JP6491961B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、ハウジングの端子収容室に収容された端子を端子収容室の所定位置に保持するために、樹脂製のランスを端子に係合させるコネクタが知られている。端子収容室に挿入された端子は、端子収容室に向かって撓み変形可能に突設するランスを乗り越え、端子先端部が端子収容室の前壁に当接することで挿入方向の移動が規制され、端子外面の段部の後端にランスが係合することで後方への移動が規制される。ランスの外側には、ランスを包囲する筒状の壁が設けられ、壁とランスの間には、端子挿入時のランスの外側への弾性変形を許容する空間が形成されている(特許文献1参照。)。
特開2000−91013号公報
ところで、この種のコネクタでは、端子の保持力を高めるためにランスのサイズを大きく設定した場合、ランスの外側への弾性変形を許容する空間も大きく設定する必要がある。そのため、この空間に対応するコネクタの外形寸法が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、コネクタを大型化することなく、端子の保持力を高めることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のコネクタは、端子を収容する端子収容室が形成されたハウジングと、端子の外周面の段部に係止される爪部とこの爪部を支持するアーム部とを有するロック部材と、端子収容室の前壁に形成され、ロック部材が端子収容室の内壁に沿って移動可能に挿入される円弧状の開口部とを備え、端子収容室の内壁は、ロック部材のアーム部の背面側の変形を規制する壁と、アーム部の背面側の変形を許容する凹所とが、周方向に位置をずらして設けられてなることを特徴とする。
これによれば、開口部の凹所に対応する位置にロック部材を挿入することにより、ロック部材は、アーム部の背面側への弾性変形が許容され、爪部が端子の段部を乗り越えて係止される。その後、ロック部材(爪部)を段部に係止させたまま、開口部に沿って壁に対応する位置まで移動させると、ロック部材は、アーム部の弾性変形が壁によって規制され、壁と端子との間に保持される。すなわち、ロック部材は、アーム部が壁と対応する位置にある限り、端子と係止された状態(ロック状態)が解除されることがない。したがって、本発明によれば、ロック部材の大きさに関わらず、爪部が破壊されるまでの強い保持力で端子を保持することができるから、ロック部材を小さく形成することでコネクタの大型化を防ぎ、かつ、端子の保持力を高めることができる。
この場合において、端子収容室の内壁には、壁と凹所が周方向に交互に配置され、ロック部材は、複数のアーム部を有して形成され、各アーム部がそれぞれ凹所と対応する位置に配置されていることが好ましい。
これによれば、端子を周方向に取り巻くように複数のアーム部を端子収容室の内壁に沿って配置することができるから、小さなスペースで端子の保持力を高めることができる。特に、端子には電線を介して軸方向と異なる方向に引っ張り力が作用することがあるが、端子の周方向に複数のアーム部を設けることで、端子の傾きを抑制し、電線の外力による端子の振れ等を抑制することができる。
また、端子収容室の内壁は、ロック部材が開口部の一端側の初期位置に挿入されたときに開口部の他端側に形成される第1の開口と対応する位置に壁が形成され、ロック部材が開口部の他端側の設定位置に移動したときに開口部の一端側に形成される第2の開口と対応する位置に凹所が形成され、開口部には、ロック部材の移動を規制する柱状部材が挿入され、該柱状部材は、第2の開口にのみ挿入可能に形成されてなることが好ましい。
これによれば、開口部に挿入されたロック部材を柱状部材で設定位置に保持することができるから、ロック部材による端子の保持を確実なものとすることができる。また、柱状部材は、ロック部材が初期位置にあるときに開口部に挿入しようとしても、挿入できず、柱状部材が挿入されたときは、常にロック部材が設定位置に配置され、アーム部が壁に規制されている。したがって、柱状部材の挿入により、ロック部材が設定位置(正規位置)にあることを検知することができ、ロック部材による端子の係止状態を保障することができる。
