JP2010052420A - 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッド本体を高精度に確実に位置合わせすることができる液体噴射ヘッドの製造方法、及びヘッド本体を高精度に位置合わせすることで液滴の噴射特性を向上した液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ポンチによってノズル11を形成する工程をポンチとノズルが形成されるワークとを相対移動させて複数回実施することによってノズル列13を形成し、ヘッド本体10をフレーム20に取り付ける際に、形成順序に応じてノズル列13中から選択した所定のノズル11を基準として複数の各ヘッド本体10の相対的な位置合わせを行うようにする。
【選択図】図5
【解決手段】ポンチによってノズル11を形成する工程をポンチとノズルが形成されるワークとを相対移動させて複数回実施することによってノズル列13を形成し、ヘッド本体10をフレーム20に取り付ける際に、形成順序に応じてノズル列13中から選択した所定のノズル11を基準として複数の各ヘッド本体10の相対的な位置合わせを行うようにする。
【選択図】図5
Description
本発明は、ノズルから液滴を噴射するヘッド本体がフレームに固定されてなる液体噴射ヘッドの製造方法、及びその製造方法によって製造された液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置に関する。
液体噴射ヘッドを搭載する液体噴射装置の代表例としては、例えば、インクジェット式記録装置が挙げられる。インクジェット式記録装置には、キャリッジに搭載されたインクジェット式記録ヘッドを移動させながら印刷を行うシリアル型のものと、記録媒体の全副に亘って配置されたノズルからインクを噴射して印刷を行うライン型のものとが実用化されている。
インクジェット式記録装置に搭載されるインクジェット式記録ヘッドとしては、インクタンク等からインクが供給される複数のヘッド本体で構成されたものがある。具体的には、複数のインクジェットヘッド(ヘッド本体)を位置合わせした状態でプレート(フレーム)に固定し、記録媒体の全幅に亘って配置されたノズルを有するインクジェット式記録ヘッドを構成するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このように複数のヘッド本体がフレームに固定された構造では、各ヘッド本体を高精度に位置合わせした状態でフレームに固定する必要がある。各ヘッド本体が高精度に位置合わせされていないと、各ヘッド本体の継ぎ目に位置するノズルのピッチにバラツキが発生してしまう虞があるからである。
ヘッド本体の位置合わせ方法としては、多くの方法が提案されているが、その一つとして、例えば、透明なプレートに予め設けられたアライメントマークとノズルヘッド(ヘッド本体)のノズルとを位置合わせすることで、ノズルヘッドを保持用フレームに高精度に位置合わせする方法がある(例えば、特許文献2参照)。
ここで、ヘッド本体に設けられているノズルは、例えば、ポンチによって形成されている(例えば、特許文献3参照)。このようにポンチによって複数のノズルを形成している場合、例えば、ノズルを形成する際に生じる基板(ワーク)の変形によって、既に形成されたノズルの形状が、円形から楕円形になってしまったり、いわゆる肉寄り等によって、既に形成されたノズルに位置ずれが生じたりする虞がある。
このため、任意のノズル(特に初期に形成されたノズル)を基準として、上述のようにヘッド本体を位置合わせすると、ヘッド本体を高精度に位置合わせすることができない虞がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッド本体を高精度に位置合わせすることができる液体噴射ヘッドの製造方法、及びヘッド本体を高精度に位置合わせすることで液滴の噴射特性を向上した液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、複数のノズルが列設されたノズル列を複数有するヘッド本体がフレームに固定されてなる液体噴射ヘッドの製造方法であって、ポンチによって前記ノズルを形成する工程を前記ポンチと前記ノズルが形成されるワークとを相対移動させて複数回実施することによって前記ノズル列を形成し、前記ヘッド本体を前記フレームに取り付ける際に、形成順序に応じて前記ノズル列中から選択した所定のノズルを基準として複数の各ヘッド本体の相対的な位置合わせを行うことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる本発明では、形成順序に応じて選択された所定のノズルを基準としてヘッド本体の位置合わせを行うことで、ノズル形成時に生じるノズルの変形、位置ずれの影響を受けることなく、各ヘッド本体を高精度に位置合わせしてフレームに取り付けることができる。
