JP2013234596A - 2サイクル副室式ガスエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】副燃焼室内が十分に掃気されるように構成された2サイクル副室式ガスエンジンを提供すること。
【解決手段】2サイクル副室式ガスエンジン1において、シリンダ2及びシリンダヘッド3と、シリンダ2内に収容されるとともに、シリンダ2の周壁2a及びシリンダヘッド3との間で主燃焼室c1を画成するピストン4と、ピストン4が下死点近傍に位置する時に主燃焼室c2内に空気および燃料ガスを供給するシリンダ2の周壁2aに開口した掃気ポート6と、シリンダヘッド3に開口した排気ポート8を開閉する排気弁7と、主燃焼室c1と噴孔10aを介して連通する副燃焼室c2が内部に画成されるとともに、該副燃焼室c2内にトーチを生成するトーチ生成手段18を備える副室口金10と、副燃焼室c2と連通する給気通路12、及び該給気通路12を開閉する第1開閉弁14を有し、該第1開閉弁14を開放することで副燃焼室c2内に気体を供給する送気手段13と、を備えたことを特徴とする2サイクル副室式ガスエンジン。
【選択図】図1

Description

本発明は、2サイクル副室式ガスエンジンに関する。
従来、2サイクルガスエンジンにおいて、ガス噴射弁から主燃焼室に向かって高圧の燃料ガスを噴射する高圧ガスインジェクション方式のガスエンジンが公知である(例えば特許文献1を参照)。高圧ガスインジェクション方式のガスエンジンでは、主燃焼室内に噴射される燃料ガスの吐出圧力は250〜300barであり、燃料ガスを圧縮するために大きな動力が必要となるとの問題がある。
また、高圧ガスインジェクション方式では、その燃焼形態が拡散燃焼となるため、均一燃焼が難しく、黒煙や粒状物質(PM)が発生するなどの課題がある。また、燃焼室内が空気過剰になり易いため、NOx(窒素酸化物)が発生するなどの課題がある。
特開平6−74137号公報
上述した拡散燃焼の場合の問題を解決するためには、空気と燃料ガスとが予め混合された混合気を燃焼室内で燃焼させる予混合燃焼方式を採用することが考えられる。この予混合燃焼方式における着火の形態としては、例えば、1)高温雰囲気下の燃焼室内に圧縮着火性の良い軽油などの燃料油を噴射し、噴射した燃料油を自己着火させることで混合気に着火するパイロット燃料噴射方式、2)燃焼室内に設けられたスパークプラグまたはグロープラグで混合気に着火するスパークプラグ・グロープラグ着火方式、3)副燃焼室内でトーチを生成し、噴孔を介して該トーチを主燃焼室内に噴出せしめることで主燃焼室内の混合気に着火する副室トーチ方式(副室式)等の方式が考えられる。
上述した1)〜3)に示した着火方式の内、1)パイロット燃料噴射方式は、パイロット燃料として燃料油を使用するため、燃料油の燃焼に起因して相応のNOxが排出されるとの問題がある。また2)スパークプラグ・グロープラグ着火方式は、2サイクルエンジンではその耐久性が大きな懸案である。また特にボア径の大きい舶用エンジン等においては、スパークプラグやグロープラグによって広い燃焼室内にある混合気の全体に安定的に着火させることが難しいとの問題がある。
上述した1)〜3)に示した着火方式の内、3)副室トーチ方式は、比較的安定した着火が得られ、耐久性の懸念も少ない方式である。しかしながら、副室トーチ方式を2サイクル式ガスエンジンに適用する場合には、副燃焼室内における掃気が課題となり得る。すなわち、4サイクル副室式ガスエンジンでは、1燃焼サイクルにおいてピストンが2往復するため、この間の排気行程および吸気行程において副燃焼室内が十分に掃気される。ところが、2サイクル副室式ガスエンジンでは、1燃焼サイクルにおいてピストンが1往復しかしないため、副燃焼室内が十分に掃気され難いとの問題がある。
本発明は上述したような従来技術の課題に鑑みなされた発明であって、副燃焼室内の排気ガスが十分に掃気されるように構成された2サイクル副室式ガスエンジンを提供することを目的としている。
本発明は上述したような目的を達成するためになされた発明であって、
2サイクル副室式ガスエンジンにおいて、
シリンダ及びシリンダヘッドと、
前記シリンダ内に収容されるとともに、前記シリンダの周壁及び前記シリンダヘッドとの間で主燃焼室を画成するピストンと、
前記ピストンが下死点近傍に位置する時に前記主燃焼室内に空気および燃料ガスを供給する前記シリンダの周壁に開口した掃気ポートと、
前記シリンダヘッドに開口した排気ポートを開閉する排気弁と、
前記主燃焼室と噴孔を介して連通する副燃焼室が内部に画成されるとともに、該副燃焼室内にトーチを生成するトーチ生成手段を備える副室口金と、
前記副燃焼室と連通する給気通路、及び該給気通路を開閉する第1開閉弁を有し、該第1開閉弁を開放することで前記副燃焼室内に気体を供給する送気手段と、
を備えたことを特徴とする。
