JP6492941B2 - ヘッド組立体、ヘッドユニットおよび液体吐出装置 - Google Patents

ヘッド組立体、ヘッドユニットおよび液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドとヘッド支持部とを組み立てたヘッド組立体、ヘッドユニット、液体吐出装置およびヘッド組立体の組立方法に関するものである。
従来、インクジェット式のヘッドと、ベースプレートとを備えたヘッドユニットが知られている。このヘッドユニットでは、液体の着弾位置の精度を向上させるために、ヘッドが、ベースプレートに対し、ヘッドのノズル開口が並設された方向である第1の方向と、第1の方向に交差する第2の方向とに位置決めされた状態で固定されている(特許文献1参照)。
特開2010−167607号公報
本発明者は、以下の課題を見出した。
従来のヘッドユニットのように、液体吐出ヘッドが、ヘッド支持部に対して、液体の吐出方向と交わる面内において位置調整されていても、吐出方向に位置調整されていないと、特にメディアに対するヘッドの相対速度が速い場合には、液体の着弾位置の精度が低下してしまう。
本発明は、液体の着弾位置の精度を向上させることができるヘッド組立体、ヘッドユニット、液体吐出装置およびヘッド組立体の組立方法を提供することを課題としている。
本発明のヘッド組立体は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドを支持するヘッド支持部と、液体吐出ヘッドをヘッド支持部に固定するヘッド固定部と、ヘッド支持部に対する液体吐出ヘッドの固定位置を、液体の吐出方向に可変とするヘッド位置可変部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体吐出ヘッドをヘッド支持部に対して吐出方向に位置調整した上で、液体吐出ヘッドをヘッド支持部に固定することができる。これにより、液体の着弾位置の精度を向上させることができる。
更に、ヘッド支持部は、液体吐出ヘッドが固定される固定部材と、吐出方向と交わる取付面を有し、取付面に前記固定部材が取り付けられるヘッドプレートと、を有し、固定部材を前記ヘッドプレートに固定する部材固定部と、ヘッドプレートに対する固定部材の固定位置を、取付面内において可変とする部材位置可変部と、をさらに備えることが望ましい。
この構成によれば、吐出方向と交わる方向において液体吐出ヘッドの取り付け位置を調整することが出来る。
更に、ヘッドプレートと固定部材は互いに係合し固定時に、液体吐出ヘッドの回転を抑制する構成になっていることが望ましい。
この構成によれば、液体吐出ヘッドが吐出方向において傾くことを防止出来るので、高精度な液体吐出が可能になる。
更に、ヘッド位置可変部は、液体吐出ヘッドおよびヘッド支持部の一方に設けられ、ヘッド固定部であるヘッド固定ネジが吐出方向と交わる方向に螺合するヘッド固定ネジ孔と、液体吐出ヘッドおよびヘッド支持部の他方に設けられ、ヘッド固定ネジが吐出方向に遊びを持って挿入するヘッドネジ挿通孔と、を有することが好ましい。
この構成によれば、ヘッド固定ネジを仮締めした状態で、液体吐出ヘッドをヘッド支持部に対して吐出方向に位置調整した後、ヘッド固定ネジを本締めすることで、液体吐出ヘッドをヘッド支持部に固定することができる。
この場合、ヘッド支持部は、液体吐出ヘッドが固定される固定部材と、吐出方向と交わる取付面を有し、取付面に固定部材が取り付けられるヘッドプレートと、を有し、固定部材をヘッドプレートに固定する部材固定部と、ヘッドプレートに対する固定部材の固定位置を、取付面内において可変とする部材位置可変部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、固定部材に固定されたインクジェットヘッドを、ヘッドプレートに対して取付面内において位置調整した上で、固定部材をヘッドプレートに固定することができる。これにより、液体吐出ヘッドを、ヘッドプレートに対し、固定部材を介して取付面内において位置調整した上で、固定することができる。したがって、液体の着弾位置の精度をさらに向上させることができる。