ここで、前記ポンチと前記ワークとを相対的に一方向に移動させながら前記ノズル列を形成し、当該ノズル列の加工方向の終端部に位置するノズルを基準として複数の各ヘッド本体の相対的な位置合わせを行うことを特徴とすることが好ましい。これにより、各ヘッド本体をより高精度に位置合わせしてフレームに取り付けることができる。
また前記ノズル列中で最後に形成されたノズルを基準として前記ヘッド本体の位置合わせを行うことが好ましい。また前記ノズル列を形成した後に、前記ヘッド本体の位置合わせの基準となるノズル近傍に識別マークを付す工程をさらに有することが好ましい。これにより、ヘッド本体を位置合わせする際、基準とすべきノズルの誤認が抑制され、ヘッド本体をより確実に高精度に位置合わせすることができる。
また前記ヘッド本体の位置合わせを複数のノズルを基準として行う場合に、当該ヘッド本体の位置合わせの基準となる複数のノズルを同時期に形成することが好ましい。これにより、基準となるノズルに若干の変形や位置ずれが生じた場合でも、基準となるノズル同士の変形量、或いは位置ずれ量は実質的に一致するため、ヘッド本体を良好に位置合わせすることができる。
また本発明は、このような液体噴射ヘッドの製造方法によって製造された液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。かかる本発明では、各ヘッド本体が良好に位置合わせされているため、液滴の噴射特性が向上する。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの概略を示す斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの一部を示す下面図であり、図3は、図2のA−A′断面図である。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの概略を示す斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの一部を示す下面図であり、図3は、図2のA−A′断面図である。
本実施形態のインクジェット式記録ヘッドは、図示するように、複数のヘッド本体10と、これら複数のヘッド本体10が位置合わせされた状態で取り付けられるフレーム20とを具備する。本実施形態では、複数個のヘッド本体10が、いわゆる千鳥状に配されてフレーム20に取り付けられている。
各ヘッド本体10には、図示しないが圧力発生室等のインク流路や圧力発生室内に圧力を発生させる圧電素子又は発熱素子等の圧力発生手段が設けられている。なお、これらの構成は公知であるため、詳細な説明及び図示は省略する。そして、ヘッド本体10は、その下端面側に各圧力発生室に連通するノズル11が穿設されたノズルプレート12を有する。ノズルプレート12には、ノズル11が直線状に複数配されたノズル列13が横並びに複数設けられている。例えば、本実施形態では、180dpiの配列密度でノズル11が直線状に配されて各ノズル列13が構成されており、ノズルプレート12にはこのようなノズル列13が8列設けられている。そして各ヘッド本体10は、これら各ノズル列13のノズル11からブラックインクと複数色のカラーインクとがそれぞれ噴射されるように構成されている。なおノズル列13の数は特に限定されず、噴射するインク色の数等に応じて適宜決定されればよい。
また各ヘッド本体10の外周部には、第1の取り付け板31と、第2の取り付け板32とがそれぞれ固定されている。これら第1及び第2の取り付け板31,32は、ノズル列13とは直交する方向で各ヘッド本体10の両外側に張り出した状態で固定されている。一方フレーム20には、各ヘッド本体10が装着される装着孔21が形成されている。
このフレーム20の各装着孔21にヘッド本体10が装着されると、第1の取り付け板31及び第2の取り付け板32がフレーム20に当接してヘッド本体10がフレーム20に係止される。そして、これら第1及び第2の取り付け板31,32がねじ部材33によってフレーム20に固定されている。すなわち各ヘッド本体10は、これら第1の取り付け板31及び第2の取り付け板32によってフレーム20に取り付けられている。
第1及び第2の取り付け板31,32のヘッド本体10への固定方法は特に限定されず、図示しないが、例えば、フレーム20への固定と同様にねじ部材によって固定すればよい。
ここで、上述のように第1及び第2の取り付け板31,32をねじ部材33によってフレーム20に固定する際、つまりヘッド本体10をフレーム20に取り付ける際、ヘッド本体10を高精度に位置合わせする必要がある。結果的に、複数の各ヘッド本体10の相対的な位置関係を高精度に位置合わせすることになる。このような位置合わせを行うのは、複数の各ヘッド本体10の相対的な位置関係が正しくないことで印刷物に濃淡むら等のいわゆるバンディングが発生することを抑制、防止するためである。このため、本実施形態では、以下に説明するように、第1及び第2の取り付け板31,32に設けられた挿通部に挿通された基準ピンを基準としてフレーム20に対するヘッド本体10の位置合わせを行っている。