このように構成される本発明の2サイクル副室式ガスエンジンは、副燃焼室と連通する給気通路、及び該給気通路を開閉する第1開閉弁を有し、該第1開閉弁を開放することで副燃焼室内に気体を供給する送気手段を備えている。よって、ピストン上昇中の所定のタイミングで第1開閉弁を開放して副燃焼室内に気体を供給することで、副燃焼室内の排ガスを掃気することができる。
また上記発明において、
前記2サイクル副室式ガスエンジンが、
前記副燃焼室と連通する排気通路、及び該排気通路を開閉する第2開閉弁を有し、該第2開閉弁を開放することで、前記副燃焼室内の気体を排気する排気手段を備えていることが望ましい。
このように本発明の2サイクル副室式ガスエンジンが、副燃焼室と連通する排気通路、及び該排気通路を開閉する第2開閉弁を有し、該第2開閉弁を開放することで、副燃焼室内の気体を排気する排気手段を備えていれば、ピストン上昇中の所定のタイミングにおいて第2開閉弁を開放することで、副燃焼室内の排気ガスを排気通路から排気することができる。
また上記発明において、
前記第2開閉弁は、前記第1開閉弁よりも遅いタイミングで開弁するように構成されていることが望ましい。
このように第2開閉弁が、第1開閉弁よりも遅いタイミングで開弁するように構成することで、給気通路から副燃焼室に気体が供給されて副燃焼室内の圧力が高まった状態で第2開閉弁が開放されるため、副燃焼室内の排気ガスを排気通路から速やかに排気することができ、排気性が向上する。
また上記発明において、
前記排気通路が、エンジン排気通路と接続されていることが望ましい。
このように排気通路がエンジン排気通路と接続されていれば、排気通路から排気された排気ガスを、簡単にエンジン外部へ排出することができる。
なお、本発明における「エンジン排気通路」とは、上述した排気ポートおよび該排気ポートの下流に接続される排気マニホールドを含むものである。
本発明によれば、副燃焼室内の排気ガスが十分に掃気されるように構成された2サイクル副室式ガスエンジンを提供することができる。
本発明の第1の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンを示した概略断面図である。 本発明の第1の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンを示した概略断面図である。 本発明の第2の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンを示した概略断面図である。また図2は、本発明の第1の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンのタイミングチャートであり、図2(a)は筒内圧力、図2(b)は排気ポート開放割合、図2(c)は掃気ポート開放割合、図2(d)は、後述する送気手段における第1開閉弁の開閉状態、を夫々示したグラフである。なお、図2におけるクランク角度の0度とは、ピストン上死点位置を示している。
本発明の2サイクル副室式ガスエンジン1は、図1に示したように、円筒状のシリンダ2と、該シリンダ2の上端側に結合されたシリンダヘッド3と、シリンダ2の内部に進退自在に収容されたピストン4とを備えている。そして、シリンダ2の周壁2aと、シリンダヘッド3の頂壁3aと、ピストン4の頂面4aとの間にて主燃焼室c1が画成されている。なお、図中の符号5は、ピストンリングを示している。
また、シリンダ2の下方側の周壁2aには、掃気ポート6が開口している。この掃気ポート6は、下死点近傍に位置するピストン4の頂面4aよりも上方の位置に形成されており、図2(c)に示したように、ピストン4が下死点近傍に位置する時に、掃気ポートが開放されて主燃焼室c1と連通し、掃気ポート6から主燃焼室c1に空気が供給されるようになっている。なお、図1の二点鎖線は、下死点近傍に位置した状態のピストン4を示している。
また掃気ポート6には、13A、天然ガス、メタン、プロパン等の燃料ガスを加圧した状態で貯蔵する燃料ガスタンク24と接続された燃料ガス供給管20が接続している。また、燃料ガス供給管20にはレギュレータ22が設けられており、該レギュレータ22を開弁することで、燃料ガスが掃気ポート6を介して主燃焼室c1に供給されるようになっている。そして掃気ポート6から主燃焼室1に供給された燃料ガスは、ピストン4の上昇過程において主燃焼室c1内の空気と混合されて、主燃焼室c1内にて混合気を形成する。また、レギュレータ22は、ケーブルを介してエンジンコントロールユニット(ECU)30と接続されており、ECU30から送信される信号に基づいて、その開度が制御されるように構成されている。
