JP6493081B2 - 物品搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の種類及び数量を指定するオーダー情報にて指定される複数の物品を搬送経路に沿って搬送する搬送装置を備えた物品搬送設備に関する。
このような、物品搬送設備として、例えば特許第5187346号公報(特許文献1)に開示されるような、オーダー情報にて指定される複数の物品がピッキング作業により投入される集品容器に予めビニール袋などの小口袋をセットしておき、集品容器にセットされた小口袋に複数の物品を収容した状態で搬送する設備がある。また、例えば、特開平7−2324号公報(特許文献2)に開示されるように、集品容器に対して投入された物品を自動的に包装するものも提案されている。特許文献2では集品容器として集品トレーが用いられている。
これらの物品搬送設備は、特許文献1及び2にも示されているようにピッキング設備に設けられる場合が多く、オーダー情報に係る複数の物品を小口袋で包装した状態で物品を取りまとめることで、出荷後にオーダー主(例えば、顧客)毎に物品を配送する際に取扱効率が向上する点で好ましい。
上記の物品搬送設備であると、集品容器を用いる必要であるため、小口袋を集品容器にセットする工程が必要であったり、また、集品容器を回送する等の手間が発生する(例えば、特許文献2の段落〔0056〕及び段落〔0057〕参照。)。
また、集品容器自体は、出荷されず出荷までの仮容器であるため、設備資材のコストの観点からは集品容器を省略できることが好ましい。
そこで、オーダー情報にて指定される複数の物品を集品容器を用いず、搬送装置にて直接搬送し、そのまま包装装置に供給して物品を包装することが求められる。
搬送装置にて搬送される物品を包装装置に供給して物品を包装する技術として、特公平7−67923号公報(特許文献3)に開示されている技術がある。
特許第5187346号公報 特開平7−2324号公報 特公平7−67923号公報
特許文献3の技術では、搬送される物品の搬送方向の寸法を計測し、その寸法に基づいて、フィルムの繰り出し量等を調節することで、大きさの異なる個々の物品を大きさに応じて適切にフィルム包装することができるようになっている(特許文献3の第11欄32行〜第12欄7行参照)。
しかしながら、特許文献3の技術は、搬送方向の寸法が搬送経路途中で計測が可能な単一の物品を対象とした技術であり、ピッキング設備等に設けられる場合に求められるように、オーダー情報にて指定される複数の物品の集合体である物品群をまとめて包装するような場合には、物品群の搬送方向の長さの計測が適切に行い難いこともあって、採用できる技術ではない。
そこで、集品容器を用いることなく個々の物品の集合体である物品群を適切に包装できる物品搬送設備が求められる。
本発明に係る物品搬送設備の特徴構成は、
物品の種類及び数量を指定するオーダー情報にて指定される複数の物品を搬送経路に沿って搬送する搬送装置を備えた物品搬送設備において、
前記搬送装置の作動を管理する搬送管理部と、
前記オーダー情報にて指定される物品を軟包装材で包装する包装装置と、
前記包装装置の作動を制御する包装制御部と、が設けられ、
前記搬送装置は、前記搬送経路に沿った搬送面を形成する搬送ベルトを巻回駆動自在に備えたベルトコンベヤにて構成されて、前記オーダー情報にて指定される複数の物品を、平面的に並べた状態の物品群として前記搬送ベルトにより直接支持した状態で搬送し、かつ、前記オーダー情報にて指定される物品群と他のオーダー情報にて指定される物品群とが混じらない状態でかつ当該物品群同士が前記搬送経路の長手方向で並ぶ状態で搬送し、
前記包装装置は、前記搬送装置の前記搬送経路の下流側端部に設けられて前記搬送装置により前記物品群が供給される位置に配置され、平面的に並べられた複数の物品である前記物品群をまとめて包装し、
前記搬送管理部は、前記搬送装置における前記搬送面のうち前記搬送経路に沿って連続する領域であって前記オーダー情報にて指定される物品群が存在する領域を、オーダー対応搬送領域として管理し、かつ、前記オーダー対応搬送領域の前記搬送経路に沿う方向の長さをオーダー長情報として管理するとともに、前記包装装置に供給される前記物品群についての前記オーダー長情報に対応する包装条件情報を前記包装制御部に送信するように構成され、
前記包装制御部は、前記包装条件情報に基づいて、当該包装条件情報に係る前記オーダー情報についての前記物品群を包装する前記軟包装材の長さを決定する点にある。
本特徴構成によれば、オーダー情報にて指定される複数の物品が一纏まりの物品群として、ベルトコンベヤにて構成された搬送装置により直接支持された状態で、他の物品群と互いに混じり合わないように搬送される。そのため、従来の構成のように、集品容器を用いることなく、オーダー情報にて指定される物品群を、搬送方向で区分けされた状態で搬送することができる。