また、柱状部材は、端子の段部と弾性的に係止可能に形成されていることが好ましい。これによれば、柱状部材にロック部材のアーム部のような機能をもたせることができるから、端子の保持力をより高めることができる。
本発明によれば、コネクタを大型化することなく、端子の保持力を高めることができる。
本発明が適用されるコネクタの部分断面図である。 本実施形態が適用されるコネクタの外観斜視図である。 雌端子の分解斜視図である。 本実施形態が適用されるコネクタの正面図である。 ロック部材の外観斜視図である。 開口部に柱状部材を挿入する組立工程を説明する図である。 開口部に挿入されたロック部材が初期位置から正規位置に移動する前後の状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図1ないし図7を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるコネクタ1は、雌型コネクタであり、図示しない相手側の雄型コネクタと嵌合して自動車等に配索されるワイヤハーネスを構成する。なお、本実施形態では、本発明を雌型コネクタに適用する例を説明するが、雄型コネクタに適用することもできる。以下の説明では、コネクタ1の軸方向を前後方向として矢印X(相手側のコネクタに接続される方を前方)で示し、コネクタ1の幅方向を矢印Yで示し、高さ方向を矢印Zで示す。
本実施形態のコネクタ1は、雌端子3と、コネクタハウジング5と、導電性のシールドシェル7と、ロック部材9とを備える。
雌端子3は、導電性の金属板材をプレス加工して形成される。雌端子3は、図3に示すように、端子本体11と、ばねコンタクト13から構成される。ばねコンタクトは、多数の弓なり状の板ばね片15を前後の連結部17a,17bによって連結して円筒状に丸めて形成される。
端子本体11は、ばねコンタクト13を収容する円筒状の電気接続部19と、電線端末が接続される電線接続部21とを一体的に備える。
電線接続部21は、電気接続部19から軸方向に延びる断面円弧状の底板からU字状に突設する一対の加締め片23を有して形成され、一対の加締め片23をそれぞれ円弧状に丸めて電線端末から露出された芯線を加締めることで、電線と電気的に接続される。
電気接続部19は、前方の開口端25からばねコンタクトの外径よりも大きい内径の内周面が形成され、その奥側には、内周面を縮径させた図示しない段部が形成される。電気接続部19に挿入されたばねコンタクト13は、一方の連結部17bが段部に係止され、電気接続部19に全体が収容される。電気接続部19に収容されたばねコンタクト13は、丸めた両端部同士が離れる方向に弾性力が作用することで、連結部17a,17bの外周面がそれぞれ電気接続部19の内周面と当接するようになっている。雌端子3は、電気接続部19に収容されたばねコンタクト13の内側に相手側の雄端子が挿入されることで、雄端子と電気的に接続される。
電気接続部19の外周面の前方には、段部である環状の係止突起27が形成される。係止突起27は、電気接続部19の外周面から略垂直に立ち上がる後端面29と、電気接続部19の外周面に向かって傾斜する前端面31とを有して形成される。係止突起27には、図3に点線で示すように、ロック部材9が係止されるようになっている。
コネクタハウジング5は、合成樹脂製であり、図1及び図2に示すように、角筒状のアウタハウジング33と、アウタハウジング33内に収容されるインナハウジング35とが一体形成されている。
アウタハウジング33の高さ方向の上部には、相手方のコネクタハウジング(図示せず)と弾性的に係合するロックアーム37が片持ち状に支持されている。ロックアーム37は、アウタハウジング33の軸方向に延在して図示しない係止爪が下方に突出して設けられる。
インナハウジング35の外周面には、環状のシールドシェル7が装着される。インナハウジング35の内側には、雌端子3が収容される複数(図示例では2つ)の端子収容室39が形成される。
インナハウジング35の後方には、端子収容室39の開口部(図示せず)が形成され、端子収容室39に収容された雌端子3に接続される電線41が開口部より引き出される。電線41は、アウタハウジング33の後端部に装着されたリアホルダ43の貫通穴を介して外部に引き出される。
