JP6493738B2 - 防塵カバー、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防塵カバーおよび防塵カバーを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置においては、例えば手差しトレイなどの記録媒体積載部に、記録媒体が載置されたままの状態で放置され、記録媒体に塵埃等が付着する事がある。
そして、記録媒体の上方を覆うカバー部材を設けた画像形成装置に関しては、既に種々の発明がなされている。
例えば、特許文献1(特許第4829188号公報)では、図24に示す様に、給紙カセット100に対して、カセットカバー101が上方から取り付けられる。この際、給紙カセット100の嵌合凹部100a,100bに、カセットカバー101の嵌合凸部101a、101bがそれぞれ嵌め込まれる事により、両者が嵌合する。
特許文献1の構成を適用する事で、記録媒体積載部への塵埃等の付着を防止する事は可能である。しかし、特許文献1の構成では、カセットカバー101が給紙カセット100に直接取り付けられるカセットカバー101の重量を給紙カセット100が支えている。このため、画像形成装置の構成によっては、給紙カセット100が、上方覆うカセットカバー101の重量を支えられない場合がある。
この様な事情から、本発明では、記録媒体積載部に大きな荷重をかけることなく取り付け可能な防塵カバーを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、画像を形成するための記録媒体を載置する記録媒体積載部の上面を覆うための防塵カバーであって、一端側に設けられ、画像形成装置の前記記録媒体積載部以外の部分に支持される被支持部と、前記画像形成装置の前記記録媒体積載部以外の部分に突き当てされる突き当て面とを有し、前記被支持部は載置面を有し、当該載置面を前記画像形成装置に対して重力方向に当接させることで、前記画像形成装置に前記被支持部を支持させ、前記突き当て面が前記画像形成装置に対して突き当てされる方向が、前記被支持部を前記画像形成装置に支持させた状態で、当該被支持部の側を支点として、防塵カバーの自重により生じるモーメント方向である防塵カバーを特徴とするものである。
上記の構成によれば、記録媒体積載部を覆う防塵カバーの荷重を画像形成装置本体が支えるため、記録媒体積載部に大きな荷重がかかることがない。
画像形成装置の概略構成図である。 手差しトレイを閉じた状態の画像形成装置の斜視図である。 手差しトレイを開いた状態の画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る防塵カバーの斜視図である。 実施形態に係る防塵カバーを画像形成装置に取り付けた状態の斜視図である。 実施形態に係る組み付け軸の周辺部分の斜視図である。 実施形態に係る組み付け軸の斜視図である。 実施形態に係る防塵カバーの被支持部の概略構成図である。 実施形態に係る防塵カバーが画像形成装置に支持される様子を説明した断面図である。 実施形態に係る延長カバー部の伸縮構造を説明する概略図である。 延長カバー部の保持構成の異なる実施形態を示す概略図である。 本発明の異なる実施形態の延長カバー部を示す斜視図である。 実施形態に係る防塵カバーの第二姿勢を示す斜視図である。 実施形態に係る防塵カバーの姿勢の変更を説明する側面図である。 防塵カバーと画像形成装置の高さ関係を示す断面図である。 実施形態に係る防塵カバーの第二姿勢を示す斜視図である。 防塵カバーの開閉構成の異なる実施形態を示す斜視図である。 防塵カバーの開閉構成の異なる実施形態を示す斜視図である。 防塵カバーの開閉構成の異なる実施形態を示す斜視図である。 防塵カバーの開閉構成の異なる実施形態を示す斜視図である。 実施形態の画像形成装置の開閉扉を開く様子を示す斜視図である。 異なる実施形態の防塵カバーを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット方式の画像形成装置を示す概略構成図である。 従来の画像形成装置の概略構成図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すモノクロの画像形成装置1には、プロセスユニット2が着脱可能に設けられている。プロセスユニット2は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である、感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像装置12と、感光体ドラム10の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード13等で構成されている。
プロセスユニット2の下方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
また、感光体ドラム10に当接する位置に、感光体ドラム10表面上の画像を転写する転写ローラ14が配置されている。転写ローラ14と感光体ドラム10の当接部により転写ニップが形成される。また、転写ローラ14には、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
画像形成装置1の下部には主給紙部4が位置しており、記録媒体としての記録用紙Pを収容した給紙カセット15や、給紙カセット15から記録用紙Pを給紙路30へ搬出する給紙ローラ16等からなっている。給紙路30の末端には、レジストローラ17が配置されている。