そして、物品群が搬送装置の下流側端部まで搬送され包装装置に供給されることで、当該物品群が軟包装材で包装される。このとき、搬送管理部が、物品群のオーダー対応搬送領域の搬送経路に沿う方向の長さを、オーダー長情報として管理し、包装装置の作動を制御する包装制御部にオーダー長情報に対応する包装条件情報を送信する。そして、包装制御部は、包装条件情報に基づいて物品群を包装する軟包装材の長さを決定する。したがって、包装装置は、物品の数量や種類が様々である物品群を当該物品群の搬送方向の長さに適切に対応して長さの軟包装材により包装することができる。
このように、集品容器を用いることなく個々の物品の集合体である物品群を適切に包装できる物品搬送設備が得られる。
ここで、前記搬送装置の前記搬送面を少なくとも前記搬送経路の長手方向に並ぶ大きさの等しい領域に区分けして生成される搬送ゾーンが設定され、前記搬送管理部は、前記搬送ゾーンを単位として前記オーダー対応搬送領域を管理し、前記搬送経路の長手方向に並ぶ前記搬送ゾーンの数量を前記オーダー長情報として管理し、前記オーダー対応搬送領域を構成する前記搬送ゾーンの数量に基づいて前記包装条件情報を生成するように構成されていると好適である。
この構成によれば、搬送管理部は、大きさの等しい領域に区分けして生成される搬送ゾーンを単位としてオーダー対応搬送領域を管理するため、オーダー対応搬送領域は大小の変化量が段階的な大きさとなるので管理が容易である。また、搬送ゾーンの数量に基づいて包装条件情報を生成することで、包装条件情報を設定し易く、制御パラメータの複雑化を回避して包装装置の作動の制御を適切に行える。
また、前記オーダー情報についての前記オーダー対応領域は、前記搬送装置の搬送方向で下流側に設定されている別の前記オーダー情報についての前記オーダー対応領域と、前記搬送経路の長手方向で少なくとも一つの空の前記搬送ゾーンを隔てて設定されていると好適である。
この構成によれば、物品群の間に搬送装置の搬送経路の長手方向で空の搬送ゾーンを設けることで、物品群同士の間にスペースが確保されるため、包装装置の包装動作を適確に行い易い。
また、前記オーダー情報に基づいて前記オーダー情報にて指定される物品を前記搬送装置に投入する自動投入装置が設けられ、前記搬送管理部は、前記自動投入装置の作動を制御し、前記搬送管理部は、前記オーダー情報にて指定される物品のそれぞれについて、当該物品が前記搬送装置に投入されるときの前記搬送ゾーンを当該物品の寸法情報に基づいて割り付けるゾーン割付処理を行い、前記ゾーン割付処理により割り付けられた前記オーダー情報についての前記搬送ゾーンの数量が最大ゾーン数を超える場合は、前記オーダー情報にて指定される物品を構成する物品群を複数の物品群に分割する分割処理を実行し、前記分割処理にて生成された複数の物品群の夫々について前記オーダー対応搬送領域を管理するように構成されていると好適である。
この構成によれば、自動投入装置により、オーダー情報にて指定される物品が搬送装置に投入されるため、人手によるピッキング作業の労力の軽減を図ることができる。また、自動投入装置により物品を投入する際の搬送ゾーンが当該物品の寸法情報に基づいて割り付けられるので、搬送ゾーンに過度に多くの或いは大きな物品が投入されることを防止できる。さらに、搬送ゾーンが割り付けられた物品群の当該搬送ゾーンの数量が最大ゾーン数を超える場合は、当該物品群を複数の物品群に分割することで、夫々の物品群を包装装置により適切に包装できるゾーン数の物品群とすることができる。つまり、オーダー情報により指定される物品の分量が多くても、複数の物品群に分割することで、個々の物品群を適切な分量に収めることで包装装置により適切に包装することができる。
物品搬送設備が設けられたピッキング設備の全体平面図 ピッキングエリアの一部拡大斜視図 搬送装置の下流端付近の拡大平面図 搬送装置に対する物品の投入構造を示す側面図 包装装置の概略構造を示す斜視図 搬送面におけるオーダー対応搬送領域と搬送ゾーンとを説明する模式図 制御ブロック図 オーダー情報を示す表 物品の種類ごとの属性を示す表
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、複数種の物品をオーダー情報に基づいてピッキングして出荷するピッキング設備に物品搬送設備を適用した例を説明する。本例のピッキング設備では、物品として冷凍食品を取り扱う。
図1に示すように、ピッキング設備は、ピッキングエリアA1、検査包装エリアA2、仕分積み付けエリアA3とを備えている。