インナハウジング35とアウタハウジング33との間には、角筒状の筒壁45が軸方向に延びて形成され、筒壁45の外周面には、環状のシール部材47が装着されている。筒壁45とアウタハウジング33との間には、相手方のコネクタハウジングが挿入され、このコネクタハウジングと筒壁45との隙間がシール部材47でシールされるようになっている。
次に、本実施形態の特徴部である雌端子3の保持構造について説明する。
端子収容室39の前端部には、図1に示すように、後方から挿入された雌端子3が前方から抜け出さないように、前壁49が形成される。前壁49には、ばねコンタクト13の外径寸法よりも小さな内径の貫通穴51が形成され、貫通穴51には、相手方の雄端子が挿入されるようになっている。前壁49の前端面は、アウタハウジング33の前端面と略同じ位置に設定されている。
前壁49には、図2に示すように、各貫通穴51の周縁にそれぞれ端子収容室39と連通する円弧状の開口部53が形成される。各開口部53は、それぞれ隣り合う貫通穴51の内側(隣り合う端子収容室39の仕切壁)に位置し、対応する貫通穴51と同軸状に形成されている。
開口部53は、図1に示すように、端子収容室39の内壁55の一部を径方向に段付状に切欠いて形成される空間部57を臨む位置に配置される。開口部53は、前方から軸方向にみたときに、その内周面59が端子収容室39の内壁55と一致するか、或いは、端子収容室39の内壁55よりも内側に位置し、外周面61が端子収容室39の空間部57の内壁63と一致している。
開口部53の外周面61には、図4に示すように、径方向に放射状に延ばした複数(図示では4つ)の凹所65が周方向に等間隔で形成される。すなわち、開口部53は、外周面61と凹所65とが、周方向に位置をずらして交互に配置される。各開口部53には、周方向の両端部のうち一方(図示では、反時計方向の一端部)に凹所65が形成され、他方に外周面61が形成される。
一方、開口部53の奥の空間部57には、開口部53の外周面61と凹所65をそれぞれ軸方向に延ばした形状の内壁が形成され、具体的には、開口部53の外周面61を軸方向に延ばした円弧状の内壁63と、開口部53の凹所65を軸方向に延ばした凹所67とが形成される。すなわち、内壁63と凹所67は、開口部53と同様、周方向に位置をずらして交互に配置される。
このように構成される開口部53及び空間部57には、ロック部材9が挿入される。ロック部材9は、合成樹脂製であり、図5に示すように、仮想の中心軸回りに円弧状に延在する基部71と、基部71の一面からそれぞれ平行に延出する複数本(図示では4本)のアーム部73とを備える。各アーム部73は、それぞれ基部71の中心軸方向の前面に、雌端子3の係止突起27に対応する断面台形状の凹部75と、凹部75に隣接して内側に突出する爪部77とを有している。
各アーム部73は、ロック部材9を基部71側から軸方向にみたとき、基部71の投影領域の内側に位置され、それぞれ中心軸の径方向に弾性変形可能になっている。ロック部材9は、開口部53に挿入されたとき、図3の点線で示すように、爪部77が雌端子3の係止突起27に係止されるようになっている。
図2では、左側のロック部材9が対応する開口部53の初期位置に挿入され、右側のロック部材9が対応する開口部53の初期位置に挿入される直前の様子を表している。ロック部材9は、開口部53の初期位置に挿入されたとき、各アーム部73の背面がそれぞれ空間部57の凹所67と対向する位置に配置される。ロック部材9が挿入された開口部53には、時計方向の一端に、外周面61に対応する隙間(開口79)が形成される。ロック部材9は、開口部53に挿入された状態で、端子収容室39の空間部57の内壁に沿って時計方向に移動し、正規位置(設定位置)まで移動したときに、各アーム部73の背面が空間部57の内壁63に位置するようになっている。各アーム部73は、背面側に凹所67が位置するときに、径方向の外側への弾性変形が許容され、背面側に内壁63が位置するときに、径方向の外側への弾性変形が規制されるようになっている。
ここで、ロック部材9が雌端子3を保持する動作について、コネクタ1の組立方法とともに説明する。なお、以下の説明では、雌端子3を端子収容室39に挿入した後、ロック部材9を組み付ける例を説明するが、ロック部材9を組み付けた後、雌端子3を端子収容室39に挿入することもできる。
