーナ及び前記3次バーナは、前記燃焼部へ空気を供給するための空気供給管を有さないことを特徴とする。
上記(7)に記載のガス焚きバーナによれば、1次バーナの燃焼及び3次バーナの燃焼を拡散燃焼とすることによって逆火のリスクを低減しつつ、2次バーナの空気量を調節することによって火炎特性を柔軟に調節することもできる。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係るガス焚きバーナは、保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、前記1次バーナ、前記2次バーナ及び前記3次バーナを制御する制御部と、を備えるガス焚きバーナであって、前記制御部は、前記保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記1次バーナを立ち上げる1次バーナ立ち上げ制御と、前記予混合燃焼用のガス燃料を供給開始することによって前記2次バーナを立ち上げる2次バーナ立ち上げ制御と、前記還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記3次バーナを立ち上げる3次バーナ立ち上げ制御と、を実行可能に構成された立ち上げ制御部を含み、前記立ち上げ制御部は、前記1次バーナ立ち上げ制御及び前記3次バーナ立ち上げ制御の後に前記2次バーナ立ち上げ制御を行うよう構成されたことを特徴とする。
上記新規のガス焚きバーナによれば、2次バーナによってガス燃料が希薄予混合燃焼される分、窒素酸化物の排出量を低減できる。
このようなガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時において、運転負荷が低負荷域を通過する際に火炎がバーナスロート内に引き込まれて小さくなってしまう現象が確認された。この現象が生じたまま運転を継続すると、燃焼振動が発生することもある。
このように火炎がバーナスロート内に引きこまれる原因として、上記ガス焚きバーナでは、1次バーナ及び3次バーナによる拡散火炎及びと、2次バーナによる予混合火炎とが共存しているため、安定した着火位置が複数できることが考えられる。2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(8)に記載のガス焚きバーナでは、1次バーナ立ち上げ制御及び3次バーナ立ち上げ制御の後に2次バーナ立ち上げ制御を行っている。これにより、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成することが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナスロート内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎のみによって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた後で、2次バーナの予混合火炎を形成すれば、ガス焚きバーナの立ち上げ時に火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
(9)本発明の少なくとも一実施形態に係るガス焚きバーナは、保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、前記1次バーナ、前記2次バーナ及び前記3次バーナを制御する制御部と、を備えるガス焚きバーナであって、前記制御部は、前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記1次バーナを立ち下げる1次バーナ立ち下げ制御と、前記予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記2次バーナを立ち下げる2次バーナ立ち下げ制御と、前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記3次バーナを立ち下げる3次バーナ立ち下げ制御と、を実行可能に構成された立ち下げ制御部を含み、前記立ち下げ制御部は、前記1次バーナ立ち下げ制御及び前記3次バーナ立ち下げ制御の前に前記2次バーナ立ち下げ制御を行うよう構成されたことを特徴とする。
上記新規なガス焚きバーナによれば、2次バーナにおいてガス燃料が希薄予混合燃焼される分、窒素酸化物の排出量を低減できる。
このようなガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時において、運転負荷が低負荷域を通過する際に火炎がバーナスロート内に引き込まれて小さくなってしまう現象が確認された。この現象が生じたまま運転を継続すると、燃焼振動が発生することもある。