この場合、部材位置可変部は、固定部材およびヘッドプレートの一方に設けられ、部材固定部である部材固定ネジが吐出方向に螺合する部材固定ネジ孔と、固定部材およびヘッドプレートの他方に設けられ、部材固定ネジが吐出方向と交わる方向に遊びを持って挿入する部材ネジ挿通孔と、を有することが好ましい。
この構成によれば、部材固定ネジを仮締めした状態で、固定部材をヘッドプレートに対して取付面内において位置調整した後、部材固定ネジを本締めすることで、固定部材をヘッドプレートに固定することができる。
この場合、ヘッド支持部には、複数の液体吐出ヘッドが固定されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の液体吐出ヘッド間で、ヘッド支持部に対する吐出方向の固定位置のばらつきを低減することができる。したがって、複数の液体吐出ヘッド間で着弾位置のばらつきを低減することができる。
本発明のヘッドユニットは、上記のヘッド組立体の複数と、複数のヘッド組立体が装着されたベースプレートと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体吐出ヘッドがヘッド支持部に対して吐出方向に位置調整されたヘッド組立体を複数備えたことで、複数の液体吐出ヘッド間で、ベースプレートに対する吐出方向の固定位置のばらつきを低減することができる。したがって、複数の液体吐出ヘッド間で着弾位置のばらつきを低減することができる。
本発明の液体吐出装置は、上記のヘッド組立体、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体の着弾位置の精度が向上したヘッド組立体を備えたことで、メディアに対して液体を良好に吐出することができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドユニットの斜視図である。 ベースプレートの斜視図である。 ヘッド組立体の斜視図である。 インクジェットヘッドを表した図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 固定部材の斜視図である。 ヘッドプレートの斜視図である。 ヘッド組立体の第2の実施例を示す斜視図である。 本発明の液体吐出装置の側面図である。 本発明の液体吐出装置のブロック図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係るヘッド組立体およびヘッド組立体の組立方法について説明する。このヘッド組立体は、インクジェットヘッドとヘッド支持部とを組み立てたものであり、複数のヘッド組立体によりヘッドユニットを構成している。ヘッドユニットは、各種プリンターに搭載され、メディアに対してインクを吐出し、画像を記録する。そこで、まず、ヘッドユニットについて説明する。
なお、以下では、インクジェットヘッドのノズル列が延びる方向を「X方向」と、ノズル面内においてノズル列に直交する方向を「Y方向」と、インクジェットヘッドのインクの吐出方向、つまりノズル面に垂直な方向を「Z方向」と、Z方向を軸とした回転方向を「θ方向」という。
図1に示すように、ヘッドユニット1は、ベースプレート50と、16個のヘッド組立体2とを備えている。ベースプレート50には、16個のヘッド組立体2が装着される。ヘッド組立体2が装着されたベースプレート50は、プリンターに取り付けられる。
図2に示すように、ベースプレート50は、平面視細長い略矩形の厚板状に形成されている。ベースプレート50の材質には、例えば炭素鋼を用いることができる。ベースプレート50の四隅には、プリンターに搭載するための搭載孔51がそれぞれ設けられている。また、ベースプレート50には、装着される16個のヘッド組立体2に対応して、16個の組付開口52が設けられている。16個の組付開口52は、8個ずつ2列に分かれて千鳥状に並んでいる。各組付開口52に、ヘッド組立体2が組み付けられる。
各組付開口52の縁部には、3つのプレート固定ネジ孔53が設けられている。各プレート固定ネジ孔53には、プレート固定ネジ61(図1参照)が螺合する。また、各組付開口52縁部の表裏一方の面、すなわちヘッド組立体2が組み付けられる組付面54には、2つのブロック取付部55が凹設されている。各ブロック取付部55には、位置決めピン56(図1参照)を有する位置決めブロックが取り付けられる。また、ベースプレート50の組付面54は、所定の表面粗さに加工されている。