ピッキングエリアA1には、同一種類の物品Wを複数収納する収納部を多段に備えて集品コンベヤ1aに沿って並ぶように複数配設された物品収納棚2と、物品Wを集品コンベヤ1aに投入する自動投入装置4と、物品収納棚2から自動投入装置4に物品Wを中継搬送する昇降搬送装置3と、が設けられている。図2及び図3にも示すように、複数の物品収納棚2は対を成すように配置されており、各対の間には物品Wを物品収納棚2に補充するために作業者Jが出入りする補充用空間Sが形成されている。作業者Jは物品Wを補充台車15から持ち出して各収納部に補充する。なお、作業者Jが昇降搬送装置3や自動投入装置4の作動領域に誤って進入しないように、昇降搬送装置3及び自動投入装置4の作動領域と作業者Jの移動可能領域を仕切るフェンス10が設置されている。
各物品収納棚2は、収納部を上下に複数段備えており、各収納部には、互いに巻回方向が逆向きで駆動回転方向が逆向きの一対の回転螺旋体2aが備えられている。収納部及び一対の回転螺旋体2aにてスパイラル搬送装置が構成されており、各物品収納棚2は、スパイラル搬送装置を上下に複数段並べで構成されている。
そして、ピッキング設備において扱われる物品Wには、複数種類の物品Wがあり、物品収納棚2は、複数種類の物品Wを複数の収納部に種類別に収納している。本実施形態では、物品Wは、紙製パッケージや発泡スチロール容器やプラスチック製の袋など、各種の包材によるパッケージングが施された商品としての冷凍食品である。そのため、本実施形態のピッキング設備は、室内温度が例えば、摂氏0度〜10度の間に調整された低温環境に設置されており、ピッキング設備において各種の作業を行う作業者Jは、防寒対策として防寒作業服を着用している。
図2〜図4に示すように、昇降搬送装置3及び自動投入装置4は、各物品収納棚2に対応して夫々1台ずつ設けられている。昇降搬送装置3は、リブ付のベルトコンベヤを備えた昇降台3aとこの昇降台3aを昇降自在に支持しながら昇降台3aを昇降駆動する駆動マスト3bを備え、自動投入装置4は、ベルトコンベヤを備えている。物品収納棚2の収納部が備えるスパイラル搬送装置から切出し搬送された物品Wは、昇降搬送装置3にて受け取られ、自動投入装置4に供給される。なお、昇降搬送装置3は、同一の又は異なる段の収納部から1個又は複数個の物品Wを受け取り、昇降台3a上の物品Wを自動投入装置4に中継搬送するようにするのが好ましい。
集品コンベヤ1aの搬送方向(図1で紙面右から左に向かう方向)で上流側の部分に設置された物品収納棚2は、単一の段の収納部にて構成されており、昇降搬送装置3は設けられていない。つまり、収納部が備えるスパイラル搬送装置から自動投入装置4に直接物品Wが供給される。
検査包装エリアA2には、集品コンベヤ1aの搬送方向で下流側に接続される第2コンベヤ1bと、第2コンベヤ1bの搬送方向で下流側に接続される第3コンベヤ1cとが設けられている。つまり、集品コンベヤ1a、第2コンベヤ1b、第3コンベヤ1cは夫々の搬送経路が接続されて、搬送経路が連続する搬送装置1を構成している。
第2コンベヤ1bは、物品Wを搬送装置1の搬送方向と平面視で交差する搬送幅方向での規定範囲に収めるための幅荷揃え部11として、搬送幅方向に互いに離間して設けられた一対のガイド体11a・11bが設けられている。一対のガイド体11a・11bは、搬送方向下流側程互いの離間距離が短くなるガイド部を、搬送方向の少なくとも一部に備えている。当該ガイド部の搬送方向上流側及び下流側の双方又は一方に、搬送方向での位置によらず互いの離間距離が同じである部分を備えていてもよい。
図1及び図2に示すように、第3コンベヤ1cは、第2コンベヤ1b及び第3コンベヤ1cの接続箇所の付近に、領域検査装置5及び異物検査装置6を搬送方向に並ぶ状態で備えている。
領域検査装置5は、図2及び図3に示すように、複数の光センサ12を組み合わせて構成されており、オーダー情報別に搬送方向に区分された状態で第3コンベヤ1cにより搬送される物品群WGが、3次元規定領域内に収まっているか否かを複数の光センサ12の出力信号により判別するように構成されている。本実施形態では、3次元規定領域は、外形の底面が第3コンベヤ1cの搬送面を底面に一致する直方体の仮想空間からなる領域となっている。領域検査装置5の判別結果は搬送管理部Hに出力される(図7参照)。
そして、搬送管理部Hは、領域検査装置5の判別情報に基づいて、1つのオーダー情報にて指定された物品群WGが3次元規定領域内に収まっていない場合は、搬送装置1及びピッキングエリアA1の全搬送作動を停止させるように構成されている。
これにより、物品群WGを構成する物品Wが包装装置7により、例えば物品Wがシート状のビニールシート17から飛び出した状態で包装される等、不適切に包装されることを未然に防止できる。
異物検査装置6は、物品群WGのオーダー対応搬送領域Zに異物が存在するか否かを判別する。本実施形態では、異物検査装置6として金属片等の有無を自動で判別するX線検査装置を採用している。異物検査装置6は、物品群WGについてのオーダー対応搬送領域Zに異物としての金属片等があると判別した場合にその判別情報を搬送管理部Hに出力できるように、搬送管理部Hに接続されている(図7参照)。
