JP6494645B2 - 包囲及びスペーサ(sas)構造を備える熱電ヒートポンプ - Google Patents

包囲及びスペーサ(sas)構造を備える熱電ヒートポンプ Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2013年10月28日出願の米国仮特許出願第61/896,287号の利益を主張するものであって、ここに、その開示内容を全て本明細書に参照として組み込む。
本開示は、包囲及びスペーサ(SAS)構造を備える熱電ヒートポンプに関する。
熱電モジュール(TEM)は、しばしば壊れやすい材料から製造される。本明細書で使用する場合、熱電モジュールは多数の熱電装置を含む集積回路である。一例として、興味のある読者は、米国特許第8,216,871号の表題「薄膜熱電モジュールの製造方法」に向けられ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。これらのTEMは、TEMに応力または力が印加された場合には機能しなくなる。また、多くのTEMは、湿気またはその他の環境汚染物質にさらされると性能が劣化する。そのため、これらのTEMは環境汚染物質からの保護を提供するためにポッティングされる。ポッティングは固体またはゼラチン状の化合物のような電子アセンブリに材料を添加するプロセスである。ポッティングは衝撃及び振動への抵抗力を提供するためにしばしば行われ、湿気及び腐食性物質を排除するために行われる。熱硬化プラスチックまたはシリコーンがしばしば使用される。しかし、TEMの表面に適用されるときには、ポッティングの材料はTEMのホット側及びコールド側の間で熱短絡が起こる。この熱短絡は、ヒートポンプの効率を下げる熱寄生のうちの1つの種類である。
したがって、TEMが保護されているヒートポンプが必要とされている。さらに、熱寄生を低減するヒートポンプが必要である。
要約
本開示は、包囲及びスペーサ(SAS)構造を備える熱電ヒートポンプに関する。一実施形態では、ヒートポンプはSAS構造を含む。SAS構造は第1の開放側面及び第2の開放側面を定義する壁を含む。ヒートポンプはまた、SAS構造内に封止された相互接続基板も含む。相互接続基板は、開口部は熱電モジュール(TEM)が相互接続基板状に取り付けられている位置を定義する、相互接続基板の第1の表面から相互接続基板の第2の表面への開口部を含む。TEMは開口部によって定義された位置で相互接続基板上に取り付けられている。各熱電モジュールは第1の側面及び第2の側面を有する。ヒートポンプは、さらに、各熱電モジュールの第1の側面と熱的に接触しているホット側ヒートスプレッダと、各熱電モジュールの第2の側面と熱的に接触しているコールド側ヒートスプレッダとを含む。ホット側ヒートスプレッダの周囲は第1の開放側面でSAS構造の壁に機械的に接触し、コールド側ヒートスプレッダの周囲は第2の開放側面でSAS構造の壁に機械的に接触する。ヒートポンプに印加される圧縮力は、SAS構造によって吸収され、そのため、TEMは圧縮力から保護される。
一実施形態では、ヒートポンプはまた、ホット側ヒートスプレッダの周囲がSAS構造の壁に機械的に接触し、コールド側ヒートスプレッダの周囲はSAS構造の壁に機械的に接触するところに配置された環境シールを含む。
一実施形態では、ヒートポンプに印加される、少なくとも予め定義された量の圧縮力に耐える十分な力を提供するが、SAS構造の壁の厚さはホット側ヒートスプレッダとコールド側ヒートスプレッダとの間の熱短絡が緩和されるようなものである。一実施形態では、SAS構造の高さは、ホット側ヒートスプレッダとコールド側ヒートスプレッダとの間の距離を定義し、この距離は、ホット側ヒートスプレッダとコールド側ヒートスプレッダとの間の熱短絡が緩和されるようなものである。
一実施形態では、TEMの第2の側面の組み合わされた領域は、相互接続基板の領域の50パーセント超である。別の実施形態では、TEMの第2の側面の組み合わされた領域は、相互接続基板の領域の75パーセント超である。
一実施形態では、ヒートポンプもまた、ホット側ヒートスプレッダとコールド側ヒートスプレッダとの間の絶縁体を含み、SAS構造に封止される。一実施形態では、絶縁体が予備成形される。別の実施形態では、絶縁体が注入される。
一実施形態では、ホット側ヒートスプレッダ及びコールド側ヒートスプレッダはそれぞれ、機械的ファスナによってSAS構造に取り付けられる。一実施形態では、機械的ファスナはねじ、ボルト及びリベットからなる群から選択される。別の実施形態では、ホット側ヒートスプレッダ及びコールド側ヒートスプレッダはそれぞれ、化学的ファスナによってSAS構造に取り付けられる。一実施形態では、化学的ファスナは接着剤、エポキシ及びアクリル接着剤からなる群から選択される。
一実施形態では、ホット側ヒートスプレッダ及びコールド側ヒートスプレッダのうち少なくとも1つは、スナップファスナまたはスナップ特徴によってSAS構造に取り付けられる。一実施形態では、スナップファスナは、ホット側ヒートスプレッダ及びコールド側ヒートスプレッダのうち少なくとも1つが張力により、SAS構造に取り付けられるのを可能にするSAS構造の周囲の周りのリップ部を含む。