図3に示すように、第1の取り付け板31には挿通部としての貫通孔34が設けられており、第2の取り付け板32には挿通部としての切欠き部35が設けられている。一方、フレーム20には、第1の取り付け板31の貫通孔34に対応する第1の凹部22と、切欠き部35に対応する第2の凹部23とが設けられている。そして貫通孔34及び第1の凹部22には基準ピンである固定ピン41が挿通され、切欠き部35及び第2の凹部23には基準ピンである調整ピン42が挿通されている。この調整ピン42は、本実施形態では、第2の取り付け板32側の回転中心とフレーム20側の回転中心とが偏心した偏心ピンで構成されている。
このような構成において、ヘッド本体10をフレーム20に取り付ける際には、まずヘッド本体10をフレーム20の所定の装着孔21に装着すると共に、貫通孔34及び第1の凹部22に固定ピン41を挿通し、切欠き部35及び第2の凹部23に調整ピン42を挿通する。そして、偏心ピンからなる調整ピン42を回転させることによって、ヘッド本体10を高精度に位置合わせする。すなわち、この状態ではヘッド本体10はフレーム20に固定されておらず、調整ピン42を回転させることで固定ピン41を回転支点としてヘッド本体10の角度が変化するため、この動きによってヘッド本体10の位置を微調整してヘッド本体10を高精度に位置合わせすることができる。つまり、固定ピン41及び調整ピン42を基準としてヘッド本体10を高精度に位置合わせすることができる。
なおヘッド本体10の位置合わせ方法としては、例えば、透明なプレートに予め設けられたアライメントマークの位置とヘッド本体10の所定のノズル11の位置とを合わせる作業を行う。つまり上述したように調整ピン42を回転させてヘッド本体10の角度を変化させることで、アライメントマークとノズル11との位置合わせを行う。透明なプレートに予め設けられたアライメントマークの位置とヘッド本体10の所定のマークとの位置合わせ方法は、例えば、特許文献2に記載されている方法等の周知の方法を採用すればよいため、詳細な説明は省略する。
ここで、各ヘッド本体10のノズル11は、ダイとポンチによるポンチ加工によって形成されている。具体的には、例えば、図4に示すように、ポンチホルダー101に固定された8つのポンチ102を用いて、第1列〜第8列の各ノズル列13a〜13hを構成する各ノズル11を、ノズル列13の一端側から他端側(図中A方向)に向かって順次形成する。なお、ポンチ102の位置を固定して、ノズル11が形成されるワーク(ノズルプレート12となる基板)120を加工方向に移動させる場合と、ワーク120を固定してポンチ102を加工方向に移動させる場合とがあるが、ワーク120とポンチ102とを相対的に移動させて加工できればよいため、どちらの方法でも構わない。
そして本発明では、このようにポンチ102によって形成された各ノズル列13a〜13hの複数のノズル11のうち、形成順序に応じて選択した所定のノズルを基準として複数の各ヘッド本体の相対的な位置合わせを行っている。例えば、ポンチ102とワーク120とを相対的に一方向に移動させながらノズル列13を形成する場合には、図5に示すように、加工方向(図中A方向)の終端部に位置するノズル11を基準として、ヘッド本体10の位置合わせを行う。この「終端部」とは、複数のノズル11を順次形成する場合、形成される順番が最後またはその近傍の範囲にあるものを指す。近傍の範囲とは、最後(N番目、Nは自然数)に加工されるノズル11から(N−1)番目、(N−2)番目に加工されるものを指す。本実施形態では、両端に位置するノズル列13a,13hの最端に位置するノズル11AA,11HAを基準としてヘッド本体10の位置合わせを行うようにした。
これにより複数の各ヘッド本体10を極めて高精度に位置合わせすることができる。すなわち、各ノズル列13a〜13hにおける加工方向の終端部(特に、最端)に位置するノズル11AA〜11HAは、ノズル列13を形成する際に、いわゆる肉寄り等によって位置ずれが生じていないため、このノズル11AA〜11HAを基準として各ヘッド本体10を位置合わせすることで、各ヘッド本体10を極めて高精度に位置合わせすることができる。
またノズル列13の最端に位置するノズル11AA〜11HAを基準とすることで、ヘッド本体10の位置合わせの際に、基準とするノズル11の誤認を防止することもできる。したがって、ヘッド本体10をより確実に位置合わせすることができる。
