JP6493173B2 - シフトノブの取付構造 - Google Patents
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Description
前述の通り、アダプタ16には弾性爪22が形成され、シフトノブ18には弾性爪22の下側係合面22fが係合される下側被係合部20dが形成される。これらの係合により、シフトノブ18の挿入孔20からのアダプタ16の抜けが規制される。
図3は第1実施形態のシフトレバー12を示す正面断面の端面図である。
シフトノブの取付構造10はシフトレバー12の一部を構成する。シフトレバー12は、マニュアルトランスミッション(MT)の操作に用いられる。シフトレバー12は、たとえば、運転席と助手席との間に位置するコンソールに設置される。
シフトレバー12は、図3、図4に示すように、レバーシャフト14と、アダプタ16と、シフトノブ18とを備える。レバーシャフト14は、不図示のベースに対して前後左右に揺動可能に下端部が取り付けられる。ベースは、たとえば、車室のフロアパネルである。以下の説明では、シャフト軸方向X、シャフト径方向の他に、レバーシャフト14の周方向(以下、シャフト周方向という)を用いて、各構成要素の位置関係を説明する。また、シャフト軸方向Xの両方向のうち、レバーシャフト14の上端部がある側を上側とし、レバーシャフト14の下端部がある側を下側とする。
図3、図5に示すように、アダプタ16は、後述するが、レバーシャフト14に対してシフトノブ18をワンタッチで取り付けるためのものである。アダプタ16は合成樹脂等を素材として各部位が一体成形される。アダプタ16は、レバーシャフト14の上端部が差し込まれる筒状部16aを有する。
弾性爪22は、図5、図6に示すように、シャフト径方向Yに撓み変形可能な腕部22aと、腕部22aの外面に形成される突起部22bとを有する。腕部22aは、シャフト軸方向Xの一端部となる上端部が固定端部22cとなり、シャフト軸方向Xの他端部となる下端部が自由端部22dとなる。腕部22aの固定端部22cは、アダプタ16の架設部16fに接続されており、筒状部16aに対して固定される。腕部22aの自由端部22dは、腕部22a全体の撓み変形を伴い、固定端部22cに対してシャフト径方向Yに変位可能である。
図6、図7に示すように、シフトノブ18の内周面20bには、弾性爪22の突起部22bに対してシャフト径方向Yに対向する位置に収容凹部20cが形成される。弾性爪22の突起部22bはシフトノブ18の収容凹部20c内に入り込む。シフトノブ18の内周面20bには、弾性爪22の突起部22bが係合される下側被係合部20dが形成される。下側被係合部20dは、挿入孔20の収容凹部20cの一部を画定する段部である。下側被係合部20dは、レバーシャフト14に対して直交するように平坦に形成される。下側被係合部20dは、レバーシャフト14の中心軸線CL周りに等角度ずらした位置にあるように二つ形成される。
図7、図8に示すように、シフトノブ18の内周面20bにはシャフト軸方向Xに延在するガイド溝22gが形成される。ガイド溝22gはレバーシャフト14の中心軸線CL周りに等角度ずらした位置にあるように二つ形成される。
図5、図9に示すように、アダプタ16の上端部には、筒状部16aの上端部に対してシャフト径方向Y外側に間隔を空けた位置に可動片24が設けられる。可動片24は、後述するように、シフトノブ18の下側被係合部20dに対して弾性爪22の下側係合面22fをシャフト軸方向Xに押し付けるようにシフトノブ18及びアダプタ16を付勢する付勢部26として機能する。可動片24はスライド部16gの上端部から上側に突き出る板状をなし、シャフト径方向Yに弾性変形可能である。可動片24の外周面には、上側に向かうにつれて、レバーシャフト14の中心軸線CLに近づくように傾斜する案内面24aが形成される。
図6に示すように、弾性爪22の下側係合面22fは、下側に向かうにつれてレバーシャフト14の中心軸線CLに近づくように傾斜して形成される。弾性爪22の腕部22aはシャフト径方向内側に撓み変形した状態となり、弾性爪22の下側係合面22fはシフトノブ18の下側被係合部20dの内周縁部20gに係合される。
図10は第2実施形態のシフトレバー12を示す正面断面の端面図であり、図11は第2実施形態のアダプタ16を示す斜視図である。
本実施形態は、第1実施形態と比べて、主に、アダプタ16の点で異なる。アダプタ16は、筒状部16aの上端部に接続される上壁部16iを有する。上壁部16iは筒状部16aの上端部からシャフト径方向内側に張り出す環状に形成される。この点は第1実施形態も同様である。
アダプタ16の上壁部16iにはシフトノブ18の内底面20aに向けて突出する位置決め部16jが複数形成される。位置決め部16jは、挿入孔20内にアダプタ16を挿入するとき、挿入孔20の内底面20aとの接触により、シフトノブ18に対してアダプタ16をシャフト軸方向Xに位置決めする役割をもつ。
図13は第3実施形態のシフトレバー12を示す側面断面の端面図であり、図14は第3実施形態のシフトノブ18を示す斜視断面図である。
第1実施形態、第2実施形態では、アダプタ16に付勢部26がある例を説明した。本実施形態ではシフトノブ18に付勢部26がある点が異なる。