主給紙部4の右側には、手差し給紙部5が設けられている。手差し給紙部5は、画像形成装置1の側面1aに設けられる記録媒体積載部としての手差しトレイ18と、手差しトレイ18から記録用紙Pを手差し給紙路31へ搬送する、搬送手段としての手差し給紙ローラ19、記録用紙Pを分離して搬出する分離ローラ20等で構成されている。手差しトレイ18は、支点軸18aを中心に、画像形成装置1に対して矢印Aの方向へ開閉可能に設けられる。手差し給紙路31は、その末端で給紙路30に合流する。
転写ローラ14と感光体ドラム10の当接部の上方には、縦搬送路32が形成され、縦搬送路32の末端には定着部6が配置されている。定着部6は、加熱源によって加熱される定着ローラ21、その定着ローラ21を加圧可能な加圧ローラ22等を有している。
定着部6の上方には排紙路33が設けられ、排紙路33の末端には排紙部7が設けられる。排紙部7は、記録用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ23と、排出された記録用紙Pをストックするための排紙トレイ24とが配置されている。排紙路33とは別に、排紙ローラ23から反転搬送路34が分岐している。
反転搬送路34は、その末端で給紙路30に合流する。反転搬送路34の途中には反転搬送ローラ25が配置されている。
なお、プロセスユニット2、露光部3、定着部6等は記録用紙Pに画像を形成するための画像形成手段である。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム10が帯電ローラ11によってその表面を帯電される。そして、画像データに基づいて露光部3からレーザービームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム10には、現像装置12から表面部分にトナーが供給され、トナー画像(現像剤像)として可視像化される。そして、転写後の感光体ドラム10に残されたトナー等は、クリーニングブレード13によって取り除かれる。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、主給紙部4の給紙ローラ16が回転駆動することによって、給紙カセット15に収容された記録用紙Pが給紙路30に送り出される。あるいは、手差し給紙ローラ19が回転駆動して、手差しトレイ18に収容された記録用紙Pを繰り出す。そして繰り出された記録用紙Pが分離ローラ20によって一枚ずつ分離して手差し給紙路31へ送り出され、給紙路30へ搬送される。
給紙路30に送り出された記録用紙Pは、レジストローラ17によってタイミングを計られ、感光体ドラム10表面上のトナー画像と向かい合うタイミングで転写ローラ14と感光体ドラム10のニップ部へ搬送され、トナー画像が転写される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着部6へと搬送され、定着ローラ21と加圧ローラ22とによって加熱及び加圧されて、トナー画像が記録用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された記録用紙Pは、定着ローラ21から分離され、排紙路33を搬送された後、排紙ローラ23によって排紙トレイ24へと排出される。
記録用紙Pに両面印刷がされる場合には、記録用紙Pが排紙ローラ23へ搬送され、記録用紙Pの後端が排紙ローラ23を抜けるまでのタイミングで、排紙ローラ23が逆回転し、記録用紙Pが逆方向へ搬送されて反転搬送路34へ送り出される。その後、記録用紙Pは、反転搬送ローラ25によって反転搬送路34上を搬送されて、表裏反転した状態で再びレジストローラ17へ送られる。そして、裏面への画像の転写、定着が行われた後、記録用紙Pは排紙ローラ23によって排紙トレイ24へと排出される。
図2は画像形成装置1の斜視図である。前述した様に、画像形成装置1には、給紙する記録用紙Pを積載するための記録用紙積載部として、主として使用される給紙カセット15の他に、手差しトレイ18がある。手差しトレイ18は、画像形成装置1に対して支点軸18aを中心に開閉可能に構成され、手差しトレイ18を使用しない場合には、図2の様に画像形成装置1に閉じられた状態にする事ができる。
図3に示す様に、手差しトレイ18が使用される場合には、手差しトレイ18が開かれる。そして、記録媒体載置面としての用紙載置面18bに記録用紙Pが載置され、載置された記録用紙Pが手差し給紙ローラ19によって画像形成装置1の内部へ搬送されて画像形成がなされる。
用紙載置面18bの先端側(画像形成装置1と反対側)には、延長トレイ18cが設けられる。延長トレイ18cは、手差しトレイ18の両側に設けられたレール部にその両端を保持され、載置される記録用紙Pの長さ方向である、矢印B1の方向に伸縮可能に設けられている。延長トレイ18cを伸ばし、手差しトレイ18の延長部として使用する事により、大きなサイズの記録用紙Pもその表面に載置する事ができる。この他にも、手差しトレイ18では、主給紙部4で扱う事の出来ない厚紙や薄紙、大小さまざまなサイズの用紙、タブ紙や剥離紙などを通紙可能である。
手差しトレイ18を使用しない場合には、載置した記録用紙Pを取り除いて手差しトレイ18を閉じ、図2の様に画像形成装置1本体に収納することが想定される。しかし、手差しトレイ18の開閉の手間を省き、手差しトレイ18を開けたままの状態で使用することも一般的になされている。
手差しトレイ18を開けたままの状態で使用する場合には、画像形成後に余った記録用紙Pが用紙載置面18bに載置されたままとなることがあり、長時間放置された記録用紙Pに、塵埃等が付着してしまうことがあった。そして、用紙上に塵埃等が付着する事により、画像形成時の記録用紙Pの詰まりや曲がりの原因となり、感光体ドラム10の傷にもつながるという課題があった。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る防塵カバーを設置し、放置された記録用紙Pに塵埃等が付着する事を防止する。