搬送管理部Hは、異物検査装置6の判別情報に基づいて、物品群WGについてのオーダー対応搬送領域Zに異物が存在する場合は、搬送装置1の搬送作動を停止させる。
これにより、包装装置7まで搬送される前に、異物を検出することで、物品群WGが異物と共に包装装置7により包装されてしまう事態を防止できる。しかも、包装装置7に包装される前の状態で検出した異物を除去できるため、異物を取り除く作業に手間取ることなく、異物検出後の対応を迅速に行うことができる。
第3コンベヤ1cの搬送経路の下流側端部、つまり、搬送装置1の搬送経路の下流側端部にて物品群WGが供給される位置に、オーダー情報にて指定される物品Wを軟包装材で包装する包装装置7が設けられている。本例では、包装装置7は、ビニールシート17を軟包装材としている。1個のオーダー情報にて指定された一纏まりの物品群WGは、包装装置7にて同じビニール袋に包装され、1つのオーダー情報についての包装物品Wrとなる。尚、詳しくは詳述するが、1個のオーダー情報にて指定された物品Wの数や種類によっては、2個以上の包装物品Wrとして異なる袋に分けて包装される場合がある。また、2個以上のオーダー情報にて指定された物品Wが同じ袋に包装されることはない。また、1個のオーダー情報にて物品Wが1個のみ指定される場合があるが、この場合は、当該1個の物品Wだけで一纏まりの物品群WGが構成され、包装されると1つのオーダー情報についての包装物品Wrとなる。
仕分積み付けエリアA3には、包装装置7の搬送装置1の搬送方向下流側に接続されて、包装物品Wrを仕分け搬送する仕分け搬送装置8が設けられている。搬送装置1の第3コンベヤ1cの搬送経路下端部にて包装装置7により包装された包装物品Wrは、包装装置7から仕分け搬送装置8に排出され、複数の分岐搬送部8aに分岐する分岐部8bに搬送される。そして、荷積み作業を行う作業者Jにより分岐搬送部8aの下流側端部から当該包装物品WRについてのオーダー情報に対応するカゴ車9へ積み付けられる。なお、荷合わせ作業では1個のカゴ車9に同一又は異なる顧客に係る複数の包装物品Wrが収容される。このように複数の包装物品Wrがカゴ車9に複数個積み付けられて、ピッキング設備からカゴ車ごと出荷される。なお、包装物品Wrをカゴ車に直接積み付けずに、保冷用のコンテナ等、複数の包装物品Wrが収容された出荷用容器をカゴ車に複数個、段積みしてもよい。
ピッキングエリアA1における集品コンベヤ1a、検査包装エリアA2における第2コンベヤ1b及び第3コンベヤ1cはいずれも、搬送経路に沿った搬送面Pを形成する搬送ベルト(集品コンベヤ1aでは搬送ベルト13)を巻回駆動自在に備えたベルトコンベヤにて構成されており、オーダー情報にて指定される複数の物品Wを物品群WGとして搬送ベルト13により直接支持した状態で搬送する。
ピッキングエリアA1では、物品収納棚2に収納されている物品Wがオーダー情報に基づいて取り出されて、1個のオーダー情報にて指定された複数個の物品Wが物品群WGを形成して一纏まりとなって集品コンベヤ1aにて搬送される。つまり、集品コンベヤ1aは、複数のオーダー情報にて指令された物品Wを、オーダー情報別に搬送方向に区分された状態で搬送する。
そして、第2コンベヤ1b及び第3コンベヤ1cはいずれも、集品コンベヤ1aと同様に、オーダー情報にて指定された複数個の物品Wが一纏まりとなって物品群WGを形成する状態で搬送するのであり、複数の物品Wをオーダー情報別に搬送方向に区分された状態で搬送する。
つまり、集品コンベヤ1a、第2コンベヤ1b及び第3コンベヤ1cはいずれも、オーダー情報にて指定される物品群WGと他のオーダー情報にて指定される物品群WGとが混じらない状態でかつ当該物品群WG同士が搬送経路の長手方向で並ぶ状態で搬送する。したがって、本実施形態では、集品コンベヤ1a、第2コンベヤ1b及び第3コンベヤ1cが本発明の搬送装置に相当し、自動投入装置4は、オーダー情報に基づいて当該オーダー情報にて指定される物品Wを搬送装置に投入する。
図7に示すように、ピッキングエリアA1における物品収納棚2が備えるスパイラル搬送装置の切り出し搬送作動や、昇降搬送装置3の昇降作動並びに物品収納棚2からの受取作動及び自動投入装置4への供給作動や、自動投入装置4の昇降搬送装置3からの受取作動及び集品コンベヤ1aに対する投入作動は、搬送管理部Hにより制御される。搬送管理部Hは、上位のコンピューターから指令される複数のオーダー情報に基づいて、これらの装置の作動を制御するように構成されている。
なお、搬送管理部Hは、図7の図示では単一の装置のように模式的に示しているが、搬送管理部Hの具体的構成としては、複数のハード装置にて分散して構成してもよい。この場合、各ハード装置を相互に通信自在に接続して各種の制御情報を相互に授受する等すればよい。