このように火炎がバーナスロート内に引きこまれる原因として、上記ガス焚きバーナでは、1次バーナ及び3次バーナによる拡散火炎及びと、2次バーナによる予混合火炎とが共存しているため、安定した着火位置が複数できることが考えられる。2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時(例えばガス焚きバーナの立ち上げ時及び立ち下げ時)に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート内に火炎が引きこまれることがある。
この点、上記(9)に記載のガス焚きバーナでは、1次バーナ立ち下げ制御及び3次バーナ立ち下げ制御の前に2次バーナ立ち下げ制御を行っている。これにより、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎によって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナの予混合火炎を消炎させることが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナロート内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナによって形成される拡散火炎及び3次バーナによって形成される拡散火炎によって着火位置をバーナスロートから遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナの予混合火炎を消炎させれば、2次バーナの予混合火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを2次バーナの消炎直前まで効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本発明の少なくとも一実施形態によれば、2次バーナによってガス燃料が希薄予混合燃焼される分、窒素酸化物の排出量を低減できる。また、ガス焚きバーナの立ち上げ時又は立ち下げ時において、火炎がバーナスロート内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
一実施形態に係るガス焚きバーナの構造を示す断面模式図である。 図1に示した2次バーナのノズルの配置を示すII−II線断面図である。 図1に示した3次バーナを示すIII−III線矢視図である。 予混合燃焼方式及び拡散燃焼方式における空気比と窒素酸化物の排出量との関係を示す図である。 ディフューザとスワラの流速分布を示す図である。 図1に示したガス焚きバーナの部分拡大図である。 一実施形態に係るガス焚きバーナの立ち上げフローを示す図である。 一実施形態に係るガス焚きバーナの立ち下げフローを示す図である。 一参考形態に係るガス焚きバーナの立ち上げフローを示す図である。 一参考形態に係るガス焚きバーナの立ち下げフローを示す図である。 一実施形態に係る制御部の構成を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する本実施の形態は、特許請求の範囲に記載した本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施の形態で説明する構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態であるガス焚きバーナの構造を示す断面模式図である。また、図2は、図1に示した2次バーナのノズルの配置を示すII−II線断面図、図3は、図1に示した3次バーナを示すIII−III線矢視図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態であるガス焚きバーナ1は、バーナスロート21、1次バーナ3、2次バーナ4、3次バーナ7を備えている。バーナスロート21は、炉壁2に設けられた開口(火口)であって、外方に向けて漸次拡開したラッパ状に形成され、その前方にガス燃料を燃焼する燃焼部Bが形成される。
1次バーナ3は、保炎燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給するもので、バーナスロート21の中心を通る軸線上に配置される。1次バーナ3は、バーナスロート21の中心を通る軸線を中心とする円筒状に形成され、その先端に燃料噴出口31が設けられ、その基端に保炎燃焼用のガス燃料を導入する燃料導入部32が設けられている。燃料噴出口31は、拡散燃焼に適したもので、燃料噴出口31から噴出したガス燃料は、燃料噴出口31を頂点とする円錐状に拡散される。燃料導入部32は、1次バーナ3の延在方向と直交する態様で設けられ、燃料導入部32から導入された保炎燃焼用のガス燃料は、1次バーナ3を通り燃料噴出口31に供給され、燃料噴出口31から燃焼部Bに噴出する。なお、1次バーナ3は、燃焼部Bへ空気を供給するための空気供給管を有さず、燃焼部Bには保炎燃焼用のガス燃料のみを供給するよう構成されている。