図3に示すように、ヘッド組立体2は、2つのインクジェットヘッド10と、ヘッド支持部20とを備えている。ヘッド支持部20は、2つのインクジェットヘッド10を支持している。ヘッド支持部20は、2つの固定部材30と、ヘッドプレート40とを備えている。ヘッド組立体2は、各インクジェットヘッド10を、ヘッド支持部20に対して、位置調整した上で固定したものである。
インクジェットヘッド10は、プリンターに搭載された際に、メディアに対してインクジェット方式によりインクを吐出する。なお、インクジェットヘッド10は、「液体吐出ヘッド」の一例である。
図4に示すように、インクジェットヘッド10は、ヘッド本体11と、2つのヘッド縁部12とを備えている。
ヘッド本体11は、略扁平直方体状に形成されている。ヘッド本体11は、X方向に延びる2本のノズル列13が設けられたノズル面14を有している。一方、ヘッド本体11のノズル面14とは反対側の面には、2つのインク供給口15が設けられている。各インク供給口15には、図示しないインク供給部からインクが供給される。また、ヘッド本体11のX方向両端部には、それぞれ側方に突出した突出部16が設けられている。
2つのヘッド縁部12は、突出部16のインク供給口15側に連なるようにして、ヘッド本体11のX方向両端部にそれぞれ設けられている。各ヘッド縁部12は、ヘッド本体11よりも厚さの薄い板状に形成されている。各ヘッド縁部12には、ヘッドネジ挿通孔17が設けられている。ヘッドネジ挿通孔17には、例えば小ネジであるヘッド固定ネジ62a、62b(図3参照)が挿通する。ヘッドネジ挿通孔17は、ヘッド固定ネジ62a、62bよりも僅かに径の大きな円形に形成されている。より厳密には、一方のヘッドネジ挿通孔17は、他方のヘッドネジ挿通孔17よりも僅かに大径で且つ上下が僅かに水平状に切截された形状となっている。ヘッドネジ挿通孔17には、ヘッド固定ネジ62a、62bがZ方向の遊びを持って挿通する。そのため、インクジェットヘッド10は、固定部材30に対する固定位置が、Z方向に可変となっている。なお、ヘッド固定ネジ62a、62bは、「ヘッド固定部」の一例である。
また、各ヘッド縁部12のヘッドネジ挿通孔17よりも突出部16側の部位は、後述する摘み部260により摘まれる摘み対象部18である。
固定部材30には、インクジェットヘッド10が固定される。また、固定部材30は、ヘッドプレート40に固定される。
図5に示すように、固定部材30は、平面視略「C」字状の角棒状に形成されている。固定部材30の材質には、例えばステンレス鋼を用いることができる。固定部材30の下面、すなわちヘッドプレート40と接する接触面31は、所定の表面粗さに加工されている。
固定部材30は、長部32と、2つの短部33とを備えている。2つの短部33は、X方向に延びる長部32の両端部から、Y方向に延びるようにして設けられている。各短部33には、ヘッド固定ネジ孔34aがそれぞれY方向に貫通形成されている。ヘッド固定ネジ孔34aには、ヘッド固定ネジ62aがY方向に螺合する。ヘッド固定ネジ62aが、インクジェットヘッド10のヘッドネジ挿通孔17を介して、ヘッド固定ネジ孔34aに螺合することにより、固定部材30にインクジェットヘッド10が固定される。
更に、2つの短部33からZ方向に延びる突出部36が設けられている。この突出部36にはそれぞれヘッド固定ネジ孔34bがY方向に貫通形成されている。ヘッド固定ネジ孔34bには、ヘッド固定ネジ62bがY方向に螺合する。即ち、4本のネジによって、固定部材30はインクジェットヘッド10を固定することになる。
上記の構造により、インクジェットヘッド10はZ方向に2か所で固定されることになり、インクジェットヘッド10がZ方向に傾くことを抑制できる。このことにより、液体の吐出方向は安定し高精度な印刷品質を得ることができる。
一方、長部32の両端部には、部材ネジ挿通孔35がそれぞれZ方向に貫通形成されている。部材ネジ挿通孔35には、例えば六角穴付きボルトである部材固定ネジ63(図3参照)が挿通する。部材ネジ挿通孔35は、部材固定ネジ63よりも僅かに径の大きな円形に形成されている。すなわち、部材ネジ挿通孔35には、部材固定ネジ63がX方向およびY方向の遊びを持って挿通する。そのため、固定部材30は、ヘッドプレート40に対する固定位置が、後述する取付面41(図6参照)内において可変となっている。なお、部材固定ネジ63は、「部材固定部」の一例である。