なお、本実施形態では、ノズル列13aのノズル11AAと、ノズル列13hのノズル11HAとを位置合わせの基準として用いたが、勿論、他のノズル列13b〜13gの最端に位置するノズル11BA〜11GAを位置合わせの基準に用いてもよい。
また本実施形態では、ノズル列13a,13hの最端に位置するノズル11AA,11HAを基準としてヘッド本体10の位置合わせを行うようにしたが、必ずしも最端に位置するノズル11AA,11HAである必要はなく、例えば、各ノズル列13の端から2番目、或いは3番目のノズル11等、図中点線で囲んだノズル列13の上記加工方向の終端部に位置し、肉寄り等によって位置ずれが実質的に生じていないものを基準としてヘッド本体10の位置合わせを行うようにしてもよい。つまり、「終端のノズル」とは、必ずしも各ノズル列13の最端のノズル11を指すのではなく、ノズル列13の最端から2番目、或いは3番目のノズル11等、図中点線で囲んだノズル列13の上記加工方向の終端部に位置し、肉寄り等によって位置ずれが実質的に生じていないもの、位置合わせに用いるものとして差し支えの無いものを言う。
また、このように各ノズル列13の最端に位置するノズル11AA〜11HA以外のノズル11であって、最後に加工されるノズルを位置合わせの基準とする場合には、基準となるノズル11を識別するための識別マークをワーク120表面に付しておくことが好ましい。すなわち、ノズル11近傍に識別マークを付しておき、この識別マークによって位置合わせの基準となるノズル11を識別することが好ましい。なお識別マークの形成方法は、特に限定されないが、例えば、レーザー加工等によって形成すればよい。このように識別マークを付しておくことで、基準とすべきノズルの誤認が抑制され、ヘッド本体10をより確実に高精度に位置合わせすることができる。
またヘッド本体10の位置合わせは、複数のノズル11を基準として行われるが、これら基準となる複数のノズル11は、ポンチ102によって同時に形成されたものであることが好ましい。例えば、一つの基準をノズル列13aの端から2番目のノズル11とする場合には、その他の基準もノズル列13b〜13hの端から2番目のノズル11とするのが好ましい。
なおノズル列13の終端部には、実際にはインクの噴射に使用されない、いわゆるダミーのノズルが形成される場合がある。このような場合、このダミーのノズルを基準としてヘッド本体10の位置合わせを行うようにしてもよい。つまり、ノズルプレートにダミーのノズルが形成されている場合、「ノズル」とは、インク滴を噴射するノズルだけでなくダミーのノズルも含む。ちなみにダミーノズルとは、吐出用のノズルと実質的に同形状、実質的に同一の大きさを有するものである。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、各ノズル列を構成する複数のノズルを、一端側から他端側に向かって一つずつ順番に形成した例を説明したが、ノズルの形成順序は、これに限定されるものではない。
図6は、例えば、10個のノズル11で構成されるノズル列13を形成する際のノズルの形成順序を示す図である。図6(a)に示すように、例えば、ノズル列13の一端側から奇数番目のノズル11をまず形成し、その後偶数番目のノズル11を形成するようにしてもよい。また例えば、図6(b)に示すように、ノズル列13の両端部から中央部に向かってノズル11を順次形成するようにしてもよい。このような場合でも、加工順序に応じてノズル列13中から選択された所定のノズル11を基準とすることで、つまり最後(10番目)、或いは最後から2、3番目前に形成されたノズル11を基準とすることで、上述した実施形態と同様にヘッド本体を高精度に位置決めすることができる。
また上述の実施形態では、第1及び第2の取り付け板が、ヘッド本体10とは別体として構成されているが、これら第1及び第2の取り付け板はヘッド本体10と一体的に形成されていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、インクジェット式記録ヘッドとして、フレーム20に複数のヘッド本体10が取り付けられた構成を例示したが、ヘッド本体10の数は特に限定されず、フレーム20に1つのヘッド本体10が取り付けられた構成であってもよい。
なお、上述のインクジェット式記録ヘッドは、例えば、記録ヘッドを移動させることなく記録用紙等の記録媒体への印刷を行う、いわゆるライン型のインクジェット式記録装置に搭載される。図7は、インクジェット式記録装置の一例を示す概略斜視図である。
図7に示すインクジェット式記録装置200は、筐体201の内部に、上述した方法で位置決めされた複数のヘッド本体10を具備する記録ヘッド202と、記録媒体Sを収納する収納トレイ203と、この収納トレイ203から記録媒体Sを送り出す供給部204と、供給部204から供給された記録媒体Sを搬送する搬送部205と、これら各部の制御を行う制御部206等を具備する。