図4(a)に本発明の第一実施形態に係る防塵カバーの斜視図を示す。防塵カバー35は、画像形成装置1によって支持される被支持部36と、用紙載置面18bを覆うカバー部37、そして、延長トレイ18cを覆う延長カバー部38を有する。
カバー部37は、内部を視認できるように透明にされた窓部37aを有し、カバー部37の側面両側にレール部37bを有する。また、カバー部37は、上面の画像形成装置1の側とは反対側の端部に、切り欠き部37cを有する。
延長カバー部38は、レール部37bによってガイドされる被ガイド部38aを、その側面の両側に有する。また、延長カバー部38は、上面の画像形成装置1の側とは反対側の端部に、上取っ手部43aと下取っ手部43bからなる取っ手部43を有する。
延長カバー部38は、レール部37bにその両側を保持され、カバー部37に対して、矢印B1の方向へ伸縮可能に設けられている。図4(a)は延長カバー部38が延長された場合の構成(以下、延長カバー部38の延長姿勢とよぶ。)を示し、図4(b)は延長カバー部38が縮められてカバー部37の内側に収められた場合の構成(以下、延長カバー部38の収納姿勢とよぶ。)を示している。延長カバー部38が収納姿勢の場合には、上取っ手部43aと切り欠き部37cの開口部分が合わさる。
図5に示す様に、防塵カバー35は、被支持部36を画像形成装置1に支持されて、手差しトレイ18の上方に配置される。この時、カバー部37および延長カバー部38が、手差しトレイ18の用紙載置面18bおよび延長トレイ18cを、その上方および側方から覆う。これにより、用紙載置面18bおよび延長トレイ18cに載置された記録用紙Pに塵埃等が付着する事を防止できる。
延長トレイ18cが延長されて、手差しトレイ18に大きいサイズの記録用紙Pが載置される場合には、それに合わせて延長カバー部38を延長し、延長姿勢をとらせることで、延長トレイ18cを覆う事ができる。
また防塵カバー35は、手差しトレイ18を覆うと同時に、手差し給紙ローラ19を覆う。これにより、手差し給紙ローラ19に塵埃等が付着する事を防止できる。
次に、防塵カバー35が画像形成装置1に支持される構成について説明する。
図6に、防塵カバー35が組み付けられる画像形成装置1の組み付け軸39を示す。組み付け軸39は、画像形成装置1の側面1a側の右下と左下部分に1つずつ設けられる。それぞれの組み付け軸39に防塵カバー35が取り付けられることで、防塵カバー35が画像形成装置1に組み付けされる。組み付け軸39は、画像形成装置1の側面1aよりも一段奥側に設けられ、画像形成装置1の筐体1fに固定されている。組み付け軸39を有する筐体1fに、防塵カバー35と当接する位置決め面1bおよび支持面1cを有する。位置決め面1bおよび支持面1cを有する筐体1fと、組み付け軸39とが、防塵カバー35の被支持部36を支える支持部の役割をする。当該支持部は、手差しトレイ18とは別に設けられ、この部分だけで防塵カバー35を支持する。
図7に示す様に、組み付け軸39は、奥側面39aと天面39bが平面状、それ以外の部分が円弧形状からなる軸部である。
図8は、防塵カバー35を図4の方向C1から見た側面図で、組み付け軸39に組み付けされる被支持部36の爪部36aを示す。爪部36aは、被支持部36の上方先端に設けられ、載置面36cおよび裏側面36gを有する。爪部36aの上方には、画像形成装置1に当接し防塵カバー35の位置決めがされる当接面36bが設けられる。また、爪部36aの下方には、画像形成装置1に突き当てる突き当て面36dが設けられる。紙面と垂直方向において、爪部36a、当接面36b、突き当て面36dのうち、当接面36bが最も紙面手前側に出っ張っている。
組み付け軸39および爪部36aは、画像形成装置1および防塵カバー35の左右にそれぞれ一つずつ設けられ、左右の爪部36aが組み付け軸39に組み付けされる事により、防塵カバー35が画像形成装置1に組み付けされる。組み付け軸39および爪部36a等の構成は、左右で同じ構成であるため、以下、図6の右側部分の組み付け軸39および爪部36aについてのみ説明する。
図9は、爪部36aが組み付け軸39に組み付けされる際の様子を示す断面図で、(a)図は組み付け軸39の組み付けを示す断面図、(b)図は当接面36bの位置決め面1bへの当接を示す断面図で、(b)図は(a)図よりも紙面奥側の断面図である。
爪部36aを組み付け軸39に組み付ける際には、まず、図9(a)に示す様に、画像形成装置1に対して、防塵カバー35を矢印D1の方向へ差し入れる。防塵カバー35は、図9(b)に示す様に、当接面36bが位置決め面1bに当接する位置で、その左右方向の位置決めがされる。そして左右方向の位置決めがされた位置で、図9(a)に示す様に、防塵カバー35を垂直に下方に(図の矢印D2の方向に)降ろしていくことにより、爪部36aの載置面36cが組み付け軸39の天面39bに当接する(載置される)位置で、防塵カバー35の上下方向の位置決めがされ、爪部36aが組み付け軸39に組み付けされる。
防塵カバー35がその一端側である被支持部36のみで画像形成装置1に支持される構成では、防塵カバー35が、自重により、組み付け軸39に載置される載置面36c上の点を中心にして矢印D3の方向へ回転しようとする。この時、突き当て面36dが支持面1cに当接し、防塵カバー35の荷重を支持面1cが支える。支持面1cは、手差しトレイ18とは別に、画像形成装置1本体の筐体等に設けられた面である。