図8に示すように、1つのオーダー情報には、オーダーした顧客を示す顧客IDの情報、オーダーした物品Wの種類を示す物品IDの情報(商品コード)、及び、オーダーした各種類の物品Wの数を示す情報が含まれている。また、複数のオーダー情報には、物品Wを出荷する順にオーダーナンバーが振り分けられる。また、搬送管理部Hには、顧客IDと当該顧客の物品Wの出荷先を示す情報とが関連付けた状態で記憶されている。このように、複数のオーダー情報の夫々は、物品Wの種類及び各種類の物品Wの個数を指定する情報である。
図2及び図4に示すように、集品コンベヤ1aは、搬送装置1の搬送方向と平面視で交差する搬送幅方向での物品Wの位置が、極力ばらつかないように、搬送幅方向の中央部が両端部に比べ低い高さの搬送面となるいわゆるトラフコンベヤにて構成されている。また、集品コンベヤ1aは、搬送面Pを形成する搬送ベルト13の長手方向に一定間隔ごとに形成された突起部13aにて複数のベルト部分14に区分されている。つまり、搬送装置1の集品コンベヤ1aは、物品Wを支持するベルト部分14を集品コンベヤ1aの搬送方向に並ぶ状態で備えている。集品コンベヤ1aは、駆動部(図示せず)にて搬送ベルト13を長手方向に移動させることで、搬送ベルト13の各ベルト部分14にて支持した物品Wを集品コンベヤ1aの搬送方向に沿って搬送するように構成されている。
各ベルト部分14には、図6に示すように、搬送幅方向に並ぶ二つの搬送ゾーンQが設定されており、各ベルト部分14の2つの搬送ゾーンQは、搬送経路の長手方向に並んでいる。つまり、搬送装置1の搬送面Pを少なくとも搬送経路の長手方向に並ぶ大きさの等しい領域に区分けして生成される搬送ゾーンQが設定されている。
搬送管理部Hは、搬送装置1における搬送面Pのうち搬送経路に沿って連続する領域であってオーダー情報にて指定される物品群WGが存在する領域を、以下に説明するように、搬送ゾーンQを単位としてオーダー対応搬送領域Zとして管理している。
搬送管理部Hは、あるオーダー情報にて指定される物品Wを集品コンベヤ1aに自動投入装置4により投入するにあたり、当該オーダー情報にて指定される物品Wが収納されている物品収納棚2を選択する。当該オーダー情報にて複数種類の物品Wが指定されている場合は、当該複数種類の物品Wをそれぞれ収納している物品収納棚2が複数選択される。そして、オーダー情報にて指定されている物品Wの種類に対応する物品収納棚2から昇降搬送装置3で中継搬しながら当該オーダー情報にて指定されている物品Wを自動投入装置4に供給する。
ここで、搬送管理部Hは、オーダー情報にて指定される物品Wの全てが自動投入装置4に供給された状態になると、当該物品Wが搬送装置1に投入されるときの搬送ゾーンQを当該物品Wの寸法情報に基づいて割り付けるゾーン割付処理を行う。搬送管理部Hは、オーダー情報に含まれている商品コード(図8参照)に基づいて、図9のような物品Wの種類ごとの属性が記憶された別途のデーベースを参照して、当該商品コードで特定される物品Wのゾーン占有率を取得する。なお、本例では、ゾーン占有率が予め算出されデータベースに商品コードと関連付けた状態で記憶されているが、搬送ゾーンQの大きさ情報を登録しておき、ゾーン割付処理において都度、オーダー情報にて指定される各物品Wのゾーン占有率を算出してもよい。搬送管理部Hは、オーダー情報にて指定される各物品Wのゾーン占有率を取得すると、物品Wのゾーン占有率の和が閾値(100%以下の占有率であり、本例では、75%としている。)を超えない範囲で、できるだけ物品Wの数が多くなる物品Wの組み合わせを作成し、当該組み合わせに対して搬送ゾーンQを一つ割り当てる処理を、全ての物品Wに対して搬送ゾーンQが割り当てられるまで繰り返す。搬送ゾーンQが割り当てが繰り返される場合には、前回割り当てた搬送ゾーンQの搬送方向下流側に隣接する搬送ゾーンQが割り当てられる。なお、この、ゾーン割付処理では、ゾーン占有率が小さい物品Wから優先して組み合わせを作成して搬送ゾーンQ決定していくのが好ましい。また、本例では、物品収納棚2は、搬送装置1を挟んで両側に配置されているため、物品Wが収納されている物品収納棚2が搬送装置1に関して同じ側に配置されているもの同士を組み合わせ、かつ、当該組み合わせに係る物品Wが収納されている物品収納棚2の配置に対して、搬送装置1の経路幅方向で対応する側の搬送ゾーンQを割り当てることを追加条件としている。
