JP6492542B2 - ユニフロー掃気式2サイクルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、燃料の爆発圧力によってピストンが往復動するユニフロー掃気式2サイクルエンジンに関する。
近年、エンジンでは燃料の燃焼方式が複数開発されている。例えば、特許文献1では、燃焼室に噴射された燃料に、点火プラグが発生させたプラズマによってエネルギーを付与し、温度上昇した燃料が着火するエンジンが記載されている。
また、点火プラグのような着火機構を設けず、燃料が自己着火燃焼する燃焼方式も開発されている。例えば、RCCI(Reactivity Controlled Compression Ignition)は、着火性の異なる2種類の燃料を燃焼室にそれぞれ噴射し、圧縮行程で2種類の燃料を圧縮することで、2種類の燃料のうち着火性の高い方の燃料から着火し、燃焼を制御する燃焼方式である。
特開2013−57268号公報
上記のRCCIでは、着火性の異なる2種類の燃料を用意しなければならない。そのため、1種類の燃料で済む場合に比べ、燃料の調達、貯留などの処理にかかる費用が増加する。
本発明は、このような課題に鑑み、RCCIによる燃焼方式において、コストを低減することが可能なユニフロー掃気式2サイクルエンジンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のユニフロー掃気式2サイクルエンジンは、シリンダ内に形成される燃焼室で生じる爆発圧力により、シリンダ内でピストンが往復動するユニフロー掃気式2サイクルエンジンであって、シリンダに設けられた掃気ポートと、掃気ポートよりも、シリンダの外周側に配される第1燃料供給部と、シリンダ内に形成され主燃焼室に連通する副燃焼室に設けられる第2燃料供給部と、第2燃料供給部に供給される燃料に対して、反応性を高める改質処理を施す改質部と、燃料を貯留する燃料貯留部と、燃料貯留部から第1燃料供給部まで燃料を導く第1供給ラインと、燃料貯留部もしくは第1供給ラインから改質部を介して第2燃料供給部まで燃料を導く第2供給ラインと、を備えることを特徴とする。
第1燃料供給部から燃焼室へ燃料を供給させた後、第2燃料供給部から燃焼室に改質処理が施された燃料を供給させる燃料供給制御部をさらに備えてもよい。


改質部は、第2燃料供給部に供給される燃料を、プラズマとしてもよい。
本発明によれば、RCCIによる燃焼方式において、コストを低減することが可能となる。
ユニフロー掃気式2サイクルエンジンの全体構成を示す説明図である。 第1燃料供給部を説明するための説明図である。 燃料ガスの供給経路の概略を示すブロック図である。 主燃焼室における燃料ガスの燃焼を説明するための説明図である。 変形例における燃料ガスの燃焼を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
以下の実施形態では、シリンダ内部をガスが一方向に流れるユニフロー掃気式2サイクルエンジンについて説明する。しかし、エンジンの種類は、ユニフロー掃気式、2サイクル型に限られず、シリンダ内に形成される燃焼室で生じる爆発圧力により、シリンダ内でピストンが往復動するレシプロエンジンであればよい。
図1は、ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100(レシプロエンジン)の全体構成を示す説明図である。本実施形態のユニフロー掃気式2サイクルエンジン100は、例えば、船舶等に用いられる。ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100は、シリンダ110と、ピストン112と、排気ポート114と、排気弁駆動装置116と、排気弁118と、掃気ポート120と、掃気室122と、第1燃料供給部124と、第2燃料供給部126と、主燃焼室128aと、副燃焼室128bと、ロータリエンコーダ130と、ガバナー(調速機)132と、燃料供給制御部134と、排気制御部136とを含んで構成される。
ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100では、吸気(給気)、圧縮、燃焼、排気といった4つの連続する行程を通じて、ピストン112がシリンダ110内を往復動する。ピストン112には、ピストンロッド112aの一端が固定されている。ピストンロッド112aは、不図示のクロスヘッドに連結されており、ピストン112がシリンダ110内を摺動自在に往復動すると、クロスヘッドおよび連結棒を介してクランクシャフトが回転する。このようなクロスヘッド型のレシプロエンジンでは、シリンダ110内でのストロークを比較的長く形成することができ、ピストン112に作用する側圧をクロスヘッドに受けさせることが可能なので、ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100の高出力化を図ることができる。