搬送部205は、印刷用紙(記録媒体)Sを送る際の供給路を構成する紙送りガイド207と、印刷用紙Sを挟み込んで送り出す紙送りローラー208,209とを有する。供給部204は、印刷用紙Sを搬送部205に給紙するための略円筒形状の給紙ローラー210と、給紙ローラー210に図示しないギヤを介して連結されて給紙ローラー210を回転させる給紙モーター211とを有する。
このようなインクジェット式記録装置では、印刷データが入力されると、まず給紙モーター211が駆動されて給紙ローラー210の回転によって1枚の印刷用紙Sが収納トレイ203から一対の紙送りローラー208間へと送り出される。そして、これら一対の紙送りローラー208が印刷用紙Sを挟み挟み込んで送り出すことで、印刷用紙Sが記録ヘッド202と紙送りガイド207との間を紙送りガイド207に沿って搬送される。その際、所定の記録ヘッド202が所定のタイミングで作動することで、印刷用紙Sに文字や図形等の情報が記録される。その後、紙送りガイド207に沿って搬送されてきた印刷用紙Sを一対の紙送りローラー209が挟み込んで送り出すことで、印刷用紙Sは排出口212から排紙されるようになっている。
このようなライン型のインクジェット式記録装置200に、上述した方法で位置決めされた複数のヘッド本体10を具備する記録ヘッド202が搭載されていることで、インク滴の噴射特性を向上して、良好な印刷を実行することができる。
なお、インクジェット式記録装置の一例として、ライン型のものを例示したが、勿論、本発明は、ライン型のインクジェット式記録装置に搭載される記録ヘッドの製造方法に限定されず、記録ヘッドがキャリッジに搭載され記録ヘッドを移動させながら記録媒体への印刷を行う、いわゆるシリアル型のインクジェット式記録装置に搭載される記録ヘッドの製造方法にも適用することができる。
また上述した実施形態では、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置を挙げて本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド及び液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドの製造方法にも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
10 ヘッド本体、 11 ノズル、 12 ノズルプレート、 13 ノズル列、
20 フレーム、 21 装着孔、 22 第1の凹部、 23 第2の凹部、 31
第1の取り付け板、 32 第2の取り付け板、 33 ねじ部材、 34 貫通孔、
35 切欠き部、 41 固定ピン、 42 調整ピン
20 フレーム、 21 装着孔、 22 第1の凹部、 23 第2の凹部、 31
第1の取り付け板、 32 第2の取り付け板、 33 ねじ部材、 34 貫通孔、
35 切欠き部、 41 固定ピン、 42 調整ピン
Claims (6)
- 複数のノズルが列設されたノズル列を複数有するヘッド本体がフレームに固定されてなる液体噴射ヘッドの製造方法であって、
ポンチによって前記ノズルを形成する工程を前記ポンチと前記ノズルが形成されるワークとを相対移動させて複数回実施することによって前記ノズル列を形成し、
前記ヘッド本体を前記フレームに取り付ける際に、形成順序に応じて前記ノズル列中から選択した所定のノズルを基準として複数の各ヘッド本体の相対的な位置合わせを行うことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。 - 前記ポンチと前記ワークとを相対的に一方向に移動させながら前記ノズル列を形成し、当該ノズル列の加工方向の終端部に位置するノズルを基準として複数の各ヘッド本体の相対的な位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記ノズル列中で最後に形成されたノズルを基準として前記ヘッド本体の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記ノズル列を形成した後に、前記ヘッド本体の位置合わせの基準となるノズル近傍に識別マークを付す工程をさらに有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記ヘッド本体の位置合わせを複数のノズルを基準として行う場合に、
当該ヘッド本体の位置合わせの基準となる複数のノズルを同時期に形成することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法によって製造された液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (2)
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