このようにして、オーダー情報に係る物品群WGを構成する物品Wを投入すべき搬送ゾーンQの割り付けが完了すると、搬送装置1の搬送経路の長手方向に並ぶ搬送ゾーンQの数量をオーダー長情報として記憶する。例えば、図6において搬送方向(図の矢印で示す方向)で最上流に示されたオーダー対応搬送領域Zは、経路幅方向で一方側に2つ他方側に1つの合計3つの搬送ゾーンからなっており、搬送経路の長手方向に並ぶ搬送ゾーンQの数量は「2」であるから、搬送管理部Hは、このオーダー対応搬送領域Zについてのオーダー長情報を「2」として記憶する。このように、搬送管理部Hは、オーダー対応搬送領域Zの搬送経路に沿う方向の長さをオーダー長情報として管理していている。
物品群WGを構成する物品Wの種類の組み合わせによっては経路幅方向で一方側の搬送ゾーンQだけが割り当てられる場合もある。なお、図示は省略しているが、個々の搬送ゾーンQは、集品コンベヤ1aの搬送面Pに設定される搬送ゾーンQの総数に基づくIDにより区別して管理されることが好ましい。
ゾーン割付処理により割り付けられたオーダー情報についての搬送ゾーンQの搬送方向に並ぶ数量が最大ゾーン数(本例では3ゾーンとしている)を超える場合は、オーダー情報にて指定される物品Wを構成する物品群WGを複数の物品群WGに分割する分割処理を実行する。
例えば、図6において示された3つのオーダー対応搬送領域Zのうち、搬送方向で最下流に示されたオーダー対応搬送領域Zと、搬送方向で中間に示されたオーダー対応搬送領域Zとに割り当てられている各物品Wは、同じオーダー情報により指定される物品Wであり、ゾーン割付処理の結果8個の搬送ゾーンQが割り付けられた結果、搬送経路の長手方向に並ぶ搬送ゾーンQの数量は「3」を超えたため、最大ゾーン数を超えた分の搬送ゾーンQである2個の搬送ゾーンQについては、異なるオーダー対応搬送領域Zに属する搬送ゾーンQとして管理している。このように、搬送管理部Hは、分割処理にて生成された複数の物品群WGの夫々についてオーダー対応搬送領域Zを管理するように構成されている。
なお、上記説明では、オーダー情報にて指定される物品Wの全てが自動投入装置4に供給された状態になってから、オーダー情報にて指定される物品Wの夫々の搬送ゾーンを割り付ける例を示したが、この順序に限らず、例えば、オーダー情報にて指定される物品Wの夫々の搬送ゾーンを割り付けてから、物品収納棚2から自動投入装置4への供給を開始してもよい。
あるオーダー情報にてついてのオーダー対応搬送領域Zを設定した後に、次の別のオーダー情報にてついてのオーダー対応搬送領域Zを設定する場合に、搬送管理部Hは、搬送装置1の搬送方向で下流側に設定されている別のオーダー情報についてのオーダー対応搬送領域Zと、搬送経路の長手方向で少なくとも一つの空の搬送ゾーンQを隔て当該別のオーダー情報についてのオーダー対応搬送領域Zを設定する。上述のようにあるオーダー対応搬送領域Zを設定する場合に当該オーダー情報にて指定される物品Wを二つの物品群WGに分割した場合も、されたの物品群WGの夫々のオーダー対応搬送領域Zの間には搬送経路の長手方向で少なくとも一つの空の搬送ゾーンQが設けられる。
このように、物品群WGの間に搬送装置1の搬送経路の長手方向で空の搬送ゾーンQを設けることで、物品群WG同士の間にスペースが確保されるため、領域検査装置5での判定、異物検査装置6の判定を精度よく行い易くなり、また、包装装置7の包装動作を適確に行い易い。
図5に示すように、包装装置7は、ビニールシート17の溶着装置75を備えた中間コンベヤ72と、この中間コンベヤ72の搬送方向の上流側及び下流側にそれぞれ近接して配置された入口コンベヤ71及び出口コンベヤ73を備えて、直線状の搬送経路が形成されている。包装装置7は、搬送装置1の搬送経路の延長線と上記3つのコンベヤ71,72,73によ搬送経路とが一致するように配置されている。
シートロール16からシート送り装置74により繰り出されるビニールシート17は、中間コンベヤ72の搬送面に敷かれた状態でシート幅方向の両端部がガイド棒などに案内されて立ち上げられ、さらに、搬送方向下流側に進むほどシート幅方向で一方の端部に同他方の端部が覆い重なるように案内される。シート送り装置74は、案内ローラやピンチローラを複数組み合わせて、中間コンベヤ72の搬送面に沿ってビニールシート17を移動できるように構成されている。入口コンベヤ71にて物品群WGが搬入されると、略筒状を成すビニールシート17の筒状体内部に物品群WGが位置する状態を経て、物品群WGの搬送方向両端部が熱溶着式のカッターを備えた溶着装置75により切断されて、包装物品Wrが形成される。
溶着装置75は、ビニールシート17に移動面を挟んで上下に分散はい位置される一対のヒータヘッダを備えており、この一対のヒータヘッダを搬送方向に沿って設定範囲内でスライド移動させるヘッダスライド部75aと、一対のヒータヘッダを上下に離間させた離間位置と当接する近接位置との間で昇降させるヘッダ昇降部75bとを備えている。