まず、電線41が接続された雌端子3をコネクタハウジング5の端子収容室39に後方から挿入する。続いて、前方から開口部53にロック部材9を挿入する。ロック部材9は、図2に示すように、各アーム部73の背面がそれぞれ空間部57の凹所67と対向する初期位置に挿入される。雌端子3は、ロック部材9が挿入される際、開口端25が前壁49に当接しているように、例えば、電線41を前方に押し付けておく。
開口端53に挿入されたロック部材9は、各アーム部73に支持された爪部77がそれぞれ雌端子3の外周面に沿って移動する。このとき、各アーム部73の背面側には、それぞれ空間部57の凹所67が位置されるため、各アーム部73は、背面側への弾性変形が許容され、爪部77が雌端子3の係止突起27を乗り越えた後、弾性復帰して係止突起27の後端面29に係止(仮係止)される。本実施形態では、ロック部材9の基部71を押し込むことにより、各アーム部73の爪部77がそれぞれ係止突起27に係止される。
続いて、爪部77を係止突起27に係止させたまま、ロック部材9を専用治具等で開口部53に沿って時計方向に移動(回転)させる。すなわち、ロック部材9を各アーム部73がそれぞれ空間部57の内壁63と対向する正規位置まで移動させる。これにより、ロック部材9は、空間部57の内壁63と雌端子3の外周面との間に配置され、各アーム部73の弾性変形が内壁63に規制された状態となる。すなわち、ロック部材9は、爪部77が係止突起27に本係止される。したがって、ロック部材9は、開口部53の正規位置に位置する限り、爪部77と係止突起27との係止状態が解除されることがない。
本実施形態では、ロック部材9を開口部53の正規位置に移動させることで、各アーム部73の弾性変形を規制することができ、ロック部材9による雌端子3の保持を確実なものとすることができる。したがって、ロック部材9は、爪部77が破壊されるまでの強い保持力で雌端子3を保持することができるから、ロック部材9を小さく形成することが可能となり、結果として、コネクタ1を大型化することなく、雌端子3の保持力を高めることが可能になる。特に、本実施形態では、隣り合う端子収容室39の間の比較的肉厚が大きな壁の一部を切欠いて空間部57を形成しているから、コネクタ1の外形寸法に影響することなく、ロック部材9の設計自由度を高めることができる。
また、本実施形態では、ロック部材9に複数のアーム部73が形成され、各アーム部73が雌端子3の外周面に沿って配置されているから、電線41に作用する引っ張り力等に起因する雌端子3の軸方向に対する傾きや振れ等を効果的に抑制することができる。
ところで、ロック部材9を開口部53の正規位置に移動させると、開口部53の端部には、図6に示すように、凹所65に対応する隙間(開口81)が形成される。この開口81は、開口部53に挿入されたロック部材9のガタ付きを招き、ロック部材9の保持力低下の要因となる。例えば、ロック部材9に振動が継続的に作用した場合、ロック部材9が開口81側に移動するおそれがある。
この点、本実施形態では、図6に示すように、開口部53の開口79に、ロック部材9の移動を規制する所定の大きさの柱状部材83を挿入することで、このような問題を解決している。柱状部材83は、挿入方向を長手とする板状のアーム部85と、アーム部85の一端側の前面から突出する爪部87と、アーム部85の他端側の背面から突出する突起部89とを有している。柱状部材83は、開口81に挿入されたとき、爪部87が雌端子3の係止突起27と弾性的に係止されるとともに、突起部89が凹所65と係合するようになっている。
このような構成によれば、開口部53に挿入されたロック部材9の移動を柱状部材83によって防ぐことができるから、ロック部材9による雌端子3の保持を一層確実なものとすることができる。また、柱状部材83に爪部87を設けたことにより、柱状部材83に雌端子3を保持する機能をもたせることができる。
ここで、柱状部材83に突起部89を設けたことの技術的意義について説明する。図7は、開口部53に挿入されたロック部材9が初期位置から正規位置に移動する前後を示す図であり、空間部57の内壁を重ねて表している。