一実施形態では、ホット側ヒートスプレッダは、スナップファスナまたはスナップ特徴によってSAS構造に取り付けられる。一実施形態では、スナップ特徴は、ホット側ヒートスプレッダが張力により、SAS構造に取り付けられるのを可能にするSAS構造の第1の開放側面の周囲の周りのリップ部を含む。一実施形態では、SAS構造の第2の開放側面は、コールド側ヒートスプレッダよりも小さくコールド側ヒートスプレッダはSAS構造の第2の開放側面でSAS構造内にある。一実施形態では、SAS構造は、SAS構造の第2の開放側面がSAS構造の第1の開放側面よりも小さくなるように、テーパー状である。
一実施形態では、ヒートポンプはまた、相互接続基板に電気的に取り付けられ、SAS構造を通って露出される1つ以上の電線を含む。一実施形態では、ヒートポンプはまた、SAS構造を通って露出される1つ以上の電線を保護するためのキャップを含む。別の実施形態では、相互接続基板はまた、SAS構造を通って露出される1つ以上の電気コネクタを含む。
当業者は、添付図面と関連して好ましい実施形態の以下の詳細な記載を読了後、本開示の範囲を理解し、その追加的な態様を認識するであろう。
本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本開示のいくつかの実施態様を示しており、説明とともに本開示の原理を説明する役割をする。
本開示の一実施形態による、コールド側ヒートスプレッダとホット側ヒートスプレッダとの間に配置された多数の熱電モジュール(TEM)を含む冷却室及びヒートポンプを有する熱電冷却システムを示す。 本開示の一実施形態による、予備成形された絶縁体を備えるヒートポンプを示す。 本開示の一実施形態による、予備成形された絶縁体を備えるヒートポンプを示す。 本開示の一実施形態による、予備成形された絶縁体を備えるヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、機械的ファスナを使用するヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、機械的ファスナを使用するヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、機械的ファスナを使用するヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、張力によってホット側ヒートスプレッダが所定の位置に保持されるヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、張力によってホット側ヒートスプレッダが所定の位置に保持されるヒートポンプを示す。 本開示の別の実施形態による、張力によってホット側ヒートスプレッダが所定の位置に保持されるヒートポンプを示す。
以下に記載する実施形態は、当業者が実施形態を実施することを可能にする必要な情報を表し、実施形態を実行する最良の方法を示す。添付図面の観点から以下の記載を読むと、当業者は本開示の概念を理解し、特に本明細書で述べられていないこれらの概念の用途を認識するであろう。これらの概念及び用途は本開示及び添付の特許請求の範囲内であると理解すべきである。
第1、第2などの用語は、様々な要素を記載するために本明細書で使用され得るが、これらの要素はこれらの用語によって制限されるべきではないと理解されるであろう。これらの用語は1つの要素を別の要素と区別するためのみに使用される。例えば、本開示の範囲を逸脱することなく、第1の要素は第2の要素と称され得る。また、同様に、第2の要素は第1の要素と称され得る。本発明で使用する場合、「及び/または」という用語は、1つ以上の関連する列挙された項目の任意及びすべての組み合わせを含む。
「下方」若しくは「上方」または「上部」若しくは「下部」または「水平」若しくは「垂直」のような相対的な語句は、図面に示されたように、ある要素、層または領域に対する別の要素、層または領域との関係を記載するために本明細書で使用され得る。これらの用語及び上記の記載は、図面に示された方向に加えて、装置の異なる方向を含むことを目的としていると理解されるであろう。
ここで使用される用語は、特定の実施形態のみを記載する目的であり、本開示を限定することを意図するものではない。本発明で使用する場合、単数形「a」,「an」及び「the」は、内容が明らかに違うことを示さない限り、複数形も含むことを意図する。本明細書で使用される場合、「備える」、「備えている」、「含む」及び/または「含んでいる」という用語は、記載された特徴、整数、工程、運用、要素、及び/または構成要素の存在を明示するが、1つ以上の他の特徴、整数、工程、運用、要素、構成要素及び/またはそれらの群の存在または追加を排除しないこともさらに理解されよう。
別段に定義されていない限り、本願において使用される(技術的用語及び科学的用語を含む)全ての用語は、本開示が属する分野の当業者に共通に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は本明細書及び関連する技術と関連する内容に一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されない限り、理想化され、または過度に形式的な意味に解釈されないことをさらに理解されよう。