排気ポート114は、ピストン112の上死点位置より図1中、上側に位置するシリンダヘッド110aに設けられた開口部であり、シリンダ110内で生じた燃焼後の排気ガスを排気するために開閉される。排気弁駆動装置116は、所定のタイミングで排気弁118を上下に摺動させることで排気ポート114を開閉する。このようにして排気ポート114を介して排気された排気ガスは、例えば、不図示の過給機のタービン側に供給された後、外部に排気される。
掃気ポート120は、シリンダ110の下端側の内周面(シリンダブロック110bの内周面)から外周面まで貫通する孔であり、シリンダ110の全周囲に亘って、複数設けられている。そして、掃気ポート120は、ピストン112の摺動動作に応じてシリンダ110内に活性ガスを吸入する。かかる活性ガスは、酸素、オゾン等の酸化剤、または、その混合気(例えば空気)を含む。掃気室122には、不図示の過給機のコンプレッサによって加圧された活性ガス(例えば空気)が封入されており、掃気室122とシリンダ110内の差圧をもって掃気ポート120から活性ガスが吸入される。掃気室122の圧力は、ほぼ一定とすることができるが、掃気室122の圧力が変化する場合には、掃気ポート120に圧力計を設け、その計測値に応じて燃料ガスの噴射量等、他のパラメータを制御してもよい。
第1燃料供給部124は、掃気ポート120よりシリンダ110の外周側に配置され、活性ガスとともに予混合気(燃料ガス)を、掃気ポート120からシリンダ110内に吸入させる。以下、図2を用いて、第1燃料供給部124について詳述する。
図2は、第1燃料供給部124を説明するための説明図であり、図2(a)には、シリンダ110の側面図のうち、第1燃料供給部124近傍の抽出図を示す。また、図2(b)には、図2(a)の破線部分の拡大図を示す。
図2(a)に示すように、第1燃料供給部124は、シリンダ110とは別体に形成された混合管124a、124bを有する。混合管124a、124bは、それぞれ、シリンダ110の径方向外側を周方向に囲繞する環状部材である。混合管124aは、掃気ポート120よりもピストン112のストローク方向の一端側(図2(a)中、上側)に配され、混合管124bは、掃気ポート120よりもピストン112のストローク方向の他端側(図2(a)中、下側)に配される。
混合管124a、124bそれぞれの内部には、環状に延在する混合室が形成されており、混合室において、燃料ガスおよび活性ガスが混合され予混合気が生成される。
そして、隣り合う流通管124cのうち、一方は混合管124aに連通し、他方は混合管124bに連通している。そして、流通管124cには、混合管124aまたは混合管124bから流入した予混合気が流通する。
そして、不図示の第1燃料噴射弁が開弁し、図2(b)に示す噴射口124dから予混合気が噴出すると、掃気室122から掃気ポート120に向かって流れる活性ガスに向けて、第1燃料供給部124の噴射口124dから当該予混合気が吹きつけられることとなる。以下では、予混合気を燃料ガスと特に区別する場合を除いて、予混合気を単に燃料ガスと表記する。
図1に戻って、第2燃料供給部126は、シリンダヘッド110aに設けられた噴射弁である。ユニフロー掃気式2サイクルエンジン100は、燃焼室として、主燃焼室128aおよび副燃焼室128bを備えている。主燃焼室128aは、シリンダヘッド110aと、シリンダブロック110bにおけるシリンダライナと、ピストン112とに囲繞される。副燃焼室128bは、シリンダヘッド110aの内部に形成され、一端がシリンダヘッド110aから主燃焼室128a側に突出している。第2燃料供給部126は、先端が副燃焼室128bに開口しており、副燃焼室128bに向かって後述する改質部によって改質された燃料ガスを噴射する。
ロータリエンコーダ130は、不図示のクランクシャフトに設けられ、クランクシャフトの角度信号(以下、クランク角度信号と言う。)を検出する。
ガバナー132は、上位の制御装置から入力されたエンジン出力指令値と、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号によるエンジン回転数に基づいて、燃料噴射量を導出し、燃料供給制御部134に出力する。
燃料供給制御部134は、ガバナー132から入力された燃料噴射量を示す情報と、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号に基づいて、第1燃料供給部124(第1燃料噴射弁)および第2燃料供給部126を制御する。
排気制御部136は、燃料供給制御部134からの燃料噴射量を示す情報、および、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号に基づいて、排気弁駆動装置116に排気弁操作信号を出力する。
図3は、燃料ガスの供給経路の概略を示すブロック図である。図3中、矢印は燃料ガスの流れを示す。燃料貯留部138は、燃料ガスを貯留するタンクである。第1燃料供給部124および第2燃料供給部126には、同一の燃料貯留部138に貯留された燃料ガスが供給される。