ヘッドプレート40には、固定部材30が固定される。
図6に示すように、ヘッドプレート40は、略矩形の板状に形成されている。ヘッドプレート40の材質には、例えばステンレス鋼を用いることができる。ヘッドプレート40の表裏一方の面、すなわち固定部材30が取り付けられる取付面41と、ヘッドプレート40の表裏他方の面、すなわちベースプレート50に装着される装着面(図示省略)とは、所定の表面粗さに加工されている。なお、ヘッド組立体2において、取付面41および装着面は、吐出方向に対して略垂直となる。
ヘッドプレート40には、四周に余地を残して、装着開口42が設けられている。装着開口42は、略矩形状に形成されている。装着開口42には、インクジェットヘッド10が挿通する。装着開口42の縁部には、4つの部材固定ネジ孔43が設けられている。各部材固定ネジ孔43には、部材固定ネジ63がZ方向に螺合する。部材固定ネジ63が、固定部材30の部材ネジ挿通孔35を介して、部材固定ネジ孔43に螺合することにより、ヘッドプレート40に固定部材30が固定される。
また、ヘッドプレート40の縁部には、3つのプレートネジ挿通孔44が設けられている。各プレートネジ挿通孔44には、プレート固定ネジ61が挿通する。プレート固定ネジ61が、プレートネジ挿通孔44を介して、ベースプレート50のプレート固定ネジ孔53に螺合することにより、ヘッドプレート40がベースプレート50に固定される。なお、プレート固定ネジ61は、ヘッドプレート40を後述するセットテーブル130に固定する際にも用いられる。
さらに、ヘッドプレート40の一方の長辺部には、2つの位置決め孔45が設けられている。2つの位置決め孔45は、カメラユニット(図示省略)によってインクジェットヘッド10の位置調整の基準として検出される。また、各位置決め孔45は、段付き孔に形成されている。すなわち、各位置決め孔45は、大孔部46と、小孔部47とを備え、大孔部46と小孔部47とは段部を介して連なっている。大孔部46は、ヘッドプレート40の取付面41側に設けられている。小孔部47は、ヘッドプレート40の装着面側に設けられている。2つの大孔部46は、同一サイズのX方向に長い長円形状に形成されている。2つの小孔部47には、ベースプレート50に設けられた位置決めピン56がそれぞれ挿通する。一方の小孔部47は、断面形状円形の位置決めピン56が内接する角丸正方形状に形成されている。これにより、位置決め孔45と位置決めピン56との間に遊びが無くなるので、位置決め孔45と位置決めピン56とを高精度に位置決めすることができる。他方の小孔部47は、大孔部46よりも一回り小さいサイズで、X方向に長い長円形状に形成されており、回り止めとして機能する。
ヘッド組立体2が組み立てられた後に、ベースプレート50が装着される。ヘッド組立体の組立方法は、まず、インクジェットヘッド10がヘッドプレート40に対してZ方向に位置調整された上で、インクジェットヘッド10がヘッド固定ネジ62a、62bにより固定部材30に固定される。続いて、固定部材30に固定されたインクジェットヘッド10が、ヘッドプレート40に対してXYθ方向に位置調整された上で、固定部材30が部材固定ネジ63によりヘッドプレート40に固定される。
組み立てられた各ヘッド組立体2は、ヘッドプレート40の位置決め孔45にベースプレート50側の位置決めピン56が挿通された状態で、ベースプレート50にネジ止めされる。また、ベースプレート50の組付面54およびヘッドプレート40の装着面は、所定の表面粗さに加工されている。そのため、各ヘッド組立体2は、XYθ方向およびZ方向に高精度に位置決めされてベースプレート50に装着される。
本実施形態のヘッド組立体2およびヘッド組立体2の組立方法によれば、インクジェットヘッド10をヘッド支持部20に対してZ方向に位置調整した上で、インクジェットヘッド10をヘッド支持部20に固定することができる。これにより、インクの着弾位置の精度を向上させることができる。