2次バーナ4は、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を燃焼部Bに供給するもので、予混合燃焼用のガス燃料は導入された空気と混合(予混合)された後に燃焼部Bに供給される。2次バーナ4は、1次バーナ3を中心とする円筒状の二層構造で形成されている。
内側となる内層5は、1次空気A1を取り入れて燃焼部Bに供給するためのもので、その出口端面51は、内層の中心を通る軸線と直交する直交端面で形成されている。また、内層の径外位置には、空気導入口(第1の空気導入口)52が設けられている。空気導入口52は、内層5に1次空気A1を取り入れるための開口で、空気導入口52から取り入れられた1次空気A1は、内層5に導入される。また、内層5の空気導入側には、燃料供給管(第1の燃料供給管)53が設けられている。燃料供給管53は、内層5に予混合燃焼用のガス燃料(1次ガス燃料)G1を供給するためのものである。燃料供給管53は、先端が塞がれた鋼管で構成され、その外周の外側半分に複数の燃料噴出口(ノズル)(図示せず)が設けられている。複数の燃料噴出口は、燃料供給管の軸方向に等間隔で、燃料供給管の周方向に所定角度の位相差を有する(千鳥配置)。これにより、燃料供給管53に供給されたガス燃料G1は、複数の燃料噴出口から噴出し、空気導入口52から取り入れられた1次空気A1と混合(希薄予混合)される。
また、内層5の出口部には、スワラ54が取り付けられている。スワラ54は、希薄予混合された混合気に旋回成分を付与するもので、内層5の空気導入側で希薄予混合された混合気は、スワラ54で旋回成分が付与された後、燃焼部Bに供給される。
外側となる外層6は、2次空気A2を取り入れて燃焼部Bに供給するためのもので、外層6の径外位置には、空気導入口(第2の空気導入口)61が設けられている。空気導入口61は、外層6に2次空気A2を取り入れるための開口で、図2に示すように、ベーン62が取り付けてある。ベーン62は、空気導入口61を開閉するためのもので、ベーン62を傾けることにより、所望の開閉量とすることが可能である。また、図1に示すように、外層6の空気導入側には、燃料供給管(第2の燃料供給管)63が設けられている。燃料供給管63は、外層6に予混合燃焼用のガス燃料(2次ガス燃料)G2を供給するためのものである。燃料供給管63は、上述した燃料供給管53よりも大径で先端が塞がれた鋼管で構成され、上述した燃料供給管53と同様、その外周の外側半分に複数の燃料噴出口(ノズル)(図示せず)が設けられている。複数の燃料噴出口は、上述した燃料噴出口と同様、燃料供給管63の軸方向に等間隔で、燃料供給管63の周方向に所定角度の位相差を有する(千鳥配置)。これにより、燃料供給管63に供給されたガス燃料G2は、複数の燃料噴出口から噴出し、空気導入口61から取り入れられた2次空気A2と混合(希薄予混合)される。そして、希薄予混合された混合気は、燃焼部Bに供給される。このように、内層5及び外層6の各々は、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合された混合気を燃焼室Bに供給可能に構成されている。
また、ガス供給源(図示せず)と燃料供給管63の間には、バルブ64が設けられている。バルブ64は、燃料供給管63に供給するガス燃料G2の供給量を調整する開閉弁であって、バルブ64を開放するとガス燃料G2が燃料供給管63に供給され、バルブ64を閉鎖するとガス燃料G2の供給が停止される。これにより、負荷が小さい場合に、外層側の燃料供給管63を閉鎖し、外層側の空気導入口61を閉鎖し、ガス焚きバーナ1の火力(出力)を絞ることができる。
3次バーナ7は、還元燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給するもので、2次バーナ4の外周に燃焼部Bに臨んで設けられている。図3に示すように、3次バーナ7は、バーナスロート21の中心を通る軸線を中心とする円環状(リング状)に形成され、バーナスロート21の反対側に還元燃焼用のガス燃料を供給する供給路71が設けられている。また、3次バーナ7のバーナスロート21側には、複数の燃料噴出口(ノズル)72が設けられている。燃料噴出口72は、3次バーナ7を周方向に4等分する位置に設けられている。燃料噴出口72は、還元燃焼に適したもので、ランス型ノズルと称されるものである。そして、供給路71から供給された還元燃焼用のガス燃料は、3次バーナ7を通り燃料噴出口72に供給され、燃料噴出口72から燃焼部Bに噴出される。なお、3次バーナ7は、燃焼部Bへ空気を供給するための空気供給管を有さず、燃焼部Bには還元燃焼用のガス燃料のみを供給するよう構成されている。
1次バーナ3に供給されたガス燃料は、燃料導入部32から導入される。導入されたガス燃料は、1次バーナ3を通り、燃料噴出口31から燃焼部Bに噴出され、2次バーナ4から供給された空気(混合気)に拡散され、拡散燃焼する。尚、ガス燃料を1次バーナ3にのみ供給すると、1次バーナ3に供給されたガス燃料は、2次バーナ4から供給された空気に拡散され、燃焼部Bに炎を確保する(保炎)。これにより、1次バーナ3に供給されるガス燃料は、保炎燃焼用のガス燃料とする。