中間コンベヤ72は、押え装置76、搬送方向に並ぶ複数の押え板76aを上下方向に沿う姿勢で自重により下方に付勢された状態で昇降自在に備えている。押え装置76は、物品群WGを重なり合ったビニールシート17ごと形状追従型の押え装置76により上方から押え込んで、熱溶着でビニールシート17をシール及び切断するまでのビニールシート17の姿勢を物品群WGの上方の起伏形状に応じた形状にできるようになっている。
搬送装置1から包装装置7に次々に投入される物品群WGは、入口コンベヤ71により前後の物品群WGとの間隔を維持したまま、装置内に搬入される。引き続き、中間コンベヤ72で搬送されながら、搬送方向の後端部が、カット位置に達すると、ビニールシート17に包装される。
包装装置7の溶着装置75の一対のヒータヘッダの昇降作動及びスライド作動は図外の各種のセンサの検出情報や、搬送管理部Hが包装制御部7hに出力する包装条件情報及び中間コンベヤ72のシート送り速度情報に基づいて、包装制御部7h(図7参照)が制御する。
包装処理が進行している間、物品群WG及びビニールシート17は一体的に搬送方向に一定速度で移動し続けており、包装制御部7hは、包装装置7に供給される物品群WGについてのオーダー長情報に対応する包装条件情報に基づいて、溶着装置75を物品群WGについてのオーダー対応搬送領域Zの両端部に追従させるスライド制御を行いながら、溶着装置75を昇降制御して包装物品Wrを生成する。
このように、包装制御部7hによりヘッダスライド部75a及びヘッダ昇降部75bが制御され、オーダー情報についての物品群WGを包装するビニールシート17の長さが決定される。つまり、包装制御部7hは、包装条件情報に基づいて、当該包装条件情報に係るオーダー情報についての物品群WGを包装するビニールシート17の長さを決定するように構成されている。なお、包装制御部7hは、一対のヒータヘッダが近接位置を保った状態で設定熱溶着時間だけ搬送方向にスライド移動するように、ヘッダスライド部75a及びヘッダ昇降部75bの作動を制御する。これより、包装物品Wrの搬送方向両端部について確実なヒートシールを行うことができる。
搬送管理部Hが包装制御部7hに出力する包装条件情報は、本実施形態では、オーダー長情報そのものであり、包装対象の物品群WGについてのオーダー対応搬送領域Zの搬送経路の長手方向に並ぶ搬送ゾーンQの数量(本実施形態では、「1」、「2」、「3」のいずれかである。)である。包装条件情報はオーダー長情報に対応する情報であればよく、例えば、オーダー長情報により示されるオーダー対応搬送領域Zにある物品群WGを包装する場合のシール代を考慮した実際のビニールシート17の繰り出し長さ情報であってもよい。本実施形態では、一つの搬送ゾーンQの搬送方向の長さが300mmであるから、包装条件情報として、例えば、搬送管理部Hが記憶している物品群WGのオーダー長情報が「1」であれば当該物品群WGについての包装条件情報として「600」を出力し、搬送管理部Hが記憶している物品群WGのオーダー長情報が「2」であれば当該物品群WGについての包装条件情報として「900」を出力し、搬送管理部Hが記憶している物品群WGのオーダー長情報が「3」であれば当該物品群WGについての包装条件情報として「1200」を出力するように構成してもよい。
〔別の実施形態〕
(1)上記実施形態では、軟包装材で物品群を包装する包装装置として、ビニールシートで物品群を包装するものを例示したが、軟包装材としてはビニールシートに限らず、例えば、紙や布であってもよい。また、包装装置の形態は、各種の形態を採用できる。
(2)上記実施形態では、ピッキングエリアA1において集品コンベヤに対して自動投入装置が自動的に物品を投入するものを例示したが、集品コンベヤに対して作業者が物品を投入するものであってもよい。また、搬送装置の例としてトラフコンベヤを有するものを例示したが、搬送装置はローラコンベヤを備える構成としてもよい。また、集品コンベヤをベルトコンベヤにて構成する場合、搬送面がフラットな平坦ベルトコンベヤにて構成してもよい。
(3)上記実施形態では、搬送ゾーンが搬送装置の経路幅方向でも並ぶように設定したものを例示したが、搬送ゾーンの経路幅方向の数は適宜変更できる。例えば、搬送方向で単一の搬送ゾーンを設定してもよい。また、物品群同士の間に一つだけ空の搬送ゾーンを設けたものを例示したが、物品群同士の間に2つ以上の空の搬送ゾーンを設けてもよい。
なお、上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
1 :搬送装置
4 :自動投入装置
7 :包装装置
7h :包装制御部
13 :搬送ベルト
H :搬送管理部
P :搬送面
Q :搬送ゾーン
W :物品
WG :物品群
Z :オーダー対応搬送領域

Claims (7)

  1. 物品の種類及び数量を指定するオーダー情報にて指定される複数の物品を搬送経路に沿って搬送する搬送装置を備えた物品搬送設備であって、