本開示は、包囲及びスペーサ(SAS)構造を備える熱電ヒートポンプに関する。熱電ヒートポンプは任意の好適な種類のシステムで利用され得るが、いくつかの実施形態では、熱電ヒートポンプは熱電冷却システムにおいて利用される。しかしながら、本明細書で開示された概念は、これらに限定されない。この点において、図1は、本開示の一実施形態による、例示的な熱電冷却システム100を示す。図示されているように、熱電冷却システム100は、冷却室102、熱交換器104及び冷却室102内の冷却を制御する制御装置106を含む。熱交換器104は、多数の熱電モジュール(TEM)を含む、ホット側ヒートシンク108、コールド側ヒートシンク110、及びヒートポンプ112を含み、各TEMはコールド側ヒートシンク110に熱的に連結されたコールド側を有し、ホット側ヒートシンク108に熱的に連結されたホット側を有する。本発明で使用する場合、TEMは多数の熱電装置を含む集積回路である。いくつかの実施態様においては、熱電装置は薄膜装置であり得る。1つ以上のTEMが制御装置106によって作動されるとき、作動されたTEM(単数または複数)は、ホット側ヒートシンク108を加熱し、コールド側ヒートシンク110を冷却するよう作動し、それによって熱伝達を促進し、冷却室102から熱を抽出する。より具体的には、1つ以上のTEMが作動されるとき、ホット側ヒートシンク108が熱せられ、それによってエバポレータを作り、コールド側ヒートシンク110は冷却され、それによってコンデンサを作る。
コンデンサとして作動すると、コールド側ヒートシンク110は、コールド側ヒートシンク110に連結された受入ループ114を介して、冷却室102から熱抽出を促進する。受入ループ114は、冷媒(例えば、2段階の冷却材)が受入ループ114を流れまたは通過するのを可能にする、任意の種類の配管によって形成される。冷媒は、冷媒が受入ループ114の中を流れる際に、冷却室102から熱を抽出する。受入ループ114は、例えば、銅管、プラスチック管、ステンレス鋼管、アルミニウム管等により形成され得る。
コールド側ヒートシンク110によって形成されるコンデンサ及び受入ループ114は、任意の好適な熱交換技術により作動する。一好適実施形態では、受入ループ114は、冷媒がコールド側ヒートシンク110から受入ループ114を通ってコールド側ヒートシンク110に戻り、それによって2つの段階、すなわち、受動的な熱伝達を使用して冷却室102を冷却するように、熱サイフォン原理によって作動(すなわち、熱サイフォンとして作動)する。特に、受動的な熱交換は、受入ループ114内の冷媒と冷却室102との間の自然対流を通じて起こる。一実施形態では、冷媒が冷却室102と熱的に接触するとき、冷媒は液状である。具体的には、受動的な熱交換は、冷却室102内の温度が下がり、冷媒の温度が上昇及び/または段階が変化するように、冷却室102内の環境と受入ループ114内の冷媒との間で起こる。冷媒の温度が上昇すると、蒸発などによって冷媒の密度が下がる。その結果、受入ループ114中で冷媒は浮力により、熱交換器104に向かって、具体的にはコールド側ヒートシンク110に向かって上方に移動する。冷媒はコールド側ヒートシンク110と熱的に接触し、冷媒とコールド側ヒートシンク110との間で熱交換が起こる。冷媒とコールド側ヒートシンク110との間で熱交換が起こるとき、冷媒は凝縮し、冷却室102から追加の熱を抽出するために重力によって、再び受入ループ114を通って流れる。このように、いくつかの実施形態では、受入ループ114は、冷却室102を冷却するときにエバポレータとして機能する。
上記のように、熱交換器104は、ホット側ヒートシンク108とコールド側ヒートシンク110との間に配置されたヒートポンプ112を含む。ヒートポンプ112内のTEMは、ホット側ヒートシンク108に熱的に連結されたホット側(すなわち、TEMの作動の間高温である側)、及び、コールド側ヒートシンク110に熱的に連結されたコールド側(すなわち、TECの作動の間低温である側)を有する。ヒートポンプ112内のTEMは、コールド側ヒートシンク110とホット側ヒートシンク108との間の熱伝達を効果的に促進する。より具体的には、熱伝達が受入ループ114内の冷媒とコールド側ヒートシンク110との間で起こるとき、作動中のTEMは、コールド側ヒートシンク110とホット側ヒートシンク108との間の熱を伝達する。
エバポレータとして作動し、ホット側ヒートシンク108に連結されたリジェクトループ116によりホット側ヒートシンク108は冷却室102の外部環境の遮熱を促進する。リジェクトループ116は熱電冷却システム100の外壁118または外皮に熱的に連結されている。外壁118は、冷却室102の外部環境に直接、熱的に接触する。一実施形態では、リジェクトループ116は外壁118に一体化されるか、外壁118の表面上に組み込まれる。リジェクトループ116は、伝熱媒体(例えば、2段階の冷却材)がリジェクトループ116を通って流れ、または通過することを可能にする、任意の種類の配管で形成されている。リジェクトループ116及び外部環境の熱的連結により、伝熱媒体は、伝熱媒体がリジェクトループ116を通って流れる際に外部環境への熱を拒絶する。リジェクトループ116は、例えば、銅管、プラスチック管、ステンレス鋼管、アルミニウム管等により形成され得る。