また、シリンダヘッド3の頂壁3aには排気ポート8が開口するとともに、該排気ポート8を開閉する排気弁7が設けられている。また、排気ポート8の下流側には、不図示の排気マニホールドが接続している。排気弁7は、ケーブルを介してECU30と接続されており、ECU30から送信される信号に基づいて、その開閉が制御されるように構成されている。本実施形態では、図2(b)に示したように、ピストン4の上昇行程時において、ピストン4が上死点の手前約100°の位置に到達するまで開放されるように制御される。そして、掃気ポート6から主燃焼室c1に供給される空気によって、主燃焼室c1内に残留する前行程の排ガスが掃気されるようになっている。掃気された排気ガスは、上述した排気ポート8および排気マニホールド(以下、排気ポート8と排気マニホールドを合わせて「エンジン排気通路」と言う)を介して、エンジンの外部に排出される。
また、シリンダヘッド3の頂壁3aには副室口金10が内設されており、副室口金10の内部には、副燃焼室c2が画成されている。副燃焼室c2は、副室口金10の先端部に穿孔された噴孔10aを介して上述した主燃焼室c1と連通している。また、副室口金10には、副燃焼室c2内に燃料油を噴射する燃料油噴射装置18が設けられている。燃料油噴射装置18は、ケーブルを介してECU30と接続されており、ECU30から送信される信号に基づいて、所定のタイミングで副燃焼室c2内に燃料油を噴射するように構成されている。
燃料油噴射装置18からは軽油などの着火性の高い燃料油が噴射される。そして、高温雰囲気下にある副燃焼室c2内に燃料油を噴射することで、燃料油が自己着火して副燃焼室内にトーチが生成される。副燃焼室c2内で生成されたトーチは、噴孔10aを介して主燃焼室c1に噴出され、主燃焼室c1内の空気と燃料ガスとの混合気を燃焼せしめる。すなわち本実施形態では、燃料油噴射装置18が、本発明におけるトーチ生成手段を構成している。なお、図2(a)の符号aは、燃料油噴射装置18から燃料油が噴射されるタイミングを示している。
また図1に示したように、副燃焼室c2には給気通路12が連通している。給気通路12は、空気を圧縮して供給するコンプレッサー16に接続されるとともに、該給気通路12を開閉する第1開閉弁14が設けられている。そして、第1開閉弁14を開放することで、副燃焼室c2内に空気が供給されるようになっている。すなわち本実施形態では、給気通路12、第1開閉弁14、及びコンプレッサー16によって、本発明の送気手段13を構成している。
また、第1開閉弁14は、ケーブルを介してECU30と接続されており、該ECU30によってその開閉タイミングが制御されるように構成されている。本実施形態の第1開閉弁14は、図2(d)に示したように、排気弁7が閉弁されると同時に開弁され、燃料油噴射弁18から燃料油が噴射される直前に閉弁されるように制御される。
また、上述したECU30は、クランク軸17の回転角を検出するクランク角センサ15とケーブルを介して接続されている。そして、クランク角センサ15からクランク軸17の回転角にかかる信号を受信することで、ピストン4の位相を検知するようになっている。ECU30は、クランク角センサ15によって検知したピストン4の位相に基づいて、上述した第1開閉弁14や排気弁7などの開閉タイミングを制御する。
このように構成される本実施形態の2サイクル副室式ガスエンジン1は、上述したように、副燃焼室c2と連通する給気通路12、及び給気通路12を開閉する第1開閉弁14を有し、第1開閉弁14を開放することで副燃焼室c2内に気体を供給する送気手段13を備えている。よって、ピストン上昇中の所定のタイミングで第1開閉弁14を開放し、副燃焼室c2内に空気を供給することで、副燃焼室c2内の排ガスが掃気される。このような本実施形態によれば、副燃焼室内c2で生成されたトーチを主燃焼室c1内に噴出せしめることで、主燃焼室c1内の混合気を燃焼させる副室式の2サイクルガスエンジンにおいて、安定した着火性を得ることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、図3及び図4を基に説明する。図3は、本発明の第2の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンを示した概略断面図、図4は、本発明の第2の実施形態における2サイクル副室式ガスエンジンのタイミングチャートである。なお、本実施形態は、上述した実施形態と基本的には同様の構成をなしており、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の2サイクル副室式ガスエンジン1は、上述した実施形態と比べて、その副燃焼室c2に排気通路26が連通している。この排気通路26は、上述したエンジン排気通路に接続されている。そして、排気通路26には、該排気通路26を開閉する第2開閉弁28が設けられており、該第2開閉弁28を開弁することで、副燃焼室c2内の排気ガスが、排気通路26および上述したエンジン排気通路を介して、外部に排気されるようになっている。すなわち本実施形態では、排気通路26および第2開閉弁28からなる排気手段27を備えている点が上述した実施形態とは異なっている。