本実施形態の開口部53の外周面61(空間部57の内壁63)は、ロック部材9が初期位置に挿入されたときに開口部53に形成される開口79(第1の開口)と対応する位置に外周面61(空間部57の内壁63)が形成され、ロック部材9が開口部53の正規位置に移動したときに開口部53に形成される開口81(第2の開口)と対応する位置に凹所65(空間部57の凹所67)が形成される。すなわち、ロック部材9が正規位置にあるときの開口81は、初期位置にあるときの開口79よりも軸方向と直交する断面積が大きくなっている。そのため、柱状部材83は、凹所65に係合する突起部89を設けたことにより、開口81にのみ挿入可能となる。
これにより、柱状部材83は、ロック部材9が初期位置にあるときに開口部53に挿入しようとしても、突起部89が開口部53の外周面61と当接するために挿入できず、柱状部材83が開口部53に挿入されたときは、常にロック部材9が正規位置に配置され、各アーム部73の弾性変形がそれぞれ空間部57の内壁63によって規制された状態となる。したがって、柱状部材83が挿入されたことにより、ロック部材9が正規位置にあることが検知され、ロック部材9による雌端子3の係止状態を保障することが可能になる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、本実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、開口部53に挿入されたロック部材9を専用治具により移動させる例を説明したが、これに代えて、例えば、柱状部材83を用いてロック部材9を移動させることも可能である。すなわち、ロック部材9は、図5の点線に沿って切り欠くことにより、軸方向と直交する断面積が挿入方向で次第に大きくなる傾斜面を形成し、柱状部材83には、図6の点線に沿って切り欠くことにより、挿入方向と直交する断面積が挿入方向で次第に小さくなる傾斜面を形成する。
このようにして、ロック部材9と柱状部材83に、互いに突き当たる傾斜面を形成することで、柱状部材83を開口部53に挿入するだけで、その挿入方向と交差する方向にロック部材9を移動させることが可能になり、その結果、組立時の作業効率を高めることができる。
また、本実施形態では、開口部53(空間部57)に複数の凹所65(凹所67)を形成する例を説明したが、開口部53(空間部57)は、少なくとも凹所65(凹所67)と外周面61(内壁63)をそれぞれ1つずつ有していれば、1本のアーム部73を有するロック部材9で雌端子3を確実に保持することができる。
1 コネクタ
3 雌端子
5 コネクタハウジング
9 ロック部材
27 係止突起(段部)
39 端子収容室
49 前壁
55,63 内壁
57 空間部
65,67 凹所
73 アーム部
77 爪部
79,81 開口
83 柱状部材

Claims (4)

  1. 端子を収容する端子収容室が形成されたハウジングと、前記端子の外周面の段部に係止される爪部と前記爪部を支持するアーム部とを有するロック部材と、前記端子収容室の前壁に形成され、前記ロック部材が前記端子収容室の内壁に沿って移動可能に挿入される円弧状の開口部とを備え、
    前記端子収容室の内壁は、前記ロック部材の前記アーム部の背面側の変形を規制する壁と、前記アーム部の背面側の変形を許容する凹所とが、周方向に位置をずらして設けられてなるコネクタ。
  2. 前記端子収容室の内壁には、前記壁と前記凹所が周方向に交互に配置され、
    前記ロック部材は、複数の前記アーム部を有して形成され、前記各アーム部がそれぞれ前記凹所と対応する位置に配置されてなる請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子収容室の内壁は、前記ロック部材が前記開口部の一端側の初期位置に挿入されたときに前記開口部の他端側に形成される第1の開口と対応する位置に前記壁が形成され、前記ロック部材が前記開口部の他端側の設定位置に移動したときに前記開口部の一端側に形成される第2の開口と対応する位置に前記凹所が形成され、
    前記開口部には、前記ロック部材の移動を規制する柱状部材が挿入され、該柱状部材は、前記第2の開口にのみ挿入可能に形成される請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記柱状部材は、前記端子の前記段部と弾性的に係止可能に形成される請求項3に記載のコネクタ。
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