2次バーナ4に供給されたガス燃料は、その一部(1次ガス燃料G1)が内層側の燃料供給管53に供給され、その残り(2次ガス燃料G2)が外層側の燃料供給管63に供給される。内層側の燃料供給管53に供給された1次ガス燃料G1は、複数の噴出口から噴出し、空気導入口52から取り入れられた1次空気A1と混合(希薄予混合)される。同様に、外層側の燃料供給管53に供給された2次ガス燃料G2は、複数の噴出口から噴出し、空気導入口61から取り入れられた2次空気と混合(希薄予混合)される。
そして、内層5で予混合された混合気はスワラ54で旋回成分が付与された後、燃焼部Bに供給され、外層6で予混合された混合気はそのまま燃焼部Bに供給される。これにより、内層5で予混合された混合気と外層6で予混合された混合気は、燃焼部Bで希薄予混合燃焼する。
3次バーナ7に供給されたガス燃料は、供給路71から導入される。導入されたガス燃料は、3次バーナ7を通り、燃料噴出口72から燃焼部Bに噴出され、2次バーナ4から供給された混合気に拡散され、過濃拡散燃焼する。尚、3次バーナ7に供給されるガス燃料は、燃焼部Bに供給された全ガス燃料全体で適正な空気比とする還元燃焼を担う。これにより、3次バーナ7に供給されるガス燃料は、還元燃焼用のガス燃料とする。
また、負荷が小さい場合には、外層側の燃料供給管63を閉鎖するとともに、外層側の空気導入口61を閉鎖し、ガス焚きバーナ1の火力(出力)を絞ることもできる。
図4は、予混合燃焼方式及び拡散燃焼方式における空気比と窒素酸化物の排出量との関係を示す図である。図4に示すように、拡散燃焼を行う1次バーナ3や3次バーナ7と比較して、希薄予混合燃焼を行う2次バーナ4は窒素酸化物の排出量が少ないため、ガス焚きバーナ1の全ガス燃料量に占める各バーナ3,4,7でのガス燃料量の割合で窒素酸化物の排出量を加重平均した場合に、2次バーナ4で希薄予混合燃焼を行う分、ガス焚きバーナ1の窒素酸化物の排出量を低減することができる。
図5は、ディフューザとスワラの流速分布を示す図である。図5に示すように、ディフューザは、火炎伝播速度分布が大きく変化する。これにより、保炎にディフューザを用いた場合には、スロートとディフューザとの間隔調整を十分にしないと不安定燃焼の原因となり、逆火が生じる可能性がある。一方、スワラは、火炎伝播速度分布が一様であるため、火炎伝播速度分布による不安定燃焼は避けられる。したがって、本発明の実施の形態であるガス焚きバーナ1も火炎伝播速度分布による不安定燃焼が避けられる。
上述した本発明の実施の形態であるガス焚きバーナ1は、2次バーナ4によって希薄予混合燃焼を行う分、窒素酸化物(NOx)の排出量が低減できる。また、保炎燃焼用のガス燃料を拡散燃焼するので、逆火の可能性が小さくなり、1次バーナの調整が容易になる。尚、還元燃焼用のガス燃料を還元燃焼(過濃拡散燃焼)するが、窒素酸化物の排出量の低減効果を大きく損なうことはない。
また、スワラ54により保炎するので、火炎伝播速度分布が一様となり、火炎伝播速度分布による不安定燃焼が避けられる。
さらに、2次バーナ4は、1次バーナ3を中心とする円筒状の二層構造で形成されているので、外層側の燃料供給管63を閉鎖するとともに、外層側の空気導入口61を閉鎖し、ガス焚きバーナ1の火力(出力)を絞ることもできる。
ところで、上述した新規なガス焚きバーナ1の立ち上げ時及び立ち下げ時において、運転負荷が低負荷域を通過する際に火炎がバーナスロート21内に引き込まれて小さくなってしまう現象が確認された。この現象が生じたまま運転を継続すると、燃焼振動が発生することもある。
このように火炎がバーナスロート21内に引きこまれる原因として、ガス焚きバーナ1では、図6に示すように、1次バーナ3及び3次バーナ7による拡散火炎F1及びF3と、2次バーナ4による予混合火炎F2とが共存しているため、安定した着火位置が複数できることが考えられる(例えば、図6に例示する着火位置A及び着火位置B)。2次バーナの予混合火炎は着火性が良く火炎伝播速度が速いため、供給される燃焼空気流量が少ない低負荷時に火炎伝播速度が空気流速を上回ると、バーナスロート21内に火炎が引きこまれることがある。
これに対し、本発明者は、ガス焚きバーナ1の立ち上げ時及び立ち下げ次におけるバーナスロート21内への火炎の引き込みを抑制する手法を見出した。まず、図6及び図7を用いて、バーナスロート21内への火炎の引き込みを抑制するためのガス焚きバーナ1の立ち上げ方法を説明する。
図7は、一実施形態に係るガス焚きバーナ1の立ち上げフローを示す図である。