また、本実施形態のヘッド組立体2およびヘッド組立体2の組立方法によれば、固定部材30に固定されたインクジェットヘッド10を、ヘッドプレート40に対して取付面41内において位置調整した上で、固定部材30をヘッドプレート40に固定することができる。これにより、インクジェットヘッド10を、ヘッドプレート40に対し、固定部材30を介して取付面41内において位置調整した上で、固定することができる。したがって、インクの着弾位置の精度をさらに向上させることができる。
本実施形態のヘッド組立体2によれば、複数のインクジェットヘッド10間で、ヘッド支持部20に対するZ方向の固定位置のばらつきを低減することができる。したがって、複数のインクジェットヘッド10間で着弾位置のばらつきを低減することができる。
本実施形態のヘッドユニット1によれば、インクジェットヘッド10がヘッド支持部20に対してZ方向に位置調整されたヘッド組立体2を複数備えたことで、複数のインクジェットヘッド10間で、ベースプレート50に対するZ方向の固定位置のばらつきを低減することができる。したがって、複数のインクジェットヘッド10間で着弾位置のばらつきを低減することができる。
本実施形態のヘッド組立体2が搭載されたプリンターによれば、インクの着弾位置の精度が向上したヘッド組立体2を備えたことで、メディアに対してインクを良好に吐出することができる。特に、メディアに対するヘッド組立体2の相対移動速度が速い場合に、本構成は有効である。
なお、本実施形態は、以下のような形態に変更することができる。
ヘッド支持部20は、ヘッドプレート40と固定部材30とが一体化したものであってもよい。この場合も、インクジェットヘッド10をヘッド支持部20に対してZ方向に位置調整することができる。
また、図3に示したヘッド組立体2は、インクジェットヘッド10を2本装着するタイプの例を示したが。これに限らず、インクジェットヘッド10を4本装着する構成にしても良い。その場合の斜視図を図7に示す。
図8は、本発明の液体吐出装置の一実施例である捺染プリンターを示す側面図である。図9は、当該捺染プリンターの主要部のブロック図である。
捺染プリンター1000は、機台1100と、記録媒体としてのインク吸収性を有する布帛Wを搬送する搬送機構部1200と、布帛W上にインクQを付与して印刷を施す印刷機構部1300と、印刷機構部1300のキャリッジユニット1320を布帛Wの搬送方向と交差する方向に相対的に往復動させる移動機構部1400と、布帛W上のインクQを乾燥する乾燥部2000と、これら各部の作動をそれぞれ制御する制御部1500とを備えている。
搬送機構部1200は、ロール状に巻回された長尺の布帛Wを繰り出す繰出装置300と、印刷済みの布帛Wを巻き取る巻取装置400と、機台1100上に配設され、印刷時の布帛Wを支持する支持装置500とを備えている。
繰出装置300は、機台1100より布帛Wの送り方向上流側に配設されている。繰出装置300は、布帛Wがロール状に巻回され、当該布帛Wを送り出す送出しローラー3100と、送出しローラー3100と支持装置500との間で布帛Wにテンションを掛けるテンショナー3200とを有している。送出しローラー3100は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。
巻取装置400は、繰出装置300に対して、機台1100よりも布帛Wの送り方向下流側に配設されている。巻取装置400は、布帛Wをロール状に巻き取る巻取りローラー4100と、巻取りローラー4100と支持装置500との間で布帛Wにテンションを掛けるテンショナー4200、4300、4400とを有している。巻取りローラー4100は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。
支持装置500は、繰出装置300と巻取装置400との間に配置されている。支持装置500は、主動ローラー5100および従動ローラー5200と、主動ローラー5100と従動ローラー5200とに掛け渡された無端ベルト5300と、布帛Wにテンションを掛けるテンショナー5400、5500とを有している。
主動ローラー5100は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。また、従動ローラー5200は、無端ベルト5300を介して、当該主動ローラー5100と連動して回転することができる。