また、爪部36aには矢印D4の方向のモーメントが発生する。この際、爪部36aが組み付け軸39に対して図9(a)の右側方向へ少しスライドし、裏側面36gが奥側面39aに当接することにより、爪部36aが組み付け軸39に引っ掛けた状態で保持される。これにより、爪部36aが、矢印D4の方向のモーメントによって当該方向に回転し、組み付け軸39から脱落する事を防止している。
突き当て面36dと載置面36cは、被支持部36において、その上端側と下端側にそれぞれ配置され、被支持部36における突き当て面36dと載置面36cとの距離をできる限り離すことができる。これにより、防塵カバー35の自重による回転の支点を有する載置面36cから、回転により画像形成装置1に突き当てされる突き当て面36dまでの上下方向の距離をできる限り取る事ができ、支持面1cが防塵カバー35の荷重を確実に受け止める事ができる。
この様に、本発明の実施形態の防塵カバー35は、画像形成装置1の支持面1cによってその荷重が支えられており、防塵カバー35の荷重が、その下方の手差しトレイ18にかからない。手差しトレイ18は、多くとも100枚程度の記録用紙Pを載置できる程度の強度で設けられた簡易トレイであるため、載置される記録用紙Pの重量に加えて防塵カバー35の荷重がかかると、その重量を支えきれない場合がある。この様な場合、手差しトレイ18が歪み、給紙が正常に行われずに記録用紙Pが画像形成装置1内部で詰まる等の問題が発生する場合がある。このため、実施形態の構成により、この様な不具合を防止している。
なお実施形態の防塵カバー35は、その荷重が下方の手差しトレイ18にかからないと説明した。しかし、防塵カバー35の延長カバー部38の側が、防塵カバー35自身の荷重によって下方へ屈み、その下方の延長トレイ18cに部分的に接触する場合も考えられる。しかしこの場合でも、防塵カバー35は、自身の荷重の大部分が被支持部36の側で画像形成装置1によって支えられており、手差しトレイ18にかかる荷重はわずかである。このため、この様な場合でも本発明の実施形態の上記効果が得られ、手差しトレイ18の歪み等の不具合を防止できるのはもちろんである。
組み付け軸39は、載置面36cと当接する天面39b、そして、裏側面36gと当接する奥側面39aを平面形状としている。これにより、それぞれの当接を面接触とする事で、その当接状態を安定させる事ができる。なお組み付け軸39のそれ以外の部分は円弧形状としているが、円弧形状をなくし、断面を四角形にして4つの平面形状を有する構成としてもよい。
防塵カバー35を画像形成装置1から取り外す際には、上記の作業とは逆に、防塵カバー35を垂直方向の上方へ持ち上げ、爪部36aの組み付け軸39への掛かりを解除した後に、防塵カバー35を図9(a)の右方向へ引き抜くことにより、その取り外しができる。この様に、防塵カバー35は、爪部36aの組み付け軸39への掛かりと、突き当て面36dの支持面1cへの当接とによって画像形成装置1に組み付けされており、ネジ等を使用しておらず工具を用いることなく着脱ができるため、着脱の作業が容易である。このため、手差しトレイ18を使用しない場合や画像形成装置1を移動させたい場合等に、防塵カバー35の着脱の手間を軽減できる。
次に、防塵カバー35に設けられた各部の構成及び機能について説明する。
まず、延長カバー部38の伸縮について説明する。被ガイド部38aやレール部37bは、カバー部37と延長カバー部38の左右側面にそれぞれ設けられるが、その構成は同様であるため、以下、その片側についてのみ示す。
図10(a)は、図4(b)のE−E断面線で切った断面図である。被ガイド部38aがレール部37bの間に挟まれ、レール部37bの間を図の左右方向に移動する事により、延長カバー部38は、カバー部37に対して伸び縮みすることができる。
延長カバー部38には、2つのリブ38bが、カバー部37の側に突出して設けられる。また、カバー部37には、リブ38bが嵌め込まれる嵌合孔37dが設けられる。嵌合孔37dは、2つのリブ38bがそれぞれ嵌め込まれるため、図10(a)の縦方向に2つ設けられたものが、横方向に2箇所に設けられている。
リブ38bが嵌合孔37dに嵌め込まれる事により、延長カバー部38のカバー部37に対する図10(a)の左右方向の位置決めがされる。図10(a)の左側に設けられた嵌合孔37dにリブ38bが嵌め込まれる事により、延長カバー部38は延長され、図4(a)に示す延長姿勢をとる。また、図10(a)の右側に設けられた嵌合孔37dにリブ38bが嵌め込まれる事により、延長カバー部38は縮められ、図4(b)に示す収納姿勢をとる。なお、延長カバー部38が伸縮され、図10(a)の左右方向に移動する際には、リブ38bは嵌合孔37dから抜き出され、図10(b)の左方向に撓んだ状態となる。
前述の様に、延長カバー部38の伸縮を2段階の構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、2つの嵌合孔37dを図10(a)の横方向に3箇所以上設け、3段階以上の構成としてもよい。また、図11に示す様に、嵌合孔37dに代えて、ピッチの短い凹凸部37eをカバー部37に設け、リブ38bと凹凸部37eが嵌合する任意の位置で位置決めする無段階の構成としてもよい。さらに、図12に示す様に、延長カバー部38を、防塵カバー35のカバー部37に対して、着脱可能に設けてもよい。
次に、防塵カバー35の開閉動作について説明する。手差しトレイ18に載置された記録用紙Pがなくなり、手差しトレイ18に新たな記録用紙Pを供給する場合等には、防塵カバー35を開き、新たな記録用紙Pを供給する。