まず、S11〜S13で、保炎燃焼用のガス燃料を1次バーナ3から燃焼部Bに供給開始することによって1次バーナ3を立ち上げる1次バーナ立ち上げ工程を行う。具体的には、S11で、2次バーナ4の内層5を介して1次空気を燃焼部Bへ供給開始する。次に、S12で、1次バーナ3から保炎燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給開始する。これにより、上記1次空気及び保炎燃焼用のガス燃料を用いた拡散火炎F1が形成される(1次バーナの立ち上げが行われる)。そして、S13で、上記1次空気及び保炎燃焼用のガス燃料によって拡散火炎F1(保炎)が形成されたことを確認する。
次に、S14〜S16で、還元燃焼用のガス燃料を3次バーナ7から燃焼部Bに供給開始することによって3次バーナ7を立ち上げる3次バーナ立ち上げ工程を行う。具体的には、S14で、2次バーナ4の外層6を介して2次空気を燃焼部Bへ供給開始する。そして、S15で、3次バーナ7から還元燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給開始する。これにより、上記1次空気、2次空気及び還元燃焼用のガス燃料を用いた拡散火炎F3が形成される(3次バーナの立ち上げが行われる)。さらに、S16で、1次バーナ3による拡散火炎F1と3次バーナ7による拡散火炎F3のみで着火位置が安定していることを確認する(S16)。
最後に、S17で、予混合燃焼用の燃料ガスG1及びG2を2次バーナ4に供給開始することによって予混合火炎F2を形成し(2次バーナ立ち上げ工程)、ガス焚きバーナ1の立ち上げを完了する。
このように、図7に示すガス焚きバーナ1の立ち上げフローでは、1次バーナ立ち上げ工程及び3次バーナ立ち上げ工程の後に2次バーナ立ち上げ工程を行っている。これにより、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナ7によって形成される拡散火炎F3のみによって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置(例えば図6における着火位置B)に安定させた後で、2次バーナ4の予混合火炎F2を形成することが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナスロート21内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナ7によって形成される拡散火炎F3のみによって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置に安定させた後で、2次バーナ4の予混合火炎F2を形成すれば、ガス焚きバーナ1の立ち上げ時に火炎がバーナスロート21内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
次に、図6及び図8を用いて、バーナスロート21内への火炎の引き込みを抑制するためのガス焚きバーナ1の立ち下げ方法を説明する。
図8は、一実施形態に係るガス焚きバーナ1の立ち下げフローを示す図である。
まず、S21及びS22で、2次バーナ4への予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって2次バーナ4を立ち下げる2次バーナ立ち下げ工程を行う。具体的には、S21で2次バーナ4への予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止し、S22で予混合火炎F2の消炎を確認する。
次に、S23及びS24で、3次バーナ7から燃焼部Bへの還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって3次バーナ7を立ち下げる3次バーナ立ち下げ工程を行う。具体的には、S23で、3次バーナ7から燃焼部Bへの還元燃焼用のガス燃料の供給を停止し、S24で2次バーナ4からの2次空気の供給を停止する。
そして、S25〜S27で、1次バーナ3から燃焼部Bへの保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって1次バーナ3を立ち下げる1次バーナ立ち下げ工程を行う。具体的には、S25で、1次バーナ3から燃焼部Bへの保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止し、S26で2次バーナ4からの1次空気の供給を停止し、S27で拡散火炎F1の消炎を確認し、1次バーナ1の立ち下げを完了する。
このように、図8に示すガス焚きバーナ1の立ち下げフローでは、1次バーナ立ち下げ工程及び3次バーナ立ち下げ工程の前に2次バーナ立ち下げ工程を行っている。これにより、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナ7によって形成される拡散火炎F3によって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナ4の予混合火炎F2を消炎させることが可能となる。