ホット側ヒートシンク108によって形成されるエバポレータ及びリジェクトループ116は、任意の好適な熱交換技術により作動する。1つのこの好ましい実施例では、リジェクトループ116は、伝熱媒体が、ホット側ヒートシンク108からリジェクトループ116を通ってホット側ヒートシンク108に戻って移動するよう、熱サイフォン原理により作動(すなわち、熱サイフォンとして作動)し、それによって2つの段階、受動的な熱移動を使用して遮熱する。特に、ホット側ヒートシンク108は、コールド側ヒートシンク110から受け入れた熱をリジェクトループ116内の伝熱媒体に伝達する。一旦、熱が伝熱媒体に伝達されると、熱が冷却室102の外部環境に排出されるように、伝熱媒体は段階を変更し、リジェクトループ116を通って移動し、外壁118と熱的に接触するようになる。リジェクトループ116内の伝熱媒体は外壁118と直接熱的に接触するとき、受動的な熱交換がリジェクトループ116内の伝熱媒体と外部環境との間で起こる。よく知られているように、受動的な熱交換は、伝熱媒体が重力の力により熱交換器104へと移動して戻るように、リジェクトループ116内で伝熱媒体の凝縮を生じる。このように、冷却室102の外部環境に排熱するときにリジェクトループ116は、コンデンサとして機能する。
ヒートポンプ112とホット側ヒートシンク108とコールド側ヒートシンク110との間の耐熱性が低減したときに、熱電冷却システム100の効率は上昇する。この耐熱性を低減するための1つの方法は、ヒートポンプ112とホット側ヒートシンク108とコールド側ヒートシンク110との間を密着させることである。TEMは、しばしば壊れやすい材料から製造されるため、保護されないままであれば、ヒートポンプ112に含まれるTEMは、応力または力がTEMに印加された場合、故障する可能性がある。また、環境バリアなしのままの場合、湿気またはその他の環境汚染物質にさらされると、TEMの性能が損なわれ得る。TEMを環境汚染物質から保護する従来の技術はポッティングである。ポッティングは固体またはゼラチン状の化合物のような電子アセンブリに材料を添加するプロセスである。ポッティングは衝撃及び振動へのいくらかの抵抗力を提供し、湿気及び腐食性物質を排除するためにしばしば行われる。熱硬化プラスチックまたはシリコーンがしばしば使用される。しかし、TEMの表面に適用されるときには、ポッティングの材料はTEMのホット側及びコールド側の間で熱短絡が起こす。この熱短絡は、ヒートポンプ112の効率を下げる熱寄生の種類の1つである。本発明で使用する場合、熱寄生はヒートポンプの効率を下げる任意のものであり、特に、ヒートポンプのホット側とコールド側との間の温度差を下げるものである。
後述するように、環境汚染物質からTEMを保護するのと同様に、ヒートポンプ112は機械的な力、特に圧縮力の双方からTEMを保護するように設計されている。加えて、ヒートポンプ112はホット側とコールド側との間の熱短絡を最小限にするか、少なくとも低減するよう設計されている。
この点において、図2Aは、一実施形態による、包囲及びスペーサ(SAS)構造122を備えた熱電ヒートポンプ120を示す。いくつかの実施形態では、この熱電ヒートポンプ120は、熱電ヒートポンプ112のように、熱電冷却システム100において利用され得る。図2Aはまた、熱電ヒートポンプ120の上面を形成するホット側ヒートスプレッダ124及びキャップ126とSAS構造122との間の開口部128を通って露出される1つ以上の電線(図示せず)を保護する任意のキャップ126を示す。
図2Bは、同じ熱電ヒートポンプ120の分解図を示す。図示されているように熱電ヒートポンプ120は、熱電ヒートポンプ120の底面を形成するコールド側ヒートスプレッダ130を含む。ホット側ヒートスプレッダ124は、ホット側ヒートスプレッダ124の周囲がSAS構造122の上面134(すなわち、壁の最上部)に機械的に接触するように、SAS構造122の第1の開放側面132に嵌合する。コールド側ヒートスプレッダ130は、コールド側ヒートスプレッダ130の周囲がSAS構造122の底面138(すなわち、壁の底部)に機械的に接触するように、SAS構造122の第2の開放側面136に嵌合する。予備成形された絶縁体140はホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間にあり、SAS構造122内に封止される。具体的には、本実施例では、予備成形された絶縁体140は、コールド側ヒートスプレッダ130と相互接続基板142との間にある。相互接続基板142はSAS構造内122に封止されている。相互接続基板142は、相互接続基板142を通る1つ以上の開口部144を含む(すなわち、相互接続基板142の第1の表面から相互接続基板142の第2の表面)。1つ以上の開口部144は、TEM146(1)からTEM146(4)(以下、TEM146と称する)があり、したがって、相互接続基板142に取り付けられる位置を定義する。
ホット側ヒートスプレッダ124の周囲は、SAS構造122の第1の開放側面132で、SAS構造122の上面134(すなわち、壁の最上部)に機械的に接触する。同様に、上述のように、コールド側ヒートスプレッダ130の周囲は、SAS構造122の第2の開放側面136で、SAS構造122の底面138に機械的に接触する。そのため、熱電ヒートポンプ120に印加される任意の圧縮力はSAS構造122により吸収される。いくつかの実施形態によると、これは、熱電ヒートポンプ120に著しい力を印加されることも可能にしつつ、SAS構造122内に含まれる相互接続基板142及びTEM146を保護することが可能である。これらの圧縮力は、ヒートポンプ120を取り付ける際に望ましい場合がある。例えば、図1の熱電冷却システム100においては、圧縮力は、ヒートポンプ112とホット側ヒートシンク108とコールド側ヒートシンク110との間の熱的に接触を改善する際に望ましい場合がある。本実施形態では、接着剤、エポキシまたはアクリル接着剤のような化学的ファスナは、ホット側ヒートスプレッダ124及びコールド側ヒートスプレッダ130をSAS構造122に取り付けるために使用される。これは単に要素を取り付ける1つの可能な方法であり、その他のものは、その他の実施形態に関連して下記に開示されるであろう。