また、第2開閉弁28は、上述した第1開閉弁と同様に、ケーブルを介してECU30と接続されており、ECU30から送信される信号に基づいて、その開閉タイミングが制御されるように構成されている。そして、本実施形態の第2開閉弁28は、図4(d)に示したように、上述した第1開閉弁14よりも遅いタイミングで開弁され、第1開閉弁14と同時に閉弁されるように制御される。
このように、2サイクル副室式ガスエンジン1が、副燃焼室c2と連通する排気通路26、及び排気通路26を開閉する第2開閉弁28を有し、該第2開閉弁28を開放することで、副燃焼室c2内の気体を排気する排気手段27を備えていれば、ピストン4が上昇中の所定のタイミングで第2開閉弁28を開放することで、副燃焼室c2内の排気ガスを排気通路26から排気することができる。
またこの際、第2開閉弁28が、第1開閉弁14よりも遅いタイミングで開弁するように構成することで、給気通路12から副燃焼室c2に気体が供給されて副燃焼室c2内の圧力が高まった状態で第2開閉弁28が開弁されるため、副燃焼室c2内の排気ガスを排気通路26から速やかに排気することができる。なお、第2開閉弁28を開弁するタイミングとしては、ピストン4の上昇過程において、掃気ポート6が閉止(掃気ポート6の開放割合が0となり、掃気ポート6と主燃焼室c1との連通が解除された状態)された後とすることが望ましい。
このような第2の実施形態によれば、上述した送気手段13および排気手段27を備えることで、副燃焼室c2内の排気ガスが十分に掃気されるように構成された2サイクル副室式ガスエンジン1を提供することができる。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、副燃焼室c2内にトーチを生成するトーチ生成手段として、副燃焼室c2内に圧縮着火性の高い燃料油を噴射する燃料油噴射弁18の場合を例として説明したが、本発明のトーチ生成手段はこれに限定されない。例えば、図示しないが、副燃焼室c2内に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と点火プラグとからトーチ生成手段を構成し、副燃焼室c2内に供給された燃料ガスに点火プラグで着火することで副燃焼室c2内にトーチを生成するように構成してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、一シリンダに一つの副室口金10を備えた2サイクル副室式ガスエンジン1を例にして説明したが、本発明はこれに限定されず、一シリンダに複数の副室口金10を備えていても良いのはもちろんである。
本発明の2サイクル副室式ガスエンジンは、建設機械用、大型車両用、発電用等、特に船舶用エンジンとして好適に用いることができる。
1 2サイクル副室式ガスエンジン
2 シリンダ
3 シリンダヘッド
4 ピストン
6 掃気ポート
7 排気弁
8 排気ポート
10 副室口金
10a 噴孔
12 給気通路
13 送気手段
14 第1開閉弁、
15 クランク角センサ
16 コンプレッサー
17 クランク軸
18 燃料油噴射弁
20 燃料ガス供給管
22 レギュレータ
24 燃料ガスタンク
26 排気通路
27 排気手段
28 第2開閉弁
30 ECU

Claims (4)

  1. 2サイクル副室式ガスエンジンにおいて、
    シリンダ及びシリンダヘッドと、
    前記シリンダ内に収容されるとともに、前記シリンダの周壁及び前記シリンダヘッドとの間で主燃焼室を画成するピストンと、
    前記ピストンが下死点近傍に位置する時に前記主燃焼室内に空気および燃料ガスを供給する前記シリンダの周壁に開口した掃気ポートと、
    前記シリンダヘッドに開口した排気ポートを開閉する排気弁と、
    前記主燃焼室と噴孔を介して連通する副燃焼室が内部に画成されるとともに、該副燃焼室内にトーチを生成するトーチ生成手段を備える副室口金と、
    前記副燃焼室と連通する給気通路、及び該給気通路を開閉する第1開閉弁を有し、該第1開閉弁を開放することで前記副燃焼室内に気体を供給する送気手段と、
    を備えたことを特徴とする2サイクル副室式ガスエンジン。
  2. 前記2サイクル副室式ガスエンジンが、
    前記副燃焼室と連通する排気通路、及び該排気通路を開閉する第2開閉弁を有し、該第2開閉弁を開放することで、前記副燃焼室内の気体を排気する排気手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の2サイクル副室式ガスエンジン。
  3. 前記第2開閉弁は、前記第1開閉弁よりも遅いタイミングで開弁するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の2サイクル副室式ガスエンジン。
  4. 前記排気通路が、エンジン排気通路と接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の2サイクル副室式ガスエンジン。
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