予混合火炎は、火炎伝搬速度が速くバーナロート21内への火炎引き込みを生じやすいのに対し、拡散火炎は、火炎伝播速度が遅くバーナスロート内への火炎引き込みを生じにくい。このため、上述のように、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナによって形成される拡散火炎F3によって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナ4の予混合火炎を消炎させれば、2次バーナ4の予混合火炎がバーナスロート21内へ引き込まれることを2次バーナ4の消炎直前まで効果的に抑制することができる。
図9は、一参考形態に係るガス焚きバーナ1の立ち上げフローを示す図である。
図9に示す立ち上げフローでは、S31〜S34は図7に示したS11〜14と同様であり、S35〜S37が図7に示したS15〜S17と異なる。図9に示す立ち上げフローでは、S35で予混合燃焼用の燃料ガスを2次バーナ4へ供給開始することによって予混合火炎F2を形成する。次に、S36で、1次バーナ3によって形成された拡散火炎F1(保炎)の周りに予混合火炎F2が形成されていることを確認する。そして、S37で、3次バーナ7から還元燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給開始することによって拡散火炎F3を形成してガス焚きバーナ1の立ち上げを完了する。
このように、図9に示すガス焚きバーナ1の立ち上げフローでは、1次バーナ立ち上げ工程(S31〜S33)後、且つ3次バーナ立ち上げ工程(S37)前に、2次バーナ立ち上げ工程(S34〜S36)を行っている。このような順番でガス焚きバーナ1を立ち上げた場合、図7に示したガス焚きバーナ1の立ち上げフローと比較して、3次バーナ7の拡散火炎F3による着火位置を遠方位置で安定させる効果を2次バーナ4の立ち上げ時に得られない分、バーナスロート21への予混合火炎の引き込みが生じやすい。
図10は、一参考形態に係るガス焚きバーナ1の立ち下げフローを示す図である。
図10に示す立ち上げフローでは、S44〜S47は図8に示したS24〜27と同様であり、S41〜S43が図8に示したS21〜S23と異なる。図10に示す立ち下げフローでは、まず、S41で3次バーナ7から燃焼部Bへの還元燃焼用のガス燃料の供給を停止する。次に、S42で、2次バーナ4への予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止し、S43で予混合火炎F2の消炎を確認する。そして、S44〜S47でS24〜27と同様に1次バーナの立ち下げ工程を行う。
このように、図10に示すガス焚きバーナ1の立ち下げフローでは、3次バーナ立ち下げ工程(S41)後、且つ1次バーナ立ち下げ工程(S44〜S47)前に、2次バーナ立ち下げ工程(S42〜S43)を行っている。このような順番でガス焚きバーナ1を立ち下げた場合、図8に示したガス焚きバーナ1の立ち下げフローと比較して、3次バーナ7を立ち下げてから2次バーナ4を立ち下げるまでの間は、3次バーナ7の拡散火炎による着火位置を遠方位置で安定させる効果を得られない分、バーナスロート21への火炎の引き込みが生じやすい。
以上のように、ガス焚きバーナ1の立ち上げ時には、1次バーナ立ち上げ工程及び3次バーナ立ち上げ工程の後に2次バーナ立ち上げ工程を行うことが望ましい。これにより、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナ7によって形成される拡散火炎F3のみによって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置(例えば図6における着火位置B)に安定させた後で、2次バーナ4の予混合火炎F2を形成することが可能となる。したがって、ガス焚きバーナ1の立ち上げ時に火炎がバーナスロート21内へ引き込まれることを効果的に抑制することができる。
また、ガス焚きバーナ1の立ち下げ時には、1次バーナ立ち下げ工程及び3次バーナ立ち下げ工程の前に2次バーナ立ち下げ工程を行うことが望ましい。これにより、1次バーナ3によって形成される拡散火炎F1及び3次バーナ7によって形成される拡散火炎F3によって着火位置をバーナスロート21から遠方の位置に安定させた状態で、2次バーナ4の予混合火炎F2を消炎させることが可能となる。したがって、火炎がバーナスロート21内へ引き込まれることを2次バーナ4の消炎直前まで効果的に抑制することができる。
なお、図7及び図8を用いて説明したガス焚きバーナ1の立ち上げフロー及び立ち下げフローは、手動で行ってもよいし、図11に示すように、ガス焚きバーナ1が備える制御部74によって制御してもよい。