弾性部材32は、シフトノブ18の内底面20aと、アダプタ16の筒状部16aの上端部との間に挟まれることで、シャフト軸方向Xに押し潰されるように弾性変形した状態になる。弾性部材32は、その弾性変形に起因するシャフト軸方向Xの復元力をアダプタ16及びシフトノブ18に付与する。この復元力の一部は下向きの力Fc1としてアダプタ16に付与される。また、この復元力の一部は上向きの力Fc2としてシフトノブ18に付与される。この結果、弾性部材32は、アダプタ16及びシフトノブ18のそれぞれをシャフト軸方向Xに離間させるように付勢する。これは、第1実施形態で図6を用いて説明したように、シフトノブ18の下側被係合部20dに対して弾性爪22の下側係合面22fをシャフト軸方向Xに押し付けるようにアダプタ16及びシフトノブ18を付勢することを意味する。これにより、アダプタ16の弾性爪22は、シフトノブ18の下側被係合部20dに対してシャフト軸方向Xに押し付けられた状態を保持できる。
図16は第4実施形態のシフトレバー12を示す一部の断面の端面図であり、図17は第4実施形態のアダプタ16を示す斜視図である。
本実施形態は、第3実施形態と比べて、アダプタ16の外周面部16cと、シフトノブ18の挿入孔20の点で異なる。
アダプタ16の上側外接部34Aの外径は下側外接部34Bの外径より小さくなるように設定される。また、シフトノブ18の挿入孔20の内周面20bは、アダプタ16の上側外接部34Aが外接する上側部分20baと、アダプタ16の下側外接部34Bが外接する下側部分20bbとを有する。挿入孔20の上側部分20baの内径Raは下側部分20bbの内径Rbより小さくなるように設定される。挿入孔20の上側部分20baと下側部分20bbとの間には段差面20bcが形成される。
図19は第5実施形態のシフトレバー12を示す側面断面の端面図である。
本実施形態のシフトレバー12はリバースインヒビット機構38を備える。リバースインヒビット機構38は、シフトレバー12が誤操作によりリバースレンジに位置決めされることによって、手動変速機の運転モードが後進モードに切り替わるのを防止するためのものである。リバースインヒビット機構38は公知のため、本図ではリバースインヒビット機構38の一部(プルカラー38a及びスプリング38b)のみを示し、その一部に関して主に説明する。
図20は第6実施形態のアダプタ16を示す斜視図である。
第1実施形態では、弾性爪22の腕部22aの固定端部22cが上端部となり、腕部22aの自由端部22dが下端部となる例を説明した。これにより、腕部22aはシャフト軸方向Xと略直交する面上の軸P1周りに撓み変形する(図6参照)。本実施形態では、弾性爪22の腕部22aの固定端部22cはシャフト周方向の一端部となり、自由端部22dがシャフト周方向の他端部となる。これにより、腕部22aはシャフト軸方向Xと略平行な軸P2周りに撓み変形する。
図20〜図22に示すように、弾性爪22の突起部22bは、腕部22aの自由端部22d側に設けられる自由端側部分22baと、腕部22aの固定端部22c側に設けられる固定端側部分22bbとを有する。突起部22bの自由端側部分22baの上面には爪側傾斜面22eが形成される。突起部22bの固定端側部分22bbの上面には上側係合面22iが形成される。突起部22bの自由端側部分22ba及び固定端側部分22bbの下面には下側係合面22fが形成される。爪側傾斜面22e及び下側係合面22fの機能は第1実施形態と同様である。
Claims (1)
- レバーシャフトと、
前記レバーシャフトの上端部に固定されるアダプタと、
前記アダプタが挿入される挿入孔が形成されるシフトノブと、を備え、
前記アダプタには弾性爪が形成され、
前記シフトノブには、前記レバーシャフトの軸方向の一方側から前記弾性爪が係合されることにより、前記挿入孔からの前記アダプタの抜けを規制する被係合部が形成され、
前記アダプタ及び前記シフトノブの何れか一方は、前記被係合部に対して前記弾性爪を前記レバーシャフトの軸方向に押し付けた状態を保持するように前記アダプタ及び前記シフトノブを付勢する付勢部を有することを特徴とするシフトノブの取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2015227392A JP6493173B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | シフトノブの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015227392A JP6493173B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | シフトノブの取付構造 |
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JP2017094820A JP2017094820A (ja) | 2017-06-01 |
JP6493173B2 true JP6493173B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2015227392A Active JP6493173B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | シフトノブの取付構造 |
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Family Cites Families (3)
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