    前記搬送装置の作動を管理する搬送管理部と、
    前記オーダー情報にて指定される物品を軟包装材で包装する包装装置と、
    前記包装装置の作動を制御する包装制御部と、が設けられ、
    前記搬送装置は、前記搬送経路に沿った搬送面を形成する搬送ベルトを巻回駆動自在に備えたベルトコンベヤにて構成されて、前記オーダー情報にて指定される複数の物品を、平面的に並べた状態の物品群として前記搬送ベルトにより直接支持した状態で搬送し、かつ、前記オーダー情報にて指定される物品群と他のオーダー情報にて指定される物品群とが混じらない状態でかつ当該物品群同士が前記搬送経路の長手方向で並ぶ状態で搬送し、
    前記包装装置は、前記搬送装置の前記搬送経路の下流側端部に設けられて前記搬送装置により前記物品群が供給される位置に配置され、平面的に並べられた複数の物品である前記物品群をまとめて包装し、
    前記搬送管理部は、前記搬送装置における前記搬送面のうち前記搬送経路に沿って連続する領域であって前記オーダー情報にて指定される物品群が存在する領域を、オーダー対応搬送領域として管理し、かつ、前記オーダー対応搬送領域の前記搬送経路に沿う方向の長さをオーダー長情報として管理するとともに、前記包装装置に供給される前記物品群についての前記オーダー長情報に対応する包装条件情報を前記包装制御部に送信するように構成され、
    前記包装制御部は、前記包装条件情報に基づいて、当該包装条件情報に係る前記オーダー情報についての前記物品群を包装する前記軟包装材の長さを決定する物品搬送設備。
  2. 前記オーダー情報に基づいて前記オーダー情報にて指定される物品を前記搬送装置に投入する自動投入装置が設けられ、
    前記自動投入装置によって物品が投入される投入位置において、前記搬送面が、前記搬送装置の搬送方向に平面視で交差する搬送幅方向の中央部が前記搬送幅方向の両端部に比べて低くなるように形成され、
    前記投入位置よりも前記搬送方向の下流側であって、前記包装装置よりも前記搬送方向の上流側において、前記搬送面が平面状に形成されている請求項1に記載の物品搬送設備。
  3. 前記搬送装置は、前記搬送装置の搬送方向と平面視で交差する搬送幅方向での物品配置範囲を規定範囲に収めるための幅荷揃え部を備え、
    前記幅荷揃え部は、前記搬送方向の下流側程、前記搬送幅方向における互いの離間距離が短くなる一対のガイド部を備えている請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
  4. 前記包装装置は、前記軟包装材と共に前記物品群を上方から押さえ込む形状追従型の押え装置を備え、
    前記押え装置は、搬送方向に並ぶ複数の押え部材を自重により下方に付勢された状態で昇降自在に備えて、前記軟包装材の姿勢を前記物品群の上方の起伏形状に応じた形状にする請求項1から3のいずれか一項に記載の物品搬送設備。
  5. 前記搬送装置の前記搬送面を少なくとも前記搬送経路の長手方向に並ぶ大きさの等しい領域に区分けして生成される搬送ゾーンが設定され、
    前記搬送管理部は、前記搬送ゾーンを単位として前記オーダー対応搬送領域を管理し、前記搬送経路の長手方向に並ぶ前記搬送ゾーンの数量を前記オーダー長情報として管理し、前記オーダー対応搬送領域を構成する前記搬送ゾーンの数量に基づいて前記包装条件情報を生成するように構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の物品搬送設備。
  6. 前記オーダー情報についての前記オーダー対応搬送領域は、
    前記搬送装置の搬送方向で下流側に設定されている別の前記オーダー情報についての前記オーダー対応搬送領域と、前記搬送経路の長手方向で少なくとも一つの空の前記搬送ゾーンを隔てて設定されている請求項に記載の物品搬送設備。
  7. 前記オーダー情報に基づいて前記オーダー情報にて指定される物品を前記搬送装置に投入する自動投入装置が設けられ、
    前記搬送管理部は、前記自動投入装置の作動を制御し、
    前記搬送管理部は、前記オーダー情報にて指定される物品のそれぞれについて、当該物品が前記搬送装置に投入されるときの前記搬送ゾーンを当該物品の寸法情報に基づいて割り付けるゾーン割付処理を行い、前記ゾーン割付処理により割り付けられた前記オーダー情報についての前記搬送ゾーンの数量が最大ゾーン数を超える場合は、前記オーダー情報にて指定される物品を構成する物品群を複数の物品群に分割する分割処理を実行し、前記分割処理にて生成された複数の物品群の夫々について前記オーダー対応搬送領域を管理するように構成されている請求項5又は6に記載の物品搬送設備。
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