図13は、防塵カバー35が開かれた状態を示した斜視図である。防塵カバー35は、その両側にそれぞれ設けられた回転支点36eを中心に矢印B2の方向へ回転可能に構成されている。防塵カバー35が開かれた状態では、用紙載置面18bが外部に露出し、新たな記録用紙Pを用紙載置面18bに供給する事ができる。以下、防塵カバー35が閉じられた図5の状態を防塵カバー35の第一姿勢とし、防塵カバー35が開かれた図13の状態を防塵カバー35の第二姿勢とする。
図14は、図13における回転支点36e周辺の構成を示す平面図である。回転支点36e周辺の構成は、左右で同様の構成をとるため、以下、図13の手前側の回転支点36e周辺の構成についてのみ説明する。
図14に示す様に、回転支点36eは、カバー部37の側面に設けられた回転孔37fに嵌め込まれる。そして、回転孔37fの周辺に、第一姿勢保持部としての第一姿勢保持孔37g、および、第二姿勢保持部としての第二姿勢保持孔37hが設けられる。被支持部36の側面には姿勢保持リブ36fが設けられる。姿勢保持リブ36fは、図14の紙面手前方向に突出しており、第一姿勢保持孔37gおよび第二姿勢保持孔37hにその突出部分を嵌合させることができる。
防塵カバー35の開閉は、図4(b)に示す、延長カバー部38の上取っ手部43aと下取っ手部43bを把持して、回転支点36eを中心に矢印B2の方向へ回転させることで行う事ができる。この時、取っ手部43は、防塵カバー35において、回転支点36eと反対側の端部で、幅方向の中央部分に設けられている。これにより、防塵カバー35の開閉の動作がしやすく、作業者に防塵カバー35の開閉方向を示唆する事ができる。
防塵カバー35を上取っ手部43aと下取っ手部43bを把持して開閉する事により、図14の姿勢保持リブ36fが、カバー部37に対して矢印B2の方向へ相対移動する。これにより姿勢保持リブ36fが、第一姿勢では第一姿勢保持孔37g、第二姿勢では第二姿勢保持孔37hの保持孔と嵌合し、それぞれの位置で保持される。この様に、姿勢保持リブ36fと保持孔の嵌合という簡易な構造でそれぞれの姿勢が保持でき、開閉の動作も容易である。
上記の防塵カバー35の開閉構成は、延長カバー部38の伸縮構成とは独立して設けられているため、延長カバー部38の伸縮状態に関係なく防塵カバー35の開閉が可能である。
次に、防塵カバー35の閉状態(第一姿勢)および開状態(第二姿勢)のそれぞれの状態における、防塵カバー35の画像形成装置1に対する位置関係について説明する。
図13の様に、防塵カバー35が開かれ、鉛直方向に直立した第二姿勢の場合には、第二姿勢保持孔37hに姿勢保持リブ36fが嵌合し、カバー部37および延長カバー部38が直立した状態で保持される。
防塵カバー35が第二姿勢を取り、かつ延長カバー部38が収納姿勢の場合(図13の場合)には、図15に示す様に、防塵カバー35の第二姿勢での最上面は、画像形成装置1の装置取っ手部1dより下に設けられ、両者に隙間Eができる。隙間Eに手を差し入れることで、装置取っ手部1dを持って画像形成装置1を持ち上げる事ができ、防塵カバー35が第二姿勢の状態でも画像形成装置1の移動が容易である。
また、装置取っ手部1dの下方に設けられる開口部1eの先には定着部6の放熱孔が設けられている。防塵カバー35が第二姿勢を取り、かつ延長カバー部38が収納姿勢の状態で、画像形成装置1と防塵カバー35の間に隙間Eが設けられることにより、放熱孔からの熱交換を防塵カバー35が妨げる事をできる限り防止できる。
図16に示す様に、延長カバー部38が延長姿勢の状態で、防塵カバー35が第二姿勢をとった場合の高さは、自動原稿送り装置(ADF)の排紙トレイであるADF排紙トレイ40よりも下側に配置されている。これにより、防塵カバー35の開閉とADF排紙トレイ40へ排出された記録用紙Pが干渉せず、それぞれの動作が相手の動作を邪魔することがない。
また防塵カバー35の最上面が、画像形成装置1の最上面よりも下になることにより、防塵カバー35の存在によって、画像形成装置1全体の鉛直方向の長さが大きくなることはなく、防塵カバー35を設ける際に、この方向に余分なスペースを必要としない。
なお、実施形態の構成では、カバー部37および延長カバー部38が直立した第二姿勢で、姿勢保持リブ36fが第二姿勢保持孔37hに嵌合してその姿勢が保持されたが、カバー部37および延長カバー部38が、画像形成装置1の側面1aに立てかけられることで、第二姿勢を保持する構成としてもよい。この場合、立てかけられたカバー部37および延長カバー部38が自重で倒れる事も考えられるため、側面1aとカバー部37に爪部と嵌合孔をそれぞれ設ける等して、カバー部37(あるいは延長カバー部38)を側面1aに保持させる保持機構を設けてもよい。
第一実施形態の構成では、防塵カバー35の開閉を、側面1aの幅方向に設けられた回転支点36eを中心に鉛直方向へ回転させる構成とした。しかし、図17に示す様に、防塵カバー35の側面にわたって回転軸41aを設け、矢印B3の方向へ回転する構成とする事も可能である。また図18に示す様に、防塵カバー35の片隅に回転支点41bを設け、矢印B4の方向へ回転させる構成としてもよい。
スライド動作により、防塵カバー35の開閉を行う事もできる。例えば、図19に示す様に、防塵カバー35の側面41cに対して、カバー部37および延長カバー部38が矢印B5の方向へスライド可能な構成とすることもできるし、図20に示す様に、被支持部36の幅方向のレール部41dに対して、カバー部37および延長カバー部38を矢印B6の方向へスライドさせる構成とする事もできる。
次に、図21に示す、画像形成装置1の側面1aに設けられる開閉扉42の開閉動作と防塵カバー35の関係を説明する。開閉扉42を開くことにより、画像形成装置1の内部を外部に露出させる事ができ、画像形成装置1内部で用紙詰まりが発生した場合などに開いて、内部の記録用紙Pを手動で取り除くことができる。