ガス焚きバーナ1の制御部74が上述した立ち上げを行う場合には、制御部74は、保炎燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給開始することによって1次バーナ3を立ち上げる1次バーナ立ち上げ制御と、2次バーナ4への予混合燃焼用のガス燃料を供給開始することによって2次バーナ4を立ち上げる2次バーナ立ち上げ制御と、還元燃焼用のガス燃料を燃焼部Bに供給開始することによって3次バーナ7を立ち上げる3次バーナ立ち上げ制御と、を実行可能に構成された立ち上げ制御部76を含む。この場合、立ち上げ制御部76は、1次バーナ立ち上げ制御及び3次バーナ立ち上げ制御の後に2次バーナ立ち上げ制御を行うよう構成される。
ガス焚きバーナ1の制御部74が上述した立ち下げを行う場合には、制御部74は、燃焼部Bへの保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって1次バーナ3を立ち下げる1次バーナ立ち下げ制御と、2次バーナ4への予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって2次バーナ4を立ち下げる2次バーナ立ち下げ制御と、燃焼部Bへの還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって3次バーナ7を立ち下げる3次バーナ立ち下げ制御と、を実行可能に構成された立ち下げ制御部78を含む。この場合、立ち下げ制御部78は、1次バーナ立ち下げ制御及び3次バーナ立ち下げ制御の前に2次バーナ立ち下げ制御を行うよう構成される。
本発明に係るガス焚きバーナは、バーナスロート内への火炎の引き込みを抑制するとともに、単体で窒素酸化物(NOx)の排出量の低減できるので、火力プラント、より具体的には、ガス焚きのパッケージボイラを構成するガス焚きバーナに好適である。
1 バーナ
2 炉壁
21 バーナスロート
3 1次バーナ
31 燃料噴出口
32 燃料導入部
4 2次バーナ
5 内層
51 出口端面
52 空気導入口(第1の空気導入口)
53 燃料供給管(第1の燃料供給管)
54 スワラ
6 外層
61 空気導入口(第2の空気導入口)
62 ベーン
63 燃料供給管(第2の燃料供給管)
64 バルブ
7 3次バーナ
71 供給路
72 燃料噴出口
74 制御部
76 立ち上げ制御部
78 立ち下げ制御部
B 燃焼部
A1 1次空気
A2 2次空気
G1 1次ガス燃料
G2 2次ガス燃料

Claims (9)

  1. ガス焚きバーナの運転方法であって、
    前記ガス焚きバーナは、
    保炎燃焼用のガス燃料を燃焼部に供給する1次バーナと、
    前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、
    前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、
    を備え、
    前記保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記1次バーナを立ち上げる1次バーナ立ち上げ工程と、
    前記予混合燃焼用のガス燃料を供給開始することによって前記2次バーナを立ち上げる2次バーナ立ち上げ工程と、
    前記還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記3次バーナを立ち上げる3次バーナ立ち上げ工程と、
    を含み、
    前記2次バーナ立ち上げ工程は、前記1次バーナ立ち上げ工程及び前記3次バーナ立ち上げ工程の後に行われることを特徴とするガス焚きバーナの運転方法。
  2. 前記2次バーナは、前記1次バーナを中心とする円筒状の二層構造で形成され、
    前記円筒状の二層構造における内層及び外層の各々は、前記予混合燃焼用のガス燃料と前記空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給可能に構成され、
    前記1次バーナ立ち上げ工程では、前記円筒状の前記二層構造のうち少なくとも内層から前記燃焼部に供給される空気を前記1次バーナの立ち上げに使用し、
    前記3次バーナ立ち上げ工程では、前記円筒状の前記二層構造のうち少なくとも外層から前記燃焼部に供給される空気を前記3次バーナの立ち上げに使用することを特徴とする請求項1に記載のガス焚きバーナの運転方法。
  3. 前記2次バーナ立ち上げ工程では、前記1次バーナ及び前記3次バーナは前記燃焼部へ空気を供給しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス焚きバーナの運転方法。
  4. ガス焚きバーナの運転方法であって、
    前記ガス焚きバーナは、
    保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、
    前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、
    前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、
    を備え、