第1供給ライン140および第2供給ライン142は、例えば、配管で構成され、燃料ガスの流路となる。第1供給ライン140は、燃料貯留部138から第1燃料供給部124まで燃料ガスを導く。第2供給ライン142は、第1供給ライン140から分岐する配管であって、第1供給ライン140から改質部144を介して第2燃料供給部126まで燃料ガスを導く。
改質部144は、チャンバーおよび電界発生装置などで構成される。そして、改質部144は、チャンバー内に流入した燃料ガスに、電界発生装置が生成した電界によって電圧を印加し、加速された燃料ガスの電子とガス分子とを衝突電離させることで、燃料ガスを非平衡プラズマ状態とし、第2燃料供給部126に供給する。このように、第2燃料供給部126に供給される燃料ガスに対して、反応性を高める改質処理を施す。
図4は、主燃焼室128aにおける燃料ガスの燃焼を説明するための説明図であり、主燃焼室128a近傍の断面を示す。図4では、理解を容易とするため、活性ガス中に拡散した燃料ガスを粒子状に図示する。
第1燃料供給部124は、燃料供給制御部134の制御に応じ、上記のように、掃気ポート120からシリンダ110内に燃料ガスを吸入させる。第1燃料供給部124から供給された燃料ガスは、圧縮行程において、活性ガスと混合されながら活性ガスと共に圧縮され、図4(a)に示すように、主燃焼室128a内に拡散した状態となっている。すなわち、第1燃料供給部124からシリンダ110内に流入した燃料ガスは、主燃焼室128aに供給されることとなる。
そして、第2燃料供給部126は、燃料供給制御部134の制御に応じ、改質処理が施された燃料ガスを副燃焼室128b内に噴射する。
このように、燃料供給制御部134は、第1燃料供給部124から主燃焼室128a(シリンダ110)へ燃料ガスを供給させた後、第2燃料供給部126から副燃焼室128bに改質処理が施された燃料ガスを供給させる。
副燃焼室128b内に噴射された燃料ガスは、主燃焼室128aにおいて拡散している第1燃料供給部124から供給された燃料ガスよりも反応性が高く、主燃焼室128aよりも容積が小さい副燃焼室128bで拡散しており濃度が濃い。そして、不図示の点火プラグなどによって、図4(b)に示すように、主燃焼室128aより早く副燃焼室128b内で燃料ガスが着火する。
その後、図4(c)に示すように、副燃焼室128bで燃焼した燃料ガスや排気ガスが、火炎とともに主燃焼室128aに噴出する。そして、主燃焼室128a内に拡散している燃焼ガスにも燃焼が拡がる。
このように、着火性の異なる2種類の燃料を用いる燃焼方式は、RCCI(Reactivity Controlled Compression Ignition)と呼称されており、2種類の燃料を用いることで、燃料燃焼を適切に制御し、排気ガス中に含まれるNOxを低減することが可能となる。
本実施形態では、同種の燃料ガスに対し、一方は改質処理を施し、他方は改質処理を施さないことで、着火性の異なる2種類の燃料ガスとして用いている。そのため、予め別種の燃料ガスを用意する場合に比べ、燃料ガスの調達、貯留などの処理にかかる費用が少ない。また、2種類の燃料ガスそれぞれに個別の燃料タンクを設ける必要がないことから、燃料タンクの数を削減することが可能となる。
図5は、変形例における燃料ガスの燃焼を説明するための説明図であり、主燃焼室128a近傍の断面を示す。図5では、図4と同様、理解を容易とするため、活性ガス中に拡散した燃料ガスを粒子状に図示する。
変形例においては、上述した実施形態と異なり、副燃焼室128bを備えず、燃焼室は主燃焼室128aのみで構成されている。第2燃料供給部226は、主燃焼室128aに開口しており、直接、主燃焼室128aに向かって、改質処理が施された燃料ガスを供給する。
図5(a)に示すように、主燃焼室128a内に、第1燃料供給部124から供給された燃料ガスが拡散した状態で、図5(b)に破線で示すように、第2燃料供給部226は、改質処理が施された燃料ガスを主燃焼室128a内に噴射する。
その後、さらにピストン112が上死点に向かっていく過程で、図5(c)に示すように、改質処理が施された燃料ガスが改質前の燃料ガスと混合し、最も着火し易い状態となったものから着火し、主燃焼室128a内に拡散している燃料ガスに燃焼が拡がっていく。
このように、変形例においては、改質処理が施された燃料ガスは、主燃焼室128a内に噴出した後、着火することから、主燃焼室128a内における改質処理が施された燃料ガスの拡散や着火位置などを、ある程度調整可能となる。