図21に示す様に、防塵カバー35が第一姿勢の状態で、開閉扉42の最下面よりも防塵カバー35の最上面が下方になるように配置されている。これにより、防塵カバー35が第一姿勢の状態で開閉扉42の開閉が可能であり、開閉扉42の開閉の度に防塵カバー35を取り外す必要がない。
次に、カバー部37に設けられた窓部37aについて再び図4(a)を用いて説明する。窓部37aは、用紙載置面18bの記録用紙Pの有無を確認するための透明部材からなる窓部分で、防塵カバー35の奥側を視認可能にする。窓部37aは、小さいサイズの用紙であってもその有無を確認する事ができるようにするために、カバー部37の画像形成装置1の側に設けられる。また、この位置に窓部37aを設ける事により、延長カバー部38が収納姿勢でも、延長カバー部38が窓部37aを遮る事がない。
さらに、防塵カバー35が支持される被支持部36に近い位置に窓部37aを設ける事により、防塵カバー35を支持する支点側に窓部37aを設ける事になり、支点側から遠いカバー部37の切り欠き部37cの側と比べて、大きな強度を必要としない。カバー部37には裏側から格子状のリブ37jが設けられ、カバー部37の強度を確保しているが、大きな強度を必要としない窓部37aの位置にはリブを設けない構成とする事ができる。このため、窓部37aの内部の視認性を向上させる事ができる。
窓部37a以外の部分についても、カバー部37を一体成型するために、透明部材によって構成されている。この際、窓部37a以外の部分にシボ加工をする事により、表面の傷やゴミの付着が目立たない様にしている。窓部37aも、同様にシボ加工を行う構成としてもよい。この場合、内部の視認性は低下するものの、傷やゴミの付着は目立たなくする事ができる。この場合、シボの目の細かさにより、内部の視認性と傷やゴミの付着の目立ちにくさのバランスを調整できる。また逆に、カバー部37の全面をシボなしの透過部材で構成する事も可能であるし、カバー部37の一体成型をやめ、窓部37aのみ透明部材で構成してもよい。
窓部37aの位置は、実施形態の位置に限らず、カバー部37の側面に設けてもよい。これにより、窓部37aの位置に埃やゴミ等が積もって、窓部37aの内側の視認性が低下することを防止できる。
さらに、窓部37aをカバー部37の側面に設ける場合、カバー部37を非透明部材で構成し、窓部37aの部分を切り取って、のぞき穴とする構成も可能である。これにより、透明部材で構成する場合と比べ、カバー部37の傷やゴミの付着が目立たない。また、窓部37aを側面に設ける事により、上面に設ける場合に比べ、この部分をのぞき穴としても、のぞき穴から内部に塵埃が入る心配が少ない。
また、図22に示す様に、防塵カバー35に対して、手差しトレイ18がわずかに飛び出す構成として、その部分で記録用紙Pの有無を直接確認できる構成としてもよい。なお図22は、延長カバー部38が延長姿勢で、延長トレイ18cが延長された状態を示しているが、両者を縮めた状態でも同様に、手差しトレイ18の先端が防塵カバー35から飛び出した構成となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示す電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。以下、図23を用いて、インクジェット方式の画像形成装置について説明するが、図1の画像形成装置と異なる部分についてのみ説明する。
インクジェット方式の画像形成装置1は、主給紙部4あるいは手差し給紙部5から搬送された記録用紙Pが、搬送経路上のローラによって画像形成部8へ運ばれる。
そして画像形成部8では、画像形成部8の記録ヘッドによって液滴を吐出させて画像形成が行われる。
画像形成がされた記録用紙Pは、ローラなどによって排紙部7まで運ばれ、画像形成された記録用紙Pが排紙トレイ上に排出される。
また、記録用紙Pに両面印刷がなされる場合には、おもて面の画像形成が行われた後、記録用紙Pが画像形成部8内で逆方向に搬送されて反転搬送路44へ運ばれる。そして、記録用紙Pは反転搬送ローラ45,46によって反転搬送路44上を搬送され、表裏反転した状態で再び画像形成部8へ送られ、裏面への画像形成が行われて排紙部7まで搬送される。
この様なインクジェット方式の画像形成装置においても、手差し給紙部5の手差しトレイ18に防塵カバー35を設ける事により、図1以降で説明した電子写真方式の画像形成装置の場合と同様の効果が得られる。
また、図1および図23の画像形成装置は、モノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
以上説明した本発明の実施形態の構成と作用・効果をまとめると、以下の通りである。
(構成1)
構成1は、画像を形成するための記録媒体Pを載置する記録媒体積載部18の上面を覆うための防塵カバー35において、画像形成装置1の前記記録媒体積載部18以外の部分に支持される被支持部36を有し、前記被支持部36が画像形成装置1に当接することにより、画像形成装置1に支持される防塵カバー35である。
構成1によれば、記録媒体積載部18を覆う防塵カバー35の荷重を画像形成装置1本体が支えるため、記録媒体積載部18に大きな荷重がかかることがない。
(構成2)