また、環境バリアは、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130がSAS構造122に機械的に接触するところに形成され得る。この環境バリアはガスケット、溶接または任意のその他の適切な封止剤で製造され得る。TEM146の代わりにSAS構造122に環境バリアを作ることは、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の熱短絡を直接低減する。環境バリアがTEM146に近く、またはTEM146上に作られる場合、TEM146をシリコーン、エポキシまたは任意のその他の好適な材料でポッティングすることにより一般的に行われるが、熱はホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間に環境バリアを作るために使用される材料を通って流れ得る。TEM146からさらに離れて環境バリアを移動すると、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130の間の熱短絡を減少し、その結果、ヒートポンプ120の熱寄生を低減する。また、SAS構造122の壁の厚さは、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間に流れることができる熱の量に直接影響する。SAS構造122の壁の厚さを減少することで、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の熱を伝達するための材料はより少なくなる。このため、SAS構造122の壁の厚さは、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の熱の移動をも低減しつつ、構造強度の所望の量を提供するために最適化され得る(例えば、少なくとも予め定義された圧縮力の量に対して保護する)。
予備成形された絶縁体140は、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の耐熱性を提供する。作動においては、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の温度差が大きくなるであろう。予備成形された絶縁体140のような、ある種の絶縁体がない場合には、ホット側ヒートスプレッダ124からの熱のいくらかは、例えば対流によりコールド側ヒートスプレッダ130に消散するであろう。これは、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の熱の流れを減少することにより、熱電ヒートポンプ120の熱寄生を再度減少する。図2Bに示されるように、予備成形された絶縁体140は、コールド側ヒートスプレッダ130が予備成形された絶縁体140を通って延び、TEM146に熱的に接触することを可能にする、1つ以上の開口部148を含む。この構成は図2に示されているが、この開示はそれに限定されない。
TEM146の組み合わされた領域は、TEM146の側面によって作動して加熱または冷却するため、ヒートポンプ120の「作動」領域であると考えられる。相互接続基板142の残部は、作動して加熱または冷却しないため、ヒートポンプ120の「作動中でない」領域であると考えられる。ヒートポンプ120中の作動しない領域が増えるにつれて、この作動しない領域で熱が失われやすくなり、ヒートポンプ120をより非効率的にする。ヒートポンプ120のこの熱寄生を最小にするため、ヒートポンプ120の作動しない領域の量が減少する。一実施形態では、TEM146の組み合わされた領域は、相互接続基板142の領域の50パーセントよりも大きい。すなわち、作動しない領域よりも作動領域が多く、そのためヒートポンプ120の熱寄生を減少する。別の実施形態では、TEM146の組み合わされた領域は、相互接続基板142の領域の75パーセントよりも大きい。すなわち、作動領域は、作動しない領域の3倍を超え、そのためヒートポンプ120の熱寄生を減少する。
TEM146に電力を与えるため、この実施形態は電線(図示せず)が相互接続基板142に接続されることを可能にする。キャップ126はTEM146を電源に接続するために使用される電線用のストレインリリーフを提供する。本実施形態では、キャップ126はまた、環境シールの一部でもある。