上述した実施形態および変形例では、燃焼室で燃焼する燃料として、気体の燃料である燃料ガスが用いられる場合について説明したが、液体燃料を用いてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、改質部144は、第2燃料供給部126、226に供給される燃料ガスを、非平衡プラズマ状態とする場合について説明した。しかし、改質部144は、第2燃料供給部126、226に供給される燃料ガスに反応性を高める処理を施せばよく、非平衡プラズマ状態とする処理に限らず、例えば、燃料ガスを触媒に接触させて活性化する処理を施してもよい。ただし、燃料ガスをプラズマ状態とすることで、燃料ガスに高いエネルギーを付与することができ、燃料ガスの燃焼を一層促進することが可能となる。また、改質部144が、燃料ガスをプラズマ状態とする場合、プラズマの種別は問わない。ただし、非平衡プラズマは、プラズマの中でも比較的小さいエネルギーで生成できることから、燃料ガスを非平衡プラズマとする構成を採用すれば、改質部144による改質処理のコストを抑えることが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、同一の燃料貯留部138から第1燃料供給部124および第2燃料供給部126、226に燃料ガスが供給される場合について説明したが、第1燃料供給部124および第2燃料供給部126、226それぞれに1つずつ、燃料貯留部138を設けてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、第2供給ライン142は、第1供給ライン140から分岐し、第1供給ライン140から改質部144を介して第2燃料供給部126、226まで燃料ガスを導く場合について説明したが、第2供給ライン142は、直接、燃料貯留部138から改質部144を介して第2燃料供給部126、226まで燃料ガスを導いてもよい。ただし、第2供給ライン142が第1供給ライン140から分岐する構成とすることで、第1供給ライン140および第2供給ライン142の双方に要する配管の全長を短くすることが可能となる。
また、上述した実施形態および変形例では、第1燃料供給部124は、燃料ガスと活性ガスを混合した予混合気を、噴射口124dから噴出する場合について説明したが、予混合気ではなく燃料ガスを噴射口124dから噴射する構成であってもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、第1燃料供給部124は、掃気ポート120よりもシリンダ110の外周側に配置され、掃気ポート120から燃料ガス(予混合気)をシリンダ110内に吸入させる場合について説明した。しかし、第1燃料供給部124は、シリンダ110内に燃料ガスを供給すれば、いずれに配置されてもよい。例えば、4サイクルエンジンの場合、第1燃料供給部124を、吸気ポートに接続された吸気流路内に配置してもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、第2燃料供給部126は、シリンダヘッド110aに設けられる場合について説明したが、第2燃料供給部126は、燃焼室に改質された燃料ガスを噴射できれば、任意の位置に配置してよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、燃料の爆発圧力によってピストンが往復動するユニフロー掃気式2サイクルエンジンに利用することができる。
100 ユニフロー掃気式2サイクルエンジン(レシプロエンジン)
110 シリンダ
112 ピストン
124 第1燃料供給部
126、226 第2燃料供給部
128a 主燃焼室(燃焼室)
128b 副燃焼室(燃焼室)
134 燃料供給制御部
138 燃料貯留部
140 第1供給ライン
142 第2供給ライン
144 改質部

Claims (3)

  1. シリンダ内に形成される燃焼室で生じる爆発圧力により、該シリンダ内でピストンが往復動するユニフロー掃気式2サイクルエンジンであって、
    前記シリンダに設けられた掃気ポートと、
    前記掃気ポートよりも前記シリンダの外周側に配される第1燃料供給部と、
    前記シリンダ内に形成され前記主燃焼室に連通する副燃焼室に設けられる第2燃料供給部と、
    前記第2燃料供給部に供給される燃料に対して、反応性を高める改質処理を施す改質部と、
    燃料を貯留する燃料貯留部と、
    前記燃料貯留部から前記第1燃料供給部まで燃料を導く第1供給ラインと、
    前記燃料貯留部もしくは前記第1供給ラインから前記改質部を介して前記第2燃料供給部まで燃料を導く第2供給ラインと、
    を備えることを特徴とするユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  2. 前記第1燃料供給部から前記燃焼室へ燃料を供給させた後、前記第2燃料供給部から前記副燃焼室に前記改質処理が施された燃料を供給させる燃料供給制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
  3. 前記改質部は、前記第2燃料供給部に供給される燃料を、プラズマとすることを特徴とする請求項1または2に記載のユニフロー掃気式2サイクルエンジン。
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