構成2は、上記構成1において、前記被支持部36が一端側に配置され、前記画像形成装置1に突き当てされる突き当て面36dを有する防塵カバー35であって、前記画像形成装置1に載置される載置面36cを前記被支持部36に有し、自重により前記突き当て面36dが前記画像形成装置1に突き当てされることで、自身の荷重が前記画像形成装置1に支持される防塵カバー35である。構成2によれば、防塵カバー35の画像形成装置1に対する組み付けが、載置面36cを画像形成装置1に対して載置し、突き当て面36dを画像形成装置1に対して突き当てる事のみによって行う事ができる。これにより、一端側に被支持部36を配置する防塵カバー35が、記録媒体積載部18に自身の荷重をかけることなく、画像形成装置1にのみ支持される構成とする事ができる。また、ネジ止めなどの構成を必要とせず、工具なしに防塵カバー35の着脱ができ、その作業性が向上する。
(構成3)
構成3は、上記構成2において、前記被支持部36は、前記載置面36cを有する爪部36aを備え、前記爪部36aが前記画像形成装置1に引っ掛け保持される防塵カバー35である。構成3によれば、爪部36aが画像形成装置1に引っ掛けた状態で保持されることにより、防塵カバー35の自重により発生するモーメントによって被支持部36が画像形成装置1から脱落する事を防止できる。
(構成4)
構成4は、上記構成1から3のいずれかにおいて、伸縮可能に構成される防塵カバー35である。構成4によれば、記録媒体積載部18に載置される記録媒体Pのサイズに合わせて、防塵カバー35の長さを調整する事ができる。
(構成5)
構成5は、上記構成1から4のいずれかにおいて、前記記録媒体載置部18の上面を覆う姿勢を第一姿勢とし、前記記録媒体積載部18の記録媒体載置面18bが外部に露出する姿勢である第二姿勢を維持するための第二姿勢保持部37hを有する防塵カバー35である。構成5によれば、例えば、記録媒体積載部18に記録媒体Pを載置する等の場合に、記録媒体載置面18bが外部に露出する姿勢で防塵カバー35を保持する事ができ、防塵カバー35が記録媒体Pを載置する作業の邪魔にならない。
(構成6)
構成6は、上記構成1から5のいずれかにおいて、前記記録媒体載置部18の上面を覆う姿勢を第一姿勢とし、前記記録媒体積載部18の記録媒体載置面18bが外部に露出する姿勢を第二姿勢とすると、前記第一姿勢と前記第二姿勢を往復させるための支点側と反対側で、幅方向の中央部に設けられ、前記第一姿勢と前記第二姿勢の往復動作時に把持する取っ手部43を有する防塵カバー35である。構成6によれば、取っ手部43を支点と反対側に設ける事により、取っ手部43による防塵カバー35の姿勢の変更が容易となり、また、姿勢を変更する方向を作業者に示唆することができる。
(構成7)
構成7は、上記構成1から6のいずれかにおいて、外側から記録媒体積載部18に載置される記録媒体Pの一部を視認可能な窓部37aを有する防塵カバー35である。構成7によれば、防塵カバー35が記録媒体積載部18を覆っている状態で、記録媒体積載部18の記録媒体載置面18bに載置される記録媒体Pの有無を確認する事ができる。
(構成8)
構成8は、上記構成4において、防塵カバー35は、伸ばした状態と縮めた状態のそれぞれの状態で保持可能に構成された防塵カバー35である。構成8によれば、記録媒体積載部18に載置される記録媒体Pのサイズに応じて、延長カバー部38を伸ばした状態(延長姿勢)と縮めた状態(収納姿勢)のそれぞれの状態で防塵カバー35を保持することができる。
(構成9)
構成9は、上記構成4または8において、伸縮いずれの状態でも開閉動作を行う事ができる防塵カバー35である。構成9によれば、防塵カバー35の伸縮の状態にかかわらず、防塵カバー35の開閉を行う事ができ、その作業性が良い。
(構成10)
構成10は、上記構成1から9において、前記記録媒体積載部18に収容された記録媒体Pを覆うための姿勢である第一姿勢を維持するための第一姿勢保持部37gを有する防塵カバー35である。構成10によれば、所定の位置で防塵カバー35を保持できるため、自重によって記録媒体積載部18に大きな荷重をかけることを防止できる。
(構成11)
構成11は、上記構成5において、第二姿勢の状態で、伸ばされた状態を保持する事ができる防塵カバー35である。構成11によれば、防塵カバー35が第二姿勢の状態で、自重によって防塵カバー35が縮められた状態に変更される事がない。
(構成12)
構成12は、上記構成2または3において、載置面36cが被支持部36の上端側、突き当て面36dが被支持部36の下端側にそれぞれ配置される防塵カバー35である。構成12によれば、載置面36cと突き当て面36dの距離をできる限りとる事により、画像形成装置1が防塵カバー35を確実に支持し、防塵カバー35の画像形成装置1への組み付け状態が安定する。
(構成13)
構成13は、上記構成7において、前記窓部37aが、前記被支持部36側に設けられる防塵カバー35である。構成13によれば、防塵カバー35の比較的強度を必要としない支点側に窓部37aを設ける事ができ、窓部37aの裏側にリブを設けて強度を確保する必要がないため、窓部37aからの視認性を向上させる事ができる。
(構成14)
構成14は、記録媒体Pに画像を形成するための画像形成手段と、前記画像形成手段へ供給される記録媒体を積載するための記録媒体積載部18と、前記記録媒体積載部18を覆うための防塵カバー35を支持する支持部とを有する画像形成装置1であって、前記支持部が前記記録媒体積載部18とは別に設けられることを特徴とする画像形成装置1である。
構成14によれば、画像形成装置1に防塵カバー35を組み付けることができ、かつ、記録媒体積載部18に大きな荷重をかける事がない。
(構成15)
構成15は、構成14において、前記防塵カバー35を前記支持部のみによって支持する画像形成装置1である。構成15によれば、防塵カバー35の荷重が記録媒体積載部18に全くかからない。
(構成16)