図2Cはヒートポンプ120の側面概観切取図を示す。この図では、SAS構造122は切取図のため2つの部品として示されている。予備成形された絶縁体140は、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130に分けられて示されている。これらの図に空隙が示されているが、これらは構成要素間の物理的空隙を必ずしも意味するとは限らない。SAS構造122は、また、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の距離150を定義する。この定義された距離150は、SAS構造122の高さと、ホット側ヒートスプレッダ124及びコールド側ヒートスプレッダ130がどのようにSAS構造122に機械的に接続されているかの両方を調整することによって、調整され得る。ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130間の定義された距離150は、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130との間の熱の移動をも低減しつつ、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130の1つまたは両方の耐熱性を低減するために、最適化され得る。一例として、定義された距離150が減少した場合、例えば対流によって、熱がホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130間をより容易に移動し得るため、それらの間の熱短絡は上昇する。これに反して、定義された距離150が増加した場合には、ホット側ヒートスプレッダ124とコールド側ヒートスプレッダ130の1つまたは両方の寸法をTEM146と熱的に接触を維持するために増加しなければならない。これはホット側ヒートスプレッダ124またはコールド側ヒートスプレッダ130の耐熱性を上げ、ヒートポンプ120の効率を減少する。
図3A〜図3Cは、本開示の別の実施形態による、ヒートポンプ152を示す。いくつかの実施形態では、この熱電ヒートポンプ152は、熱電ヒートポンプ112として、熱電冷却システム100において利用され得る。ヒートポンプ152は図2A〜図2Cに示されたヒートポンプ120と共通する多くの特徴を共有する。そのため、ヒートポンプ120とは異なるヒートポンプ152の特徴に特に強調を置きつつも、いくつかの反復が避けられている。この点において、図3AはSAS構造154を備えたヒートポンプ152を示す。ヒートポンプ152はまた、ホット側ヒートスプレッダ156及びキャップ158を含む。ヒートポンプ120とは異なり、図3Aは、ヒートポンプ152が機械的ファスナによって一緒に保持されていることを示す。一実施形態では、機械的ファスナはねじ、ボルト及びリベットからなる群から選択される。図3Aはまた、電線160(1)及び電線160(2)を示す(以下、電線160と称する)。
図3Bは、分解図におけるヒートポンプ152の内部の構成要素を示す。本実施形態では、ボルト162(1)からボルト162(4)(以下、ボルト162と称する)及びワッシャ164(1)からワッシャ164(4)(以下、ワッシャ164と称する)は、ホット側ヒートスプレッダ156がSAS構造154を通って、ヒートポンプ152の底面でコールド側ヒートスプレッダ166に接続していることが示されている。ホット側ヒートスプレッダ156は、ホット側ヒートスプレッダ156の周囲がSAS構造154の上面170(すなわち、壁の最上部)に機械的に接触するように、SAS構造154の第1の開放側面168に嵌合する。コールド側ヒートスプレッダ166は、コールド側ヒートスプレッダ166の周囲がSAS構造154の底面174(すなわち、壁の底面)に機械的に接触するように、SAS構造154の第2の開放側面172に嵌合する。ヒートポンプ152もまた、TEM178(1)からTEM178(4)(以下、TEM178と称する)を備える相互接続基板176を含有する。本実施形態では、電線160は、TEM178に電力を供給するために相互接続基板176に電気的に接続されている。電線160の2つのみが利便性のために示されているものの、本開示はこれらに限定されるものではない。本実施形態では、絶縁体が示されていない。予備成形された絶縁体が使用され得る。または発泡絶縁体のような注入された絶縁体が使用され得る。いくつかの実施形態では、注入された絶縁体は、ホット側ヒートスプレッダ156をコールド側ヒートスプレッダ166から絶縁することによって、ヒートポンプ152の熱寄生を低減する役割をする。また、注入された絶縁体は、ホット側ヒートスプレッダ156とコールド側ヒートスプレッダ166がSAS構造154に機械的に接触するところに環境バリアを作成する役割をする。
図3Cはヒートポンプ152の側面概観切取図を示す。この図では、SAS構造154は切取図のため2つの部品として示されている。上述のように、SAS構造154は、また、ホット側ヒートスプレッダ156とコールド側ヒートスプレッダ166との間の定義された距離180を提供する。この定義された距離180は、SAS構造154の高さと、ホット側ヒートスプレッダ156及びコールド側ヒートスプレッダ166がどのようにSAS構造154に機械的に接続されているかを調整することによって、調整され得る。
図4A〜図4Cは、本開示の別の実施形態による、ヒートポンプ182を示す。いくつかの実施形態では、この熱電ヒートポンプ182は、熱電ヒートポンプ112として、熱電冷却システム100において利用され得る。ヒートポンプ182は図2A〜図2Cに示されたヒートポンプ120及び図3A〜図3Cに示されたヒートポンプ152と共通する多くの特徴を共有する。そのため、ヒートポンプ120及びヒートポンプ152とは異なるヒートポンプ182の特徴に特に強調を置きつつも、いくつかの反復が避けられている。この点において、図4AはSAS構造184を備えたヒートポンプ182を示す。ヒートポンプ182はまた、ホット側ヒートスプレッダ186を含む。ヒートポンプ120及びヒートポンプ152とは異なり、図4Aは、ヒートポンプ182が、ヒートポンプ182を外部の電源190に接続するために、SAS構造184を通って露出された電気コネクタ188を含むことを示す。また、本実施形態では、SAS構造184は、ホット側ヒートスプレッダ186がSAS構造184の上開口部に嵌め込まれ、張力によって所定位置に保持されるのを可能にする、スナップファスナまたはスナップ特徴を含む。本実施例では、ホット側ヒートスプレッダ186はスナップ特徴によって取り付けられているが、追加的に、または代替的に、コールド側ヒート194は、SAS構造184の底面開口部のように、類似のスナップ特徴によって取り付けられ得ることに留意されたい。