    前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記1次バーナを立ち下げる1次バーナ立ち下げ工程と、
    前記予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記2次バーナを立ち下げる2次バーナ立ち下げ工程と、
    前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記3次バーナを立ち下げる3次バーナ立ち下げ工程と、
    を含み、
    前記2次バーナ立ち下げ工程は、前記1次バーナ立ち下げ工程及び前記3次バーナ立ち下げ工程の前に行われることを特徴とするガス焚きバーナの運転方法。
  5. 前記2次バーナは、前記1次バーナを中心とする円筒状の二層構造で形成され、
    前記円筒状の二層構造における内層及び外層の各々は、前記予混合燃焼用のガス燃料と前記空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼室に供給可能に構成され、
    前記1次バーナ立ち下げ工程では、前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止してから、前記内層への空気供給を停止し、
    前記3次バーナ立ち下げ工程では、前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止してから、前記外層への空気供給を停止することを特徴とする請求項4に記載のガス焚きバーナの運転方法。
  6. 前記2次バーナの立ち下げ工程では、前記1次バーナ及び前記3次バーナは前記燃焼部へ空気を供給しないことを特徴とする請求項5に記載のガス焚きバーナの運転方法。
  7. 前記1次バーナ及び前記3次バーナは、前記燃焼部へ空気を供給するための空気供給管を有さないことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のガス焚きバーナの運転方法。
  8. 保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、
    前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、
    前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、
    前記1次バーナ、前記2次バーナ及び前記3次バーナを制御する制御部と、
    を備えるガス焚きバーナであって、
    前記制御部は、前記保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記1次バーナを立ち上げる1次バーナ立ち上げ制御と、前記予混合燃焼用のガス燃料を供給開始することによって前記2次バーナを立ち上げる2次バーナ立ち上げ制御と、前記還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給開始することによって前記3次バーナを立ち上げる3次バーナ立ち上げ制御と、を実行可能に構成された立ち上げ制御部を含み、
    前記立ち上げ制御部は、前記1次バーナ立ち上げ制御及び前記3次バーナ立ち上げ制御の後に前記2次バーナ立ち上げ制御を行うよう構成されたことを特徴とするガス焚きバーナ。
  9. 保炎燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する1次バーナと、
    前記1次バーナを中心に前記1次バーナを囲んで設けられ、予混合燃焼用のガス燃料と空気とを希薄予混合し、希薄予混合した混合気を前記燃焼部に供給する2次バーナと、
    前記2次バーナの外周に前記燃焼部に臨んで設けられ、還元燃焼用のガス燃料を前記燃焼部に供給する3次バーナと、
    前記1次バーナ、前記2次バーナ及び前記3次バーナを制御する制御部と、
    を備えるガス焚きバーナであって、
    前記制御部は、前記燃焼部への前記保炎燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記1次バーナを立ち下げる1次バーナ立ち下げ制御と、前記予混合燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記2次バーナを立ち下げる2次バーナ立ち下げ制御と、前記燃焼部への前記還元燃焼用のガス燃料の供給を停止することによって前記3次バーナを立ち下げる3次バーナ立ち下げ制御と、を実行可能に構成された立ち下げ制御部を含み、
    前記立ち下げ制御部は、前記1次バーナ立ち下げ制御及び前記3次バーナ立ち下げ制御の前に前記2次バーナ立ち下げ制御を行うよう構成されたことを特徴とするガス焚きバーナ。
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