構成16は、上記構成1から13いずれかの防塵カバー35を少なくとも有する、構成14または構成15いずれかの画像形成装置1である。
(構成17)
構成17は、上記構成16において、前記記録媒体積載部18を配置する正面に、画像形成装置1内部を開放するための開閉扉42を有し、前記開閉扉42が、防塵カバー35が前記第一姿勢の状態で開閉可能に構成される画像形成装置1である。構成17によれば、防塵カバー35の取り外しをすることなく、開閉扉42を開け閉めする事ができるため、作業性がよい。
(構成18)
構成18は、上記構成16または17において、防塵カバー35が前記第二姿勢の状態で、前記防塵カバー35の最上面が、画像形成装置1の最上面よりも下面に位置する画像形成装置1である。構成18によれば、防塵カバー35を設ける事により、画像形成装置1全体の高さが大きくなることがなく、余分なスペースを必要としない。
(構成19)
構成19は、上記構成16から18において、前記記録媒体積載部18に載置された記録媒体Pを画像形成装置1内部へ搬送するための搬送手段19を有し、防塵カバー35が第一姿勢にある状態で、前記搬送手段19が前記防塵カバー35によって覆われる画像形成装置1である。構成19によれば、防塵カバー35が、搬送手段19を覆うカバーとしての機能も果たし、搬送手段19への塵埃等の付着を防止できる。
(構成20)
構成20は、上記構成16から19において、防塵カバー35が前記第二姿勢の状態で、防塵カバー35の最上面が、自動原稿送り装置の排紙トレイであるADF排紙トレイ40よりも下面に位置する画像形成装置1である。構成20によれば、防塵カバー35が第二姿勢の場合でも、ADF排紙トレイ40に記録媒体Pが排出される事を邪魔せず、記録媒体Pの排出によって防塵カバー35の開閉が邪魔される事もない。
(構成21)
構成21は、上記構成16から20において、電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置1である。
(構成22)
構成22は、上記構成16から20において、インクジェット方式により画像形成を行う画像形成装置1である。
1 画像形成装置
18 手差しトレイ(記録媒体積載部)
18b 用紙載置面(記録媒体載置面)
19 手差し給紙ローラ(搬送手段)
35 防塵カバー
36 被支持部
36a 爪部
36c 載置面
36d 突き当て面
37 カバー部
37a 窓部
37g 第一姿勢保持孔(第一姿勢保持部)
37h 第二姿勢保持孔(第二姿勢保持部)
38 延長カバー部
42 開閉扉
43 取っ手部
P 記録用紙(記録媒体)
特許第4829188号公報

Claims (8)

  1. 画像を形成するための記録媒体を載置する記録媒体積載部の上面を覆うための防塵カバーであって、
    一端側に設けられ、画像形成装置の前記記録媒体積載部以外の部分に支持される被支持部と、前記画像形成装置の前記記録媒体積載部以外の部分に突き当てされる突き当て面とを有し、
    前記被支持部は載置面を有し、当該載置面を前記画像形成装置に対して重力方向に当接させることで、前記画像形成装置に前記被支持部を支持させ、
    前記突き当て面が前記画像形成装置に対して突き当てされる方向が、前記被支持部を前記画像形成装置に支持させた状態で、当該被支持部の側を支点として、防塵カバーの自重により生じるモーメント方向であることを特徴とする防塵カバー。
  2. 伸縮可能に構成される請求項1記載の防塵カバー。
  3. 前記記録媒体積載部の上面を覆う姿勢を第一姿勢とし、前記記録媒体積載部の記録媒体載置面が外部に露出する姿勢を第二姿勢とすると、
    前記第一姿勢と前記第二姿勢を往復させるための支点側と反対側で、幅方向の中央部に設けられ、前記第一姿勢と前記第二姿勢の往復動作時に把持する取っ手部を有する請求項1または2いずれか記載の防塵カバー。
  4. 外側から前記記録媒体積載部に載置される前記記録媒体の一部を視認可能な窓部を有する請求項1から3いずれか1項に記載の防塵カバー。
  5. 記録媒体に画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段へ供給される記録媒体を積載するための記録媒体積載部とを有し、
    前記記録媒体積載部を覆うための防塵カバーを装着可能な画像形成装置であって、
    前記記録媒体積載部とは別に設けられ、前記防塵カバーの一端側を重力方向に当接させる天面と、前記記録媒体積載部とは別に設けられ、前記防塵カバーが突き当てされる被突き当て面とをさらに有し、
    前記防塵カバーの前記被突き当て面に対する突き当て方向が、前記防塵カバーの前記天面に対する当接により、前記防塵カバーの一端側を支点として前記防塵カバーの自重により生じるモーメントの方向であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から4いずれか1項に記載の防塵カバーを有する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 請求項1から4いずれか1項に記載の防塵カバーが前記記録媒体積載部の上面を覆う姿勢を第一姿勢とすると、内部を開放するための開閉扉を有し、前記開閉扉が、前記防塵カバーが前記第一姿勢の状態で開閉可能に構成される請求項6記載の画像形成装置。
  8. 請求項1から4いずれか1項に記載の防塵カバーが、前記記録媒体積載部の記録媒体載置面を外部に露出させる姿勢である第二姿勢の状態で、前記防塵カバーの最上面が、画像形成装置の最上面よりも下面に位置する請求項6または7いずれか記載の画像形成装置。
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