本実施例では、スナップ特徴は、上開口部のSAS構造184の周囲の周りの少なくとも1つのリップ192を含み、ホット側ヒートスプレッダ186がSAS構造184の上開口部に嵌め込まれ、次に張力によって所定位置に保持されるのを可能にする。いくつかの実施形態によると、リップ192は少なくとも部分的に可撓性がある。リップ192の可撓性は、ホット側ヒートスプレッダ186はSAS構造184の開口部に圧入されるとき、リップ192はSAS構造184の開口部に入ることを可能にするようなものである。リップ192は次に、リップ192の一部がホット側ヒートスプレッダ186の周囲に係合する元の位置に向かって曲がって戻り、それによってホット側ヒートスプレッダ186を張力によって所定位置に保持する。
図4Bは、分解図におけるヒートポンプ182の内部の構成要素を示す。本実施形態では、コールド側ヒートスプレッダ194は、SAS構造184の底面に嵌合することによって、ヒートポンプ182の底面を形成する。ホット側ヒートスプレッダ186は、ホット側ヒートスプレッダ186の周囲がSAS構造184の上面198(すなわち、壁の最上部)に機械的に接触するように、SAS構造184の第1の開放側面196に嵌合する。コールド側ヒートスプレッダ194は、コールド側ヒートスプレッダ194の周囲がSAS構造184の底面202(すなわち、壁の底面)に機械的に接触するように、SAS構造184の第2の開放側面200に嵌合する。いくつかの実施形態によると、コールド側ヒートスプレッダ194がSAS構造184に挿入されるときに、コールド側ヒートスプレッダ194は開口部を通って抜け落ちないように、SAS構造184の第2の開口側面は、コールド側ヒートスプレッダ194よりも小さい。一実施形態では、これはさらに、SAS構造184の第2の開放側面がSAS構造の第1の開放側面よりも小さくなるように、テーパー状のSAS構造184によって行われる。いくつかの実施形態によると、このテーパーは、コールド側ヒートスプレッダ194が意図するよりも僅かに大きいため、コールド側ヒートスプレッダ194の寸法公差がより緩やかであることが可能であり、コールド側ヒートスプレッダ194の周囲は、意図するよりもSAS構造184の底面から僅かに遠くSAS構造184に機械的に接触するだろう。また、コールド側ヒートスプレッダ194は意図するよりも僅かに小さい場合には、SAS構造184の第2の開口側面は、依然、コールド側ヒートスプレッダ194よりも小さいことを想定すると、コールド側ヒートスプレッダ194の周囲は、意図するよりもSAS構造184の底面に僅かに近いSAS構造184に機械的に接触するだろう。
ヒートポンプ182もまた、TEM206(1)からTEM206(4)(以下、TEM206と称する)を備える相互接続基板204を含有する。本実施形態では、電気コネクタは、TEM206に電力を供給するために相互接続基板204に電気的に接続されている。電気コネクタの1種類のみが利便性のために示されているものの、本開示はこれらに限定されるものではない。本実施形態では、絶縁体が示されていない。予備成形された絶縁体が使用され得る。または発泡絶縁体のような注入された絶縁体が使用され得る。いくつかの実施形態では、注入された絶縁体は、ホット側ヒートスプレッダ186をコールド側ヒートスプレッダ194から絶縁することによって、ヒートポンプ182の熱寄生を低減する役割をする。また、注入された絶縁体は、ホット側ヒートスプレッダ186とコールド側ヒートスプレッダ194がSAS構造184に機械的に接触するところに環境バリアを作成する役割をする。
図4Cはヒートポンプ182の側面概観切取図を示す。この図では、SAS構造184は切取図のため2つの部品として示されている。前述したように、本実施形態では、SAS構造184は、SAS構造184の第2の開放側面がSAS構造184の第1の開放側面よりも小さくなるように、テーバー状である。また、図4Cは、張力で所定位置にホット側ヒートスプレッダ186を保持することが可能な2つのリップ192を示す。
図2Aから図2C、図3Aから図3C及び図4Aから図4Cの実施形態は、いくつかの異なる特徴を示すことに留意すべきだが、異なる実施形態の特徴は、任意の好適な態様で組み合わされることができるという点に注意すべきである。例えば、図4Aから図4Cのスナップファスナは、図2Aから図2C及び図3Aから図3Cの実施形態で利用され得る。同様に、図4Aから図4Cのコネクタ190は、図2Aから図2C及び図3Aから図3Cの実施形態で利用され得る。
当業者は、本開示の好ましい実施形態に対する改善及び修正を認識するだろう。全てのこのような改善及び修正は、本明細書で開示された概念及びそれに続く特許請求の範囲内であると考えられている。

Claims (20)

  1. ヒートポンプであって、