無端ベルト5300は、その表側の面に粘着性を有する粘着層が形成されたベルトである。この粘着層に布帛Wの一部が粘着固定されて搬送される。そして、この搬送の間に、布帛Wには印刷が施されることとなる。また、印刷が施された後は、布帛Wは無端ベルト5300から剥離する。
前述したテンショナーによって、テンションが掛けられた布帛Wは、そのテンションが掛けられた状態のまま無端ベルト5300に固定されて搬送される。このような状態により、布帛Wは、搬送中に例えばしわ等が寄ったりするのが防止され、よって、印刷を施した場合、その印刷が正確かつ高品質なものとなる。
キャリッジユニット1320には、本願発明のヘッド組立体2が搭載される。
乾燥部2000は、印刷機構部1300よりも布帛Wの搬送方向下流側であって、支持装置500と巻取装置400との間に配置されている。この乾燥部2000は、発熱することができる。そして、この熱により、布帛W上のインクを乾燥させることできる。
制御部1500は、搬送機構部1200、印刷機構部1300、乾燥部2000および移動機構部1400と電気的に接続されており、これらの作動をそれぞれ制御する機能を有している。図2に示すように、制御部1500は、CPU1510と、記憶部1520とを有している。
ヘッド組立体2は、Tシャツなどの布帛メディアに対してインクを吐出する捺染プリンターのほか、印刷用紙等に対してインクを吐出するインクジェットプリンター、さらには、ガラス基板などの各種基板に対して、液晶材料、有機EL(Electro-Luminescence)素子材料、金属配線材料などの各種液体を吐出する装置など、各種液体吐出装置に搭載可能である。
2:ヘッド組立体
10:インクジェットヘッド
20:ヘッド支持部
30:ヘッド固定部材
40:ヘッドプレート
50:ベースプレート
62a、62b:ヘッド固定ネジ

Claims (6)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを支持するヘッド支持部と、
    前記液体吐出ヘッドを前記ヘッド支持部に固定するヘッド固定部と、
    前記ヘッド支持部に対する前記液体吐出ヘッドの固定位置を、液体の吐出方向に可変とするヘッド位置可変部と、を備えるヘッド組立体であって、
    前記ヘッド支持部は、前記液体吐出ヘッドが固定される固定部材と、前記吐出方向と交わる取付面と、前記固定部材が取り付けられるヘッドプレートと、を有し、
    前記固定部材を前記ヘッドプレートに固定する部材固定部と、
    前記ヘッドプレートに対する前記固定部材の固定位置を、前記取付面内において可変とする部材位置可変部と、をさらに備えたことを特徴とするヘッド組立体。
  2. 前記ヘッドプレートと前記固定部材は互いに係合し固定時に、前記液体吐出ヘッドの回転を抑制する構成になっていることを特徴とする請求項1記載のヘッド組立体。
  3. 前記部材位置可変部は、
    前記固定部材および前記ヘッドプレートの一方に設けられ、前記部材固定部である部材固定ネジが前記吐出方向に螺合する部材固定ネジ孔と、
    前記固定部材および前記ヘッドプレートの他方に設けられ、前記部材固定ネジが前記吐出方向と交わる方向に遊びを持って挿入する部材ネジ挿通孔と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド組立体。
  4. 前記ヘッド支持部には、複数の前記液体吐出ヘッドが固定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のヘッド組立体。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のヘッド組立体の複数と、
    前記複数のヘッド組立体が装着されたベースプレートと、を備えたことを特徴とするヘッドユニット。
  6. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のヘッド組立体、を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
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