    第1の開放側面と第2の開放側面を定義する壁を備える包囲及びスペーサ(SAS)構造と、
    前記SAS構造内に封止された相互接続基板であって、前記相互接続基板は、前記相互接続基板の第1の表面から前記相互接続基板の第2表面への1つ以上の開口部を備え、前記1つ以上の開口部は、複数の熱電モジュールが前記相互接続基板上に取り付けられる位置を定義し、
    前記1つ以上の開口部によって定義された前記位置で、前記相互接続基板上に取り付けられた前記複数の熱電モジュールであって、前記複数の熱電モジュールの各熱電モジュールは第1側面と第2側面を有し、
    前記複数の熱電モジュールのそれぞれの熱電モジュールの前記第1側面と熱的に接触するホット側ヒートスプレッダと、
    前記複数の熱電モジュールのそれぞれの熱電モジュールの前記第2側面と熱的に接触するコールド側ヒートスプレッダと、を備え、
    前記ホット側ヒートスプレッダの周囲は、前記ヒートポンプに印加される圧縮力が前記SAS構造によって吸収されるように、前記第1開放側面で前記SAS構造の前記壁に機械的に接触し、前記コールド側ヒートスプレッダの周囲は、前記第2開放側面で前記SAS構造の前記壁に機械的に接触する、ヒートポンプ。
  2. 前記ホット側ヒートスプレッダの前記周囲が、前記SAS構造の前記壁に機械的に接触し、前記コールド側ヒートスプレッダの前記周囲は前記SAS構造の前記壁に機械的に接触するところに配置された、環境シールをさらに備える、請求項1に記載のヒートポンプ。
  3. 前記ヒートポンプに印加される、少なくとも予め定義された量の圧縮力に耐える十分な力を提供するが、前記SAS構造の前記壁の厚さは、前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダとの間の熱短絡が緩和されるようなものである、請求項1に記載のヒートポンプ。
  4. 前記SAS構造の高さは、前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダとの間の距離を定義し、前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダの1つまたは両方の耐熱性を緩和するが、前記距離は前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダとの間の熱短絡が緩和されるようなものである、請求項1に記載のヒートポンプ。
  5. 前記複数の熱電モジュールの前記第2側面の組み合わされた領域は、前記相互接続基板の前記領域の50パーセント超である、請求項1に記載のヒートポンプ。
  6. 前記複数の熱電モジュールの前記第2側面の前記組み合わされた領域は、前記相互接続基板の前記領域の75パーセント超である、請求項5に記載のヒートポンプ。
  7. 前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダとの間の絶縁体をさらに備え、前記SAS構造に封止される、請求項1に記載のヒートポンプ。
  8. 前記絶縁体が予備成形される、請求項7に記載のヒートポンプ。
  9. 前記絶縁体が注入される、請求項7に記載のヒートポンプ。
  10. 前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダは、機械的ファスナによって前記SAS構造に取り付けられている、請求項1に記載のヒートポンプ。
  11. 前記機械的ファスナは、ねじ、ボルト及びリベットからなる群から選択される、請求項10に記載のヒートポンプ。
  12. 前記ホット側ヒートスプレッダと前記コールド側ヒートスプレッダは、化学的ファスナによって前記SAS構造に取り付けられている、請求項1に記載のヒートポンプ。
  13. 前記化学的ファスナは接着剤、エポキシ及びアクリル接着剤からなる群から選択される、請求項12に記載のヒートポンプ。
  14. 前記ホット側ヒートスプレッダ及び前記コールド側ヒートスプレッダのうち少なくとも1つは、スナップファスナによって前記SAS構造に取り付けられる、請求項1に記載のヒートポンプ。
  15. 前記スナップファスナは、前記ホット側ヒートスプレッダ及び前記コールド側ヒートスプレッダのうち、前記少なくとも1つが張力により、前記SAS構造に取り付けられるのを可能にする前記SAS構造の周囲の周りのリップ部を含む、請求項14に記載のヒートポンプ。
  16. 前記SAS構造の前記第2の開放側面は、前記コールド側ヒートスプレッダよりも小さく、前記コールド側ヒートスプレッダは前記SAS構造の前記第2の開放側面で前記SAS構造内にある、請求項1に記載のヒートポンプ。
  17. 前記SAS構造は、前記SAS構造の前記第2の開放側面が、前記SAS構造の前記第1の開放側面よりも小さくなるようにテーバー状である、請求項16に記載のヒートポンプ。
  18. 前記相互接続基板に電気的に取り付けられ、前記SAS構造を通って露出される1つ以上の電線をさらに備える、請求項1に記載のヒートポンプ。
  19. 前記SAS構造を通って露出される前記1つ以上の電線を保護するためのキャップをさらに備える、請求項18に記載のヒートポンプ。
  20. 前記相互接続基板は、前記SAS構造を通って露出される1つ以上の電気コネクタをさらに備える、請求項1に記載のヒートポンプ。

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